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会話集/支援会話
スタルークの支援会話†
ブシュロン†
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セリーヌ†
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ディアマンド†
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シトリニカ†
支援C†
- [シトリニカ]
- やっ!▼
ふぅ…
なかなかうまくいかないわね。▼
- [スタルーク]
- シトリニカ。
魔法の特訓をしているのですね。▼
- [シトリニカ]
- スタルーク。
どうしたの? 迷子?▼
- [スタルーク]
- ち、違いますよ!
偶然、通りがかっただけです!▼
- [シトリニカ]
- そう。
それならよかったわ。▼
- [スタルーク]
- シトリニカは立派ですね。
時間が空けば魔法の特訓を重ねていますから。▼
僕はシトリニカ以上の努力家を知りません。▼
- [シトリニカ]
- ありがとう、スタルーク。▼
でも、まだ足りないわ。
今のままじゃ全然、だめなの。▼
わたしはもっと強くならないと。▼
- [スタルーク]
- 今のままでも大丈夫ですよ。
シトリニカのことは僕が守りますから。▼
- [シトリニカ]
- 自分よりも周りの人を優先しようとするその姿勢…
スタルークは昔から変わらないわね。▼
でも、その優しさに甘えるわけにはいかないの。▼
だって、わたしは…▼
- [スタルーク]
- シトリニカ?▼
- [シトリニカ]
- ううん。
なんでもないわ。▼
わたし、特訓を続けないと。
それじゃあね、スタルーク。▼
- [スタルーク]
- はい…▼
シトリニカ…
何か悩んでるみたいですね。▼
支援B†
- [シトリニカ]
- …ダメね。
この程度の力じゃ全然、足りないわ。▼
わたしはスタルークの臣下として…
失格よ。▼
- [スタルーク]
- 僕はそうは思いません。▼
- [シトリニカ]
- スタルーク?
いつからそこにいたの?▼
- [スタルーク]
- シトリニカの悩みがなんなのか知りたくて、
特訓しているところを隠れて見ていました。▼
でも、臣下として失格だと思っていたなんて…
そんなことあるわけないのに…▼
- [シトリニカ]
- …………▼
わたしたちはいとこ同士で、
子どもの頃からきょうだいのように育ったわね。▼
スタルークは昔から後ろ向きな性格で、
いつもおどおどしていて…▼
何かにつけてディアマンドと比較されてしまって、
自信をつける機会もない。▼
- [スタルーク]
- そうでしたね…
今も大して変わっていませんけど…▼
- [シトリニカ]
- でも、わたしはスタルークのいいところを
たくさん知っているわ。▼
人の価値をすぐに見抜き、認めてくれるところ。▼
他人を素直に褒めるところ。▼
スタルーク。
わたし、あなたのいいところならまだまだ言えるわよ。▼
- [スタルーク]
- か、買い被りですよ…▼
- [シトリニカ]
- 小さい頃から思っていたの。
わたしがスタルークを守ってあげなきゃ、って。▼
でも、それは間違いだったわ。
思いの強さだけではあなたを守れない。▼
わたしにはあなたを守るだけの力がないの…▼
- [スタルーク]
- そ、そんなことありません!▼
- [シトリニカ]
- ごめんなさい、スタルーク。
わたしがあなたの臣下になったばかりに。▼
きっと、わたしがいなかったら…
もっと優秀で、強い誰かがいてくれたはずなのに。▼
- [スタルーク]
- シトリニカ…▼
支援A†
- スタルーク]
- シトリニカ。▼
- [シトリニカ]
- スタルーク…▼
- [スタルーク]
- 血筋だからでしょうか。
僕とシトリニカは、よく似ています。▼
僕は自分に価値があるとは思えない…
でも、それはシトリニカも同じなんですね。▼
- [シトリニカ]
- どういうこと?▼
- [スタルーク]
- シトリニカは僕の臣下として失格だと言いました。
でも、それは大きな間違いですよ。▼
- [シトリニカ]
- 慰めはいらないわ。▼
わたしが王族の臣下として力が劣っていることは
まぎれもない事実なんだから。▼
- [スタルーク]
- そうですね。
単純な力では劣っているかもしれません。▼
ですが、だからこそシトリニカは
臣下になってからずっと特訓を続けています。▼
雨の日も、
嵐の日も欠かさずにです。▼
自らの理想のために努力を続けることができる力。
それはとても素晴らしい力だとは思いませんか?▼
- [シトリニカ]
- それは、そうかもしれないけど…
王族の臣下としての力とは別よ。▼
- [スタルーク]
- いいえ。
僕はそうは思いません。▼
そんな努力家のシトリニカだからこそ
臣下として信頼できる部分もあるんですから。▼
- [シトリニカ]
- スタルーク…▼
- [スタルーク]
- シトリニカが臣下になってくれると聞いたとき
僕がどれほど心強かったことか。▼
シトリニカ、はっきり言いますね。▼
僕はシトリニカが臣下になってくれて
本当によかったと思っています。▼
きょうだいのように育った仲だから…
親族の縁故だから…▼
臣下になれた理由なんてどうでもいいです。▼
それよりも大切な…
臣下になりたかった理由を聞けましたから。▼
- [シトリニカ]
- スタルークを守りたい…▼
- [スタルーク]
- はい。
こんな僕なんかには勿体ない気持ちです。▼
シトリニカ。
あなたが僕の臣下で本当によかったです。▼
- [シトリニカ]
- …スタルーク。▼
そんなうれしいことを言われたら、
ますます特訓を頑張らなくっちゃ。▼
だって、わたしがスタルークを守るんだから。▼
- [スタルーク]
- いいえ。
僕がシトリニカを守るんです。▼
- [シトリニカ]
- ふふふ。
ありがとう、スタルーク。▼
ラピス†
支援C†
- [スタルーク]
- ラピスは僕が守ります!▼
- [ラピス]
- スタルーク様?
急にどうされたんですか?▼
- [スタルーク]
- 先日の戦いのとき、
ラピスは僕を守ってくれました。▼
- [ラピス]
- ええ。あたしはスタルーク様の臣下ですから。
当たり前のことですよ。▼
- [スタルーク]
- でも、ラピスは僕なんかより
すっごく立派な人なんです。▼
だから、今度からは逆に、
僕がラピスを守りますので!▼
- [ラピス]
- …………▼
- [スタルーク]
- その、やっぱり僕なんかが守るって言っても…
信じられないし、頼りないですよね…▼
- [ラピス]
- 三回目です。▼
- [スタルーク]
- えっ?▼
- [ラピス]
- スタルーク様が、
あたしを守ると言ってくださったのが。▼
- [スタルーク]
- ええ。そうでしたね。
出会ってすぐの頃にも言いました。▼
二度目は確か、
グランスール大橋でのことでしたね。▼
- [ラピス]
- はい。最初のも、次のもすごく嬉しくて、
あたし、スタルーク様のこと…▼
…………▼
だから、あまりそういうこと言わない方がいいですよ。
お互いの立場や身分もあるんですから。▼
- [スタルーク]
- ご、ごめんなさい。
でも、僕は本心で…▼
- [ラピス]
- それはわかっています。▼
でも、主から守ると言われて喜ぶ臣下は
そんなにいないと思います。▼
- [スタルーク]
- ごめんなさい…▼
- [ラピス]
- そんな顔なさらないでください。
お気持ちだけは頂きましたから。▼
- [スタルーク]
- …………▼
支援B†
- [スタルーク]
- ラピス。
この間は不快な思いをさせてごめんなさい。▼
- [ラピス]
- スタルーク様…▼
とんでもないです。
あたしの方こそ生意気なことを言ってしまって。▼
- [スタルーク]
- ラピスは何も悪くないです。▼
僕がラピスの気持ちを
考えられなかったのが悪いんですから。▼
でも…
これだけはわかって欲しいです。▼
僕は本当にラピスのことを
すっごく立派な人だって思っています。▼
- [ラピス]
- そんな…
あたしは別に立派ではありませんよ。▼
- [スタルーク]
- いいえ。
僕は知っているんです。▼
ラピスが実家への仕送りを
欠かさず行っていることとか。▼
臣下の仕事の合間に
近隣の村の害獣を退治していることとか。▼
- [ラピス]
- なっ!?
そ、そんなことまで…▼
- [スタルーク]
- ラピスのほうが僕なんかよりも
全然、世の中の役に立っているんです。▼
だから…▼
- [ラピス]
- だから、あたしを守ってくれる、と。▼
…………▼
スタルーク様。
全然、わかってないです。▼
なんだか、あたし悲しいです。▼
ごめんなさい。
もう行きますね。▼
- [スタルーク]
- ああ…
僕はなんてダメなんでしょう…▼
大切な臣下の気持ちを
これっぽっちも理解できてないなんて…▼
こんなんじゃやっぱり
主として失格ですよね…▼
支援A†
- [ラピス]
- スタルーク様はあたしが守ります。▼
- [スタルーク]
- ラピス?▼
- [ラピス]
- あたしはスタルーク様の臣下ですから、
こんなの当たり前のことなんですけど…▼
でも、理由は臣下だからだけじゃないんです。▼
あたしはあたしの意思で
スタルーク様を守りたいと思っています。▼
- [スタルーク]
- なんで僕なんかのことを…
守ってもらう価値なんてないのに…▼
- [ラピス]
- それですよ!
スタルーク様、全然わかってないです!▼
- [スタルーク]
- この前もそう言われてしまいました。
僕にはラピスの気持ちがわからない、と。▼
- [ラピス]
- 違いますよ、スタルーク様。
わかっていないのはご自身の魅力のことです。▼
- [スタルーク]
- 僕の…魅力?▼
- [ラピス]
- スタルーク様は観察眼に優れたお人です。▼
しかも、人の欠点ではなく、美点を見つけてくれます。
誰も気づかないような美点を。▼
そんなスタルーク様のお言葉に
何度、自信を取り戻したことか…▼
- [スタルーク]
- 僕よりほかの人の方が優れているので
自然と目に入るだけですよ。▼
- [ラピス]
- いいえ、違います!
スタルーク様がお優しいからなんです!▼
そんな魅力溢れる方なのに…▼
自分の危険も顧みず
臣下でさえ身を挺して守ろうとなさる…▼
そんなことされても
全然、嬉しくなんてないんですからね!▼
- [スタルーク]
- …………▼
では、守り合い…はどうでしょうか。▼
- [ラピス]
- 守り合い、ですか?▼
- [スタルーク]
- 僕はラピスを守ります。
ラピスは僕を守ってください。▼
そうすればラピスを悲しませることなく
僕の身も、ラピスの身も守れると思ったんです。▼
- [ラピス]
- ふふふ、やっぱりスタルーク様はお優しい人です。
守り合い、賛成です。▼
- [スタルーク]
- 良かった。
では、もう一度、言わせてください。▼
これからはずっと、
僕がラピスを守ります。▼
- [ラピス]
- あたしもずっと、
スタルーク様をお守りします。▼
ザフィーア†
支援C†
- [ザフィーア]
- よしよし。
たくさんの得物が狩れましたね。▼
スタルーク様が狩りに同行してくれたおかげです。
ありがとうございます。▼
- [スタルーク]
- 僕は少しお手伝いしただけです…
ほとんどザフィーアの手柄ですよ。▼
- [ザフィーア]
- あっはっは。
相変わらず謙虚な方だ!▼
さてと、肉は十分ですから
今度は魚でも釣りましょうかね。▼
スタルーク様もご一緒にどうですか?▼
- [スタルーク]
- ええっ!?
釣りは、あまりしたことがなくて…!▼
- [ザフィーア]
- 大丈夫ですよ。
私がお教えしますから。▼
- [スタルーク]
- でも、魚たちにも悪いですよ…
僕なんかに釣られたくないと思います。▼
- [ザフィーア]
- ぶっ…ははは!!▼
王子とか関係なく、
魚は誰にも釣られたくないと思っていますよ。▼
- [スタルーク]
- でも、僕には絶対、釣れないです…
僕のエサにだけ食い付かないに決まってます…▼
- [ザフィーア]
- そんなことないですから。
一緒に行きましょう。▼
釣り方だけでなく、
魚料理の作り方もお教えしますから。▼
- [スタルーク]
- 魚料理?▼
…それなら挑戦してみようかな。▼
- [ザフィーア]
- やる気になってくれたみたいですね。
では、次に釣りに行くときは必ずお誘いしますね。▼
- [スタルーク]
- はい。
よろしくお願いします、ザフィーア。▼
支援B†
- [ザフィーア]
- スタルーク様、大量に釣れましたね。
見事な釣りの腕前です。▼
- [スタルーク]
- はい。
自分でもびっくりしています。▼
- [ザフィーア]
- 気配の殺し方が上手でしたからね。
魚も人がいると感づけなかったのだと思います。▼
- [スタルーク]
- あの、ザフィーア。
これだけ釣れたらおいしい魚料理は作れますか?▼
- [ザフィーア]
- とびっきりの料理が作れますよ。▼
- [スタルーク]
- よかった。
では早速、作り方を教えてください。▼
- [ザフィーア]
- ええ、もちろんです。▼
それでスタルーク様は
誰にご自身の料理を振る舞うおつもりなのですか?▼
- [スタルーク]
- ふふ。
ばれていたのですね。▼
- [ザフィーア]
- スタルーク様は誰かのために動くときは、
とても前向きになりますからね。▼
- [スタルーク]
- …母上です。▼
母上は魚料理が好きなので…
この戦いが終わったら振る舞いたいなと思って。▼
- [ザフィーア]
- そうでしたか…▼
- [スタルーク]
- 邪竜が復活したという報せがあってからは、
母上は王都から離れた宮に避難しているので…▼
次に会えたときは…
何か特別なことをしたいと考えていたんです。▼
父上のことも、
きっともう、御存じですから…▼
- [ザフィーア]
- …………▼
お任せください、スタルーク様。▼
私の知る魚料理の知識…
その全てをお教えします。▼
魚のさばき方はもちろん、
味付け、素材の選定、保存方法まで。▼
多少、厳しく指導することになると思いますが、
どうかお許しください。▼
- [スタルーク]
- ははは。
お手柔らかにお願いします。▼
支援A†
- [スタルーク]
- ありがとうございました、ザフィーア。▼
ザフィーアのおかげで
おいしい魚料理の作り方を学べました。▼
これで母上に次に会ったとき…
僕の手料理を振る舞うことができます。▼
- [ザフィーア]
- お役に立ててよかったです。
スタルーク様。▼
私の魚料理の知識は…
すべて両親から学びました。▼
自分たちの料理が王子の役に立てたと知ったら、
両親もすごく喜んだと思います。▼
そういえば、ずっと昔、モリオン様も
私の魚料理を喜んでくださって…▼
- [スタルーク]
- …父上が?▼
そうですか。ふふ…
もし生きていたら…また食べられたのに。▼
- [ザフィーア]
- …!
すみません。つい…▼
- [スタルーク]
- いいえ。
きっと楽しい時間だったのでしょう…▼
話が聞けて、嬉しいですよ。▼
- [ザフィーア]
- …………▼
- [スタルーク]
- ザフィーア?▼
- [ザフィーア]
- …申し訳ありません。
私も…少しだけ悔しいです。▼
ブロディア城に残った時…
王は必ず帰るものと思っていました。▼
でも、モリオン様の喜ぶ顔を見ることは、
もうできませんから。▼
ただ心の中に…
その顔を思い浮かべることしかできない…▼
- [スタルーク]
- …そうですね。▼
- [ザフィーア]
- 申し訳ありません。▼
スタルーク様やディアマンド様のほうが、
悲しみが深いというのに…▼
- [スタルーク]
- 悲しみの深さなど、
測れるものではありませんよ…▼
ブロディアの王城兵と父上との絆は、
僕だってわかっています。▼
悲しい時は悲しんでください…
僕も、そうしますから。▼
- [ザフィーア]
- スタルーク様…▼
- [スタルーク]
- 魚料理、いつか父上にも振る舞いましょう。
まだお墓はありませんが…▼
墓前に持っていけば、きっと喜んでくれます。
食べるの、大好きでしたから。▼
- [ザフィーア]
- …!▼
はい…そうでしたね。
沢山、お持ちいたしましょう。▼
ありがとうございます…
スタルーク様。▼
アイビー†
支援C†
- [アイビー]
- …………▼
- [スタルーク]
- …………▼
- [アイビー]
- スタルーク王子。
私に何か用でもあるの?▼
- [スタルーク]
- …………▼
- [アイビー]
- そう。
無視するのね。▼
- [スタルーク]
- 言ったはずですよ…
僕はまだ割り切れていません…▼
父上の死の責任は
あなたにもあると思っていますから…▼
- [アイビー]
- …………▼
貴方のお父様のことは謝罪します。▼
- [スタルーク]
- なっ…!?▼
- [アイビー]
- 私の謝罪など貴方の心の傷を癒やすことには
なんの役にも立たないとは思うけれど…▼
でも、今はこうして
同じ陣営に立っているのだから…▼
歩み寄ることが必要なのだと思う。▼
- [スタルーク]
- …………▼
- [アイビー]
- だから、初めの一歩は…
私から歩ませてもらうわ。▼
貴方のお父様のこと…ごめんなさい。▼
- [スタルーク]
- アイビー王女…▼
かつては争っていた国の王女と
今はこうして同じ陣営にいる…▼
人生とは不思議なものですね。▼
…拒絶ばかりしていては、
僕たちは前に進めない。▼
僕もこれからはあなたに歩み寄ってみます。▼
- [アイビー]
- ありがとう。でもだからといって、
人の顔をじろじろと見るのは失礼よ。▼
- [スタルーク]
- ! ご、ごめんなさい。
今後は気をつけます。▼
- [アイビー]
- さて…これからどうなるかしらね。▼
支援B†
- [スタルーク]
- …………▼
- [アイビー]
- …………▼
- [スタルーク]
- アイビー王女。
もしかして僕のことを睨んでいますか?▼
- [アイビー]
- いいえ、スタルーク王子…
そんなつもりはないわ。▼
けれど…
貴方の甲冑はつい見てしまうの…▼
ブロディア王国の甲冑は、
イルシオンにとっては最も警戒すべきものだから。▼
- [スタルーク]
- そういうことですか…▼
確かにブロディアは度々、
イルシオンに攻め入ってましたからね…▼
ごめんなさい。▼
- [アイビー]
- …今の謝罪、どういう意味?▼
- [スタルーク]
- えっ?▼
- [アイビー]
- ブロディアの王子が我が国への度重なる侵攻を謝罪した。
そう受け取っていいのかしら。▼
それなら貴方は自国の非を認めたということになり…
今後の外交にも影響が生まれるわ。▼
今の謝罪…決して軽くないわよ。▼
- [スタルーク]
- そ、そういう意味では…!▼
もちろん、こちらに非があるのなら
僕はいくらでも謝るべきだと思いますが…▼
僕はその立場にはない。
政治は父上や兄上、宰相が執り行っていましたから。▼
つまり、さっきのごめんなさいは
あくまで個人としてのごめんなさいで…▼
- [アイビー]
- ふふ。
冗談よ。わかっているわ。▼
- [スタルーク]
- アイビー王女…
驚かさないでください…▼
- [アイビー]
- ブロディアにいい感情を持っていなかったことは本当よ。
だから、少しだけ意地悪をしたくなったの。▼
でも、冗談が言えるくらいの仲にはなった。
そう前向きに受け取って欲しいわ。▼
- [スタルーク]
- …そうですか。
心臓が止まるかと思いましたよ…▼
支援A†
- [スタルーク]
- あの、アイビー王女…▼
この間、ブロディアにはあまりいい感情は
持っていないと言っていましたよね…▼
- [アイビー]
- ええ。
言ったわ。▼
- [スタルーク]
- あの、生意気かもしれませんけど
これだけは言わせてください…▼
確かに今までのイルシオンとブロディアの関係は
良好とは言えませんでした。▼
でも今はこうして、
同じ陣営に立てていますよね。▼
- [アイビー]
- …その通りよ。▼
- [スタルーク]
- 僕はこの状況が、
とてもいい状況だと思っています。▼
この戦いが終わっても…
いい関係が築けるよう、僕も尽力します。▼
第二王子である僕にできることは、
兄上よりは少ないかもしれませんが…▼
思いだけは、あなたに…
伝えておかなければと思いました。▼
- [アイビー]
- …………▼
卑屈で精神力の弱い王子…
貴方への最初の印象よ。▼
でも、今は少しだけ違うわ。▼
- [スタルーク]
- え…▼
- [アイビー]
- ここぞというときには自分の意見も言える。
何よりも…不思議と人を惹きつけるその優しさ。▼
王子としての資質…
ないわけではないようね。▼
- [スタルーク]
- か、買い被らないでください。
僕なんてアイビー王女に比べたら…▼
- [アイビー]
- つまり貴方を評価した私には人を見る目がない。
そう言いたいの?▼
- [スタルーク]
- ち、違います!▼
…あっ。
今のは冗談…ですか?▼
- [アイビー]
- よくわかったわね。▼
- [スタルーク]
- はは…
いい関係が築けている証拠ですね。▼
- [アイビー]
- そういうことね…
これからもっと良い関係になれればいいわ。▼
私たちのお父様…
そして、国の未来のためにも。▼
- [スタルーク]
- はい、アイビー王女。▼
オルテンシア†
支援C†
- [スタルーク]
- あの、オルテンシア王女…▼
- [オルテンシア]
- スタルーク王子?
あなたから話しかけてくるとか、珍しいわね。▼
- [スタルーク]
- その…実は…▼
やっぱりいいです。▼
- [オルテンシア]
- 何よ、それ!
すっごく気になるんだけど!▼
いいからとりあえず話してみなさいよ。
ほら早く。▼
- [スタルーク]
- …えて欲しいんです。▼
- [オルテンシア]
- 声ちっちゃ!
もっと大きな声で!▼
- [スタルーク]
- あの…その…▼
自信の付け方を教えて欲しいんです!!▼
- [オルテンシア]
- 今度は声が大きい!▼
ま、まあいいわ。
それ、どういうこと?▼
- [スタルーク]
- オルテンシア王女はいつも…
自信満々ですごいなと思っていて…▼
僕は自信がないので…
自信の付け方を教えてもらえたら嬉しいです。▼
- [オルテンシア]
- なるほど。
そういうことね。▼
でも、残念でした!
そんなの教えてあげませーん!▼
あなたがブロディアの王子じゃなかったら
丁寧に優しく教えてあげたんだけどなー!▼
- [スタルーク]
- そうですよね…▼
- [オルテンシア]
- …あら?▼
- [スタルーク]
- ブロディアは何度も、
イルシオンに攻め込んでいますから…▼
それに僕みたいなゴミのために
貴重な時間を割くなんて無駄でしかないですし…▼
僕はなんて傲慢なんだ…
恥ずかしいです…すぐに消えますね…▼
- [オルテンシア]
- ちょっ、ちょっと待ちなさいよ!
あたし、そこまでは言ってないわよ?▼
- [スタルーク]
- いいんです…
どうか僕のことなどお気になさらずに…▼
僕のような恥の塊は
オルテンシア王女に二度と話しかけませんから…▼
- [オルテンシア]
- え…ちょっと!
スタルーク王子ったら!▼
てっきり怒って突っかかってくると思ったのに…
かわいそうなことしちゃったわ。▼
…仕方ないわ。
次に会ったときに協力してあげましょ。▼
支援B†
- [オルテンシア]
- スタルーク王子。▼
- [スタルーク]
- …………▼
- [オルテンシア]
- おーい!
スタルーク王子、聞こえてるでしょ!▼
- [スタルーク]
- ひーっ!
オルテンシア王女!▼
僕なんかと話していても、
あなたの人生にはなんの利益もありませんよ!▼
- [オルテンシア]
- 相変わらず後ろ向きな性格ね。
でも、だからこそ協力のしがいがあるってもんよ。▼
いーい? お望み通り、
あたしが自信の付け方を教えてあげるわ。▼
- [スタルーク]
- え…!
ありがとうございます…▼
でも、どうして心変わりを?
あんなに嫌がっていたのに。▼
- [オルテンシア]
- この間はごめんなさい。
ちょっと冗談が行き過ぎたわ。▼
正直、ブロディアのことは苦手だけど…
スタルーク王子とは、もう仲間だから。▼
仲間が困ってたら協力してあげるのは
当たり前のことでしょ?▼
- [スタルーク]
- オルテンシア王女…▼
- [オルテンシア]
- な、何よ!?
そんなうるうるした目をしちゃって!▼
ちょっと可愛いじゃない。
あ、お礼ならいらないわよ!▼
- [スタルーク]
- ち、近づかないでください…
それにこっちも見ないで欲しいです…▼
- [オルテンシア]
- …へ?▼
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?▼
なーんであたしが!
そんなこと言われなくちゃいけないのよ!▼
- [スタルーク]
- だって、僕なんかのことを仲間と言ってくれて…
協力までしてくれるだなんて…▼
オルテンシア王女…
あなたは間違いなく善良な方です。▼
ですが、あなたが善良な方であればあるほど…
僕の心が荒んでしまうのです…▼
- [オルテンシア]
- えええ!?▼
- [スタルーク]
- あなたの心の光が!
僕のゴミ虫のような汚い心を照らし出してしまう!▼
ですから、どうか僕に構わないでください!
ごめんなさい!▼
- [オルテンシア]
- 後ろ向きな性格にもほどがあるでしょ!
なんなのよ、もう!▼
支援A†
- [オルテンシア]
- スタルーク王子。▼
- [スタルーク]
- ひゃっ!?
オルテンシア王女…▼
- [オルテンシア]
- 逃げる前に聞いて。
あたし、あなたに協力するのやめたわ。▼
どうやったって、
あなたが自信持つなんて不可能って感じだし。▼
- [スタルーク]
- 賢明な判断だと思います…
最初は僕の方から頼んでおいてなんですが…▼
- [オルテンシア]
- 本当よね。
あなたは失礼で自分勝手な人よ。▼
- [スタルーク]
- ごめんなさい…▼
どうぞこれからは気兼ねなく、
僕のことなど無視をしてください…▼
- [オルテンシア]
- いいえ。
そんなのお断りだわ。▼
- [スタルーク]
- え?▼
- [オルテンシア]
- 卑屈で、自信がなくて、とことん後ろ向きな性格…
それがまぎれもないあなたの真の姿よ。▼
でも、そのままのあなたを
あたしは仲間として受け入れるわ。▼
- [スタルーク]
- えっ…▼
- [オルテンシア]
- あなたは自信の付け方を教えて欲しいって、
あたしに言ってきた。▼
それは、後ろ向きな性格を直して
あたしたちに歩み寄ろうとした…ってことでしょ。▼
- [スタルーク]
- …はい。▼
この性格が治れば…
もう少しみんなと仲良くなれるかと思いました…▼
- [オルテンシア]
- その気持ちは素敵よ。
でも、そんなことをする必要はないわ。▼
後ろ向きすぎる性格は問題かもしれないけど、
あなたには他にいい所がたくさんあるんだから。▼
だから、あたしはありのままのあなたを
仲間として受け入れるわ。▼
- [スタルーク]
- オルテンシア王女…
ありがとうございます。▼
- [オルテンシア]
- お、お礼なんていらないわ!
別に思ってることを言っただけだし!▼
- [スタルーク]
- …優しいですね。
やっぱりその善良さが眩しいですが…▼
もう傍にいても大丈夫そうです。
王女の考え方がわかったからでしょうか。▼
- [オルテンシア]
- へ!?
いきなりすっごい目を合わせてくるじゃない…!▼
- [スタルーク]
- はい。今までの分までと思って…
いつも、急に逃げたりしてすみませんでした。▼
- [オルテンシア]
- …なにかしら。近いわ。
今度はこっちが恥ずかしくなってきた。▼
や、やめなさいよ、スタルーク王子…
王子なのにそんな可愛い顔で見られたら…▼
あたしの立場がないじゃなーい!
わーーん!!▼
- [スタルーク]
- あ…オルテンシア王女。▼
…ふふ。
いつもとは逆になってしまいましたね。▼
フォガート†
支援C†
- [スタルーク]
- ああっ!?
フォガート王子!▼
- [フォガート]
- どうしたっていうのさ、スタルーク王子。
なんで逃げようとするの?▼
- [スタルーク]
- だって、フォガート王子はあまりにも僕と違い過ぎて、
一緒にいたら失礼のような気がしているんです…▼
- [フォガート]
- ははは!
そんなことあるわけないってー!▼
それに俺とスタルーク王子って、
似ているところがあると思うけど。▼
ほら、第二王子的な立場とか。
俺は第一王子だけど、うちは女王制だからねー。▼
- [スタルーク]
- そ、そうですね…▼
…はぁ。▼
- [フォガート]
- あれ?
なんでため息出ちゃってるんだろ。▼
- [スタルーク]
- 育った立場が似ているというのに…
どうしてこうも違うのでしょう。▼
フォガート王子は気さくで人付き合いもよく…
僕は陰気で人付き合いも得意じゃない。▼
- [フォガート]
- もう。
相変わらず後ろ向きな性格だなー。▼
ま、そんなスタルーク王子も嫌いじゃないけどね。
むしろ好きだよ。▼
- [スタルーク]
- 好き!? やめてください!
僕なんかには勿体ない感情です!▼
というか…危険です。
これ以上は危険過ぎます!▼
- [フォガート]
- んん?
何が危険だっていうのさー?▼
- [スタルーク]
- それですよ!
そんなに眩しい目で僕を見ないでください!▼
フォガート王子の善良な心の光が…
僕のゴミクズのような心を照らし出してしまいます!▼
早くここから逃げ出さなければ!▼
ごめんなさい!▼
- [フォガート]
- はっはっは。
スタルーク王子は面白いなー。▼
支援B†
- [フォガート]
- スタルーク王子はさ、
子供の頃はどんな感じだったの?▼
- [スタルーク]
- どうして知りたいのですか…?
僕なんかの子供の頃のことを。▼
- [フォガート]
- ほら、この間言ってたじゃん。▼
俺たちは同じような境遇で育ったのに
全然、違う性格だって。▼
なんか子供の頃とかに、
その秘密が隠れてるんじゃないかと思ってさ。▼
- [スタルーク]
- そういうことですか…
なら、お話しますけど別に面白くないですよ?▼
- [フォガート]
- 大丈夫、大丈夫。
聞かせて欲しいな。▼
- [スタルーク]
- 僕はブロディア王国の次男として生まれて…
兄上とは年齢が結構離れていました…▼
それで物心ついたときから
兄上の評判をずっと耳にしていたのです。▼
次期国王はディアマンド様だ…
あんなに立派な王子はいない…と。▼
それに何かと兄上と比較されました…
ディアマンド様ならできたのに…なんて言われたり。▼
- [フォガート]
- 誰も自分のことを認めてくれない感じかー。
ああ、それは結構キツイねー。▼
- [スタルーク]
- でも、仕方ないことなんです。
全部、僕がダメ人間なのが原因なんですから。▼
- [フォガート]
- 兄上より僕を認めろー! とかさ、
そういう風には思わなかったの?▼
- [スタルーク]
- まさか。
そんなことは思いもしませんでした。▼
兄上が偉大なのは事実ですし。
僕への失望は当然だと思いますよ。▼
でも、そんな日々を送っていたから
こんな性格になってしまったのでしょうね…▼
- [フォガート]
- 兄や周囲の者を恨む方向には向かわず、
自分の無力さをただただ意識する日々かー。▼
やっぱり根が優しいんだよ、スタルーク王子は。
うん。俺は好きだなー。▼
- [スタルーク]
- ひえ…▼
こんなボクを好きと言ってくれるなんて…
本当にフォガート王子は善良な方ですね…▼
やっぱり僕みたいな人が
お付き合いしていい方ではないんです!▼
これで失礼します!
ごめんなさい!▼
- [フォガート]
- ありゃ、行っちゃった。
またねー、スタルーク王子。▼
支援A†
- [フォガート]
- やぁ、スタルーク王子。▼
- [スタルーク]
- ひえっ!?
フォガート王子!▼
- [フォガート]
- あはは!
いつになったら俺に慣れてくれるんだろうな。▼
- [スタルーク]
- ごめんなさい…
でも、フォガート王子の笑顔がまぶしくて。▼
一体、どんな幼少期を過ごせば…
そんなに友好的な性格になれるんでしょうか。▼
- [フォガート]
- 俺の子供の頃のこと知りたいの?
なら、いくらでも話してあげるよ。▼
って言ってもさ、
そんなに特別なことはしてないと思うよ?▼
ソルムの第一王子として
一通りの教育は受けたけど…▼
がちがちに縛られて育ったわけでもないし。
むしろ自由にさせてくれたからねー。▼
しょっちゅう城を抜け出して、
町へと繰り出して遊んでたよー。▼
- [スタルーク]
- ソルムの人たちは
自由を大切にすると聞きましたけど…▼
まさか王族の人たちまで…
これほどまでに自由とは思いませんでした…▼
でも、そういう生き方が、
今のフォガート王子を作ったのでしょうね。▼
誰にでも優しく…
親切に接してくれる素晴らしい人に…▼
- [フォガート]
- 褒めてくれてありがとう、スタルーク王子。▼
- [スタルーク]
- ひょええ…!
またフォガート王子が、僕を眩しい目で見つめて…▼
- [フォガート]
- あーっと、逃げちゃう前に言っとくね。▼
スタルーク王子はなかなか
素直に言葉を受け取ってくれないよね。▼
- [スタルーク]
- あ…
ごめんなさい…▼
- [フォガート]
- 俺が君を好きだっていうのくらいは、
信じてくれてもいいんじゃない?▼
弟王子の立場同士…
これだけ仲良くなれたんだしさ。▼
- [スタルーク]
- フォガート王子…▼
は、はい…
信じます。▼
僕なんかのことを好きと言ってくれて…
ありがとうございます。▼
僕もフォガート王子のこと…
好きですから…▼
- [フォガート]
- ほんと!? 今、好きって言った!?
嬉しいなー!▼
- [スタルーク]
- あ、あああ…!
僕ったらなんて恥ずかしいことを!▼
すみません、すみません…!▼
- [フォガート]
- 謝ることないよ。これで俺たちは好き同士。
もう親友みたいなもんだね!▼
- [スタルーク]
- 親友…?
は、はじめてできました。親友…▼
僕、ちょっと…いえ、
すごく嬉しいです。フォガート王子。▼
パンドロ†
支援C†
- [スタルーク]
- ぜぇ、ぜぇ、はぁ、はぁ…
ヒィ、ヒィ…▼
- [パンドロ]
- スタルーク王子。
初めての宴はどうでしたか?▼
- [スタルーク]
- どうして…
どうして僕は宴に参加してしまったのでしょう…▼
- [パンドロ]
- 朝までぶっ通しの宴は
初心者にはきつかったかもしれませんね。▼
- [スタルーク]
- 大音量の音楽が演奏され
一晩中、人々が大声で叫び、踊り狂う…▼
まさに地獄の光景…
軽い気持ちで行ったのが間違いでした…▼
- [パンドロ]
- ギャハハ!
最高だったでしょう?▼
- [スタルーク]
- ごめんなさい、パンドロ。
僕には合わない空間だったかもしれません。▼
- [パンドロ]
- いやいや。
その判断はまだ早いですって。▼
だって今回、スタルーク王子は
宴の輪に入らず遠巻きに眺めてるだけでしたし。▼
宴の中に飛び込んじゃって、
我を忘れるくらい楽しんでなんぼですから。▼
次はそんな感じで行っちゃいましょう。▼
- [スタルーク]
- つ、次もあるのですか?
僕は遠慮しておこうと思ったんですが…▼
- [パンドロ]
- オッケオッケ!
全然、大丈夫ですから!▼
オレに任せておいてください!
うぇーーーーーーい!!▼
- [スタルーク]
- …うぇーい。▼
支援B†
- [スタルーク]
- ぜぇ、ぜぇ…
はぁ、はぁ…▼
後悔…
圧倒的な後悔が押し寄せてきています…▼
なぜ僕は再度、宴に参加してしまったのでしょう…
自分に合わない空間だってわかっていたのに…▼
- [パンドロ]
- うぇーーーーい!▼
- [スタルーク]
- パンドロ…▼
- [パンドロ]
- スタルーク王子、今回は楽しめましたよね?
だって、宴の輪に飛び込んでましたし!▼
- [スタルーク]
- 輪の中には入りました…
入りましたけれど…▼
僕には宴を楽しむのは無理みたいです…▼
- [パンドロ]
- どうしてですか?▼
- [スタルーク]
- 何をすればいいのか全然、
わからないんです。▼
周囲の人たちは、みんな踊っていましたが…
僕は踊り方を知りませんし…▼
いぇーいとか、うぇーいとか
掛け声をかける意味も理解していません。▼
- [パンドロ]
- なるほど。
そういうことでしたか。▼
スタルーク王子。
大切なことを伝え忘れていたようです。▼
宴には意味とかそういうの…
いらないんですよ!▼
- [スタルーク]
- そう…なんですか?▼
- [パンドロ]
- 決まった踊り方とかもないですし、
掛け声にも意味なんてないんです!▼
- [スタルーク]
- では、皆さん意味もなく
声を掛け合い、踊り、騒いでいると?▼
- [パンドロ]
- ええ、そうです。すべてはノリです。
楽しければなんでもいいんです。▼
- [スタルーク]
- 僕はどうすれば宴を楽しめるのかと、
考え、悩み、頭でっかちになっていた…▼
だからこそ、宴を楽しめなかったとは…
本末転倒ですね…▼
- [パンドロ]
- スタルーク王子!
次は頭空っぽにして、一緒にはしゃぎましょう!▼
うぇーーーーーーい!!▼
- [スタルーク]
- う、うぇーーーーい!!▼
支援A†
- [スタルーク]
- はぁ…はぁ…
ヒィ…ヒィ…▼
- [パンドロ]
- スタルーク王子…▼
- [スタルーク]
- パンドロ…▼
…………▼
うぇーーーーい!▼
- [パンドロ]
- うぇーーーーい!▼
- [スタルーク]
- 楽しかったです…
今回の宴、最高でした…▼
意味もなく大声を上げ、
本能のままに体を動かすことが…▼
こんなにも楽しいことだったなんて!▼
これが宴…
これが新しい世界…▼
- [パンドロ]
- そうです。
ようこそこちら側へ、スタルーク王子。▼
- [スタルーク]
- ありがとうございます、パンドロ。▼
正直に言うと、人前で踊るのは
最初は少し恥ずかしかったんです。▼
でも、パンドロが恥ずかしげもなく
奇天烈な動きで踊る姿を見てたら…▼
宴の場では恥ずかしいなんて感情は
捨てなきゃダメだって思ったんです。▼
おかげで心の底から宴を楽しめました。
本当にありがとうございます。▼
- [パンドロ]
- そうでしたか…▼
オレの踊りは仲間内からは
暗黒舞踏と呼ばれていましてね…▼
ですが、今日だけはスタルーク王子の心を照らす
光明舞踏になれたようですね。▼
- [スタルーク]
- うぇい、パンドロ。
まさにその通りです。▼
宴は最高ですね。
行ったばかりなのに、もう次が待ち遠しいです。▼
- [パンドロ]
- 何度でも行きましょう。
その度に新しい発見がありますよ。▼
- [スタルーク]
- パンドロ…▼
- [パンドロ]
- スタルーク王子…▼
- [スタルーク]
- うぇーーーーい!▼
- [パンドロ]
- うぇーーーーい!▼
セアダス†
支援C†
- [スタルーク]
- セアダス。
聞きたいことがあるんですけど。▼
- [セアダス]
- なんでしょうか、スタルーク王子。▼
- [スタルーク]
- セアダスは隊商の方たちと
一緒に暮らしていたと聞きましたが…▼
それは本当ですか?▼
- [セアダス]
- ええ、そうですよ。▼
商人や大道芸人、それに踊り子たち。
色々な職の仲間と各地を転々としていました。▼
- [スタルーク]
- そうだったんですね。
いいなぁ。羨ましいです。▼
- [セアダス]
- 羨ましい、ですか。
そう思われるなんて少し意外です。▼
- [スタルーク]
- 僕は立場もありますから
あまり王国を出ることはできないので…▼
- [セアダス]
- なるほど。
確かにそうですね。▼
- [スタルーク]
- 団体行動はすごく苦手ですけど
いろいろな場所を巡れるのは羨ましいです。▼
- [セアダス]
- 世の中には自分が想像したこともないような
驚くべき景色などもありますからね。▼
俺が目にしてきたものでいいのなら
お話ししますよ。▼
- [スタルーク]
- 本当ですか!?
ぜひお願いします。▼
- [セアダス]
- ですが、できるだけ
魅力が伝わらないように話さないと。▼
ブロディアの王子が国を飛び出して旅がしたい…
なんて言い出したら責任を持てませんからね。▼
- [スタルーク]
- そ、そんな心配は無用ですよ。
僕にそこまでの度胸はありませんから。▼
支援B†
- [スタルーク]
- すごいです…!
闘狼場ってそんなに活気がある場所なんですね!▼
- [セアダス]
- ええ、スタルーク王子。▼
白熱しすぎてお客同士が揉め出すことなど
日常茶飯事でしたよ。▼
娯楽産業が盛んなソルム内でも
闘狼場は一番、熱気のある場所でしたね。▼
- [スタルーク]
- セアダスの話はとても面白いです。▼
話を聞いただけでまるでその場に行ったかのような
錯覚を起こすほどですよ。▼
隊商生活かぁ…
やっぱりとても楽しそうですね。▼
自由に行きたいところへ行き、
気のすむまでその場所で暮らす。▼
飽きたらまた次の場所を目指せばいい。
何者にも縛られない生活。▼
ああ…
憧れちゃいます…▼
- [セアダス]
- …………▼
- [スタルーク]
- そういえばセアダスは
どんなきっかけで隊商生活を始めたんですか?▼
元々、隊商で生まれたわけでは
ありませんよね…?▼
- [セアダス]
- …俺は綺麗な海のそばにある町で生まれました。▼
物心つく頃には父は亡くなっていて、
占い師の母親に育ててもらいました。▼
ですが、母も体が丈夫ではなく…
幼い俺を残してこの世を去りました。▼
それからまた色々とあって、
俺は路上で生活することになるのです。▼
- [スタルーク]
- え?
どうしてまた…▼
- [セアダス]
- 身寄りのない子供が一人で生きていくのは
簡単ではなかった…そういうことです。▼
- [スタルーク]
- …………▼
- [セアダス]
- そんなときです。偶然通りかかった
キャラバンの皆が俺に声をかけてくれて…▼
それから一緒に行動するようになったんです。▼
その時の俺は満足に口も利けませんでしたけど…
師匠が踊りを教えてくれて、救われた。▼
言葉以外で気持ちを伝えられるようになったおかげで、
今ではすっかり明るくなりましたよ。▼
- [スタルーク]
- そうだったんですね…▼
- [セアダス]
- …あまり楽しい話ではなかったですね。
- [スタルーク]
- いいえ、セアダスは悪くありません。
何も考えていなかった僕が悪いんです。▼
- [セアダス]
- すみません、スタルーク王子。
何か調子が変わってしまいましたね。▼
今日はこの辺にしておきましょう。
では、また…▼
支援A†
- [スタルーク]
- セアダス…
この間は申し訳ありませんでした…▼
セアダスの気持ちも考えずに…
隊商生活を始めたきっかけを聞いてしまって…▼
- [セアダス]
- 俺は何も気にしていませんよ。
だから、謝罪も必要ありません。▼
- [スタルーク]
- あの後、考えたんです。▼
僕は隊商生活は楽しいという前提で話をしていました。
でも、そんなわけはないですよね…▼
- [セアダス]
- ああ…
確かにそうですね。▼
胸を引き裂かれるくらい辛い思いもしましたよ。
襲撃で仲間が命を落とすところだって、見てきました。▼
- [スタルーク]
- …!▼
そう…だったんですね…なのに僕は、
楽しそうだなんて口にして…▼
少し考えればわかることなのに…
本当に申し訳ありませんでした。▼
- [セアダス]
- スタルーク王子…▼
最初にも申し上げましたが、
あなたは何も悪くありません。▼
キャラバンでの生活で辛い思いをしたのは
事実ですが…▼
それ以上に楽しい思い出がたくさんあります。▼
キャラバンのみんなは家族と同じ。
俺はあの場所で生活できて幸せでした。▼
- [スタルーク]
- セアダス…▼
- [セアダス]
- だから遠慮などせず、
好きなだけ話を聞いてください。▼
辺境の村を訪れたときの、
見たこともない料理の話から…
砂漠のオアシスに映る、
焼けるような朝日の話まで。▼
スタルーク王子に聞いてもらいたい楽しい話が
まだまだたくさんありますから。▼
- [スタルーク]
- ありがとうございます、セアダス。
あなたの話は浪漫があって時間を忘れてしまいます。▼
…今日は朝まで話を聞かせてください。▼
- [セアダス]
- ふふ。
喜んで、スタルーク王子。▼
コメント†
Last-modified: 2023-11-24 (金) 14:51:24