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章別会話
外伝112 祈り捧げる夏休み†
1節 珊瑚色の三人娘†
オープニング†
- [セーラ]
- さあ、準備もできたことだし。
この美しい海辺で、可憐な私たちの姿を
思いっきり見せつけるわよ、セリカ!▼
- [セリカ]
- 本当に美しい海辺だわ…!
思わず祈りを捧げたくなるほどの
素晴らしい景色ね。▼
- [セーラ]
- 祈り? そうだった。
今のうちにお祈りもしておかなきゃ!▼
エリミーヌ様……▼
- [セリカ]
- 感心だわ。
流石は敬虔なシスターね。
私も倣って、ミラさまに祈りを…▼
- [セーラ]
- エリミーヌ様、お願いです。
あんまり日焼けをしませんように。
海水で髪が傷みませんように。▼
- [セリカ]
- ちょ、ちょっと? セーラったら。
聖女さまに軽々しくそんなことを
お祈りするものではないわよ。▼
- [セーラ]
- 軽々しくないわ。
ものすごーく真剣に、心の底から、
祈りを捧げているんだから!▼
それに、いつもこんな風に
お願い事ばかりしている訳じゃないわ。
今日は特別、特例中の特例よ!▼
- [セリカ]
- そうなの?
ずいぶん慣れた感じだったけれど…▼
- [セーラ]
- じゃあセリカは神様に、
いつも何を祈ってるっていうの?
綺麗になれますようにとか、願わないわけ?▼
- [セリカ]
- ミラさまに、個人的なことは願わないわ。
私が願うのは、世界の平和と…
仲間たちが無事であること。▼
- [セーラ]
- 世界の平和と、仲間の無事…▼
- [セリカ]
- ええ。▼
- [セーラ]
- なるほどね。つまり、
仲間の私が日焼けしたらかわいそうだし、
平和じゃないし、無事でもないから…▼
私が日焼けしませんように、のお願いと
広い意味では同じよね!▼
- [セリカ]
- え!?
…………▼
まあ、そう…なのかも、しれないわね?▼
- [セーラ]
- ほらー!
やだセリカったら!
私のために祈ってくれてありがとう!▼
お返しに私も祈っておくわね。
エリミーヌ様……▼
ついでにセリカも
あんまり日焼けをしませんように。
海水で髪が傷みませんように!▼
- [セリカ]
- ああ、エリミーヌさま。
このようなお願いをしてごめんなさい。▼
- [セーラ]
- ……よしっ!
これで大丈夫よ!
セリカ、安心して海で楽しみましょう!▼
ほらほら、たくさんの人たちが
私たちの可愛い姿を見たいって
待ってるんだから!▼
- [セリカ]
- あ、待って、セーラ!
砂浜を走ると危ないわよ!▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [セーラ]
- ほらセリカ。みんなが私たちに釘付けだわ。
二人揃って可憐なのだから、当然よね!
髪がお揃いの珊瑚色なのも良いと思うの。▼
- [セリカ]
- 向こうにも珊瑚色の髪の子がいるわよ。
折角だし、声をかけてみる?
ねえ、そこのあなた。▼
- [ラピス]
- あたしですか!? ど、どうしよう。
高貴そうな二人組がこっちに歩いてくる…
あれ? あなたは…紋章士セリカさん?▼
クリア後†
- [セリカ]
- ふうっ、やっと人込みを抜けたみたいね。
私がラピスの言う紋章士セリカであれば、
ワープをしてすぐ海には入れたかしら?▼
- [セーラ]
- それじゃ水着姿を見て貰えないわ! でも、
セリカが異界でも活躍していたのは流石ね。
私も伯爵家の娘として、より精進しなきゃ!▼
- [ラピス]
- あ、あたしも都会生まれの者として、
二人に負けないように邁進するわ!
この水着も、流行の店で買ったんだから!▼
2節 大切な人たちを思って†
オープニング†
- [ニノ]
- わあ、きれいな海!
かっこよく飛び込んで泳ぎたい! けど…
今のあたしだと、浅瀬が精いっぱいかな。▼
- [フォガート]
- ニノは泳ぎが苦手なの? 俺と同じだね。
良かったら一緒に練習しよう。
浮き輪ありでも、かっこよく泳げるように!▼
- [パオラ]
- ふたりとも、無理をしては駄目よ?
しっかり体をほぐしてから海に入ってね。
ふふっ、私も今日は羽を伸ばしましょう。▼
クリア後†
- [ニノ]
- たくさん遊んだから、ちょっと休憩!
夏の海はきらきらしてすごく素敵だね。
この風景、皆やジャファルにも見せたいな。▼
- [パオラ]
- あら、それってニノの大切な人かしら。
私も妹たちに、この海を見せてあげたいわ。
それから、あの人にも…なんて。▼
- [フォガート]
- えっと俺は、姉さんや神竜様、臣下たちに、
仲間に、民たち…見せたい人が多すぎるよ!
大好きなみんなと、また来られるといいね!▼
3節 波打ち際の友情†
オープニング†
- [セリカ]
- また人が集まってきたわ。
私たちのことを見に…ではないようね。
今度は、見知った顔もいるみたい。▼
- [パオラ]
- セリカ。あなたも来ていたのね。
こうして海で出会うなんて、なんだか
ソフィアの海岸を思い出すわ。▼
- [ニノ]
- ここにも水着姿の人がいっぱい!
迷子にならないようにしないと…ん?
あの人、確かエルクさんと仲良しの人だ!▼
- [セーラ]
- 誰がエルクと仲良しの人よ!
私の交友関係はもっともーっと、
この海のように広いんだから!▼
- [ラピス]
- はあ…こんなに雄大な海に来ているのに
また小さい見栄を張ってしまったわ。あたし、
本当は村の生まれで、水着は手作りなのー!▼
- [フォガート]
- ラピス、水着も手作りなんだ。すごいや!
この浮き輪、作ってくれてありがとう。
お陰でみんなと楽しく遊べたよー!▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [セリカ]
- ふふっ、こんなに遊んだのは久しぶり。
戦とは違う、心地よい疲れだわ。
まるで子供の頃、村で一日中遊んだ時のよう。▼
- [セーラ]
- 村?
セリカは王女様でしょ?
村なんかで一日中遊んだことがあるの?▼
- [セリカ]
- 私は事情があって…離宮を追われてから
宰相の腹心に見つかってしまうまでは、
ラムの村という場所で暮らしていたの。▼
だからセーラの想像するような
お姫様とは少し違うのよ。▼
伯爵家の生まれであるセーラのほうが、
私よりも高貴な暮らしを
していたかもしれないわね。▼
- [セーラ]
- そ…そうね。
セリカのご推測は正しいかもね。▼
- [セリカ]
- …ねえセーラ。
私がお城で育っていないような王女でも、
友達でいてくれるかしら?▼
- [セーラ]
- はあ!?
当たり前じゃない、
なんでそんなこと聞くのよ。▼
- [セリカ]
- すこしだけ、不安になったのよ。
貴族の中には、こんな王族なんて
認めないという考えの人もいるだろうし。▼
- [セーラ]
- なによそれ…!
そんな貴族がいたら、
私が叱り飛ばしてあげる!▼
いい? セリカは私が認めた、
高貴で立派な王族なんだから!
傷つける奴は、百叩きにしてやるわ!▼
- [セリカ]
- セーラ…▼
- [セーラ]
- っていうかセリカだって、あたしが
実は伯爵家の令嬢じゃなくて…▼
例えば、孤児院育ちとかだったら、
友達じゃないって思うわけ?▼
- [セリカ]
- まさか。思うはずないわ。
セーラがどんな生まれで、どんな育ちで、
どんな神を信じていても…私たちは友達よ。▼
- [セーラ]
- ! そ、そうよね。
やだ、泣かせるじゃない。▼
ま、まあ、私は正真正銘の貴族だけど…
その言葉…覚えておくわ。▼
そうよ、私たちはどうしたって友達になって、
一緒にこの海に来るのよ!
エリミーヌ様だってそう言ってるわ!▼
- [セリカ]
- うふふ、そうね。ミラさまもきっと…
同じように仰ってくださるわ。
ありがとう、セーラ。▼
- [セーラ]
- ありがとうは私の台詞よ!▼
さあ、それじゃあこのまま、
私たちの美しい姿を見せつけながら
帰りましょ、セリカ!▼
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Last-modified: 2026-03-16 (月) 03:24:32