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会話集/章別会話
邪竜の章 不穏な花城†
オープニング†
- [セピア]
- 貴方は異邦の者として尚、
勇ましく戦場を駆けるだろうか。
花と血と鋼に満ちたその場所で、
正しく死にゆくは誰なのか。
四つの王位を火に焼べて。
七つの炎は揺り篭に。
さりとて、彼の者は知っている。
この世界に未来はない。
私の寂しさは、ここには無い。
- [イル]
- 着いたよ、神竜様。
フィレネ王国にようこそ!▼
って、僕の国じゃないんだけどね。▼
- [リュール]
- 神竜王城にいた時にも感じましたが、
元の世界と似ているようで違う印象です。▼
- [エル]
- いいですか、神竜。
これより王城へと向かいます。▼
目的は、王族が所持する『熱き猛将の腕輪』。▼
敵よりも先に七つの指輪を集め、
世界を救わねばなりません。▼
- [イル]
- 説得に応じてくれたら良いんだけど…
なかなか難しいかもしれないね。▼
フィレネの民って気性が激しいから。▼
- [リュール]
- 平和を愛する民ではないのですか?▼
- [イル]
- 神竜様の世界ではそうなの?
こっちではすごく好戦的だよ。王族は特にね。▼
味方だったときは心強かったけれど…
そもそも邪竜嫌いで、僕達とは距離もあったし。▼
神竜様がいなくなってからは、
リトスの地にも来なくなってしまった。▼
- [リュール]
- 現在の国の統治は、イヴ女王が?▼
- [エル]
- 女王イヴは、先の戦が始まってすぐに
命を落としています。▼
以降は王不在のままでしたが、
戦が決した後にアルフレッド王子が即位しました。▼
ですが…イルも言った通り我々との接触は
戦後、殆ど立たれている状態です。▼
信頼できる人物に偵察を頼んでいるので、
近況はそちらから聞きましょう。▼
そろそろ来る筈ですが…▼
- [???]
- エル様、イル様っ!▼
- [エル]
- 来ましたか。
セレスティア。▼
- [リュール]
- !!
あなたは…▼
- [セレスティア]
- お待ちしておりました。
長旅お疲れ様です。▼
- [エル]
- あなたもご苦労様です。
偵察任務は骨が折れたでしょう。▼
- [セレスティア]
- 私にかかれば軽いものですわ、エル様。▼
あら? こちらの方は…▼
え…まさか…!?
神竜…リュール様…!?▼
- [リュール]
- いえ、私は…▼
- [セレスティア]
- ううっ、嬉しいです…っ!!
神竜様ーっ!!▼
生き返られたのですね! いいえ…
元より死んでなどいらっしゃらなかったのですね!▼
そうです。考えればわかることですわ。
あなた様がソンブルになど、負けるわけが…!▼
- [イル]
- セレスティア。聞いて。
違うんだ。この方は…▼
- [リュール]
- ごめんなさい。
私は、この世界の者ではないのです。▼
- [セレスティア]
- え…?▼
- [エル]
- 先に説明をすべきでしたね。
この方は私たちの神竜様とは異なる存在。▼
古の儀より、異世界より喚び出した
救世の主なのです。▼
- [イル]
- セレスティアが偵察任務に発って暫くの後、
王城の祈り場に現れてくださったんだよ。▼
- [セレスティア]
- 救世の主…
そう…ですか……▼
…ですわよね。だって神竜様は私たちで埋葬した。
遺体をこの目で見たんですもの。▼
冷たくなったあなた様の手を握って、
みんなで、お別れをしたのですから……▼
…………▼
- [エル]
- セレスティア…▼
- [セレスティア]
- …申し訳ありません。▼
お辛いのはエル様やイル様も同じ。
私もいい加減、立ち直らねば。▼
神竜様。改めまして、私はセレスティア。
数千年を生きる魔竜族ですわ。▼
この世界のあなた様、そしてルミエル様には
まるで家族のように接していただきました。▼
以後、お見知りおきを。▼
- [リュール]
- こちらこそ、よろしくお願いします。
セレスティア。▼
- [セレスティア]
- 本当に、あの方と瓜二つ。
違う世界とは不思議なものですね。▼
そちらの世界にも私はいるのでしょうか?▼
- [リュール]
- …それは。▼
- [セレスティア]
- ふふっ、聞くまでもないですわね。▼
きっとそちらの私も、神竜様と共にいて
打倒ソンブルを誓っているに違いありませんもの。▼
- [リュール]
- …………▼
- [エル]
- それで、セレスティア。
王城の偵察結果は。▼
- [セレスティア]
- フィレネ王国は隣国ブロディアへの侵攻を企てています。▼
- [エル]
- 侵攻ですって?▼
- [セレスティア]
- 正確には、王妹であるセリーヌ王女により提案がされ、
アルフレッド王の承認を待っている状態です。▼
しかしセリーヌ王女は王の承認を待たず、
精鋭を集め、既に騎士団を結成。▼
これ以上静観している暇はないかもしれません。▼
- [イル]
- 騎士団が発ってからだと厄介だね。
すぐにでも城内へ向かおう。▼
- [セレスティア]
- 神竜様が逝去され暫く経った影響によるものか、
紋章士の状態も変化しています。▼
十分気をつけたほうが宜しいかと。▼
- [エル]
- 再び戦乱を起こすわけにはいきません。
『熱き猛将の腕輪』、必ず手にしましょう。▼
- [リュール]
- 話を聞いてくれると良いのですが。
アルフレッド、セリーヌ…▼
- [異界のセリーヌ]
- お兄様、まだなの?
まだブロディア侵攻を迷っていらっしゃるの?▼
- [異界のアルフレッド]
- そう急かさないでくれ、セリーヌ。
もう少し待つんだ。▼
- [異界のセリーヌ]
- 待ったわ、もう長い間!▼
- [異界のアルフレッド]
- 戦端を開いたら元には戻れない。
相手はかつての仲間だ。慎重にもなる。▼
- [異界のセリーヌ]
- けれど、このままでは民たちにも顔向けができない。
先の戦で、臣下たちも、お母様も死んでしまった…▼
フィレネを守れるのはわたしたちだけなのよ。
神竜の加護を失い、世界は荒廃していくばかり。▼
豊かな実りも、花も、段々と色を失っているわ。
産業は崩壊の兆しを見せているのに、何の策もない。▼
今こそ領土を広げ、
資源を補おうと申し上げているの。▼
- [異界のアルフレッド]
- ブロディア王国はもともと荒れた土地…
フィレネよりも格段に、産業への打撃が少ない。▼
勝てば豊かな鉱石資源を我が国のものとし、
新たな恵みを享受できる。▼
セリーヌの見立てはこうだったね。
だが、彼らの軍事力は並大抵のものではないよ。▼
- [異界のセリーヌ]
- 承知の上で、それに勝る騎士団を結成したわ。
それとも、紋章士を危惧しているの?▼
ブロディアが擁する紋章士は、幼い皇女よ。
我が猛将に敵うはずがない!▼
- [異界のアルフレッド]
- 絶対はないんだ。
みんな呆気なく負けてしまう、死んでしまう。▼
今でも思い出すよ。
負けないと信じていた臣下たちが散る様を。▼
あんなに強かった神竜様が…
帰ってこなかった日のことを。▼
- [異界のセリーヌ]
- お兄様は変わってしまわれたわね。
かつては何も恐れぬ方だったのに。▼
神竜様を失い、弱虫となってしまわれた。
ならば、わたし一人でやり遂げてみせる。▼
- [異界のアルフレッド]
- セリーヌ?▼
- [異界のセリーヌ]
- これより単騎でブロディアに向かいます。
許しは乞いません。▼
- [異界のアルフレッド]
- 死ぬ気か、セリーヌ!▼
- [異界のセリーヌ]
- このまま留まれば心が死んでしまうわ!
ならば剣を取ることを選ぶ!▼
わたしが果てても、後に続く者が出るでしょう。
さすればいつか望みは果たされるわ。▼
わたしはそれで幸せよ。
隣国が不幸になろうとも知らない。▼
幸せはいつも誰かの不幸の上に成り立っているけれど、
我が国が不幸せを請け負う義理はないもの。▼
- [異界のアルフレッド]
- 何を言っても無駄なようだね。▼
- [異界のセリーヌ]
- お兄様に罪はないわ。
全ては愚かなわたしの罪。▼
けれど、もしもこんなわたしに、
武運をと祈ってくださるのなら…▼
ご決断を。アルフレッド王。▼
- [異界のアルフレッド]
- …………▼
敵わないね。▼
わかった。
唯一の家族をみすみす失うぐらいなら、もういい。▼
ブロディア侵攻を許可する。▼
- [異界のセリーヌ]
- お兄様!▼
- [異界のアルフレッド]
- 行くぞ、セリーヌ。
これより騎士団に正式な通達を…▼
- [エル]
- お待ちください!▼
- [異界のアルフレッド]
- 誰だい?▼
- [エル]
- 久方ぶりにお目にかかります。
アルフレッド王、セリーヌ王女。▼
お取込み中恐縮ですが…
火急の用にて馳せ参じました。▼
- [異界のアルフレッド]
- 誰かと思えば、エルとイルか。▼
王の間に乗り込んで来るだなんて、
礼儀をご存じないのかな?▼
- [エル]
- 其方こそ、神竜様より託されし『熱き猛将の腕輪』…
リトスの王城への返還を拒むのは礼儀知らずでは?▼
- [異界のアルフレッド]
- フィレネだけが返還しては、
国同士の均衡が崩れるだろう。▼
- [エル]
- 腕輪を、他国を牽制する兵器として
扱い続けると仰るのですね。▼
その崇高なお考えの所為で、
各国は長き冷戦状態にあるというのに。▼
かつての仲間の愚かな選択を、
神竜様は望んでいらっしゃるでしょうか。▼
- [異界のセリーヌ]
- あなたが神竜様の代弁をする気なの?▼
神竜様を殺したソンブルの子に、
その資格があるとは思えないけれど。▼
- [イル]
- ちょっと…!
それは今関係ないだろう!?▼
僕たちはソンブルとは違うって、どうして…
いつまでもわかってくれないんだよ!▼
- [エル]
- イル。▼
- [イル]
- ……失礼しました。▼
- [エル]
- 均衡という点ではご安心を。▼
私たちはこれより各国を回り、
等しく全ての腕輪の返還を求めます。▼
これなら、フィレネも安心して腕輪を手放せるかと。▼
- [異界のアルフレッド]
- 騙して君たちが腕輪の力を得る心算ではないと
ここで証明できるのかい?▼
もしくは、他の国の腕輪をすべて集めたあとでなら
協力をしてもいいけれど。▼
- [エル]
- 他国の腕輪はありません。
フィレネに一番に要請に参りました。▼
- [異界のセリーヌ]
- なら信用に値しない。話はおしまいだわ。
わたしたちはこれからブロディアに向かうの。▼
腕輪の力は必要不可欠。
あなた方に渡せるわけがないじゃない。▼
- [エル]
- どうしても、応じていただけませんか。
であれば…▼
- [異界のセリーヌ]
- 戦うの? 望むところだわ。▼
- [リュール]
- や、やめてください!
お願いです。私はあなたたちと戦いたくない!▼
- [異界のセリーヌ]
- 神竜様…!?▼
- [異界のアルフレッド]
- どういうことだい?
神竜様は、生きていたのか?▼
君たちは神竜様が死んだと嘘をついたのかい?▼
- [リュール]
- いいえ。
私は、異なる世界から来た神竜です。▼
- [異界のアルフレッド]
- 異なる世界?▼
- [異界のセリーヌ]
- わかったわ。
さては、異形兵ね。▼
邪竜が得意とする邪な術で、
神竜様を無理やり蘇らせたのだわ!▼
- [リュール]
- 違います。
最後まで話を聞いてください、セリーヌ!▼
- [異界のセリーヌ]
- 惑わせても無駄よ!
神竜様の話なら聞くと思ったのであれば愚策だわ!▼
- [異界のアルフレッド]
- 成程、異形兵ならば合点がいくね。
腕輪のためにそこまでするのかい、エル、イル。▼
確かに、神竜様が亡くなった時の嘆きようは
ある種異常なほどだった。▼
かつて仲間であったよしみで、なんとか
話し合いで解決しようかと思っていたけれど…▼
気が変わったよ。
戦おうじゃないか。▼
- [リュール]
- …!▼
- [異界のアルフレッド]
- 我がフィレネ騎士団よ!
邪竜の子らの急襲に応戦する!▼
奴らの首を刎ね、
ブロディア侵攻の手土産とするのだ!▼
- [異界のセリーヌ]
- うれしい。
それでこそお兄様だわ。▼
先の戦で散花の王子と称えられたその腕で、
奴らの花を赤く染めて差し上げましょう!▼
- [異界のアルフレッド]
- 待っていてくれ、神竜様。
今すぐ楽にしてあげるよ。▼
- [リュール]
- アルフレッド…!▼
- [イル]
- 戦は避けられないか。
やっぱり邪竜の子って肩身が狭いかも。▼
- [セレスティア]
- 私は望むところですわ。▼
エル様とイル様にあんな無礼を申し上げるなんて、
信じられません!▼
- [エル]
- 行きますよ、神竜。
見知った顔が相手でも、手は抜かないでくださいね。▼
ステージ開始時†
- [異界のアルフレッド]
- 決別の時が来るとは悲しいよ。
苦しまずに、死んでくれ。▼
1ターン目自軍フェイズ終了時†
- [異界のアルフレッド]
- 兵よ、道具を用いて味方を強化せよ。
進軍に備えるんだ!▼
異界のアルフレッド行動開始†
- [異界のアルフレッド]
- 僕らも行こう。
力を貸してくれ、紋章士ヘクトル。▼
異界のセリーヌ行動開始†
- [異界のセリーヌ]
- わたしも行くわよ。
奴らを仕留める為、武器を強化してちょうだい。▼
vs 異界のアルフレッド†
- [異界のアルフレッド]
- かかってくるといい。
この猛将に勝てるはずがないけれどね。
主人公 vs 異界のアルフレッド†
- [異界のアルフレッド]
- 神竜様…ああ、なんて痛ましい姿だ。
君のそんな姿を見ると胸が痛む。▼
なんて不幸なんだ……▼
- [リュール]
- あなたを不快にするのは本意ではないのです。
どうか話を聞いてください、アルフレッド。▼
- [異界のアルフレッド]
- そう言えと言われているのだね。
可哀想な神竜様。僕が助けてみせるよ。▼
もう不本意なことをしなくていいよう…
今度は遺体すら残らぬよう、消して差し上げよう!▼
アルフレッド vs 異界のアルフレッド†
- [異界のアルフレッド]
- なっ…お前は、僕自身…!?
どういうことだ。邪竜が見せる幻術か?▼
- [アルフレッド]
- ううむ…
こちらの僕もあまりムキムキではないね。▼
世界を越えても、
僕の筋肉はつきづらいということだろうか。▼
- [異界のアルフレッド]
- 何を訳の分からないことを。
幻ならば消えろ!▼
- [アルフレッド]
- おっと。体躯に見合わず血気は盛んなようだ。
自分自身と戦う機会が得られた点だけは、幸福だよ。▼
ブシュロン vs 異界のアルフレッド†
- [異界のアルフレッド]
- ブシュロン…!?
君まで異形兵に?▼
君が戦場に立つ姿を、もう一度見たいと思っていたのに…
こんな形で叶うだなんて…▼
- [ブシュロン]
- アルフレッド様…
そうですか、この世界の俺はもう…▼
- [異界のアルフレッド]
- 僕を庇って死んだ君を、僕の手で殺せというのか。
恨むよ…エル、イル。▼
だが、異形兵であってもこの言葉が届くのなら…
ブシュロン。君は本当に、信頼できる臣下だったよ。▼
- [ブシュロン]
- そのお言葉…この世界の俺はきっと喜ぶでしょう。
エーティエ vs 異界のアルフレッド†
- [異界のアルフレッド]
- エーティエ…! ああ、神竜様といい、どうして…
喪った大切な人ばかり現れるんだ。▼
君が死んでしまった時に手向けた花は、
辛くてまだ、見ることもできないというのに。▼
- [エーティエ]
- 申し訳ございません。あなたの臣下であるあたくしは…
最後までアルフレッド様を守れませんでしたのね。▼
ならば、姿を見せるのは酷でしたわ。
早く戦闘を終わらせて、立ち去りましょう。▼
- [異界のアルフレッド]
- エーティエ、強く気高き我が臣下よ。
どうか静かに眠ってくれ…▼
セリーヌ vs 異界のアルフレッド†
- [異界のアルフレッド]
- セリーヌ? なぜ敵側に…
いや、見間違いか…!?▼
異界のアルフレッド撃破†
- [異界のアルフレッド]
- 理解していたさ…本当は…
戦が終わった時、腕輪を返すべきだったと…▼
vs 異界のセリーヌ†
- [異界のセリーヌ]
- わたしたちフィレネだけが幸せであればいいの!
邪魔者は全て手折られなさい!▼
主人公 vs 異界のセリーヌ†
- [異界のセリーヌ]
- 異形兵として現れた以上、わたしは容赦しません。
いいえ…本当は戦うことを望んでいたのかも。▼
- [リュール]
- 戦うことを望んでいた?▼
- [異界のセリーヌ]
- 本気の殺し合いをしたら勝つのはどちらかしらなんて、
味方であれば考えることすら許されなかった。▼
それが今では叶うのですもの。ああ、幸せだわ…!
あなたのような花なら、さぞ美しく散るのでしょうね!▼
アルフレッド vs 異界のセリーヌ†
- [異界のセリーヌ]
- お兄様によく似た異形兵も作ったというの?
なんて趣味の悪い…!▼
セリーヌ vs 異界のセリーヌ†
- [セリーヌ]
- ブロディアへの侵攻だなんて、我ながら愚かね。
目を覚ましなさい、セリーヌ。▼
- [異界のセリーヌ]
- どういう事、あなたは…わたし!?
邪竜が幻術で惑わせてくるとは驚いたわ。▼
けれど無駄よ。ブロディア侵攻は成し遂げてみせる。
わたしと、我がフィレネの幸せのため、露と消えなさい!▼
- [セリーヌ]
- 消えるのはあなたの野望の方だわ。
ゆっくり紅茶でも飲んで、もう一度よく考えて。▼
奪うことで得る平和が、真に幸福をもたらすのかを。▼
クロエ vs 異界のセリーヌ†
- [異界のセリーヌ]
- クロエ…! ああ、本当にあなたなの?
偵察任務はうまくいった?▼
- [クロエ]
- 偵察…何のことでしょう。▼
- [異界のセリーヌ]
- そう…今の答えで分かったわ。
あなたも異形兵なのね。もう死んでいたのね。▼
クロエは偵察任務に行って帰ってこなかった。
生きていると信じて待ったけれど、無駄だった!▼
バカみたい、邪竜の子に死を知らされるだなんて。
クロエに、こんな風に会いたくなんかなかったわ…!▼
- [クロエ]
- セ、セリーヌ様…申し訳ございません。
でも、もしかしたら…▼
いいえ。いつか帰ってくるかもしれないだなんて、
そんな無責任なことは、言えないわね…▼
ルイ vs 異界のセリーヌ†
- [異界のセリーヌ]
- やはり、臣下を目の当たりにすると辛いわね。
生きて戻ってきたようだわ。▼
- [ルイ]
- 遠くから見守るに留めたかったのですが、
戦場では難しいものですね。▼
- [異界のセリーヌ]
- ルイ。いつも淹れてくれていた紅茶を覚えている?
わたしはあなたが死んで以来…それが飲めないの。▼
どんなに幸せだったのかもう思い出せないの。
もう一度眠る前に、わたしに教えてくれない?
- [ルイ]
- そうできたらどんなに良いか。でも…
その資格は、僕にはないのです。セリーヌ様…▼
エーティエ vs 異界のセリーヌ†
- [異界のセリーヌ]
- エーティエ…
あなたもいるのではないかと思っていたの。▼
- [エーティエ]
- セリーヌ。あたくしは…できれば、
顔を合わせずに済ませたかったですわ。▼
- [異界のセリーヌ]
- わたしもよ。会えば倒さなくてはならない。
親友だったエーティエをこの手で。▼
叶うなら最後のお茶会をしたいところだけれど…
情が移ってしまうまでに、終わらせましょう。▼
- [エーティエ]
- そうですわね…こうしていると、
あなたを別人とは思えなくなりそうで怖いんですの。▼
異界のセリーヌ撃破†
- [異界のセリーヌ]
- 信じられないわ…こんなの嘘よ。
わたしが幸せでないだなんて…認めない…!▼
クリア後の会話†
- [リュール]
- これが、『熱き猛将の腕輪』ですね。▼
- [エル]
- 宿るのは紋章士ヘクトル。
フィレネの民の気質を体現したような勇将です。▼
かつては雄々しい姿であったのですが…
セレスティアの報告通り、今は黒く染まっていますね。▼
- [リュール]
- 私が顕現しなおせたら良いのですが。▼
- [エル]
- できないことを悲観しても仕方がありません。
眠らせますよ。▼
- [リュール]
- 紋章士ヘクトル…
ゆっくり休んでください。▼
- [ヘクトル]
- …ありがとう…▼
- [エル]
- !
紋章士が、また言葉を…▼
- [ヘクトル]
- …眠るのは、惜しいが…
悪くはないさ…▼
あんたたちとは…
どこかで共に、戦いたいな……▼
- [リュール]
- ええ、きっとどこかで。▼
- [異界のアルフレッド]
- 我が猛将は、眠りに就いたのかい?▼
- [リュール]
- これでブロディア侵攻は諦めてくださいますね。▼
- [異界のアルフレッド]
- そうせざるを得ないよ。▼
…先程、イルから話を聞いた。
君は違う世界の神竜様だそうだね。▼
- [リュール]
- はい。▼
- [異界のアルフレッド]
- 道理でね。もし僕たちの神竜様であれば…
こうして腕輪を奪ったりなどしない。▼
フィレネ王国の味方をしてくれて、
もっと優しく話をしてくれたはずだ。▼
君は、全然違う。▼
- [異界のセリーヌ]
- …お兄様。▼
- [異界のアルフレッド]
- けれど…それでも、
会えて嬉しいと思ってしまう。▼
違う世界の存在でも、僕との思い出がなくとも、
君は…敬愛する神竜様なのだから。▼
先程はすまなかった。
君を異形兵と決めつけ、戦ってしまった。▼
- [異界のセリーヌ]
- エル、イル。
あなたたちにも謝罪をさせて。▼
ソンブルの子だと…罵ってしまってごめんなさい。
本当はわかっているの。あなたたちは悪くないと。▼
でもずっと、心の整理ができないでいたの。
心よりお詫びを申し上げるわ。
- [エル]
- いえ…▼
- [イル]
- みんな、神竜様を喪って悲しいんだ。
ただそれだけなんだよね。▼
- [リュール]
- …………▼
- [異界のアルフレッド]
- 提案があるのだけれど、
僕たちも一緒に連れて行ってくれないかい?▼
これから腕輪を集めて回るのであれば、
戦力は多い方がいいだろう。▼
- [異界のセリーヌ]
- 名案ね。結成した騎士団もいることだし、
彼らにも同行させましょう。▼
- [リュール]
- 二人が仲間になると心強いです。
ぜひ…▼
- [エル]
- だめです。▼
- [リュール]
- エル?▼
- [エル]
- だめだと言っているのです、神竜。
あなたの一存で決めようとしないでください。▼
確かに、救世の主として助けを求めましたが…
軍の決定権は私とイルにあります。▼
元いた世界ではどうだったのか知りませんが、
勘違いされては困りますね。▼
- [リュール]
- …すみません。▼
- [イル]
- もう、また姉さんはそんな言い方して。▼
でも…ごめんね神竜様。
僕もフィレネ勢の同行には反対かな…▼
- [異界のアルフレッド]
- どうしてだい。エル、イル。▼
僕は君たちへの、
これまでの贖罪の意味も込めているつもりだ。▼
近くでその身を守らせてくれ。▼
- [エル]
- ご理解ください、アルフレッド王。
国王を連れて行くわけには参りません。▼
王が不在で、民たちをどうするおつもりですか。▼
- [イル]
- それに、もしものことがないとは限らない。
アルフレッドがいなくなったら…▼
お世継ぎのいないフィレネは、
王なしの国になっちゃうんだよ。▼
- [異界のアルフレッド]
- では、セリーヌと騎士団だけでも。▼
- [エル]
- 王妹とて同じことです。
そして、騎士団は城を守るのに必要不可欠。▼
私たちの贖罪の意味があるのなら、
どうか御身を第一にお考えください。▼
- [異界のアルフレッド]
- …承知したよ。▼
- [異界のセリーヌ]
- そう言うのなら…
腕輪もこのまま、我が国で保管しましょうか?▼
- [エル]
- なぜです?▼
- [異界のセリーヌ]
- 安心して、悪用する心算ではないの。
眠らせた紋章士は、誰にも起こせないのでしょう?▼
敵も腕輪を集めることが目的なのであれば、
一箇所に集めていた方が危険ではと思ったの。▼
- [エル]
- 理屈上は正しいですね。しかし…
敵は『紋章士を起こす力』を持つ者と予測されます。▼
私の力は敵にとって無意味でしかない。
敵が来ればすぐに、紋章士を起こされる。▼
そうなったら、慣れ親しんだ猛将の力で…
殺されるのは誰なのでしょうね。▼
- [異界のセリーヌ]
- それは…▼
- [異界のアルフレッド]
- 眠らせた状態で、君たちが持っている方が
安全だということだね。▼
- [エル]
- 理解が早くて助かります。▼
- [異界のアルフレッド]
- 反論の余地はないよ。
僕たちは国に残り、腕輪は君たちの元へ。▼
腕輪を手放すのは寂しいけれど…
あるべき場所に返すことができて幸せだ。▼
それよりも、神竜様。▼
- [リュール]
- 何でしょう。▼
- [異界のアルフレッド]
- 先の戦で、共に戦った君と別れることが
いちばんつらい。▼
またこうして会えて嬉しかったよ。
あの時…君を喪った時は、どうしようかと…▼
- [リュール]
- …アルフレッド?▼
私は、この世界の神竜ではありませんよ。
さっきイルから、話を聞いたんですよね…?▼
- [異界のアルフレッド]
- !
ああ、そうか…そうだったね。▼
おかしいな。この前即位をしたばかりで、
少し疲れているのかもしれない。▼
こんなことではいけないね。
一国の王として、しっかりしないと。▼
- [異界のセリーヌ]
- 大丈夫ですよ。
お兄様にはわたしがついていますから。▼
フィレネは侵攻に頼らず、
新たな産業を獲得する道を模索します。▼
全てが終わったら、是非また立ち寄ってください。▼
- [異界のアルフレッド]
- 皆に武運を。▼
- [リュール]
- アルフレッド、大丈夫でしょうか。
少し様子がおかしかったです。▼
- [イル]
- 姉さんがずっと怒ってるから、
萎縮しちゃったんじゃないの?▼
- [エル]
- 怒ってなどいません。▼
- [リュール]
- 怒っていないとしても、
エルは物言いが厳しすぎるんですよ。▼
- [エル]
- 同行を断った件を根に持っているのですか?
あれはあなたが軽率な判断をしかけたせいですよ。▼
- [リュール]
- それは認めますけど、
謝ったではないですか。▼
- [セレスティア]
- あの…イル様。
お二人は何かあったのですか?▼
- [イル]
- 会った時からずっとああなんだ。
困っちゃうよね。▼
もうちょっと仲良くして欲しいなあ。▼
- [セレスティア]
- やはり別人ゆえ、受け入れ難いのでしょうか。
なんだか意外です。▼
だってエル様、昔はあんなに…▼
- [エル]
- セレスティア。
聞こえていますよ。▼
- [セレスティア]
- す、すみませんっ。▼
- [リュール]
- …今回は、刺客が現れませんでしたね。
それは少し安心しました。▼
見知った顔と戦わなくてはいけない上に、
正体不明の敵とも戦うとなれば、勝てたかどうか。▼
- [イル]
- でも、次は現れないとも限らない。
用心しよう。▼
- [リュール]
- 敵も双子なのでしょうか?▼
- [イル]
- え?▼
- [リュール]
- 邪竜の御子は双子で生を受けると、
神竜王城でエルが言っていたので。▼
単なる疑問です。▼
- [エル]
- わかりません。▼
けれど、邪竜の子たちは成長するにつれ、
殆どは片割れを失います。▼
双子の敵、という可能性は低いのではないでしょうか。▼
- [リュール]
- 片割れを失う?▼
- [セレスティア]
- 初耳ですわ。▼
でも、エル様とイル様は
二人揃っていらっしゃいますわね。▼
- [イル]
- 僕たちは幸運だったんだよ。
本当に。▼
- [セレスティア]
- 御二方が大事な半身を失うことが無くて
良かったですわ。▼
- [イル]
- あはは、ありがとう。▼
- [エル]
- ここで杞憂をしていても仕方がありません。
ブロディアの腕輪を手にするため、先を急ぎますよ。▼
- [リュール]
- 異なる世界のブロディア…
どんなところなのでしょう。▼
(回想)
- [エル]
- また…きょうだいが、
いなくなってしまいましたね。▼
私たちのように、双子がそろっていることも、
もはやめずらしくなりました。▼
- [イル]
- 僕、この前みたよ。
きょうだいどうしで殺し合うのを。▼
おまえは弱いから消えちゃえって、
二人そろってるなんて生意気だって…▼
- [エル]
- なんてことを。▼
- [イル]
- …つぎはきっと、僕の番だ。▼
僕もいつか殺される。
できそこないだから。▼
- [エル]
- イル!
そんなことを言ってはいけません!▼
- [イル]
- 本当のことだもの。▼
僕よりも、ずっとつよいきょうだいが死んだ。
ずっと父上の役にたつきょうだいがいなくなった。▼
次ではなくとも、いつか僕の番がくる。
こわい…▼
こわいよ、お姉ちゃん。▼
- [エル]
- イル…▼
…………▼
大丈夫。あなたは私がまもってあげます。
ぜったいに。▼
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Last-modified: 2024-09-01 (日) 23:53:26