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章別会話
第3部 2章 禁忌の扉†
2章1節 王命†
オープニング†
- [グスタフ]
- …………▼
- [アルフォンス]
- 父上…お久しぶりです。
拝謁を賜り、
光栄に思います。▼
- [グスタフ]
- …………▼
- [アルフォンス]
- あ、あの…▼
- [ヘンリエッテ]
- アルフォンス、
緊張しなくて大丈夫よっ。▼
この人、本当は
あなたたちに会えなくて
寂しがってたんだから。▼
- [グスタフ]
- ヘンリエッテ…
その話は今無用だ。▼
- [ヘンリエッテ]
- あら、ごめんなさい。▼
- [グスタフ]
- アルフォンスよ。
ヘンリエッテから
事のあらましは聞いたであろう。▼
今、アスク王国は
外敵に脅かされておる…▼
- [アルフォンス]
- 死の王国ヘル…
母上からそう伺いました。▼
ですが、僕が知る限り
そのような異界の存在は…▼
- [グスタフ]
- 西方の荒涼たる墳墓…
そこに、
死の王国へ通じる扉がある。▼
二十年前…
わしが命じて壁を築き、
今まで封じてきたものだ。▼
- [アルフォンス]
- 壁を…?▼
- [グスタフ]
- お前も知っての通り、
我らアスクは
扉を閉じる力は持たぬ…▼
ゆえにヘルとの道を閉ざす
唯一の方法は、
高く厚き壁を築くこと…▼
二十年の間、
ヘルからの侵入はなく、
壁はひび一つ入りはしなかった。▼
だが、今…突如、
その壁が打ち砕かれた。▼
死の軍勢が
このアスク王国に
雪崩れ込んできたのだ…▼
- [アルフォンス]
- ……!▼
- [グスタフ]
- 民に害が及ぶ前に、
我々の手で敵を
食い止めねばならぬ。▼
よいな、アルフォンス。▼
- [アルフォンス]
- 承知致しました、父上。
必ず…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [アルフォンス]
- エクラ、
僕たち特務機関は先行して、
荒涼たる墳墓に向かうことになったよ。▼
- [アンナ]
- 現地の敵情を偵察し、
本体の王国騎士団が到着した時に
情報を伝えるのが私たちの役目。▼
責任重大よ。
さあ、行くわよ!▼
クリア後†
- [エイル]
- エクラ…▼
私は…
あなたたちに尽くすわ…
どんな命令でも…服従する…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [ロキ]
- 死の国の軍勢…
厄介な相手ねえ。
ねえ、ヴェロニカ皇女。▼
- [ヴェロニカ]
- ロキ、あなた…
あたしをうらぎったくせに…
よく平気なかおでもどってきたわね。▼
- [ロキ]
- あらん。そんな顔しないでぇ。
最後は助けてあげたじゃない。▼
それとも、許さない?
殺しちゃう?▼
- [ヴェロニカ]
- そうしたいけど…
あなたの首を引き抜いたって、
どうせあなたはころせない…そうでしょ?▼
- [ロキ]
- まあ、私のことなんて
どうでもいいじゃない。それより…
どうするのかしら、ヴェロニカ皇女?▼
お兄様は例の件で
ずっとご不在なんでしょう?
あなたは…エンブラ帝国はどうするの?▼
- [ヴェロニカ]
- …………
ヘルがアスクを
ほろぼすのはいいわ…▼
でも、エンブラまで攻撃されてる…
それは、ゆるせない…▼
- [ロキ]
- 仕方ないわ、
死の国にとっては、
生者はすべて敵だもの。▼
ヘルは厄介な相手よ。
アスクだけでヘルに勝つのは…
まあ、無理ね。▼
- [ヴェロニカ]
- ロキ…▼
これは…
あなたのしわざ…?▼
- [ロキ]
- まさか、そんなことしないわ。
私はいつだって
ヴェロニカ皇女の味方よ?▼
- [ヴェロニカ]
- ……ふぅん……▼
- (※2節と3節は会話なし)
2章4節 先行偵察†
- (※オープニング会話なし)
クリア後†
- [アンナ]
- もうすぐ私たちは
荒涼たる墳墓が
見える位置まで近づくわ。▼
墳墓には敵の本軍が
待ち受けているかもしれない。
慎重に行動するわよ。▼
2章5節 王の姿†
オープニング†
- [シャロン]
- シャロン、
偵察から戻りました!
墳墓周辺に敵影あり!▼
- [アンナ]
- やっぱりね…
それで、数は?▼
- [シャロン]
- すごくたくさん…
数千規模でした!▼
でも、みんなあっちに…
南の方に移動してるみたいです。▼
- [アンナ]
- 南…?
ここから南には確か…▼
- [アルフォンス]
- 南方の…白き丘の街…
ここから一日もない距離…▼
- [アンナ]
- …まずいわね。
今、あの街には防衛のための
兵はほとんどいないわ…▼
- [シャロン]
- わ、わたしたちで
助けに行きましょう!▼
- [アンナ]
- ちょ、ちょっと待ちなさい!
数千規模の敵軍…私たちだけで
立ち向かえる相手じゃないわ。▼
国王陛下には
至急の伝令を向かわせるわ。
今は騎士団の到着を待つべきよ。▼
ただ…▼
- [アルフォンス]
- ただ…
おそらくは間に合わない…▼
- [シャロン]
- そんな…
このままじゃ
街の人たちがみんな…!▼
- [アンナ]
- っ……
そうね。このまま
見殺しにはできないわ…▼
なんとかして、少しでも
時間稼ぎができれば…▼
- [アルフォンス]
- …………▼
アンナ隊長…
今、敵軍の後方に
僕たちが姿を晒せば…▼
- [アンナ]
- 敵軍は止まり…
標的は私たちに切り替わる。
でも…▼
そこから逃げ延びるか、
騎士団到着まで耐え凌がないと
いけない…▼
危険すぎるわ。▼
- [アルフォンス]
- はい…危険は承知しています。
ですが、今、
彼らを救う方法は…▼
- [アンナ]
- …それしかない…か。▼
時間がないわ!
みんな、少数隠密行動で
敵の後背を狙うわよ!▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [アルフォンス]
- 潜伏を保ったまま、
部隊を最小規模に分散し、
敵後方から側面にかけて広く展開…▼
各部隊が潜伏を解き、
大軍の存在を偽装する…▼
敵は警戒し、陣を組む…
でも、時間稼ぎできるのは数刻だ。
いずれ露見する。その時は…▼
- [シャロン]
- 各部隊は即時離脱っ!
はぁっ…はぁっ…で、でも、
あの敵どこまで追ってくるんですか~!?▼
- [アンナ]
- 逃げ回れるのはここまで。
騎士団到着まで…
それまでなんとか生き延びるわよ!▼
クリア後†
- [アンナ]
- 国王陛下の
王国騎士団が到着したわ!▼
- [シャロン]
- 敵軍が退いていきます!
やりました!▼
- [アルフォンス]
- ああ、ここから敵軍が
街へ向かえば
騎士団に背を討たれる。▼
これで、
街の人々の安全は…▼
- [グスタフ]
- アルフォンス。▼
- [アルフォンス]
- !
父上…▼
- [グスタフ]
- 状況は聞いた。▼
なぜ危険を冒した?▼
- [アルフォンス]
- それは…▼
- [シャロン]
- お父様!
わたしたちは街の人たちを…▼
- [グスタフ]
- シャロン。
わしはアルフォンスに問うておる。▼
- [シャロン]
- は、はい…▼
- [アルフォンス]
- …父上。
敵軍は、白き丘の街に
迫りつつありました。▼
僕たちは、敵軍が
街を侵すのを阻止するため、
作戦行動を…▼
- [グスタフ]
- 敵軍の情報は兵数のみ…
その練度は未知であった。▼
敵軍がお前の想定以上に
精強であったなら…
お前は死んでいた。違うか?▼
- [アルフォンス]
- それは…
…仰る通りです。▼
- [グスタフ]
- 先のムスペルとの戦で、
特務機関は大功を成した…
そのことは認めている。▼
だが、アルフォンス。
お前がその中にあって
剣を振るうべきだとは思わぬ。▼
お前は
英雄になる必要はない。▼
- [アルフォンス]
- 父上、僕はただ…▼
- [グスタフ]
- 民を救いたい、か。
王は目の前の民だけを
救えばよいのではない。▼
広き領土に住まう
何十万、何百万もの民を
等しく救わねばならぬ。▼
今のお前に
それができるというのか。▼
- [アルフォンス]
- ……。
…言葉もありません。
ですが…▼
父上が広く国を治める間、
助けを求める人々を
僕が少しでも救えたなら…▼
- [グスタフ]
- わしが死んだならば
どうなる。▼
お前はただちに王となり、
国を治められるか。▼
- [アルフォンス]
- それは…▼
いえ、僕にはまだ
父上のような力はありません。▼
- [グスタフ]
- では、お前が剣を振るい、
戦で死んだならばどうなる。▼
わしが王位を務められる時は
そう長くはあるまい。
遠からず、わしは死ぬ…▼
その後、
アスクの民はどうなる。▼
- [アルフォンス]
- それは…▼
- [グスタフ]
- アルフォンス。
お前に必要な力は、剣ではない。▼
万民を守り導くことがお前の役目だ。
だが、お前は目の前で苦しむ民しか
見えておらぬ。▼
それは、ただの情に過ぎぬ。
王たる者の器にはほど遠い…▼
- [アルフォンス]
- 申し訳…ありません…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [ヘンリエッテ]
- ア~ルフォンスっ▼
- [アルフォンス]
- は、母上…!?
どうされたのですか?▼
- [ヘンリエッテ]
- 可愛い息子が
叱られてたから、
慰めてあげようと思って。▼
- [アルフォンス]
- だ、大丈夫ですよ。
僕はもう子供では
ありませんから…▼
- [ヘンリエッテ]
- そう?
それはそれで寂しいけど…▼
- [アルフォンス]
- それに…
父上が仰られたお言葉は
正しいです。▼
僕は、父上のように
広くものを考えることが
できていません…▼
- [ヘンリエッテ]
- そう…あなたが
そう言っていたのを知ったら、
あの人も喜ぶでしょうね。▼
ふふ…でも、懐かしいわ。
あの人もね、若い頃は
あなたにそっくりだったのよ。▼
- [アルフォンス]
- え!?
ち、父上がですか…?▼
- [ヘンリエッテ]
- ええ。城を飛び出して、
人々を助けるために戦ったり、
異界に探索に出かけたり…▼
いつも無茶ばかりしてて…
私があの人と出会ったのも
そんな頃だったわ…▼
- [アルフォンス]
- 信じられません…
あの父上が…▼
- [ヘンリエッテ]
- 本当に血気盛んで、
傍にいないと
危なっかしくて…▼
あの人が今みたいに
用心深くなったのは…
…………▼
- [アルフォンス]
- 母上……?▼
- [ヘンリエッテ]
- なんでもないわ。
今日はゆっくりやすんで、アルフォンス。
また明日ね。▼
コメント†
Last-modified: 2020-01-25 (土) 01:12:54