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会話集/支援会話
主人公(女)の支援会話†
アルフレッド†
支援C†
- [アルフレッド]
- 神竜様、おはよう。▼
- [リュール]
- おはようございます、アルフレッド。▼
とても素敵な笑顔ですけど、
何か嬉しいことでもあったんですか?▼
- [アルフレッド]
- ははは。
もちろんあったさ!▼
今朝は気分の良い鍛錬ができたし、
いつもより早く走り込みが終わった。▼
その上、こうして君の顔を見られたからね。
とても幸せな気分だよ。▼
- [リュール]
- もう、からかわないでください。▼
- [アルフレッド]
- 本当にそう思っているんだ。
友達の顔を見られたら幸せな気持ちになるだろう?▼
- [リュール]
- そうですね。
とても嬉しい気持ちになります。▼
- [アルフレッド]
- 僕も同じさ。▼
ところで、何か不便は感じていないかい?
目覚めてから時間が経ったとはいえ…▼
まだ慣れないこともあるだろう。
不自由に思うことがあれば言って欲しい。▼
- [リュール]
- そうですね…
今は特にありませんよ。▼
- [アルフレッド]
- なら良かった。
でも、本当に遠慮はしないでくれ。▼
リトスから旅立つ直前、神竜様は僕に
友達として色々教えてほしいと言ってくれただろう?▼
あの言葉、とても嬉しくてね。
友としてできることは何でもしたいんだ。▼
- [リュール]
- 私も、その言葉…嬉しく思います。
ありがとうございます、アルフレッド。▼
支援B†
- [リュール]
- …アルフレッド。
少しいいでしょうか?▼
- [アルフレッド]
- もちろんだよ、神竜様。
友のためならいくらでも時間を作ろう。▼
- [リュール]
- 毎朝、私の起床時間に合わせて
豪華な食事を用意してくれるのは嬉しいのですが…▼
できればやめてもらえませんか。▼
- [アルフレッド]
- ! もしかして肉の量が多すぎたかい?
体作りのために良いと思ったのだけれど。▼
- [リュール]
- ま、まあ確かに多かったのですが…
本題はそこではないんです。▼
私だけ特別な物を用意していただくのは
さすがに悪い気がします。▼
- [アルフレッド]
- そっちだったか、すまない。▼
友達には幸せな目覚めをと思って
用意していたのだけれど…今後はやめておこう。▼
- [リュール]
- ありがとうございます。
それから…▼
私が夜眠る時に必ず、どこからか
素敵な笛の音色が聞こえてくるのですが…▼
- [アルフレッド]
- 僕が演奏していたんだよ。
神竜様が幸せな眠りに入れるようにね。▼
- [リュール]
- やはりそうだったのですね。
音のする方にあなたのような人影が見えるな、と。▼
たいへん素晴らしい演奏なのですが、
できればあれも止めてください。▼
…夜中までピロピロされると、
さすがに夢にまで出てきます。曲が。▼
- [アルフレッド]
- す、すまない…!
いつ眠ったかわからないから長めにやってしまった…▼
良かれと思ってやっていたことが
すべて裏目に出ていたなんて。▼
僕は友達失格だね…▼
- [リュール]
- えっ、そこまでは…▼
- [アルフレッド]
- 前向きな僕でもさすがに反省を禁じ得ない。
頭を冷やすため、少し走ってくるとしよう。▼
色々と迷惑をかけてすまなかった、神竜様。
では!▼
- [リュール]
- あ…!
アルフレッド…▼
支援A†
- [リュール]
- アルフレッド…探しましたよ。▼
この間、アルフレッドは自分のことを、
私の友達失格だと言いましたよね。▼
- [アルフレッド]
- 神竜様の気持ちも考えず
余計な世話ばかりしてしまったからね…▼
- [リュール]
- あの言葉、撤回してください。
アルフレッドは私の友達です。▼
元はといえば全て、私を思ってしてくれたこと…
結果はどうあれその気持ちは嬉しかった。▼
だから…二度と失格だなんて言わないでください。▼
- [アルフレッド]
- 神竜様…▼
でも僕は神竜様に何もできていない。
果たしてそれで友の資格などあるのだろうか。▼
- [リュール]
- 特別なことをしてもらわなくても
充分、アルフレッドにはお世話になっています。▼
それに、アルフレッドは私が目覚めてから
初めてできた友達なんですよ。▼
取り下げられてしまったら、悲しいです。▼
- [アルフレッド]
- 初めての友達…か。▼
ふふ、ありがとう。
そう言われると身に余る光栄だ。▼
僕は神竜様が目覚める前から
一方的に親しみを感じていた…▼
だから目覚めた嬉しさのあまり
余計に世話を焼いてしまったのだろうね。▼
けれど、もう特別なことはしない。
これからは普通の友として仲良くしていこう!▼
- [リュール]
- 嬉しいです、アルフレッド。▼
- [アルフレッド]
- よし!
いいことを思いついた!▼
親交をさらに深めるために
これから二人で走り込みをしよう!▼
- [リュール]
- ええっ!?
い、今からですか!?▼
- [アルフレッド]
- もちろんさ! さあ、行くよ!▼
- [リュール]
- ま、待ってください!
私はまだやるとも言ってないです!▼
アルフレッドー!!▼
支援Ring†
- [アルフレッド]
- …おはよう、神竜様。▼
- [リュール]
- おはようございます、アルフレッド。
何だか、今日は険しい顔をしていますね。▼
- [アルフレッド]
- 神竜様…
今、僕にとても不思議なことが起こっている。▼
僕の性格はどちらかというと
考えるよりも行動を起こす類なんだ。▼
- [リュール]
- ええ。知っています。
思い立ったらすぐ動きますよね。▼
- [アルフレッド]
- でも、なぜかあることに関して…
なかなか行動を起こせないでいるんだ。▼
僕が行動を起こすことで
今の良好な関係が壊れるかもしれないと…▼
以前君に言った、僕自身の言葉をも
覆すことになってしまうだろうから。▼
- [リュール]
- 私に言った言葉…?▼
- [アルフレッド]
- 「普通の友として仲良くしていこう」という言葉だ。▼
- [リュール]
- ま、待ってください。それって…
やっぱり友達失格とでも言う気ですか?▼
- [アルフレッド]
- …………▼
…僕はフィレネ王国の第一王子だ。
いつまでも恐れに飲まれているわけにはいかないね。▼
神竜様。
僕はもう、友という関係だけでは満足できない。▼
どうか僕を、君の…
パートナーとして認めてくれないかい?▼
- [リュール]
- …!▼
- [アルフレッド]
- 君を特別扱いしない、そう約束したけれど…
もう、とっくに…僕の特別な人になっているんだ。▼
その証として…これを持参した。▼
- [リュール]
- …綺麗な刺繡ですね。▼
- [アルフレッド]
- フィレネでは先祖の代から服や刺繍などを
受け継いでいく文化があるんだ。▼
これは、古くなった部分は継ぎ足され、
形を変えながら受け継がれてきた…王家の刺繍だ。▼
大切な人に渡すように言われている。
この想いに応えてくれるのなら、受け取って欲しい。▼
- [リュール]
- アルフレッド…▼
…ありがとうございます。
喜んでお受け取りします。▼
- [アルフレッド]
- 神竜様…!
ああ、本当にいいのかい…!?▼
- [リュール]
- はい。
私も、あなたのことを大切に思っています。▼
思えばあの日、神竜王城の回廊で出会った日から、
特別なものを感じていたのかもしれません。▼
私からはこれを。
手を出してください、アルフレッド。▼
- [アルフレッド]
- 『約束の指輪』…▼
- [リュール]
- これからも共に旅をしましょう。
ずっと一緒に。▼
- [アルフレッド]
- ありがとう、神竜リュール様…▼
特別になったのだから親愛の表現を躊躇う必要はないね。
大好きだ。君がいれば…僕は世界で一番、幸せだよ。▼
エーティエ†
支援C†
- [リュール]
- ふふ…▼
- [エーティエ]
- ?▼
どうされたのですか?
あたくしの顔をニコニコと眺めて…▼
- [リュール]
- ごめんなさい。悪気はないんです。
でも、つい…▼
- [エーティエ]
- …もしかして、
身嗜みに変なところでも?▼
- [リュール]
- いえ、そういうことではありません!▼
- [エーティエ]
- では、なんですの?
ハッキリ言ってくださいまし!▼
- [リュール]
- …………▼
エーティエはいつも前向きですよね。▼
- [エーティエ]
- えっ。▼
- [リュール]
- そんな前向きな心が外見にもあふれていると
思っていたんです。▼
その姿はとても魅力的で、
こちらまで元気が出てくるので…▼
- [エーティエ]
- それで、じーっと見てくださっていたと。▼
- [リュール]
- すみません。
嫌でしたらやめます。▼
- [エーティエ]
- 全然いいですわよ。
神竜様のお役に立てれば光栄ですわ。▼
こんなあたくしでよろしければ、
いつでも眺めてくださいな。▼
- [リュール]
- ありがとうございます!▼
- [エーティエ]
- まあ、多少は気恥ずかしいですが、
少し運動すれば消え失せます。▼
それでは神竜様、また!▼
支援B†
- [エーティエ]
- 神竜様、今日もたくさん眺めてくださって
ありがとうございます。▼
- [リュール]
- ご、ごめんなさい。
またしても、つい見てしまい。▼
- [エーティエ]
- 構いませんわ。
大変光栄です。▼
でも、ご覧になっているだけでなく、
神竜様も元気になれることをしませんこと?▼
- [リュール]
- もっと元気になれること?▼
- [エーティエ]
- ソラネル100周走り込みです。▼
- [リュール]
- ひゃく…!?▼
- [エーティエ]
- こんなあたくしも、たまには悩みを抱えますわ。
そういうときは思い切り走るようにしていますの。▼
走り続けていると、何も考えなくなります。
汗と一緒に悩みも吹き飛びますわよ。▼
- [リュール]
- なるほど。
しかし、それは100周でないとダメなのですか?▼
- [エーティエ]
- あたくしの経験上、それが一番です。
それよりも少ないと雑念が残りますので。▼
如何でしょう?
興味が出てきたのではありませんこと?▼
- [リュール]
- は、はい。まあ…▼
- [エーティエ]
- それは良かった。
ではさっそく参りましょう。▼
- [リュール]
- 今すぐにですか!?▼
- [エーティエ]
- そうです。
思い立ったが吉日と言いますわよね。▼
- [リュール]
- 今から100周……
いや、何事にも挑戦あるのみですね。▼
エーティエ、わかりました!
一緒に走りましょう!▼
- [エーティエ]
- そうこなくては!▼
支援A†
- [エーティエ]
- 神竜様、先日の走り込みは如何でしたか?▼
- [リュール]
- 100周なんて走ったことがなかったので、
あの後は泥のように眠りましたよ…▼
あと、地獄のような筋肉痛が襲ってきました。▼
- [エーティエ]
- やはり、そうなりますわよね。
すみません…▼
- [リュール]
- でも、走っている最中は、
エーティエの言う通りでした。▼
走っていると悩みが薄れていき、
そのうちに何も考えなくなって…▼
あれは不思議な感覚でした。▼
- [エーティエ]
- まあ…その気持ちをわかっていただけて、
あたくしは大変光栄でございますわ。▼
では、次の段階にまいりましょう。
次に試していただきたいのは筋肉増強剤です。▼
- [リュール]
- 筋肉…増強剤?▼
- [エーティエ]
- 激しい運動をしたら回復しないと。
また地獄の筋肉痛が来ますので。▼
- [リュール]
- な、なるほど…わかりました。▼
走り込みと筋肉増強剤を続ければ、
エーティエのように前向きになれますか?▼
- [エーティエ]
- もちろん。
あたくしみたいな凡人にもなれるのですから…▼
神竜様ならもっともっとすごいことになりますわ。
光すら放つのではないかと思います。▼
- [リュール]
- ふふ…そんなに力強く言われると、
本当にそうなれる気がしてきますね。▼
今まで私はエーティエに元気をもらうだけでした。
でも、こうやって一緒に頑張っていれば…▼
今度は誰かに元気をあげられるかもしれません。
ありがとうございます、エーティエ。▼
- [エーティエ]
- 神竜様…
そんな風に言われると気恥ずかしいですわ。▼
あたくし、ちょっと走ってまいります!
ごめんあそばせ!▼
- [リュール]
- あ…!
照れて走って行ってしまいました。▼
いいでしょう。せっかくですし、
私も追いかけて走るとしましょうか。▼
支援Ring†
- [エーティエ]
- 神竜様。どうしたのですか?
最近はあたくしを避けるようにお一人で走られて…▼
- [リュール]
- ええと、それは…▼
- [エーティエ]
- もし、あたくしが失礼なことをしたのでしたら、
謝りますので…▼
- [リュール]
- 違うんです!
最近…悩みごとができてしまって。▼
でも、いくら走ってもこの悩みは振り払えません。
私はどうしたらいいのか…▼
ごめんなさい。
ここで、すべて話してもいいでしょうか。▼
- [エーティエ]
- お願いしますわ。▼
- [リュール]
- …エーティエ。
私のパートナーになってもらえないでしょうか…?▼
- [エーティエ]
- …………▼
ええ、よろしいですわよ。▼
- [リュール]
- え!?
そんな簡単に決めてしまっていいのですか!?▼
- [エーティエ]
- あたくしにトレーニングのパートナーに
なってほしいんですわよね?▼
- [リュール]
- あっ、ええっと、そちらではなく!▼
私と特別な絆を結んでほしいんです。
この『約束の指輪』を持つ、パートナーとして。▼
- [エーティエ]
- …………▼
ええええ!?▼
そんな…!
ど、どうしてそんな大切なもの、あたくしに…!▼
- [リュール]
- エーティエはいつも前向きで、
一緒にいるだけで元気をもらえます。▼
面倒見のいいところ、優しいところ、全てが素敵で…
指輪を渡すのはあなたがいいと思ったんです。▼
想告白しようと思ったのですが、
断られることが怖くて…▼
- [エーティエ]
- それで、お一人で走っておられたのですね。▼
- [リュール]
- そういうことです。▼
- [エーティエ]
- でしたら、ご心配なく。
これからは二人一緒に走りましょう。▼
人生という名の道を、片時も離れることなく。▼
- [リュール]
- それって…!▼
- [エーティエ]
- ええ。よろこんでお受けいたしますわ。▼
- [リュール]
- ありがとうございます!
良かった…とても嬉しいです。▼
- [エーティエ]
- あたくしも、嬉しくて光栄ですわ。
さっそく、これから走り込みをしませんこと?▼
この気恥ずかしさを振り払って、
穏やかな幸せに包まれるまで。▼
- [リュール]
- そうですね。ぜひ!▼
- [エーティエ]
- さあ、参りましょう。神竜リュール様。
あたくしたち、ずっと…離れずに、走り続けましょうね。▼
ブシュロン†
支援C†
- [ブシュロン]
- 神竜様、大丈夫ですか?▼
- [リュール]
- ブシュロン。
突然どうしたんですか?▼
- [ブシュロン]
- あ、いえ。すみません。
どことなく疲れていらっしゃるように見えたもので…▼
- [リュール]
- よくわかりましたね。
実は今、何となく体がだるくって。▼
- [ブシュロン]
- それはいけませんね。
食事はちゃんと摂れていますか?▼
- [リュール]
- しっかり食べています。▼
- [ブシュロン]
- 睡眠は?▼
- [リュール]
- たくさん寝ていると思います。▼
- [ブシュロン]
- うーむ…
食事も睡眠も問題ないのに体がだるい…▼
もしかしたら、心労が原因かもしれませんね。▼
- [リュール]
- 心労?▼
- [ブシュロン]
- はい。戦をしていると、どうしても
心に負担がかかってきますから。▼
神竜様は心労を発散する方法はお持ちですか?▼
- [リュール]
- 考えたこともなかったです。
ブシュロンには何か発散法があるのですか?▼
- [ブシュロン]
- ええ、いくつか。▼
誰もいない山の中に分け入り、
清流でのんびり釣りをするとか…▼
- [リュール]
- へえ…! 楽しそうです。
私も試してみたいです!▼
- [ブシュロン]
- ではよろしければ、俺と一緒に試されてみますか?
気に入るものがあればこれから使えるかもしれません。▼
- [リュール]
- はい! ぜひお願いします。
都合のいい時に誘ってください、ブシュロン!▼
支援B†
- [ブシュロン]
- どうですか、神竜様。
この山の中は。▼
- [リュール]
- なんて素敵な場所でしょう。▼
ただ立っているだけで、
日々の悩みが吹き飛んでいきます。▼
- [ブシュロン]
- 喜んでもらえたのならよかったです。▼
- [リュール]
- いつも来ているのは、この渓流なんですか?▼
- [ブシュロン]
- ええ…
まあ、おおよそこの辺と言っておきましょう。▼
- [リュール]
- おおよそ?▼
- [ブシュロン]
- 俺はかなりの方向音痴でして…▼
また同じ場所に行きたいと思っても、
成功したことがないんですよ。▼
- [リュール]
- …へ、へえ…▼
- [ブシュロン]
- どうしたんですか?
急に不安そうな顔になって。▼
- [リュール]
- …私たち、ちゃんと帰れますか?▼
- [ブシュロン]
- あはは、大丈夫ですよ。
道に迷わないよう、枝を折りながらきましたから。▼
見てください、そこの枝が折れてますよね。
つまり、帰りはそこから…▼
あれ?▼
- [リュール]
- 折れてませんね。▼
- [ブシュロン]
- …………▼
あれっ?
折ったはずなんですけど!▼
- [リュール]
- ど、どこの枝を折ったのですか?▼
- [ブシュロン]
- あれ? どこの枝も折れてない!
わわわ! どうしよう! ほんとごめんなさい!▼
でも、大丈夫!
とりあえず、こっちの方向に行ってみましょう!▼
- [リュール]
- いえ、逆を行きましょう!▼
- [ブシュロン]
- えっ?▼
- [リュール]
- あなたが方向音痴なら、その反対が正解のはずです!▼
- [ブシュロン]
- なるほど!
ごもっともです!▼
支援A†
- [ブシュロン]
- 神竜様、この間は本当にすみませんでした…!▼
俺の方向音痴なせいで、
迷惑をかけてしまって…!▼
- [リュール]
- 謝らないでください。
無事に帰れましたし、何より楽しかったです。▼
- [ブシュロン]
- なら良かったです…!▼
- [リュール]
- それで今日は、どんな発散方法を
教えてくれるんですか?▼
- [ブシュロン]
- 今日は読書です。
心に響く本を読んで、心をスッキリさせましょう。▼
この本を読んでみてください。
フィレネ王国の傑作、『フィレネの愛』という本です。▼
- [リュール]
- …やけに…ビタビタでシワシワですね。▼
- [ブシュロン]
- ああ、すみません。それは俺の涙です。▼
- [リュール]
- 涙!?▼
- [ブシュロン]
- 俺は感動するとすぐに泣いてしまうので…
それで…うっ…!▼
ごめんなさい…
その本の表紙を見ただけで、もう泣けてきて…▼
- [リュール]
- 早くないですか!?▼
- [ブシュロン]
- 俺のことは気にせず、読んでください…
すごくいい本ですから…▼
- [リュール]
- わ、わかりました…では…▼
- [ブシュロン]
- ううっ!! 今度は目次を見ただけで
嗚咽が止まらない…!▼
- [リュール]
- ええっ!?▼
- [ブシュロン]
- すみません…俺…邪魔ですよね…
向こうに行ってますね…▼
- [リュール]
- いえ、このままで大丈夫ですよ。
私は構いませんし…▼
泣いたままどこかに行くと、
みんなを心配させてしまいます。▼
- [ブシュロン]
- ううっ、神竜様、お優しい…!!
ううっ、そして開いた頁がまた泣ける…!▼
- [リュール]
- …無事に読み終わることができるでしょうか…▼
支援Ring†
- [ブシュロン]
- 神竜様、どうされたのですか?
こんなところに呼び出して…▼
- [リュール]
- ブシュロン。
今日も心労の発散法を教えてください。▼
…ということを言いたくて、
お呼びしたわけではありません。▼
- [ブシュロン]
- ?▼
- [リュール]
- 今日は三つのことをお伝えしたくて、
きてもらいました。▼
ひとつ目は、お礼です。▼
いつも私のことを支えてくれて、
ありがとうございます。▼
- [ブシュロン]
- とんでもないです。
俺はただ、神竜様のお役に立ちたいだけで。▼
- [リュール]
- そういう一生懸命なところも、
謙虚なところも本当に素敵です。▼
- [ブシュロン]
- 素敵…?▼
- [リュール]
- はい。思いきって言ってみました。
今のが二つ目の伝えたいことです。▼
あと、もうひとつだけ伝えさせてください。
それは…▼
…………▼
その…ごめんなさい…
なんだか…感極まってしまって…▼
- [ブシュロン]
- うっ…▼
- [リュール]
- どうしたのですか?▼
- [ブシュロン]
- 神竜様の感極まる様子を見ていたら
俺まで感極まってきてしまって。▼
- [リュール]
- ブシュロンは人の気持ちに寄り添ってくれますね。
だから私は、あなたを特別だと思ったのかも。▼
- [ブシュロン]
- …?▼
- [リュール]
- ブシュロン、私のパートナーになってもらえませんか?
この『約束の指輪』を、受け取ってほしいんです。▼
私と、特別な絆を結んでください。▼
- [ブシュロン]
- !! そ、そんな…
すごく嬉しいです。神竜様…ううっ…▼
…ここで泣いてはいけませんね。
俺もきちんと伝えないと。▼
俺は王族でも守り人でもない、ただの兵ですが…
それでも、神竜様のことを、大切に思っていました。▼
- [リュール]
- ブシュロン…▼
- [ブシュロン]
- もちろん、ぜひお受けします。
喜んでそのお気持ちに応えさせてください。▼
俺なんかでよければ、
地の果てまでもご一緒しましょう!▼
- [リュール]
- ありがとう、ブシュロン。
私はとても幸せですよ。▼
- [ブシュロン]
- 神竜様…それは俺の台詞です。▼
これからはずっと隣にいます。人生に迷っても涙しても…
神竜リュール様と一緒なら、幸せです。▼
セリーヌ†
支援C†
- [リュール]
- 今日のお茶会、楽しかったです。
ありがとうございました、セリーヌ。▼
- [セリーヌ]
- そんな。^
お礼を言うのはこちらです、神竜様。▼
神竜様とお話できて嬉しかったです。
おかげで紅茶の味も格別でした。▼
- [リュール]
- 花の香りが素晴らしかったですね。
あんなに美味しいお茶があるなんて。▼
- [セリーヌ]
- お口に合ってよかった。
実は、フィレネ王国の茶葉なんです。▼
口当たりも優しく、香りも柔らかで…
まるでフィレネを象徴しているかのよう。▼
わたしの、一番のお気に入りなんですよ。▼
- [リュール]
- フィレネの人々は争いを好まず、
牧歌的な生活を好むと聞きました。▼
あの紅茶は
フィレネの特色にぴったりだと思います。▼
- [セリーヌ]
- 神竜様はこんな伝承はご存知ですか?▼
フィレネの王宮には精霊が棲み、
善良なものには幸福を約束する。▼
しかし泥棒や侵入者には…
いたずらをして追い払う。▼
ふふふ。
いたずらをして追い払うですよ?▼
罰を与えるでもなく、傷を負わせもしない。
抑止力になるのか疑問です。▼
- [リュール]
- でも、素敵な伝承ですね。▼
そんな伝承が伝わる国だからこそ、
フィレネの人々はみんな優しいのでしょうね。▼
- [セリーヌ]
- そうかもしれません。
神竜様、良かったらまたお茶をご一緒しましょう。▼
支援B†
- [セリーヌ]
- …………▼
- [リュール]
- 難しい顔をしていますね、セリーヌ。
何か問題でも起きたのですか?▼
- [セリーヌ]
- 神竜様…
先日、ご馳走した紅茶を覚えていらっしゃいますか?▼
- [リュール]
- もちろんです。
とても美味しい紅茶でしたから。▼
- [セリーヌ]
- 実は最近、
あの茶葉を狙った盗賊が増えているようなのです。▼
輸送経路を変えても無駄で
被害も日に日に大きくなっています。▼
- [リュール]
- そんな…▼
- [セリーヌ]
- 普段なら国で起こっている問題に
わたしが手を出すことはありません。▼
しかし、今は非常時ですし、
茶葉に関してはお兄様よりも詳しいので…▼
お母様から直々に
この件に対処するよう求められたのです。▼
- [リュール]
- イヴ女王が…▼
- [セリーヌ]
- 教育の一環なのかもしれませんね。▼
お兄様がいるとはいえ、
わたしもフィレネの第一王女ですから。▼
- [リュール]
- それでセリーヌはどう対処をするのですか?▼
- [セリーヌ]
- 泥棒にはいたずらをして追い返す…▼
伝承のように平和にいけば
どんなにいいことでしょうか…▼
ですが、現実はそんなに甘くありません。▼
- [リュール]
- セリーヌ…▼
- [セリーヌ]
- 容赦はしません。
フィレネの民を苦しめる者たちには。▼
民の平和を守るためなら
わたしはどんなことでもします。▼
- [リュール]
- …………▼
- [セリーヌ]
- 神竜様はそんな顔をしないでください。
これはわたしが負うべき責務ですから。▼
それでは、失礼いたします。▼
支援A†
- [セリーヌ]
- 神竜様、先日はご心配をおかけして
申し訳ありませんでした。▼
- [リュール]
- 茶葉を狙う賊は、どうなったんですか?▼
- [セリーヌ]
- 国から資金を出し、
輸送隊に倍の護衛をつけました。▼
襲撃犯をあえて逃がし、追跡することで
賊の本拠地を特定することもできたそうです。▼
…先ほど、本拠地を壊滅させるように
指示を出したところです。▼
- [リュール]
- そうでしたか…▼
- [セリーヌ]
- 賊とはいえ、わたしの指示で
命を落とす者も出るかもしれません。▼
それでもわたしは、
この決定に後悔はありません。▼
フィレネの平和を乱す者を
許すことはできませんから…▼
- [リュール]
- ですが、セリーヌは辛そうですね。▼
- [セリーヌ]
- …いいえ。▼
わたしには辛いと感じる資格はありません。
決断を下した者なのですから。▼
- [リュール]
- 決断を下すことや、後悔の有無…
そんなもの、心の痛みには関係ありません。▼
- [セリーヌ]
- …神竜様は優しいですね。▼
わたしはフィレネを守るためなら
どんなことでもするでしょう。▼
平和のためならば躊躇なく剣を抜き戦う。
その心構えはできています。▼
ですが…▼
心構えができているからといって、
戦いを喜びはしません。▼
それが…
わたしの弱いところなのだと思います。▼
- [リュール]
- 弱さではなく、優しさ。
私はそう思いますよ。▼
フィレネの民が持つ優しさだと。▼
- [セリーヌ]
- ありがとうございます、神竜様…▼
支援Ring†
- [セリーヌ]
- 神竜様。少しお話できますか?▼
- [リュール]
- もちろんです、セリーヌ。▼
- [セリーヌ]
- 以前、わたしは神竜様に
こんなことをお話ししました。▼
わたしはフィレネの平和のためなら
剣を持ち戦う覚悟がある。▼
平和のために、
平和的ではない手段を用いると。▼
- [リュール]
- はい。
覚えています。▼
- [セリーヌ]
- ですが今、その決意が揺らいでいます。▼
わたしはもう、フィレネの平和のために
残酷になることができないかもしれません。▼
- [リュール]
- その辛さは理解できます。
セリーヌは優しい人ですからね。▼
- [セリーヌ]
- いいえ、違います!
わたしは…卑怯で愚かなんです。▼
わたしが残酷になれないのは、
神竜様に嫌われたくないため…ですから。▼
- [リュール]
- セリーヌ…▼
- [セリーヌ]
- お願いです、軽蔑してください。▼
第一王女として国を守る立場にありながら、
個人の思いを優先する愚か者だと。▼
今ここで嫌われてしまえば…わたしはまた、
フィレネの平和のために残酷になれますから。▼
- [リュール]
- …………▼
セリーヌ、これを受け取ってください。▼
- [セリーヌ]
- これは…
『約束の指輪』!?▼
- [リュール]
- 軽蔑なんてしません。
セリーヌを、ずっと傍で見守ると約束します。▼
フィレネ王国のため、セリーヌ自身のために、
どれだけ身勝手な決断をしようと…▼
私はあなたの傍を離れません。▼
- [セリーヌ]
- で、ですが…
神竜様は残酷なわたしなどお嫌いになるはず…▼
- [リュール]
- セリーヌが優しい人だと私は知っています。
あなたの決断がどんなものだとしても…▼
その心の悲しみを一緒に背負いたい。
それが私の思いです。▼
- [セリーヌ]
- 神竜リュール様…▼
もう何も怖くはありません。
神竜様が傍にいてくれるのなら、それだけで…▼
わたしはとても、幸せです。▼
神竜様、優しいあなたが傍にいてくだされば、
わたしはもっと強くなれます。本当に、ありがとう。▼
クロエ†
支援C†
- [リュール]
- すぅ…すぅ…▼
- [クロエ]
- ふふふ。
かわいい寝顔ですね。▼
- [リュール]
- はっ!?
く、クロエ!!▼
- [クロエ]
- お目覚めですね、おはようございます。▼
- [リュール]
- ま、またですか!?
私の寝ている姿をずっと見ていたのですね!?▼
- [クロエ]
- はい、申し訳ございません。▼
- [リュール]
- 外で居眠りをしてしまった時は、
そっとしておいてください。▼
祭壇で起こされる時とは違って、
目を覚ましたとき、驚いてしまうので…▼
- [クロエ]
- わたしも神竜様を驚かせたくはありませんわ。▼
ですが千年もの間、眠り続けた神竜様は
御伽噺の登場人物そのものですから…▼
その寝姿はあまりにも神々しく、
どうしても眺めていたくて。▼
- [リュール]
- 気持ちはわかりました。
でも、寝顔がきっと情けないので!▼
- [クロエ]
- そんな事はありませんけれど…▼
そうだわ。
では、こういうのは如何ですか?▼
目覚めたときにわたしがいる、
その状態が普通になれば驚きませんよね?▼
ですので、これからは
毎晩一緒に眠るという方法も…▼
- [リュール]
- 却下です!▼
- [クロエ]
- まあ、残念です…▼
支援B†
- [クロエ]
- 千年もの間、眠り続け…▼
目覚めた後、
仲間と共に邪悪な者たちとの戦いへ…▼
神竜様はまごうことなき
御伽話の登場人物そのものです。▼
- [リュール]
- そ、そうなのでしょうか。▼
- [クロエ]
- はい。
神竜様ほど特別な人はそうそういません。▼
決して平凡な人生を歩むことはなく、
刺激と興奮に満ちた人生を歩む運命…▼
ああ、羨ましいです。▼
- [リュール]
- …………▼
- [クロエ]
- 神竜様?▼
- [リュール]
- 色々な人の思いを背負い戦う。
その人生に後悔はありません。▼
平凡な人生を歩むことはない。
それも本当のことなのでしょう。▼
でも、私にとっては平凡こそが
羨ましいと思う時があるな…と。▼
- [クロエ]
- ! ごめんなさい。
御伽噺のような生き方に憧れるあまり、つい…▼
神竜様のお気持ちを考えることができませんでした。
本当に申し訳ありません。▼
- [リュール]
- クロエに悪気がないのはわかってますよ。
謝らないでください。▼
- [クロエ]
- ですが…
それでは、わたしの気がおさまりませんわ。▼
そうだわ。お詫びに何か
美味しいものをご馳走させてください。▼
昨日、珍しい深海魚の酢漬けを手に入れたんです!
気を失うほど酸っぱいですが美味しいですよ。▼
今、お持ちしますので…
ぜひ召し上がってください!▼
- [リュール]
- だ、大丈夫です! それは!
気持ちだけで、充分ですから!▼
支援A†
- [リュール]
- クロエは御伽噺のような生き方に
憧れているんですよね。▼
- [クロエ]
- はい。
子供の頃からずっと。▼
わたしは貴族の生まれで…ずっと、
両親に決められた人生を歩んでいましたから。▼
女の子として、平凡に生き、結婚し…
相手の家のために尽くすよう教育をされました。▼
大好きな市井の食べ物だって、
口にすることは許されなかったんですよ。▼
親の思う平凡な貴族としての人生なんて、
わたしは大嫌いでした。▼
- [リュール]
- クロエ…▼
- [クロエ]
- だから…常に自由で、新しくて、胸が高鳴るような、
そんな生き方に憧れていたんです。▼
- [リュール]
- そうだったんですね。
私はクロエの過去を知らずに…すみません。▼
- [クロエ]
- 謝らないでください。もう過去のこと。
騎士になって、その夢は叶ったんです。▼
セリーヌ様や、神竜様と出会ったことで、
夢に描いていたような生き方ができています。▼
神竜様や王族の方たちと共に戦うなんて
御伽噺の冒険譚よりもすごいと思いませんか?▼
- [リュール]
- そう言われるとそうかもしれませんね。▼
- [クロエ]
- 今のこの戦いもいつの日か、
御伽噺として語り継がれるんでしょうか。▼
- [リュール]
- その可能性はありますね。
そうなると…▼
クロエが御伽噺の登場人物として描かれる日も
そう遠くないかもしれません。▼
- [クロエ]
- え!? そ、それは…
照れてしまいますが、嬉しいですね。▼
御伽噺を聞いた子供たちが憧れるような、
立派な騎士にならないと。▼
- [リュール]
- クロエなら絶対に大丈夫ですよ。
私が保証します。▼
- [クロエ]
- ふふふ。
ありがとうございます、神竜様。▼
支援Ring†
- [リュール]
- どうやら私は、
クロエに影響されてしまったようです。▼
- [クロエ]
- わたしに?
それは、どういうことでしょうか。▼
- [リュール]
- クロエが御伽噺のような生き方に憧れるように、
私もある生き方に憧れを持ってしまいました。▼
- [クロエ]
- まあ、それは素晴らしいです…!▼
憧れを持つことができれば、
それに向かって前進できますから。▼
- [リュール]
- …そうとも言い切れません。▼
私が思い描く生き方は、
私一人の努力だけでは到達できないので…▼
- [クロエ]
- 何か必要なものが?▼
- [リュール]
- クロエ、あなたです。▼
- [クロエ]
- え…!?▼
- [リュール]
- あなたと生き方について話すうちに、
ずっと…共にいたいと思うようになりました。▼
クロエがいつか、御伽噺に描かれるのなら、
その隣には私がいたいんです。▼
- [クロエ]
- 神竜様…▼
- [リュール]
- もしも、この想いに応えてくれるのなら、
どうかこの指輪を受け取ってください。▼
私の…パートナーとして。▼
- [クロエ]
- これは、『約束の指輪』…▼
- [リュール]
- 以前クロエも言ったように、
私が平凡な人生を送ることは、きっとできません。▼
そんな私が共に生きて欲しいと願うのは
もしかしたら傲慢なのかもしれません。▼
ですが、それでも私は…▼
- [クロエ]
- 神竜リュール様。
それ以上は言わなくて大丈夫です。▼
元よりわたしは、平凡な人生なんて要りません。
あなたの人生に寄り添わせてくださるのなら…▼
それはわたしにとって、何よりの幸せです。▼
- [リュール]
- クロエ…▼
- [クロエ]
- 指輪、喜んでお受けします。
神竜様の憧れに、いつまでもお供させてください。▼
- [リュール]
- ありがとうございます。クロエ。▼
- [クロエ]
- 今日から始めましょう。先の世を生きる子供たちが…
憧れてやまないような、わたしと神竜様の御伽噺を。▼
支援C†
- [リュール]
- ルイ、何をしているのですか?▼
- [ルイ]
- 神竜様。
特にこれといった特別なことはしていませんよ。▼
ただ遠くから女の子たちが会話しているのを
静かに眺めているだけです。▼
- [リュール]
- そ、それはなんのためにですか?▼
- [ルイ]
- なんのため…
難しい問題ですね。▼
ある種、哲学的な問いともいえます。▼
ですが、そうですね。
強いて答えるなら僕の幸せのため、でしょうか。▼
- [リュール]
- 女の子たちが会話しているのを見るのが好き、
ということですか?▼
- [ルイ]
- はい。
大好きです。▼
近寄らず、会話に参加もせず、
もちろん触れることも絶対にありません。▼
ただ遠くから静かに眺めているだけです。
これはいけないことでしょうか?▼
- [リュール]
- …多分、ダメなことだと思います。▼
法に触れずともダメなことはありますから。▼
もし彼女たちが嫌がったのなら
すぐにやめてくださいね。▼
- [ルイ]
- もちろんです、神竜様。▼
僕だって彼女たちを
不安な気持ちにはさせたくありませんから。▼
- [リュール]
- それを聞けて安心しました。
では、ほどほどに…▼
- [ルイ]
- はい、神竜様。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。▼
支援B†
- [ルイ]
- …………▼
- [リュール]
- ルイ。
こんにちは。▼
- [ルイ]
- 神竜様…▼
- [リュール]
- 女の子たちの会話を眺めている最中ですか?
邪魔ならすぐに立ち去りますね。▼
- [ルイ]
- 大丈夫ですよ。
今は、家族のことを思い出していたのです。▼
…故郷に残した、三人の弟たちのことを。▼
- [リュール]
- 弟…ということは、
ルイはお兄さんなのですね。▼
- [ルイ]
- はい。
四人兄弟の長男です。▼
- [リュール]
- そうですか。
長男は何かと大変ですよね。▼
- [ルイ]
- 確かに大変だったかもしれません。▼
母親が早くに亡くなったので
弟たちの面倒は僕が見ていましたから。▼
でも、みんなかわいい弟です。
大変でしたが何とか乗り切れましたよ。▼
- [リュール]
- その時のお世話の経験が、騎士の仕事にも
活かされていたりするのかもしれませんね。▼
- [ルイ]
- 確かに。
おかげで、簡単なことでは動じなくなりました。▼
ですが、それでいうと…
僕の趣味もその環境が影響しているのかも。▼
- [リュール]
- 趣味?▼
- [ルイ]
- どこを向いても男ばかりの環境で育ったので、
女の子の集まりを見るのが好きなのかもしれません。▼
- [リュール]
- そ、そうですね…▼
もしかして、ルイの弟たちも
同じような趣味をお持ちなのですか?▼
- [ルイ]
- 弟たちはそんなそぶり一切ありませんね。▼
- [リュール]
- な、ならば、ルイの趣味は
育った環境とは関係ないのでは…▼
- [ルイ]
- ははは。
謎が深まりましたね。▼
支援A†
- [ルイ]
- ありがとうございます、神竜様。
助かりました。▼
弟たちへの贈り物はいつも目移りしてしまって、
僕だけでは選べませんでしたから。▼
- [リュール]
- いえ、私は何も。ルイからの贈り物でしたら、
きっとなんでも喜んでくれるはずですよ。▼
それで…お手紙の方は?
贈り物と一緒に送るのですよね?▼
- [ルイ]
- そのつもりだったのですが…
手紙はやめておこうかな、と。▼
- [リュール]
- どうしてですか?▼
- [ルイ]
- しばらく故郷に戻れそうにないので
せめて贈り物と手紙くらいは送りたい…▼
そう思ったのですが、いざ書くとなると、
中々、筆が進まなくて。▼
- [リュール]
- なら内容なんて気にせず、
気持ちのままに書いてみればいいと思います。▼
- [ルイ]
- 気持ちのまま…▼
僕は元気だ、そっちも元気か?
とか、そんな他愛もない感じになりそうですねえ。▼
- [リュール]
- それでいいと思いますよ。
きっと、便りは届くだけでも嬉しいものですから。▼
それに、自分の気持ちは…
伝えられるときに伝えたほうがいいと思います。▼
- [ルイ]
- 神竜様…▼
その通りですね…ありがとうございます。
やはり、手紙は送ることにしますよ。▼
折角ですので、神竜様のことも
書いておこうと思います。▼
- [リュール]
- 私のことをですか?▼
- [ルイ]
- いかに神竜様が素晴らしい人かを
弟たちにも知ってもらいたいですから。▼
大切な仲間を家族に紹介させてください。▼
- [リュール]
- 少し恥ずかしいですが…嬉しいです。
ありがとうございます、ルイ。▼
支援Ring†
- [リュール]
- ルイ、お待たせしました。
私に話とはなんでしょうか?▼
- [ルイ]
- 神竜様。
ご足労いただきありがとうございます。▼
…………▼
- [リュール]
- …ルイ?▼
- [ルイ]
- 紅茶、飲まれますか?▼
- [リュール]
- いえ、今は大丈夫です。
それよりも話とは…?▼
- [ルイ]
- …………▼
- [リュール]
- …いつもと様子が違いますね。
ずっとそわそわしています。▼
- [ルイ]
- すみません…神竜様にこんな情けない姿、
お見せするはずではなかったのですが…▼
堂々としていなければ、
という思いとは裏腹に…▼
手は震え、足も一歩も動かず、
顔は紅潮し、汗が止まりません。▼
- [リュール]
- 何か悩みがあるのなら遠慮せずに話してください。
私も力になりますから。▼
- [ルイ]
- …実は、僕の弟たちが…平和になったら、
神竜様にどうしてもお会いしたいと言ってるんです。▼
- [リュール]
- 何だ、そんなことですか。
私は構いませんよ。▼
- [ルイ]
- ち、違うんです。ただ会いたいのではなく…
その…▼
弟たち、わかってしまったみたいなんです。
僕がいかに神竜様を大切に思っているかを。▼
- [リュール]
- え…?▼
- [ルイ]
- 弟たちに書いた手紙に、僕は…思いのまま、
神竜様のことをたくさん書いてしまいました。▼
それで、そんなに大切に思っている人なら
絶対にお会いしないと、って返信がきて…▼
母の形見の指輪まで一緒に送ってきたんです。
これをお渡ししろ、って。▼
- [リュール]
- …………▼
そういうことでしたか。▼
- [ルイ]
- や、やはり…迷惑ですよね。▼
- [リュール]
- 綺麗な指輪です…
頂けるのですか?▼
- [ルイ]
- 神竜様…▼
…はい。
貴方に、受け取って欲しいです。▼
- [リュール]
- ありがとうございます、ルイ。▼
家族思いのあなたはきっと、
パートナーも大切にしてくれるでしょうね。▼
私からもこれを贈ります…
この『約束の指輪』を。▼
- [ルイ]
- !!
ありがとうございます…神竜リュール様。▼
僕の故郷はブドウが有名なんです。
この戦いが終わったら、ぜひ一緒に。▼
- [リュール]
- ご家族に会えるのも楽しみにしています。▼
- [ルイ]
- まさか、想いが通じるとは思っていませんでした。
貴方といる時が…僕の一番の幸せですよ。神竜様。▼
ジャン†
支援C†
- [リュール]
- ジャン、何をしているのですか?▼
- [ジャン]
- 薬草を摘んでるんです。
ほら、見てください。▼
- [リュール]
- たくさん採れたのですね。▼
- [ジャン]
- これは痛み止めの効果がある薬草、
こっちは傷薬になる薬草です。▼
元々、故郷の島の原産なんですが、
最近はめっきり採れへんくなってしもて…▼
ここで摘んでお父さんに送ろうと
思ってるんですわ。▼
- [リュール]
- 診療所も、島の皆さんも助かるでしょうね。▼
一人では大変でしょう。
私も手伝います。▼
- [ジャン]
- いえ、そんな!
大丈夫です。神竜様はお疲れでしょうし。▼
- [リュール]
- 疲れているのはお互い様ですよ。▼
ジャンこそ、医者のお勉強と戦いで、
寝る暇もないぐらい多忙だと思いますけど?▼
- [ジャン]
- あはは、さすが神竜様やな。
全てお見通しっちゅうわけですね。▼
- [リュール]
- はい、何もかもです。▼
- [ジャン]
- ほなお願いしていいですか?
おおきに、助かります。▼
支援B†
- [リュール]
- 今日も薬草を摘んでいたのですね。▼
- [ジャン]
- これがあるとないとでは、
島で治療できる怪我や病気が違ってきますんや。▼
今日の薬草は、
お父さんとよく一緒に摘んだやつやなあ…▼
- [リュール]
- 島ではあまり話せませんでしたが、
ジャンのお父様はどんな方なのですか?▼
- [ジャン]
- 勉強でも、手伝いでも、うまくできたときは
子犬を褒めるみたいに全力で褒めてくれます。▼
せやけど、悪いことしたらすごく怒られるんや。
子犬でも叱りつけるような感じで。▼
- [リュール]
- どっちにしても、子犬なんですね。▼
- [ジャン]
- あはは、言われてみれば。▼
そんなお父さんやったんで、
好きな日もあれば嫌いな日もありました…▼
でもこうして離れてみると、
お母さんを含めて、親の有難みに気づかされます。▼
近くにいるときは気づかへんかったけど、
両親に対する尊敬の念でいっぱいで…▼
今、こうして頑張れてるのも、
二人のおかげなんやなってよく思うんです。▼
- [リュール]
- ううっ…素敵です…▼
- [ジャン]
- ええ!?
神竜様、泣いたはるんですか!?▼
- [リュール]
- 素敵な親子だなと思って聞いているうちに、
ジーンときてしまって…▼
- [ジャン]
- 優しいんですね、神竜様…▼
せや、この薬草を差し上げます。
目の腫れに効くんですよ。▼
- [リュール]
- ふふっ、ありがとうございます。▼
支援A†
- [リュール]
- ジャン、これをどうぞ。▼
- [ジャン]
- 薬草…?
しかも、かなりの量や。▼
- [リュール]
- 森に密生している場所があったので、
摘んできました。▼
- [ジャン]
- そんな…おおきに。わざわざすみません…
これだけあれば、島も大助かりです。▼
- [リュール]
- この間、ジャンのご両親の話を聞いて思ったんです。
もっとあなたたち親子の力になりたいと。▼
- [ジャン]
- 神竜様…▼
…あれ?
その手、どうされたんです? 擦り傷が…▼
- [リュール]
- ああ、薬草の密生地を見つけたときに、
崖から足を滑らせてしまって。▼
- [ジャン]
- 大変や…
そこに座ってください、すぐ治療します。▼
- [リュール]
- 大丈夫ですよ、これぐらい…▼
- [ジャン]
- 傷を甘く見たらあかん。
治させてください…!▼
- [リュール]
- わかりました。
では、よろしくお願いします。▼
- [ジャン]
- …………▼
…島を出て、神竜様についてきて、
良かったと思います。▼
- [リュール]
- え…?▼
- [ジャン]
- 神竜様は優しい御人や。せやけど…
自分を後回しにして無茶もしてしまう。▼
やから、自分が傍にいて、
どんな無茶しても大丈夫なようにします。▼
神竜様からいただいた思いやりや優しさ、
何倍にもしてお返ししたいんや。▼
- [リュール]
- ジャン…▼
- [ジャン]
- はい。治療が終わりましたよ。
これやったらすぐ治ると思います。▼
- [リュール]
- ありがとうございます!
私も…あなたが来てくれて良かったです、ジャン。▼
支援Ring†
- [リュール]
- 今日もたくさん摘めましたね。▼
- [ジャン]
- おかげさまで。
神竜様は疲れてませんか?▼
- [リュール]
- ジャンといると楽しくて、
疲れなんて感じませんよ。▼
- [ジャン]
- あ…神竜様、また怪我したはる。▼
- [リュール]
- ああ、この前の戦闘で。
仲間が危なくてつい庇ってしまいました。▼
すぐに回復してもらったんですが…
少し痣になっていますね。▼
- [ジャン]
- これを使ってください。
この前の薬草で作った傷薬です。▼
傷跡を消す効果が高いので、よく塗って…
乾くまで、少し待ってください。▼
- [リュール]
- ありがとうございます。▼
- [ジャン]
- 神竜様。怪我をした時は…いえ、
危険な時には、いつでも自分を呼んでください。▼
自分は何があっても神竜様を守る…
あなたを支えられるような人になりたいんや。▼
- [リュール]
- ジャン…▼
それでしたら、もうなっていますよ。▼
- [ジャン]
- え…?▼
- [リュール]
- ジャン。私はあなたを思うと、
強い気持ちでいられるんです。▼
よかったら…
この『約束の指輪』を受け取ってもらえますか?▼
- [ジャン]
- !! あ、あかんよ…!
こんな大切なもの、もっと相応しい人に…!▼
- [リュール]
- 何を言ってるんですか、ジャン以外にいません。
私を支えてくれるんでしょう?▼
- [ジャン]
- …………
わかりました。▼
ありがとうございます。
これからはパートナーとして、あなたのこと支えます。▼
- [リュール]
- よろしくお願いしますね。▼
- [ジャン]
- そうと決まれば、今日から頑張って
たくましい体作りをせなあかんな。▼
いつまでも子供やったら、
神竜様を守られへん。▼
- [リュール]
- ゆっくりで大丈夫ですよ。早く大きくなってしまうと、
置いて行かれてしまうようで寂しいです。▼
- [ジャン]
- わかりました。
神竜リュール様…▼
自分をお傍に置いてくれて、ほんまにおおきに。
ゆっくり成長して、立派なパートナーになってみせます。▼
コメント†
Last-modified: 2024-02-25 (日) 07:51:55