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会話集/支援会話
オルテンシアの支援会話†
クラン†
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セリーヌ†
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クロエ†
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スタルーク†
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アイビー†
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ロサード†
支援C†
- [オルテンシア]
- …………▼
- [ロサード]
- えっへへー。
オルテンシアの表情いただきー。▼
- [オルテンシア]
- え? な、何よロサード。▼
- [ロサード]
- じゃん。似顔絵を描いたんだ。
素早く絵を描いちゃう、オレの得意技ー。▼
ほら、鏡に映したようにくっきりと、
オルテンシアの綺麗な表情が描かれてるでしょー。▼
- [オルテンシア]
- 何よこれ! ぼーっとしてて、
全然可愛くないじゃないの!▼
あたしとしたことが不覚だわ。
ちゃんと表情を作るからやり直して。▼
- [ロサード]
- そうかな。
このオルテンシア、いい感じだと思うよー。▼
- [オルテンシア]
- 何言ってるのよ。こんな表情…
あたしっぽくないんだから。▼
はい。これが完璧なキメ顔。
もう一度、似顔絵を描きなさい。▼
- [ロサード]
- えー。
さっきの顔の方がよかったのにー。▼
- [オルテンシア]
- つべこべ言わない!
これは王女命令よ!▼
- [ロサード]
- はいはい。もう一回描きますよ…
これでいいんだねー?▼
- [オルテンシア]
- いいじゃない! ありがとう!
あ、さっきのボーッとした似顔絵は捨ててよね。▼
あんなボーッとした顔が後世に残ったら
末代までの恥になっちゃうもの。▼
- [ロサード]
- そうかなー??▼
支援B†
- [ロサード]
- う~ん…
いい表情だと思うんだけどなぁ…▼
- [オルテンシア]
- あっ、それ!
ボーッとしてたときの似顔絵じゃない!▼
捨ててって言ったのに…
ロサードったら、なんでまだ持ってるの?▼
- [ロサード]
- ごめんね。
どうしても捨てられなくってさ。▼
オルテンシアが嫌がってるのはわかってるけど、
オレには本当にいい表情に見えるんだよ。▼
- [オルテンシア]
- でも、あたしは嫌なのよ!
捨てて捨てて!▼
- [ロサード]
- わかったよ…
オルテンシアがそこまで嫌がるなら…▼
- [オルテンシア]
- なんでそんなに渋々なの。▼
- [ロサード]
- だって、オレはオルテンシアの作り笑顔が
あんまり好きじゃないし。▼
前はもっといろいろな表情を
見せてくれたのになーって。▼
ほら、オレたちの通ってた、
イルシオンの学園にいた頃とかはさ。▼
- [オルテンシア]
- …そんなこと言われたって、
仕方ないじゃない。▼
ここはもう、あたしたちのいた…
あの学園じゃないわ。▼
王女としてのあたしは、常に笑顔を振りまいて、
みんなから尊敬されなきゃだめなんだもん。▼
- [ロサード]
- 王女としての責務、ってやつ?▼
- [オルテンシア]
- そうよ。じゃないとみんなが不安になるわ。
あんな顔はあたしじゃないの、わかった?▼
- [ロサード]
- …ああ、わかったよ。▼
支援A†
- [ロサード]
- オルテンシア、撤退しよう。
この異形兵の数には敵わないよ。▼
- [オルテンシア]
- はぁ…はぁ…
大丈夫よ! あたしが…みんなを守るから!▼
- [ロサード]
- オルテンシア!
危ない!▼
- (暗転、倒れる音)
- [オルテンシア]
- ロサード!▼
- [ロサード]
- くっ…▼
- [オルテンシア]
- ロサード、あたしを庇って…!▼
…撤退するわよ!
誰も死なせちゃ駄目なんだからね!▼
- (脱出する)
- [オルテンシア]
- ロサード、しっかりして!
死んじゃだめよ!▼
- [ロサード]
- うう…▼
- [オルテンシア]
- 目が覚めたのね!
大丈夫!? あたしがわかる!?▼
- [ロサード]
- ああ、へーきへーき…
ちょっと気を失ってただけー。▼
- [オルテンシア]
- ちょっとって…そんなわけないわ。
あたし、あたし、あなたが死んじゃったらって…▼
…って、こんな時に何書いてるの!?
辞世の句!?▼
- [ロサード]
- えへへ。似顔絵だよー。
オルテンシアの表情、いただきだー。▼
- [オルテンシア]
- な、何よそれ…▼
ほんとに元気なんじゃない。
心配して損したわ…!▼
- [ロサード]
- ほら。この紙、見てみなよ。
本当にいい表情をしていると思わないー?▼
- [オルテンシア]
- ロサードの意識が戻って、
ホッとしているところだものね。▼
…そうね。
悪くない表情だと思う。▼
ロサードの言う通り、学園にいた頃は、
よくこんな顔もしてたわ。▼
- [ロサード]
- 苦手な授業で指されなかった時とかねー。▼
- [オルテンシア]
- ちょっと!
それよりは真面目な顔してるわよ。▼
- [ロサード]
- ねえ。この似顔絵、
オレの宝物にしていいかなー?▼
- [オルテンシア]
- 仕方ないわね。
でも、他の人に見せないでよ。▼
- [ロサード]
- もちろん、わかってるって。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
ロサード、助けてくれて嬉しかった。
かっこよかったわよ。ありがとう。▼
思えばあたしはずっと、
あなたに助けられてるわ。▼
- [ロサード]
- お礼だったら、
また素敵な表情を見せてくれれば充分さー。▼
- [オルテンシア]
- ふふ。
そんなことならお安い御用よ。▼
あたしの臣下になってくれてありがとう。
ロサード。▼
これからも一緒にいてね。▼
ゴルドマリー†
支援C†
- [オルテンシア]
- ゴルドマリー聞いたわよ!
あなた、町で突然告白されたんですって!?▼
- [ゴルドマリー]
- すっ、すみません…
隠していたわけじゃないんです…▼
- [オルテンシア]
- 別に怒っているわけじゃないわ。
それで相手にはなんて返事をしたの?▼
- [ゴルドマリー]
- も、もちろん丁寧にお断りしました…▼
- [オルテンシア]
- そ、そう。
意外と慣れた対応をしているのね。▼
もしかして今までにも
告白されるようなことがあったわけ?▼
- [ゴルドマリー]
- は…はい…▼
わたしが可愛すぎるせいで…
自然と人を惹きつけてしまうみたいなんです…▼
す、すみません…
美人に育ってしまってすみません…▼
- [オルテンシア]
- へ、へえー。
なんか面白くないなぁ。▼
- [ゴルドマリー]
- わたしの方がお姉さんですから…
きっと大人の魅力のおかげだと思います…▼
- [オルテンシア]
- あ、あたしがお子ちゃまだって、
そう言いたいわけ!?▼
- [ゴルドマリー]
- い、いえ…
そんなつもりは…▼
- [オルテンシア]
- ま、仕方がないわね。
ゴルドマリーが魅力的なのは当然だもの。▼
さっすがあたしの臣下よね!
鼻が高いわ。▼
- [ゴルドマリー]
- オルテンシア…▼
- [オルテンシア]
- …でも、主として見劣りするわけにはいかないから、
今度料理を教えなさい。▼
- [ゴルドマリー]
- うふふ。
はい、喜んで…▼
支援B†
- [オルテンシア]
- ああーん、もーっ!
料理が全然上手くできないわ!▼
- [ゴルドマリー]
- 大丈夫…わたしの言うとおりに作れば
きっと上手くいくはずです…▼
諦めずにがんばって…▼
- [オルテンシア]
- これを…こうして…
こうやってひっくり返して…▼
で、できたわ!▼
- [ゴルドマリー]
- 見かけは少々アレですが…
肝心の味を見させてもらいます…▼
- [オルテンシア]
- ど、どうかな。▼
- [ゴルドマリー]
- 美味しいです。
よく頑張りましたね…▼
- [オルテンシア]
- 嬉しいわ。
あたし、また魅力的になれたかしら。▼
- [ゴルドマリー]
- はい…もちろんです…▼
- [オルテンシア]
- ふふっ、ゴルドマリーみたいな臣下がいるんだもん。
これからも気が抜けないわね。▼
- [ゴルドマリー]
- 臣下…▼
- [オルテンシア]
- あら、どうしたの?▼
- [ゴルドマリー]
- わたしも、ロサードも、
実のところ正式な臣下ではありませんよね…▼
- [オルテンシア]
- …ああ、そのこと。
いいのよ、あたしが認めてるんだから。▼
邪竜が目覚めて、戦争が始まった時…
あたしたちはまだ、学園に通う生徒だった。▼
でも、お父様があたしに、
王城に戻るように仰って…▼
- [ゴルドマリー]
- ただの学友であるわたしとロサードが、
無理矢理オルテンシアについて行ったんでしたね。▼
- [オルテンシア]
- 無理矢理じゃないわ!
あたしは…嬉しかった。▼
仲良しだったあなたたちと離れたくなかった。
まだ学園にいたいと思ってたから。▼
でも…結果、こんな風に巻き込んだわ。
本当にごめんなさい。▼
- [ゴルドマリー]
- 謝るのはわたしの方です。▼
本来なら、イルシオン王族の臣下は
国王がお決めになる…▼
わたしたちはそれを押し切ってしまったのですから。
その上、いつか認めてもらうことも…もう叶わない。▼
オルテンシアのお父様を…
守れませんでした…▼
- [オルテンシア]
- …いいの。あの事は、ゴルドマリーが…
ううん。あたしたちが何かできることじゃなかった。▼
お父様はきっと認めてくださるわ。
二人があたしの正式な臣下となること。▼
だから、もうそんなこと言わないで。
ここにきたことを、謝らないで。▼
- [ゴルドマリー]
- オルテンシア…▼
- [オルテンシア]
- ゴルドマリーがいてくれて嬉しいの。
本当にありがとう。▼
戦争が終わったら、また…
一緒に学園に戻りましょうね。▼
- [ゴルドマリー]
- はい…必ず。▼
支援A†
- [ゴルドマリー]
- オルテンシア。
わたしと初めて会ったときのこと…覚えてますか?▼
- [オルテンシア]
- 初めて会った時…▼
ああ、あたしが学園の上級クラスに
飛び級したときのこと?▼
- [ゴルドマリー]
- いいえ…実はその前に、
わたしはオルテンシアに出会っているんです…▼
- [オルテンシア]
- えっ、そうなの!?▼
- [ゴルドマリー]
- オルテンシアが飛び級してくる少し前…▼
わたしはイルシオン兵とブロディア兵の戦に
巻き込まれたことがあるんです。▼
立ち寄った町が突然、戦場となり、
恐怖で一歩も動けなくなってしまった…▼
そんなときに飛び込んできて、
わたしを助けてくれたのがオルテンシアでした…▼
- [オルテンシア]
- ! 思い出したわ。▼
町にブロディアの急襲があって、
兵たちの様子を見に行った時のこと。▼
取り残されてる女の子がいて、
必死で助けに行ったのよ。▼
- [ゴルドマリー]
- はい…ブロディア兵に狙われそうになったわたしを、
強力な魔法で守ってくれて…▼
ペガサスで安全な場所に運び、
名前も名乗らずに去っていった…▼
あなたが上級クラスに入ってきた時は、驚きました。
命の恩人が目の前に現れたのですから…▼
- [オルテンシア]
- うそ…
そんな話、今までしなかったじゃない。▼
- [ゴルドマリー]
- 照れくさくて…
言えなかったんです…▼
でも、あのころから、ずっと尊敬しているんです…
オルテンシアのことを…▼
- [オルテンシア]
- あ、ありがとう。▼
その話、聞けて良かったわ。
でも、あたしもゴルドマリーを尊敬してるんだから。▼
危険を顧みず、あたしについてきてくれた。
こんなに心強い友達はいないわ。▼
それに、とっても可愛くて
あたしよりもモテるもんね?▼
- [ゴルドマリー]
- ふふ…それはどうでしょうか…▼
- [オルテンシア]
- ねえゴルドマリー。
これからもあたしと一緒にいてくれる?▼
- [ゴルドマリー]
- ええ、もちろんです。▼
オルテンシアのためなら…これからも、
なんだって協力します。▼
友達として…
あなたの臣下として。▼
アンナ†
支援C†
- [オルテンシア]
- この軍は美男美女が多くて、
本当に嫌になっちゃうわ。▼
あたしだって負けてるとは思わないけど、
どうしても埋もれちゃうのよね。▼
- [アンナ]
- その話聞かせてもらったわ!▼
- [オルテンシア]
- あ、あなたは…▼
- [アンナ]
- いっかく千金、しょーばい繁盛!
悩める乙女の味方、アンナさんです!▼
オルテンシア王女。かわいくなりたいなら
わたしの商品がおすすめよ!▼
- [オルテンシア]
- 本当?
あたし、お買い物にはうるさいわよ?▼
- [アンナ]
- がっかりするような物は、
何一つとしてないはずよ。▼
オルテンシア王女にぴったりの商品を
たくさん取りそろえてるんだから。▼
- [オルテンシア]
- すごい自信ね。
そういうことなら商品を見せてもらおうかしら。▼
- [アンナ]
- もちろん!▼
まずこちら。さっとつけるだけで夜まで落ちない、
みわくの桃色頬紅。いつでもかわいくなるわ。▼
- [オルテンシア]
- へ、へえ…▼
- [アンナ]
- 他には、口紅にせっけん…お肌がキレイになるお水に、
髪がサラサラになるおまじないがかかった水晶!▼
最後に、それらすべてがスッキリ入る小物入れ!
持ってるだけでかわいいキラキラ虹色よ!▼
- [オルテンシア]
- す、すごーい!
買うわ、買う買う! ぜんぶちょうだい!▼
- [アンナ]
- まいどあり!
たくさんのお買い上げありがとう!▼
- [オルテンシア]
- 本当にいい商品ばかりで驚いたわ。
これであたしももっと可愛くなれちゃいそう。▼
- [アンナ]
- 今後のためにききたいんだけど…
オルテンシア王女はどうして、かわいくなりたいの?▼
- [オルテンシア]
- そんなの決まってるじゃない。
誰よりもモテたいからに決まってるわ。▼
- [アンナ]
- ふむふむ、
誰よりもモテたい…っと…▼
- [オルテンシア]
- それじゃあ、あたしもう行くわね。
買ったお化粧品や小物を試してみたいの。▼
アンナさん、ありがとう!▼
支援B†
- [オルテンシア]
- はぁ…▼
- [アンナ]
- オルテンシア王女。
くらい顔してどうしたの?▼
- [オルテンシア]
- アンナさんの商品を試してみたんだけど、
なんだか違う気がするのよね。▼
- [アンナ]
- それって、わたしの商品が
よくなかったってこと?▼
- [オルテンシア]
- そうじゃなくて、小物や化粧で飾っても
天然の美男美女には勝てない気がするの。▼
- [アンナ]
- そんなことないわ。
わたしの商品はカンペキなんだから。▼
あれから新しい商品もしいれたの。
魔法の香水なんていうのもあるわ。▼
- [オルテンシア]
- 魔法の香水?▼
- [アンナ]
- 使えば誰からも、かわいく見られるの。▼
こーりょくに期限はあるけど、
魔法がかかってるから必ず効くわよ。▼
- [オルテンシア]
- ちょっと…それってすごくない?▼
- [アンナ]
- おためしに一回使ってみなよ。
ほらっ。▼
- [オルテンシア]
- わぁ、いい匂い。
これだけであたし、可愛く見えるようになったの?▼
- [アンナ]
- オルテンシア王女がさっきよりもかがやいて見えるわ!
この香水の効果、とってもすごいよ!▼
- [オルテンシア]
- ほ、本当?
これであたし、誰よりもモテるかしら。▼
- [アンナ]
- うん、ばっちり。▼
香水、しばらくかしてあげるから、
気に入ったらぜひ買ってちょうだいね。▼
支援A†
- [オルテンシア]
- アンナさん。
ちょっといいかしら。▼
- [アンナ]
- オルテンシア王女。
この前の香水のこうかはどうだった?▼
- [オルテンシア]
- やっぱりこの香水は要らないわ。▼
- [アンナ]
- えっ…
もしかして効果がなかったの?▼
- [オルテンシア]
- 効果はばっちりだった。
誰よりもモテるようになったと思う。▼
でも、この香水はもう使いたくないの。▼
- [アンナ]
- どうして?
あんなにモテたいって言ってたのに…▼
- [オルテンシア]
- 最初はみんなすり寄ってきていい気分だったわ。
だけど、だんだん虚しくなってきて…▼
それでわかったの。
努力をしないで簡単にモテたら楽しくないって。▼
- [アンナ]
- そっか…▼
ごめんね、オルテンシア王女…
わたしよけーなことをしちゃったみたい。▼
- [オルテンシア]
- ううん。アンナさんが香水を貸してくれたから
気づいたのよ。▼
あなたには感謝の言葉しかないわ。▼
- [アンナ]
- …………▼
今のオルテンシア王女は、
香水を使ったときよりみりょく的にみえるわよ。▼
- [オルテンシア]
- ありがとう。
あたしはあたしらしく魅力を磨いていくわ。▼
- [アンナ]
- わたしも地道にしょーばいを続けて
最高のしょーばい人を目指していく。▼
- [オルテンシア]
- うん。それがいいと思う。▼
- [アンナ]
- ということで、オルテンシア王女。
わたしの商品を見ていかない?▼
もてる努力を続けるために
必要なものがたーくさんそろってるわよ。▼
- [オルテンシア]
- ふふっ。
アンナさんったら、本当に商売上手ね!▼
リンデン†
支援C†
- [オルテンシア]
- リンデン。
お姉様が呼んでいたわよ。▼
- [リンデン]
- オルテンシア様。
わざわざすみませぬ。▼
- [オルテンシア]
- いいのよ。他の用事のついでだから。
あら、その絵画…▼
とっても…綺麗な人…
もしかして、リンデンの娘さん?▼
- [リンデン]
- この油絵は妻を描いたものです。▼
- [オルテンシア]
- リンデンの奥さんなの?
こんな美人の奥さんがいたなんてすごいわ。▼
- [リンデン]
- オルテンシア様にそう言っていただけるとは
妻もきっと喜んでおると思います。▼
- [オルテンシア]
- 是非挨拶がしたいわ。
今度紹介してちょうだいね。▼
- [リンデン]
- 残念ですがそれはできませぬ。
妻はすでに亡くなっておりますからのう。▼
- [オルテンシア]
- あっ…ご、ごめん…
あたし…知らなかったから…▼
- [リンデン]
- ほっほっほ。
気にすることはありませんぞ。▼
わしらのあいだには三人の子供がいて
それぞれが独立して立派に生活しております。▼
わしは賢者として多くの魔道兵も育て上げました。
天国の妻もきっと喜んでいると思いますよ。▼
- [オルテンシア]
- リンデンはとても優秀なのね。
奥さんも鼻が高かったんじゃないかしら。▼
そうだリンデン。あたし直属の先生にならない?
あなたに教わればあたし、もっと強くなれると思うの。▼
- [リンデン]
- 嬉しい申し出ですが…
それは難しいのですじゃ。▼
- [オルテンシア]
- どうして?▼
- [リンデン]
- 今のわしでは、オルテンシア様を教育する
体力はありませんのじゃ。▼
- [オルテンシア]
- そっか。
戦もあるものね。無理を言ったわ…▼
- [リンデン]
- オルテンシア様が学ばれるには
もっと若い教育者が最適ですよ。▼
支援B†
- [オルテンシア]
- ねえ、リンデン。▼
あたし直属の先生になる話…
もう一度考えてくれない?▼
- [リンデン]
- オルテンシア様…
前に言ったとおりわしでは力不足ですじゃ。▼
オルテンシア様は、籍を置いておられる
イルシオンの学園でも優秀だと聞きました。▼
そう焦って強くなるとする必要もありませぬ。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
お父様はあたしが一人前になる前に
死んでしまったわ。▼
だから急がなくちゃいけないの。
もう…後悔はしたくないから。▼
- [リンデン]
- オルテンシア様…▼
- [オルテンシア]
- あたしもリンデンの子供のように、
父親を安心させるような強い人間になりたいの。▼
あなたにならそれができるでしょ?▼
- [リンデン]
- オルテンシア様の気持ちは充分に伝わりました。
ですが…わしにはできない理由があるのです。▼
- [オルテンシア]
- …どんな理由なの?▼
- [リンデン]
- ハイアシンス様亡きあと、
イルシオン王国は危機的状況です。▼
一つでも軋轢が生じれば、
すぐにでも国は崩壊してしまうでしょう。▼
愛するイルシオン王国を守るためにも、
今はその立て直しに全力を尽くしたいのです。▼
今の情勢ではオルテンシア様に
じゅうぶんな時間を割くことができませんのじゃ。▼
- [オルテンシア]
- この前、お姉様に呼ばれていたのも
そのことだったのね…▼
リンデン。
わがまま言ってごめんなさい。▼
お姉様やリンデンが必死に頑張ってるのに
あたしは…自分のことばかり考えていたみたい。▼
- [リンデン]
- あなた様のお考えも立派です。▼
オルテンシア様はオルテンシア様で、
ご自分にできることをなされば良いのです。▼
- [オルテンシア]
- うん。
ありがとうリンデン…▼
あたしにできることがあったらなんでも言ってね。
これでもイルシオンの王女なんだから。▼
支援A†
- [オルテンシア]
- …………▼
あたしは…
イルシオン王国のために何ができるんだろ。▼
自分にできることって…なんなのかな…
お父様…教えて…▼
- [リンデン]
- ハイアシンス様なら、
今のままで良いと仰るはずですぞ。▼
- [オルテンシア]
- …リンデン。▼
どうして、そう言い切れるの…
お父様はもう…死んでしまったのに…▼
お姉様と違って…お父様には
いっぱい迷惑をかけてしまったのよ。▼
きっと、天国のお父様は…
あたしにがっかりしているはずだわ。▼
- [リンデン]
- わしは元々ハイアシンス様の兄王様の臣下でしてな。
そのことはあなた様もご存じだと思いますが…▼
当時は…ハイアシンス様のことを、
良く思っていなかったのです。▼
- [オルテンシア]
- お父様のことを?
それは…全然知らなかったわ…▼
- [リンデン]
- 当時は後継者争いもあって、わしらの派閥は
ハイアシンス様とは対立関係にあったのです。▼
結局、兄王様は後継者争いに敗れ…
失意のうちに国を去ることになりました。▼
わしは兄王様が選ばれなかったことに納得がいかず、
ハイアシンス様を恨みました。▼
しかし…あるとき、ハイアシンス様が仰ったのです。
「リンデン、お前は今のままでいい」と。▼
- [オルテンシア]
- …!▼
- [リンデン]
- 当時はなぜそんな言葉を仰ったのか、
よく意味はわかりませんでした。▼
しかし、あるとき気づいたのです。
国を思う気持ちは同じだったのだと…▼
ですからわしも、オルテンシア様は
そのままでいいと言い切れます。▼
- [オルテンシア]
- リンデン…▼
- [リンデン]
- それに、親は子供を愛しているものですよ。▼
ハイアシンス様がオルテンシア様に
がっかりすることなど絶対にありませぬ。▼
三人もの子を育てたわしが言うのです…
間違いはありませんぞ。▼
- [オルテンシア]
- そうね…とっても説得力があるわ。▼
ありがとう。
あなたの話を聞いたら少し元気がでたわ。▼
あたしはあたしらしく、少しずつ、
お父様に胸を張れるように頑張る!▼
- [リンデン]
- ええ、その意気です。▼
わしも助言ぐらいならできますぞ。
迷ったときはいつでも相談してくだされ。▼
オルテンシア様が将来どのように成長されるか、
楽しみにしております。▼
- [オルテンシア]
- ありがとう、リンデン。▼
フォガート†
支援C†
- [フォガート]
- オルテンシア王女。
暇なら俺とお茶でもしない?▼
- [オルテンシア]
- フォガート王子…▼
いくらあたしが美人だからって、
イルシオン王国第二王女を口説こうとは勇気あるわね。▼
- [フォガート]
- 別に口説くとは言ってないよ。
ちょっと話でもしたいなって思っただけで。▼
- [オルテンシア]
- どうだか。▼
あなたが遊び人だってことは、
イルシオン王国でも話題になってるんだから。▼
- [フォガート]
- 俺のことがイルシオンで話題になってるんだ。
嬉しいなー。▼
- [オルテンシア]
- あまり喜ぶようなことじゃないと思うけど…▼
- [フォガート]
- そんなことどうでもいいから。
国同士の交流もかねて、お茶しようよ。▼
- [オルテンシア]
- お断りよ。お姉様の仕事の手伝いとか
やることがたくさんあるんだから。▼
あなただって王子なんだから
仕事は山ほどあるんじゃないの?▼
- [フォガート]
- ソルム王国は女王制だからね。
国を継ぐのは俺じゃなくて姉さんなんだよ。▼
- [オルテンシア]
- 呆れた…
それで遊び歩いてるってこと?▼
- [フォガート]
- 治安を守るために町を見回ってる、
と言ってほしいな。▼
- [オルテンシア]
- そんなこと言って…
体のいい言い訳にしか聞こえないわ。▼
あなたも少しはミスティラ王女の手助けをして
楽させてあげた方がいわよ。▼
- [フォガート]
- あはは。
オルテンシア王女はつれないなぁ。▼
まぁいいや。気が変わったら声をかけてよ。
俺はいつもこのあたりにいるからさ。▼
支援B†
- [フォガート]
- あ、ねえねえ。もし良かったら…▼
- [オルテンシア]
- あれはフォガート王子?
女性に話しかけているみたいだけど…▼
あっ、もしかして…
あの人を口説こうとしているんじゃ…▼
そんなこと同じ王族として許されないわよ。
きちんと注意しないと!▼
(暗転)
(明転)
- [オルテンシア]
- ええっ!?
荷物を運ぶのを手伝ってあげてただけ!?▼
- [フォガート]
- そうだよ。
すごい怒ってるから何事かと思ったよ。▼
- [オルテンシア]
- ごめんなさい。
本当に人助けをしていたなんて…▼
- [フォガート]
- 治安を守るために町を
見回りしてるって言ったでしょ。▼
- [オルテンシア]
- あれって、本当のことだったのね。
疑ったことを謝るわ。▼
- [フォガート]
- 別にいいよ。
褒められたくてやってるわけじゃないし。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
いいわ。
そういうことならあたしも付き合ってあげる。▼
- [フォガート]
- えっ、お茶に付き合ってくれるの?▼
- [オルテンシア]
- フォガート王子の人助けに付き合うの!▼
- [フォガート]
- あはは。そういうことか。▼
わかった。
じゃ、一緒に町を回ってもらおうかな。▼
支援A†
- [オルテンシア]
- …………▼
フォガート王子…
あなたって実はすごかったのね…▼
- [フォガート]
- もしかして、俺のこと好きになっちゃった?▼
- [オルテンシア]
- もう、からかわないで。
なんでそうなるのよ。▼
- [フォガート]
- はは。
冗談だって。▼
- [オルテンシア]
- …あなたはミスティラ王女のために
町の人の悩みに親身になって耳を傾けている。▼
でも、あたしはお姉様の手助けとはいえ、
王城のことを手伝っているだけだった…▼
あなたの一緒に町を回って、
自分の視野が狭いことに気づかされたわ。▼
あたしって…
本当にお姉様の力になれていたのかしら。▼
- [フォガート]
- 俺もオルテンシア王女と同じさ。▼
- [オルテンシア]
- え?▼
- [フォガート]
- 俺は姉さんのように、
大きな責任を負う立場じゃない。▼
だから、一生懸命頑張るしかないんだ。
今、俺ができることを…ってね。▼
- [オルテンシア]
- ええ…そうね…▼
…………▼
今のあなた…
ちょっとだけ格好よかったわよ。▼
- [フォガート]
- そう言ってくれると嬉しいな。
じゃ、これからお茶でもどう?▼
- [オルテンシア]
- ふふ。
それとこれとは話が別よ。▼
でも、町の見回りはいくらでも手伝ってあげる。▼
- [フォガート]
- ああ。それで充分さ。
今、俺たちができることを…▼
- [オルテンシア]
- 一生懸命がんばりましょう。▼
ヴェイル†
支援C†
- [オルテンシア]
- …………▼
- [ヴェイル]
- オルテンシア…
わたし、あなたと友だちになりたいんだ…▼
よかったら…
わたしとお話ししない?▼
- [オルテンシア]
- あなたと話すことなんて何もないわ。▼
- [ヴェイル]
- …!▼
- [オルテンシア]
- あなたのせいでお父様は死んだのよ。
どうしてあなたと友だちにならなくちゃいけないの?▼
洗脳が解けて、
元に戻ったからって関係ない。▼
あなたはお父様が死ぬ姿を見て笑ってた。
あの姿が頭から離れないのよ。▼
お願いだからあたしに近づかないで。
どこか他所へ行ってちょうだい。▼
- [ヴェイル]
- わたし…
あのときのことを謝りたいと思って…▼
- [オルテンシア]
- イルシオンは邪竜を信仰している国よ。
でも、それは間違いだった。▼
あなたは好きになれないけど…
その強さだけは羨ましいわ。▼
あたしがもし邪竜に生まれていたら、
その力でお父様を守ることができたはずだもの。▼
- [ヴェイル]
- 邪竜に生まれていいことなんて何もないわ…
生きてるだけで、殺されかけるもの。▼
わたしは人間に生まれたかった。
そうすればこんなに悩むこともなかったのに…▼
- [オルテンシア]
- 何よそれ、贅沢な悩みね。
とにかくあたしはあなたとは友だちにならない。▼
さようなら。あなたが他所へ行かないなら、
あたしが他の場所へ行くわ。▼
支援B†
- [オルテンシア]
- …………▼
- [ヴェイル]
- あの…オルテンシア…▼
- [オルテンシア]
- しつこいわね。あなたと話すことなんてないって
何度言ったらわかるの?▼
- [ヴェイル]
- 最後に一つだけ…
オルテンシアに聞いてほしい話があるの。▼
わたしのママは、普通の竜族だった。
でもね…▼
邪竜と交わりを持ったからといって、
人間に迫害されて死んでしまったの。▼
- [オルテンシア]
- …!▼
- [ヴェイル]
- わたしだって、歳を取らないせいで
周囲の人から気味悪がられて辛いことばかりだった…▼
だから邪竜に生まれて得をしたことなんて何もないわ。
それをオルテンシアに伝えたかったの。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
あなたも家族を失ったってことね。
言いたかったことはそれだけ?▼
- [ヴェイル]
- ええ。▼
本当は友だちになりたかったけど諦めるね。
わたしが酷いことをしたのは間違いないから。▼
じゃあ…わたし…
もう行くね。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
ちょっと待ちなさいよ。▼
- [ヴェイル]
- ?▼
- [オルテンシア]
- 羨ましいなんて言って悪かったわね。
あなたの過去も知らずに無神経だったわ。▼
これで話はお終い。
さぁ、もう行きなさいよ。▼
- [ヴェイル]
- うん。オルテンシア…
話を聞いてくれてありがとう。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
支援A†
- [オルテンシア]
- ヴェイル王女。
ちょっといいかしら。▼
- [ヴェイル]
- オルテンシア…何?▼
- [オルテンシア]
- あなたに話したいことがあるの。▼
- [ヴェイル]
- うん…▼
- [オルテンシア]
- あたしは、
あなたのことを全然知らなかったわ。▼
知ろうとせずに拒絶するのは簡単だけど、
それじゃ何も変わらないって気づいたの。▼
だから、あなたと友だちになってあげる。▼
- [ヴェイル]
- …いいの?▼
- [オルテンシア]
- 今はまだ、あなたのことを
完全に許すことはできないわ。▼
もしかしたらやっぱり…
一緒にいるのが耐えられなくなるかもしれない。▼
それでもよかったら、どうかしら?▼
- [ヴェイル]
- うん…
それでも嬉しいわ。▼
- [オルテンシア]
- それでも、これ。
友だちの印に…甘くて美味しいお菓子をあげるわ。▼
あなた、激甘な食べ物が好きなのよね?▼
- [ヴェイル]
- …?▼
- [オルテンシア]
- お父様が話してるのを聞いたことがあるのよ。
あなたが甘い物を好んで食べているって。▼
- [ヴェイル]
- …ごめんね、オルテンシア。
わたし、甘い食べ物は苦手なの。▼
- [オルテンシア]
- え?▼
- [ヴェイル]
- もう一人の私は、甘い物が好物だったのかも。
でも、今のわたしが好きなのは辛い食べ物よ。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
ふふ。
やっぱりあなたって、昔とは全然違うのね。▼
いいわ。今度あなたに、
激辛の食べ物をごちそうしてあげる。▼
- [ヴェイル]
- 本当?▼
- [オルテンシア]
- その代わり、これからたくさん、
あなたのことを教えなさいよね。▼
前のあなたが霞むぐらい。
お父様を殺したあなたを別人と思えるぐらい。▼
- [ヴェイル]
- …うん。
わたしもオルテンシアのこと、もっと知りたい。▼
- [オルテンシア]
- あなたと分かり合えたら、お父様が死んだ悲しみも
乗り越えられるかもしれないわ。▼
よろしくね、ヴェイル王女。▼
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Last-modified: 2024-03-03 (日) 13:17:17