会話集/章別会話
第24章 追憶†
ナレーション†
セピアから魔法具を託された神竜軍は、
二つ目の邪竜紋が沈むという湖へ向かう。
オープニング†
戦闘開始時†
- [過去のリュール]
- なだれは、よくあるげんしょう。でも…
こうやって、おこすこともできるのですよ。▼
- (竜紋が渦巻き、雪崩が発生する)
- [リュール]
- ううっ…!
押し流されてしまいました…!▼
- [過去のリュール]
- きいているようですね。では…
このままつづけましょう。▼
- (次の雪崩が発生する場所が表示される)
2ターン後に下の山道で雪崩が発生します
- [リュール]
- 急がないといけないのに、
このままでは竜紋を破壊できません…!▼
雪崩が来たら安全な場所に退避して、
やり過ごしながら進みましょう!▼
《雪崩》
敵のリュールは
邪竜紋の力を使って「雪崩」を起こし
味方を押し流します▼
「雪崩」が起きる場所はあらかじめ表示されます
なるべく注意して行動しましょう▼
途中に岩があったり、敵が居たりした場合は
それ以上流されることはありません▼
vs 過去の主人公†
- [過去のリュール]
- ここまでくるなんて、つよいのですね。
あなたがみかたであれば、よかったのに。▼
主人公 vs 過去の主人公†
- [過去のリュール]
- みているだけではかてませんよ。
まさか、こわいのですか。▼
- [リュール]
- …怖いといえば、怖いです。
今までだってずっと、いつも。▼
負けることが、失うことが、
誰かを死なせてしまうことが恐ろしいです。▼
- [過去のリュール]
- あなたはいいですね。▼
わたしとおなじかおをしているのに
じぶんのおもいをすなおにいえて。▼
わたしは、こわいというかんじょうを
おもてにだすことをゆるされません。▼
おそれをくちにすることは、
けっかんひんだとしめすこととおなじ。▼
なにもかんがえずしたがうしかないのです。
いまわしい、いぎょうへいとおなじように。▼
- [リュール]
- 異形兵が嫌いなのですか?▼
- [過去のリュール]
- だいきらいです。こいつらは、
わたしのきょうだいたちをころすのですよ。▼
あなたにまけたら…いいえ。そうでなくても、
いつかは、わたしもこいつらにころされる。▼
- [リュール]
- …………▼
…大丈夫、あなたは死にませんよ。
私が今ここにいるのが、その証拠です。▼
- [過去のリュール]
- なにかいいましたか?
こないのなら、こちらからいきますよ。▼
あなたをまえにしていると…
かがみをみているようで、おちつきません。▼
ヴェイル vs 過去の主人公†
- [過去のリュール]
- あなたは…ヴェイル!?▼
- [ヴェイル]
- え…!?▼
- [過去のリュール]
- いえ、そんなはずはありませんね。
あのこはまだ、とてもおさない。▼
いまのことばは、わすれてください。▼
- [ヴェイル]
- ヴェイルって…あなたのきょうだい?▼
- [過去のリュール]
- わがいちぞくのまつまい。
いちばんちいさなきょうだいです。▼
わたしにはきょうだいがたくさんいますが、
そのほとんどが、むごいやりかたでころされた。▼
あのこもいつか、しょぶんされるかもしれません。
そうおもうと、かなしくなります。▼
できるならわたしがずっとそばにいて、
いちばんのみかたになってあげたい。▼
- [ヴェイル]
- …大切に思ってるんだね。
その子のこと。▼
- [過去のリュール]
- すこしはなしすぎました。
あなたをみているとちょうしがくるいます。▼
あなたはわたしのいもうとではない。
ぜんりょくでたおします。▼
- [ヴェイル]
- うん、わたしは、あなたの妹じゃない。
それでも…その言葉、聞けて良かった。▼
…ありがとう、お兄ちゃん。▼
- [ヴェイル]
- うん、わたしは、あなたの妹じゃない。
それでも…その言葉、聞けて良かった。▼
…ありがとう、お姉ちゃん。▼
過去の主人公撃破†
- [過去のリュール]
- ああ、これでわたしも…
おとうさまに…しょぶんを……▼
クリア後の会話†
- [リュール]
- 竜紋を破壊できました。
千年前の私は、大丈夫でしょうか。▼
- [ヴェイル]
- 気を失ってるわ。杖で回復してもらってるから。
そのうち目が覚めると思う。▼
- [リュール]
- 良かった。▼
- [ヴェイル]
- 顔を見られちゃったけど、大丈夫かな。▼
- [リュール]
- 平気です。ここで何を見たとしても…
もうすぐ、すべて忘れてしまいますから。▼
- [ヴェイル]
- …そっか。▼
- (周囲が揺れる)
- [リュール]
- 時間切れのようですね
間に合ってよかった。▼
- [ヴェイル]
- 地形が元に戻っていくね
これで、千年前とはお別れか。▼
…セピアとも、もう本当に会えなくなるわ。▼
- [リュール]
- ですが、彼女のおかげでまた前に進めます。▼
このことを無駄にしないためにも、
ソンブルを止めに行きましょう。必ず。▼
- [ヴェイル]
- うん。▼
- [リュール]
- …さようなら、千年前の私。▼
あなたがいつか旅に出るとき、
その旅路もどうか、素晴らしいものでありますように。▼
- (画面暗転)
- [ソンブル]
- 異邦の軍がいたというのは、此処か。
何も見当たらぬが。▼
- [セピア]
- おかしいですわね。
戦場を移したのかもしれませんわ。▼
- [ソンブル]
- 先程迄…確かに異質な紋章士の気配を感じていた。
嘱目したかったが、邂逅なしには叶わぬな。▼
- [セピア]
- まさかソンブル様が直々においでになるとは、
こうして外に出られるのは久方ぶりのことでは?▼
- [ソンブル]
- 確かめたかったのだ…どうしても。あの者が…
もう存在するはずがないと、わかっていても。▼
- [セピア]
- …?▼
- [ソンブル]
- 城に戻る。我が子が交戦しているならば
報を持ち帰る筈だ。▼
- [セピア]
- 御子様たちは優秀で、羨ましいですわ。
私もそれほど忠実な部下がいれば…▼
- [ソンブル]
- 異なことを。ならばお前も我のように、
子を成せばよいだけのこと。▼
- [セピア]
- 子を?▼
- [ソンブル]
- 血の繋がりは其だけで、労せず忠誠を得られる。
家族とは便利なものよ。▼
我の子は、我の子であるというだけで、
我を愛し、命を尽くしてくれている。▼
- [セピア]
- 家族…成程。
では私にも子を遣わしてくださいませ。▼
- [ソンブル]
- お前にだと?▼
- [セピア]
- はい、貴方様の御子を、私に。▼
- [ソンブル]
- …直ぐには叶わぬ。此度の戦で武勲を上げ、
我の野望に供するというなら考えよう。▼
- [セピア]
- 承知しました。このセピア…
貴方様の野望に与すると誓います。▼
- [ソンブル]
- 期待しているぞ。▼
- (画面暗転)
- [セピア]
- 自分の子を…
それは考えたことがなかったわ。▼
どんなものなんでしょう。
誰かが無条件に、私に愛をくれるという感覚は。▼
私の父や母も、私を愛していたのかしら。
もしも時を遡れたら、確かめることができるのに…▼
…なんて。
そんな馬鹿げたことはできないわね。▼
私は此処で御子様を待ちましょう。ええと、名は…
いいえ、覚える必要もないわね。▼
御子様たちは須く、いつかは処分される身。
迂闊に情をかけてしまえば…▼
…悲しいもの、とても。▼
- (画面暗転)
- [過去のリュール]
- …………▼
- [ルミエル]
- 大丈夫? しっかりして!▼
- [過去のリュール]
- う…▼
- [ルミエル]
- ああ、良かった。目が覚めたのね。▼
- [過去のリュール]
- わたしは…▼
- [ルミエル]
- ここで倒れていたのよ。
死んでいるのかと思ったけれど…▼
気を失っているだけだったのね。
安心したわ。▼
- [過去のリュール]
- …あれは、ゆめだったのでしょうか。▼
- [ルミエル]
- 夢?▼
- [過去のリュール]
- わたしとおなじかおのひとと、であうゆめです。
あなたにも、どこかにていました。▼
あなたのようなあおいかみと、あおいひとみ。
それがとてもきれいでした。▼
- [ルミエル]
- 素敵な夢だったのね
でも、ここは寒いわ。風邪をひいたら大変。▼
どこか暖かいところに行きましょう。
立てるかしら?▼
- [過去のリュール]
- ありがとうごさいます。
こうしてやさしくされたのは、はじめてです。▼
- [ルミエル]
- え…?▼
- [過去のリュール]
- わたしのなまえは…リュール。▼
おとうさまがただいちどだけ、そうよんだと、
しんだおかあさまが、おしえてくれました。▼
あなたのなまえは?▼
- [ルミエル]
- 私は、ルミエルよ。▼
- [過去のリュール]
- きいたことがあります。それは…
このよにひとりしかいない、しんりゅうのなまえ。▼
…おとうさまの、てきのなまえ。▼
- [ルミエル]
- !!▼
- [過去のリュール]
- あなたがしんりゅうなら、
わたしはあなたをころさなくてはいけない。▼
できなければ、けっかんひんです。
すぐにしょぶんされてしまいます。でも…▼
…わたしは、やさしくしてくれたあなたを、
ころしたくない。▼
- [ルミエル]
- リュール…▼
- [過去のリュール]
- こんなことをおもうだなんて、
わたしはけっかんひんです。▼
けっかんひん。けっかんひん。けっかんひん。
けっかんひん。けっかんひん。けっかん…▼
- [ルミエル]
- そんなことを言ってはだめ!
あなたは欠陥品なんかじゃないわ!▼
- [過去のリュール]
- けれど、このままではすぐにしょぶんされます。
おとうさまのいぎょうへいのえさにされます。▼
わたしはそれが、なによりこわい…▼
わたしは、あしたも、そのつぎも、いきていたい。
ただいきていたいだけなのに。▼
- [ルミエル]
- …今日のことは、内緒にしましょ。
私もあなたを、死なせたくなんかない。▼
できれば、またこうして会いたいわ。
誰にも内緒で、ゆっくりお話ししましょ。▼
ね? 約束。
ゆびきりしてくれる?▼
- [過去のリュール]
- …………▼
…はい。▼
- (画面暗転)
- [リュール]
- ふう…
無事に戻ってこられましたね。▼
- [ディアマンド]
- まさか昔の神竜様やセピアに会うだなんて。
肝を冷やしたぞ。▼
- [ヴェイル]
- 結界は前よりも薄くなってる。
竜紋の破壊は成功したみたい。▼
残り一つの竜紋を壊せば、
完全に解除されるはずだよ。▼
- [ミスティラ]
- やった!
ねえヴェイル王女、最後の竜紋はどこにあるの?▼
- [ヴェイル]
- 少し待っててね。▼
…っ!!▼
- [リュール]
- どうしました? 顔が真っ青です。▼
- [ヴェイル]
- ううん…なんでもない。▼
- [ミスティラ]
- まさか、またおかしな場所に?▼
- [ヴェイル]
- 安心して。今度はちゃんと、
このグラドロンにあるよ。ただ…▼
- [ディアマンド]
- ?▼
- [ヴェイル]
- ごめん。ちょっと疲れちゃったみたいで。
一人にしてもらってもいいかな。▼
- [リュール]
- あ…! そうですよね。
探知を任せきりにしてしまって、ごめんなさい。▼
出発は少し遅らせます。
ヴェイルはその間、ゆっくり休んでいてください。▼
- [ヴェイル]
- ありがとう。▼
- (画面暗転)
- [ヴェイル]
- …………▼
最後の竜紋は、きっとすぐに壊せる。
わたしたちなら、負けるはずなんてない。でも…▼
言えないよ。それを誰が守っているかなんて。
その気配を…わたしが探知できた理由なんて。▼
コメント†