会話集/章別会話
邪竜の章 邪竜を継ぐもの†
オープニング†
- [イル]
- あなたは運命に抗い、絶望を掃い、
仲間と絆を結ぶだろうか。
信じた半身は最後まで、
あなたの背を守り続けるだろうか。
王たちは残らず消えた。
雪のように、砂のように。
残るは見知った別人か、
名も知らぬ愛しき者か。
さりとて、彼の者は知っている。
この世界に空虚はない。
お前の夢は、叶わない。
- [マデリーン]
- エル様、出てきてくださいませんね。▼
- [グレゴリー]
- 一言も話さず木陰に引きこもるとは。
こんなこと初めてだぜ。▼
- [モーヴ]
- しかしもう半刻は過ぎている。
そろそろ声をおかけした方が…▼
- [セレスティア]
- モーヴは乙女心がわかっちゃいないわね。▼
- [モーヴ]
- なっ!?▼
- [セレスティア]
- そんなすぐに戻れるわけないじゃない。
秘めた想いを打ち明けたのよ。▼
この後どんな顔して会えばいいのか、
わからないのは当然よ。▼
- [モーヴ]
- そ、そうなのか…▼
- [グレゴリー]
- そうだぜ、モーヴ。
恋心ってのは繊細なんだ優しくしろ。▼
- [マデリーン]
- わかったような口ぶりですね。
グレゴリーは恋したことがあるのですか?▼
- [グレゴリー]
- 無い。けど恐ろしいものだってことはわかる。
お前はどうなんだよマデリーン。▼
- [マデリーン]
- えっ!? わた、ワタシは、
その…▼
- [モーヴ]
- ?▼
- [マデリーン]
- なんでもありません!▼
- [セレスティア]
- 残っていらっしゃるお二人のことは心配だわ。
でもせめて、想いを整理する時間ぐらい…▼
こんな時にでも、あってほしいと願ってしまう。
だって私たちは知っているのだもの。▼
エル様が神竜様のことを、
どれだけ好きだったのか。▼
- [グレゴリー]
- あの神竜様は別人だぜ。
エル様の想い人は、もういない。▼
- [セレスティア]
- わかってるわ。それでも、
エル様には幸せになっていただきたいの。▼
四翼としての性かしらね。▼
- [マデリーン]
- 仕方ありません。
騎士は、主君の幸福を願うものですから。▼
- [モーヴ]
- それなら俺にも理解ができる。
乙女心などというものよりは、余程な。▼
- [セレスティア]
- ありがとう。▼
けれど私はそれと同じくらい、
四翼のことも大事に思っているのよ。▼
最後まで誰も欠けずにいましょうね。
私たち。▼
- [エル]
- 待たせました。みんな。▼
- [セレスティア]
- エル様!!▼
- [グレゴリー]
- もう平気なのか?▼
- [エル]
- ええ、ありがとう。
おかげで考えを整理できました。▼
私は、あの方の死に対して、
ずっと向き合えていなかったようです。▼
迷惑をかけてごめんなさい。それから、
各国の王族が異形兵であったこと…▼
あなたたちには告げるべきでした。
心から信頼しているのに。▼
- [モーヴ]
- 光栄です。そのお言葉は是非、
イル様にも仰ってください。▼
- [エル]
- 神竜様にもこれまでの非礼を謝ります。
そして…▼
遅いかもしれませんがもう一度、
仲間としてやり直したいと伝えます。▼
- [セレスティア]
- そうしましょう…! 急ぎ戻りますわよ。
お二人とも待ちくたびれていらっしゃいます。▼
- [エル]
- 神竜様。あなたに会えたら、
今度はきちんと向き合います。▼
喪ったあの方に対してとは、違う気持ちで。▼
- [エル]
- 戻りました。▼
イル?
神竜様…?▼
- [セレスティア]
- おかしいですわね。誰もいませんわ。▼
- [グレゴリー]
- 場所を間違えたか?▼
- [マデリーン]
- 方向や景色から判断して、
この場所で間違いないはずです。▼
- [モーヴ]
- 考えたくはありませんが、
もしや何者かの襲撃が?▼
- [イル]
- 姉さん。みんな!
やっと帰ってきてくれた…!▼
- [エル]
- イル!
良かった、無事だったのですね。▼
- [イル]
- 大変なんだ。神竜様が…
腕輪を持って出て行ってしまったんだ!▼
- [エル]
- なんですって?▼
- [イル]
- もう一緒には戦えないって、
自分一人で終わらせるって言って…▼
腕輪を全部持って行っちゃったんだ!▼
- [モーヴ]
- 事情は分かりました。
神竜様を追わねば。▼
- [イル]
- 別れる時に、簡単な術をかけておいたんだ。
魔力を辿れば追跡は可能だと思う。▼
本当ならそのまま追いかけるべきだったんだけど、
姉さんや四翼とはぐれちゃうと思って…▼
ごめんなさい。▼
- [エル]
- 謝る必要はありません。
良い判断でした、イル。▼
案内を頼めますか。▼
- [イル]
- もちろん!▼
- [エル]
- …私の所為です。
こんなことになるなんて。▼
- [イル]
- …………▼
- [エル]
- ソルム王国まで来てしまうなんて。
神竜様はどこに向かわれたのです。▼
- [イル]
- もう近いよ。
魔力の気配からすると…ここだ。▼
- [エル]
- 神殿?▼
- [イル]
- 中に入ろう。
そこ、足元気をつけてね。▼
- [エル]
- 暗いですね…▼
イル。
本当に、ここに神竜様が?▼
- [イル]
- そのはずなんだけど…▼
! みんな、後ろ!▼
- [異形兵]
- グオオオッ!!!!▼
- [セレスティア]
- 異形兵!?▼
- [グレゴリー]
- オイオイ、結構な数じゃねえか!▼
- [エル]
- 応戦します!
イル、あなたは私の後ろに。▼
- [イル]
- …………▼
- [エル]
- イル?▼
- [イル]
- ありがと、姉さん。
でも僕は、守られるほど弱くないから。▼
そうやって見下してくるところ、
本当に嫌いだった。▼
- [エル]
- え…?▼
- [イル]
- あはははっ、騙されて無様だね。
こんなところに神竜様はいないよ!▼
- [エル]
- どういうことです?▼
- [セレスティア]
- この異形兵は、イル様が!?▼
- [マデリーン]
- 何かの間違い、ですよね。▼
- [イル]
- これを見てもまだそう思う?▼
- [エル]
- 紋章士クロム!?
眠らせていた筈です。▼
- [イル]
- 敵は紋章士を起こす力を持つ者。
つまりどういうことか、わかるよね。▼
ーー貴様らの敵とは我のこと。▼
我は何の能力も持たぬ出来損ないではない。
父上の遺志を継ぐ、邪竜の御子だ!▼
- [エル]
- そんなはず…ありません。
だってあなたは、私の弟で…▼
ずっと一緒だったではないですか!
真の敵はまだ他に…!▼
- [イル]
- 真の敵など、他のきょうだいなど、
いるわけがないだろう。▼
全て我が殺してやった。
残るはお前ひとりだ。▼
- [エル]
- …!▼
- [イル]
- わかった?▼
ふふっ。じゃあねー、姉さん。
四翼と仲良く死んじゃってよ。▼
姉さんのだーい好きな神竜様は、
僕が今から美味しくいただくからさ。▼
- [エル]
- そんな、イル…▼
- [モーヴ]
- エル様、お気を確かに!▼
- [グレゴリー]
- 混乱してるのは俺たちもだ!
けど異形兵は待っちゃくれねえぞ!▼
- [エル]
- 大丈夫です。
数は多いですが、竜化すれば…▼
…!
そうでした、竜石はイルが。▼
こうしている間にも、神竜様が…▼
- [セレスティア]
- エル様。
ここは我々四翼にお任せを。▼
- [エル]
- セレスティア?▼
- [セレスティア]
- 全員の離脱は叶わなくとも、
あなた様お一人を逃がす隙ならば作れます。▼
早くこの場を切り抜け、
神竜様の元へ!▼
- [エル]
- できません!
あなたたちを置いていくなど!▼
- [モーヴ]
- お行きください、エル様。
イル様を止められるのは、あなただけです。▼
- [グレゴリー]
- 今まで逃げてばっかりだったけど、
たまには格好をつけさせてくれよ。▼
- [マデリーン]
- 騎士として、主君の役に立てるなら本望です。▼
- [セレスティア]
- さあ、エル様。お早く!!▼
- [エル]
- ……っ。▼
後で必ず、生きて会いましょう。▼
四翼よ、死んではなりませんよ!▼
- [セレスティア]
- はい!▼
- [リュール]
- …………▼
- [イル]
- 戻ったぞ、神竜。▼
- [リュール]
- イル…▼
- [イル]
- エルと四翼は始末した。▼
- [リュール]
- !▼
ならば、私も一思いに殺せば良いのに。
甘いですね。▼
- [イル]
- お前にはまだ役目がある。
共に来てもらうぞ。▼
- [リュール]
- お断りします。▼
- [イル]
- ほう。▼
- [リュール]
- 役目があるということは、
私がいないと望みが完遂しないのでしょう?▼
であれば、私が協力しなければ…
あなたの勝利はない。▼
- [イル]
- そっかあ、冷たいんだね神竜様。
姉さんに告白されて気持ちが傾いた?▼
ずるいよ…
僕だってずっと、神竜様のことが好きだったのに。▼
- [リュール]
- 嘘ですね。▼
- [イル]
- ふっ、やはり騙せぬか。
抗うなら力ずくでも来て貰う。▼
- [リュール]
- どんな拷問をしても屈しませんよ。▼
- [イル]
- やってみないことにはわからぬ。▼
(竜石が光る)
- [イル]
- !? これは…▼
(竜化)
- [エル]
- 無事ですね、神竜様!▼
- [リュール]
- エル!▼
- [イル]
- 四翼を見殺しにしてきたか。
流石は優秀な我が姉だ。▼
- [エル]
- イル。こんなことはやめなさい。▼
あなたは、ソンブルの後を継ぐと言いましたね。
そんなもの、あなた自身の望みではない。▼
お父様はもういないのです。
私たちが争い合っても、意味はありません!▼
- [イル]
- 我の野望が、無意味だと?
何も知らずに。▼
異形兵よ!▼
- [リュール]
- あれは…!▼
(???と異界のオルテンシアが乱入)
- [エル]
- 神竜王城の刺客…
そうですか、あなたの手勢だったのですね。▼
- [イル]
- 父上の崇高な野望を愚弄するとは。
お前の方が余程、出来損ないだ。▼
武器をとれ。
我の望みが無意味かどうか…▼
その身で確かめ、果てるが良い!▼
- [エル]
- 目を覚ましなさい、イル!▼
ステージ開始時†
- [イル]
- 神竜は我の術により、動くこと叶わぬ。
貴様らが死ぬ様を、見ていることしかできぬのだ。▼
1ターン目敵軍フェイズ開始時†
- [イル]
- あ、神竜様ー。
さっきは邪魔が入っちゃったね。▼
今からでも僕と来てくれるって言うなら、
此処は手を引いてもいいよ?▼
- [リュール]
- それはできません。
私たちの集めた腕輪は六つ…▼
敵側に残り一つがあるのなら、
あなたはもう既に、七つを集めてしまっている。▼
一所に集約される前に…何としてでも、
ここで止めねばなりません。▼
- [イル]
- まあそうだよねー。そう考えるよね。
ああ、全部面倒くさいな。▼
この喋り方も、もう飽きちゃった。
なあ神竜。▼
父上の仇というのは、こんなにも憎いのだな。
用済みとなれば貴様をすぐにでも殺してやる。▼
5ターン目敵軍フェイズ終了時†
- [イル]
- 異形飛竜のお出ましだ。
放っておけば大切な神竜様が死んでしまうぞ?▼
異界のフォガート周囲の敵が動き出したターンの敵軍フェイズ終了時†
- [異界のフォガート]
- 楽しそう、俺もそろそろ殺したーい。
そのためには、手駒が必要だよね!▼
(3ターン連続で異界のフォガートが『英雄召喚』を使用)
味方ユニットがイルに接近したターンの敵軍フェイズ終了時†
(具体的な条件は、異界のオルテンシア周囲の敵と交戦、イルとエル以外が交戦、エルがワープライナで敵前逃亡のいずれか)
- [イル]
- 虫けらが近づいたようだな…
もう良い、殺せ。▼
vs イル†
味方ユニット vs イル†
- [イル]
- えー、僕のこと倒しに来たの?
この前まで一緒に戦ってたのに、酷いなあ…▼
エル vs イル†
- [エル]
- イル、今なら間に合います。
私はあなたと争いたくありません。▼
- [イル]
- 間に合うとは何がだ。
全てはもう手遅れだ。▼
争い合いたくないとは何だ。
諦めて軍門に下り、また出来損ないとして振舞えと?▼
- [エル]
- イル…きちんと話がしたいのです。
あなたはずっと、何を考えていたのですか!▼
- [イル]
- 力を得ること、貴様を殺すこと、それだけだ!
話は終わりだ。愚かな姉よ!▼
イル撃破†
- [イル]
- ほう……
一応は、本気で殺しに来たようだ……▼
vs 異界のフォガート†
味方ユニット vs 異界のフォガート†
- [異界のフォガート]
- 君も神竜王城にいた人かな?
ごめんね、もう色々覚えてなくってさー。▼
フォガート vs 異界のフォガート†
- [異界のフォガート]
- こんにちは、もう一人の俺!
いやー、嬉しいよ。こうして会えるだなんて。▼
- [フォガート]
- んん?
こっちの俺は、あんまり俺と変わらないような。▼
仲良くできそうならよかったけど…
残念ながら敵なんだよなあ。▼
- [異界のフォガート]
- 俺は神竜王城の刺客だったから、
ある程度の事情は承知しているよ。▼
君は異世界の俺だろ? だったらさあ…
君を殺して俺がそっちに成り代わってもいい?▼
あはは、自分を殺すのって楽しそー!▼
パンドロ vs 異界のフォガート†
- [異界のフォガート]
- パンドロ…! ああ、嬉しいな。
また君に会えた。▼
違うパンドロだってわかってはいるけどさ、
折角だから何かして遊ぶ? 戦場だけど!▼
- [パンドロ]
- …お前は、もう静かに眠ってくれ。
親友のそんな姿を見るのは辛い。▼
- [異界のフォガート]
- 俺だって辛いよ! 君は知らないだろうけどさ…
こっちのパンドロは俺の目の前で死んだんだ。▼
だから、そんな元気そうな姿…
涙が出そうなほど苦しいよ。なあ、親友。▼
- [パンドロ]
- フォガート…▼
- [異界のフォガート]
- ま、いい点もあるけど。
俺はこう見えて、戦うのがとにかく好きでね。▼
大好きな大好きなパンドロを、
今度はこの手で殺せるのは幸運だよ…!▼
ボネ vs 異界のフォガート†
- [異界のフォガート]
- ボネ。君も来ていたんだ。
素直に、会えて嬉しいよ。▼
- [ボネ]
- フォガート…
違う世界で、こんな思いを味わうとは。▼
この気持ちを料理にしたら、
さぞ苦く胸の痛い味になるだろう…▼
- [異界のフォガート]
- 料理? あはは、面白い。
こっちのボネはものすごい味音痴だったのに。▼
料理と言えば…敵を料理する、って意味で
よく使ってたけどね。君は強かったんだよ!▼
なのに、あの日は…負けちゃった。
君の血の色なんて知りたくなかった。▼
- [ボネ]
- …そうか。私は親友を悲しませたな。▼
- [異界のフォガート]
- ねえ、君が味に興味があるように…
俺は君の色を知りたいな。▼
君の血はどんな色なの? あの日と違う色なのかな。
教えてよ、ボネ!▼
ミスティラ vs 異界のフォガート†
- [異界のフォガート]
- あ、姉さん。あれっ。
どうしてここにいるの?▼
- [ミスティラ]
- フォガート。
違うの、あたしは違う世界から…▼
- [異界のフォガート]
- あー、そういう事聞いてない。
イルシオンでエルに食われたんじゃなかったの?▼
- [ミスティラ]
- …それは、あたしじゃない。
あなたの本当のお姉さんだよ。▼
- [異界のフォガート]
- あはは! そうなの!?
あーあ。大好きな姉さんは俺が殺したかったのに。▼
でも、この元気そうな姉さんを仕留めるのも
悪くないかな…?▼
今から俺と、楽しく遊ぼうよ!▼
異界のフォガート撃破†
- [異界のフォガート]
- 負けちゃったのか…あはは…
これでもう…何度目なのかな……▼
vs 異界のオルテンシア†
味方ユニット vs 異界のオルテンシア†
- [異界のオルテンシア]
- ああ…敵……?
それなら、倒すだけね……▼
オルテンシア vs 異界のオルテンシア†
- [異界のオルテンシア]
- あなたは…私…?
なら、どうか止めないで…▼
私は腕輪を集めて…
優しかったお父様を…もう一度…▼
- [オルテンシア]
- わかるわ。その気持ちは痛いぐらい。
でも、このまま行かせるわけにはいかないの。▼
さ、とびきりの美少女同士の対決よ!
こんな可愛さのぶつかり合い、滅多にないんだから。▼
だから、ほら…少しは笑いなさい。▼
- [異界のオルテンシア]
- 戯言を…私はお姉様の言う通り…
誰よりも卑しく、醜いというのに…▼
ロサード vs 異界のオルテンシア†
- [ロサード]
- この世界のオルテンシア、みーつけた。
ちょっとしおらしいけど、悔しいほどかわいいね。▼
- [異界のオルテンシア]
- ロサード…ああ、懐かしい…
死して尚、なんて美しい…▼
あなたたち臣下を亡くしてから私にはもう、
心安らげる時間なんて訪れなかった…▼
私を異形兵から逃がすため…残ってくれてありがとう。
けれどね、ロサード…▼
私はあの時、一緒に死ねれば幸せだった…▼
- [ロサード]
- …オルテンシア。
辛い思いをさせてしまったね。▼
キミを守れたなら良かった、今のオレは、
ここで一緒に死んであげることはできないけど…▼
キミの…本当のロサードのところに
送ってあげることなら、できるかもしれない。▼
ゴルドマリー vs 異界のオルテンシア†
- [異界のオルテンシア]
- ゴルドマリー…
あなたなの…▼
- [ゴルドマリー]
- あら、この世界のオルテンシア。
わたしったら、可愛くて見つけやすくてすみません…▼
- [異界のオルテンシア]
- ええ、美しくて驚いたわ…▼
あなたは生前、着飾ることも…
自らを褒めることもなかったのに…▼
- [ゴルドマリー]
- へっ…!?
わたし、そんな感じだったんですか…▼
えっ、嘘…こんなに可愛いのに着飾らず…?
にわかには信じがたいです。▼
- [異界のオルテンシア]
- 私たちの隊はみんなそう…
目立たないようにと思って生きてきた。▼
そうすれば生き残れると信じていた…
でも、全部無駄だった。▼
ああ、せめて…大事な臣下のあなたは…
美しく着飾らせればよかった…▼
アイビー vs 異界のオルテンシア†
- [異界のオルテンシア]
- ひっ…! お、お姉様。
いえ、イルシオン国王陛下。▼
私のことを探しに来たのですか…?
他の妾の子と同じ、断頭台に送るために……▼
- [アイビー]
- オルテンシア?
酷く怯えているわ。この世界の私は何を…▼
- [異界のオルテンシア]
- ああ、武器の構えを解かれないのなら、
私の考えは真なのでしょう。▼
嫌…嫌です。私は…
もう死にたくない…▼
リンデン vs 異界のオルテンシア†
- [異界のオルテンシア]
- リンデン…
久しいわね…▼
- [リンデン]
- この世界のオルテンシア様は、
随分気を張った顔をしておられる。▼
敵とはいえ、少々心配になりますな。
どれ、戦の前にリンデン特製の菓子でも。▼
あなた様に似合う可愛らしいものですぞ。▼
- [異界のオルテンシア]
- 要らないわ…可愛いお菓子なんて、
私には不釣り合いだもの…▼
異界のオルテンシア撃破†
- [異界のオルテンシア]
- 痛くないわ…こんなの…
お父様に…比べたら……▼
クリア後の会話†
- [リュール]
- 助かりました。
ありがとうございます、エル。▼
- [エル]
- あなたを喪うわけにはいきませんから。▼
これまでの非礼、申し訳ありませんでした。
全ては私の弱さのせいです。▼
あなたは、あの方とは違う。
そんな当たり前のことを理解できていなかった。▼
もし許されるのなら…仲間として、
もう一度やり直してくださいますか。▼
- [リュール]
- 勿論です。▼
- [エル]
- ありがとうございます、神竜様。▼
- [リュール]
- イルは、大丈夫でしょうか。▼
- [エル]
- 気を失っているだけです。
今のうちに、腕輪を取り返しましょう。▼
唯一、神竜王城にあった『聖王の腕輪』…▼
あなたと戦うことになるとは思いませんでした。
紋章士クロム。▼
- [クロム]
- …ああ。だが、勝ってくれると…信じていたぞ…▼
絶望の世界でも…希望は必ずある…▼
お前たちの、新たな絆を……
大切にな……▼
- [リュール]
- はい。▼
- [エル]
- すぐに神殿に戻らねば。▼
- [イル]
- …………▼
クク…▼
- [グレゴリー]
- くっ…!
覚悟はしてたが、数が多いな!▼
- [マデリーン]
- 倒しても湧いてきて、キリがありません!▼
- [モーヴ]
- まずいな。このままでは、
消耗する一方だ…!▼
- [セレスティア]
- こっち! 奥に祭壇があるわ!
少しならやり過ごせそうよ!▼
- [グレゴリー]
- はあ…これで少しは休めるか?▼
- [マデリーン]
- 時間の問題でしょう。
異形兵は無尽蔵に現れるようですから。▼
- [セレスティア]
- 神殿の入口は一つ。
そこに異形兵を召喚する魔法陣があるみたい。▼
- [グレゴリー]
- じゃあ、入り口を塞がれてるってことじゃねえか!▼
- [モーヴ]
- 神殿内は既に異形兵で埋め尽くされている。
より多くを倒さねば押される一方だ。▼
- [セレスティア]
- エル様を逃がせたのは幸運だったわ。
あと少し遅ければ、それすら叶わなかった。▼
頭領として、言いたくはないけれど…
私たち、多分生きて帰れないわね。▼
- [マデリーン]
- …………▼
- [モーヴ]
- 俺に策がある。▼
- [グレゴリー]
- おお!ほんとかよ!
流石は俺たちの副官だ!▼
- [モーヴ]
- 但し、生きて戻る策ではない。
より多くを倒して…死ぬ策だ。▼
- [グレゴリー]
- !▼
- [セレスティア]
- いいわ。聞かせて頂戴。▼
- [モーヴ]
- 四人で各個撃破を続けても先はない。
ならば力を合わせ、敵の全滅を狙う。▼
具体的には…四翼がそれぞれ神殿の四隅に向かい、
支柱を同時に破壊。▼
中にいる異形兵ごと、この神殿を崩す。▼
- [セレスティア]
- 成程。▼
- [モーヴ]
- うまくいけば、これ以上の召喚を阻止し、
エル様や神竜様の元へ向かう異形兵を抑えられる。▼
- [グレゴリー]
- 代わりに俺たちは、ぺしゃんこ…
ってことだよな。▼
- [モーヴ]
- ……ああ。▼
- [セレスティア]
- わかったわ、私は賛成よ。▼
どのみち、生きて帰れないのなら…
少しでも多く倒せる策に乗る。▼
- [マデリーン]
- 今できる最善であれば、
覚悟は決まりました。▼
- [グレゴリー]
- あー、もう。
すげー怖いけど…やってやるよ。▼
- [モーヴ]
- 良いのか。▼
- [セレスティア]
- みんな一緒なら寂しくないわ。▼
- [マデリーン]
- グレゴリー…
痛いと思いますが、大丈夫ですか?▼
- [グレゴリー]
- おいバカにするな。俺はなあ!
最後だと思えば…痛いのも我慢できる。▼
たぶん…いや、絶対だ。▼
- [モーヴ]
- マデリーン。お前はまだ年若い。▼
俺が何とか二人分の働きをし、
お前だけは、その隙に…▼
- [マデリーン]
- ワタシは足手まといだと?▼
- [モーヴ]
- そんなことは…▼
- [マデリーン]
- ならば、その提案は却下です。
元よりワタシは四翼と運命を共にする覚悟。▼
それに、神殿を崩す策は…
同時にやらないとうまくいかないでしょう。▼
- [モーヴ]
- ここで死んでも、
誰にも褒めてはもらえないぞ。▼
- [マデリーン]
- 誉れなど必要ありません。
大切なのは、自分が何を成したか…▼
よく生きたと、思えたかどうかです。▼
- [モーヴ]
- 立派だな。▼
- [マデリーン]
- その言葉で、じゅうぶんです。▼
- [異形兵]
- グオオオオッ!!▼
- [グレゴリー]
- あーあ、もう時間切れかよ。▼
- [セレスティア]
- 最期に揃って話せたのは、
せめてもの幸運だったわね。▼
…みんな、愛しているわ。▼
行くわよ!▼
- [セレスティア]
- エル様…私たちはここまでです。
先のご命令、果たせぬことをお許しください。▼
どうか神竜様と共に、イル様を救って…
幸せに生きてください。▼
四翼よ! これが最期の任務です!!▼
支柱を壊せーーっ!!▼
- [グレゴリー]
- でやあっ!▼
- [グレゴリー]
- はあーっ!▼
- [モーヴ]
- ふんっ!!▼
- [リュール]
- 何です、今の音は!?▼
- [エル]
- あれは…あの神殿は……
まさか……▼
- [イル]
- ふっ、
あはははははははは!▼
- [リュール]
- イル…!?▼
- [イル]
- 異形兵たちは良い働きをしたらしいな。
神殿は崩れた。▼
術の反応を見るに…
神殿内に生者は存在しない。▼
四翼は皆、死んだ。▼
- [エル]
- !!▼
- [リュール]
- 何があったんです。▼
- [エル]
- ここに来る前、私たちは…
神殿で異形兵に襲われたのです。▼
四翼は…私を逃がすために残って…!▼
- [リュール]
- そんな!▼
- [イル]
- 神竜。貴様は我と共に来ることを拒んだな。
だが…これならどうだ?▼
- [エル]
- うっ…!!▼
- [リュール]
- エル!!▼
- [イル]
- エルの命が惜しくば、かつての浮遊島に来い。
断ればこいつは殺す。▼
- [リュール]
- 待ちなさい!!▼
…くっ。▼
かつての浮遊島…
それって…▼
(回想)
- [ソンブル]
- 双子が反逆し、
幾許かの時が過ぎた。▼
我はもうすぐ討たれる。
同時に彼の者を討つだろう。▼
憂うことではない。全ては定められし事柄。
我が悲願は御子により成される。▼
御子を持たぬ愚かな竜よ。
貴様は死した時、敗北を知るだろう。▼
我が手駒は意のままに。
万事滞ることもない。▼
…しかし滑稽なものだ。
いつまで双子の真似事をするつもりか。▼
優秀な姉の片割れたる、
出来損ないの弟は――▼
疾うの昔に死んでいるというのに。▼
コメント†
- 異界オルテンシアvsロサード、ゴルドマリー、アイビーもあるみたいです --
- 異界のフォガート、サイコパスで怖い。目が死んでる。ヤンデレ。 -- 名無し