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会話集/支援会話
セリーヌの支援会話†
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エーティエ†
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クロエ†
支援C†
- [クロエ]
- ああ、セリーヌ様。
今日もお可愛らしい。▼
- [セリーヌ]
- ありがとう、クロエ。▼
- [クロエ]
- 今日は少し自由な時間がありますけど
セリーヌ様はどう過ごされますか?▼
- [セリーヌ]
- そうね…▼
クロエのペガサスに乗って
近くの茶畑に行くのはどうかしら?▼^
- [クロエ]
- 喜んでお連れ致します。▼
- [セリーヌ]
- でも今はこんなときだから、
以前みたいにゆっくりはできそうにないわね。▼
わたし、クロエと一緒に茶畑を巡って
ゆっくり過ごすのが好きだったのだけれど…▼
- [クロエ]
- セリーヌ様…▼
- [セリーヌ]
- 仕方がないわ。
今日は別のことをして過ごしましょう。▼
- [クロエ]
- …この戦いが終わったら、
いくらでも、どこへでもお連れします。▼
世界中の茶畑を一緒に巡りましょう。▼
綺麗な景色を見ながら美味しい紅茶を飲んで、
ゆっくり過ごすんです。▼
いかがですか?▼
- [セリーヌ]
- 素敵だわ。
とってもいい考え。▼
必ず行きましょうね。
約束よ、クロエ。▼
- [クロエ]
- はい。
お約束します、セリーヌ様。▼
支援B†
- [セリーヌ]
- うふふっ。▼
- [クロエ]
- あら、セリーヌ様。
わたしの顔を見て笑うなんてひどいです。▼
- [セリーヌ]
- ごめんなさい、クロエ。
でも、違うの。▼
あなたと出会ったときのことを
思い出して笑ったのよ。▼
- [クロエ]
- セリーヌ様との初めての出会い…
ええ、忘れませんとも。▼
船着き場で泣きながらオロオロしていた
セリーヌ様の愛くるしいお姿…▼
- [セリーヌ]
- な、泣いてなんかいないわ。▼
乗るはずだった船が出港できなくなって、
途方に暮れていただけよ。▼
- [クロエ]
- ええ。
そして私がお声をかけたのでしたね。▼
どこか行きたい場所があるのなら
わたしのペガサスで連れて行くわ、と。▼
- [セリーヌ]
- そして行きたかった茶畑へ
連れて行ってもらった。▼
以前もお城を抜け出して、
お忍びで出かけることはあったけれど…▼
ペガサスに乗って行くのは初めての体験だった。
とてもわくわくしたのを覚えているわ。▼
わたしにとっては、
あれが初めての大冒険だったのかも。▼
- [クロエ]
- 本当に衝撃的な出会いでした。▼
王女だと告げられた時は、
泡を吹いて倒れるかと思ったくらい。▼
わたしにとってみれば…市井で偶然に出会って
仲良くなった少女が王女様だったのですから。▼
- [セリーヌ]
- ふふ。随分驚かせてしまったのね。
ごめんなさい。▼
- [クロエ]
- 光栄でした。そんな御伽噺のようなことが、
実際にわたしの身に起こるなんて。▼
そして、あの日こそが…
わたしの新たな人生の始まりでもありました。▼
- [セリーヌ]
- 新たな人生?
詳しく知りたいわ。▼
- [クロエ]
- もちろんお話しします。
ですが、続きはまた今度…▼
- [セリーヌ]
- そうなの?
時間ならまだあるのに。▼
- [クロエ]
- ふふ。セリーヌ様、
御伽噺はいいところで続きになるものなのですよ。▼
支援A†
- [クロエ]
- セリーヌ様に出会ったその日…▼
その日からわたしは、
普通の人生ではないものを求め始めたのです。▼
- [セリーヌ]
- 普通の人生ではないもの…
どういうことかしら。▼
- [クロエ]
- わたしはセリーヌ様に出会うまで、
本当に普通の女の子でした。▼
物語の中の出来事に憧れ、夢想して楽しむ。
それはそれで満足できる日々でしたが…▼
セリーヌ様と出会ったことで、
御伽噺のようなことが現実にも起こることを知りました。▼
こんなわたしでも素敵な体験ができる。
御伽噺の登場人物になれたかのように…▼
- [セリーヌ]
- 確かにクロエは、御伽噺に出てきても
おかしくないほどの美人さんよ。▼
- [クロエ]
- もう、セリーヌ様ったら。
からかわないでください。▼
- [セリーヌ]
- うふふ。冗談ではないのだけれど。
それで…▼
わたしと出会ったことで、クロエの新しい人生が
始まったということでいいのかしら。▼
- [クロエ]
- はい。▼
セリーヌ様に出会ったその日、決めたのです。
わたしは、必ずセリーヌ様の騎士になると。▼
- [セリーヌ]
- それはどうして?▼
- [クロエ]
- 騎士となり家を出れば、
わたしは自分の人生を生きられると思ったからです。▼
親の…家の決めた人生ではない、
わたし自身の。▼
だから、わたしはその日を境に
鍛錬を始めました。▼
- [セリーヌ]
- クロエがわたしの臣下になると聞いたとき、
とても驚いたのを覚えているわ。▼
- [クロエ]
- うふふ。
無理もありません。▼
わたしが騎士になれるとは、
家族でさえ思っていませんでしたから。▼
セリーヌ様。
わたしはあなたと出会えて本当に幸せです。▼
- [セリーヌ]
- クロエ…▼
あなたがわたしと出会い、人生が変わったように
わたしもあなたと出会ったことで人生が変わったわ。▼
あなたはわたしの大切な友だちであり、
とても頼りになる臣下よ。▼
こんなに幸せなことはないわ。
ありがとう、クロエ。▼
これからっも御伽噺の続きを紡いでいきましょう。
あなたとわたしの物語を。▼
- [クロエ]
- はい。
セリーヌ様。▼
支援C†
- [ルイ]
- いかがでしょうか、セリーヌ様。▼
- [セリーヌ]
- ええ。
とてもいい香りだわ。▼
柑橘系の果物と…これは花ね?
しかも一種類じゃないわ。▼
そう…暖かい季節に咲く、
色とりどりの花の香り。▼
それらが見事に調和して、
素敵な香りとなっているわ。▼
- [ルイ]
- お気に召されたようで安心しました。▼
フィレネの南で取れた茶葉に
乾燥させた果皮と花を混ぜた紅茶です。▼
- [セリーヌ]
- とても美味しいわ。
いつもありがとう、ルイ。▼
毎日、ルイがいれてくれる紅茶を飲める。
わたしはそれだけで幸せよ。▼
- [ルイ]
- ははは。
ありがとうございます、セリーヌ様。▼
そういえば少し前にお話した、
あの特別な茶葉の話を覚えていますか?▼
- [セリーヌ]
- ええ。
もちろん覚えているわ。▼
その特別な茶葉を使うと、
他では味わえないような美味しい紅茶になるとか。▼
- [ルイ]
- はい。▼
実はその茶葉を入手できる伝手ができました。
近いうちにお楽しみ頂けるかと。▼
- [セリーヌ]
- 本当に?
それは嬉しいわ。▼
- [ルイ]
- 楽しみにお待ちくださいね。▼
支援B†
- [セリーヌ]
- …信じられない。▼
この芳醇な香り、どこまでも奥深い…
こんな紅茶は今まで味わったことがないわ。▼
- [ルイ]
- お気に召しましたか?▼
- [セリーヌ]
- ええ、もちろんよ。▼
今までたくさんの紅茶を飲んできたけれど、
これほどのものはそうそうなかったわ。▼
ルイ、本当にありがとう。▼
- [ルイ]
- 喜んで頂けたようで嬉しいです。▼
- [セリーヌ]
- お代わりを頂いてもいいかしら?▼
- [ルイ]
- もちろんです。
まだまだたくさんご用意できますからね。▼
- [セリーヌ]
- ありがとう。
わたし、とっても幸せよ。▼
- [ルイ]
- ははは。
僕も苦労した甲斐がありました。▼
っ…▼
- [セリーヌ]
- ルイ?
腕、どうかしたの?▼
- [ルイ]
- 大したことではありません。
この茶葉を取りに行く際に少し…▼
- [セリーヌ]
- どういうこと?▼
- [ルイ]
- 実はこの茶葉は人の手で作られたものではなく
天然の茶畑に生えているものなんです。▼
それでその茶葉までの道のりが険しく
しかも凶暴な獣もいたものですから…▼
- [セリーヌ]
- …襲われたのね。▼
- [ルイ]
- でも、ご安心を。
かすり傷でしたから。▼
これほどの茶葉を入手できたのですから
この程度の傷、なんともありませんよ。▼
さ、お代わりが入りましたよ。
どうぞ召し上がってください。▼
- [セリーヌ]
- …いえ、結構よ。
わたし、もう行くわね。▼
- [ルイ]
- セリーヌ様…▼
支援A†
- [セリーヌ]
- ルイ、この間はごめんなさい。▼
せっかく淹れてくれた紅茶を
途中で飲まずに帰ってしまって…▼
わたしのために、
あなたが苦労して用意してくれたものなのに。▼
- [ルイ]
- セリーヌ様。
謝罪など不要ですよ。▼
僕がセリーヌ様のご気分を
害してしまったのですから。▼
- [セリーヌ]
- …………▼
ルイ、わたしはね…
いつも幸せを感じているのよ。▼
あなたがいれてくれる紅茶を飲むたびに、
いつも幸せな気持ちになるの。
- [ルイ]
- ありがとうございます。▼
- [セリーヌ]
- 特別な茶葉でいれてくれた紅茶…
あれを飲んだときは、いつもより大きな幸せを感じたわ。▼
でも…
でもね…▼
その大きな幸せのために
ルイが危険な目に遭うのは嫌なの。▼
- [ルイ]
- セリーヌ様…▼
- [セリーヌ]
- 毎日、ルイの笑顔を見て、
普通の紅茶を飲む。▼
そんな小さな幸せがあれば、
それ以上のものなんていらないわ。▼
- [ルイ]
- …まったく自分が情けないですよ。▼
主の真の望みを理解できていなかったとは。
臣下としてあるまじき失態ですね。▼
ですが、これからは違います。
今、ここに誓いましょう。▼
僕はセリーヌ様のささやかな幸せを守るために、
これからもお傍で仕え続けると。▼
- [セリーヌ]
- ええ。
よろしくお願いするわ、ルイ。▼
…早速だけれど、紅茶をいれてくれるかしら?
- [ルイ]
- はい。かしこまりました。
特別な茶葉でなくてよろしいのですね?▼
- [セリーヌ]
- うふふ。
もちろんよ。▼
特別でなくとも…いつも通りのこの時間が、
わたしにとっては特別なひとときなのだから。▼
ジャン†
支援C†
- [セリーヌ]
- ジャン、どうもありがとう。▼
- [ジャン]
- セリーヌ王女。
なんでいきなりお礼を…?▼
- [セリーヌ]
- ジャンの故郷の茶畑で採れる茶葉は、
わたしの大のお気に入りなの。▼
一口飲むだけで、いつもわたしを幸せにしてくれる。
だから、お礼を言わなくてはと思って。▼
- [ジャン]
- そういうことでしたか。
こちらこそ、ありがとうございます。▼
セリーヌ王女がそんなに気に入ってくださってるなんて、
お母さんに伝えたら絶対に喜ぶわ。▼
- [セリーヌ]
- ジャンのお母様が?▼
- [ジャン]
- 母は故郷の島にある、
茶葉を加工する工房で働いてるんです。▼
多分、セリーヌ王女のもとにも、
母が加工した茶葉が届いてると思いますよ。▼
- [セリーヌ]
- そうだったのね…!
なら是非、お礼を伝えておいてくれるかしら。▼
- [ジャン]
- はい。王女様に褒めてもらえるなんて、
お母さんの一生の自慢になるわ。▼
- [セリーヌ]
- ジャン。
良かったら、今度お茶会をしない?▼
せっかくお母様の話が出たから、
ジャンの故郷の茶葉を用意するわ。▼
- [ジャン]
- えっ…! あ、ありがとうございます。
勿体ないほど嬉しいお誘いです。▼
セリーヌ王女とお茶やなんて、
恐縮ですけど…楽しみにしてます。▼
- [セリーヌ]
- ええ、わたしもよ。
また声をかけるわね。▼
支援B†
- [セリーヌ]
- こんにちは、ジャン。▼
- [ジャン]
- セリーヌ王女。こんにちは。▼
- [セリーヌ]
- あら、それは医学書かしら。
今日はこれからお勉強?▼
- [ジャン]
- はい。
いい医者になるために。▼
- [セリーヌ]
- 立派ね。
じゃあ、お誘いは日を改めることにするわ。▼
- [ジャン]
- お誘い…
もしかして、この前のお茶会の件ですか?▼
- [セリーヌ]
- ええ。ジャンの故郷の茶葉が手に入ったの。
だから今日にでもどうかと思ったのだけれど…▼
お勉強の方が大切だわ。▼
- [ジャン]
- す、すみません。
お気遣いいただいて。▼
- [セリーヌ]
- とんでもない。楽しみが先に延びただけのことよ。
待った分だけ、よりおいしく感じられるはずだわ。▼
- [ジャン]
- セリーヌ王女がこんなに言ってくださるやなんて、
自分の故郷の茶葉はすごかったんですね。▼
- [セリーヌ]
- うふふ、いま気が付いたの?▼
ジャンの故郷で取れる茶葉は世界に誇れるものと
わたしが保証させていただくわ。▼
- [ジャン]
- ありがとうございます。▼
- [セリーヌ]
- そういえば…ジャンはお茶の道は考えなかったの?
お母様も工房で働いているようだし。▼
- [ジャン]
- 考えたことなかったですね。
お茶は美味しいですけど、人は救えませんので。▼
- [セリーヌ]
- 人は救えない…▼
…………▼
- [ジャン]
- ? セリーヌ王女?▼
- [セリーヌ]
- ごめんなさい、なんでもないの。
お勉強の邪魔になるから、もう行くわね。▼
- [ジャン]
- これで勉強もはかどると思います。
ありがとうございました。▼
- [セリーヌ]
- あまり無理せず頑張ってね。▼
支援A†
- [ジャン]
- うーん…
頭に入っていかへん…▼
- [セリーヌ]
- ジャン、お疲れ様。
お勉強、頑張っているみたいね。▼
- [ジャン]
- セリーヌ王女。▼
頑張ってはいるんですけど、中々。
だんだん頭も疲れてきて…あかんなあ…▼
- [セリーヌ]
- そんなときは、これをどうぞ。▼
- [ジャン]
- この香り…
自分の故郷のお茶ですか?▼
- [セリーヌ]
- ええ、その通りよ。▼
ジャンがお勉強で悩んでいる姿が見えたから。
お茶を飲んで気分転換できればと思ったの。▼
- [ジャン]
- セリーヌ王女…
ありがとうございます。▼
- (暗転)
- [ジャン]
- …うん。懐かしい香りや。
美味しいし、ほっとする。▼
- [セリーヌ]
- …ねえ、ジャン。あなたはこの間、
お茶は人を救えないと言っていたけれど…▼
わたしはジャンの故郷のお茶に、
何度も救われたと思っているのよ。▼
- [ジャン]
- お茶に救われた…ですか?▼
- [セリーヌ]
- 物事が上手くいかなくて、落ち込んだ気分のとき…
美味しいお茶を飲むの。▼
すると、たちまち心が軽くなるわ。▼
ただの気分転換かもしれないけれど、
それを機に物事がうまくいくこともある。▼
それを救いと呼ぶのは…大袈裟かしら?▼
- [ジャン]
- …いいえ、そんなことありません。▼
実際、自分も今、
気分が軽くなってますから。▼
ありがとうございます、セリーヌ王女。
大切なことを教えてくれて。▼
それから…ごめんなさい。医者の卵としても…
お茶は人を救うと、考えを改めます。▼
- [セリーヌ]
- 謝ることはないわ。
ジャンの気分が軽くなったのなら、よかった。▼
- [ジャン]
- なんかお母さんに会いたくなってきました。
故郷のお茶は世界一やって、そう伝えたいです。▼
- [セリーヌ]
- わたしも一緒に行って伝えたいわ。
いつも幸せにしてもらっていますって。▼
- [ジャン]
- あの、もしセリーヌ王女が良かったら、
このままお茶会にしませんか。▼
自分だけ飲むのも悪いし…その…
もう少し、セリーヌ王女と話したいんです。▼
もちろん、終わったらちゃんと勉強しますんで!▼
- [セリーヌ]
- うふふ。
嬉しいお誘いだわ。ありがとう。▼
実はわたしも、飲みたいなって思っていたの。
はしたなくって、ごめんなさいね。▼
じゃあ、準備をしましょうか。
お茶のことを、いっぱいお話ししましょう。▼
- [ジャン]
- はい…!▼
スタルーク†
支援C†
- [セリーヌ]
- はぁ…▼
- [スタルーク]
- セリーヌ王女。
こんな夜更けに…どうされたのですか。▼
- [セリーヌ]
- スタルーク王子…▼
何でもありません。
今夜は少し眠れなくて。▼
- [スタルーク]
- 顔色が良くないです。
なにか…悪い夢でも見たんですか?▼
- [セリーヌ]
- …………▼
…お兄様が、死んでしまう夢を見ました。▼
- [スタルーク]
- え…▼
- [セリーヌ]
- 誤解しないでくださいね。
よく見る夢なんです。幼い頃から、何度も。▼
兄は昔、病弱でしたから…
そのせいかもしれません。▼
今でも、何かの拍子にいなくなってしまうのではと、
その思いが抜けきれなくて。▼
- [スタルーク]
- セリーヌ王女…▼
- [セリーヌ]
- もちろん、今のお兄様は元気ですよ?
鍛錬がお好きで、健康そのものです。▼
- [スタルーク]
- そうだと思います。
戦場でも勇敢で、頼もしい限りですよ。▼
でも、その夢…わかります。
僕も何度も見ますから…▼
…兄上がいなくなる夢を。▼
- [セリーヌ]
- !
スタルーク王子も?▼
- [スタルーク]
- はい…内容が内容だけに…
こんなこと、誰にも言えませんでしたが。▼
- [セリーヌ]
- そうですか。
そのお話、詳しく聞きたいところですが…▼
夜更けに話し込むわけにはいかないわ。
機会を改めますね、スタルーク王子。▼
- [スタルーク]
- はい、また…
いつでも声をかけてください。▼
支援B†
- [セリーヌ]
- …………▼
- [スタルーク]
- セリーヌ王女。
また…嫌な夢を見てしまったのですか?▼
- [セリーヌ]
- …ふふ。
わかってしまわれますか。▼
以前、スタルーク王子も同じように、
兄がいなくなる夢を見ると仰っていましたものね。▼
それは…いつからですか?▼
- [スタルーク]
- …僕は、最近見るようになりました。
邪竜が目覚め、戦が始まった頃から。▼
「もし自分が死に、ディアマンドにも何かあったら、
お前がこの国を守るのだぞ」▼
父上が言っていた言葉です。この言葉を聞いたときは…
そんなこと、あるはずがないと思っていました。▼
偉大な父上と、優秀な兄上。
この二人がいなくなることなど、絶対あり得ない。▼
けれど…
戦争に、絶対などありませんから。▼
- [セリーヌ]
- スタルーク王子…▼
- [スタルーク]
- この夢が本当になってしまったらと、
その思いが、ずっと心にあります。▼
戦場で、敵の攻撃を受けてしまったら…
別れたまま、会えなくなってしまったら…▼
そんなお光景が、来てほしくない未来が、
これまで何度夢に出たことか。▼
- [セリーヌ]
- 同じです…わたしも。思いつく限りの不幸を、
夢で見てしまうのです。▼
- [スタルーク]
- でも僕は、そんな時…
眠っている兄上を見に行くんです。▼
元気にいびきをかいている兄上を見ると、
なんだか安心するんですよ。▼
- [セリーヌ]
- それはいいですね。▼
わたしのお兄様は早起きなので…迂闊に行くと、
早朝の鍛錬に誘われてしまいそうですけれど。▼
- [スタルーク]
- あはは、いいじゃないですか。
元気に走る姿を見ると安心しそうです。▼
- [セリーヌ]
- うふふ…
間違いないですね。▼
…あなたに話すと少し落ち着きました。
ご心配をおかけして、すみません。▼
- [スタルーク]
- いいえ。
また悪い夢を見たときは仰ってください。▼
僕なんかじゃ解決はできませんが…
気持ちはわかるつもりですから。▼
- [セリーヌ]
- ありがとうございます。
とても心強いです、スタルーク王子。▼
支援A†
- [セリーヌ]
- いい香りの紅茶ですね。
とっても美味しいです。▼
- [スタルーク]
- 良かった。ブロディアの高地で採れる茶葉です。
安眠の効果があるとか…▼
- [セリーヌ]
- 安眠の…▼
そう、わたしのために用意してくださったのね。
ありがとうございます。▼
- [スタルーク]
- どうですか、あれ以来。▼
- [セリーヌ]
- …だめですね。戦が苛烈になるにつれ、
悪い夢を見る日も多くなってきています。▼
- [スタルーク]
- セリーヌ王女…▼
…………▼
僕たちは、国王にはなりませんよ。▼
- [セリーヌ]
- え…?▼
- [スタルーク]
- 消極的な意味で言っているのではありません。
万が一…そうなれば役目は果たします。でも…▼
失わないように戦いましょう。
僕たちの兄を。未来の国王を。▼
悪い夢は消せなくとも、
その通りにならないように戦うことはできます。▼
ですから…その…アルフレッド王子のこと、
僕も守って差し上げます!▼
- [セリーヌ]
- …!▼
- [スタルーク]
- 同盟を結んだ隣国の王太子であれば…そして、
友人の兄であれば、僕の兄上も同然ですから。▼
って…僕なんかに兄上認定されたうえ、
守られるなんて嫌かもしれませんけど。▼
- [セリーヌ]
- とんでもありません!
嬉しいです…すごく。涙が出そうなぐらい。▼
スタルーク王子のように腕の立つ方が
守ってくださるなら心強いわ。▼
- [スタルーク]
- そ、そんなにご評価いただき、恐縮です。▼
- [セリーヌ]
- わたしもお守りします。あなたのお兄様…
ディアマンド王子のことを。▼
お互いに、お互いの次期国王を守り合いましょう。
これは国同士の利にもなるはずです。▼
必要なら…この身を挺しても構いません。▼
- [スタルーク]
- セリーヌ王女、それは!▼
- [セリーヌ]
- ええ。正しい行いでないことは承知しています、
けれど…▼
スタルーク王子には、
理解できない考えではないでしょう?▼
- [スタルーク]
- …………▼
そうですね。
誰にも内緒にしておいてください。▼
- [セリーヌ]
- ええ、もちろん。▼
- [スタルーク]
- …僕たちはあまり公にできない同盟を
結んでしまったのかもしれませんね。▼
- [セリーヌ]
- でも、おかげで…今夜からは、
あの夢を見ることが少なくなりそうです。▼
- [スタルーク]
- 僕もですよ。▼
これからもよろしくお願いしますね。
国王となる未来のない者同士。▼
- [セリーヌ]
- はい。戦が終わってからも、ずっと…
手を取り合い進みましょう。▼
ラピス†
支援C†
- [セリーヌ]
- あら…いい匂い。
ラピス、それは何を飲んでいるの?▼
- [ラピス]
- セリーヌ王女!?
こ、これは別に…普通のお茶…です。▼
- [セリーヌ]
- よければわたしにも、
一口くださらないかしら。▼
- [ラピス]
- えっ…いけません!
こんなものを王女様に飲ませるわけには!▼
- [セリーヌ]
- 大丈夫よ。
だってラピスは普通に飲んでいるじゃない。▼
- [ラピス]
- で、ですが…これは、その…▼
お店で買った茶葉ではなく、
あたしがその辺で摘んだ野草を使っていて…▼
- [セリーヌ]
- 自作のお茶ということ?
それは素晴らしいわ。▼
お願い。
是非わたしにも飲ませて。▼
- [ラピス]
- うう…!
そ、そこまでおっしゃるなら、どうぞ…▼
- [セリーヌ]
- ありがとう、ラピス。▼
…まあ…!
爽やかな香りで、とても美味しいわ!▼
- [ラピス]
- そ、そうですか。それはよかったです。
実は、その茶器も自作なんです。▼
- [セリーヌ]
- 茶器も…!?
職人も顔負けの仕上がりよ。▼
ラピスは何でも自分で作れてしまうのね。
素晴らしい才能だと思うわ。▼
- [ラピス]
- 褒めてくださってありがとうございます。
でも、ほんと大したことないですから…▼
- [セリーヌ]
- ねえ、ラピス。
もしよければこのお茶の作り方を教えてくれない?▼
どの野草を摘んで、どう作ればいいのか、
是非教わりたいの。▼
- [ラピス]
- もちろん、構いませんよ。
今度、森へご一緒してお教えしますね。▼
- [セリーヌ]
- 嬉しいわ。
ありがとう、ラピス。▼
支援B†
- [ラピス]
- えっと…
この野草は食べられます。▼
そのまま茹でても美味しいですし、
乾燥させてお茶にしてもいいです。▼
- [セリーヌ]
- なるほど…▼
- [ラピス]
- こっちの野草は食べられませんが
すり潰せば傷薬として使えますね。▼
- [セリーヌ]
- よく目にする野草なのに
そんな効能があるとは知らなかったわ。▼
- [ラピス]
- あと、この苔は火傷によく効きますね。▼
乾燥させて粉末にしておいて、
使うときに水を混ぜて塗り薬にするんです。▼
- [セリーヌ]
- ありがとう、ラピス。
知らなかったことだらけよ。▼
- [ラピス]
- こんなことでよろしければ、
いくらでもお教えします。▼
あたし自身は普通の家の出なのですが…
痩せた土地に住む友だちが多かったので…▼
それでまあ、友だちのおかげで…
こういうことにも詳しくなったといいますか…▼
- [セリーヌ]
- 今日は本当に勉強になったわ。
そのお友達にも感謝をしないといけないわね。▼
- [ラピス]
- あ、ありがとうございます。▼
ですが、王女様がこんなことを覚えても、
お役に立つでしょうか?▼
お店で茶葉が買えるのですから
野草を摘む機会なんてないでしょうし…▼
薬だっていくらでも買えるはずですよね?▼
- [セリーヌ]
- 確かに、そうね。
平和だったなら、そうかもしれない。▼
けれど、今は何があるかわからないわ。
戦の中で、知識が役立つこともあるでしょう。▼
もしラピスさえよければ…
もっと色々なことを教えて欲しいわ。▼
- [ラピス]
- セリーヌ王女がそうおっしゃるなら、
いくらでもお教えしますよ。▼
あたしの実体験から得た知識…▼
で、ではなくて!
あたしの友だちから教えてもらったことを!▼
- [セリーヌ]
- うふふ。
よろしくね、ラピス。▼
支援A†
- [セリーヌ]
- ええと、この野草は乾燥させて
食べるときは水で戻せばいいのだったわね。▼
こちらの苔は乾燥させて粉末にすれば
腹痛に効く飲み薬になる、と。▼
それから、この野草はお茶にできて…▼
- [ラピス]
- セリーヌ王女。
何を書かれているんですか?▼
- [セリーヌ]
- ちょうどいいところにきてくれたわ。
この間、ラピスから得た知識を書にまとめているの。▼
抜けている情報があったら
教えて欲しいと思っているのだけれど…▼
- [ラピス]
- それはもちろん喜んで。
ですが、なぜセリーヌ王女がそんなことを?▼
- [セリーヌ]
- 万が一の備え、かしら。▼
- [ラピス]
- どういうことですか? 食料でも薬でも、
まだ沢山備えがあったと思いますが…▼
- [セリーヌ]
- わたしたちではなく、民のためよ。▼
- [ラピス]
- 民のため?▼
- [セリーヌ]
- フィレネは豊穣な土地が多い国だけれど、
いつ何が起こるかはわからないわ。▼
天災や戦争、土地が痩せてしまう原因は
いくらでもあるもの。▼
そんなときに、ラピスに教えてもらった知識が
少しでも役に立つかもしれないと思ったの。▼
- [ラピス]
- そ、そうだったんですか…
そんな大きなことを考えていらしたなんて。▼
- [セリーヌ]
- もちろんラピスにだけ負担はかけないわ。
他の皆からも情報をもらうつもりでいるし…▼
ラピスにも公務があることは理解しているから、
あまり時間は取らせないつもりよ。▼
- [ラピス]
- いいえ。あたしで良ければいくらでも。
ぜひ協力させてください。▼
あたしが痩せた土地で生き抜いてきた術が
誰かの役に立つかもしれないなら…▼
あたし、協力したいです!▼
- [セリーヌ]
- ありがとう。ラピス。▼
でも、ええと…この知識はお友達からのものでは
なかったのかしら…?▼
- [ラピス]
- あっ!!▼
…すみません。つい、見栄を張ってしまって。
これはあたし自身の知識なんです。▼
- [セリーヌ]
- そうだったの…謝らないで。
体験に基づく知識こそわたしの得たいものだもの。▼
本当のことを言ってくれてありがとう。
あなたの協力に心から感謝するわ。ラピス。▼
- [ラピス]
- あたしこそ、頼ってくださり嬉しいです。
セリーヌ王女…!▼
カゲツ†
支援C†
- [カゲツ]
- おおっ! 其処におわしますは…
フィレネ王国のセリーヌ王女ではないか!▼
息災であったか?
これから余と茶でもしばこうではないか!▼
- [セリーヌ]
- カゲツはいつも元気そうね。▼
- [カゲツ]
- もちろんじゃ!▼
今日も今日とて意気衝天!
余の意気込みは有り余っておるぞ!▼
- [セリーヌ]
- でも残念だけれど…
ついさっき紅茶をいただいたところなの。▼
また今度、誘ってくれると嬉しいわ。▼
- [カゲツ]
- それは残念。
なら、手合わせでもどうじゃ?▼
茶の後には適度な運動というじゃろ!
さあ、一戦お相手願う!▼
- [セリーヌ]
- …うふふ。▼
- [カゲツ]
- むむ?
何か面白いことでもあったか?▼
- [セリーヌ]
- だって、お茶に誘われたかと思えば
次の瞬間には勝負を挑んでくるだなんて。▼
一国の王女にそんなことする方なんて中々いないわ。
カゲツって面白いわね。▼
- [カゲツ]
- はっはっは!
褒めても何も出ぬぞ!▼
- [セリーヌ]
- お茶も手合わせも今は遠慮しておくけれど、
また今度、ゆっくりお話ししましょうね。▼
- [カゲツ]
- ああ、もちろんじゃ!
余とセリーヌ王女はもう友だちじゃからな!▼
- [セリーヌ]
- ええ、そうね。
わたしたちはお友だちよ。▼
支援B†
- [カゲツ]
- セリーヌ王女!▼
- [セリーヌ]
- こんにちは、カゲツ。▼
- [カゲツ]
- はっはっは。
聞いておるぞ、聞いておるぞ。▼
セリーヌ王女は王女様なのに
剣術の腕前もなかなからしいのう。▼
ぜひ手合わせ願いたい!
どうじゃ一戦!▼
- [セリーヌ]
- お誘いは嬉しいのだけれど、
わたしは理由がないと戦いたくないわ。▼
- [カゲツ]
- むむ、つまらんのう。
己の腕前を試してみたいとは思わぬのか?▼
- [セリーヌ]
- 国を守るために鍛錬は続けているけれど、
強さを極めようとは思っていないわ。▼
- [カゲツ]
- 仕方ない。
なら、一緒に茶でもしばくか。▼
- [セリーヌ]
- それなら喜んで。
でも、その前に公務を終わらせないと。▼
国に送る書簡を書くだけよ。
少しだけ待っててね。▼
- [カゲツ]
- 王女様というのは大変じゃな。▼
- [セリーヌ]
- そうね。
無責任な行動はできないわ。▼
- [カゲツ]
- そんな生活で息苦しくはないのか?
余なら我慢できそうにないぞ。▼
- [セリーヌ]
- 大変なことも多いけれど…
でも、王女として幸せを感じているわ。▼
- [カゲツ]
- そうなのか?
とても信じられんぞ。▼
- [セリーヌ]
- なら、今度会ったときに教えてあげるわ。
わたしが何に幸せを感じているかを。▼
支援A†
- [カゲツ]
- …これが?▼
- [セリーヌ]
- そう。
これよ。▼
- [カゲツ]
- わからぬ。
なぜこれが王女の幸せになるんじゃ。▼
フィレネ王国を描いた絵画じゃろ?
見事な絵だとは思うが…▼
- [セリーヌ]
- カゲツの言う通り、
王女という立場は大変なことも多いわ。▼
でも、民が平和に暮らせている様子を見ると、
とても幸せな気分になるの。▼
- [カゲツ]
- 確かにこの絵画に描かれた民は、
みな幸せそうな顔をしておる。▼
- [セリーヌ]
- 民の平穏な生活を守れるなら
王女の苦労なんて大したことじゃないわ。▼
- [カゲツ]
- セリーヌ王女は本当に
フィレネ王国と民を愛しているんじゃな。▼
- [セリーヌ]
- ええ、もちろんよ。▼
- [カゲツ]
- 王女としての幸せ、理解したぞ。▼
ま、余は強者と手合わせする方が
幸せを感じるがのう!
- [セリーヌ]
- そうだったわ。
カゲツはわたしとの手合わせを望んでいたわね。▼
もし、カゲツがフィレネ王国に害をなそうとするなら
わたしは容赦なくカゲツと戦うわよ。▼
- [カゲツ]
- セリーヌ王女とは手合わせをしたいが、
そんな理由を作ってまでとは思わんよ。▼
- [セリーヌ]
- ふふ。
そう言ってもらえると助かるわ。▼
- [カゲツ]
- 手合わせが叶わぬというのなら、
茶でもしばこうではないか。▼
そなたの選ぶ茶はどれも絶品じゃからな。▼
- [セリーヌ]
- ええ。
カゲツとはこれからも友だちでいられそうね。▼
- [カゲツ]
- もちろんじゃ、セリーヌ王女!
ずっとずーっと友達じゃ!▼
オルテンシア†
支援C†
- [セリーヌ]
- こんにちは、オルテンシア王女。▼
- [オルテンシア]
- むっ!
セリーヌ王女!▼
ふむふむ。へぇ…
なるほどなるほどね…▼
これは強敵ね。
でも、あたしだって負けてないわ。▼
- [セリーヌ]
- …オルテンシア王女。
先ほどから何を?▼
- [オルテンシア]
- よし、いけるわ。
いけるいける。▼
正直に言うとほぼ互角って感じだけど、
初めから認めるわけにはいかないわ。▼
だって、これは勝負なんだから。
負けるわけにはいかない大事な勝負。▼
- [セリーヌ]
- はあ…勝負。▼
- [オルテンシア]
- だからこそ、今は不都合なところには目をつぶって
高らかに宣言するのよ。▼
セリーヌ王女!
恐るるに足らずよ!▼
可愛さだけじゃないわ!
何もかもあたしの方が勝ってる!▼
- [セリーヌ]
- …………▼
ふふっ。何を仰るのかと思えば。
オルテンシア王女はいつも元気ですね。▼
- [オルテンシア]
- げ、元気ですって…?▼
ふんだ。
そうやって余裕ぶるのも今のうちよ。▼
これからはいっぱい、
あたしの方が優秀だって証明してあげるんだから!▼
首を洗って待ってなさい!
あーっはっはっはっは!▼
(オルテンシア退場)
- [セリーヌ]
- あら、もう行ってしまうの?
お茶でも一緒にと思ったのだけれど…▼
…いいなあ。
わたしにもあんな可愛い妹がいたらな。▼
支援B†
- [セリーヌ]
- こんにちは。
オルテンシア王女。▼
- [オルテンシア]
- きたわね、セリーヌ王女!▼
さっそくだけど勝負よ!
どっちがお肌ぷにぷにか選手権!▼
(暗転)
- [オルテンシア]
- ぷに。
ぷにぷに。▼
- [セリーヌ]
- あはは。
くすぐったいです。▼
- [オルテンシア]
- …………▼
(画面が明るくなる)
- [オルテンシア]
- ぷにぷに選手権は中止よ!▼
- [セリーヌ]
- もうですか?▼
- [オルテンシア]
- 別に諦めたわけじゃないわ!
勘違いしないでちょうだい!▼
- [セリーヌ]
- それは残念です。
わたしもオルテンシア王女をぷにぷにしたかったのに。▼
- [オルテンシア]
- そ、そうなの?
でも、今は勝負してるから邪魔しないで。▼
- [セリーヌ]
- ふふ、わかりました。▼
- [オルテンシア]
- んんん…セリーヌ王女が相手だと、
なんかいつもの感じで立ち回れないわ。▼
やっぱりセリーヌ王女のことを、
ほんとは可愛いって認めているからなのかしら。▼
(暗転)
- [セリーヌ]
- ぷにぷに。▼
(画面が明るくなる)
- [オルテンシア]
- こ、こらー!
ぷにぷに選手権は中止って言ったでしょ!▼
- [セリーヌ]
- ごめんなさい、オルテンシア王女。
どうしても触ってみたくて、つい。▼
- [オルテンシア]
- そ、そんな素敵な笑顔で謝られたら…
好きになっちゃうじゃない。▼
もうやめてよ!
あたしが世界で一番、可愛いんだから!▼
うわ〜〜〜〜〜ん!▼
(オルテンシア退場)
- [セリーヌ]
- …行ってしまったわ。
残念、今日こそお茶に誘いたかったのに。▼
支援A†
- [オルテンシア]
- …………▼
- [セリーヌ]
- オルテンシア王女。
今日は元気がなさそうですね。▼
- [オルテンシア]
- セリーヌ王女…▼
…認めるわ。▼
- [セリーヌ]
- え…?▼
- [オルテンシア]
- セリーヌ王女…あなたは可愛い。
勝負はあなたの勝ちよ。▼
ほんとは最初から認めてたの。
目が離せなくなるほどの圧倒的な魅力を。▼
- [セリーヌ]
- まあ…そんなに褒めてくださるなんて。
ありがとうございます、オルテンシア王女。▼
ですが…▼
(暗転)
- [セリーヌ]
- ぷにぷに。▼
(画面が明るくなる)
- [オルテンシア]
- わわわっ!?
な、なんでぷにぷにするの!▼
- [セリーヌ]
- 勝負は仲良く、
引き分けにしましょう?▼
オルテンシア王女も、とても可愛いですよ。
思ったことがすぐ顔に出てしまうほど素直で。▼
その素直さに、周りの人も
どれだけ癒やされていることか。▼
- [オルテンシア]
- セリーヌ王女…▼
- [セリーヌ]
- オルテンシア王女。
あなたにも素晴らしい魅力があります。▼
だから笑ってください。
あなたには笑顔が似合いますから。▼
- [オルテンシア]
- うう…そ、そんなこと言われたら…
あたし…あたし…▼
あなたのことがもっと好きになっちゃうじゃない!▼
- [セリーヌ]
- わたしはとっくにオルテンシア王女のことが
好きですけれどね。▼
- [オルテンシア]
- う、うわ〜ん! その余裕が悔しいけど!
もう何だっていいわ!▼
- [セリーヌ]
- ねえ、オルテンシア王女。
今日は紅茶をご一緒しませんか?▼
ずっとあなたをお誘いしたかったの。▼
- [オルテンシア]
- へ?
あたしを…?▼
- [セリーヌ]
- ええ。同じ妹王女という立場同士、
色々お話しさせてくださると嬉しいです。▼
友好のしるしとして、
イルシオンの茶葉を取り寄せてあるの。▼
- [オルテンシア]
- ほんと? 行く行く!
セリーヌ王女、大好き!▼
- [セリーヌ]
- 良かった。
素敵なお茶会にしましょうね。▼
フォガート†
支援C†
- [フォガート]
- あっ、セリーヌ王女。
今日もかわいいね。▼
- [セリーヌ]
- こんにちは。
フォガート王子。▼
- [フォガート]
- こんにちは。▼
…かわいいって言ったことには、
反応してくれないのかな?▼
- [セリーヌ]
- フォガート王子のお世辞に
いちいち反応していたら日が暮れてしまいます。▼
- [フォガート]
- お世辞じゃないんだけど、
信じてくれない感じか。▼
そうだ、今からお茶でもどう?
セリーヌ王女は紅茶が好きなんでしょ?▼
- [セリーヌ]
- ええ。▼
- [フォガート]
- ソルムとフィレネの王族同士、
交流を深めるのも大切だと思うんだよね。▼
価値観の違いとかって新たな刺激にもなるしさ。
お互いのためにもなると思うんだけど。▼
- [セリーヌ]
- うふふ。
交易で栄えたソルムの方らしい考え方ですね。▼
- [フォガート]
- そういうこと。▼
- [セリーヌ]
- ですが、ごめんなさい。
今日のところはお断りしますね。▼
フィレネの民は本来、牧歌的な生活を好み…
あまり冒険に出る気質ではないので。▼
- [フォガート]
- 俺とお茶を飲むのが冒険ってこと!?▼
- [セリーヌ]
- ええ。それもかなり危険な冒険です。
それでは。▼
- [フォガート]
- ありゃ、本当に行っちゃった。
もう少し時間をかけないと無理か。▼
さすがはフィレネの第一王女。
簡単には懐に入れてくれないね。▼
支援B†
- [フォガート]
- セリーヌ王女。
今日もかわいいね。▼
- [セリーヌ]
- ありがとうございます、フォガート王子。▼
- [フォガート]
- 今日こそは一緒にお茶でもどう?
そろそろ交流を深めようよ。▼
- [セリーヌ]
- そうですね…どうしましょう。▼
- [フォガート]
- あらら。
まだお悩み中?▼
まあ、仕方ないのかな。
セリーヌ王女はフィレネの人だし。▼
- [セリーヌ]
- 冒険をあまり好まないと言いましたからね。▼
- [フォガート]
- そうそう。
ま、それだけじゃないんだけどね。▼
- [セリーヌ]
- それだけではない、とは?▼
- [フォガート]
- ほら、フィレネって農業や畜産が盛んで
蓄えの心配なんて不要なくらい豊かな国でしょ?▼
それはそれで素晴らしいことだと思うよ。▼
でも、逆に言えば
自国だけで全てが完結しちゃってるからね。▼
外の人に対しては門が必要以上に固いのかなってさ。
閉じた世界ってやつ。▼
- [セリーヌ]
- なるほど。
そう言われると、少し寂しい気がしますね。▼
…いいでしょう。
フォガート王子のお誘いをお受けします。▼
フィレネの民が閉じた人間ではなく…▼
その牧歌的な生活が育むおおらかさ故に、
他者を受け入れる度量があることを証明します。▼
- [フォガート]
- ははは!
さすがセリーヌ王女だね。▼
自国の否を王女自らが正すなんてさ。
俺も見習わなくちゃ。▼
- [セリーヌ]
- わたしもこの機会に
フォガート王子の処世術を学ばなくては。▼
他国の王族に取り入り
いかにして情報を引き出すか、を。▼
- [フォガート]
- …正直その一面があるのは否定しないよ。
こんなんでも、俺は第一王子だし。▼
でもさ、今日は普通にお茶を楽しもうよ。
同じ側に立っている仲間としてさ。▼
- [セリーヌ]
- それは嬉しい申し出ですね。
ありがとうございます、フォガート王子。▼
支援A†
- [セリーヌ]
- フォガート王子。
わたしたちって似ているとは思いませんか?▼
- [フォガート]
- そうなんだよね。
俺もそう思ってた。▼
見た目も性格も違うのに、
なんか妙にお互いのことは理解できる感じじゃない?▼
- [セリーヌ]
- ええ。
同感です。▼
- [フォガート]
- ま、考えてみれば
立場的な話から同じなんだよね。▼
俺たちはどっちも
王位継承権の筆頭は他にいるでしょ?▼
- [セリーヌ]
- そうですね。▼
ですから、幼少期より、
王を支える存在になりたいと願っていました。▼
- [フォガート]
- 同じ同じ。
で、自分には何ができるかをすごく考えてた。▼
姉さんを支えるためには
あの人より強くなきゃダメだ。▼
だから、姉さん以上に手合わせに励んだし、
城の外に出て、問題を解決して回ったよ。▼
- [セリーヌ]
- やはり、そうなのですね。▼
わたしの場合、病弱な兄を支えるために
剣術と魔法の腕を磨きました。▼
でも、ひどいんですよ?
鍛錬を続けて、支える力がついたと思ったときには…▼
兄はすっかり元気そうになっていて。▼
- [フォガート]
- あはは。
それは嬉しいやら悲しいやらだね。▼
うん。
やっぱり似てるよ、俺たち。▼
- [セリーヌ]
- わたしもフォガート王子も、
きょうだいを愛し、自国を愛しています。▼
- [フォガート]
- で、その愛する対象を守るためなら…
俺たちは鬼になれる。▼
- [セリーヌ]
- ええ。
平和的な手段でないことも躊躇なく行えます。▼
- [フォガート]
- …………▼
- [セリーヌ]
- …………▼
- [フォガート]
- 良かったよ。
俺たちはお互いの怖さも知ってるってことでしょ。▼
- [セリーヌ]
- ですからソルムと争うような道は、
決して歩みたくありません。▼
- [フォガート]
- これからも仲良くしようね。
信頼できる仲間としてさ。▼
- [セリーヌ]
- ええ。フォガート王子。
理解し合える仲間として歩みましょう。▼
モーヴ†
支援C†
- [モーヴ]
- セリーヌ殿。
つかぬことをお聞きしても?▼
- [セリーヌ]
- ええ、構わないわ。▼
- [モーヴ]
- フィレネのどこかに…大きな広葉樹が
一本だけ立つ丘陵はありませんか?▼
- [セリーヌ]
- 大きな広葉樹?
すぐには思い浮かばないのだけれど…▼
そこがどうかしたの?▼
- [モーヴ]
- 実は俺はフィレネの生まれなのです。▼
幼少時、その丘陵に
家族で旅行へと出かけたことを覚えていて…▼
詳しい地名などはわからないのですが、
その美しい光景をずっと忘れられなくて。▼
願わくば再訪したいと思っているのです。▼
- [セリーヌ]
- まあ…そうだったのね。
あなたがフィレネの出身だったなんて。▼
けれど、その情報だけでは、
場所を特定するのは少し難しいわね。▼
- [モーヴ]
- そうですか…
困らせてしまい申し訳ない。▼
ずっと忘れられないほど、
俺にとっては大切な思い出の場所だったので…▼
- [セリーヌ]
- そこまでの思い入れがあるのね…▼
わかったわ。フィレネ出身の仲間の願いなら、
簡単に諦めることなんでできない。▼
どうか、わたしにも協力させて。▼
フィレネの第一王女として、
その思い出の場所を探してみせるわ。▼
- [モーヴ]
- ありがとうございます、セリーヌ殿。▼
支援B†
- [セリーヌ]
- これはどうかしら?▼
- [モーヴ]
- うーん…
あまりピンとこないです。▼
- [セリーヌ]
- じゃあ、こっちの絵画は?▼
- [モーヴ]
- …違いますね。
見たこともない景色です。▼
- [セリーヌ]
- そう。フィレネの有名な観光地の絵画を
何枚か見てもらったけれど…▼
どれもモーヴの思い出の場所では
ないみたいね。▼
- [モーヴ]
- 申し訳ありません。
こんなに用意してもらったのに…▼
- [セリーヌ]
- 他に何か思い出せることはない?
その場所の景色以外で。▼
- [モーヴ]
- …………▼
思い出しました。▼
パイ包みです。
母の手作りの。▼
大きな広葉樹の下に座って
父と母と三人で食べたんです。▼
美味かったな…▼
- [セリーヌ]
- うふふ。
素敵な思い出ね。▼
- [モーヴ]
- すみません。
場所の特定に繋がりはしない情報でした。▼
- [セリーヌ]
- いいえ、構わないわ。
きっと幸せな時間だったのでしょうね…▼
- [モーヴ]
- …………▼
…そうか。▼
だから俺は、ずっと…▼
- [セリーヌ]
- モーヴ?▼
- [モーヴ]
- セリーヌ殿。
ここまで協力していただき感謝します。▼
ですが、これ以上はもう大丈夫です。
今までありがとうございました。▼
- [セリーヌ]
- あっ、ちょっとモーヴ…▼
いきなりどうしたのかしら。▼
支援A†
- [セリーヌ]
- モーヴ。
どうして思い出の場所探しをやめたの?▼
- [モーヴ]
- セリーヌ殿…▼
申し訳ありません。▼
協力して頂いたセリーヌ殿には、
説明しなければなりませんでしたね。▼
- [セリーヌ]
- 話したくなければいいの。
ただ、少し気になってしまって。▼
- [モーヴ]
- セリーヌ殿に協力してもらえば、いつかは…
思い出の場所を見つけることができたと思います。▼
ですが、気づいてしまったのです。▼
俺があの場所を忘れなかったのは、
景色の美しさに圧倒されたのではなく…▼
あの場所で家族と
幸せな時間を過ごしたからなのだと。▼
- [セリーヌ]
- …そういうことだったのね。▼
- [モーヴ]
- 木漏れ日に照らされる優しい母の笑顔。
俺の頭を撫でてくれた父…▼
好物のパイ包みを頬張って、幸せだった…
あの頃は、不安や恐れなど、何もなかった。▼
- [セリーヌ]
- モーヴ…▼
- [モーヴ]
- 今更、あの場所を見つけて訪れたとしても、
俺はそれほど感動しないでしょう。▼
大好きだった家族は、
もうこの世にいないのですから…▼
- [セリーヌ]
- …………▼
それでも探しましょう。
あなたの思い出の場所を。▼
- [モーヴ]
- え?▼
- [セリーヌ]
- ご家族はもういないけれど…
今度はわたしたちと一緒に、そこで過ごしましょう?▼
- [モーヴ]
- セリーヌ殿…▼
以前の言葉は撤回します。
思い出の場所探しの協力…引き続きお願いします。▼
- [セリーヌ]
- ええ。もちろん。▼
大切な仲間と共に過ごせば…
幸せな思い出が、また新しく生まれるはずだわ。▼
- [モーヴ]
- …ありがとうございます。
セリーヌ殿。▼
コメント†
Last-modified: 2023-08-25 (金) 02:38:11