兵種/専用兵種評価

兵種評価/専用†

兵種評価/専用
コメント

神竜ノ子→神竜ノ王†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
竜族	竜	剣B →剣A体術B	神竜気 (上級Lv5)	主人公専用

主人公専用職でスタイルは竜族。「神竜ノ子」は主人公の初期職でもある。「神竜ノ子」、「神竜ノ王」共に全体的なバランスの取れた成長率、基礎値となっている。
- が、個人と職の成長率を足しても力の成長率は50%に満たないため成長の偏り次第では火力の低さに悩むことも。魔力は更に伸びない上、上限値も低いため「いかづちの剣」を活かしづらい。
  - 本作には「いかづちの剣」以外に間接攻撃が可能、かつ全ユニットが通常装備可能な剣が存在しないため離れた敵を攻撃する手段に乏しいのは欠点。
「神竜ノ王」になると指南書も装備できるようになるが、魔力が低く剣を使った方がダメージが高くなることが多いためこちらはぶっちゃけオマケレベル。2連続攻撃でエンゲージカウントを稼ぐことなどはできる。
- 体術を扱う中では、最終的な速さが最も高くなるので、魔力さえ補えれば強力な体術使いとなる。
目玉はなんといっても希少な竜族スタイル。扱えるのは主人公とヴェイルのみ。ヴェイルの加入は非常に遅いため実質的に主人公の特権と言える。
また、クラススキルでエンゲージカウントの上限値を減らせるためエンゲージ状態の回転率もかなり良好。
- どの指輪を装備させても安定した活躍を見せてくれるだろうが、中でもカムイとの組み合わせは非常に強力。龍脈で発生させられる全ての地形を扱うことができる。
  こなせる役割は防御支援、回避支援、炎地形による削りや敵の遅滞、氷塊による安全地帯の創出、広範囲の回復…と極めて多岐にわたる。
  - シンクロ中は自分から攻撃した相手のパラメータにデバフを与えるスキル「竜呪」を持つため、やや変則的な形ながら「いかづちの剣」を活用することも可能。
総じてエンゲージを使いこなすことに極めて長けたクラスだと言える。下手に転職させると竜族スタイルを失ってしまうため主人公の運用は基本的にこのクラス一本で良いだろう。

↑

ノーブル→アヴニール†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
騎馬	騎馬	槍B →槍A剣B	金蓮 (上級Lv5)	アルフレッド専用

力・守備を中心に物理寄りの成長を続けていくのが特徴。
加えてHPと幸運の伸びがよいことから受け性能が良好な兵種である。
- ＤＬＣで邪竜の子が解禁されるまでは専用兵種内における力の上限値が最も高い。
  さらにＨＰと守備もピッチウォークより成長率と上限値では上なので兵種スキルと合わされば騎馬特効でも突かれない限りはむしろ硬い筈…である。
- 評判が乏しい原因にまず速さの初期値が心許ない。３章クリア時点だと速さは下から数えた方が早いほどで最序盤から追撃されやすい。
  そして魔防の低さを狙うサンダー持ちの魔導職達。中盤からは守備自体を無視する「異形竜」も随所に出てくるため機動力の割に動かしづらい。
  フォガートが来る頃には騎馬という強みも怪しくなる。
  アヴニールで習得する「金蓮」自体は発動すれば本来以上に耐える可能性を持つがやはり確率である上対魔法には非対応というのも辛い所。
- 一方加入するユニットでは成長率は上位に入り、加入時期も３章からと成長機会は多く、高能力値により善戦出来る可能性を秘めているのも確か。

紋章士としては総合面では守備面に加えエンゲージ技を生かしやすいアイク。攻撃と機動力に特化したシグルド、微妙な攻守性能を適宜最適化させるエイリークが無難か。序盤ならリーフやロイも有力。

アイクは物理面をそのまま強化する組み合わせ。硬めなアヴニールに「勇将」と「不動」を発動させることで盤石になれる。ダメージが許せるなら追加された斧と合わせ３種の武器でブレイクを狙える。
エンゲージ技では剣を選択出来る。上述の受け性能で敵からの被害を抑えつつ、集まった敵兵達を範囲攻撃で反撃出来るのが利点。
「引き戻し」「破壊」は機動力のある本兵種なら活用しやすい。~~むしろこちらが本体となる場合も~~

シグルドは序盤から採用できる。序盤なら体格も補強出来るので追撃を狙える機会も増えるのは大きいか。
「助走」をベースに攻撃面を補強する組み合わせとなる。継承は可能だが「再移動」の継承は不要となる分他の継承スキルを入れられる。
エイリークは入手が最後ながら「オルタネイト」を駆使してさらに削りを入れるか、回復しつつ戦うかを選びながら戦える。スキルの性質上剣と槍どちらにも適応され、スタイルボーナスでエンゲージ技の威力も上がるのは嬉しいところ。
リーフは補強された体格で早々に重い武器を扱える他、エンゲージ中の受け性能で力を発揮する。「待ち伏せ」は射程2の剣がいかづちの剣ぐらいしかない分序盤から機能するか。
ロイの「超越」のスタイルボーナスで機動力を補強しつつ、「踏み込み」で切り込み役を行いやすいのが利点。「ランスバスター」で斧を持てない本兵種が対槍持ちを崩せるのも大きい。
DLC加入の紋章士は概ね相性の良い者が多い。エーデルガルトなら計略を手槍と移動力で器用に扱え、ヘクトルは「切り返し」とルーンソードの存在が大きい。クロムは位置取り次第では一方的に攻撃できる「不意打ち」、刻印済みキルソードまたはキラーランスで「力任せ」光る。七色の叫びも機動力を生かして上手く扱える。

グレートナイトとの比較

↑

ノーブル→フロラージュ†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
魔道	-	魔道書B剣B →魔道書A剣B杖B	華炎 (上級Lv5)	セリーヌ専用

ＨＰと体格以外はそつなく伸びる、魔道スタイルではあるが力にも成長傾向のあるバランスタイプな専用職。

専用職の魔道書使いは最終的に4人まで加入する。こちらは戦闘スタイル「魔道」と高めの速さ限界値の両立、そして魔道らしからぬ力の高さと剣も振れるという強みを活用したいところ。
加入時点から剣も扱える。こちらの魔法が通らない魔法職にも逆に低い守備をついた物理攻撃で攻め込むことができる。対斧持ちには武器相性によるブレイクを狙うことも出来る。
魔力依存の魔法剣「いかづちの剣」もあるため、手に入ったらサブウェポンとして所持させておこう。2距離攻撃で斧相手にブレイクを取れるのは物理剣にはできない芸当。
フロラージュは魔道書Aに加え「華炎」による威力増加がある。基本魔力では他の魔法職に劣っているが、これを発動した瞬間のみは大きく上回れる。
上昇値には力を参照するため、魔法一本で扱う場合も力成長が無駄にならない。但し、本体の技限界値及び成長の微妙さから発動率は低い方なので追撃を狙う等の対策はしたい。
「リンドブルム」と同様に杖はBまで。ドローやリザーブは扱えないが、同じく両刀タイプな杖使いの汎用職グリフォンナイトやロイヤルナイトには扱えないワープやレスキューは抑えている。
紋章士については魔法スタイルらしく魔法系を、と見せかけて力も同等にあるおかげでどのエンゲージ武器エンゲージ技も腐らないため、極端な話、誰と組ませても問題ないほどに選択肢が非常に広い。
十分に成長が済んでいるストーリー後半からではあるが、物理職でも扱いに難儀しやすい「リーフ」を相性が良い側として扱えるのは特筆に値する。
初期装備であり自国で母から託された「セリカ」をそのまま使い続けるのも良い。他のユニットとの競合を気にしない場合は「ベレト」が最有力。
- セリカを使う場合、魔力の補強に加え、「重唱」による「華炎」の発動を期待することになる。他の魔法職では持て余す力補正も腐らない。
  追撃をとるかボルガノン等で削るかはプレイヤー次第だが重さによる攻速落ちのフォローがない点は注意が必要。
- ベレトは「テュルソスの杖」による魔法攻撃射程増加が魔道スタイルとしての強み。持ち前の速さが補強されるのも利点で、セリーヌ自身の技成長が多少下振れしても「天刻の拍動+」で命中難も大幅に改善される。
  それどころか専用職は幸運の限界値が50となるので、育ちきれば天刻の拍動+が確実に発動する（つまり剣や杖などの攻撃が必ず命中する）。
  更には他の魔道スタイルでは持て余す「ヴァジュラ」「天帝の剣」までも全ユニット屈指レベルで高性能に扱いこなせ、射程内であれば魔法よりもこちらの方が撃破性能の高い主力にすらなるほど。
  但し、ベレトは他にも組ませたいユニットが多い引く手あまたの紋章士。対してこちらは他の紋章士でも戦える性質であるため、他の仲間に選択権を譲るのも苦肉の策ながら自軍全体の戦力強化に繋がるか。
- 他にもいかづちの剣で放つオーバードライヴが強力なシグルド、体格補正が噛み合いテトラトリックの爆発力が強烈なリーフなど選択肢は豊富。詳細はセリーヌの個別ページにて。
最終的には、剣を扱えることと、速さがそれなり且つ幸運の限界値が非常に高いため、2射程対応の「いかづちの剣」持ち回避盾としての適性が高い。（「魔道」の中でも速さの限界値は最も高いので、その点も考慮するとなかなかの優遇っぷり）

欠点は長所である限界値と噛み合わないクラス成長補正の微妙さ。バランス型な配分に加えて合計値も低い側であるため、魔法職の大前提な魔力だけでなく伸ばしたい速さにまでこれに足を引っ張られてしまっている。
特にノーブルの時は同じ下級職であるマージと魔力成長率で15%もの差があり、本体の成長率の微妙さもあって魔力が伸びない。最終的には強いとはいえ、この成長率の悪さで2軍落ちを招きやすいという点ではかなり深刻な短所である。
まずはフロラージュへの早期クラスチェンジが急務。専用職の強みが見えてくるのが他の魔法職の速さの限界値を超えてからであるため、その前にグリフォンナイト等を経由して速さを鍛えておくのも手。魔力を鍛えたい場合はハイプリーストあたりを。

セイジ・ハイプリースト・マージナイトとの比較

↑

ロード→スュクセサール†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
連携	-	剣B →剣S斧A	太陽 (上級Lv5)	ディアマンド専用

高めのHPと本人の天性込みで剣S斧Aと言う規格外の武器レベルによるハイバランスな攻守、そして技%発動で攻撃と共に自己回復を行う「太陽」を持つ屈強な歩兵クラス。
力と速さそのものは標準程度だが、良好な体格が持ち前の武器レベルに噛み合っており、強力な武器を攻速落ちの心配なく扱うことで高い攻撃力を振るう。
- 一見すると非常にハイスペック、実際にノーマル～ハードのストーリー程度であればエース格として大活躍を見せるのだが、ルナティック及びやり込みとなると途端に細かい弱点や齟齬の数々が露呈すると言う一面を持つ。
  - まずわかりやすいところでは、本人の補正込みで技上限が22しかない。そのためせっかくの「太陽」の発動にあまり期待できず、高ステータスの相手と戦うには命中にも大きな不安を抱えることになる。
  - 命中補助用の個人スキルは条件が「相手が反撃可能」と言うものでリスクが伴う、「天刻の拍動」で補おうにも幸運は成長・上限共にあまり恵まれているとは言えずやや不安定。高いHPに着目して「勇将」などのHP条件スキルを使おうにも「太陽」が裏目になって勝手に解除してしまう可能性がある、など紋章士やスキルの運用に関してところどころにクセがある。
  - また成長率においても、個人・兵種の合計値で際立つのはHP90%のみで、力50%・速さ55%・守備55%はそれぞれのエキスパートに比べるとさすがに1～2枚落ちる。ルナティックでは決め手に欠ける数値になってしまいやすく、ランダム成長ではヘタレる不安もつきまとう。
- 総括してカタログスペック自体はかなり優良なものを持つのだが、高難度や高ステータスの環境で運用しようとすると気難しさが顔を出すと言う何とも絶妙な専用職。
バランス型ゆえに、紋章士の選択肢は物理型ならほぼ何でも噛み合うと言えるほどに広い。マルス・シグルドなら優秀なエンゲージ技をS剣で運用でき、ロイなら運ゲー感は強くなってしまうが「太陽」と「踏ん張り」のシナジーが良好、アイク・チキ・ヘクトルなら高難度での受け運用が視野に入るほどの耐久力が手に入り、リンなら「速さの吸収」で攻守の安定感が増す。
- どの運用をするにしても当然ながら専門家には劣るので、継承は主に運用したい指輪に合わせて、最低でも攻撃・受け・回避のどこに軸足を置くのかはきっちり決めて行いたい。どっちつかずなビルドをしてしまうとただの器用貧乏が完成しかねない。

ブレイブヒーローとの比較

↑

ロード→ティラユール†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
隠密	-	弓B →弓S	月光 (上級Lv5)	スタルーク専用

技の伸びは全職でも1位タイ。同率1位のスナイパーの方が技の上限値は高いものの、こちらは速さの上限値で大幅に勝っている。
この職を評価する上で避けて通れないのがクラススキル「月光」の存在。攻撃時に技%で発動し、相手の守備・魔防を半分無視してダメージを与える。
技がよく伸びるので発動率は良好。このため表示されている予測数値以上のダメージをしばしば叩き出し、削りのつもりが勝っていたなんてことも。
- 兵種スキルの持ち越しがない本作ではエイリークとのシンクロおよびスキル継承抜きで月光を扱えるのはティラユールのみ。継承のコストも3000SPと極めて高い。
欠点らしい欠点と言えば魔力の成長率や上限値が著しく低いため「光の弓」を活用しづらいことだろうか。
とは言えルナティックの終盤では防御の高い敵がかなり多く、物理ダメージを通すのにも苦労するようになるためサブウェポンとして持たせておくのはアリ。
「月光」が発動すればそれなりにダメージも出る。
確率発動とは言えわざわざ「月光」を捨ててまでスナイパーやボウナイトにする意味は乏しいためスタルークは基本ティラユールでの運用が望ましいだろう。
紋章士の指輪で相性が良いのはリン、ベレト辺りだろうか。
- リンは極めて射程が広いエンゲージ技「流星群」と竜・飛行特効を持つ強力な弓「ミュルグレ」を持つ。
  スタイル:隠密によるスタイルボーナスによりただでさえ長い「流星群」の射程距離が延長されるほか、このエンゲージ技には「月光」が乗る。
  元から高い速さを補強できる「速さの吸収」との相性も悪くない。実は力や威力補正が皆無なため攻撃力の補強がないにも関わらず、器用に立ち回ることで彼の強さを引き出している組み合わせ。
- ベレトはエンゲージ武器の「フェイルノート」が強力。射程が2～3と広く、竜特効も付いている。隣接した味方4名を再行動（＋速さ＋５）させられる「計略：女神の舞」も強い。
  - ただしベレトは魔法の射程を2増やす非常に強力な「テュルソスの杖」を持っているためスタルークに装備させる場合はトレードオフになる。
- これらの他にHPが満タンの場合弓の射程を1伸ばしてくれるクロードの絆の指輪もかなり強い。「長弓」や「トロン」を持った敵を一方的に攻撃できるのは魅力的。
  カムイから「竜呪」を継承して射程外からデバフを付与するのも一興か。

スナイパーとの比較

↑

テイマー→リンドブルム†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
飛行	飛行	魔道書B →魔道書S杖B	虚空 (上級Lv5)	アイビー専用

下級職での加入だが初期レベルが高いため基本はマップが終わり次第即上級CCで問題ないだろう。
成長率は魔力と魔防に偏っており、「リンドブルム」の魔力のクラス成長率は2位タイ。一方で成長率の総合値は下級上級どちらもワーストと極端。
- 加入直後に足元のよくないマップがあることや飛兵でありながら魔法を扱えることもあり当分の間は不動のスタメンを張れる一方、高難度ではアイビー本人の技成長率や上限値の低さに由来する命中率の低さがネックになる。
  シグルドから命中率を加算するスキルを継承する、必中のエルサージを使うなどして対策を講じたいところ。幸い防御は魔法職の割によく伸びるのである程度なら物理攻撃も凌げる。
飛兵でありながら魔法が使えるアドバンテージは決して小さくない。転職させる場合はきちんと長期的な育成計画を立ててからにしよう。

↑

テイマー→スレイプニル†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
飛行	飛行	杖B魔道書B →杖S魔道書B	大樹 (上級Lv5)	オルテンシア専用

シナリオ上の長所は魔防の高さ、オンライン的には移動力が高い杖Ｓという点となる。
- 幸運と魔防は全兵種中最高の上限値に加え、速さもウルフナイトと同等であるため、魔法には滅法強い。
- 一方で守備HPともに上限がセイジ並の低さであるため、物理職の接近を許せば弓でなくとも一撃で落ちかねない。
兵種スキルの「大樹」は、竜の時水晶を使用前提であれば、貴重なワープ系の杖や状態異常杖の耐久を減らさずに使用出来るので、非常に相性が良い。
他の杖Ｓがハイプリーストのみなため、オンラインの場合でノードゥスを扱うならまずオルテンシアが筆頭候補となる。
- オンラインの場合、「大樹」はおまけにすぎない。発動する前提で立ち回らず、ノードゥスは１回まで、ドローは３回までとして運用すること。

↑

ヴィジランテ→ピッチフォーク†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
連携	-	槍B →槍S	砂陣 (上級Lv5)	ミスティラ専用

槍のみを扱う歩兵、という見た目のシンプルさに反して独自性の塊のような兵種。
ステータスで言えば力、魔力以外が伸びるため壁役、サポートに向く。
- ジェネラルやグレートナイトとの相違点はスタイルが重装ではないためブレイクされる可能性があり、重装、騎馬特効を受けない。
  ただし連携スタイルと兵種スキルの存在から切り込み役もできなくはない。
- 性能だけ見ればサポート役をこなせなくもないが、個性を活かすなら同役として起用する意義は薄いか。
受け要員としては物理、魔法、回避といった受けに必要なニーズ全てをこなせなくもない。
- 最大HPの伸びやすさを始め守備と速さがほぼ同じ程度には成長する。幸運も最低限度は伸びるため、追撃も必殺も受けにくい分耐えやすい。
- ただし魔防の伸びはあまり良くなく、HPの頭打ちが早めなためストーリー後半になると魔法受けは厳しい。

攻撃面においては数値は厳しいものの、兵種スキル「砂塵」が強力無比。

攻撃の際、技%で力の代わりに守備×1.5を計算に用いるというもの。技と守備の伸びは共に高く、発動した際の爆発力はかなり魅力的。
- 反撃でも発動するため、受けからの削りを任せたら倒していたということもままある。
  乗算という性質上、ステータスが伸びきる後半に差しかかると爆発力はさらに増す。
- 発動に必要な技の上限値も高く、砂陣の発動率は最終的にティラユールの月光並に高く、命中も安定している。

発動しなかった場合は戦闘予測に表示される通りかなり厳しい数字だが、発動時はおおよそベルセルクと同程度のダメージを叩き出す。
砂塵と必殺が重なった時は爽快の一言。技の成長が良いため刻印なしでもネタでは済まない程度には重なる場面がある。

内部レベル40時点での力・技・守備の値

本兵種の欠点は受け性能の中途半端さと火力の安定のしなさ、そして低い体格。
- 3つの受け要素全てに対応できるとはいえ、どれも数字は突出したものはないため後半になるほど中途半端さが露呈していく。
  1つの要素に合わせるのか、または受けの手が足りない時のジョーカーとして扱うのか、使用感を把握した上で早めに決めておきたい。継承スキル選出の指標にもなる。
- とにかく兵種スキルが発動しないとダメージが出ないため、1ユニットで1体倒すことを多く要求される場面では信頼できない。
- 体格は全く伸びないわけではないが、初期値、限界値共に低いため重い武器の扱いが苦手。連携スタイルであるためスレンドスピアやヴェノマスを握りたいが、握るとまず間違いなく攻速落ちして受け性能が低下する。
- 切り込み役として砂塵の発動を期待して勇者の槍を握らせても同様。
総じてやれることが多いぶん、多くの要素が中途半端。
周りと遜色なく仕事させることを要求するのであれば、この兵種に多くある「できること」をいくつか切り捨てる判断が必要となる。
大元としてある個性、「連携スタイルの受け要員」「砂塵」を基本として育成計画を立ててあげれば、基本兵種とはひと味違うユニークなユニットにでき上がる。
紋章士は上記3点を解決出来る者が望ましい。
初期配備のアイク以外にはロイ・リーフ・リン等。DLCを含むならエーデルガルト・ヘクトルが有力。
- ヘクトルは受けに向いた各種スキルに加え、力、守備、体格と必要な部分を補いつつ、落ちた攻速を火力に変換できる、切り返しによる攻撃回数増加で砂塵の発動確率上昇、と特筆して相性が良い。
独自性が強い職なので継承するスキルもまた悩ましい。
受けにしろ攻めにしろ、どんなことをやらせるのかを明確にした上で継承させたい。
- 注意点として火力を高めるスキルを継承すると砂塵が発動した時にオーバーキルになりがち。
  安定感を求めていたりルナティックで運用しているならば普通に候補に上がるためその際は助走や怒り、月の腕輪などを。
- 連携職なのでデュアルアシストは鉄板。
  特に壁役で運用している場合、釣り出した敵の殲滅に入る時にはすでに戦場の真ん中に立っていることが多いのでハルバーディアより早いタイミングでチェインアタックに参加できる。ヴェノマスを握らせればさらにいい仕事をする。
- 体格が低い関係で、回避を高める方針はあまり相性が良くない。
  一応回避+や槍術・柔などを盛りに盛れば運用できなくはないが、高めの守備や必殺など、殺してしまう要素が多い。

ハルバーディアとの比較

↑

ヴィジランテ→クピードー†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
騎馬	騎馬	弓B →弓A剣B	水鏡 (上級Lv5)	フォガート専用

本作品屈指の強兵種。その最大の強みは、速さ上限値同率１位の弓兵という点に集約される。
同じく速さ同率１位のグリフォンナイトがステータス合計１位と非常に強力なため、
そのグリフォンナイトに速さで張り合え、勇者の弓で特効を突けるクピードーは、代えが効かない重要な駒となる。
ソードマスター・グリフォンナイト同様、追撃性能の高さを活かし、勇者の弓×追撃による４回攻撃に「月の腕輪+」を筆頭とするダメージ追加スキルが強力。
- 反撃を受けずに攻撃しやすい弓兵の強みを活かした「血讐+」も候補。
速い弓兵という点に価値が見出されるべき兵種のため、迎撃向きの兵種スキルの「水鏡」は噛み合いが悪く、無理に「水鏡」を活かす必要もない。
- 一応剣を扱えるので、「いかづちの剣」等で待ち伏せる際に勝手に発動するかもしれないが、速さの伸びは回避率の伸びに大いに関わるため避けて結局発動しないジレンマを抱えやすい。
なお、弓を扱う兵種の中では魔力上限値が1位。光の弓を最も有効に扱える兵種といえる。
- 速さのおかげでドラゴンナイトには安定して追撃がとれるほか、諸々の補正込みならグリフォンナイトにも追撃を狙っていける。

ボウナイトとの比較

↑

ダンサー†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
気功	-	体術A	特別な踊り (Lv25)	セアダス専用特殊兵種扱い「踊る」可能

今作再行動を付与出来る手段は他にもあるが、エンゲージ技やDLC(かつエンゲージ中のみで移動不可)である等制限が多い。毎ターン付与させるならダンサー一択となる。
気功自体の比較対象が実質マスターモンクしかおらず、あちらよりは速さは高くなりやすいが、ダンサー自体が攻撃に回るぐらいなら他のユニットに攻撃をさせるために踊った方が強いとは思われる。

↑

邪竜ノ娘(ヴェイル)†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
竜族	邪竜	魔道書S短剣B	邪竜気 (Lv25)	ヴェイル専用特殊兵種扱い

魔法と短剣を使い分ける兵種。
- 魔法職として見た場合、魔道書Sまで扱える点と魔力上限値はセイジに匹敵する。魔力成長率は一歩及ばないものの、それでも高水準。ただし、セイジと違ってこちらは「魔道」スタイルではないため、回避補正のある地形の効果を無視出来ない。
  - 杖が使えない代わりに魔法短剣が扱えるのも特徴。物理ナイフが通らないアーマー系やボスに対して、確実に毒を与えられるのは強力。
- 耐久面は脆い方なので、前線に出過ぎるのはおすすめしない。敵将時代は復活の石や移動妨害無効等、脆さを補う仕様が多かったため、うっかり過信してしまいがち。
主人公に次ぐ「竜族」スタイルだが、物理主体の主人公とは明確に能力値も兵種スキルも異なるため、紋章士を用いた戦術も自ずと大きく変わってくる。
- 本クラスの武器や兵種スキルを活かせる「セリカ」や杖を扱えるようになる「ミカヤ」等が好相性。「竜族」専用のスタイルボーナスが強力な「カムイ」及び「ベレト」も組ませる意義が十分にある。最終盤は主人公に紋章士をつけない運用もあり得るため、代わりにこちらと組むようにするのもおすすめ。
  DLC枠では強力なスタイルボーナスを持つ「セネリオ」やユニーク性の強い「ヴェロニカ」も候補。

↑

邪竜ノ娘(エル)†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
竜族	邪竜	槍A特殊S	紋章氣抑制 (Lv25)	エル専用特殊兵種扱い

槍と特殊(竜石)を使い分ける兵種。表記はヴェイルと同じだが、性能は大幅に異なる。
兵種スキルはエンゲージスキルを使用された時にのみ効果を発揮するもので、少なくともストーリー上で効果を活かせるシーンは数えるほどしかない。元々無い物と思って良いレベル。
幸運以外のすべての能力が伸びるが突出して育つステータスもなく、尖ったところのない成長をする。エル自身の成長率も速さが高い程度で特に突出したところはないので、そのまま育てれば速さが高めのバランスのよいキャラになるだろう。
バランス型の宿命として、ハード以下ではよく避け、そこそこ堅いという器用万能なキャラになるのだがルナティックでは話が別。敵ステータスの上昇により回避も難しく被ダメージも大きくなり、一撃で仕留めるほどの火力もないので器用万能から中途半端にグレードダウンしてしまう。
ルナティックで持ち主（エル）を一線で使い続けるつもりであれば、星玉の加護の早期習得や別の職で欲しい能力を鍛える等の調整は必要かもしれない。
とはいえ竜族スタイルは見逃せない点。紋章士カムイやカミラでサポートに徹するだけでも十分な仕事をするので割り切ってサポートキャラにしてみてもいい。
竜石による攻撃は防御力を半減して計算する代わり、純粋な錬成強化(＋○化)はできない。

↑

邪竜ノ子†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
竜族	邪竜	斧A特殊S	紋章氣促進 (Lv25)	ラファール専用特殊兵種扱い

斧と特殊(竜石)を使い分ける兵種。
- 竜族としては最もＨＰ・力・守備の高い戦士系の鑑のような成長傾向を持つ…が加入直後は以下の理由から扱いづらい。
  ・技が低く斧はとにかく竜石でも命中に不安が残りやすい。
  ・ベルセルクをマイルドにしたような成長となり、まず扱わない魔力まわりはいいとして幸運も伸び難い。故に必殺の一撃を受けやすい。
  ・体格は竜族内では一番伸びるが"１３''で能力上限に到達する。（ベルセルクは２４）。銀の斧で攻速落ちが始まり未対策では追撃は非現実的。
- これらを乗り越えて育っていくと追撃が出ない場合は主人公以上の攻撃力を有し、兵種スキルでエンゲージカウント加速をこなす唯一のユニットに大成する。
- エンゲージ技がこの特徴に一番適合しており単純に高威力にもなる他、味方のエンゲージカウントも補助してくれる。
  全く紋章士を使わない縛りプレイでもない限り、本兵種はいかにエンゲージ技をやりくりさせるかで評価を分けるといった所。
  - おすすめされる紋章士としては「切り返し」が強力なヘクトル、単純な受け性能が強化される「アイク」、逆に追撃を狙うなら「リン」も候補。
  - 「ヘクトル」は体格が補強されるのも大きいが「切り返し」で本兵種のＨＰ管理を怠らなければ、速さに関わらない２回攻撃が強み。
    「ルーンソード」による迎撃しつつ回復も役に立つ。
    エンゲージ中ならば被必殺も軽減出来る。
  - 「アイク」は元から高い守備を補強しつつ、「ラグネル」や「銀の大斧」によるエンゲージ技は高威力なものとなる。
  - 「リン」は「残像」によるチェインアタックで撃破しやすくする他、攻め立て込みの追撃を狙うなら検討したい。
    「流星群」に射程＋５のスタイルボーナスもあるので隠密ほどの戦術兵器にはならないが、本兵種ほどの守備ならかなり強引に攻め方を作れるだろう。

↑

メリュジーヌ†

スタイル	被特効	使用武器	兵種スキル	備考
飛行	飛行/竜	剣A魔法S	魔法剣 (Lv25)	セレスティア専用特殊兵種扱い

剣と魔法を使い分ける兵種。
兵種スキルにより魔防の高い魔法使いを剣で沈めに行く運用はややしづらくなっているため注意が必要。

↑

コメント†

ユニットの評価と書くことが変わらない。ユニット個別のページでも同じことを感じたが、同一内容を分散させる理由が不明。 -- 2023-03-10 (金) 18:27:55
まぁ専用クラス＝そのユニットだしなぁ…向こうは別のクラス込みでの運用、こっちは専用クラスで使ったときの運用の評価を書くかね -- 2023-03-10 (金) 22:50:42
クピードーは速いからこそ間接攻撃とかを安全に受けられるのでは？もしかしてこの記事書いた人って追撃なしでも1撃受けただけで必ず即死すると思ってんのかな…ま、実際にルナとかプレイしてないで書いてるんだろうしDLCありならそもそも射程の暴力で受けなくていいし受ける視点なくても仕方ないか -- 2025-08-30 (土) 03:31:19
そもそもフォガは光の弓に命中回避両立のルキナ刻印付けると普通に回避しまくるから水鏡生かせないだろ。速さが低くて回避が低いのなら話は別だが -- 2025-09-04 (木) 14:54:31