会話集/章別会話/第20章王なき城

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第20章王なき城†

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ナレーション†

マロンとモーヴに勝利し指輪を奪還した
神竜軍は、ついにイルシオン城へ。

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オープニング1†

[セピア]: なんてこと…▼
『暁の巫女の指輪』と『若き獅子の指輪』、
奴らに奪われたですって？▼
[モーヴ]: …すまない。▼
[マロン]: あ、あのね。もし神竜側の指輪を奪い返せたら、
セピアとグリに褒めてもらえると思って…！▼
[グリ]: それで二つとも奪われちまってたら意味ねぇだろ！
バカが！！▼
[マロン]: ごめんなさい！！▼
で、でもまた取り返せばいいよね。
ボクたちは特権階級なんだもん。▼
指輪を取られてもお𠮟りはないんでしょ？▼
[セピア]: マロン。▼
[マロン]: え？▼

（画面が暗くなった後に光る）

[マロン]: …う、うわーーーーん！！
セピアがぶったーー！！▼
[セピア]: なぜ、命令以上のことをしたの。
今回のことは、私でも庇いきれないわ。▼
[マロン]: でも、『聖騎士の指輪』だって、
セピアのミスで神竜側に戻ったじゃん！▼
[セピア]: 私はヴェイル様の御命令に従っただけよ。
それとも、ヴェイル様を非難する気かしら？▼
[マロン]: それは…▼
[モーヴ]: 今回のことを言い訳する気はない。
もし罰があるなら、俺に与えてくれ。▼
[セピア]: モーヴ？▼
[モーヴ]: こいつはただ褒めてもらいたかっただけだ。
共にいて止められなかった俺に責がある。▼
[セピア]: まあ…貴方いつの間に、マロンを庇うようになったの。
これまで四狗の誰にも心を開かなかったのに。▼
それとも、ヴェイル様の件があるから、
私を怒らせないようにしたいのかしら？▼
[モーヴ]: …………。▼
[セピア]: でも、残念。
ヴェイル様への術は、もうかけてしまったわ。▼
[モーヴ]: なっ…！　約束が違うだろう！▼
[セピア]: ごめんなさいね。待とうと思ったのだけれど…
欠陥品の人格が目覚めてしまったから、仕方なく。▼
約束を違えていたのはそちらも同じよ。
今回の件、ソンブル様への反逆に値するわ。▼
私たちは家族なんだもの。
悪い子にはきちんとお仕置きをしないとね。▼
[マロン]: な、なにするの…▼
[モーヴ]: マロン、逃げろ！▼
[セピア]: させないわ…▼

（画面が暗くなる）

[マロン]: わああああああっ！！▼
[モーヴ]: うぐっ…！！▼

（画面が明るくなる）

[グリ]: あーあ、二人とも伸びちまったぜ。
その魔法、思ったより強烈だな？▼
[セピア]: 羨ましそうに見るのはやめて頂戴。
私はもう行くわ。▼
[グリ]: こいつらはどうするんだよ。▼
[セピア]: 目覚めたら追いかけてくるでしょう。
私以外に、この子たちの居場所なんてないんだから。▼
それより、例の件は頼んだわよ。▼
少しの猜疑も抱かせないよう…
存分に痛めつけられてきなさい。▼
[グリ]: わかってるさ、奴がソンブル様の御子かどうか…
ちゃあんとこの目で確かめてきてやるよ。▼

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オープニング2†

[アイビー]: 戻ってきたわね、イルシオン城に…▼
[リュール]: 中には邪竜ソンブルがいるはずです。
それから、ヴェイルも。▼
[アイビー]: …ええ。▼
[リュール]: 無事でいてほしいですが、
敵として立ちはだかることが考えられます。▼
警戒を怠らないようにしないといけません。
危険だと思ったらすぐに撤退を…▼

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オープニング3†

[リュール]: …………▼
[アルフレッド]: どうしたんだい？▼
[リュール]: デスタン大教会で…
似たような会話をしたことを思い出して。▼
紋章士マルスとは、あれきりでした。▼
結局、取り戻せないままこの場所まで来ましたが、
また同じことになったらと…▼
[アルフレッド]: 僕たちはあの頃より強くなった。
以前のようにはならないよ。▼
それに君だって…
神竜として、立派に成長したじゃないか。▼
[リュール]: 神竜として…ですか？▼
[アルフレッド]: ああ。
だから取り戻せるさ、必ず。▼
[リュール]: それは何よりの褒め言葉ですね。▼
…行きましょう。▼

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オープニング4†

[リュール]: 誰もいませんね。
イルシオン城内は、いつもこんなに静かなのですか？▼
[アイビー]: いいえ。
王城兵すら姿が見えないのはおかしいわ…▼
[ディアマンド]: ソンブルは城の者まで始末したのか？▼
[ミスティラ]: みんな、異形兵になってるってこと…？▼
[リュール]: …そんな。▼
[グリ]: 王城兵ならここにいるぜー？▼
[リュール]: グリ！！▼
[グリ]: 久しぶりだな、神竜様？
はるばるこの城までようこそ。▼
ああ、イルシオンの姫君には、
お帰りなさいませと言って差し上げるべきかな？▼
[アイビー]: くっ…▼
[グリ]: 港ではマロンとモーヴが世話になったみたいだな。
指輪も二つも奪い返して万々歳ってとこか？▼
残りの指輪も早く欲しいだろ。、
例えば…コレとか。▼
[リュール]: 『慈愛の王女の指輪』！？▼
[グリ]: 正真正銘の本物だぜ、紋章士だってこの通り。▼

（セリカが出現する）

[セリカ]: …………▼
[アルフレッド]: セリカ…！▼
[グリ]: オレを倒したら、返してやってもいいぜ。▼
[リュール]: …何を企んでいるんですか。▼
[グリ]: そっちこそ、何を警戒してんだ？
ソンブル様が来るかもってビビってんのかよ？▼
[リュール]: あなた一人では分が悪すぎます。▼
[グリ]: 言ってくれるねえ。
言葉で責められるのも悪くない。▼
安心しな、誰もここには来ねえよ。
もし来たら、オレは舌を嚙み切って死んでみせてやる。▼
[リュール]: どういうことです？▼
[グリ]: 戦わねえなら、これ以上は答えられないな。▼
[リュール]: …わかりました。何が狙いか知りませんが、
本当に援軍が来ないのであれば、またとない好機です。▼
覚悟してください、グリ。
『慈愛の王女の指輪』、返してもらいますよ。▼
[グリ]: そうこなくっちゃ。
かかって来いよ、神竜様。▼
時間をかけてオレをズタボロにしていきな…▼

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戦闘†

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戦闘開始時†

[グリ]: すぐにカタがついちゃ面白くねぇな。
暫くは、一方的に嬲らせてもらうぜ。▼

（グリがワープする）

[リュール]: 消えた…！？
これは紋章士セリカの力ですね。▼
暗がりに潜んでいるかもしれません。
みんな、注意してください！▼

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vs グリ†

[グリ]: オレをどうやって止める？　刺すか？　潰すか？
それとも引きちぎるか！？　楽しみだなぁ！！▼

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主人公 vs グリ†

[グリ]: 待ちくたびれたぜ、神竜様。
あんたはどんな痛みがお好みだ？▼
[リュール]: …指輪を返してもらいますよ、グリ。▼
[グリ]: ヒヒッ、無視かよ。
ちったぁ心が痛まねえのか？▼
指輪、指輪ねえ…いいぜ、返してやるさ。
オレを満足させてくれたら、喜んでな。▼

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一度撃破し、復活の石を使用する時†

[グリ]: お前も昂って来たみたいだな…
いいぜ…解放しろよ、紋章士セリカ！▼

（復活の石を使用）

[グリ]: ヒャーーハハハハ！　最っ高の気分だ！
お前ら全員殺しちまうかもなぁ！？▼

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グリ撃破†

[グリ]: ヒヒ…いいねえ、効いたぜ……▼

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最初にグリがライナワープを使用した後†

[リュール]: またワープを…！？
いったい、どこに…！▼

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グリを一度撃破するか、ノーマルでは2回・ハード以上では4回ライナワープを使用した後†

[グリ]: かくれんぼにも飽きただろ？
ほら…オレはここだ。早く殺し合おうぜ。▼

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クリア後の会話†

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クリア後1†

[リュール]: 取り戻しました、『慈愛の王女の指輪』！▼
[グリ]: ふっ…▼
[リュール]: 何がおかしいんです？▼
[グリ]: いや、何も？▼
その紋章士にはソンブル様のお力が入ってる。
さっさと顕現し直せよ。▼
[リュール]: 言われずとも。▼
『守護れ、響きの紋章士』！！▼
[グリ]: ！！▼

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ムービー「邪竜の子」†

[セリカ]: ありがとう、リュール…！▼
[リュール]: 紋章士セリカ！
やっとあなたを取り戻せました…！▼
[グリ]: ふ、ふふふふふ…
ヒャーーーーハハハハハハ！！！！！▼
[リュール]: …？▼
[グリ]: ヒッ、ヒヒヒヒヒ…
いいねぇ…昂ってきたよ。▼
セピア、あんたの予想は大当たりだ……▼
[リュール]: 気でもおかしくなりましたか…？▼
[グリ]: 気でもおかしくなったぁ？？▼
その台詞、そのままお前に返してやるよ！▼
なんでそちら側にいるんだ？
清廉で純粋な顔して、神にでもなったつもりか？▼
お前の正体は神竜なんかじゃない。▼
こう言った方が分かりやすいかもな…▼
『邪竜の御子様』さんよぉ！▼
[リュール]: なっ！？　わ、私が…邪竜の子！？▼

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クリア後2†

[ヴァンドレ]: あり得ぬ！　言いがかりは許さぬぞ！▼
[グリ]: へえ？　騎士サマはそいつの何を知ってるんだ？
そいつ自身ですら、自分のことを忘れてるってのに。▼
それとも千年前から、お前は生きてたってのか？
あぁ！？▼
[ヴァンドレ]: …っ…▼
[グリ]: いいこと教えてやるよ。紋章士の顕現についてだ。
神竜にも邪竜にも、顕現の力があるのは知ってるな？▼
しかしそこには、決定的な違いがある。
神竜は『祈りによる顕現』…対して邪竜は、▼
『呪文による顕現』なんだよ！！▼
[リュール]: 呪文…って……▼
[グリ]: ついさっき、アンタの顕現は呪文を使ってたなあ？
これまでもずっとそうしてきたのか？　それなら…▼
アンタは間違いなく、邪竜の血族だ！▼
[リュール]: じゃあ……
母さんはどうして、私を、我が子だと…▼
[グリ]: そりゃ知らねえよ。本人に聞けばいい……って、
ルミエルはとっくに死んでたな？▼
[ヴァンドレ]: 貴様…！！▼
[グリ]: おお、怖い怖い。
とにかくオレは今回、それを確かめに来たんだよ。▼
指輪を渡さないといけなかったのは痛手だったが…
ついでに時間稼ぎも頼まれてたからな。▼
おかげでソンブル様もヴェイル様も、
無事に発たれた頃だ。▼
[リュール]: え…？▼
[グリ]: おっと、口が滑っちまった。▼
せいぜい逡巡してろ。
そこにいる神竜は偽物だったんだ。▼
仲間内で争うか、離散するか、
どうなるか楽しみだぜ。▼
…じゃあな。▼
[ヴァンドレ]: 待て！！▼
[リュール]: 私が…邪竜の…？▼
[アルフレッド]: 大丈夫だ。
あんなの嘘に決まっている。僕は信じないさ。▼
[アイビー]: 冷静になりましょう。
敵が仲間割れを狙ったとも考えられるわ…▼
[ディアマンド]: ソンブルが城にいないというのも、
私たちを惑わすための言葉かもしれん。▼
[ミスティラ]: ひとまず城内を見回ってみよう。▼