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章別会話
第6部 4章 皇女、一人†
4章1章 味方はもういない†
オープニング†
- [ヴェロニカ]
- あっ…はぁっ…▼
- [レティシア(立ち絵なし)]
- あらあら、小さなヴェロニカ。
どこへ逃げたのかしら?▼
かくれんぼかしら。
懐かしい…
昔を思い出すわね?▼
でもね、その先は断崖。
もう逃げ場はないのよ?▼
- [ヴェロニカ]
- …おねえ…さま…▼
- [レティシア(立ち絵なし)]
- どこへ逃げたって無駄なのよ。
エンブラ帝国で
あなたに味方する者はもういない…▼
でもねヴェロニカ、
だからってここで野垂れ死になんて
死に方は許さないわ。▼
あなたは、
みんなの前で処刑されるの…
罵られ、唾を吐かれ、石を投げられてね。▼
華々しい宮廷から、
汚泥にまみれた貧民街に落ちた
私が受けた屈辱を…▼
よおく味わってから死ぬのよ!
ヴェロニカぁっ!▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
っ…!▼
- (暗転)
- [レティシア]
- ヴェロニカ、どこに…
!▼
まさか…
この高さから身を投げたの…?
助かるはずないのに…▼
…困った子ね、ヴェロニカ。
言ったでしょう。
そんな死に方は許さないって。▼
たとえ死んでいようと、
民衆の前に引きずり出して
処刑してあげるわ…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [シャロン]
- お、お兄様…
あの丘のあたりって…
エンブラ帝国の村がありましたよね…?▼
なのに…▼
- [アルフォンス]
- 暗闇に閉ざされている…
あの若草の村と同じように…▼
- [アンナ]
- あの蝙蝠の翼の…
エルムを倒したのに、
状況は変わってないってこと?▼
一体、誰が…?
!▼
- [レティシア]
- ごきげんよう。
アスク王国の皆さま。
まだこのエンブラにいらしたのですね?▼
- [アンナ]
- レティシア将軍!?
…誤解のないように言っておくわ。
私たちはすぐにアスクに帰還する。ただ…▼
- [レティシア]
- ご安心ください。
私が安全にお送りいたしましょう。
ところで…▼
近くでヴェロニカを見かけませんでしたか?
あの子の行方がわからず…
姉としてとても心配なのです。▼
- [アンナ]
- ヴェロニカ皇女が…?
いえ、私たちにも
行方はわからないけど…▼
- [レティシア]
- ……。
本当に?▼
もし嘘なら…
後で大変な不幸に
見舞われることになりますが。▼
- [シャロン]
- え…?
ど、どういう意味ですか…?▼
- [アルフォンス]
- ……。
レティシア将軍、
僕からも聞きたいことがある。▼
- [レティシア]
- …………▼
- [アルフォンス]
- 君が教えてくれた道は、橋が落ちていた。
まるで僕たちの帰還を阻むように。▼
きっと、ただの偶然なのだろう。
君は善意で教えてくれたのだろう。
それなら…▼
ヴェロニカ皇女を捜す理由を教えて欲しい。
そうでなければ…
行方を知っていても答える気はない。▼
- [レティシア]
- …そうですか。▼
…やはり匿っているのですね、
ヴェロニカを。▼
直ちに引き渡していただきましょう。
あの子は断罪されねばなりません。▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [レティシア]
- 拒むというのなら…
とても痛ましい事故が
起こることになるでしょう。▼
- [アンナ]
- ! まさか…アスク王族相手に
ここで戦いを仕掛ける気なの!?
戦争になるわよ!▼
- [レティシア]
- 戦争など起こりません。
あなた方はこのエンブラに不法に侵入し、
行方不明になるだけです。▼
私たち特務部隊は
白を黒に塗り変える…
工作の術に長けていますから。▼
ですから安心して、
死んでいただいて結構です。▼
クリア後†
- [レティシア]
- …伝令。
待機させていた本隊を
こちらへ合流させなさい。▼
敵がヴェロニカを引き渡すまで
追跡を続けます。▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [アンナ]
- いったいどういうことなの?
レティシアはこの間とは別人…というか、
さっきのおっかない方が本性ってこと?▼
- [アルフォンス]
- ……。
ヴェロニカ皇女を引き渡せ…
彼女はそう言っていました。▼
- [シャロン]
- そうでした、へんですよね?
引き渡すも何も
わたしたちのとこにいないのに…▼
- [アルフォンス]
- ……。
例えば…▼
ヴェロニカ皇女は
レティシア将軍の追跡から逃れ…
どこかに身を隠している…▼
レティシア将軍は僕たちを疑っていた…
つまり、ヴェロニカ皇女はこの付近に…?▼
- [アンナ]
- あり得るわね。
それなら…▼
他所の国の特務機関に負けてられないわ。
偵察部隊と共に付近一帯を捜索!
敵より先に見つけ出すわよ!▼
4章2節 理魔道士の嘆息†
オープニング†
- [ヒュウ]
- ばあちゃん、オレのことアホアホって…
実の孫だぜ~?▼
- (クリア後会話なし)
4章3節 黒の宣告†
オープニング†
- [シャロン]
- ヴェロニカ皇女、
見つかったんですか!?▼
- [アンナ]
- ええ。
ぼろぼろの姿で
川岸に流れついていたそうよ。▼
今は治療を受けているわ。
衰弱がひどいから、話ができるのは
意識が戻ってからになるわね。▼
- [シャロン]
- あのヴェロニカ皇女が…
エンブラは敵国ですけど、
なんだか、かわいそうですね…▼
- [アンナ]
- でも、厄介なのは
レティシア将軍たちの部隊よ。
皇女の引き渡しを要求してる。▼
拒否すれば、
戦闘の激化は避けられないわね…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [レティシア]
- アスク王国の皆様、
私に攻撃の意志はありません。▼
あなたたちが拐した
ヴェロニカ皇女を引き渡してください。▼
大切な皇女を
敵国に奪われたままでは、
私たちも引き下がるわけには参りません。▼
- [アルフォンス]
- …レティシア将軍、君は言った。
ヴェロニカ皇女は
断罪されなければならない、と。▼
それはどういうことか
教えて欲しい。▼
- [レティシア]
- …………。
…余計な詮索は無用です。
敵国のあなた方には関係のないこと。▼
ヴェロニカは罪を犯しました。
正当な裁きを受けなければなりません。
それだけです。▼
- [アルフォンス]
- 正当な裁きだというのなら、
どのような疑いと証拠があるのか、
僕たちにも説明できるはずだ。▼
- [レティシア]
- …………▼
下等なアスク王族ごときが…▼
- [シャロン]
- !▼
- [レティシア]
- 疑い? 証拠?
そんなもの、いくらでも
私が捏造できるのです。▼
さっさと
ヴェロニカを渡しなさい。
さもなければ…▼
私たちがなぜ
【呪詛部隊】と呼ばれているのか…
その理由を知ることになるでしょう。▼
- [アルフォンス]
- ……!▼
クリア後†
- [レティシア]
- あくまで拒否するのですね…
それでは、
一旦失礼致しましょう。▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [レティシア]
- そうそう。そういえば、
ここから南に数日の地に…
アスク王国町がありましたね。▼
丘の上にある美しい町…
なんという名だったかしら…?▼
あの町はたった今、
エンブラの闇に閉ざされました。▼
- [アルフォンス]
- なっ……!?▼
- [レティシア]
- 嘘だとお思い?
時間をさしあげますから、
ぜひ確かめてごらんなさい。▼
かわいそうに。あの町の民たちは
闇に閉ざされたまま、
二度と戻ることはないでしょう…▼
それもこれも、あなたが
ヴェロニカを渡さないからです。
よくおわかり?▼
- [アルフォンス]
- ……レティシア将軍……▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [アンナ]
- …天馬の偵察が戻ったわ。
町に近づくまでもなく、
遠方からでもわかったそうよ。▼
山岳の町は闇に閉ざされたわ。
レティシア将軍の宣告通りに…▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [アンナ]
- あれが【呪詛部隊】…
町を、城を、あんなふうに
次々に闇に閉ざせるとしたら…▼
この戦い、たとえ勝利できても、
アスク王国は
壊滅的な被害を被ることになるわ…▼
4章4節 いつか、友達にだって†
オープニング†
- [イドゥン]
- 風、木、笑うこと…
みんな教えてもらいました。▼
クリア後†
- [ヴェロニカ]
- …………。
…ここ…は…▼
- [シャロン]
- あ、ヴェロニカ皇女!
目が覚めたんですね!
良かったです!▼
おなかすいてますか?
のどかわいてますか?
それとも枕はもっと高い方が…▼
- [ヴェロニカ]
- …しずかにして。
どれもいらない。
あなたたちに助けられるなんて…▼
これ以上、めいわくを
かけるつもりはないわ。
あたしは出ていくから…▼
- [シャロン]
- あ、だめですよまだ動いちゃ…▼
- [ヴェロニカ]
- ……っ……▼
- [シャロン]
- ほらほら。
大怪我してるんですから…
傷が治るまで動くなんて無理ですよ。▼
それに、
アンナ隊長やお兄様は言ってました。
ヴェロニカ皇女は渡さないって。▼
よくわかりませんけど、レティシアさんは
ヴェロニカ皇女に無実の罪を着せて、
処刑しようとしてるんです。▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
…そうだとしても、
なぜあなたたちが
あたしをかくまうの?▼
あたしが処刑されたって…
あなたたちにはかんけいないのに。▼
- [シャロン]
- 関係あります!
だってこの間は、一緒に
協力し合ったじゃないですか。▼
エンブラの呪いさえなければ、
わたしたちは戦う必要なんてないんです。▼
そうすれば、友達にだってなれます。
そうですよね?▼
- [ヴェロニカ]
- …………。
…あきれるわ。
そんなことを考えてたなんて…▼
あたしは…べつに…
…っ…▼
- [シャロン]
- あ、だから
寝てないとだめですってば。▼
あ、その前にごはん食べないと。
パン食べれそうですか?
それともスープとか?▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
…すこしだけ…
…スープをちょうだい…▼
4章5節 告げられた別離†
オープニング†
- [レティシア]
- ごきげんよう、アルフォンス王子。
考え直していただけましたか?▼
- [アルフォンス]
- ……。
君の言葉は嘘ではなかった。▼
つまり、
この闇をもたらした元凶は
君ということになる…▼
- [レティシア]
- ええ。
ですが、私をここで討とうなどと
考えても無駄なことです。▼
この戦いにあなたが勝っても、
私は兵を盾にして一時撤退し、
報復に新たな町を闇に沈めるだけ…▼
さあ、一緒に数えましょうか。
いくつの町を滅ぼしたら、
あなたはヴェロニカを渡すのかしら?▼
- [アルフォンス]
- ……くっ!▼
クリア後†
- [レティシア]
- あくまで拒否、ということですね。
残念です。
それではまた町が一つ…▼
- [ヴェロニカ]
- まって…▼
- [アルフォンス]
- ヴェロニカ皇女!?
どうしてここに…▼
- [シャロン]
- そんな…
あんな怪我で…
ここまで来るなんて…!▼
- [ヴェロニカ]
- おねえさま…
あたしはここよ。
おねえさまといっしょにいくわ。▼
だから…アスクは…
かんけいないわ。▼
- [レティシア]
- 結構。
ではお前たち、
ヴェロニカを連行しなさい。▼
捕虜以下の扱いで構いません。
抵抗したら手足の骨を折りなさい。▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
- [シャロン]
- 待ってください、ヴェロニカ皇女!
だめです、このままじゃあなたが…▼
- [ヴェロニカ]
- …だまりなさい。
あなたたちは敵よ…
敵とはなすことなんて、何もない。▼
あたしのことはあたしが決める…
敵のあなたたちが、さしずしないで。▼
- [シャロン]
- ヴェロニカ…皇女…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [レティシア]
- ご協力に感謝致します。
アスク王国の皆様。▼
- [アンナ]
- もう用は済んだでしょ。
私たちはアスクに戻らせてもらうわ。▼
- [レティシア]
- いいえ、まだ帰らせはしません。▼
アルフォンス王子、シャロン王女。
お二人も武器を捨て、
こちらへ投降していただきましょう。▼
- [アンナ]
- な、何言ってるの!
そんな要求に従えるわけないでしょ!▼
行くわよ、みんな!
一刻も早くアスク領に戻って、
この件を正式に…▼
- [レティシア]
- 先ほどと同じです。
従わないのなら、またあなた方の
町が一つずつ滅んでいくでしょうね。▼
- [シャロン]
- そんな…
そんなこともうやめてください!▼
- [レティシア]
- でしたらシャロン王女、
あなたが武器を捨て、
こちらへ来てくださればいいのです。▼
ご心配なく。
大切な貴賓に危害など加えません。
我が名において誓いましょう。▼
- [シャロン]
- わ、わかりました…
だからもう、これ以上ひどいことは…▼
- [アルフォンス]
- シャロン、待つんだ。
…………▼
- [レティシア]
- まだお時間が必要なようですね、
それではゆっくりお考えくださいな。▼
ごきげんよう。
またお会いしましょう。▼
- [シャロン]
- お兄様…▼
- [アルフォンス]
- ……▼
- [アンナ]
- 当然だけど、
要求に従うことはあり得ないわ。▼
今、あなたたちが敵の手に落ちれば、
外交上の人質にされ、
最悪殺されるわ…▼
- [シャロン]
- でも、このままじゃ…
みんながどんどん
闇に飲み込まれていくんですよね…▼
- [アルフォンス]
- レティシア将軍が闇の元凶…
彼女に元通りにさせるしかない。
容易ではなさそうだけれど…▼
- [アシュ]
- えー、誠に遺憾ではございますが…
アルフォンス様の仰る通りであります。
あの闇はエンブラの力でありますので…▼
ですが皆様、どうかご安心ください。
偉大なるアスク様から私が
お預かりしたお力をもってすれば…▼
あの如何ともしがたい闇を…
もしかすると打ち消すことも
できるのではないかと思われます。▼
- [シャロン]
- 本当ですか!?▼
- [アシュ]
- あ、ええと、あくまで絶対ではなく、
もしかしたら…ですから、
だめでしたら大変申し訳ありません…▼
このアシュ、皆様の明るい暮らしのため、
精一杯善処致しますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。▼
コメント†
Last-modified: 2022-02-21 (月) 16:14:28