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会話集/支援会話
ディアマンドの支援会話†
フラン†
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アルフレッド†
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アンバー†
支援C†
- [アンバー]
- ディアマンド様、見てくださいよ!
伝説の秘薬を手に入れました!▼
この小瓶を開けて匂いをかぐと、
つい本音を言ってしまうという秘薬だそうです!▼
- [ディアマンド]
- 敵から情報を引き出したい時に使えるかもしれないな。
よくやってくれた。▼
- [アンバー]
- ありがとうございます!
では、これは大事にしまってと…▼
うわわっ!▼
- [ディアマンド]
- 大丈夫か?
瓶が割れてしまったぞ。▼
- [アンバー]
- う…ううっ…▼
ディアマンド様…
俺、本音を言わせていただきますね…▼
- [ディアマンド]
- アンバー、薬を吸ってしまったのか!?▼
- [アンバー]
- ディアマンド様。
俺を臣下にしてくださってありがとうございます。▼
あなたがいなければ、
俺は今ごろアルパカ牧場にいたでしょう。▼
本当に感謝していますし、
すごく尊敬しています…▼
俺はあなたのことが大好きです。
なぜなら…うっ…ぐっ…▼
…………▼
- [ディアマンド]
- アンバー?▼
- [アンバー]
- あれ? ディアマンド様?
今、俺は何を…▼
- [ディアマンド]
- 覚えていないのか。
秘薬を吸って、私に本音らしきことを言っていたぞ。▼
- [アンバー]
- ええっ!?
なんて言っていたのですか?▼
- [ディアマンド]
- …それを私が言うのは少し照れくさいな。
まあ後日、落ち着いて話そう。▼
- [アンバー]
- わ、わかりました…
ではそのときに…▼
支援B†
- [ディアマンド]
- アンバー、この間の秘薬の話だ。
お前は私にこう言ってくれた。▼
- [アンバー]
- なんでしょう?▼
- [ディアマンド]
- その…
私に感謝しているし、尊敬していると…▼
- [アンバー]
- あはは、そんなことを言ったんですか!
でも、とっくに知ってますよね?▼
- [ディアマンド]
- ああ。アンバーはいつも私を慕ってくれている。
そのことに救われているし、とても感謝しているよ。▼
あと、こうも言っていた。▼
あなたがいなければ、
俺は今ごろアルパカ牧場にいたでしょう…と。▼
- [アンバー]
- まあその通りですね。
うちの実家は田舎の牧場ですから。▼
観光名所も、華やかな店もない。崖しかない町で…
俺はいつかここを出て騎士になりたいと思っていた。▼
そんな俺を臣下にしてくれたのがあなたです。
本当に感謝しています。▼
- [ディアマンド]
- 秘薬を割ってしまったことは残念だったが、
結果としてよかったのかもしれない。▼
照れくさいが、本音を聞けたからな。▼
- [アンバー]
- 俺も何か照れくさいですけど、
お礼を伝えられて良かったです!▼
他には何か言ってなかったですか?▼
- [ディアマンド]
- そう言えば、最後に…▼
俺はあなたのことが大好きです。
なぜなら…と言っていたな。▼
その後、何を言おうとしたんだ?▼
- [アンバー]
- む? 何でしょう。
確かに俺はディアマンド様が大好きですけど…▼
理由がありすぎて思いつかない。
ちょっと考えてきますね!▼
- [ディアマンド]
- ああ、よろしく頼む。▼
支援A†
- [ディアマンド]
- アンバー。
この間の話の続きなんだが…▼
- [アンバー]
- 俺はあなたのことが大好きです。
なぜなら…の続きですね。▼
- [ディアマンド]
- うむ。▼
- [アンバー]
- 俺はこう言いたかったのでしょう。
なぜならアルパカに似ているから、と。▼
- [ディアマンド]
- …なに!?
アルパカに!?▼
- [アンバー]
- あの日から常にそう思っているので、
間違いないと思います。▼
- [ディアマンド]
- あの日とは?▼
- [アンバー]
- 数年前…俺は家族の反対を押し切って、
国を挙げての武術大会に出場しました。▼
決勝戦でジェーデに負けてしまったのですが、
故郷のみんなはアルパカの里の奇跡と喜んでくれました。▼
- [ディアマンド]
- だが、アンバーは満足できなかった。
会場で号泣していたからな。▼
- [アンバー]
- ええ…
絶対に優勝したかったので。▼
俺が泣いているとディアマンド様がやってきて、
臣下にならないかと言ってくださいました。▼
優しく微笑むあなたを見て、
俺は思ったんです。▼
この人、アルパカに雰囲気が似てるって。▼
- [ディアマンド]
- そこで!?▼
- [アンバー]
- 俺はすぐに決心しました。
この人についていこうと。▼
- [ディアマンド]
- …………▼
- [アンバー]
- 何ですか、その珍妙な顔は…▼
- [ディアマンド]
- わからん…
私のどこがアルパカなのだ…▼
- [アンバー]
- ですから、雰囲気ですよ。
うまく言えないですが、なんかどこか似ているんです。▼
優しくて、安心できて、守りたくなって、
ふわふわしてる。▼
- [ディアマンド]
- ふわふわ…だと…▼
- [アンバー]
- ディアマンド様、誤解しないでくださいよ。
俺にとってのアルパカはすごくいい意味なので。▼
- [ディアマンド]
- 本当にそうか?▼
- [アンバー]
- 本当ですって…▼
- [ディアマンド]
- よし。もう一度、秘薬を使ってみてくれ。
そうしたら本当かどうかわかる。▼
- [アンバー]
- えーーーっ?▼
- [ディアマンド]
- はは、冗談だ。
まあ、お前がそこまで言うなら信じよう。▼
アンバー、アルパカ級の好意を持ってくれてありがとう。
これからも頼もしい臣下として、期待しているぞ。▼
- [アンバー]
- ありがとうございます。
このアンバー、何があってもあなたをお守りします!▼
ジェーデ†
支援C†
- [ジェーデ]
- …………▼
- [ディアマンド]
- どうだ?▼
- [ジェーデ]
- あ、ディアマンド様…▼
異常ありません。
とても静かな夜です。▼
- [ディアマンド]
- そうか。▼
- [ジェーデ]
- こうして警備に立つと、
先日のことを思い出します。▼
- [ディアマンド]
- 先日のこと?▼
- [ジェーデ]
- 吹雪の中、イルシオンとの国境を
守っていたときのことです。▼
- [ディアマンド]
- ああ…
ひどい雪だったな…▼
- [ジェーデ]
- あのときの私は、ディアマンド様と
合流できるか不安でなりませんでした…▼
- [ディアマンド]
- 私もだ。▼
- [ジェーデ]
- えっ?▼
- [ディアマンド]
- 優秀な臣下を失いたくない。
その一心で歩き続けた。▼
ジェーデの姿を見つけたときは、
安堵して胸をなで下ろしたものだ。▼
- [ジェーデ]
- そんな…もったいないお言葉です…
ありがとうございます。▼
- [ディアマンド]
- そろそろ夜が明ける。
戻って仮眠を取ってくれ。▼
- [ジェーデ]
- わかりました。▼
- [ディアマンド]
- ご苦労だった。
執筆のほうも、楽しみにしているぞ。▼
- [ジェーデ]
- …はい。
そちらも、滞りなく。▼
支援B†
- [ディアマンド]
- ふっ…ははは!▼
あーっはっはっは!
だめだ…笑いすぎて…苦しい…!▼
- [ジェーデ]
- ディアマンド様…大丈夫ですか?▼
- [ディアマンド]
- 大丈夫なものか…危うく死にかけた…!
ジェーデの執筆の才能は恐るべきものだな。▼
- [ジェーデ]
- 私の小説でそんなに笑っていただけて、
たいへん光栄です…▼
今、どこを読まれているんですか?▼
- [ディアマンド]
- 『おとぼけ☆アンバーくん』の第十九話だ。▼
- [ジェーデ]
- あぁ…アンバーくんが苦労して
武術大会で優勝したところですね。▼
- [ディアマンド]
- そうだ。誇らしげに故郷に帰ったのに、
故郷の人たちは誰も信じない…▼
アンバーくんはシクシク泣き出し、
アルパカに乗り、草原を走って涙を乾かす…▼
- [ジェーデ]
- しかし降りた瞬間、アルパカに唾を吐きかけられ、
より落ち込むという…▼
- [ディアマンド]
- ここはもはや、ただの戯話ではない。
芸術の域に達しているぞ。▼
次の新作はいつ上がる?▼
- [ジェーデ]
- それが、そのことでお話が…
実は、しばらく小説を書くのを止めようかと…▼
- [ディアマンド]
- なんだと?▼
確かに、戦も苛烈になってきた。
それも仕方のないことなのかもしれないな。▼
- [ジェーデ]
- はい。
それもあるのですが…▼
最近は、何を書いても
おもしろくなく思えるようになってしまって…▼
- [ディアマンド]
- …不調ということか。▼
- [ジェーデ]
- いったん筆を置こうと思います。
期待していただいたのに、申し訳ありません。▼
- [ディアマンド]
- 謝ることはない。
私はいつまでも、続きを楽しみにしている。▼
- [ジェーデ]
- ありがとうございます。
また書けるようになりましたら、すぐにでも…▼
- [ディアマンド]
- いや、しばらく休んでくれていい。
その間は…▼
…私が代わりに書こう。▼
- [ジェーデ]
- えっ?▼
- [ディアマンド]
- 安心してくれ、番外編だ。
一度やってみたいと思っていた。▼
- [ジェーデ]
- あの…本気ですか?▼
- [ディアマンド]
- もちろん本気だ。
書き上がったら呼ぶ。それまで待っていてくれ。▼
- [ジェーデ]
- わ、わかりました…▼
支援A†
- [ディアマンド]
- ジェーデ、出来たぞ。
読んでみてくれ。▼
私が書いた番外編、
『おとぼけ☆アンバーくんのアルパカくん』だ。▼
- [ジェーデ]
- ほ、本当にお書きになられたのですね…▼
わかりました。
それでは拝読いたします…▼
- [ディアマンド]
- …………▼
- [ジェーデ]
- ふふ…面白いです。
でも…▼
- [ディアマンド]
- どうした。
遠慮せず言ってみろ。▼
- [ジェーデ]
- ここの部分ですが…少し変えれば、
もうひと笑いは取れるかと。▼
- [ディアマンド]
- ふむ。
ではどうするのがいいのだ?▼
- [ジェーデ]
- 私だったら…
アルパカくんの毛を一斉に爆発させます。▼
- [ディアマンド]
- ふっ…▼
- [ジェーデ]
- そして次の瞬間、前よりもサラサラな毛に
突如として生え変わり…▼
乗ろうとしたアンバー君を勢いよく滑らせ、
地平線の彼方まで飛ばします。▼
それを見届けたアルパカくんは、
せつなそうに地面に唾を吐くのです。▼
- [ディアマンド]
- くっ…▼
はははは!▼
なるほどな。さすがとしか言いようがない。
確かにそれこそ、最適の流れだろう。▼
- [ジェーデ]
- ありがとうございます…
ですが、ディアマンド様のお話も素晴らしいです。▼
ぜひこのまま、続きを…▼
- [ディアマンド]
- いや…私の原稿は、こうだ。▼
- [ジェーデ]
- えっ…!?
どうして、丸めてしまわれるのですか!▼
- [ディアマンド]
- これは役目を果たした。
ジェーデが生き生きと話を書けたからな。▼
- [ジェーデ]
- 話を…?▼
- [ディアマンド]
- 先ほどのアルパカくん、見事だった。
今の要領で執筆すればいいのではないか?▼
- [ジェーデ]
- !
そんな、もしかして…▼
私を元気づけようとして…
原稿を書いてくださったのですか?▼
- [ディアマンド]
- わざと下手に書いたと言いたいのか?
私はそんなに器用な男ではない。▼
本気で執筆したものの、天才の前に砕け散った。
それだけのことだ。▼
- [ジェーデ]
- ディアマンド様…▼
…いいえ。そうではないのでしょう。
きっと、貴方は最初から…▼
ありがとうございます…▼
- [ディアマンド]
- おっと。
そろそろ任務の時間か。▼
ジェーデ。
今夜の警備はいい。私だけでやる。▼
- [ジェーデ]
- しかし…▼
- [ディアマンド]
- 不調なのは、戦で疲れているせいもあるだろう。
たまにはゆっくり休んでくれ。▼
…新作、楽しみにしているぞ。
君の小説が、私の最高の息抜きだ。▼
- [ジェーデ]
- わかりました…
ありがとうございます。▼
このジェーデ…
我が主君が必要としてくださる限り、
貴方様の御身を、そして、その御心を…
守り続けると誓いましょう。▼
スタルーク†
支援C†
- [スタルーク]
- 兄上から鍛錬に誘っていただけるとは、
感激です。▼
- [ディアマンド]
- ああ、
たまには兄弟で汗を流すのもいいものだろう。▼
- [スタルーク]
- 僕なんか兄上の足下にも及びまさんから。
本日は勉強させていただきます。▼
- [ディアマンド]
- 誰にだって得意不得意はあるものだ。
そうやって自分を卑下するのはお前の悪い癖だぞ。▼
- [スタルーク]
- 卑下ではなく事実です…
ブロディア王子といえば兄上ですから。▼
- [ディアマンド]
- お前だってブロディア王子だろう。▼
- [スタルーク]
- 僕はブロディア王子の
ディアマンドじゃない方、です。▼
- [ディアマンド]
- なんだその妙な言い回しは…
さては私のいないところで触れ回っているな。▼
とにかく、その心の弱さ…
敵には見せるな。▼
戦場では己より強い敵と戦わねばならぬときがある。
そのときに弱い部分を見せてはならん。▼
- [スタルーク]
- はい…心得ます…▼
- [ディアマンド]
- まずは己の長所を伸ばすこと。
それが強い敵と渡り合う術の一つだ。▼
スタルーク、お前は弓が得意だったな。▼
- [スタルーク]
- 周囲の人たちが言うだけです。
得意というほどでは…▼
- [ディアマンド]
- さっき言ったばかりだろう。
その自信のなさがお前の弱点なんだ。▼
- [スタルーク]
- 兄上にも弱点はあるのですか?▼
- [ディアマンド]
- ふっ、あると思うか?▼
- [スタルーク]
- 思いません…
兄上は完璧ですから。▼
- [ディアマンド]
- さぁ、鍛錬を始めるとしよう。
すべてはブロディア王国の未来のために。▼
- [スタルーク]
- …はい。▼
やれるところまで頑張ります。
僕だってブロディアを愛していますので。▼
支援B†
- [ディアマンド]
- はぁ…はぁ…▼
くっ…こんなことでは…
はぁ…はぁ…ブロディア王国は守れんぞ…▼
- [スタルーク]
- あ、兄上、どうなされたのですか?
そんなに汗をかかれて…!▼
- [ディアマンド]
- スタルークか…
恥ずかしい姿を見せてしまったな。▼
心配しなくていい。
魔道士たちと鍛錬をしていただけだ…▼
- [スタルーク]
- 兄上が鍛錬でここまで疲弊しているのは
見たことがありません。▼
何かのご病気かもしれません。
すぐに医者を…▼
- [ディアマンド]
- そうではない。▼
…スタルーク。
以前、私に弱点がないのかと聞いたな。▼
これが私の弱点だ。▼
- [スタルーク]
- 魔道士との鍛錬が…弱点?
どういうことなのですか?▼
- [ディアマンド]
- 幼いころ、魔法の扱いに失敗して
大怪我を負ったことがあってな。▼
それ以来ずっと…魔法が怖いのだ。▼
- [スタルーク]
- 兄上が…?▼
- [ディアマンド]
- もちろん、弱点を克服するために
日々努力している。▼
魔道士との鍛錬も、そのためのものだ。▼
- [スタルーク]
- 兄上は完璧で…
弱点などないとばかり…▼
- [ディアマンド]
- 世の中に完璧な人間などいない。
だから鍛錬に励むんだ。▼
スタルーク。
この話は誰にもするなよ。▼
- [スタルーク]
- もちろんです。
…絶対に言いません。▼
- [ディアマンド]
- そろそろ私は鍛錬に戻る。
魔道士たちを待たせているからな。▼
- [スタルーク]
- 兄上、そこまで無理をしなくても…▼
- [ディアマンド]
- ブロディア王国を守るために、
私は強くならなくてはならないんだ。▼
- [スタルーク]
- !▼
- [ディアマンド]
- お前と話していたら落ち着いてきた。
だから心配しなくていい。▼
- [スタルーク]
- あ、兄上…!▼
兄上に恐いものがあったなんて…
そんなこと…全然知らなかった…▼
支援A†
- [スタルーク]
- はっ!▼
よし、中心に当たった…
この調子で、あと50本。▼
- [ディアマンド]
- いい腕じゃないか。▼
- [スタルーク]
- 兄上…
ご覧になっていたのですか…▼
- [ディアマンド]
- これほどの弓の腕があるのなら、
特技と言ってもいいだろう。▼
- [スタルーク]
- ありがとうございます。
ですが、まだまだです。▼
もっと鍛錬して、上手くならないと…▼
- [ディアマンド]
- いい心がけだ。
それでこそ我が弟。▼
- [スタルーク]
- ……▼
兄上。僕と…
弓矢で対決していただけませんか?▼
- [ディアマンド]
- ほう。
それは面白そうではないか。▼
10本中何本中心に当てられるか。
それで勝敗を決めるとしよう。構わないか?▼
- [スタルーク]
- はい。
兄上、いざ勝負です。▼
- (暗転)
- [ディアマンド]
- 驚いた。スタルークが…
これほどまでやるとは…▼
- [スタルーク]
- 兄上が10本中9本。
僕が10本中8本…完敗です…▼
兄上は酷い人です。僕の弓の腕を褒めておいて、
自分の方が遥かに上をいくのですから。▼
- [ディアマンド]
- 私にも兄の威厳というものがある。
まだまだスタルークに負けられん。▼
- [スタルーク]
- …ふふ。
それでこそブロディア王国第一王子。▼
こんなに素晴らしい方を兄に持てて…
心強い限りです。▼
- [ディアマンド]
- 私もスタルークが弟で、
よかったと思っている。▼
こんなにも優しく、
弓の腕で私に迫る人間は他にいない。▼
- [スタルーク]
- もっと鍛錬して強くなります。
そのときは再戦させてください。▼
- [ディアマンド]
- ああ、いいだろう。そのときは、
私だってより強くなっているがな。▼
- [スタルーク]
- …兄上らしいです。▼
僕だっていつかは兄上のように…
いいえ、兄上を越えてみせますから。▼
そして、あなたのことを…
何があっても、守ってみせる。▼
- [ディアマンド]
- ん…何か言ったか?▼
- [スタルーク]
- …いいえ、何も。▼
シトリニカ†
支援C†
- [ディアマンド]
- ふんっ…せいっ…▼
- [シトリニカ]
- ディアマンド。
やっぱりここにいたのね。▼
- [ディアマンド]
- シトリニカ。
ここにいるのは誰も言っていないはずだが。▼
- [シトリニカ]
- あなた、面倒事があるとここに逃げてくるから。▼
- [ディアマンド]
- ふっ…
小さい頃から一緒だと、何でもお見通しか。▼
- [シトリニカ]
- よくお城のお庭で遊んだわね。▼
わたしはお姫様ごっこをしたかったのに、
追いかけっこばかりやっていた気がするわ。▼
- [ディアマンド]
- 追いかけっこは遊びながら鍛錬ができるからな。▼
…………▼
貴族連中からの書簡のことか?▼
- [シトリニカ]
- そうよ。
どうして返事をしないの?▼
ディアマンドは今後の戦争についてどう思っているのか。
わたしはそれを確認するように頼まれたの。▼
わたしも貴族なのよ。
親の知り合いも多いし、無視することはできないわ。▼
- [ディアマンド]
- …………▼
- [シトリニカ]
- 大人の追いかけっこは退屈ね。▼
- [ディアマンド]
- 貴族たちが自らの利益のために
戦争を推し進めたいことはわかっている。▼
だが、私の代では戦争など起こすつもりはない。▼
- [シトリニカ]
- その答えが聞けてよかったわ。
後はわたしの方から適当に誤魔化しておくから。▼
- [ディアマンド]
- 板挟みにさせてしまってすまないな…▼
- [シトリニカ]
- 困ったときはお互い様よ。
宮廷での社交辞令に比べたら楽なものだわ。▼
支援B†
- [ディアマンド]
- シトリニカのお陰で、
貴族連中からの書簡に追われることもなくなった。▼
色々とすまなかったな。▼
- [シトリニカ]
- いいえ、王子が臣下に謝らないで。
…ディアマンド様。▼
- [ディアマンド]
- ディアマンド様だと…
どうした。いつもは呼び捨てではないか。▼
- [シトリニカ]
- どうもしていません。それでは、
これから用事がありますので…▼
- [ディアマンド]
- ちょっと待ってくれ。
シトリニカ、様子がおかしいぞ。▼
- [シトリニカ]
- …わたしの立場もわかってください。▼
- [ディアマンド]
- どういうことだ?▼
- [シトリニカ]
- 次期国王になる方が、貴族のわたしと
親しくしていたら、どう思われるかわかりますか?▼
- [ディアマンド]
- 私たちは長い付き合いで兄妹みたいなものだ。
極々自然なことではないか。▼
- [シトリニカ]
- わたしの家が王族と結託して、良からぬ事を
考えているのではないかと噂されているのですよ。▼
この前の貴族たちへの対応が癪に障ったのです。
だから、これからは少し距離をおかせてください。▼
- [ディアマンド]
- …そんなことが…▼
私の想像以上に、
シトリニカには迷惑をかけていたようだな。▼
- [シトリニカ]
- 別に、そんなことは…▼
- [ディアマンド]
- シトリニカに任せきりにした、私の責任だ。
貴族連中の誤解は私が解こう。▼
- [シトリニカ]
- 何を言っているのですか。そんなことをしたら…
余計に話がややこしくなってしまいます。▼
- [ディアマンド]
- ダメだ。他人行儀なシトリニカなど、
私の知っているシトリニカではないからな。▼
- [シトリニカ]
- …………▼
はぁ…わかったわ。
ディアマンド、わたしの負けよ。▼
今までどおり普通に接するから、
事を荒立てないでちょうだい。▼
- [ディアマンド]
- これからは気をつける。
だから、いつもどおりに接してくれ。▼
- [シトリニカ]
- まったく…
お願いだからね。▼
- [ディアマンド]
- ああ、約束だ。
私たちは兄妹のようなものだからな。▼
支援A†
- [シトリニカ]
- はぁ…心配だわ。▼
ディアマンドったら…
本当に自分の立場をわかっているのかしら。▼
- [ディアマンド]
- 今、私の名前を呼んだか?▼
- [シトリニカ]
- 別に…ただの独り言よ。
で、何か用事かしら?▼
- [ディアマンド]
- 貴族たちに書簡で返事を出した。
その報告をしにきたんだ。▼
- [シトリニカ]
- え!? 何を勝手なことをしているの。
約束が違うじゃない。▼
- [ディアマンド]
- 安心してくれ。
シトリニカのことは何も書いていない。▼
将来は戦争をせずに
豊かな国を作りたいと書いただけだ。▼
- [シトリニカ]
- …………▼
- [ディアマンド]
- これでシトリニカによからぬ噂が
立つこともなくなるだろう。▼
- [シトリニカ]
- そう…▼
ディアマンド。
わたしのためにごめんなさいね。▼
- [ディアマンド]
- 最初から逃げずにそう返事をすればよかったんだ。
シトリニカ、迷惑をかけたな。▼
- [シトリニカ]
- わたしも、変な噂を流されたからって
強気でいるべきだったわ。▼
…ブロディア王国の情勢が落ち着くのって
いつになるのかしらね…▼
今の状況じゃ舞踏会で楽しく踊って
一日を過ごすなんてできないもの。▼
- [ディアマンド]
- それは私の努力次第だ。▼
- [シトリニカ]
- わたしたち、でしょう?▼
- [ディアマンド]
- そうだな…みんなやシトリニカの力がなくては
国を安定させることなど不可能だ。▼
シトリニカ。
これからも私に力を貸してくれ。▼
- [シトリニカ]
- 当然よ。だって、わたしたちはいとこ同士。
昔からずっと兄妹みたいなものなんだから。▼
- [ディアマンド]
- ふっ…そうだったな。
これからもよろしく頼む。▼
- [シトリニカ]
- ねぇ、久しぶりに
追いかけっこでもして遊ばない?▼
- [ディアマンド]
- お姫様ごっこではなくていいのか?▼
- [シトリニカ]
- 今は追いかけっこの気分なのよ。
絶対に捕まったりしないんだから。▼
ザフィーア†
支援C†
- (暗転)
- [ザフィーア]
- うおおおおーーーっ!▼
- (明転)
- [ザフィーア]
- よし、これで10人抜きだ。▼
- [ディアマンド]
- ザフィーア、さすがだな。▼
- [ザフィーア]
- ディアマンド様。
見ていてくださったのですか。▼
- [ディアマンド]
- 兵士たちの状況を把握するのも
仕事のうちだからな。▼
- [ザフィーア]
- 私ならいい状態に仕上がっています。
いつ戦いになっても活躍してみせますよ。▼
- [ディアマンド]
- 頼もしい限りだ。
言葉だけではないのは、今の動きを見ればわかる。▼
どうだ、ザフィーア。
私とも手合わせしてみないか?▼
- [ザフィーア]
- ディアマンド様とも手合わせを?
そ、そんな…畏れ多いです。▼
- [ディアマンド]
- なんだ。
ザフィーアなら乗ってくれると思ったのだが…▼
- [ザフィーア]
- 私はもっと鍛錬を重ねて、
強くならねばなりません。▼
自分に納得できるようになったら、
その時は手合わせお願いします。▼
- [ディアマンド]
- ほう。
いつになったら納得できるんだ?▼
- [ザフィーア]
- それは…
己の憎しみを断ち切ることができたらです。▼
- [ディアマンド]
- 憎しみを断ち切る?▼
- [ザフィーア]
- イルシオンとの戦争で多くの血が流れました。▼
私はあのときの記憶を
未だぬぐい去ることができないのです。▼
強くなれば…
その答えが見つかるような気がして。▼
- [ディアマンド]
- そうか…
変な話をして、すまなかったな。▼
- [ザフィーア]
- こちらこそ。
せっかくの誘いを断ってしまい申し訳ありません。▼
支援B†
- [ディアマンド]
- ザフィーア。
やはり、私と手合わせしてくれないか?▼
- [ザフィーア]
- ディアマンド様、言ったはずです。
今の私では…▼
- [ディアマンド]
- わかっている。
だが、それでもザフィーアの実力が知りたいんだ。▼
- [ザフィーア]
- …わかりました。
そこまで言うならお付き合いします。▼
ただし、私が一本取ったら
話を聞いてもらってもいいですか?▼
- [ディアマンド]
- 話なら手合わせをしなくても聞くぞ。▼
- [ザフィーア]
- 私が勝てたらでお願いします。
そうでないと話す踏ん切りが付きません。▼
- [ディアマンド]
- なるほどな…
いいだろう、約束だ。▼
- (暗転)
- [ディアマンド]
- くっ…
私の負けだ…▼
まさか。
ここまでの実力とは…▼
- [ザフィーア]
- …………▼
- [ディアマンド]
- 約束だ。
ザフィーアの話を聞かせてくれ。▼
- [ザフィーア]
- わかりました…▼
私の故郷は…
イルシオン兵に襲われて壊滅したんです。▼
- [ディアマンド]
- …………▼
- [ザフィーア]
- 私は運よく助かったのですが、
両親も友だちもイルシオン兵に殺されました。▼
あのとき…
私は何もすることができなかった…▼
今でも悔しくて…
胸をかきむしりたくなるときがあるほどです。▼
- [ディアマンド]
- …その気持ちは、私にもわかるさ。▼
- [ザフィーア]
- きっと私はその苦しみから解放されたくて
鍛錬をしているのだと思います。▼
- [ディアマンド]
- 戦争の責任はイルシオンだけではなく、
王族である私にもある。▼
そんな境遇であるにも関わらず、
ブロディア王国のために尽くしてくれて感謝する。▼
- [ザフィーア]
- ディアマンド様に話したら、
心が軽くなった気がします。▼
この苦しみは己の弱さが原因です。
克服できるよう、日々精進したいと思います。▼
支援A†
- [ザフィーア]
- ディアマンド様…
私に何かご用でしょうか。▼
- [ディアマンド]
- ザフィーアの鍛錬に迷いが見えてな。▼
- [ザフィーア]
- …………▼
苦しみを克服するための鍛錬のはずが
強くなればなるほど恐くなっていくんです…▼
このままでは、
私は誰かを傷つけるためだけの存在になりそうで…▼
- [ディアマンド]
- …………▼
争いは永遠に消えない傷を残していく。
敵味方関係なく大勢の人々に。▼
私もどうすればいいかわからない。
しかし、逃げるわけにはいかないのだ。▼
争いの連鎖を断ち切るために戦う。
私たちにできるのはそれだけだ。▼
- [ザフィーア]
- 私にできるでしょうか。▼
- [ディアマンド]
- やらなければならないんだ。
争いばかりの世界を変えるためには…▼
- [ザフィーア]
- わかりました…▼
一緒に見つけていきましょう。
ディアマンド様がいるなら心強いです。▼
- [ディアマンド]
- そのためにも私たちは
今以上に強くなる必要がある。▼
ザフィーア。
もう一度鍛錬に付き合ってくれるか?▼
- [ザフィーア]
- 私たちにはこれしかありませんね。▼
- [ディアマンド]
- ああ、その通りだ。▼
- [ザフィーア]
- でも、ディアマンド様。
前回みたいに手加減するのはなしですよ。▼
- [ディアマンド]
- …手加減などしてない。
私はいつでも本気だ。▼
- [ザフィーア]
- では、そういうことにして差し上げますよ。
今回も本気でかかってきてください。▼
- [ディアマンド]
- ああ…それでは参るぞ。
私とザフィーアの真剣勝負だ!▼
アイビー†
支援C†
- [アイビー]
- …!
そこに誰かいるの?▼
違う…気配がないわ。
まさか、お化け…?▼
だ、だめよ…
私、お化けだけは…▼
- [ディアマンド]
- アイビー王女。▼
- [アイビー]
- きゃあっ!?▼
- [ディアマンド]
- 驚かせてすまない。だが…
今王女が怯えていたのは、草木の影だ。▼
- [アイビー]
- え…ただの、草木の影?
お化けじゃなくて…?▼
…本当だわ…▼
- [ディアマンド]
- 見間違えるとは、らしくないではないか。▼
- [アイビー]
- …………▼
ディアマンド王子…
今のは他言無用でお願い…▼
一国の王女が草木を見間違えて
恐れおののくなんて、誰にも言えないわ…▼
ましてや、隣国の…
ブロディア王国の王子に助けられるなんて…▼
- [ディアマンド]
- もちろん。
誰にも言うつもりはない。▼
- [アイビー]
- …恩に着るわ。▼
- [ディアマンド]
- だが、その様子では、
しばらくは恐ろしいだろう。▼
アイビー王女。
よければこれを受け取ってくれ。▼
- [アイビー]
- なにかしら…石…?
透き通った水色をしているわね…▼
- [ディアマンド]
- ブロディア産の鉱石だ。
勇敢という意味を持つ。▼
お守りとして使われるものだ。
持っていれば、怯えることはなくなるだろう。▼
- [アイビー]
- で、でも…
隣国から施しを受けるわけには…▼
- [ディアマンド]
- ではこれは、私個人の気持ちだ。
持っていてくれ。▼
- [アイビー]
- …………▼
- [ディアマンド]
- 不要であれば捨てても構わない。
それでは失礼する。▼
- [アイビー]
- あ…ディアマンド王子。▼
…綺麗な鉱石だわ。
ブロディアでは、こんな石が採れるのね…▼
支援B†
- [アイビー]
- ディアマンド王子…
先日は申し訳なかったわ…▼
- [ディアマンド]
- アイビー王女。
何を詫びる必要がある。▼
- [アイビー]
- 先日助けられたお礼も…
鉱石をいただいたお礼もしていないもの。▼
だから一言、
感謝の意を伝えたいと思って…▼
ありがとう。ディアマンド王子。▼
- [ディアマンド]
- そんなこと気にしなくていい。▼
ブロディアがしてきたことを考えれば、
当たり前の反応だ。▼
- [アイビー]
- 確かにイルシオンは、
ブロディアに何度も侵攻されたわ。▼
多くの血が流れ、民は苦しんだ…
もし侵攻がなかったらと思うことは沢山あるわ。▼
- [ディアマンド]
- 当然のことだ。
だから、私への感謝など必要ない。▼
- [アイビー]
- でも、貴方は…
個人の気持ちで私を助けてくれた。▼
- [ディアマンド]
- …………▼
- [アイビー]
- だから、私も個人の気持ちとして…
お礼を言いにきたのよ。▼
- [ディアマンド]
- アイビー王女…▼
そういうことであれば、
その礼は素直に受け取ろう。▼
- [アイビー]
- …個人間では、こんなにも簡単に
感謝ができるのね。▼
きっと、謝罪だって簡単なのに。
国同士のやり取りとなると、難しいものね。▼
- [ディアマンド]
- …そうだな。▼
父は国を存続させるために、
武力による領土拡大を図った。▼
これがブロディア王国のやり方だが、
私は間違いだと思っている。▼
- [アイビー]
- ディアマンド王子…▼
- [ディアマンド]
- しかし、父亡き今でも、どうやって
我が国の方針を変えればいいのか…▼
まだ答えが出ていない。
私は未熟者だ。▼
- [アイビー]
- その気持ちは…わかるわ。▼
- [ディアマンド]
- 急にこんな話をしてしまって、
すまなかったな。▼
- [アイビー]
- いえ…複雑な心境ではあるけれど…
貴方が優しい人で安心したわ。▼
少しだけ、未来に希望が見えた気がする…
私たちが王となった時代の希望が。▼
支援A†
- [アイビー]
- ディアマンド王子。
貴方に見せたい物があるの。▼
- [ディアマンド]
- これは…
以前渡した、鉱石の首飾りか。▼
- [アンバー]
- そう…貴方からもらった鉱石を加工して
簡単な装飾品にしてみたのよ。▼
- [ディアマンド]
- …実に見事だ。▼
- [アイビー]
- イルシオンでは、美しい鉱石は採れないけれど…
工芸品を作る技術ならあるの。▼
ねえ、ディアマンド王子…▼
力以外でも国を豊かにする方法は…
いくらでもあるんじゃないかしら。▼
- [ディアマンド]
- …………▼
- [アイビー]
- 私、貴方から鉱石をもらって…
少しだけ勇敢になれた気がするの。▼
だから今日…このことを、
貴方に伝えに来られたわ。▼
- [ディアマンド]
- 礼を言う、アイビー王女。
此度は…一国の王子として。▼
- [アイビー]
- え…?▼
- [ディアマンド]
- …ブロディア王国の体質を変えるのは
簡単なことではない。▼
だが、戦争で利益を得たところで、
それが尽きれば次の戦争を生むだけだ。▼
そんなことを続けていていいわけがない。
変えなければならないんだ。▼
ブロディアとイルシオン…二国の文化が融合した
この首飾りを見たら希望が見えた。▼
…約束しよう。ブロディアは、
私の代では平和な統治をしてみせる。▼
- [アイビー]
- ディアマンド王子…▼
その言葉、しかと受け止めたわ。
もちろん、私たちも全力を尽くす…▼
もし、ブロディアと和解ができたら…
そのときはイルシオンとの交易路を作りましょう。▼
イルシオン王国にブロディア王国の鉱石を
輸入させてちょうだい。▼
- [ディアマンド]
- この首飾りのような商品を作ることができれば、
お互い争わなくても利益を得られるだろうな。▼
…いい案だ。▼
- [アイビー]
- 実現したら素敵ね。▼
- [ディアマンド]
- 実現させてみせるさ。▼
アイビー王女。友として握手を交わそう。
この世界を平和にしていくために。▼
- [アイビー]
- 喜んで。ディアマンド王子。
隣国同士…わかり合うための第一歩として。▼
カゲツ†
支援C†
- [カゲツ]
- ディアマンド王子!
余と手合わせ願おう!▼
- [ディアマンド]
- ほう、手合わせか。
それは面白そうだな。▼
カゲツと戦う機会など
なかなかあるものではない。▼
- [カゲツ]
- おお、話が早くて助かるのう!▼
- [ディアマンド]
- 私も体を鍛えるのは大好きだからな。▼
走り込みで山を三つほど越えてきたところだ。
手合わせで締め括れるとは嬉しいぞ。▼
- [カゲツ]
- 山を…三つも…▼
- [ディアマンド]
- カゲツ。
お手並み拝見といこうではないか。▼
- [カゲツ]
- …………▼
手合わせは中止じゃ。▼
- [ディアマンド]
- なんだと。
私と戦いたかったのではないのか?▼
- [カゲツ]
- 余はディアマンド王子と戦うのを楽しみにしていた。
でも、完璧な状態でなければ意味がないのじゃ。▼
疲弊している相手を倒したところで、
余は満足できぬ。▼
- [ディアマンド]
- 勝てば官軍という言葉もある…
気にせず勝負しようではないか。▼
- [カゲツ]
- それはならぬ。▼
余の故郷では何より名誉を重んじる。
結果だけではなく、どう勝ったかが重要じゃ。▼
勝つも負けるも、潔く。
正々堂々と。▼
桜のように美しく咲き、
そして散るのが余の故郷の考え方じゃ!▼
- [ディアマンド]
- なるほど、見上げた考え方だ。
そういうことであれば今日の手合わせは中止だ。▼
- [カゲツ]
- 理解してくれてありがたい。
こちらから誘っておいてすまないのう。▼
- [ディアマンド]
- 次は万全な状態で会うと約束しよう。
そのときは全力で勝負だ。▼
- [カゲツ]
- うむ!
最高の手合わせをしようではないか!▼
支援B†
- [カゲツ]
- はぁ…はぁ…
さすがはディアマンド王子…▼
聞きしにまさる…実力じゃ…!
- [ディアマンド]
- くっ…
そちらもなかなか…やるではないか…▼
全力でやらなければ、
すでに負けていたに違いない。▼
それでどうする?
まだやるか?
- [カゲツ]
- これ以上やればどちらかが倒れることになる。
力戦奮闘できて、余はもう満足じゃ。▼
- [ディアマンド]
- 同感だ。
いい鍛錬になった。▼
- [カゲツ]
- 手合わせ感謝する。
時間を取らせて申し訳なかったのう。▼
- [ディアマンド]
- 何を言っている。
近いうちに再戦しようではないか。▼
- [カゲツ]
- …よいのか?▼
- [ディアマンド]
- 引き分けのままで終わらせるわけには
いかないだろう。▼
だが、次はこうはいかんぞ。▼
ブロディア王国第一王子の威信にかけ、
カゲツに参ったと言わせてみせよう。▼
- [カゲツ]
- それはこちらの台詞じゃ。
余はこの刀に懸けて必ずや勝利してみせる!▼
- [ディアマンド]
- 恐ろしいほどに研ぎ澄まされた、
素晴らしい刀だな。▼
- [カゲツ]
- 刀は戦う者の魂じゃからな。
手入れは毎日欠かさずおこなっておる。▼
ディアマンド王子の剣も素晴らしい。
力強く威厳を感じる代物じゃ。▼
- [ディアマンド]
- ブロディアは力を重視する国だからな。
この剣はその象徴でもある。▼
カゲツと同じで、私にとっても
この剣はただの武器ではない。▼
- [カゲツ]
- 生まれた国は遠く離れていても、
得物に対する思いは同じか…▼
- [ディアマンド]
- 一度刃を交えるだけで、
ここまで分かり合えるとはな。▼
- [カゲツ]
- 言葉にするより確実じゃ。
次の手合わせ、楽しみにしておるぞ。▼
支援A†
- [ディアマンド]
- はぁ…はぁ…
まさか、今日も引き分けとはな…▼
- [カゲツ]
- 以前よりも強くなっておるとは…
今日こそ降参させようと思ったのじゃが…▼
- [ディアマンド]
- そちらこそ…
どれだけ腕を磨いてきたんだ。▼
- [カゲツ]
- 強者と戦うのはいい経験になる。
ディアマンド王子のおかげじゃ。▼
- [ディアマンド]
- 私に手合わせを挑んできたのは、
そうやって強くなるためだったのか?▼
- [カゲツ]
- それもあるが…
強くなるためだけではない。▼
余がディアマンド王子との手合わせを願ったのは、
世界を知るためじゃ。▼
- [ディアマンド]
- 世界を知るため…?▼
- [カゲツ]
- 世界には余の知らぬことが山ほどある。
独特の文化、趣向、考え方も全く違う。▼
あるいはこの前の得物の話のように、
遠く離れていても同じ考えのこともある。▼
一度刃を交えれば、そういったことが
語り合う以上に理解を深めることができるんじゃ。▼
余はそれが楽しくて、
四荒八極で強者に戦いを挑んでおるのだ。▼
- [ディアマンド]
- なるほど…
そういうことだったのか。▼
カゲツが羨ましい。私は立場上、
気ままに世界を旅することなどできないからな。▼
- [カゲツ]
- ならば余が旅してきた国のことを話してやろう。
そうすれば世界を見てきたのと同じことじゃ。▼
- [ディアマンド]
- それはいい…
どんな話が聴けるか楽しみだ。▼
- (ディアマンドの腹が鳴る音)
- [ディアマンド]
- す、すまん…▼
- [カゲツ]
- はははっ…よいよい。
手合わせをしたあとは腹が減るものだ。▼
ほれ、こいつをやろう。
おにぎりだ。美味いぞ。▼
- [ディアマンド]
- これは…
妙な形をした食べ物だな。▼
もぐっ…
こ、これは…非常に酸っぱいぞ…▼
- [カゲツ]
- 梅の塩漬けを日干しにしたものが入っておる。
疲れた体に効くじゃろう?▼
- [ディアマンド]
- 酸っぱいが、美味い。
これは癖になりそうだ。▼
- [カゲツ]
- これもディアマンド王子が知らぬ世界じゃ。▼
- [ディアマンド]
- 鍛錬して話を聴くだけではなく、
共に食事をするのも楽しそうだな。▼
ミスティラ†
支援C†
- [ミスティラ]
- た~のしい~なぁ~っ♪
ギターにお洒落にお買いもの~~♪▼
み~んなと一緒に遊んだら~♪
きっと楽しさ無限大~♪▼
- [ディアマンド]
- ミスティラ王女。
なんだか楽しそうだな。▼
- [ミスティラ]
- えへへ、わかっちゃう?
あたし、これから町へ遊びに行くんだ。▼
- [ディアマンド]
- なんと…
王女が一人で町へ遊びに行くのか。▼
- [ミスティラ]
- お忍びでね。
よかったらディアマンド王子も一緒にどう?▼
- [ディアマンド]
- 私は遠慮しておこう。
これから鍛錬の予定があるのでな。▼
- [ミスティラ]
- そっかぁ。
それは残念だよ。▼
らららら~~♪
ディアマンド王子とも遊びたかったな~~♪▼
- [ディアマンド]
- …………▼
他国の事情に口を挟むつもりはないのだが…▼
遊び歩いている暇があるのなら、
体を鍛えた方がいいのではないか?▼
- [ミスティラ]
- それはそれ。
これはこれだよ。▼
あたしはみんなを守るのも大好きだけど、
町でみんなと遊ぶのも大好きなんだ。▼
ディアマンド王子だって、
鍛錬するのは止められないでしょ?▼
- [ディアマンド]
- 鍛錬と遊びは違う。
私は民を守るために体を鍛えているんだ。▼
- [ミスティラ]
- それなら一緒だよ。
あたしも民を守るために、町で交流してるんだ。▼
みんなのことを知らないと、
守ることだってできないもんね。▼
- [ディアマンド]
- なるほど…▼
ミスティラ王女の考え方は面白い。
非常に勉強になるな。▼
支援B†
- [ミスティラ]
- ふんふーん♪▼
- [ディアマンド]
- ミスティラ王女。
今日も楽しそうだな。▼
- [ミスティラ]
- うん、すっごく楽しいよ。
ディアマンド王子は鍛錬をしていたの?▼
- [ディアマンド]
- いや、違う。今日はそちらの流儀に
付き合わせてもらおうと思ってな。▼
- [ミスティラ]
- それって、一緒に遊んでくれるってこと?
あたし、すっごく嬉しい!▼
そういうことならすぐに始めよ。
今日はここで遊ぼうと思ってたんだよ。▼
- [ディアマンド]
- こんな場所でいったい何をするつもりだ?▼
- [ミスティラ]
- 今日は~あたしの歌を~♪
みんなに~聞いてもらうんだよ~♪▼
さぁ♪
ディアマンド王子も~ご一緒に~♪▼
- [ディアマンド]
- わ、私もか!?
だ、だめだ…恥ずかしくて、とてもそんなことは…▼
- [ミスティラ]
- もしかして~緊張してるの~~♪
ディアマンド王子も~可愛いところがあるんだね~♪▼
- [ディアマンド]
- なっ…ブロディア王国第一王子の私が
緊張などするわけないだろう。▼
わかった。
やってやろうではないか。▼
わ、私は~~ブロディア王国第一王子~♪
民の生活を守るため~悪い奴は許さない~♪▼
なんだか人が集まってきたぞ~♪
ミスティラ王女~私はどうすればいい~~♪▼
- [ミスティラ]
- みんなで一緒に歌っちゃおう♪
そしたらみんな~~仲良しだ~っ♪▼
- [ディアマンド]
- はぁ…はぁ…
日頃の鍛錬より疲れた気がするぞ…▼
- [ミスティラ]
- ディアマンド王子お疲れ様。
あたしと遊んでみた感想はどう?▼
- [ディアマンド]
- こんな形で民衆と触れ合えるものなのだな…▼
複雑な気持ちだった。
たまにいはこういった機会も必要なのかもしれん。▼
だが、やはり私には
ミスティラ王女のやり方は合わないようだ。▼
私には鍛錬で体を鍛え、
己の力で民の役に立つ方が性に合っている。▼
- [ミスティラ]
- やり方は人それぞれだもんね。▼
- [ディアマンド]
- ミスティラ王女。今日は楽しかったぞ。
お陰で自分のことを考えるいい機会になった。▼
- [ミスティラ]
- あたしも楽しかったよ。やり方は違うかもだけど、
また一緒に遊んでくれたら嬉しいな。▼
支援A†
- [ミスティラ]
- ねぇ、ディアマンド王子。
今日はあたしが鍛錬に付き合ってもいいかな。▼
- [ディアマンド]
- 構わないが…
私の鍛錬は厳しいぞ?▼
- [ミスティラ]
- あたしだっていつも遊んでるわけじゃないよ。
意外と体力があるところを見せてあげる。▼
- [ディアマンド]
- それは楽しみだ。
ではさっそく出発するぞ。▼
よし、ここが折り返し地点だ。
一時休憩としよう。▼
- [ミスティラ]
- はぁ…はぁ…▼
ディアマンド王子って…
やっぱり…すごいのね…▼
体力があるところを見せるなんて言ったけど…
あたし…もう…ヘトヘトよ…▼
- [ディアマンド]
- ここまで付いてこられただけですごいことだ。
並の人間ならとっくに白旗を上げているぞ。▼
ミスティラ王女ほどの力があるなら、私と同じように
鍛錬で民を守る選択もあったのではないか?▼
- [ミスティラ]
- そう言ってくれるのは嬉しいけど、
あたしには今のやり方が合ってると思うんだ。▼
…………▼
ねぇ。ディアマンド王子。
あたしたち、ちゃんと平和な国をつくれるかな…▼
- [ディアマンド]
- 不安な気持ちはわかる。
私もそうやって悩むときがあるからな。▼
だが、我々には民が安心して
暮らせる国をつくる義務がある。▼
だから、私たちはやるしかないんだ。▼
- [ミスティラ]
- うん…そうだよね。
あたしたちが頑張らなくちゃだめなんだ。▼
友だちや町の人と話すのもいいけど
ディアマンド王子と話すと勇気が湧くよ。▼
- [ディアマンド]
- ブロディアの次期国王とソルムの次期女王だからな。
相談があればいつでも話を聞くぞ。▼
- [ミスティラ]
- ディアマンド王子。
ありがとう。▼
- [ディアマンド]
- さて。
そろそろ走り込み再開といこうか。▼
- [ミスティラ]
- ねぇ、ディアマンド王子。
あたしいいこと思いついたんだけど。▼
ここからは歌いながら走るっていうのはどうかな。
きっと楽しく走れると思うんだ。▼
- [ディアマンド]
- ふっ…それは楽しそうだ。
是非やってみよう。▼
ヴェイル†
支援C†
- [ヴェイル]
- ディアマンド…
何か困ってることはない?▼
- [ディアマンド]
- ヴェイル王女。
どうしたんだ、急に。▼
- [ディアマンド]
- わたしは…ディアマンドに酷いことをしたわ。
だから、何か償えることはないかなと思って。▼
- [ディアマンド]
- 父上のことなら気に病む必要はない。
あの時のヴェイル王女は正気ではなかったのだ。▼
- [ヴェイル]
- でも…▼
- [ディアマンド]
- 成程。それではヴェイル王女の気持ちに
決着がつかないということか。▼
しかし、あいにく今の私には困り事はない。▼
…そうだ。
私と一緒に人助けをしないか?▼
- [ヴェイル]
- 人助け?▼
- [ディアマンド]
- 私はブロディア王国第一王子として、
民の悩みを解消する必要がある。▼
悩める民を助けることは
私を助けることにも繋がるはずだ。▼
ヴェイル王女、それでいいか?▼
- [ヴェイル]
- うん。
ディアマンド、よろしくね!▼
うう…
どうしてぇ…▼
一日中、町を歩き回ったのに
どうして困っている人が見つからないの?▼
- [ディアマンド]
- まさか、悩みを抱えている人が
誰一人いないとはな。▼
しかし、困っている人が見つからないのは
喜ばしいことだ。▼
私はブロディア王国第一王子として、
このことを誇りに思うぞ。▼
- [ヴェイル]
- でも、これじゃ償いにならないわ。▼
- [ディアマンド]
- 仕方ない…
では、一つ約束をしよう。▼
いつか私が悩みを抱えたら、
そのときはヴェイル王女に解決してもらう。▼
それでどうだ?▼
- [ヴェイル]
- 十分すぎる申し出だよ。
ありがとう、ディアマンド。▼
支援B†
- [ヴェイル]
- ねぇ、ディアマンド。
今日こそ何か困ってない?▼
- [ディアマンド]
- 特にないな…▼
と言いたいところだが、
実は今ちょうど困り事があってな。▼
- [ヴェイル]
- ほんと!?▼
必ずわたしが解決するわ。
どんなことに困ってるのか教えて。▼
- [ディアマンド]
- この前、一緒に町へ出かけて
困っている人を探しただろう。▼
- [ヴェイル]
- うん。
困っている人は見つからなかったけど。▼
- [ディアマンド]
- 警備兵にあとから聞いたことなんだが…
町の人たちは本当は困り事を多く抱えているらしい。▼
- [ヴェイル]
- えっ? じゃあどうして
わたしたちに相談してくれなかったの?▼
- [ディアマンド]
- 民衆は王子である私に気を遣って
困り事を相談できなかったそうだ。▼
- [ヴェイル]
- そうだったんだ…▼
- [ディアマンド]
- だから、どうにか民との距離を縮めて
意見を言いやすい環境を作りたいと考えているんだが…▼
如何せん方法が思いつかなくてな。▼
- [ヴェイル]
- なんだ。
そんなの簡単だよ。▼
- [ディアマンド]
- 策があるのなら是非聞かせてくれ。▼
- [ヴェイル]
- わたしね、とっても好きな料理があるんだ。
それを食べればとっても元気になれるの。▼
だから、わたしが料理を作って、
それをみんなに振る舞う食事会を開けばいいわ。▼
- [ディアマンド]
- なるほど…▼
食事会で人々と何気ない会話をして
距離を縮めていくというわけだな。▼
- [ヴェイル]
- ええ。
さっそく準備をしてくるわ。善は急げよ。▼
支援A†
- [ディアマンド]
- いったい…
どうすればいいんだ…▼
- [ヴェイル]
- うぅ…今日は食事会当日なのに…
ディアマンド、ごめん…▼
- [ディアマンド]
- ヴェイル王女の作った料理が、
まさか激辛料理ばかりとはな。▼
流石にこれらを
民に振舞うわけには…▼
- [ヴェイル]
- 本当にごめんなさい。▼
激辛料理はわたしの大好物だから、
みんなも喜んでくれると思っていたの…▼
- [ディアマンド]
- ヴェイル王女に悪気があったわけではない。
どんな料理を作るのか確認しなかった私が悪いんだ。▼
- ヴェイル]
- せっかく人助けができると思ったのに、
結局、ディアマンドに迷惑をかけたね。▼
少しでも役に立つことをして、
みんなを笑顔にしたかったのに…▼
- [ディアマンド]
- みんなを笑顔に…▼
そうだ。
いいことを思いついたぞ。▼
- [ヴェイル]
- えっ…▼
- [ディアマンド]
- 食事会を激辛我慢大会に変更するんだ。
きっと盛り上がって、みんな笑顔になるぞ。▼
- [ヴェイル]
- ディアマンドはそれでいいの?
我慢大会でみんなとの距離は縮められる?▼
- [ディアマンド]
- 食事会よりいいかもしれない。
皆が楽しんでくれれば、私との距離も縮まるだろう。▼
- [ヴェイル]
- すごい…わたしたち二人の悩みが
全部解決しちゃうんだね!▼
- [ディアマンド]
- ああ。
きっと今日はいい日になるぞ。▼
- [ヴェイル]
- 激辛我慢大会なら、
わたしが優勝しちゃうかも。▼
- [ディアマンド]
- ふっ…
私だって負けるつもりはない。▼
- [ヴェイル]
- みんなが集まるまでもう少しね。
ディアマンド、張り切って準備しよう!▼
DLC†
支援C†
- [ディアマンド]
- 素晴らしい。
この物語は最高傑作だったな。▼
- [エル]
- 人の子の王子よ、読書は終わりましたか?▼
- [ディアマンド]
- エル王女。
あなたが声を掛けてくるとは珍しい。▼
- [エル]
- 以前から、あなたと話をしたかったのです。▼
- [ディアマンド]
- 私と?▼
- [エル]
- ご存知だとは思いますが、
私は邪竜の王ソンブルの娘。▼
そしてあなたはブロディア国王の息子。
種族は違えど、王を父に持つ者同士です。▼
私は父の思想が理解できず、袂を分かちました。
対するあなたは、父王との関係が良好のようですね。▼
- [ディアマンド]
- そうだな。私は父上を尊敬し、憧れている。
しかし、その考えに疑問を抱く時はある。▼
戦を制し、領土を拡大した父上は優れた王だが、
私は武力による統治より、平和的な政を行いたい。▼
- [エル]
- 成程…やり方に違いがあると。▼
- [ディアマンド]
- 国の未来について、時には口論をしたものだ。▼
- [エル]
- 父王に盾突いて、処刑にならなかったのですか?▼
- [ディアマンド]
- 処刑だと!? なるはずがない。
そんなもの、ただの独裁国家となってしまう。▼
- [エル]
- 独裁国家…では、私の祖国はそうだったのですね。
父に盾突けば即刻処分が下されましたから。▼
口論など以ての外、異を唱えた御子には死あるのみ。
あの場所にいる限り、従うしかありませんでした。▼
- [ディアマンド]
- そんなことが…すまない。
考えが及ばなかった。▼
- [エル]
- あなたは悪くありません。
父も…祖国も、世界も、今はもう過去のこと。▼
興味深い話を聞けて満足しています。
またいずれ、ゆっくりと話しましょう。▼
- [ディアマンド]
- ああ、約束しよう。▼
支援B†
- [エル]
- 人の子の王子。またお会いしましたね。
今回も、あなたについて話したいのですが。▼
- [ディアマンド]
- 私について?▼
- [エル]
- 王への考えを聞いて以来、
ブロディア王国について興味がわきました。▼
勝手なことながら…
城下に赴いて情報を集めてきたのです。▼
- [ディアマンド]
- なんだと?
わざわざ、ブロディア城下に?▼
- [エル]
- 竜化して移動したのですぐでしたよ。
無論、竜の姿は誰にも見られていません。▼
- [ディアマンド]
- そ、そうか…
何か有意義な情報は得られたか?▼
- [エル]
- 誰もが、あなたを褒め称えていました。
あなたはいずれ、父王を超える偉大な王になる。▼
城下にいた民たちは皆、
それを疑っていない様子でした。▼
- [ディアマンド]
- …………▼
- [エル]
- 私が言うのもおかしな話かもしれませんが、
そのことが嬉しく思えてしまって。▼
- [ディアマンド]
- エル王女。
すまないが、その賛辞を受け取ることはできない。▼
- [エル]
- なぜです?▼
- [ディアマンド]
- 私の評判が良いことに悪い気はしない。
だが…▼
失礼を承知で、逆に訊ねるが。
もしも、人々の私に対する評判が悪かった場合。▼
私が王に相応しくないという噂が流れていたら、
あなたはそれを鵜呑みにするのだろうか?▼
- [エル]
- そんなことはありえません。
噂は所詮、ただの噂にすぎな…あっ。▼
- [ディアマンド]
- そういうことだ。私が王の器であるかどうか。
それは、あなたの目で判断してほしい。▼
- [エル]
- 失礼しました。
軽率な発言をしてしまったようですね。▼
- [ディアマンド]
- 私の方こそ、偉そうなことを言ってしまった。▼
- [エル]
- いいえ。
ディアマンドの主張はもっともです。▼
であれば、覚悟をしておいてください。
あなたが自分で言い出した以上、手を抜きません。▼
ディアマンドが王たりえる器か、
これからは私の目で、しっかり判断させてもらいます。▼
- [ディアマンド]
- ははは、それは良い。
よろしく頼む。▼
エル王女に認めて貰える日まで、
さらなる研鑽を積むとしよう。▼
支援A†
- [ディアマンド]
- エル王女、また会ったな。▼
- [エル]
- ディアマンド。
先日の話以降、私はあなたのことを見てきました。▼
その上で、私の目で判断した評価を。
やはりあなたは、立派な王の器なのだと思います。▼
- [ディアマンド]
- それは光栄だな。▼
- [エル]
- あなたは強い。それは肉体だけの話ではなく、
何よりもその心…意志の強さが伴っています。▼
苦境に立たされても前を向く姿に、
何度も励まされました。▼
あなたは間違いなく、偉大な王となる。
それが私の判断です。▼
- [ディアマンド]
- ありがとう。
エル王女の賛辞、胸に響いたぞ。▼
- [エル]
- 私はただ、思ったことを口にしただけです。▼
- [ディアマンド]
- ならば私も、思ったことを口にしよう。
君は聡明で、優しい人物だ。▼
いつも仲間が傷付かぬよう前線に出る。
敵の猛攻を受けても、どれだけ苦しい局面でも。▼
- [エル]
- それは、竜族である私の耐久力が優れているからで、
必然的にそうなっているだけの話です。▼
- [ディアマンド]
- だが、仲間を思いやる心は耐久力に関係ない。
心が無ければ、体が強靭でも前には出られない。▼
- [エル]
- …それは。▼
- [ディアマンド]
- そして、その優しさは戦以外でも
如何なく発揮されているようだ。▼
道端に咲いた花が踏まれないよう、
丁寧に植え替えていたところも見たぞ。▼
- [エル]
- なぜ、そんなにも私のことを。▼
- [ディアマンド]
- 君がこれまで私を見てくれていたように、
私も、自分の目で判断しようと思ったのだ。▼
別の世界から来た邪竜…その肩書は重いが、
私から見た君は、信頼できる大器だ。▼
- [エル]
- ご評価いただき、ありがとうございます。▼
まさか、ディアマンドも私を見ていたとは。
その側面には気づきませんでした。▼
これは、まだ観察を続ける必要がありますね。
また違った一面を発見できそうです。▼
- [ディアマンド]
- いつもしっかりしているのが私ではないぞ。
時には欠点も見つけるといい。▼
そして互いに補い合おう。
これからも共に在る、仲間としてな。▼
コメント†
Last-modified: 2024-11-08 (金) 10:49:17