章別会話/10章鏖殺の魔女スラシル

[ヴェロニカ]: この奥よ…
神殿のいちばん奥に…
武器はあるわ。▼
[シャロン]: 鮮血の神殿…
なんだか
不気味な場所です…▼
[ヴェロニカ]: いそいで…
じゃまが入る前に…▼
[アルフォンス]: 待つんだ、ヴェロニカ皇女。
それ以上奥に行ってはいけない。▼
[ヴェロニカ]: ？
なに言ってるの…？▼
[アルフォンス]: 異界のヴェロニカ皇女…
スラシルは言っていた。
ヘルは殺させないと…▼
僕たちが次に
ヘルを討つ武器を目指すことは
予測していたはずだ。▼
にもかかわらず、エンブラの書庫に
この神殿の情報は残されていた…
隠滅されることなく。▼
つまり、それは…▼
[ヴェロニカ]: わな…？▼
[スラシル]: …ふぅん…
知っててここへ来たのね。▼
[ヴェロニカ]: あなた…！▼
[スラシル]: その通りよ。
ヘルを殺せる武器は
ここにはもうない…▼
[ヴェロニカ]: だましたのね…▼
[スラシル]: おばかさん…
あなたの考えてることなんて
手に取るようにわかるわ。▼
だって、
あなたは私だもの…▼
でもアルフォンス王子…
あなたはだまされたふりをして
ここまで来た…どうして？▼
[アルフォンス]: 僕たちを罠に嵌められると思えば
君は、ここに来る…
みずからとどめを刺すために。▼
それは同時に、
ヘルの将である君を討つ
好機でもある…▼
死の王国の将スラシル…
君は、ここで倒す。▼

（場面転換。戦闘マップへ）

[スラシル]: いさましいわね…
でも、ここで死ぬのは
あなたたちよ…▼
ヘルは殺させない…▼
[アルフォンス]: なぜヘルを守る？
ヘルは君にとっても敵のはず…！▼
[スラシル]: だって、そうでしょう？
あなたたちがヘルを討てば
あなたたちの世界は救われる…▼
でも、もう滅んでしまった
私たちの世界は…？
誰が救ってくれるの？▼
[ヴェロニカ]: …………▼
[スラシル]: 誰も救ってはくれない。
あたりまえでしょう？▼
だから、
私とアルフォンスは…
あなたたちを殺すしかないの。▼
あなたたちの世界を滅ぼして…
ヘルの力で
私たちの世界を元に戻す…▼
これは、どちらに
死を押しつけるかの戦いなの…▼

↑

クリア後†

[スラシル]: ああ…
ごめん…なさい…
お兄様…▼
お兄様を…たすけるって…
やくそく…したのに…
…………▼
[ヴェロニカ]: ヴェロニカ…▼
…同情はしないわ。
あたしたちは、
どちらもゆずれなかった…▼
たたかって、一方が
生きのこるしかなかった…▼
でも、やくそくしてあげる。▼
ヘルは、ころすわ。▼