[広告]

会話集/支援会話
シトリニカの支援会話†
クラン†
クランのページへ
クロエ†
クロエのページへ
ディアマンド†
ディアマンドのページへ
スタルーク†
スタルークのページへ
ラピス†
支援C†
- [シトリニカ]
- はぁっ! はっ! たぁっ!▼
ふぅ…▼
昨日よりはよくなっているかしら。
でもまだまだね…▼
- [ラピス]
- シトリニカ。
こんな時間に何してるの?▼
- [シトリニカ]
- きゃっ!?▼
…あらまあ、ラピス。
別に何もしていないわ。▼
強いて言えば、
舞踏会でのステップを思い出していただけよ。▼
- [ラピス]
- はあ…嘘が下手。隠してもお見通しよ。
密かに特訓してたのね。▼
- [シトリニカ]
- ええ、認めるわ…▼
- [ラピス]
- こんな遅くまでやったら、体を壊しちゃうわよ。
もうゆっくり休んだほうがいいわ。▼
- [シトリニカ]
- ラピスはそれでいいわ。
でもわたしはダメなの。▼
- [ラピス]
- え?▼
- [シトリニカ]
- あなたぐらい強かったら、
夜中に特訓なんかしなくてもいいけれど…▼
でも、わたしは違うわ。
もっと強くならなきゃいけないの。▼
- [ラピス]
- シトリニカ。
そんなことは…▼
- [シトリニカ]
- さあ、あなたは休んできてちょうだい。
わたしも、もう少し特訓したら休むから。▼
- [ラピス]
- …………▼
…わかったわ。でも無理しないでね。
おやすみ、シトリニカ。▼
- [シトリニカ]
- おやすみなさい、ラピス。▼
支援B†
- [ラピス]
- お父ちゃん、お母ちゃん。いつも小包ありがとう。
今日は何を送ってくれたんだろう…▼
なんてね。
何を送ってくれたのかは、もうわかってるの。▼
ジャジャーン。
わぁ、おいしそうなお芋…!▼
- [シトリニカ]
- ラピス、何をしているの?▼
- [ラピス]
- わーーっ!
あ、ああ、シトリニカ!?▼
ちょっと、もう…
夜中にその顔で突然、現れないでよ。▼
- [シトリニカ]
- ひどいこと言わないの。
どんな顔で現れたっていいでしょう。▼
こんなことだったら舞踏会の仮面でも
被ってくればよかったわ。▼
- [ラピス]
- ごめんなさい。冗談よ。▼
- [シトリニカ]
- まあ、おいしそうなお芋がたくさん。
ブロディアの田舎の特産品ね。どうしたの?▼
- [ラピス]
- その…えっと…▼
- [シトリニカ]
- 送り主はご両親ね。でもこの送り元って…
あなたのご両親、この村にお住まいだった?▼
もっと町のほうだと聞いていたけれど…▼
- [ラピス]
- …………▼
…シトリニカ。もう、本当のことを言うわ。
あたしの両親は町には住んでいないの。▼
- [シトリニカ]
- え?▼
- [ラピス]
- あたしの両親は、いえ…親戚もみんな、
この芋が特産品の田舎に住んでいるのよ。▼
- [シトリニカ]
- そうだったの?
でも、あなたは前に…▼
- [ラピス]
- ええ、あたしは嘘をついたの。ごめんなさい。
みんなには言わないで。▼
- [シトリニカ]
- わかったわ。
でも、どうしてそんな嘘を…▼
- [ラピス]
- …くだらない見栄よ。▼
ずっと気にしていたの。
スタルーク様は王族だし、シトリニカはその親戚。▼
高貴な二人と組むには…
村の出身のあたしは、あまりにも場違いだから…▼
- [シトリニカ]
- そんなことはないわ!
生まれなんて…▼
- [ラピス]
- 気にするのよ。シトリニカぐらい良い生まれなら、
いいんだろうけど…▼
でも、あたしは違うから…▼
- [シトリニカ]
- ラピス…▼
同じね、わたしたち。▼
- [ラピス]
- え?▼
- [シトリニカ]
- あなたは生まれを、
わたしは力不足を気にしている。▼
そしてそれを、自分ではない
もう片方が持っている…▼
- [ラピス]
- …!▼
- [シトリニカ]
- あなたの秘密、誰にも言わないわ。
今日も鍛錬をして、休むわね。▼
おやすみなさい、ラピス。▼
- [ラピス]
- おやすみ…シトリニカ。▼
支援A†
- [ラピス]
- シトリニカ、待ってたわ。▼
- [シトリニカ]
- ラピス、どうしたの?▼
- [ラピス]
- 今日はあたしも特訓に付き合わせてほしくて。
一人より二人のほうがいいでしょう。▼
- [シトリニカ]
- えっ?
でも、こんな時間に悪いわ…▼
- [ラピス]
- 悪いのはあたしの方よ。
この前はごめんなさい。▼
それに、大事な友だちが頑張ってるのに、
悠長に寝ているわけにはいかないわ。▼
- [シトリニカ]
- ラピス…あなたって子は…
本当に優しいんだから…▼
そうだ。
特訓の前に、これを受け取ってちょうだい。▼
- [ラピス]
- なあに? この紙。▼
- [シトリニカ]
- 町にある、わたしの家族の邸宅の住所よ。▼
今は家族は住んでいないけれど、
管理のために使用人だけ住まわせているの。▼
- [ラピス]
- どうしてこれを、あたしに?▼
- [シトリニカ]
- 田舎の出身ってこと、誰にも知られたくないのよね?
だったら小包の送り元も気にしないと。▼
今度からはこの住所を使って。▼
ご両親が小包をここに送れば、あとは使用人が
うまく住所を書きかえて、あなたに転送してくれるわ。▼
みんなでここに住んでもらってもいいし、
別荘にしても構わない。▼
好きなように、うまく使ってね。▼
- [ラピス]
- …………▼
シトリニカ…ありがとう。
あたしのこと、そんなに考えてくれてたのね…▼
- [シトリニカ]
- お礼なんていいの。
親友として、当然のことだわ。▼
- [ラピス]
- でも…あたし、これは受け取れない。▼
- [シトリニカ]
- えっ? どうして…▼
- [ラピス]
- あたしは家族が大好きで誇りに思ってる。
たとえ裕福じゃなくても。▼
このことはまだ…みんなの前では言えないけど、
でも、あなたの前では隠さずにいたい。▼
- [シトリニカ]
- ラピス…▼
ふふ、わたしたちっておもしろいわね。
お互いが自分にないものを持っていて…▼
- [ラピス]
- そうね。
そしてお互いに、困ったときは手を差し伸べあう…▼
- [シトリニカ]
- 悪くない関係ね。▼
- [ラピス]
- ええ、本当に。▼
…もしかしてスタルーク様は、このバランスを
考慮してあたしたちを採用したとか…▼
- [シトリニカ]
- それはないわ。
あなたはいつも彼のことを買い被りすぎよ。▼
- [ラピス]
- えっ?
そ、そ、そんなことないわ…!▼
- [シトリニカ]
- うふふ、顔が真っ赤よ。
まるで宮廷に敷かれたカーペットみたい。▼
- [ラピス]
- もう…からかわないで。▼
そうだ。真っ赤と言えば、うちの村のトマトは絶品よ!
いつか食べにきて。▼
- [シトリニカ]
- 素敵。ぜひ行かせてもらうわ。▼
- [ラピス]
- でもお金は持ってこないでね。
うちの村は物々交換だから…▼
- [シトリニカ]
- あら楽しそう。物々交換って一度やってみたかったの。
じゃあ、ネックレスでも持っていこうかしら。▼
- [ラピス]
- あはは、シトリニカのネックレスなんて持ってきたら
一生分のトマトと交換になっちゃうわよ。▼
ユナカ†
支援C†
- [シトリニカ]
- …ユナカ。
あなた、今度の町の会議で何をするつもりなの?▼
- [ユナカ]
- なんの話でござるか?▼
- [シトリニカ]
- 知っているのよ。あなたが、ブロディアの有力者が集う
会議の詳細を嗅ぎ回っていることは…▼
- [ユナカ]
- …えっ?▼
- [シトリニカ]
- ブロディアの国も民も、みんなわたしの宝物…
下手なことをしたら、ただじゃすまないわ。▼
- [ユナカ]
- 待ってくだされ。
何か誤解されているのではないかと…▼
- [シトリニカ]
- そうかしら。そもそもあなた、本当は何者なの?
素性を偽っているわよね?▼
- [ユナカ]
- そ、それは…▼^
- [シトリニカ]
- 答えられないわよね。
だってあなたの正体は…▼
ブロディアの暗殺者だから。▼
- [ユナカ]
- !?▼
- [シトリニカ]
- わたしなんかに見抜かれるとは
思っていなかった?▼
わたしは物知らずに見えるかもしれないけれど、
国を愛する気持ちは誰にも負けないわ。▼
調べはついているの。
白状しないなら、みんなに話すだけよ。▼
- [ユナカ]
- …………▼
仰る通り。
わたくしめはブロディアの暗殺者でした。▼
ですが、それは過去のこと…▼
そのようなことからは、もう足を洗っております。▼
- [シトリニカ]
- どうかしら。▼
- [ユナカ]
- 本当です。
せめて話だけでも聞いていただきたい。▼
- [シトリニカ]
- …………▼
わかったわ。
では日を改めて、じっくり話を聞かせて。▼
でも、覚えておいて。大事なものを守るためなら、
わたしは鬼になれる。本気で危険を排除するわ。▼
- [ユナカ]
- はい。覚えておきます。▼
支援B†
- [シトリニカ]
- では、話を聞かせて。
もし嘘をついたら…▼
- [ユナカ]
- 嘘などつきませぬ。
幼少期から話をさせていただきます。▼
わたくしめの本名はユナカではなく、
ラリマー。▼
生まれはブロディアの断崖の村で、
貧しい両親のもとに生まれました。▼
物心がついた頃、「私」は捨てられました。
拾ったのは殺し屋の男…▼
- [シトリニカ]
- …………▼
- [ユナカ]
- 男は言いました。
「働き手がほしかった」と。▼
男は私に殺しの技術を教え込みました。▼
- [シトリニカ]
- なんのために?▼
- [ユナカ]
- 楽して金を儲けたいからと言っていました。▼
- [シトリニカ]
- 殺しの仕事をあなたに押し付けたってことね。▼
- [ユナカ]
- はい。▼
- [シトリニカ]
- そんな過去があったのね…▼
でも、だからと言って情けをかけるつもりはないわ。▼
- [ユナカ]
- もちろん、情けなど無用です。
それに話はまだ終わりではありません。▼
- [シトリニカ]
- 続きを話して。▼
- [ユナカ]
- …!?▼
- [シトリニカ]
- どうしたの?▼
- [ユナカ]
- 人がきた模様です。
続きは次の機会に。▼
- [シトリニカ]
- わかったわ…▼
支援A†
- [シトリニカ]
- ユナカ、この間の続きを話して。▼
- [ユナカ]
- …はい。▼
私は仕事と割り切って、
殺し屋の男とともに、淡々と人を殺めていきました。▼
すると、ある日、男が病に倒れました。▼
男は不治の病に侵されていて、
余命いくばくもなかったのです。▼
男は言いました。私を拾った本当の理由は、
「後継者がほしかったからだ」と。▼
そして、今まで稼いだ金を差し出すと、
これを報酬に自分を殺してくれと依頼してきました。▼
- [シトリニカ]
- え…!?▼
- [ユナカ]
- 正直、ろくでもない男でした。
でも、彼のおかげで生きることができたのも事実。▼
…私は、男の願いを聞き入れることにしました。▼
- [シトリニカ]
- …………▼
- [ユナカ]
- それ以降、わたくしめは殺しから足を洗い、
今日まで生き抜いてきました。▼
名前もユナカに変え、
別人として生きるようになったのです。▼
- [シトリニカ]
- そうだったのね…▼
- [ユナカ]
- それで、例のブロディアの
有力者が集う会議のことですが…▼
- [シトリニカ]
- そう。それよ。
それがあなたを疑うきっかけだったんだから。▼
- [ユナカ]
- 少々、根回しをしておりました。▼
- [シトリニカ]
- 根回し?▼
- [ユナカ]
- ええ。実は…恵まれない子どものための基金を
立ち上げたいと考えていまして。▼
それを会議の中で、
皆さまにご提案したいと。▼
- [シトリニカ]
- …!▼
そ、それでいろんな人に会議の話を
聞いていたということ?▼
- [ユナカ]
- はい。わたくしめのような境遇の子どもたちの
力になりたいと。その一心です。▼
- [シトリニカ]
- …………▼
わたしったら滑稽ね。
これじゃ道化師のようだわ…▼
- [ユナカ]
- いえ、いいのですぞ…
気にしておりませぬ…▼
- [シトリニカ]
- ユナカ。お詫びと言ったらなんだけど、
その基金の立ち上げ、わたしにも手伝わせて。▼
- [ユナカ]
- えっ?▼
- [シトリニカ]
- 戦いが日に日に熾烈さを増していく中で、
親を失った子どもたちが町に増えているの。▼
ブロディアの人々も、そのことに心を痛めていて
何とかできないかと話していたところよ。▼
お願い。わたしを使って。
あなたを疑った罪滅ぼしをさせてちょうだい。▼
- [ユナカ]
- 罪滅ぼしだなんてとんでもない。
そのご提案、むしろ感謝しかありませぬ。▼
- [シトリニカ]
- よかったわ…▼
あなたのしようとしていることは素晴らしいことよ。
絶対に実現させてみせるわ。▼
長い付き合いになると思うけど
よろしくね。▼
- [ユナカ]
- こちらこそ。
このご恩は一生、忘れませぬぞ。▼
ゼルコバ†
支援C†
- [ゼルコバ]
- うぅ…くそっ…これから…
俺はどうやって「生きて」いけばいいんだ…▼
- [シトリニカ]
- ゼルコバ…何かあったの?
よかったら話を聞くわよ。▼
- [ゼルコバ]
- 「気持ち」は嬉しい。
しかし…「理解」してもらえるかどうか…▼
- [シトリニカ]
- 言ってみなければ理解もできないわ。
話してみてちょうだい。▼
- [ゼルコバ]
- …………▼
実は…趣味が一つ、
「終わって」しまったのだ。▼
- [ゼルコバ]
- まあ、趣味が悩みだったの?
わたしはもっと深刻なものかと…▼
- [ゼルコバ]
- 「そう」思って「当然」だ。
しかし俺にとっての趣味は「一大事」なのだ。▼
- [シトリニカ]
- わ、わかったわ。ごめんなさい。
続きを話してもらえる?▼
- [ゼルコバ]
- …俺は、「小鳥」を飼っていた。▼
雛のときに「親」から見捨てられ、
「飛び方」すら知らなかった…▼
俺はそんな小鳥の「親」となり、
毎日のように飛び方を教えた。▼
- [シトリニカ]
- 小鳥を?
素敵だわ。▼
- [ゼルコバ]
- しかし、小鳥は「さっき」、
俺の前から「姿」を「消した」…▼
- [シトリニカ]
- 逃げてしまったの?▼
- [ゼルコバ]
- いや、「旅立ち」だ…
飛んで行ったんだ。力強く…「大空」へと…▼
- [シトリニカ]
- 旅立ち…それなら、
いいことなのではないかしら。▼
- [ゼルコバ]
- ああ。小鳥が「自分の力」で飛び立てるように…
俺は「飛び方」を教えた。▼
だから、「飛び去っていく」ことは
「喜ばしい」ことなのに…▼
今の俺の胸にあるのは、
埋めがたい「喪失感」だ…▼
シトリニカ…
お前にこの「悩み」を解決できるか?▼
- [シトリニカ]
- うーん、似たような小鳥を買ってくる?
もしくは大規模な捜索隊を雇って、連れ戻すとか。▼
- [ゼルコバ]
- 「それ」はちょっと…▼
- [シトリニカ]
- なら、聞いておいて申し訳ないのだけれど…
わたしに解決は難しそうね。▼
- [ゼルコバ]
- そうか…では「自分」で何とかする。
「時間」をとらせたな。▼
- [シトリニカ]
- いいえ。
お役に立てなくてごめんなさい。▼
支援B†
- [シトリニカ]
- ゼルコバ、その後はどう?▼
- [ゼルコバ]
- あぁ…他の趣味に没頭しているが、
小鳥の「喪失感」は埋められない…▼
- [シトリニカ]
- そう。残念ね。▼
そんなときに申し訳ないのだけれど、
ちょっとこれを手伝ってもらえないかしら。▼
- [ゼルコバ]
- 手伝う? 「何」を?▼
- [シトリニカ]
- これよ。呼んでみて?▼
- [ゼルコバ]
- 「働きたがらない息子を説得してほしい」▼
「恋人に振られて落ち込んでいるので、
励ましてください」▼
「これ」は?▼
- [シトリニカ]
- わたしの国で困っている、
若い人たちの一覧表よ。▼
- [ゼルコバ]
- …どうして「こんなもの」を?▼
- [シトリニカ]
- わたしはときどき、王室の手伝いで
困っている人たちの悩み相談に乗っているの。▼
今回は人数が多いから、
あなたにも手伝ってほしくて。▼
- [ゼルコバ]
- シトリニカ…お前は「優しい」な。▼
- [シトリニカ]
- えっ?▼
- [ゼルコバ]
- こうすることで、俺が悩み相談に「没頭」し、
「喪失感」を忘れられるかも…▼
「そう」思ってくれたのだろう?▼
- [シトリニカ]
- ふふ、買い被りすぎよ。
そこまで考えていなかったわ。▼
とにかく、その中から助けられそうな人を選んで
手紙を書いてあげて。▼
みんな、大人の助言を待ち望んでいるわ。▼
- [ゼルコバ]
- …………▼
わかった。
「さっそく」取りかかってみよう。▼
支援A†
- [シトリニカ]
- 聞いたわよ、ゼルコバ。▼
あなた、あの一覧表の全員の悩み相談に
乗ってあげたそうね。▼
- [ゼルコバ]
- ああ。「片っ端」からな。▼
- [シトリニカ]
- すごいじゃない。
みんな、あなたに感謝していたわ。▼
- [ゼルコバ]
- それはよかった。
だが、俺の「喪失感」は相変わらずだ。▼
- [シトリニカ]
- そう…▼
- [ゼルコバ]
- だが、「気持ち」はずいぶん「前向き」になった。▼
- [シトリニカ]
- 本当?▼
- [ゼルコバ]
- 一人一人の「悩み」相談に乗りながら、
「思った」んだ。▼
彼らもまた、「飛び方」を知らないだけ…▼
俺が「飛び方」さえ教えてやれば
きっと「自分の力」で飛んでいく…▼
「俺の小鳥」のように…▼
…………▼
そんなことを「思い」ながら、
俺は彼らへの「助言」の手紙を書いたんだ。▼
- [シトリニカ]
- …そう。▼
- [ゼルコバ]
- シトリニカ、「感謝」している。▼
- [シトリニカ]
- 何がかしら?
手伝ってもらって、お礼を言うのはわたしのほうよ。▼
- [ゼルコバ]
- お前は俺の気持ちが「前向き」になると見越して
「手伝い」をさせただろう。▼
- [シトリニカ]
- うふふ…
なんのことかしらね。▼
- [ゼルコバ]
- ふっ、お前は素晴らしい人間だ。
心からそう思う。▼
さてと。そろそろ俺は「行く」。
次に「没頭」できるものを探さないとな。▼
- [シトリニカ]
- きっとまた素敵な出会いがあるわ。
心から祈ってる。▼
- [ゼルコバ]
- ありがとう。▼
…そうだ。
行く前に「一つだけ」言わせてくれ。▼
- [シトリニカ]
- なにかしら?▼
- [ゼルコバ]
- 今や…お前との友情は、俺の生きがいの一つだ。
またゆっくり、「話」をしよう。▼
- [シトリニカ]
- …ふふ。ありがとう。わたしもよ。
楽しみにしているわ。▼
メリン†
支援C†
- [シトリニカ]
- メリン、あなたってかっこいいわね。
隣で戦う姿を見て、つくづくそう思ったわ。▼
- [メリン]
- かっこいいだなんて…
ンッフフ。困るよ、そんな本当のこと。▼
ちなみに、どういうところがかっこよかった?
参考までに聞かせてもらえないかな。▼
- [シトリニカ]
- そうねぇ…▼
やはり恐れることなく敵に挑んだところかしら。
勇敢な騎士に見えたわ。▼
- [メリン]
- 騎士か…悪くない響きだよ…
他には?▼
- [シトリニカ]
- まあ、もっと言ってほしいの?▼
- [メリン]
- 僕はかっこよさを追求しているから、
他人の目が気になってしまうんだよ。▼
- [シトリニカ]
- すこし意外だわ。▼
絵画のような美女のあなたが、
そんなことを気にしていたなんて。▼
- [メリン]
- ふっ…気にするさ。戦場では、
ちょっとした気の緩みが命取りになるからね。▼
ああ、ここでの命取りというのは、
かっこ悪いところを見せるという意味での命取りだ。▼
いつも努力を怠らないようにして、
この印象を維持しないといけないからね。▼
- [シトリニカ]
- そうなの…
戦場でまで気を遣うのは、大変そうね。▼
- [メリン]
- おっと。そろそろ行かないと。
鍛錬を怠ってはいけない。▼
シトリニカ、話ができて嬉しかったよ。
ありがとう。▼
- [シトリニカ]
- ええ。
鍛錬、頑張っていらして。▼
支援B†
- [メリン]
- わわ! すごーい!
珍獣だ! 絶滅危惧種のブロディアアカツバメ!▼
わーい! 待て待てーっ!
かわいいなぁ…君は本当に奇跡の存在だよ…▼
あっ! あれはイルシオンアホウドリ!?
こんなところを飛ぶんだねー!▼
これからどこに行くんだーい!
僕も連れていってよーっ!!▼
- [シトリニカ]
- あの…メリン? 何をしているの?▼
- [メリン]
- !?▼
…………▼
…見てた? 今の僕…▼
- [シトリニカ]
- ええ。しっかりと。▼
幼い頃に見た、
お屋敷に招かれた道化師のようだったわ。▼
- [メリン]
- …………▼
そ、そう…そうなんだ…
実は今度…演劇をやることになってね…▼
- [シトリニカ]
- まあ、演劇を?▼
- [メリン]
- 小劇場の舞台なんだけどね。
僕はまさに道化師の役で…▼
- [シトリニカ]
- そうだったのね。
びっくりしたわ…▼
- [メリン]
- で、でしょう?
僕の印象がけっこう違ったから…▼
大変なんだよ…
道化師の役を演じるのはね…▼
- [シトリニカ]
- その舞台はいつ?
見に行かせていただくわ。▼
- [メリン]
- えっ?▼
い、いつだろう?
ちょっとわからないなぁ…▼
なんか、中止になるっていう噂も…
あったような…▼
そうなの? もし資金が足りないのなら、
わたしに援助をさせて。▼
- [メリン]
- だ、大丈夫! お金じゃないんだ。
演じる人の都合…とかだから。▼
- [シトリニカ]
- そう…ぜひ見に行きたいから、
日にちが決まったら教えてちょうだいね。▼
- [メリン]
- わ、わかった…
そうするよ…▼
支援A†
- [メリン]
- シトリニカ!▼
- [シトリニカ]
- あら、メリン。
舞台の日にちが決まったの?▼
- [メリン]
- そのことなんだけど…
ごめんなさい! 舞台の話は嘘なんだ!▼
- [シトリニカ]
- まあ、どういうことかしら。▼
- [メリン]
- 僕、珍獣が大好きで…あのときは、
我を忘れて珍獣を追いかけていたんだ。▼
でも、そこに君がきてしまって…
つい嘘を。▼
- [シトリニカ]
- よくわからないわ…
どうして嘘なんか?▼
- [メリン]
- 君は僕をかっこいいと言ってくれた。
でも、あんな姿を見たら失望してしまうかもって…▼
かっこいい僕以外を、
見てほしくなかったんだ。▼
- [シトリニカ]
- …そういうことだったのね。▼
- [メリン]
- 本当にごめん。もう絶対に嘘はつかないし、
もうあんな見苦しい姿は見せないから…▼
- [シトリニカ]
- メリン、心配しないで。▼
わたしは失望していないし、
見苦しいなんて思ってないわ。▼
むしろ、素顔のあなたを見られて、
とってもうれしかったの。▼
- [メリン]
- え…?▼
- [シトリニカ]
- だって、メリンの別の魅力を
発見できたのだもの。▼
- [メリン]
- 別の魅力?▼
- [シトリニカ]
- いつもはかっこいいあなたが、はしゃぐ姿。
言葉にできないぐらいかわいかったわ。▼
- [メリン]
- シトリニカ…▼
- [シトリニカ]
- ねえ、メリン。ブロディアにある、
珍獣がたくさんいる森はご存じ?▼
- [メリン]
- ああ、聞いたことがあるよ。
王族の私有地だっけ?▼
- [シトリニカ]
- 戦争が終わったら、一緒に行かない?
そこを貸し切って二人で探検するの。▼
専門家や学者を連れていくのもいいわね。
ほら、新種が見つかるかもしれないし。▼
- [メリン]
- ちょ、ちょっと待って。そんなの大変だよ。
お金がかかりそうだし…▼
- [シトリニカ]
- ちっとも大変じゃないわ。
だってその私有地は、わたしの親戚のものだから。▼
- [メリン]
- もしかして…
シトリニカって王族の親戚?▼
- [シトリニカ]
- ええ。だから何の心配もしないでね。
誰も見ていない珍獣の森で、好きなようにはしゃいで。▼
人の目を気にすることなく、
また飾らない姿を見せてほしいの。▼
- [メリン]
- シトリニカ…
ありがとう、感激だ。▼
すごく楽しみにしているよ。
その時は、きちんとお礼もするから。▼
- [シトリニカ]
- お礼なら、珍獣のことをたくさん教えてほしいわ。
わたしの珍獣博士。▼
- [メリン]
- ンッフフ。それ、いい名前。
わかった。お安いご用さ!▼
セアダス†
支援C†
- [シトリニカ]
- セアダス。
あなた、占いができるって本当?▼
- [セアダス]
- ああ、本当だよ。▼
お望みとあらば…今日の運勢から
人生占いまで、何でも占ってあげる。▼
- [シトリニカ]
- 素晴らしい才能だわ。
じゃあ、ブロディアの未来を占ってくれない?▼
- [セアダス]
- ブロディアの未来?▼
- [シトリニカ]
- わたしは自分の故郷…
ブロディアが大好きなの。▼
でも、戦が始まってしまって…
この先、どうなってしまうのか心配なのよ。▼
- [セアダス]
- 国の運勢、かあ…▼
悪い結果が出るかもしれないけど、
それでもいいの?▼
- [シトリニカ]
- ええ。
覚悟はできているわ。▼
- [セアダス]
- わかった。それじゃ始めるよ。▼
カードよ…
この先の運命を教えたまえ…▼
…………▼
…出たよ。
ブロディアの未来は…▼
- [シトリニカ]
- 未来は?▼
- [セアダス]
- 何も見えない。▼
- [シトリニカ]
- えっ?
見えないって…どういうこと?▼
- [セアダス]
- 文字通り、何も見えない。
それが結果だよ。▼
- [シトリニカ]
- そ、そんな…▼
何も見えない原因は何?
戦のせいで滅んでしまうってこと?▼
- [セアダス]
- さあ。
そこまでは俺にもわからないよ。▼
- [シトリニカ]
- そう…
とにかく、占ってくれてありがとう…▼
支援B†
- [シトリニカ]
- …………▼
- [セアダス]
- シトリニカ…
この前の占いの結果が気になる?▼
- [シトリニカ]
- ええ。▼
ブロディアの未来を考えたら、
悲しくなってしまって…▼
- [セアダス]
- …………▼
- [シトリニカ]
- …ブロディアの町って素敵なのよ。▼
わたしが一番好きなのは、
雨上がり。▼
雲間から太陽が顔を出すと、町全体がキラキラと輝いて、
まるで、おとぎの国みたいになるの。▼
子どもの頃は、その瞬間が見たくて、
雨が降るとよく窓辺に座っていたわ。▼
舞踏会の練習にも行かず、
窓辺でずっと雨が上がるのを待っていたの。▼
- [セアダス]
- 素敵な話だね。▼
でも、現実はおとぎ話じゃないよ。
待っているだけでは雨は上がらない。▼
- [シトリニカ]
- えっ?▼
- [セアダス]
- ブロディアの未来のこと。
受け身でいるだけじゃ、未来は変わらない。▼
- [シトリニカ]
- …わかっているわ。▼
それに、わたしは受け身なんかじゃない。
毎日、一生懸命がんばっている。▼
ブロディアを守りたい…
でも、わたし一人の力ではどうにもならない…▼
その現実が悲しくて…▼
- [セアダス]
- …………▼
- [シトリニカ]
- ごめんなさい。
そろそろ行かないと…▼
- [セアダス]
- シトリニカ…▼
支援A†
- [シトリニカ]
- セアダス、この間はごめんなさい。
取り乱してしまって…▼
- [セアダス]
- ううん、全然。
それだけブロディアを愛しているってことだね。▼
それより、これを見て。▼
- [シトリニカ]
- 何?▼
- [セアダス]
- なんとなくシトリニカがきそうな感じがして、
ブロディアの未来を占ってたんだ。▼
- [シトリニカ]
- …結果は?▼
- [セアダス]
- ブロディアの未来が見えなかったのは、
何もないからじゃなくて、霧が立ちこめてたからなんだ。▼
それがやっと見えるようになった。▼
君の強い思いが、
霧を晴らしてくれたのかも…▼
- [シトリニカ]
- …霧の向こうには何が見えるの?▼
- [セアダス]
- 雨上がりのブロディアだよ。▼
- [シトリニカ]
- えっ?▼
- [セアダス]
- 他の国と同様、ブロディアは少し大変な時期を
過ごすことになるけど…▼
そのあとは、雲間から太陽が顔を覗かせる。▼
- [シトリニカ]
- …………▼
ふふ、ありがとう。
優しいところもあるのね。▼
- [セアダス]
- 優しい? どういうこと?▼
- [シトリニカ]
- その占いの結果、本当かってこと。
わたしのために言ってくれているんじゃないの?▼
- [セアダス]
- やだなぁ。俺はインチキはしないよ。
君のために、そこまでする理由がない。▼
- [シトリニカ]
- そうであることを祈るわ。▼
でも、あなたに占ってもらえてよかった。
おかげで現実と本気で向き合えたもの。▼
受け身じゃなくて…積極的に平和を手にする。
その気持ちで、絶対に守ってみせるわ。▼
ブロディアも、この世界も…▼
- [セアダス]
- 頼もしい人だね。応援しているよ。▼
- [シトリニカ]
- ありがとう。▼
そうだ。
いつか、占いのお礼をさせて。▼
- [セアダス]
- だったら、ブロディアを案内してよ。
平和になってからでいいから。▼
俺、行ったことのない場所を歩くのが
好きなんだ。▼
- [シトリニカ]
- よろこんで。
素敵な雨上がりの町を見せてあげるわ。▼
ヴェイル†
支援C†
- [シトリニカ]
- …………▼
- [ヴェイル]
- な、なあに?
わたしのこと、じーっと見て。▼
- [シトリニカ]
- 少し気になってしまって…▼
- [ヴェイル]
- 気になる?▼
- [シトリニカ]
- …質素。▼
- [ヴェイル]
- え?▼
- [シトリニカ]
- ヴェイル王女は王族なのに、
宝石なども身に着けておられませんわ。▼
何だか…質素です。▼
- [ヴェイル]
- べ、別にいいでしょ。
わたし、そういうものには縁がなかったの。▼
- [シトリニカ]
- そうですね。
それは理解しています。▼
ですが、なんと言いますか…
王族らしい煌びやかなヴェイル王女も見たいなと。▼
- [ヴェイル]
- うう…悪かったわね、地味で。▼
- [シトリニカ]
- 申し訳ありません、ヴェイル王女。
ご気分を害されたのでしたら謝ります。▼
ですが、ご安心ください。
わたしにすべて、お任せを。▼
- [ヴェイル]
- お任せをって…
どういうこと?▼
- [シトリニカ]
- うーん…
まずはやはり着るものからかしら。▼
けれど、雰囲気を変えるには、
生活から変えるのが一番ともいうし…▼
- [ヴェイル]
- …行っちゃった。
な、なんだったの?▼
支援B†
- [ヴェイル]
- すっごい派手なドレス…
見たこともない宝石がごろごろついてる…▼
- [シトリニカ]
- ヴェイル王女。
お気に召しましたでしょうか?▼
- [ヴェイル]
- お気に召したも何も…
こんな高価なもの、もらえないよ。▼
- [シトリニカ]
- それは残念です。
とてもお似合いだと思ったのですけど。▼
- [ヴェイル]
- それにこの…土地の権利書ってどういうこと?
砂浜が綺麗な無人島って…▼
- [シトリニカ]
- 別荘つきです。
そこでなら優雅に過ごせるかと思いまして。▼
- [ヴェイル]
- 気持ちは嬉しいけど…
もらえるわけないじゃない。▼
- [シトリニカ]
- では、こちらの王冠だけでも。
ヴェイル王女のために特別に作らせた一品です。▼
- [ヴェイル]
- わあ、きれーい!▼
…って、ダメ!
こっちも要らないから!▼
- [シトリニカ]
- そんな…
どうか受け取って欲しいです。▼
わたしのためにも。▼
- [ヴェイル]
- シトリニカのため?
それってどういうこと?▼
…はっ!?▼
わたし、知ってる…▼
これって贈り物じゃなくて…
供え物だ。▼
イルシオン信徒が自分の欲望を叶えてもらおうと
延々と高価な供え物を送ってた…▼
…あの光景とまったく同じ。▼
- [シトリニカ]
- ヴェイル王女?▼
- [ヴェイル]
- シトリニカ。
わたしはあなたからは何も受け取らない。▼
…残念よ。▼
叶うのならあなたとも、
お友達になりたかったのに…▼
- [シトリニカ]
- ヴェイル王女…▼
支援A†
- [シトリニカ]
- ヴェイル王女。▼
- [ヴェイル]
- シトリニカ…▼
- [シトリニカ]
- わたしもヴェイル王女と
お友達になりたいと思っています。▼
ですが、方法を間違えてしまったようですね。
申し訳ありませんでした。▼
- [ヴェイル]
- …………▼
謝罪を受け入れる前に、ひとつだけ聞かせて。▼
自分のためにも贈り物を受け取って欲しい、
あれってどういう意味だったの?▼
- [シトリニカ]
- …好きなのです。▼
友人が喜んでいる顔を見ることが。▼
- [ヴェイル]
- えっ…▼
- [シトリニカ]
- だから、わたしのためにも受け取って欲しい、
そうお伝えしました。▼
- [ヴェイル]
- あの贈り物は供え物じゃなくて…
本心からわたしのために…▼
- [シトリニカ]
- はい。
嘘偽りなく。▼
王女に見合う贈り物をすれば、
喜んでいただけると思ったのですが…▼
- [ヴェイル]
- …ごめんね、シトリニカ。
わたし、誤解してたよ。▼
でも、今からでも遅くないよね。▼
- [シトリニカ]
- もちろんです、ヴェイル王女。
無人島の権利書はまだここにありますわ。▼
- [ヴェイル]
- そ、そうじゃなくて!
高価な贈り物はもういいの!▼
その…今からでも…
お友だちになれるよね?▼
- [シトリニカ]
- ヴェイル王女…▼
はい。
もちろんなれるに決まってますわ。▼
わたしはもう思っていました。
ヴェイル王女はわたしの大切な友人だと。▼
- [ヴェイル]
- うふふ…
その言葉、どんな高価な贈り物より嬉しいよ。▼
ありがとう、シトリニカ。▼
コメント†
Last-modified: 2023-11-24 (金) 15:31:59