章別会話
7章 和平調印の日 → 8章 世界樹の中へ → 9章 蜜の【癒し手】
第8部 8章 世界樹の中へ†
1節 レーラズの招待†
オープニング†
- (第8部後半オープニングムービー)
- [シャロン]
- お兄様!
お母様の容態は…▼
- [アルフォンス]
- ……。
今も危険な状態だ…
意識も戻らない…▼
- [シャロン]
- そんな…▼
- [アンナ]
- 私たちの知らない、未知の毒よ。
ヘンリエッテ様のお命は
今も刻一刻と削られている…▼
アスク王国の癒し手たちが
手を尽くしているけれど…
治療方法は見つからない…▼
このままだと、
あと数日を待たずに
ヘンリエッテ様は…▼
- [シャロン]
- 何か…
何か方法はないでしょうか!?
お母様を救う方法は…▼
- [アルフォンス]
- ……。
もし、この特殊な毒に
解毒の方法があるとすれば…▼
それを知っているのは
おそらく…▼
- [アンナ]
- ええ。この毒を使った
ユグドラシルの
【葬り手】たち自身…▼
解毒法が存在する保証も、
時間が間に合う保証もない…
困難な任務になるわ。▼
でも、ヘンリエッテ様を救出できる望みが
わずかでもあるのなら、
私たち特務機関がやることは一つよ。▼
ユグドラシルに侵入し、
解毒の方法を見つけ出しましょう。▼
- [ラタトスク]
- でででも、
お父さんの許しを得た人でないと、
ユグドラシルに入ることは…▼
- (白く光る)
- [ラタトスク]
- え…▼
もももしかして!?
これって…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [シャロン]
- あ、あれって…▼
- [ラタトスク]
- やややっぱり、根が…
でも、いつもと違う…?▼
お父さんが、許しを…?
誰でも中に入れるように…▼
あ、入口は、
エンブラの力で
閉ざされてるけど…▼
- [アルフォンス]
- 僕たちアスクの力で
扉を開けば、中に入れる…
レーラズもそれを知っている。▼
まるで僕たちを誘っているようだ。
ユグドラシルの中に
入って来い、と…▼
- [アンナ]
- …行くしかないわね。
あの調印式で起きた
出来事については…▼
私たち特務機関と
ヴェロニカ皇女や【呪詛部隊】で、
両国向けの美談を広めつつあるわ。▼
外部の暗殺者がヴェロニカ皇女を襲い、
ヘンリエッテ様はそれをかばって重体…
そういう筋書きよ。▼
だから、ヘンリエッテ様が助かれば、
まだ和平の望みはある。
行きましょう。▼
クリア後†
- [アルフォンス]
- では、始めよう。
…………▼
『アスクの名において、
扉よ開け』▼
『九の世界に根を張る世界樹…
我が世界への扉を開け』▼
『世界樹より広がる扉が
いかなる地へ繋がろうと
いかなる時へ繋がろうと』▼
『アスクはそれを
承諾する──』▼
- (白く光る)
- (場面転換。会話シーンへ)
- [ラタトスク]
- ここがあたしたちの住んでた
ユグドラシルの樹の中。▼
とってもとっても広いけど、
このあたりの道ならわかるから。
こっち!▼
- [アルフォンス]
- ありがとう、ラタトスク。▼
エクラ…
母上のことは…なんとしても救いたい。
ただ、気になることがあるんだ…▼
レーラズの目的は
一体なんだろう?▼
本当に母上の暗殺が目的なら、
わざわざ回りくどい毒を使う必要はない。
母上は既に亡くなっていたはずだ…▼
レーラズの
本当の目的は、他にある。
それが何かはわからないけれど…▼
僕はずっと、
この敵には何か…
不吉なものを感じていた。▼
まるで、獣が獲物を弄ぶような…
相手を逃がしては捕らえるような…
不気味な心が透けて見える。▼
胸騒ぎがするんだ。敵の目的は、
エクラ…
君である気がしてならない。▼
だから、僕は君の傍で、
君を守るようにするよ。▼
エクラ…
どうか、くれぐれも気をつけて…▼
2節 義に厚き剣士†
オープニング†
- [エディ]
- おれはエディ。
何を隠そう、【暁の団】の一員だ!▼
3節 【癒やし手】だった日々†
オープニング†
- [ラタトスク]
- お父さーんっ。▼
- [フレスベルグ]
- ただ今戻りました、父さん。▼
- [ニーズヘッグ]
- 帰ったよ~、パパ。
は~つかれた~。▼
- [レーラズ]
- お帰り、みんな。
うまくいったかな?▼
- [ニーズヘッグ]
- もちろん。
急いだ甲斐あって、
村の人たちはみんな無事よん。▼
- [フレスベルグ]
- 火災で火傷を負った
子供の治療も問題なく…▼
- [ラタトスク]
- お姉ちゃんたち、すごかったの!
酷い火傷で、今にも
死んじゃいそうだったのに…▼
お姉ちゃんたちの治療で、
あの子の命が助かったんだ。▼
- [ニーズヘッグ]
- そそ。あたしの実で
痛みを和らげてあげて~
あの子は助かったわけ。▼
- [フレスベルグ]
- 私も傷口を縫い、
適切な処置を施した。▼
- [ラタトスク]
- 村の人たち、すごく感謝してくれて、
あの子のお母さん、
泣きながらお礼を言ってくれて…▼
あたしも早く
お姉ちゃんたちみたいな
【癒し手】になりたい。▼
みんなの怪我や病気を癒して、
みんなを笑顔にしたい。▼
- [レーラズ]
- いい経験をしたね、みんな。
我が子たちよ。
君たちはもう立派な【癒し手】だ。▼
傷つき病んで、苦しむ人がいるのなら、
たとえどの世界の誰であろうと、
癒しの手を差し伸べる…▼
それが【癒し手】だ。
私たち家族で共に、
そう歩んでいこう。▼
- (白く光る)
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [サザ]
- 新しい武器…
生まれ変わったような気分だ。▼
4節 暁に想う巫女†
オープニング†
- [ミカヤ]
- サザ…。
いつの間にか私より背が高くなって…▼
5節 体の【葬り手】†
オープニング†
- [エイクスルニル]
- …来たか。▼
アスク王国の特務機関…
それに、裏切り者のラタトスク…▼
- [ラタトスク]
- お、お兄ちゃん…!▼
- [エイクスルニル]
- …もう兄とは呼ぶな。
【葬り手】を裏切った時点で、
お前は覚悟を決めていたはずだ。▼
お前と俺は、敵だ。
そう思え。でなければ
お互い辛い思いをする…▼
- [ラタトスク]
- …そんな…▼
- [アルフォンス]
- 君は…
君もレーラズの配下か?▼
- [アルフォンス]
- 俺はエイクスルニル。
外敵からユグドラシルを守護し、
侵入者を排除する…▼
それがレーラズ様から
与えられた役目だ。▼
この拳で
お前たちを打ち倒す。
悪く思うな。▼
クリア後†
- [エイクスルニル]
- …強い。
かなり鍛え上げているな…
だが、それでも俺は…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [ラタトスク]
- もももうやめて、お兄ちゃん!
これ以上戦ったら
お兄ちゃんが死んじゃう…!▼
あたしは、
アルフォンス王子も、家族も…
誰にも死んでほしくないっ…▼
- [エイクスルニル]
- …………▼
- [アルフォンス]
- 僕も降伏を勧告するよ。
これ以上戦う理由は…▼
- [???]
- …隙あり、だ。▼
- [アルフォンス]
- !?▼
- [???]
- 君たちは戦い慣れしているね。
戦闘後、新たな奇襲への
警戒も怠っていなかった。▼
しかし、残念。
今、君たちが立っている
地面そのものも私なのだよ。▼
- [アンナ]
- この声…
いったいどこから…?
この樹から聞こえてるの…?▼
- [アルフォンス]
- まさか…
敵の長…レーラズ…▼
- [レーラズ]
- 君たちが立っている地面から
小さな棘でちくり…
ごくごく小さな棘だ。痛みもない。▼
刺されたことも、
毒を盛られたことさえ
気づかなかっただろう。▼
そうではないかね、
エクラ…?▼
- [アルフォンス]
- !?
エクラ…!?▼
- [レーラズ]
- さて、もうすぐ
君は毒で意識を失う…
3……2……1……▼
死に至る猛毒…
助かる方法を知っているのは、
私だけだ。▼
コメント†