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会話集/支援会話
クロエの支援会話†
フラン†
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セリーヌ†
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支援C†
- [クロエ]
- ルイ。
またわたしのことを見ていたわね?▼
- [ルイ]
- は、しっかりと。クロエさんを中心に、
素敵な女性たちが集まっていましたね。▼
なんと素晴らしい光景か…
見ているだけで僕は最高に幸せです。▼
- [クロエ]
- そうして堂々と言われると、
まっとうな趣味のように勘違いしてしまいそうよ。▼
- [ルイ]
- 仲良く話す女性たちを眺めるのが好き。
それが趣味なのはおかしなことでしょうか。▼
触れたいわけでもなければ、
会話に加わりたいわけでもないのに。▼
- [クロエ]
- 本当に見ているだけがいいのね。▼
- [ルイ]
- 美しい風景を楽しむのと同じですよ。
心を穏やかにし、静かに眺めるんです。▼
無害で健全な趣味だと思っていますし、
クロエさんなら理解してくれるはずでは?▼
- [クロエ]
- そうね。
不本意だけれど、理解できるわ。▼
- [ルイ]
- クロエさんも絵になる組み合わせを見つけると
うっとりと見つめたまま動かなくなりますからね。▼
- [クロエ]
- 姫と騎士…王子と従者。ペガサスと少女。
素敵な組み合わせはいくらでもあるもの。▼
わたしは、御伽噺に出てくるような光景を
じっと眺めることが好きだわ。▼
- [ルイ]
- つまり僕とクロエさんは、
同好の士ということですね。▼
どうでしょう。
今度二人で鑑賞会をしませんか。▼
互いの興味を引く光景を、
共に遠くから眺めましょう。▼
- [クロエ]
- 楽しそうね。
いいわ。ぜひやりましょう。▼
支援B†
- [クロエ]
- 見てごらんなさい、ルイ。
あの食事をしている男女、素敵だと思わない?▼
女の子が男の子にあーんして、
男の子がそのお返しをして…▼
仲睦まじくて素敵だわ…
まるで御伽噺に出てくる王子様と王女様みたい。▼
- [ルイ]
- 確かに素晴らしい光景ですね。
見ているだけで胸が高鳴ります。▼
たまにはこうして、クロエさんがお好きな光景を
眺めるのも悪くないですね。▼
…………▼
- [クロエ]
- あら。悪くないと言ったわりには
あまり満足していなさそうだけど?▼
- [ルイ]
- すいません…
やはりいつもよりは物足りなさを感じています。▼
- [クロエ]
- うふふ。
やっぱり女の子だけの集まりの方がお好み?▼
- [ルイ]
- いえ、そうではありません。▼
僕が物足りなさを感じているのは
クロエさんが原因なんだと思います。▼
- [クロエ]
- わたしが原因?
どういうこと?▼
- [ルイ]
- クロエさんは皆さんから慕われていますから、
いつも仲間たちが集まってきます。▼
愛すべき仲間とクロエさんが仲良さそうにしている…
その光景のなんと素晴らしいことか。▼
可能ならば永遠に眼に留めておきたい。
それほどまでに僕に幸せを与えてくれていたのです。▼
ですが、その反動でしょうか。なんだか…
クロエさんがいないと物足りなさを感じてしまうのです。▼
- [クロエ]
- ありがとう。
一応、褒められているのよね。▼
でも、他の子に今みたいなことを言うのはダメよ。▼
同じ趣味を持っているからこそ、
わたしには理解できたけれど…▼
普通の子にしてみれば
ただの変態さんの独自にしか聞こえないからね。▼
- [ルイ]
- ははは。
肝に銘じておきますね。▼
- [クロエ]
- それじゃ、そろそろ行きましょうか。
先ほどから素敵な男女がこちらをにらんでいるし。▼
- [ルイ]
- これ以上、邪魔をしては気の毒ですね。
場所を変えましょう。▼
支援A†
- [ルイ]
- クロエさん。
今日も素敵な方たちを観察しに行きましょう。▼
- [クロエ]
- ええ、ルイ。
素敵な出会いがありますように。▼
- [ルイ]
- そうだ。
よろしければ、これをどうぞ。▼
- [クロエ]
- これは…魚の干物?▼
こんな色の干物は見たことないわ。▼
青と緑と黄色が鮮やかに混ざっていて…
一見、食べ物とは思えないわね。▼
- [ルイ]
- あまり市場には出回らない、
珍しいものだそうです。▼
クロエさんは珍味、お好きですよね?
観察中に小腹が減ったときにでもと思って。▼
- [クロエ]
- ありがとう、ルイ。
こんなに美味しそうなものを頂けるなんて嬉しいわ。▼
でも、わたしが珍味好きだって話していた?▼
- [ルイ]
- 今までどれだけクロエさんを観察したとお思いですか?
今の僕はちょっとしたクロエさん博士ですよ。▼
- [クロエ]
- ふふ。
やっぱりルイは変わっているわね。▼
でも、わたしも人のことは言えないかな。▼
- [ルイ]
- どういうことですか?▼
- [クロエ]
- はい、干しブドウをどうぞ。
お口に合うといいけど。▼
- [ルイ]
- ありがとうございます、クロエさん。
僕、ブドウが大好物なんです。▼
- [クロエ]
- 知っているわ。
わたしもよくルイを観察してたから。▼
- [ルイ]
- クロエさんが僕をですか?▼
- [クロエ]
- あなたがわたしを見ていたように
わたしもあなたをよく観察していたの。▼
だって、ルイは誰と一緒でも絵になる人だから。
本当に御伽噺の中から抜け出してきたみたいよ。▼
- [ルイ]
- ははは。
つまり僕たちはお互いに観察し合っていたと。▼
- [クロエ]
- そしてお互いのことに、とても詳しくなった。
ふふ。不思議な仲の深め方をしたわね。▼
- [ルイ]
- 本当ですね。▼
直接の交流よりも、観察し合うことで
仲を深めたなんて聞いたことありません。▼
- [クロエ]
- いいじゃない。
共通の趣味を持ったわたしたちらしいわ。▼
- [ルイ]
- 確かにそうですね。▼
- [クロエ]
- それじゃあ、おやつも用意できたことだし
いつもの観察を始めましょうか。▼
- [ルイ]
- ええ。
存分に楽しみましょう、クロエさん。▼
ジャン†
支援C†
- [ジャン]
- あ、あのう…
クロエさん…▼
- [クロエ]
- あら、ジャン。
わたしに何か用かしら?▼
- [ジャン]
- 用っていうほどでもないんやけど、
気になってることがあって…▼
- [クロエ]
- 気になること?▼
- [ジャン]
- この胃薬を受け取ってほしいんや。▼
- [クロエ]
- まあ、ありがとう。▼
でもわたし、特に悪いところはないんだけど…
どうして胃薬をくれたのかしら?▼
- [ジャン]
- いつもけったいなもん食べとるから。
お腹を壊すのも時間の問題や思て。▼
- [クロエ]
- ふふ。わたしが珍味ばかり食べているから
心配してくれたのね。▼
でも、安心して。
わたしの胃袋はとても丈夫なのよ。▼
- [ジャン]
- そうなんや。
でも、油断は禁物やで。▼
この前は、得体のしれへん目玉みたいなんを
口いっぱいに頬張ってたやないか。▼
あんなんどう見ても
体に悪いに決まってるで…▼
- [クロエ]
- あれ、とても美味しいのよ。
薬のお礼に今度、おすそ分けするわね。▼
- [ジャン]
- ええっ!?
い、いや、その気持ちだけで充分や。▼
何にせよ、気いつけてな。
病気は何よりも怖いんやで。▼
- [クロエ]
- ええ、わかったわ。
ありがとう、ジャン。▼
支援B†
- [クロエ]
- ジャン、この薬草でいいのかしら?▼
- [ジャン]
- ああ。さすがはクロエさんやな。
これは解熱の効果が期待できる薬草や。▼
- [クロエ]
- そうなのね。
あっちにも、たくさん生えてたわよ。▼
- [ジャン]
- なら少し多めに取っておいてもいいかもな。
おおきに、クロエさん。▼
薬草取りに付き合ってくれて、
ほんまに大助かりやで。▼
- [クロエ]
- ジャンの薬にはみんなお世話になってるんだから。
手伝えて嬉しいわ。▼
- [ジャン]
- クロエさんは優しい人やな。▼
でも、気をつけてな。
この辺の森は薄暗い場所が多いんや。▼
- [クロエ]
- 本当ね。
まるでお化けが出そうな雰囲気。▼
- [ジャン]
- お化け?▼
- [クロエ]
- ふふ。
ジャンはお化けが怖い?▼
- [ジャン]
- …ううん。
そんなもん怖くないで。▼
- [クロエ]
- あら、別に強がっているわけでもなさそうね。▼
- [ジャン]
- お化けなんて、せいぜい人を怖がらせるだけや。
それよりももっと恐いのは…病気や怪我やな。▼
それは簡単に、
人の命を奪ってしまうんやから…▼
- [クロエ]
- …ええ。
そうね。▼
なら、少しでも病気や怪我に対応できるように
もっと薬草を集めないと。▼
- [ジャン]
- せやな。治せる病気や怪我だって
この世界にはたくさんあるんやから。▼
ほな、もうちょっとだけ付き合ってもらうで、
クロエさん。▼
- [クロエ]
- もちろんよ。▼
支援A†
- [ジャン]
- …………▼
- [クロエ]
- どうしたの、ジャン。
顔色が悪いわね。▼
- [ジャン]
- 少し考え込んでしもうて…▼
- [クロエ]
- 何を?▼
- [ジャン]
- 自分は怖いんや。目の前で命が失われていくことが。
それを取りこぼしてしまうことが。▼
戦場では毎日と言っていいほど
誰かが傷ついて、倒れてしまう…▼
平和なときには想像もできひんぐらい
多くの別れも経験することになる…▼
クロエさん。
あんたは怖くないんか?▼
- [クロエ]
- わたしだって怖いわ。
きっとみんなも同じ。▼
でも、恐怖に立ち向かってでも
成し遂げないといけないことがある。▼
みんなはそう考えて日々を戦ってるんだと思うわ。
少なくともわたしはそうよ。▼
- [ジャン]
- 恐怖に立ち向かってでも
成し遂げないといけないもの…▼
- [クロエ]
- ええ。
ジャンにも必ずあるはずよ。▼
だって、現にこうしてジャンは恐怖から逃げずに
戦場に立っているんだから。▼
- [ジャン]
- そうやな…
ありがとう、クロエさん…▼
恐怖心が消えることはないかもしれんけど、
逃げずにやっていけそうや。▼
自分にはクロエさんっていう
心強い仲間もいるんやからな。▼
- [クロエ]
- あら、光栄だわ。▼
何せ丈夫な胃袋を持ったはるんや。
そんな人は簡単には死なへんよ。▼
けど…変なもの食べてお腹痛くなったら、
真っ先に自分のとこに来るんやで。▼
- [クロエ]
- うふふ。そうするわね。
心配してくれてありがとう。▼
- [ジャン]
- 絶対に、絶対やからな…▼
- [クロエ]
- …約束するわ。わたしは死んだりしないって。
一緒に頑張りましょうね、ジャン。▼
アンバー†
支援C†
- [アンバー]
- クロエ! 聞いてくれ!
大変な情報を仕入れたんだ!▼
- [クロエ]
- そんなに慌ててどうしたの?▼
- [アンバー]
- 若返りの泉って知ってるよな?
クロエが好きな御伽噺にも出てくるやつ!▼
- [クロエ]
- もちろん知っているわ。
それがどうかしたの?▼
- [アンバー]
- はっはっはーーーー!▼
聞いて驚いてくれ、クロエ!
その泉の場所を記した地図を入手したんだ!▼
- [クロエ]
- あら、それはすごいわね。▼
でも若返りの泉は架空のものだったはずよ。
だから地図があるのなんておかしいわね。▼
- [アンバー]
- そう!
だからすごいんだ!▼
存在しないはずの
伝説の泉の地図を手に入れたんだから!▼
そこでだクロエ、お願いがあるんだ。
俺と一緒に伝説の泉を探しに行かないか?▼
御伽噺に詳しいクロエが一緒なら
発見できる確率も上がるはずなんだ!▼
- [クロエ]
- いいわ。
付き合ってあげる。▼
もしかしたら御伽噺に出てくるような
素敵な風景に出会えるかもしれないし。▼
- [アンバー]
- 本当か!?
ありがとう、クロエ!▼
一緒に伝説の泉を見つけような!▼
支援B†
- [クロエ]
- 綺麗な泉ね、アンバー。
ほら、水も冷たくて気持ちいいわよ。▼
- [アンバー]
- ああ…
そうだな…▼
でも、これは…若返りの泉じゃない!▼
- [クロエ]
- うふふ。
大丈夫よ。▼
アンバーはまだまだ若いんだから。
普通の泉でも問題ないわ。▼
- [アンバー]
- そういうことじゃなーーい!
俺は若返りの泉を探しにきたのに!▼
まさかこの地図が偽物だったなんて…
ああ、なんてことだ…▼
- [クロエ]
- アンバー、そんなに落ち込まないで。▼
- [アンバー]
- どうしてクロエは落ち込んでないんだよ!?▼
- [クロエ]
- 若返りの泉ではないけれど…
わたしは、美しい泉を見られて満足よ。▼
もしかしたら御伽噺に出てくる
若返りの泉の元になった場所かもね。▼
- [アンバー]
- まあ確かに、綺麗な場所ではあるけど…▼
- [クロエ]
- そうでしょう? だから落ち込まないで。
ほら、お弁当もあるわよ。▼
- [アンバー]
- 本当か!?
さすがクロエだ! 用意がいいぜ!▼
綺麗な景色においしいお弁当!
まるで小旅行みたいだ!▼
わーい、わーい!▼
…ん!?▼
もしかして最初からそのつもりだったのか?
伝説を追う冒険じゃなくて?▼
- [クロエ]
- うふふ。
どちらでもいいじゃない。▼
- [アンバー]
- ま、今となってはそうだな!
じゃあ、いただきまーす!▼
- [クロエ]
- はい、どうぞ。
お魚の干物の目玉だけ弁当よ。▼
- [アンバー]
- ぎゃあああーーーー!
珍味弁当なのかよーー!▼
支援A†
- [アンバー]
- おーい!
クロエ!▼
- [クロエ]
- あら、アンバー。
なんだか嬉しそうね。▼
- [アンバー]
- そうなんだよー!
聞いて驚いてくれ!▼
今度は、迷宮の地図を手に入れたんだ!▼
世界の裏側まで繋がってるって
いわれてる、伝説の迷宮だぞ!▼
- [クロエ]
- あら、それはすごいわね。
今度はどこで手に入れたの?▼
- [アンバー]
- 親切そうな露天商のお爺さんが
特別にって譲ってくれたんだ。▼
俺の伝説を追い求める情熱を
本物だと感じてくれたんだろうな!▼
- [クロエ]
- うふふ。
そうかもしれないわね。▼
- [アンバー]
- あっ、でも安心してくれ。
今回はクロエを誘わないからさ。▼
- [クロエ]
- あら、どうして?
もしかして珍味弁当がいけなかった?▼
- [アンバー]
- 違うって、そうじゃない!
あれは本当にごちそうさま!▼
ほら、前回は偽物の地図だったろ?▼
今回は大丈夫に決まってるけど、
万が一を考えて、俺一人だけで行ってくるよ。▼
- [クロエ]
- それは残念ね。
誘って欲しかったのに。▼
- [アンバー]
- え?
そうなの?▼
- [クロエ]
- もちろんよ。▼
だって、大事なのは
伝説を見つけることじゃないでしょう?▼
伝説を見つけようとする過程が
面白いし、ロマンに溢れているんだもの。▼
- [アンバー]
- そう! それが冒険なんだよ!
さすがクロエだ! よくわかってるな!▼
- [クロエ]
- 目をキラキラと輝かせて伝説を追う、
あなたの姿を見たおかげかしらね。▼
- [アンバー]
- じゃあやっぱり、今回も誘っていいか?▼
- [クロエ]
- ええ、一緒に行きましょう。
とっておきのお弁当を用意するわね。▼
- [アンバー]
- おう!
珍味は控えめにしてくれよな!▼
シトリニカ†
支援C†
- [シトリニカ]
- まあ、クロエ。
こんなところで会うなんて偶然ね。▼
- [クロエ]
- シトリニカ。
ちょっとお昼ご飯を買いに来たのよ。▼
ここの屋台でしか売ってないものがあって。
とっても美味しくてお気に入りなの。▼
- [シトリニカ]
- そんなに美味しいの?
わたしも食べてみようかしら。▼
クロエにもごちそうするわ。
おじさま、この屋台の商品、全部くださいな。▼
- [クロエ]
- ぜ、全部って…!▼
- [シトリニカ]
- お金なら大丈夫よ。
それに、余ったらみんなに配ればいいわ。▼
ああ、ありがとうおじさま。
包むの大変だったでしょう、これは心付けよ。▼
…あら?
この料理って…▼
- [クロエ]
- お魚のはらわたの塩漬けよ。▼
- [シトリニカ]
- そ、そう…はらわた…▼
- [クロエ]
- ごめんなさい。わたし、珍味が好きで。
シトリニカは苦手だったかもしれないわね。▼
- [シトリニカ]
- いえ。食わず嫌いは良くないもの。
ありがたくいただくわ。▼
はい、これはクロエの分。▼
- [クロエ]
- まあ…こんなに?
ありがとう、シトリニカ。▼
- [シトリニカ]
- それじゃあわたしは、
用事があるから失礼するわね。▼
- [クロエ]
- 顔つきが変わったけれど…
何か大事な用なの?▼
- [シトリニカ]
- そうね。わたしにとっては。
ではクロエ、ごきげんよう。▼
- [クロエ]
- ええ。
素敵なものをご馳走してくれて、ありがとう。▼
支援B†
- [シトリニカ]
- また会ったわね、クロエ。
今日も屋台のお料理を召し上がっていたの?▼
- [クロエ]
- ええ。揚げたカエル、とってもおいしいわ。
シトリニカもどう?▼
- [シトリニカ]
- い、今はお腹がいっぱいだから。
ありがとう…▼
…………▼
ねえ、クロエ。
あなたも裕福な家の出なのよね。▼
- [クロエ]
- そうね。一応は…
侯爵家の令嬢ということになるのかしら。▼
- [シトリニカ]
- …そう。では同じようなものね。▼
わたしも貴族…それも王族の親戚だったから、
子どもの頃から何不自由なく育ってきたわ。▼
でも…▼
- [クロエ]
- シトリニカ?▼
- [シトリニカ]
- ねえ。クロエはどうやって臣下になったのか
教えてくださらない?▼
- [クロエ]
- わたしは騎士の試験を受けて、
それに合格して採用されたわ。▼
- [シトリニカ]
- まあ、素晴らしいわ。
クロエは臣下に見合う腕をお持ちなのね。▼
- [クロエ]
- シトリニカだって、
国は違えど王族の臣下じゃない。▼
- [シトリニカ]
- …わたしは親戚繋がりで臣下になれただけ。
実力で勝ち取ったわけではないの。▼
- [クロエ]
- そのことに負い目があるの?▼
- [シトリニカ]
- 身の丈に合わない現状を憂いて
自分だけが苦しむのはかまわないわ。▼
でも、わたしに力がないことで
誰かが危険な目にあうかもしれない…▼
それを考えると…
少し思うところがあるわね。▼
- [クロエ]
- そうだったのね…▼
- [シトリニカ]
- ごめんなさい。
また大切な用事があるから、行くわね。▼
- [クロエ]
- ええ。話してくれてありがとう。
またね、シトリニカ。▼
支援A†
- [シトリニカ]
- はっ!▼
まだまだ…
こんなのじゃ全然、足りないわ。▼
もっと魔法を練習して、
もっと強くならなくちゃ…▼
わたしの大切な人たちを…
守れるように…▼
はあっ!▼
- [クロエ]
- お見事ね。
きちんと的に当たっているわ。▼
- [シトリニカ]
- クロエ?
どうしてここに…▼
まさか迷子になったの?▼
- [クロエ]
- いいえ。
悪いとは思ったけれど、後をつけてきちゃった。▼
シトリニカは、大事な用事があるって言った後…
必ず泥だらけになって帰ってきていたから。▼
- [シトリニカ]
- そう…
心配をかけてしまったのね…▼
ごめんなさい。▼
- [クロエ]
- 気にしないで。▼
ようやく理由がわかったわ。
大切な用事って、魔法の特訓のことだったのね。▼
- [シトリニカ]
- ええ。
そうよ。▼
力のないわたしが、
親戚繋がりだけで臣下になってしまったのだもの。▼
今からでも力をつけないとと思って。
こうやって毎日、特訓しているの。▼
隠していたわけじゃないのよ。
ただ、あえて話すことでもないかなって…▼
- [クロエ]
- わたしは話してくれた方が嬉しかったわ。
それなら、特訓に協力できるから。▼
- [シトリニカ]
- 付き合ってくださるの?▼
- [クロエ]
- もちろんよ。
わたしたちは、お友達じゃない。▼
- [シトリニカ]
- …ありがとう、クロエ。▼
- [クロエ]
- それに、特訓のあとの珍味は格別に美味しいのよ。
ぜひ、ご一緒しましょう。▼
- [シトリニカ]
- うふふ。
お誘いうれしいわ。▼
今日は素敵なディナーになりそうね。▼
オルテンシア†
支援C†
- [オルテンシア]
- むむ…
むむむむむ…!▼
- [クロエ]
- どうされたんですか、
オルテンシア王女。▼
- [オルテンシア]
- わかる。
わかるわ。▼
クロエにはあたしに足りてない魅力がある!▼
- [クロエ]
- 魅力?▼
- [オルテンシア]
- そう、それは母性…
すべてを優しく包み込むような力…▼
ずるいずるい!
可愛さなら負けないけど、母性って何よ!▼
そりゃ何年かたてばあたしにだって
母性の一つや二つくらい生まれるに違いないわ!▼
でも、あたしは今、負けてるのが嫌なの!▼
- [クロエ]
- は、はあ…▼
- [オルテンシア]
- ということでクロエ。
これからは暫く、あたしと仲良くしなさい。▼
あなたから母性という母性を引きずり出し、
すべて学んで、モノにしてみせるわ!▼
- [クロエ]
- よくわかりませんが、構いませんよ。▼
オルテンシア王女のような愛らしい方が
わたしのことを慕ってくださるなんて光栄です。▼
- [オルテンシア]
- そ、そう?▼
急なお願いだったから嫌じゃなかった?
割と一方的なアレだったし…▼
- [クロエ]
- 全然、構いませんよ。
これからよろしくお願いしますね。▼
- [オルテンシア]
- …なんだかすでに、
クロエの母性に包み込まれてる気がするわ。▼
支援B†
- [オルテンシア]
- 母性とはすべてを優しく包み込む力!
人を惹きつける魔性の魅力!▼
頭ではわかってるけど、
具体的にどうすれば得ることができるのか…▼
クロエに密着して
なんとしてでも学んでみせるわよ。▼
- [クロエ]
- わたしがお役に立てるなら光栄です。
頑張ってください、オルテンシア王女。▼
あ、でもその前にちょっとだけ…▼
この手ぬぐいで、
オルテンシア王女の口元をきゅっきゅ…▼
- [オルテンシア]
- ん…
汚れてた?▼
- [クロエ]
- はい。これでもう大丈夫です。
かわいいお顔がさらにかわいくなりましたよ。▼
- [オルテンシア]
- えへへ。
ありがとう、クロエ!▼
…………▼
…はっ!?▼
もしかして、今のが母性!?▼
あたし、なんの警戒心も抱かず、
安心して自然と身をゆだねてしまった…▼
口を拭かれてるときも、
とても心地が良かった…▼
- [クロエ]
- そうですか。
なら良かったです。▼
- [オルテンシア]
- ふふふ…まったく。
油断も隙もないわね。▼
ま、気を取り直してクロエへの密着を
続けるわよ!▼
- [クロエ]
- はい、お水をどうぞ。▼
- [オルテンシア]
- へあ? なんで?▼
- [クロエ]
- たくさんおしゃべりしたから喉が渇いたのでは?
それに、今日はちょっぴり暑いですし。▼
- [オルテンシア]
- わあ、ありがとう!▼
ごくごく…▼
…はっ!?▼
またしても母性に飲み込まれたわ!
恐ろしい…おそろしいわ、クロエ!▼
支援A†
- [オルテンシア]
- あっ、クロエ…▼
- [クロエ]
- こんにちは、オルテンシア王女。▼
- [オルテンシア]
- う、うん…
じゃあね…▼
- [クロエ]
- あの、オルテンシア王女。▼
- [オルテンシア]
- な、なにかしら?▼
- [クロエ]
- 気のせいかもしれませんが
なんだか、わたしを避けていませんか?▼
- [オルテンシア]
- …やっぱりバレちゃうわよね。▼
- [クロエ]
- わたし、何か失礼なことをしてしまいましたか?
よろしければ、理由を教えて欲しいです。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
だって、クロエの近くにいると、
嫌でも自分に足りないものを意識しちゃうんだもん。▼
甘えたくなる母性とか、大人の魅力とか、
全部、今のあたしにはないもの…▼
それを意識したくないから
クロエのこと、少し避けてたの。▼
- [クロエ]
- そうだったんですか…
理由を話してくださって、ありがとうございます。▼
でもわたしは、もっとオルテンシア王女と
仲良くしたいです。▼
- [オルテンシア]
- え…?▼
- [クロエ]
- 人がそれぞれ違うのは当たり前のことです。▼
オルテンシア王女はわたしから母性を学びたいと
仰ってくださいましたが…▼
逆に、オルテンシア王女にあって
わたしにないものだってたくさんあります。▼
わたしだって、オルテンシア王女の魅力を
もっと学びたいと思っているんですから。▼
- [オルテンシア]
- …クロエ。▼
う、うわーん! そんな風に言ってくれて
あたしとっても嬉しい!▼
ごめんなさい、クロエ…!
あたし、もうあなたを避けないわ。▼
これからはもっとたくさん一緒にいましょ。
お互い学び合って、高め合うのよ!▼
- [クロエ]
- ええ、嬉しいです。
王女の可愛さ、たくさん見せてもらいますね。▼
- [オルテンシア]
- あたしだってクロエの魅力をいっぱいモノにして
誰よりも素敵になってみせるんだから…!▼
- [クロエ]
- ふふ。
オルテンシア王女なら必ずなれますよ。▼
その前に、鼻水を拭いておきましょうね。
きゅっきゅ。▼
- [オルテンシア]
- ありがとう、クロエ!▼
…えっ、鼻水出てた!?▼
メリン†
支援C†
- [クロエ]
- あら、メリン。
こんにちは。▼
- [メリン]
- クロエ。
今日も相変わらず美しいね。▼
そんな君には花がよく似合う。
ちょうど近くで摘んできたところなんだ。▼
さ、受け取って欲しい。▼
- [クロエ]
- まあ…ありがとう、メリン。▼
相変わらず爽やかでかっこいいわね。
まるで御伽噺から抜け出してきた騎士のようよ。▼
- [メリン]
- そんな、かっこいいだなんて…▼
ンッフフ、困るよそんな本当のこと…▼
そうだ。美味しいお菓子もあるんだ。
よければ一緒にどうかな?▼
- [クロエ]
- 嬉しいお誘いね。
もちろんご一緒するわ。▼
- [メリン]
- 良かった。
今日は素敵な一日になりそうだ。▼
- [クロエ]
- 向こうに景色のいい場所があるから、そこでどう?
わたしもちょうどお魚のはらわたの漬物を持ってるの。▼
- [メリン]
- はらわたの…漬物…▼
- [クロエ]
- お菓子と一緒に食べたら
美味しいかもしれないわ。▼
- [メリン]
- う、うーん…それはちょっとやめておこうよ。
かけ合わせが突飛すぎる。▼
- [クロエ]
- 何事も挑戦するのが大事なのよ。▼
- [メリン]
- じゃあ、一口だけね。
その代わりお腹を壊したら看病してもらおうかな?▼
- [クロエ]
- ええ、喜んで。
行きましょう、メリン。▼
支援B†
- [メリン]
- てやぁー!▼
ンッフフ。
必殺の一撃が華麗に決まったね。▼
でも、本当の戦いのときに失敗しないように
もう少し練習をしておこう。▼
せやぁーーーーー!▼
- (暗転)
- [メリン]
- あっ!?
足が滑って…▼
わーっ!▼
- (画面が明るくなる)
- [クロエ]
- メリン、大丈夫!?▼
- [メリン]
- クロエ、いつからそこに?▼
- [クロエ]
- しばらく前からよ。▼
訓練中だったから、
お邪魔しちゃ悪いと思って声をかけなかったの。▼
- [メリン]
- まいったな…
格好悪いところを見せちゃったね…▼
御伽噺の騎士はこんな無様な失敗はしないから
僕に幻滅しちゃったよね…▼
- [クロエ]
- 額に傷があるわ。
怪我の手当てをしましょう。▼
- [メリン]
- …すまない。
情けなくて涙が出てくるよ。▼
- [クロエ]
- たった一度の失敗でそこまで落ち込まないで。▼
わたしの目にはメリンが失敗した姿よりも、
たくさん努力している姿の方が焼き付いているから。▼
メリンは御伽噺に出てきたような
素敵な騎士のままよ。▼
- [メリン]
- クロエ…
ありがとう。▼
- [クロエ]
- それに、この前…
看病するって約束したでしょう?▼
- [メリン]
- あはは…そうだったね。
あの時はお腹を壊したら、だったけど。▼
クロエのような素敵な人に看病されるなら、
失敗も悪くないかな。▼
支援A†
- [メリン]
- せやっ!!▼
- [クロエ]
- 頑張って、メリン。▼
- [メリン]
- ああ、クロエ!
声援ありがとう!▼
てやーーーーっ!▼
ンッフフ。
必殺技が華麗に決まったね。▼
- [クロエ]
- お見事だったわ、メリン。▼
- [メリン]
- クロエのおかげさ。▼
今日は朝からずっと
僕の特訓に付き合ってくれたからね。▼
ありがとう。▼
- [クロエ]
- わたしでよかったの?
特訓ならもっと他に適任の子がいたんじゃない?▼
- [メリン]
- いいや、クロエじゃなきゃダメだ。▼
- [クロエ]
- どうして?▼
- [メリン]
- 僕が安心して格好悪い姿を見せられる
数少ない友人の一人だからね。▼
クロエは僕の格好悪い姿を見ても
幻滅しないでいてくれる。▼
それがすごく嬉しいんだ。▼
- [クロエ]
- ふふふ。
そういうことなのね。▼
でも、わたしだけじゃないと思うわ。▼
たとえどんな姿を見せようと、
誰もメリンに幻滅なんかしないわよ。▼
みんなだって、
あなたの本当の格好良さを知っているから。▼
その心に宿る、騎士の魂をね。▼
- [メリン]
- クロエ…▼
僕は君に出会えて幸せだ。
どうかこれからも、共に戦ってほしい。▼
- [クロエ]
- ええ。もちろんよ、メリン。▼
支援C†
- [クロエ]
- お願い、ボネ。▼
- [ボネ]
- 悪いな、クロエ…
お断りだ…▼
- [クロエ]
- ボネにしか頼めないことなの。
だから、どうかお願いよ。▼
- [ボネ]
- …無理だと言っている。▼
- [クロエ]
- そんな…▼
- [ボネ]
- クロエ、私の信条を教えてやろう…▼
この世のすべての食材は…
美味しく、美しく、尊いものだ。▼
その食材を…わざわざお前の好む
二流の屋台料理にするなどできん!▼
- [クロエ]
- いやよ、諦めきれないわ!
屋台料理はまさに芸術なの…!▼
珍しい食材や安い食材を、程よく適当かつ
独特な調理法で作り上げた料理…▼
それを一流の料理人であるボネが作ったら
どんなにおもしろ…いえ、美味しいか!▼
- [ボネ]
- 悪いが他を当たってくれ…▼
- [クロエ]
- そこをどうにか!▼
一度でいいから食べてみたいの!
お礼は絶対にするから!▼
- [ボネ]
- クロエ…
私の腕を買ってくれているのは感謝しよう…▼
だが…その願いは叶わない。▼
食材には適した調理法がある。
そこをあえて外すなど…私にはできん。▼
失礼する…▼
- [クロエ]
- むむ…わたし、諦めないわ。
必ずあなたを説得してみせる!▼
支援B†
- [ボネ]
- クロエ…
今日も頼みに来たのか。▼
- [クロエ]
- ええ。▼
- [ボネ]
- お前は何故、そこまで屋台料理を愛する。
侯爵家の生まれではなかったのか…?▼
- [クロエ]
- だからこそよ。わたしはお屋敷でずっと、
かしこまった料理ばかり食べてきたわ。▼
それは勿論感謝すべきことなのだけれど…
あるフィレネのお祭りの日、出会ってしまったの。▼
裏路地から漂う甘辛い匂い。
それにつられ向かった先には…▼
- [ボネ]
- 屋台料理があったというわけか…▼
- [クロエ]
- ええ。わたしは本能のままに
屋台で料理を買って、口に入れたわ。▼
衝撃的だったの。その味、匂い、食感。
今まで味わったことのない幸福に包まれたわ。▼
- [ボネ]
- 確かに金持ちの子供にとっては
屋台の料理は刺激が強いかもな…▼
- [クロエ]
- でも、悲しいことに…わたしの家では、
外食は厳しく禁止されていたわ。▼
ましてや屋台の料理なんて、
口に入れることなど決して許されない。▼
- [ボネ]
- ではそれ以来、家を出るまでは
ずっと食べられなかったというわけか…▼
- [クロエ]
- そうでもないのよ。以後わたしは、
親の目を盗んで外に出るようになったから。▼
ペガサスに乗って上空で屋台料理を食べ、
証拠隠滅のために包み紙を遠投する技も身に着けたわ。▼
- [ボネ]
- …そいつは褒められたことではないな。▼
- [クロエ]
- もちろん、今では反省しているわ。
罪滅ぼしのごみ拾いも欠かさない。▼
でも、伝えたかったことは…▼
- [ボネ]
- 屋台料理に対する情熱…だろう。
安心しろ。それは充分に感じることができた。▼
わかった。お前のために…
屋台料理を作ってやろう。▼
- [クロエ]
- 本当!?▼
- [ボネ]
- ただし、私が作るのは一流の屋台料理だ。▼
わざと手を抜くことなどできんから、
味が違っても文句は言うな。▼
- [クロエ]
- ええ…! ありがとう、ボネ!
とっても嬉しいわ。▼
あなたの作る屋台料理、
楽しみにしているわね。▼
支援A†
- [ボネ]
- 食材には適した調理法がある…
それは前に説明したな。▼
- [クロエ]
- ええ。
聞いたわ。▼
- [ボネ]
- 私がそれを外すことはない…▼
だからこそ、苦労した。▼
「屋台料理の調理法こそが最適だ」という
食材を探すことにな…▼
- [クロエ]
- ということは、見つかったの?▼
- [ボネ]
- ああ、見ろ。▼
ソルムの沼に生息する特殊な貝…
それにソルムの森にしか生えないキノコだ。▼
- [クロエ]
- まあ…!
なんて毒々しい色なの…!▼
- [ボネ]
- …こいつの味は凄まじい。
口に入れた途端痺れるような香味を放つ…▼
- [クロエ]
- 痺れるような香味?▼
- [ボネ]
- ふっ…
怖気づいたか…?▼
- [クロエ]
- まさか。
早く食べたくて仕方がないわ。▼
- [ボネ]
- さすがだな、クロエ…
そんなお前だからこそ作りがいがあったというもの。▼
さあ、これが私がたどり着いた
究極の屋台料理だ…▼
- [クロエ]
- …! すごいわ!
このほど良い脱力感、まさに屋台料理よ!▼
- [ボネ]
- 究極なのは見た目だけではない…
味も確かめてみろ…▼
- [クロエ]
- …いただきます。▼
! おいしい!!
確かに舌は痺れるけれど…▼
周りのソースが刺激をうまく中和して、
面白い食感はそのままに上品な風味…!▼
最高だわ…こんなの、こんなのって…
こんな屋台があったら、毎日通うわ!▼
- [ボネ]
- …最初はお前の料理に対する情熱に
ほだされただけだった。▼
だが、今回の経験を通して…
私は料理人としても一歩成長できたように思う。▼
一流料理だろうが、屋台料理だろうが
食材と適した調理法さえあれば変わりはない…▼
そして、どちらも等しく
人を幸せにすることができる。▼
- [クロエ]
- ええ、その通りだわ。
ありがとう、ボネ…!▼
- [ボネ]
- さあ…次は何が食べたいんだ?▼
- [クロエ]
- また注文していいの?▼
- [ボネ]
- 真に料理を愛する仲間の願いなら
いくらでも注文を受けるさ…▼
- [クロエ]
- ほ、本当に…!? えっ、また新しい屋台料理を…
わたしったら、幸せすぎて取り乱しちゃうわ。▼
- [ボネ]
- 落ち着け、クロエ。
私も料理も逃げんぞ…▼
- [クロエ]
- そ、そうね。
ゆっくり考えることにする。▼
本当にありがとう。
次の一流屋台料理も楽しみにしているわ。▼
セアダス†
支援C†
- [セアダス]
- ああ、カードさん!
俺を正しい道へと導いてくれ!▼
はぁーーーーーー!▼
- [クロエ]
- セアダス。
大きな声を出してどうしたの?▼
- [セアダス]
- やあ、クロエ。
今、ちょっと大事な占いの最中なんだよ。▼
- [クロエ]
- 大事な占い?▼
- [セアダス]
- これを見てくれよ。▼
目の前にある揚げたて熱々のお肉…
これ以上、魅力的な食べ物は存在しない。▼
でも、欲望のままにかじりついてしまえば
俺の体型を維持するのが難しくなる可能性がある。▼
だからこうして、
カードさんで占っているというわけさ。▼
- [クロエ]
- うふふ。
面白いことをしているのね。▼
それで占いの結果はどうだったの?▼
- [セアダス]
- …残念ながらこのお肉は
食べない方がいいみたいだ。▼
- [クロエ]
- なら、わたしがいただくわね。
もぐもぐ…▼
- [セアダス]
- ええっ!?
手を出すの早っ!▼
別に食べるのはいいんだけどさ…
あぁ、なんて美味しそうに食べるんだ…▼
- [クロエ]
- ありがとう、セアダス。
今度はわたしが何かごちそうするわね。▼
- [セアダス]
- うん…
ぜひそうしてくれ…約束だよ。▼
支援B†
- [クロエ]
- どう、セアダス?
気に入ってくれたかしら。▼
- [セアダス]
- …これ、食べ物?▼
- [クロエ]
- もちろん。▼
- [セアダス]
- というか、そもそも何なの?
食材と調理法は?▼
- [クロエ]
- 卵を砂糖で煮込んだものよ。▼
- [セアダス]
- 念のために聞くけど…
なんの卵?▼
- [クロエ]
- フィレネで取れる珍しい魚…とか。▼
- [セアダス]
- とかってなんだよ!?
他になんの卵が入ってるの!?▼
- [クロエ]
- 味は美味しいから気にしないで。▼
- [セアダス]
- 気にするよ!▼
せっかくクロエが用意してくれたから、
食べたい気持ちはあるんだけど…▼
見た目と匂いと本能が
全力で俺の食欲を遠ざけてるというか…▼
- [クロエ]
- 珍味は苦手な人もいるからね。▼
- [セアダス]
- ごめん、クロエ。
俺も苦手な人の部類に入るみたい。▼
- [クロエ]
- あら残念…この珍味は、
体型維持に抜群の効果があるのに。▼
- [セアダス]
- え!?▼
クロエ…俺が体型維持を気にしてるのを
ちゃんと考えてこれを…▼
悪かった、クロエ。
その珍味、いただくよ。▼
- [クロエ]
- 良かったわ。さあ召し上がれ。▼
- [セアダス]
- いただきます…▼
…ううっ!?▼
- [クロエ]
- やっぱり苦手だったかしら…▼
- [セアダス]
- ううん。美味しい。
甘苦いけど、それがいい。▼
- [クロエ]
- 本当? ああ、良かったわ。
クセが強いから心配したのだけれど。▼
- [セアダス]
- キャラバンで各地を巡ってた時に
色んなもの食べてたから、意外と耐性あるのかも。▼
良かったらまた教えてよ。
体型維持に良さそうなやつをさ。▼
- [クロエ]
- わかったわ。
食べてくれてありがとう、セアダス。▼
支援A†
- [セアダス]
- よっ。
タタタンっと。▼
- [クロエ]
- 相変わらず素敵な踊りね。▼
- [セアダス]
- のぞき見かい、クロエ。
言ってくれれば特等席を用意したのに。▼
- [クロエ]
- 練習の邪魔をしては悪いかなと思ったの。▼
また新しい珍味を持ってきたわ。
体型維持に効果のある、ヤモリの蜂蜜煮込み。▼
- [セアダス]
- 相変わらず見た目がすごい…
でも、ありがとう。▼
うんうん…味もいいね。
風味はあれだけど甘さがいい。▼
- [クロエ]
- よかった。
思った通りだったわ。▼
何度か珍味を提供してきて分かったの。
甘ければだいたい何でも食べてくれるって。▼
- [セアダス]
- 何だよ、その評価は…▼
- [クロエ]
- セアダスの踊りは本当に素敵ね。
優雅で、それでいて力強くて…▼
踊りは誰かに教わったの?▼
- [セアダス]
- ああ。師匠がいる。
キャラバンで出会った舞踏家の師匠がね。▼
まあ、正確に言うと師匠がいた、だけど。▼
- [クロエ]
- それって…▼
- [セアダス]
- ああ、もういない。死んだんだ。
キャラバンが襲われたときに、俺を庇ってさ。▼
- [クロエ]
- そうだったの…▼
- [セアダス]
- まだ恩返しもできてなかったのに…
この運命だけは俺の占いでもわからなかったよ。▼
- [クロエ]
- でも、その師匠さんの踊りは、
セアダスの中で生き続けているのね。▼
- [セアダス]
- だといいな。
まだ師匠の踊りには程遠いけど。▼
それでも…▼
俺はこの踊りで人々を魅了してみせる。▼
- [クロエ]
- セアダスならできるわ。▼
- [セアダス]
- はは。
ありがとう、クロエ。▼
さてと。食べたら動かなきゃ。▼
珍味のお礼に舞の披露を…と思ったけど、
たまには一緒に踊るかい?▼
- [クロエ]
- ええ、喜んで。▼
コメント†
Last-modified: 2023-11-23 (木) 11:51:16