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会話集/支援会話

アルフレッドの支援会話

ヴァンドレ

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エーティエ

支援C

[アルフレッド]
素晴らしいね。
今日はなんていい天気なんだ。▼
[エーティエ]
左様でございますわね、アルフレッド様。
絶好のお茶日和ですわ。▼
[アルフレッド]
僕はエーティエの淹れてくれるお茶が…
本当に大好きなんだ…▼
[エーティエ]
そ、それでしたら…
お代わりをどうぞ…▼
[アルフレッド]
い、いや…遠慮しておくよ…▼
[エーティエ]
わかりましたわ…
くっ…▼
[アルフレッド]
うう…
さすがにもう持っていられない…限界だ!▼
[エーティエ]
先にティーカップを置かれましたわね。
あたくしの勝利ですわ。▼
[アルフレッド]
ああ、僕の負けだよ、エーティエ。
言い訳すら出てこない。▼
しかし、この筋肉鍛錬用ティーカップ、
前の時よりも重くなっていないかい?▼
[エーティエ]
以前よりも鉛を大幅に足しましたの。▼
[アルフレッド]
道理でお茶を口に運ぶのにも
苦労したわけだ。▼
[エーティエ]
この程度で音を上げてもらっては困りますわ。
筋肉鍛錬の道は過酷な道…▼
勝負も、鍛錬も、
まだまだ続くのですから。▼
[アルフレッド]
望むところさ、エーティエ。
これもすべて強靭な肉体のために。▼
[エーティエ]
ええ、アルフレッド様。
強靭な肉体のために。▼

支援B

[アルフレッド]
ふむ、さてどうしたものか。▼
[エーティエ]
アルフレッド様。
どうするもこうするもございませんわ。▼
飲むしかございません。
こちらの筋肉増強剤、改を。▼
[アルフレッド]
そうだね…
これも強靭な肉体を得るためだものな。▼
[エーティエ]
左様でございますわ。▼
あたくしが独自に調査をし、作り上げたものです。
効果は確実かと。▼
[アルフレッド]
エーティエ、僕は嬉しいよ。
こんな素敵なものを作ってくれるなんてね。▼
ただ…匂いが…▼
[エーティエ]
そこは申し訳ありません。▼
素材にアレやコレがたくさん入っていますので。
どうにもなりませんでしたわ。▼
[アルフレッド]
というと?▼
[エーティエ]
強靭な肉体を持った者たちへ
聞き取り調査をし…▼
その者たちの好物をすべて、
一緒に煮込みましたの。▼
[アルフレッド]
すべて…▼
[エーティエ]
他にも色々と良さげなものを
あたくしのチョイスで調合してみました。▼
[アルフレッド]
ちなみに味はどんな感じなのだろうか?▼
[エーティエ]
まったくもって不明ですわ。
あたくしはまだ飲んだことがございませんので。▼
[アルフレッド]
なんということだ…▼
自分よりも僕を優先してくれたなんて…
感動だよ。ありがとう、エーティエ。▼
[エーティエ]
当然のことですわ。
アルフレッド様。▼
[アルフレッド]
そのような優しさを受けておきながら
匂いや見た目で飲むのを躊躇していた自分が恥ずかしい。▼
エーティエ。
ありがたくいただくよ。▼
強靭な肉体のために!▼
[エーティエ]
強靭な肉体のために!▼
[アルフレッド]
ごくっ…ごくっ…▼
…ぷはっ。▼
[エーティエ]
如何でしょう。▼
[アルフレッド]
うん…▼
人の飲むものではないかな。▼
[エーティエ]
申し訳ございません。▼

支援A

[アルフレッド]
さて、エーティエ。
今日はどんな早朝鍛錬をしようか。▼
[エーティエ]
走り込みなどいかがでしょうか。▼
[アルフレッド]
了解した。
競争するかい?▼
[エーティエ]
いえ、それでは御身を守れませんので…
並走して走れたら嬉しいですわ。▼
[アルフレッド]
わかったよ。
…ん?▼
[エーティエ]
如何されましたか?▼
[アルフレッド]
美しい花がたくさん咲いている。
鍛錬は、少し見てからでも遅くないだろう。▼
[エーティエ]
承知いたしましたわ。▼
[アルフレッド]
綺麗は花を見るといつも思い出すよ。▼
エーティエが色とりどりの花を
両手いっぱいに運んでくる姿をね。▼
[エーティエ]
あたくしの故郷は花が名産ですから。
王城に馳せ参じる際はよく持参しましたわ。▼
[アルフレッド]
母上やメイドたちもとても喜んでいたよ。▼
[エーティエ]
それは光栄ですわ。▼
[アルフレッド]
そういえば、知っていたかい。▼
母上は元々、
エーティエを僕の妃にと考えていたようだよ。▼
[エーティエ]
あらまあ、それは初耳ですわ。▼
…ですが、合点がいきました。▼
なぜ幼馴染のセリーヌ様ではなく、
アルフレッド様の臣下に任命されたのか…▼
長年不思議に思っていたのですが、
ようやくその謎が解明されました。▼
[アルフレッド]
エーティエにとっては迷惑だったかな?▼
[エーティエ]
とんでもございません。
あたくしはアルフレッド様の臣下となれて嬉しいです。▼
でも、まさかあたくしが、
お妃候補だったとは…▼
…………▼
[アルフレッド]
…………▼
[エーティエ]
…ぷっ。▼
[アルフレッド]
あはは!▼
[エーティエ]
イヴ様には申し訳ないのですけれど、
考えられない話ですわね、アルフレッド様。▼
[アルフレッド]
ああ。
僕たちは今の関係以外は考えられないよ。▼
[エーティエ]
同感ですわ。▼
あたくしとアルフレッド様の間にある強固な絆は…
主君と臣下としてのもの。▼
[アルフレッド]
そして、鍛錬仲間としてのものだね。▼
[エーティエ]
ふふふ。光栄ですわ。▼
では、そろそろ走り始めましょうか。
身体がうずうずして参りましたわ。▼
[アルフレッド]
ああ、エーティエ。
これからも共に鍛錬をしてくれ。▼
強靭な肉体のため…
そして、世界の平和のために。▼
[エーティエ]
ええ。アルフレッド様。
あなた様の幸せのためにも。▼

ブシュロン

支援C

[アルフレッド]
ふむ…
ふむふむ…▼
[ブシュロン]
…………▼
[アルフレッド]
うんうん。
今日もいい筋肉だね、ブシュロン。▼
[ブシュロン]
えっと、ありがとうございます。
アルフレッド様。▼
[アルフレッド]
特に腕のここの部分がいいんだよね。
少し触ってもいいかな?▼
[ブシュロン]
どうぞ。▼
[アルフレッド]
ぺたぺた…▼
ああっ、素晴らしい!
まるでフィレネの国宝だ!▼
前腕の方も羨ましいね。
僕にはない造形美だよ…▼
[ブシュロン]
…まだお触りになりますか?▼
[アルフレッド]
これはすまない。
つい夢中になってしまったよ。▼
しかし本当に見事なものだ。
ブシュロンの筋肉は僕の憧れだよ。▼
一体、どんな鍛錬をしたら
そこまでの筋肉を得ることができるのだろうか。▼
[ブシュロン]
特別なことは何もしていません。▼
[アルフレッド]
ブシュロンは決まってそう答えるね。▼
だが、そうなるとやはり不思議だ。
この筋肉は自然発生的に生じたものなのか…▼
ふむ…
実に不思議だよ。▼
ぺた。
ぺたぺたぺた。▼
[ブシュロン]
…………▼
…少し。▼
[アルフレッド]
ん? 少しなんだい?
何かその筋肉について思い当たることが?▼
[ブシュロン]
いえ。
少し…くすぐったいです、アルフレッド様。▼
[アルフレッド]
それはすまなかったね。▼

支援B

[アルフレッド]
おはよう、ブシュロン。
もう夜明けだ。起きてくれ。▼
(暗転)
[ブシュロン]
…おはようございます、アルフレッド様。
朝の見回りでしょうか?▼
[アルフレッド]
いや、見回りはしない。▼
[ブシュロン]
では、なぜこんな早朝に俺のところへ?▼
[アルフレッド]
今日はブシュロンを観察しようと思ってね。▼
[ブシュロン]
…俺を観察ですか?
なぜそんなことを?▼
[アルフレッド]
もちろん、
その筋肉の秘密を解き明かすためさ!▼
[ブシュロン]
え?▼
[アルフレッド]
君はその筋肉を得るために
特別な鍛錬はしていないと断言する。▼
ならば、何気なく過ごす日常生活の中にこそ
筋肉を生み出す秘密があると考えたわけさ。▼
[ブシュロン]
は、はあ…
なんとなくは理解できました。▼
[アルフレッド]
そうか。それは良かった。
なら、早速始めよう。▼
僕は少し離れたところに隠れて君を観察する。
何も気にせずいつも通りに過ごしてくれ。▼
[ブシュロン]
では、まだ早いので二度寝しますね。
よろしいですか?▼
[アルフレッド]
もちろんだ。
僕は君の寝顔を見守るとしよう。▼
(暗転)
[アルフレッド]
昼になりブシュロンは読書を始めたが…
特に筋肉を刺激している様子はないな。▼
本自体の重さがそんなにあるわけではなかった。
いたって普通の読書だ。▼
[ブシュロン]
…ううっ。グスッ。▼
[アルフレッド]
あ、泣いた。
ブシュロンは昔から感動屋さんだからね。▼
(暗転)
[アルフレッド]
なるほど、釣りか!
大物を釣り上げるときなら筋肉に刺激がありそうだ!▼
[ブシュロン]
はは。
釣れた釣れた。▼
[アルフレッド]
…冷静に考えると釣りが筋肉と結びつくわけないね。
鍛錬以上に厳しい釣りなんて見たことないし。▼
ふっ…
ずいぶんと楽しそうな顔をしている。▼
(暗転)
[アルフレッド]
…不思議だ。▼
ブシュロンを観察してみたが、
特に筋肉に負荷を与えるような生活ではなかったね。▼
[ブシュロン]
お役に立てず申し訳ないです。
無駄な一日を過ごさせてしまいました。▼
[アルフレッド]
いや、無駄ではなかった。
とても有意義な一日だったよ。▼
たまにはこうやって
幼馴染と一日中過ごすのもいいものだね。▼
[ブシュロン]
アルフレッド様…▼
[アルフレッド]
ただ、今度は隠れて遠くから眺めるのではなく
近くで一緒に読書や釣りなどを楽しもうと思ったよ。▼
[ブシュロン]
はは。
俺も賛成です、共に楽しみましょう。▼

支援A

(釣りをする二人)
[アルフレッド]
むう…▼
なかなか釣れないものだね、ブシュロン。▼
何かコツを教えてくれないか?
たとえばどう筋肉を動かせばいいのかとか。▼
[ブシュロン]
アルフレッド様。
俺は釣りで筋肉を意識したことはありません。▼
[アルフレッド]
なら、何をすればいいんだい?▼
[ブシュロン]
忍耐強く待つ、でしょうか。▼
[アルフレッド]
なるほど。
さっそく実践してみよう。▼
…………▼
…………▼
ブシュロン。
いいことを思いついたよ。▼
ここに大きな網を投げ入れて、
その筋肉で力の限り引き上げるんだ。▼
そうすれば一気にたくさんの魚を取れる。▼
[ブシュロン]
そうですね、アルフレッド様。
ですがそれはもう釣りではありません。▼
[アルフレッド]
…確かにそうだ。僕が間違っていたよ。▼
[ブシュロン]
もし釣りに飽きたのなら、
別に付き合っていただかなくても…▼
[アルフレッド]
はは。見抜かれていたか。
正直、じっとしているのは向いていない。▼
だが、釣りをやめたくもない。▼
[ブシュロン]
どうしてですか?▼
[アルフレッド]
ブシュロン。
君とこうして二人で過ごす時間が楽しいからだよ。▼
[ブシュロン]
アルフレッド様…▼
[アルフレッド]
君とは幼馴染で気心が知れた仲だ。
でも、最近は二人で過ごすことはなかったからね。▼
今はこんな時間を大切にしたい。▼
さ、釣りを続けよう。
何も釣れなくても僕はかまわない。▼
[ブシュロン]
…………▼
元々の体質なのか、俺は特別な鍛錬をしなくても
筋肉が体につきやすいようです。▼
…そんな体質で良かったです。
この身体でアルフレッド様を守れますから。▼
[アルフレッド]
ブシュロン!
釣り竿が引いている!▼
[ブシュロン]
はは。大物みたいですね。
逃がさないでくださいよ、アルフレッド様。▼
[アルフレッド]
も、もちろんだとも! だが、糸が…
釣り糸が切れそうだ!▼
[ブシュロン]
俺も手伝います!
二人で釣り上げましょう!▼
[アルフレッド]
君がいれば勝ちは決まったようなものだね!
観念するがいい、大物の魚よ!▼

セリーヌ

支援C

[アルフレッド]
はっ! せいやっ!
とりゃ! てい!▼
[セリーヌ]
おはようございます、お兄様。▼
[アルフレッド]
おはよう、セリーヌ!▼
[セリーヌ]
今日も鍛錬に精が出ますね。
穴掘りで鍛錬するのは、些か斬新すぎますけれど。▼
それに、そんなに深く掘るなんて、
他の方に迷惑では?▼
[アルフレッド]
ははは、セリーヌ。
これは鍛錬ではないのさ。▼
だから、深さもこれでいい…
いや、もっと深く掘らねばならない。▼
はっ! てやっ!▼
[セリーヌ]
一体、どういうことですか?▼
[アルフレッド]
朝食を作ってくれている人たちが
水が少し足りないと言っていたのを聞いてね。▼
だからこうして
井戸を掘っているところなんだよ。▼
[セリーヌ]
へっ!?▼
あのですね、お兄様。お水が足りないのなら、
近くの川に汲みにいけばいいの!▼
わざわざ井戸を掘る人なんていないわ!▼
[アルフレッド]
そうか、その手があったか。▼
なら早速、川に向かうことにしよう。
助言をありがとう、セリーヌ。▼
[セリーヌ]
はぁ…
国にいた頃からずっと思っていたけれど…
お兄様は見た目が蛮族の方が、
中身と合っていると思うわ。▼

支援B

[セリーヌ]
王子の皮をかぶった蛮族…
それがお兄様です。▼
[アルフレッド]
ははは。
褒めてくれてありがとう、セリーヌ。▼
[セリーヌ]
どこをどう聞けば褒め言葉だと思えるの!?▼
[アルフレッド]
僕が蛮族のようにたくましく、
筋肉たっぷりだということだろう?▼
まったく。
身内だからといって褒めすぎだ。▼
[セリーヌ]
全然、違います!▼
[アルフレッド]
ふっ…
落ち着くんだ、セリーヌ。▼
なら、僕が蛮族とはどういう意味なんだい?▼
[セリーヌ]
水が少し足りないという話を聞き、
お兄様は井戸を掘ろうとしたわ。▼
[アルフレッド]
ああ。
そんな愛らしい勘違いもあったね。▼
[セリーヌ]
それだけではありません。▼
体についた泥を落としたい、
そんな兵士たちの何気ない一言を聞いて…▼
お兄様は温泉を掘ろうとされました!▼
[アルフレッド]
温泉、嫌いかい?▼
[セリーヌ]
そういう話ではありません。
どうしてすぐに地面を掘ろうとするんですか!▼
[アルフレッド]
筋肉の鍛錬に良いからさ。▼
[セリーヌ]
とにかく!▼
お兄様のそういうところが、
蛮族っぽいと言っているの。▼
別に悪くはないけれど、一国の王子なんだから。
もう少し気をつけてください。▼
[アルフレッド]
わかったよ、セリーヌ。
僕も今後は注意することにしよう。▼
そしてこれからは一日も欠かさず
さらに厳しく筋肉鍛錬を続けていくよ。▼
そうすれば見た目も蛮族に近づき
中身と外見を一致させることができるからね。▼
セリーヌも混乱せずにすむというわけだ。▼
[セリーヌ]
もう!
そうじゃないんですってば、お兄様!▼

支援A

[アルフレッド]
…………▼
[セリーヌ]
お兄様、そんな所で何をしているんですか?
また井戸掘り? それとも鍛錬かしら。▼
[アルフレッド]
…ああ、まあそんなところだよ。
健康な肉体のためにね。▼
…そうだ、もっと鍛えれば…
昔のように…苦しくなることだって…▼
[セリーヌ]
…お兄様?▼
[アルフレッド]
うっ…
くっ、はぁ、はぁ…!▼
[セリーヌ]
どうしたの、お兄様!?▼
[アルフレッド]
すまない…セリーヌ…
ただの発作だ。すぐにおさまる…っ!▼
[セリーヌ]
発作って…幼い頃のご病気が!?▼
[アルフレッド]
…最近は、平気だったのだけれどね。
病弱な僕は、いなくなったはずなのに…▼
[セリーヌ]
すぐに人を呼んできます。
待っていてください。▼
[アルフレッド]
駄目だ!▼
[セリーヌ]
どうして…!?▼
[アルフレッド]
こんな姿…他の誰にも見せられない…!
仲間の皆にも、紋章士にも、神竜様にも!▼
戦えない、ひ弱な王子だと…
いつか倒れるかもしれないと思われたくないんだ…!▼
[セリーヌ]
みんなは優しいわ。
絶対にそんな風に思ったりしない!▼
[アルフレッド]
僕が嫌なんだ…!
優しいからこそ、気遣わせたくない。▼
せめてみんなの前では、何の陰りもなく…
鍛錬が好きなだけの、元気な王子でいたい。▼
このまま休んでいれば平気だから。
お願いだ、セリーヌ…!▼
[セリーヌ]
……っ。わかりました。
でも本当に危ない時は、制止を聞きませんから。▼
[アルフレッド]
ありがとう…▼
(暗転)
[アルフレッド]
セリーヌのような妹を持てたことは、
間違いなく、僕の人生最大の幸福のひとつだね…▼
[セリーヌ]
大げさですね。
そんなことが最大の幸福だなんて。▼
[アルフレッド]
では、セリーヌの一番の幸せは何だい?▼
[セリーヌ]
ありません。▼
[アルフレッド]
…? そんなことはないだろう。
素晴らしい仲間に囲まれ、健康な体も持っている。▼
[セリーヌ]
それは確かに幸福です。けれど…
人生最大の幸せだなんて定義が、わたしには不要だわ。▼
だって、そんなものが来たら…▼
そのあと全ての時間を「あの頃は良かった」と
思いながら過ごすだけの存在になるのだもの。▼
[アルフレッド]
ふふ…
それ以上の幸せが来るかもしれないのに?▼
[セリーヌ]
来なかった時が怖くて、
そんなもの考えられません。▼
思えばわたしは幸せを願いつつ…不幸せばかり見ている。
お城から逃げたあの日だってそう。▼
フィレネが落とされたら、お母様が死んでしまったら…
お兄様と会えなかったらどうしようと考え続けていた。▼
今だって…このまま、
お兄様がいなくなったら…どうしようって…▼
…………▼
[アルフレッド]
…死ぬわけがないさ。
鍛えればどうにかなるとも。▼
[セリーヌ]
本当に…頭の中だけは蛮族だわ…
体もそうならいいのに…▼
[アルフレッド]
だからそうなるように鍛えているじゃないか。▼
…ご覧、セリーヌ。
珍しい四つ葉の野草だ。▼
[セリーヌ]
? どこにそんなもの…▼
[アルフレッド]
セリーヌの足元に。
小さな幸せを見つけたね。▼
[セリーヌ]
小さな幸せ…懐かしいわ。
幼い頃はよく、二人で幸せ探しをしていましたね。▼
昔はわたしの方が上手だったのに、
いつの間に、お兄様に追い抜かれたのかしら…▼
[アルフレッド]
…ふう。話していたら落ち着いてきたよ。
小さな幸せがまた一つ、だね。▼
[セリーヌ]
…それを幸せといっていいのかわかりませんが、
元気になったのなら良かったです。▼
[アルフレッド]
今日のお詫びに…セリーヌには、
僕がたくさんの幸せを見つけて持っていくよ。▼
これからも迷惑をかけるかもしれないけれど…
フィレネの王族として、支え合い生きていこう。▼
[セリーヌ]
ええ。お兄様…
あなたの思いは、わたしが守ります。▼
必ず二人揃って、
フィレネに帰りましょうね。▼

ディアマンド

支援C

[アルフレッド]
おはよう、ディアマンド王子。
君も早起きなんだね。▼
[ディアマンド]
これはアルフレッド王子。
残念だが私は早起きではない。▼
[アルフレッド]
ということはずっと起きていたのかい?▼
[ディアマンド]
ああ。▼
少し片づけておかなければならないことがあってね。
気づいたらこんな時間になっていた。▼
[アルフレッド]
一体、何をしていたんだい?▼
[ディアマンド]
国の有力者たちに送る書状を書いていた。
このような状況では、何かと助力を乞わねばならない。▼
借りを作りすぎると後が怖いが…
そうも言ってられない状況でもある。▼
[アルフレッド]
なるほど。
その苦労、僕も理解できるよ。▼
お互いに第一王子だから、
国は違えど悩みを共有できるのかもね。▼
[ディアマンド]
ふっ…違いない。▼
[アルフレッド]
では、僕はこのまま朝の見回りを続けるよ。▼
[ディアマンド]
よければ私も付き合おう。
どうせ今からではロクに眠れはしない。▼
他国の王子と交流した方が
有意義な時間を過ごせると思うのでな。▼
[アルフレッド]
それは有り難いね。
悔しいが、平時ではこのような機会はあまりない。▼
じっくり話をして、
互いのことを知っていこうじゃないか。▼
ではまず僕から質問だ。▼
ディアマンド王子は体の中で
どこの筋肉が一番好きなんだい?▼
[ディアマンド]
…ははは!
最初の質問がそれなのか?▼
[アルフレッド]
しまった…▼
外面を保つのは得意なはずなのだけれど、
つい、包み隠さず聞きたいことを聞いてしまった。▼
[ディアマンド]
素直さは称賛されるべきものだ。
私も見習って素直に自分をさらけ出すとしよう。▼
[アルフレッド]
本当かい?
そうしてくれると嬉しいよ、ディアマンド王子。▼

支援B

[アルフレッド]
やあ、ディアマンド王子。▼
[ディアマンド]
アルフレッド王子。
今から筋肉の鍛錬か?▼
[ディアマンド]
ああ。
君を誘いにきたんだけど、迷惑だったかな?▼
[ディアマンド]
ちょうど、体を動かしたかったところだ。
喜んで付き合おう。▼
[アルフレッド]
良かった。
では、いつもの場所へ。▼
てやっ!▼
[ディアマンド]
なんの!
はっ!▼
[アルフレッド]
くっ!
まだまだっ!▼
[ディアマンド]
やるな!
ならばこれで!▼
[アルフレッド]
はぁ…はぁ…
今日の鍛錬はこんなところかな。▼
[ディアマンド]
ああ。
有意義な時間であった。▼
…………▼
しかし、他国の王子と
戦場以外で剣を交えることになるとはな。▼
[アルフレッド]
しかも笑顔で。
いい汗をかきながらね。▼
[ディアマンド]
不戦同盟を結んでいるとはいえ…
こんな日がくるとは思いもしなかった。▼
だが、悪くない。▼
[アルフレッド]
ずいぶんと控えめな言い方だね。
僕ならこう言うよ。▼
悪くないどころか、最高だ。
ってね。▼
[ディアマンド]
ははは。
確かにその通りだ。▼
今のような状況になっていなければ、
こんな時間を過ごせなかったかもしれん。▼
そう考えるとこの戦にも感謝するべきか。▼
[アルフレッド]
ああ。
その考え方、前向きでいいね。▼
[ディアマンド]
戦が終わったあとも
この関係が続くことを切に願う。▼
[アルフレッド]
残念だけど、それは無理かな。
今の関係は続かないよ。▼
[ディアマンド]
そうか…▼
[アルフレッド]
なぜならこの戦が終われば…
僕たちは今よりもっと仲良くなるのだからね!▼
[ディアマンド]
ふっ…
さすがはアルフレッド王子だ。▼

支援A

[ディアマンド]
アルフレッド王子。
少し付き合ってくれないか。▼
[アルフレッド]
構わないよ、ディアマンド王子。▼
[ディアマンド]
では、場所を移動しよう。▼
二人きりになれる場所がいい。▼
[アルフレッド]
さて、場所まで移動して…
どんな大事な話があるんだい?▼
[ディアマンド]
うむ。▼
…今日は友としてではなく、
ブロディア王国の第一王子として君の前に立つ。▼
[アルフレッド]
!▼
[ディアマンド]
アルフレッド王子も知っての通り、
ブロディア王国は武力を重んじる国だ。▼
だからといってはなんだが、
野心的な者も数多く存在する。▼
力で何かを勝ち取ることは
ブロディア王国では誉れだからな。▼
[アルフレッド]
…なるほど。▼
[ディアマンド]
現在はイヴ王女の尽力で
フィレネ王国とは不戦協定を結んではいるが…▼
[アルフレッド]
この先はどうなるかわからない、と。▼
[ディアマンド]
…ああ。▼
[アルフレッド]
君はどう思うんだい、ディアマンド王子。▼
[ディアマンド]
個人としての思いはある。
だが、それ以前に私は第一王子だ。▼
国民の総意の前に…
私個人の思いなど無意味だ。▼
[アルフレッド]
君の思いは痛いほど理解できるよ。
僕も同じような立場だからね。▼
でも…大丈夫だよ。
君の心配は杞憂に終わるさ。▼
[ディアマンド]
なぜそう言い切れる?▼
[アルフレッド]
だって…
ブロディア王国の人たち、みんないい人そうだし。▼
[ディアマンド]
…………▼
…なんだと?▼
[アルフレッド]
少なくとも僕が会ったことある人たちは
みんないい人だったよ。▼
だから、無用な争いなんて望んでないはずさ。
大丈夫。大丈夫。▼
みんないい人だから…大丈夫。
僕はブロディアの民たちを信じているよ。▼
[ディアマンド]
他国の民でさえそう信じると?▼
[アルフレッド]
他国も自国も関係ないさ。
みんないい人だと信じるのは、いけないことかい?▼
[ディアマンド]
…ふっ。
はははは!▼
いいや、駄目ではない。
それこそが一番、大切なことだ。▼
[アルフレッド]
ふふ。やっぱりそうだよね。▼
[ディアマンド]
…アルフレッド王子。
私は君に出会えて本当に良かった。▼
これからも友として、同盟国の第一王子同士として
末永くよろしく頼む。▼
[アルフレッド]
ああ。
もちろんだよ、ディアマンド王子。▼
戦が終わっても…その先どれだけ時が経っても、
僕たち二人と、国同士の親愛は永遠さ。▼

アンバー

支援C

[アルフレッド]
アンバー。
少しいいかい?▼
[アンバー]
アルフレッド王子…?
俺に何か用ですか?▼
[アルフレッド]
噂で聞いたんだが…
君は詳しいらしいね。▼
世界各地の伝承や伝説などに。▼
[アンバー]
そうですね。
信じるか信じないかは聞く人次第ですが。▼
[アルフレッド]
なら、ぜひ教えて欲しいんだ。▼
飲んだものを超ムキムキにするという
伝説の筋肉増強剤の話を…▼
[アンバー]
ムキムキ、ですか?▼
[アルフレッド]
違う。
超ムキムキだ。▼
[アンバー]
う、うーん…
その伝説はちょっと仕入れてないですね。▼
[アルフレッド]
そうか…
君ならばもしや、と思ったのだけれど。▼
[アンバー]
アルフレッド王子にそこまで言っていただけるなんて。
このまま無下にするのもなんだか悪いですね…▼
わかりました。
俺、その筋肉増強剤の伝説を調べてみます!▼
[アルフレッド]
本当かい、アンバー!
ありがとう!▼
[アンバー]
気にしないでください。
伝説や伝承を追うのは俺の趣味ですから。▼
そうと決まったら早速、情報収集だ!▼
あっ、そこの筋肉おじさん!
ちょっと話を聞かせてくれ!▼
[アルフレッド]
なんて頼もしいんだ。
アンバーなら必ずや伝説に辿り着けるだろうね。▼

支援B

[アンバー]
どんな鋭い槍でも貫けず…
幾千の矢でさえ弾き飛ばす…▼
その丸薬をひと飲みすれば…
肉体はたちまちに鋼鉄の砦と化す…▼
それが伝説の筋肉増強剤…
キンニクモリモーリです。▼
[アルフレッド]
キンニクモリモーリ…▼
[アンバー]
はい。▼
[アルフレッド]
こう言ってはなんだけど…
名前がなんとなく怪しい感じがするね。▼
[アンバー]
ふっふっふ…
伝説とはそういうものですよ。▼
確たる証拠もなく、
怪しい情報や不鮮明な手がかりばかり!▼
でも、だからこそロマンがあるんです!▼
さあ、どうしますか!?
アルフレッド王子!▼
危険を覚悟し、ロマンに飛び込むか!
安定を求めて、この場から引き返すか!▼
伝説を信じるか信じないかは…
アルフレッド王子次第です!▼
[アルフレッド]
僕はもちろん信じるよ。
アンバーがわざわざ調べてくれたのだからね。▼
それで、
そのキンニクモリモーリがある場所は?▼
[アンバー]
すでに有力な情報を入手済みです。▼
えっと…ここからだと…
行くのに一年くらいかかりますね。▼
[アルフレッド]
一年…▼
[アンバー]
そこにある天をも超える山の頂上に、
丸薬があるみたいです。▼
[アルフレッド]
道のりは険しいね…
それにここを長い時間は離れられないし。▼
…残念だけど、今は諦めるしかないようだ。▼
[アンバー]
や、やっぱりそうですよね。
お役に立てず申し訳ありません。▼
[アルフレッド]
そんなことないさ。
アンバーは僕に素敵なものをくれたからね。▼
[アンバー]
素敵なもの?▼
[アルフレッド]
ああ。
ロマンというかけがえのないものを。▼
[アンバー]
あ、アルフレッド王子ーっ!
好きです!!!!▼
[アルフレッド]
あはは、熱烈だね。▼

支援A

[アンバー]
おはようございます。
アルフレッド王子!▼
[アルフレッド]
おはよう、アンバー。▼
[アンバー]
今日もずいぶんと早起きですね。▼
[アルフレッド]
鍛錬する時間はいくらあってもいいからね。▼
[アンバー]
すごいなあ、アルフレッド王子は。
毎日、毎日、鍛錬を欠かさないですもんね。▼
でも、どうしてそこまで
続けることができるんですか?▼
[アルフレッド]
単純に好きだからだよ。
体を鍛えることがね。▼
アンバーだって、好きな伝説や伝承を追うのは
全然、苦に感じないだろう?▼
[アンバー]
なるほど。
確かにそうですね。▼
[アルフレッド]
それに今は尚更…
体を鍛えなくてはと思っていてね。▼
[アンバー]
戦の最中ですもんね。▼
[アルフレッド]
それもあるけれど…どちらかというと、
戦が終わってからに備えてかな。▼
[アンバー]
どういうことですか?▼
[アルフレッド]
決まっているじゃないか。
ロマンを追い求めるためだよ。▼
[アンバー]
…えっ?▼
[アルフレッド]
ここから遠く離れた
天高くそびえ立つ山の頂上にロマンがある。▼
ならば、そこに辿り着けるくらいの力を
今からつけておかないと。▼
[アンバー]
キンニクモリモーリ…
諦めたんじゃなかったんですか!?▼
[アルフレッド]
今は追わない、と言っただけだ。
でも、戦が終われば行けるかもしれないだろう?▼
その前に倒れてしまっては…
元も子もないからね。▼
[アンバー]
うう…
アルフレッド王子…!▼
存在するかどうかもわからないのに!
証拠なんて一つもないのに!▼
[アルフレッド]
それでも信じて道を歩もうとする…
それがロマンだろう?▼
[アンバー]
はいっ!
仰る通りですっ!▼
アルフレッド王子ーっ!
なんてかっこいいんですかーっ!!▼
[アルフレッド]
あはは。
僕はただ自分のしたいことをしてるだけだよ。▼
[アンバー]
俺も! 俺も一緒に鍛錬します!
一緒に鍛錬させてください!▼
そして叶うならば…
アルフレッド王子と共にロマンを追いたいです!▼
[アルフレッド]
もちろん大歓迎さ、アンバー。▼
住んでいる国は違えど、
僕たちが夢見るものは同じだ。▼
[アンバー]
はい! アルフレッド王子!!▼

ユナカ

支援C

[ユナカ]
おお! これはアルフレッド氏!
こんなところで会うなんて奇遇ですな!▼
[アルフレッド]
ユナカ。
ここのみんなには慣れたかい?▼
[ユナカ]
もちろんですぞ!
みんな親切な人ばかりで大助かりですな!▼
ですがアルフレッド氏…
本当に良いのですか?▼
新参者のわたくしめのことを
こうして温かく受け入れてしまって。▼
根ほり葉ほりと詮索することもなく…▼
[アルフレッド]
ん?
色々と詮索した方がいいのかい?▼
[ユナカ]
まあ、普通はそうでしょうな。▼
[アルフレッド]
確かにユナカのことを
もっと知りたい気持ちはあるね。▼
じゃあ、機会があったら色々と話そう。▼
[ユナカ]
それはかまわないですが…
話を聞く前に信用してもいいのですか?▼
極端な話…
わたくしめは敵の密偵かもしれませぬぞ!▼
[アルフレッド]
それはないよ。
僕はユナカのことを信用しているし。▼
[ユナカ]
なぬ!?
根拠なしなのに自信たっぷり!▼
なぜゆえに!?
なぜゆえにそこまで人を信用するのです!?▼
[アルフレッド]
ははは。
なんでだろうね。▼
[ユナカ]
まさかの本人も自覚なし!
わたくしめ、会話の迷路に迷い込んだでござるか!?▼
…ですが、嬉しいですぞ。
アルフレッド氏。▼
わたくしめを信用してくださり、
ありがとうございます。▼
[アルフレッド]
お礼なんて要らないよ、ユナカ。▼

支援B

[アルフレッド]
それで、ユナカはどこの出身なんだい?▼
[ユナカ]
おっと。
出会いがしらの質問ですな。▼
これにはわたくしめも油断して、
正直に答えてしまいそうですぞ!▼
[アルフレッド]
そうか、じゃあ答えてくれないかい?▼
[ユナカ]
…………▼
…ブロディアのどこかですぞ。▼
[アルフレッド]
そうだったのか。
教えてくれて嬉しいよ。▼
[ユナカ]
でも、できれば…
他の人には内緒にして欲しいですぞ。▼
色々と事情がありますゆえ…▼
[アルフレッド]
もちろんだ。
誰にも話さないと約束しよう。▼
[ユナカ]
感謝するですぞ、アルフレッド氏。
あと、先日は色々と話そうと言いましたが…▼
できれば、立ち入った質問は…
控えていただきたいのです。▼
[アルフレッド]
…………▼
[ユナカ]
色々と隠し事がありますゆえ、
質問されてもほとんど嘘しか言えないのです。▼
わたくしめは、
アルフレッド氏に嘘をつきたくない…▼
だがしかし、本当のことを話せば、
それ以上に迷惑をかけてしまう可能性が。▼
ですから申し訳ないですが、
わたくしめは…▼
[アルフレッド]
事情は充分にわかったよ、ユナカ。
もう君に質問することはしない。▼
大切な仲間を苦しませたくはないからね。▼
[ユナカ]
アルフレッド氏…▼
[アルフレッド]
だが、先日の約束通り、
色々と話はすることにしよう。▼
詮索するようなことではなく
たとえば…好きなものの話とかね。▼
[ユナカ]
ありがとうですぞ、アルフレッド氏!
そんな話なら大歓迎でござるよ!▼

支援A

[ユナカ]
不思議なものですな…▼
[アルフレッド]
何がだい、ユナカ。▼
[ユナカ]
もし、わたくしめが指輪の声を聞き逃していたら
ここにはいなかったかもしれませぬ。▼
そう考えると、
偶然とは恐ろしくも素晴らしいものですな。▼
[アルフレッド]
今、ユナカがここにいること。
僕たちの仲間として並んで立っていること。▼
これは偶然の力だけではないよ。
ユナカだったからここにいるんだ。▼
[ユナカ]
どういうことですかな?▼
[アルフレッド]
君がミカヤの願いを叶えようと思ったから
ここにいるんだよ。▼
そんな優しい心の持ち主だったからこそ
僕たちはかけがえのない仲間になれたんだ。▼
[ユナカ]
…………▼
優しいのはわたくしめではなく、
アルフレッド氏の方です。▼
わたくしめは…
ただ卑怯なだけですぞ。▼
自分の過去や、本性も隠しているから、
こうしてここにいられるのです。▼
アルフレッド氏がわたくしめのすべてを知ったら…▼
きっと軽蔑して、
ここから叩きだしたくなるでござるよ。▼
[アルフレッド]
それはないね。
絶対にありえない。▼
[ユナカ]
ず、ずるいですぞ!▼
わたくしめのことを知らぬのに、
そうやって言い切ってくださるなんて。▼
話していないのはわたくしめが悪いですが…
何も知らぬのに受け入れるのは…ずるいです。▼
[アルフレッド]
ああ。
ずるくて結構だ。▼
それにユナカの過去を知らなくても結構。▼
僕はユナカを信用している。
それは今後一切、変わりはしない。▼
[ユナカ]
アルフレッド氏…▼
[アルフレッド]
理由は聞かないでくれ。▼
仲間が仲間であることに
証明や説明なんていらないのだからね。▼
[ユナカ]
…………▼
わたくしめも変わり者でござるが
アルフレッド氏もなかなかのものですな。▼
[アルフレッド]
あはは。
自分でもそう思うよ。▼
変わり者同士、これからも仲良くやっていこう。▼
[ユナカ]
喜んで。
アルフレッド氏。▼

アイビー

支援C

[アイビー]
…………▼
[アルフレッド]
アイビー王女。
こんな夜更けに何をしているんだい?▼
[アイビー]
アルフレッド王子…▼
ふふ…イルシオン王国の者が
夜中に一人でいたら不審よね…▼
でも、安心して…
裏切って火をつけることなんてしないから。▼
…まあ、私の言葉なんて
信用できないでしょうけど。▼
[アルフレッド]
そこまで疑っていないよ。
今は君を信じる方に舵を取っている、▼
[アイビー]
…そう。
フィレネ王国の第一王子は甘いのね。▼
[アルフレッド]
人を信じることを甘いと言うなら、
その評価で構わないさ。▼
[アイビー]
…それで、他にもまだ何か用が?▼
私を疑っていないというのなら
早くこの場を立ち去るはずだと思うけど。▼
[アルフレッド]
それはできない。▼
[アイビー]
どうしてかしら…
理由を聞かせなさい。▼
[アルフレッド]
だって、アイビー王女…
迷子だろう?▼
[アイビー]
っ!?▼
[アルフレッド]
ソラネルは広い。
ここは特に、入り組んでいるからね。▼
[アイビー]
…………▼
…正解よ。▼
[アルフレッド]
ほら、こっちだよ。
僕が案内するからさ。▼
[アイビー]
…………▼
…ありがとう。▼

支援B

[アイビー]
…………▼
[アルフレッド]
アイビー王女。
君とは夜中によく会うね。▼
[アイビー]
アルフレッド王子。
貴方はもう眠っている時間では?▼
[アルフレッド]
今日はいつもより早く目覚めてしまったんだ。▼
[アイビー]
ふふ。
まだ早朝とも呼べない時間なのに。▼
[アルフレッド]
アイビー王女は、ここで何を?▼
[アイビー]
私は…その…眠れなくて。▼
[アルフレッド]
こんな明るいところにいたら、
余計、眠れなくなってしまわないかい?▼
[アイビー]
い、いいの。
今はここにいたいの。▼
[アルフレッド]
…………▼
今晩は風が強い。▼
風の音が獣の吠える声に聞こえたり、
人の話し声に聞こえたりするんだよね。▼
[アイビー]
い、いきなりなんなの…▼
[アルフレッド]
アイビー王女。
一人で寝ていて怖くなったんだろう?▼
[アイビー]
なっ!?
し、失礼なことを…!▼
[アルフレッド]
わかるさ。▼
僕も子供の頃、風の音で怖くなって。
朝までシーツを被っていた経験があるからね。▼
[アイビー]
わ、私は子供ではないわ…!▼
[アルフレッド]
そんなときは楽しかったことを思い出すんだ。
そうすればいつの間にか眠れるからね。▼
それを母上に教わってからは
怯えたまま朝を迎えることはなくなったよ。▼
[アイビー]
…………▼
そろそろ戻るわ。
夜更かしは健康に悪いし。▼
[アルフレッド]
ああ。
今度はよく眠れるといいね。▼
[アイビー]
…ありがとう。▼

支援A

[アイビー]
ねえ、アルフレッド王子。
貴方はわかっているのかしら?▼
[アルフレッド]
アイビー王女。
いきなりどうしたんだい?▼
[アイビー]
貴方、一度目は迷子の私を案内してくれた。▼
二度目は、心安らかに眠れる方法を教えてくれた。▼
つまり…不本意だけれど、
私は貴方に世話になってばかりなのよ…▼
[アルフレッド]
あはは。
それの何が駄目なんだい?▼
[アイビー]
駄目に決まってるじゃない…▼
イルシオン王国の第一王女として…
助けられてばかりなのは許せないわ。▼
だ、だからほら…
何か困っていることはないの…?▼
[アルフレッド]
つまり今度はアイビー王女が、
僕のことを助けてくれるということかい?▼
[アイビー]
借りを返す…
ただそれだけのことよ。▼
[アルフレッド]
でも、悪いね。
今は特に何も困ってないんだ。▼
[アイビー]
な、何よ、それ…
私に助けさせないつもり?▼
そんなに許さないわ…
早く何か困りなさいよ。▼
[アルフレッド]
ふふ。
その申し出に困っているけれどね。▼
でも、こういうのは別に、
返さなくてもいいのではないかな。▼
僕らはもう、仲間なのだから。▼
[アイビー]
っ…▼
[アルフレッド]
困っていたら、当たり前に手を差し伸べる。
借りがあるとか…そういう間柄ではもうないよ。▼
[アイビー]
…………▼
本当に簡単に…
人を信用するのね…▼
甘い人だわ…貴方は。▼
[アルフレッド]
そうだね。
それが悪いことだと思っていないから。▼
[アイビー]
…………▼
仕方ないから…
私もそんな貴方に影響されてあげるわ。▼
貴方のことは…信用する。▼
[アルフレッド]
ありがとう。
嬉しいよ、アイビー王女。▼
[アイビー]
私も…
信用できる人間が増えて嬉しいわ。▼
いつか…女王となった時…
王となった貴方が信用に足るのは…救いだもの。▼
ありがとう…アルフレッド王子。▼

ミスティラ

支援C

[ミスティラ]
待って待ってー!
アルフレッド王子!▼
[アルフレッド]
やあ、ミスティラ王女。
僕に何か用かい?▼
[ミスティラ]
んっふふー。さてはアルフレッド王子、
これからおいしいもの食べに行くつもりでしょ?▼
[アルフレッド]
いいや。
これから鍛錬を始めようとしていたんだ。▼
[ミスティラ]
そうなの!?
じゃあ、なんであんなにニコニコしてたの?▼
[アルフレッド]
それは僕が鍛錬を好きだからだよ。▼
[ミスティラ]
ふーん、そういうことだったのね。
勘違いしちゃった。▼
おいしいもの食べるんだったら、
あたしもお呼ばれしようと思ったのに。▼
[アルフレッド]
あはは。
それは悪いことをしたね。▼
[ミスティラ]
鍛錬は鍛錬で構わないわ。
あたしもついていくね!▼
[アルフレッド]
一緒に鍛錬してくれるのかい?▼
[ミスティラ]
うん!▼
で、鍛錬が終わったらご褒美に
あたしに何かおいしいものをごちそうして。▼
[アルフレッド]
なるほどね。
それが目当てということか。▼
かまわないよ。ソルム王国の第一王女とは
一度、ゆっくり話してみたかったからね。▼
[ミスティラ]
難しい話はナシね。
せっかくのお食事会なんだから。▼
[アルフレッド]
わかっているよ、ミスティラ王女。
明るく楽しく、幸せな話をしようじゃないか。▼

支援B

[アルフレッド]
ミスティラ王女。
君はオオカミに乗れると聞いたが本当かい?▼
[ミスティラ]
うん、本当だよ。▼
懐かしいな。小さい頃はオオカミに乗って
ソルム城内を走り回ったものだよ…▼
[アルフレッド]
へえ、それはすごいね。
そこまで奔放な王族は、フィレネにはいなかったよ。▼
[ミスティラ]
ソルムの王族は大体そんな感じだよ。▼
それでアルフレッド王子は、
オオカミに乗ってみたいの?▼
[アルフレッド]
ああ。
少し興味があってね。▼
[ミスティラ]
いいじゃない!
それじゃあ、あたしが教えてあげるわ。▼
何回も振り落とされるし
何回も噛まれるけど別にいいよね?▼
[アルフレッド]
えっ!?
何回もかい?▼
[ミスティラ]
うん。何回も。
離しなさいって言っても多分、無理。▼
自力でどうにかするしかないの。▼
[アルフレッド]
うーん…▼
[ミスティラ]
昔から慣れ親しんだ人ならともかく、
アルフレッド王子は初体験だからね。▼
もしかしたら怪我だけじゃすまないかも。▼
[アルフレッド]
そ、そうか…▼
悔しいけれど今はやっぱり止めておくよ。
この戦から離脱するわけにはいかないからね。▼
[ミスティラ]
うんうん。
やめる勇気も大事だね。▼
[アルフレッド]
代わりに野営の仕方を教えてくれないか?▼
ソルムの人たちのたくましさを、
少しでも学びたいんだ。▼
[ミスティラ]
もちろん!
そういうことなら喜んで!▼
寝床の作り方から危険な動物の対処まで!
あたしが知ってることはなんでも教えてあげる!▼
そうそう。一番大事なのは、楽しい歌ね。
野営中に歌うと最高なんだから。▼
[アルフレッド]
よろしく頼むよ、ミスティラ王女。▼

支援A

[ミスティラ]
今日はアルフレッド王子と野営~♪▼
ごはんはおいしかったし~♪
歌も絶好調~♪▼
空には満天の星~♪
もう何も言うことなし~♪▼
[アルフレッド]
さすがミスティラ王女だね。
今の心情がよく表れていたよ。▼
[ミスティラ]
あたしの歌を褒めてくれるなんて…
アルフレッド王子って、すっごく珍しい人だよ。▼
[アルフレッド]
僕はミスティラ王女の歌、好きだよ。
楽しい気持ちになれるからね。▼
[ミスティラ]
あはは。
いつも楽しく歌ってるからね!▼
ありがとう、アルフレッド王子。▼
あっ、焚き火の火が弱くなってきた。▼
[アルフレッド]
ええと、確かこうするんだったね…▼
[ミスティラ]
そうそう!
完璧だよ、アルフレッド王子!▼
これで次からは一人でも野営できるね!▼
[アルフレッド]
ありがとう。
師匠のご指導が良かったおかげだね。▼
[ミスティラ]
ふふん。
いくらでも褒めていいのよ。▼
[アルフレッド]
ありがとう、ミスティラ王女。
君のおかげで色々と学ぶことができた。▼
これでソルム王国の人たちの気持ちや考え方を
以前よりも知ることができる気がするよ。▼
[ミスティラ]
なるほどね。
ソルムのことを学ぶために色々と体験してみた、と。▼
[アルフレッド]
その国の人たちと同じことを経験した方が
より理解を深められると思ってね。▼
[ミスティラ]
ふむふむ。
それで…▼
…その得た知識で、ソルムに攻め入る?▼
[アルフレッド]
とんでもない。▼
君から学んだことはすべて、
両国が手を繋ぐために役に立てると約束するよ。▼
[ミスティラ]
ええ、わかってるわ。
ちょっとからかってみただけ。▼
でも、今のままじゃ不十分かな。▼
[アルフレッド]
どうしてだい?▼
[ミスティラ]
今度はあたしがフィレネ王国のことを学ぶ番。
…ってこと。▼
国と国との関係は…
お互いに理解し合ってこそ、でしょ?▼
[アルフレッド]
確かにその通りだね。▼
[ミスティラ]
色々と教えてね、アルフレッド王子。
ソルムとフィレネ、隣り合う両国の未来のためにも。▼
[アルフレッド]
ああ。喜んで。
ミスティラ王女。▼

ボネ

支援C

[ボネ]
アルフレッド王子…
少しだけお舐めしてもよろしいですか?▼
[アルフレッド]
いきなりどうしたんだい、ボネ。▼
[ボネ]
申し訳ございません。
言葉が足りませんでしたね…▼
いつも身に着けていらっしゃる花飾り。
その花の味が少し気になってしまいまして。▼
[アルフレッド]
花の味見をしてみたいと?▼
[ボネ]
失言です。
どうかお忘れください。▼
[アルフレッド]
あはは。
ボネは面白いな。▼
構わないよ、装飾の意匠となった花を
後日国から取り寄せよう。▼
それなら、味見をしてくれて構わない。▼
[ボネ]
畏れ入ります。▼
[アルフレッド]
しかし、それはそうと。
ボネ、君の筋肉は素晴らしいね。▼
[ボネ]
素晴らしい…
それはおいしそうということですか?▼
[アルフレッド]
ち、違うよ。
言葉そのままの意味だ。▼
僕はどうやら筋肉がつきにくい体質のようでね。
君のような肉体が羨ましいんだ。▼
[ボネ]
体質…
それなら食事で改善できるかもしれません。▼
もしご興味がおありでしたら、
私が料理を作ってみますが…▼
[アルフレッド]
本当かい!?
それはぜひお願いしたい!▼
[ボネ]
わかりました。
花のお礼に…できる限りのことを致しましょう。▼
材料を用意しなくてはならないので、
少しお時間を頂きます。▼
[アルフレッド]
ああ。
世話をかけてすまないが、よろしく頼む。▼

支援B

[ボネ]
ふむ…
少し甘い…▼
[アルフレッド]
フィレネから取り寄せた花の味は
お気に召したかい?▼
[ボネ]
はい…華やかな香味が素晴らしいですね。
サラダに添えると合いそうです。▼
これがフィレネ王国第一王子の味か…▼
[アルフレッド]
ぼ、僕の味ではないのだけれどね…▼
それよりも!
ついに用意ができたらしいね。▼
[ボネ]
はい。▼
アルフレッド王子のお身体を
筋肉隆々にするための料理…▼
そのご用意が整いました。▼
[アルフレッド]
ありがとう、ボネ!▼
それを食べれば僕の体質が改善され、
晴れて強靭な肉体となるのだね!▼
[ボネ]
…憶測の範囲は出ませんが。▼
[アルフレッド]
いいんだ。
とにかく試してみる価値は充分にある。▼
[ボネ]
わかりました…
では、お持ちいたします。▼
[アルフレッド]
…………▼
[ボネ]
…………▼
[アルフレッド]
肉だね。▼
肉、肉、肉…
見渡す限りに肉が並んでいる…▼
[ボネ]
筋肉の元は肉…
根拠はありませんが、そんな気がします。▼
だから、ひたすら肉を食べれば
体にも筋肉がつくかと思い…▼
[アルフレッド]
ありがとう、ボネ。
何よりもその気持ちが嬉しいよ。▼
すべていただいてみせるさ。
この山のように並ぶ肉料理を。▼
いただきます!
もぐもぐ…▼
[ボネ]
見事な食べっぷり…
作った私も感無量です。▼
あとはアルフレッド王子の肉体に
筋肉がつきさえすれば…▼
…根拠などなく始めたことだが、
奇跡を信じよう。▼

支援A

[アルフレッド]
ボネ。▼
[ボネ]
アルフレッド王子…▼
[アルフレッド]
せっかく料理を用意してくれたというのに、
筋肉がつきやすい体質にはなれなかったね。▼
[ボネ]
お役に立てず…
申し訳ございません。▼
[アルフレッド]
気にしないでくれ!
ボネは本当によくやってくれたよ。▼
料理はどれもとってもおいしかったからね。
ありがとう、ボネ。▼
いけないのは、この…
僕の貧弱な身体だよ。▼
[ボネ]
アルフレッド王子…▼
…確かにあの料理では
筋肉のつきやすい体にはできませんでした。▼
ですが、お気づきですか?
あの料理で、変わったこともあるのです…▼
[アルフレッド]
それはなんだい?▼
[ボネ]
…私とアルフレッド王子の味です。▼
[アルフレッド]
あ、味…?▼
[ボネ]
たとえ方が悪かったですね…
私たちの関係性と言いたかったのです…▼
初対面の乾燥した味から…仲が深まり、
随分と瑞々しい味へと変化したように思います。▼
[アルフレッド]
言われてみれば。
それは大きく変わったことだね。▼
以前はあまり接点はなかったけど、
今はこうして仲良くなれたから。▼
[ボネ]
はい…▼
おかげで、以前よりアルフレッド王子のことを
考えている時間が増えたと思います…▼
[アルフレッド]
食事を通して仲良くなれるなんて
素晴らしいことだと思わないかい?▼
[ボネ]
はい。より仲を深めるため…
本日も私が料理をお作りしたいと思います。▼
[アルフレッド]
本当かい?
ぜひお願いするよ。▼
[ボネ]
今日は野菜を中心に作ってみるか…
あの甘い花を散らすのもいいな…▼
それに魚料理を多くすれば
前回の肉とのバランスが取れるかも…▼
[アルフレッド]
聞いているだけで美味しそうだね。▼
[ボネ]
私の料理を食べ続ければいつかは、
アルフレッド王子が望まれるように…▼
その身体を強く変えられるかもしれません。▼
[アルフレッド]
ボネ…▼
ふふ。ありがとう。この身体…
君が変えてくれることを、楽しみにしているよ。▼

ヴェイル

支援C

[ヴェイル]
くっ…▼
[アルフレッド]
ヴェイル王女!▼
[ヴェイル]
アルフレッド…▼
[アルフレッド]
そんな大粒の汗を流して…
どこか具合でも悪いのかい!?▼
[ヴェイル]
…からい。▼
[アルフレッド]
…からい?▼
[ヴェイル]
からいスープを飲んでいるの…▼
[アルフレッド]
…へ!?▼
あ…あははは!
ははははは!▼
[ヴェイル]
もう…
そんなに笑うことないでしょう。▼
[アルフレッド]
でも、そんなに厳しい表情で…
そこまでして、からいスープを…▼
[ヴェイル]
べ、別に好きな食べ物を
どんな表情で食べたっていいじゃない。▼
そうだ。
アルフレッドも一口食べてみる?▼
すっごくからいんだから。
絶対にアルフレッドだって変な顔になるわ。▼
[アルフレッド]
よろしい。
その挑戦、受けてたとう。▼
…ごくり。▼
…………▼
うっ…ぐああああ!?
こ、これはだめだ! 水! 水ーっ!!▼
[ヴェイル]
ふふ。アルフレッドの方が変な顔。
勝負はわたしの勝ちね。▼

支援B

[ヴェイル]
アルフレッド。
実は少し悩んでいることがあるの。▼
[アルフレッド]
そうなのか。
ならば、一緒に走り込みをしよう。▼
[ヴェイル]
ど、どうしてそうなるの!?▼
[アルフレッド]
ふふふ…大抵の悩みなんて、
走り込みさえすれば吹っ飛ぶからね!▼
[ヴェイル]
それって悩みを忘れただけでしょ?▼
[アルフレッド]
悩みがなくなる、という点は真実さ。▼
[ヴェイル]
じゃあ言い方を変えるわ。
解決したい悩みがあるんだけど。▼
[アルフレッド]
よし、話を聞かせてくれ。▼
[ヴェイル]
戦争が終わったら…
わたし、人の役に立つことがしたいと思ってて。▼
まだ具体的に何をするかは
全然、決まっていないんだけど…▼
アルフレッドの力を借りられたらなって…▼
[アルフレッド]
ああ。
全力で手を貸そう。▼
[ヴェイル]
ありがとう。
アルフレッドならそう言ってくれると思ってた。▼
でも、わたしは今までこの世界に、
酷いことをしてきたから…▼
わたしを受け入れてくれる人なんて、
ここ以外の場所にはいないかもしれないわ。▼
[アルフレッド]
…確かに、そうかもしれない。
事情を知らない人は大勢いるだろうからね。▼
だが、急ぐ必要はない。
ゆっくりでも進んでいけばいいさ。▼
僕はいつだって…
いつまでだって力を貸すよ。▼
ヴェイル王女は僕の大切な仲間だからね。▼
[ヴェイル]
アルフレッド…▼
[アルフレッド]
ふむ。だけどこんな答えでは
悩みを解決したことにはならないかな?▼
もっと具体的な策を考えた方がいいかい?▼
[ヴェイル]
いいえ、十分よ。
十分過ぎるほどのものを与えてくれたわ。▼
ありがとう、アルフレッド。▼

支援A

[ヴェイル]
…………▼
[アルフレッド]
ヴェイル王女。
そんなときは走り込みだよ。▼
[ヴェイル]
ふふ。
どうしてそう思うの?▼
[アルフレッド]
だって、その表情は…
晴れることのない苦しみを抱いているときの顔だ。▼
[ヴェイル]
…………▼
[アルフレッド]
いくら考えたって、いくら後悔したって、
解決できない問題はこの世に山ほどあるよ。▼
だからこそ、何も考えず走り込んで
汗と一緒に流して忘れるのも大切なことだ。▼
[ヴェイル]
…………▼
忘れていいのかな…▼
わたしが犯した罪も…
変えられない過去も…▼
永遠にわたしを苦しめる…
この胸の罪悪感も…▼
[アルフレッド]
…………▼
残念だけど…
走り込み程度が忘れられないかもね。▼
[ヴェイル]
そう…よね。▼
[アルフレッド]
でも、徹底的に走り込んだあとに
腕立て伏せもすれば、忘れられるはずだ。▼
[ヴェイル]
え…▼
[アルフレッド]
そこに腹筋運動も追加すれば完璧!
夜はぐっすりと何も考えずに眠れる!▼
[ヴェイル]
…………▼
…ぷっ。▼
もう、アルフレッドったら。
そんな問題じゃないってわかってるでしょう?▼
[アルフレッド]
君だってわかっているだろう?▼
君が言ったもの全部、
忘れるつもりなんて微塵もないということを。▼
[ヴェイル]
…ええ。▼
わたしの苦しみも、後悔も…
全部残さずまとめて持って歩くわ。▼
[アルフレッド]
その覚悟ができているのなら、
たまには楽になってもいいのではないかい?▼
悩んでばかりいたら
歩く気力もなくなってしまうよ。▼
[ヴェイル]
そうね。
ありがとう、アルフレッド。▼
…なんだかとっても走りたい気分。▼
アルフレッド。
付き合ってくれるよね?▼
[アルフレッド]
ああ。
もちろんさ。▼
どこまでだって付き合うよ。
君が全力で走れるようにね。▼

DLC

ラファール

支援C

[アルフレッド]
ふんっ! はっ!
せやっ! はあっ!▼
[ラファール]
…おい。▼
[アルフレッド]
まだまだぁっ! とぉりゃぁっ!▼
[ラファール]
おい!▼
[アルフレッド]
ん? おお、これはラファール王子!
そんなに怖い顔をして、僕に何か用かい?▼
[ラファール]
さっきからうるさいぞ。
我の休息の邪魔をするな。▼
[アルフレッド]
それはすまなかった。
これからは静かに鍛錬を続けるよ。▼
[ラファール]
鍛錬そのものを今すぐやめろ!
見ているだけで、暑苦しくて敵わん。▼
[アルフレッド]
それは困ったな。
日課の鍛錬は欠かせないのに、うーん…▼
そうだ、いい考えを思いついた!
ラファール王子も鍛錬を始めればいいのさ!▼
[ラファール]
は?▼
[アルフレッド]
一緒に鍛錬をすれば、
掛け声も暑苦しさも気にならない!▼
どうだい? 名案だろう?▼
[ラファール]
断る。
誰がそんな面倒なことを…▼
[アルフレッド]
うんうん。
誰だって最初はそう言うのさ。▼
任せてくれたまえ。
僕が必ず、君に鍛錬の素晴らしさを教えるとも!▼
[ラファール]
付き合いきれん。
貴様が消えないのなら、我が立ち去るだけだ。▼
[アルフレッド]
ラファール王子、どこへ行くんだい?
なぜ急に走り出して…▼
まさかこれは、足腰を整える鍛錬!?
素晴らしい! さぁ、一緒に熱い汗を流そう!▼
[ラファール]
なんなんだコイツは!?▼
おい、やめろ、ついてくるな!!▼

支援B

[アルフレッド]
ぜぇ、ぜぇ、はぁ、はぁ…
いやぁ、君は本当にすごいね。▼
あれから何度も、走る鍛錬を続けてきたけれど…
ただの一度も追いつけないだなんて。▼
[ラファール]
当たり前だ。我は竜族で、貴様は人間。
どう足掻こうとも、我に敵うわけがない。▼
所詮、弱い人間がいくら努力したところで無駄だ。
わかったのなら、鍛錬など今すぐやめろ。▼
[アルフレッド]
御高説、痛み入るよラファール王子。
でも僕は決して鍛錬をやめたりはしない。▼
なぜなら、努力は無駄にはならないということを、
僕自身の体が証明してくれているからね!▼
[ラファール]
どういうことだ?▼
[アルフレッド]
幼い頃の僕は病弱で、家族に心配ばかりかけていた。
医者からも長生きできないだろうと言われていたんだ。▼
父が流行り病で亡くなった時、
このままではいけないと…いよいよ決意したのさ。▼
強くなって、病気に負けない体を作る。
そして、大切な母や妹を父に代わって守ってみせると。▼
[ラファール]
妹…か。▼
[アルフレッド]
それから僕は、毎日欠かさず鍛錬を続けてきた。
その成果は、ご覧の通りさ。▼
こうして君や神竜様と一緒に戦えているのは全て、
その鍛錬の日々があったからこそなんだよ。▼
[ラファール]
…貴様の言いたいことは伝わった。
よく知りもせず、鍛錬を否定して悪かった。▼
[アルフレッド]
ラファール王子…!▼
ああ、僕は感動しているよ!
ようやく、鍛錬に理解を示してくれたんだね?▼
[ラファール]
別に、理解を示したわけではない。▼
それより、アルフレッド。
ただ走るのにはもう飽きた。他の鍛錬は無いのか?▼
面白そうなら、付き合ってやる。▼
[アルフレッド]
勿論!
必ずや、君の期待に応えてみせるとも!▼

支援A

[ラファール]
ふっ! はぁっ!
これならどうだ!?▼
[アルフレッド]
やるね!だが、甘いっ!▼
[ラファール]
くっ…!?▼
[アルフレッド]
僕の槍が君の首元に。君の槍が僕の胸元に。
今回は引き分けだね。▼
[ラファール]
引き分け? お前は利き腕を封じている。
これは明らかに我の負けだ。▼
[アルフレッド]
それを言うなら、僕に有利な槍術の鍛錬じゃないか。
僕の見解だと、これは引き分けさ。▼
[ラファール]
…まぁいい。休憩したら続きをやるぞ。
次は我が勝利する。▼
[アルフレッド]
その前に一つ、質問をしても?▼
[ラファール]
なんだ。▼
[アルフレッド]
最近の君は鍛錬に対して前向きだけど、
何か理由があるんじゃないかい?▼
[ラファール]
…お前のせいだ。▼
[アルフレッド]
僕のせい?▼
[ラファール]
お前の過去を聞いて、我も自分の過去を思い出した。
まだ幼く、落ちこぼれだった頃をな。▼
脆弱で、いつも守られてばかりだった。
だから我は力を欲し、誰よりも強くなろうとした。▼
[アルフレッド]
僕と同じだね。▼
[ラファール]
ここまではな。
だが、そうして力を渇望し続けた結果…▼
手にした力で、
我は大切な存在を傷付けてしまった。▼
力がいくら強くとも、それだけでは意味が無い。
お前のように心も鍛える必要がある。▼
アルフレッド。お前と一緒に鍛錬を続ければ、
誰かを守るための力が手に入るような気がしてな。▼
[アルフレッド]
ああ、きっと手に入るさ。▼
[ラファール]
我もお前に質問がある。
なぜお前は、我を避けようとしない?▼
お前は神竜信仰の盛んなフィレネの王子。
邪竜たる我は、忌むべき相手のはずだ。▼
[アルフレッド]
その理由は簡単だよ。
僕は自分の目で見たものしか信じない。▼
僕の目だと、君は良い人に見えたからね。
何だかんだ言って鍛錬が好きだし…▼
力を望んだ理由も同じときている。
いわば、君と僕は魂の兄弟さ。▼
[ラファール]
兄弟…
待て、それはどちらが上だ?▼
[アルフレッド]
やはりここは、鍛錬の先輩である僕が兄だろうね。▼
[ラファール]
ふざけるな。
我の方が貴様よりも、ずっと歳上だぞ。▼
[アルフレッド]
だったらこうしよう!
次の鍛錬で勝った方が兄。負けた方が弟だ!▼
[ラファール]
いいだろう、アルフレッド。
その言葉、後で悔やむが良い。▼
[アルフレッド]
望むところだよ、ラファール王子!▼

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Last-modified: 2023-11-10 (金) 23:29:03
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