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章別会話

宿命を越えて

宿命を越えて

オープニング

[アンナ]
『ヴェロニカの身柄を引き渡せ』…▼
この書状の送り主は、
例の正体不明の敵軍を
援護しているわ。▼
書状の紋章…
以前、エンブラ帝国の
侵略を受けた異界のようね。▼
[ヴェロニカ]
…………▼
[セリカ]
引き渡せって、そんな…!
ここにいるヴェロニカは、平和のために
力を貸してくれているのに!▼
[アンナ]
だけど、彼らにしたら同じ顔、同じ容姿の
ヴェロニカ皇女…別人だと説明しても
納得させるのは難しいでしょうね。▼
[シャロン]
アンナ隊長、
砦の外に敵軍が迫ってきてます!▼
[ヴェロニカ]
…………▼
あたしがここにいることで
戦いがおきてしまう…
それは本意じゃないわ。▼
[ヘクトル]
だからと言って、
引き渡せるわけねえだろうが!▼
[エフラム]
ヴェロニカ皇女、
君に咎がない以上、
罰せられるいわれはない。▼
君は俺たちと共にここへ呼ばれた…
俺たちの仲間だ。▼
[ヴェロニカ]
……なかま……▼
[セリカ]
大丈夫よ、ヴェロニカ。
彼らは誤解しているだけ。
話せば、きっとわかってくれるわ。▼
[アンナ]
彼らに対しては、
特務機関が説得工作を行うわ。
時間はかかりそうだけど…▼
その間、この砦で
ヴェロニカ皇女を守り切るわよ!▼

C

[ヴェロニカ]
…………▼
[アルフォンス]
ヴェロニカ皇女…▼
[ヴェロニカ]
この世界にいるもうひとりのあたしは
血の宿命にしばられて…
アスク王国を狙っている…▼
そして、あたし自身も…
自分自身がここにいることで
戦いの原因になってる…▼
もしかしたら、あたしの中にも
戦乱をひろげる血の宿命が…
眠っているのかもしれない。▼
[ヘクトル]
そんなものは関係ねえよ。
運命を決めるのは自分自身だ。▼
俺はただ生まれた家や血に従って
今まで生きてきたわけじゃねえ。▼
自分がどうありたいか、
どういう未来に進みたいかってのは
自分で決めるもんだぜ。▼
[アルフォンス]
僕もそう思うよ。
自分がどのように世界と関わるか…▼
決めるのは君次第だ、
ヴェロニカ皇女。▼
[ヴェロニカ]
…………▼

B

[アンナ]
みんな、喜んで!
説得はうまくいったわ。▼
私たちの傍にいるヴェロニカ皇女は、
彼らの世界を侵略した人物とは無関係…
ちゃんと、事実を理解してもらえたみたい。▼
[シャロン]
良かったです!
これで敵軍との戦いに
集中できますね。▼
[アンナ]
それで、ヴェロニカ皇女は?▼

 (場面転換)

[ヴェロニカ]
…………▼
[セリカ]
ヴェロニカ、少しいいかしら?▼
[ヴェロニカ]
セリカ…
あたしは、あなたにも
めいわくをかけたわ…▼
[セリカ]
いいえ、迷惑なんかじゃないわ。
私は私の意志に従って戦ったの。▼
実は私もね…この世界に来る前に
強大な力に操られて…大切な人と
刃を交えたことがあったの。▼
私の意志とは別に、大切な人たちを
傷つけ…悲しませてしまった。▼
[ヴェロニカ]
…………▼
[セリカ]
その事実は覆せない。でも……
償うことはできる。だから私はこうして
今も戦い続けているの。▼
だけどヴェロニカ…あなたは違うわ。
この世界のヴェロニカがやったことを
あなたが償う必要はない。▼
あなたが気に病む必要はないのよ。
あなたは、あなたの中の正義を
信じて戦えばいいと思うの。▼
[ヴェロニカ]
どうしてわかったの…?
あたしの中に…迷いがあったこと。▼
[セリカ]
ふふっ、わかるわよ。
だってあなたは大切な仲間だから。▼
[ヴェロニカ]
ありがとう…。
そうね、あたしはあたしの
信じられるもののために戦うわ。▼
信じられるもの…
大切な、仲間たちのために…▼

A

[ヴェロニカ]
…あたしは、あたし。▼
たとえ姿形は同じでも、
エンブラ帝国のヴェロニカと、
あたしはちがう…▼
あたしは…成すべきことをやるわ、
あたし自身の意思で。▼
そして…あたしには仲間がいる。
それが彼女とあたしの…一番のちがい。▼
[セリカ]
ヴェロニカ…
そうね、あなたは私たちの
大切な仲間。いつだって隣にいるわ。▼
[ヴェロニカ]
万が一、自分の中に戦乱をのぞむような
血が流れていたとしても…
けっして悲劇はおこさない。▼
あたしは、あたしの意思で
未来をえらびとる…▼
[ヘクトル]
ああ、その意気だ。▼
[エフラム]
君が正しい道を歩めば、
きっと多くの希望を呼び寄せる。
戦乱ではなく、光ある未来をな。▼
[セリカ]
さあ、一緒に行きましょう、
ヴェロニカ。手を取り合って、ね。▼
[ヴェロニカ]
そうね…あなたたちと一緒なら、
あたしはさびしくない…▼
行きましょう…
戦乱の炎をしずめるために。
そのために、あたしはここにいるのだから。▼

女神の神官戦士 セリカ

C

[セリカ]
あら、エクラ
見回りかしら?▼
え? なにを考えていたかって?▼
今日通った村が幼い頃に
過ごした場所に似ていて…
ラムの村って言うのだけれど。▼
どうしてかしら。過ごした時間は
決して長くはないのだけれど…
あのころの記憶は鮮明に覚えているの。▼
村の見張り台においてあった
馬止めの形、柵についてた傷…
些細なことまで全部覚えてる。▼
あとは…風景だけじゃなく
一緒に過ごした大切な人たちのこと。
私に優しくしてくれた村のみんな、
そして…一緒に遊んでくれたアルムやグレイ、
クリフ、ロビン、エフィたち…▼
あのころは…みんなで一緒に
クタクタになるまで走り回って、
明日が来るのが待ち遠しかった。▼
明日はきっと、今日よりも
楽しい日になる。またみんなで
笑い合って過ごせるんだって。▼
そう疑わず、眠りについていた…
ふふっ、なんだか懐かしいわ。▼
エクラ、
あなたにもそういう忘れ難い
場所はあるのかしら?▼
今度、時間があるときに
話を聞けるとうれしいわ。▼

B

[セリカ]
私、ときどき考えてしまうの。▼
今でこそ英雄として
人々を守るために
戦場に身をおいているけれど…▼
もしかしてラムの村でただの村人として
暮らしていたら、いったいどんな
人生を歩んでいたのかしらって。▼
きっと私はみんなと一緒に畑を耕して
森や山で採集し、豊かな季節とともに
平穏な人生を送っていたのかもしれない。▼
ラムの村を出たあとに身を寄せた
ノーヴァ島の修道院で神官として
暮らす人生もあったのかもしれない…▼
戦いとは無縁な穏やかな日々…
教会の鐘とともに、水平線の向こうに
暮れゆく夕陽を見守りながら一日を終える。▼
英雄としての人生とは真逆の生き方、
もしかするとそんな生き方も
歩めたのかもしれないわね。▼
でも、私が剣を取らなかったら
救えなかった命もたくさんあるし
出会えなかった人々もいる。▼
私が普通の村人だったら
エクラ、あなたにも
出会えなかったでしょうし。▼
今の私は、ただの村人でも
ひとりの神官でもない…英雄として
課された使命を果たさないと…ね。▼

A

[セリカ]
エクラ、もしあなたに
英雄としての道以外の人生が
用意されていたとしたら…▼
あなたは、それを選ぶ?▼
…そう。
あなたらしい答えね。▼
私もそう。英雄として誰かの助けに
なれるなら…大切な人を守れる力が
あるのなら、私は迷わず剣をとる。▼
もし、ほかの人生が
用意されていたとしても…
私も誰かの役に立つ道を選ぶわ。▼
エクラ、
あなたと同じようにね。▼
それはきっと私たちだけじゃない。
ヴァイス・ブレイヴに集った英雄たち、
みんながそういう気持ちだと思うの。▼
自分のためだけに
英雄としての力を使うのではなく
誰かのために力を使いたい…▼
もしかすると、そういう
想いが英雄としての自分を
支えてくれているのかもしれないわ。▼

S

[セリカ]
私が英雄としての道を
歩み始めたのは、最初から
強い力があったからじゃない…▼
最初にあったのは想いだった。
戦乱を鎮めたい…。
大切な人たちを守りたい…▼
そういう想いが
自分に英雄としての力を
くれたように思うの。▼
もし私がソフィアの王女として、
みんなに守られて暮らせたとしても
私はきっと、その選択肢を選ばない。▼
今の私には英雄として戦える力がある。
ならばその力を、人々のために
活かす義務があるのではないかしらって。▼
この力は私一人だけのものじゃない。
もしかすると、みんなの力を
私が預かっているだけかもしれない。▼
そう考えると…戦乱があるかぎり
私は立ち止まるわけにはいかない。
立ち止まってはいけないと思うの。▼
すべての戦いが終わり
世界が平和になったそのときこそ…▼
改めて、これからの人生を
考えてみるのも
いいかもしれないわね。▼
剣をとって戦う以外の未来が
きっと来ることを信じて…
今は英雄として前に進むわ…!▼

大いなる皇女 ヴェロニカ

C

[ヴェロニカ]
…………▼
さっき、お城をあるいていたら
あたしの顔をみた兵士が
すごくおどろいてた…▼
まるで、こわいおばけを見たみたいに
ひきつったかおをして…
にげてしまったわ…▼
もしかしてあたしはまだ
みんなに怖がられているの…?▼
…そう、ありがとう。
あなたは…やさしいのね。▼
ここにいるあたしと…
エンブラ帝国にいるヴェロニカは
まったくの別人…▼
そう頭でわかっていても…
やっぱり理解できないのかもしれない。▼
あたしは、まちがわれても
とがめたりはしないわ。
気にも、しない…▼
でも、さっきあった兵士みたいに
みんなはあたしをこわがって、
ちかづこうとはしない…▼
…………▼
みえない、壁。
あたしとみんなの間には
それがあるのかも…しれない。▼

B

[ヴェロニカ]
どうすれば…もっとみんなと
したしく…なれるの?▼
あたしはここにくる前も
皇女として…ふるまっていた。▼
あたしがなにもしなくても
まわりの人たちが
あたしに声をかけ、したしくしてくれた…▼
だから、あたしは自分から
ほかの人にあゆみよったことは…
ほとんどないの。▼
でも、この世界では、
あたしは皇女ではなく
ひとりの英雄…▼
いままでのように、みんなが
かしづいてくれるわけじゃない…▼
エクラ、
あたしは…
どうふるまうべきだと思う…?▼
え…?
次にあうときまでに
考えておいて…くれるの?▼
ありがとう…やっぱり
あなたはやさしいのね。▼
姿も性格もちがうけど…
あなたはどことなく
お兄様に似ているわ。▼
まとっているやさしい空気が…
そうかんじさせるのかしら…▼

A

[ヴェロニカ]
みんなとなかよくするコツは…
普通にしている…こと?▼
あたしにとっての普通が
みんなにとっての普通とは
かぎらないと…思うけど。▼
え?
あいさつをするだけで…
いいの?▼
おはよう。
こんにちは。
こんばんは…▼
このみっつのあいさつだけで、
みんなと仲良く…なれるの?▼
そう…これが
エクラにとっての
普通、なのね…▼
そういえばあたし…
お兄様以外に自分から
あいさつなんてしたこと…なかったかも。▼
もしかして…お兄様にするように
みんなと…接すれば…
なかよくなれるの…?▼
わかった。あなたをしんじるわ。
やってみる。ふつうに
あいさつすることから…▼

S

[ヴェロニカ]
見て、エクラ。
きれいでしょ、この花…▼
さっき、城のろうかですれちがった
兵士からもらったの。▼
あなたの…いうとおりだったわ。▼
あたしからあいさつをするだけで
みんなが親しく…
話しかけてくれるようになったの。▼
お城の兵士たちだけじゃない。
アルフォンス王子、シャロン王女、
英雄たちともしたしくなれた気がする…▼
あいさつってふしぎね。
みじかい言葉にいろいろなものが
つまっているとおもうの。▼
ありがとう、エクラ。
あなたは、あたしにきっかけをくれた。▼
いまはもう…
みんなとの間に
壁はかんじない。▼
みんなが…あたしを仲間として
うけいれてくれていることを
つよく……かんじるの…▼
せいいっぱい、力をかすわ。
あたしをうけいれてくれた
みんなのためにも…▼
そして、あたしに
かわるきっかけをくれた
エクラのためにも…▼

双聖の勇王 エフラム

C

[エフラム]
ふっ! はっ…!
む…エクラ、
見ていたのか。▼
これは黒斧ガルム…
グラド帝国に遺されていた
双聖器と呼ばれる武器だ。▼
ゆえあって俺が使わせてもらっているが
得意な槍と違い、自分の手足のように
使うには、まだまだ修練が必要だ。▼
俺のことを【勇王】と
呼ぶ人間もいるが…
俺は武に関しては妥協しない。▼
しかしその呼び名が優れた王と
同等の意味を持つのかと言えば…
俺はそうは思わない。▼
たまたま備わっていたのが
武の才だった…
ということなのだろう。▼
本当に俺が民を統べる王の器に
ふさわしいかどうか…
その答えはまだ出ていない。▼
ふっ…
そんな不安そうな顔で見るな、
エクラ。▼
戦士、そして英雄…王としても
俺は研鑽を続けていくつもりだ。▼
エクラが見て、
王として欠けているものが
俺にあるなら、遠慮なく言ってくれ。▼

B

[エフラム]
なぜ俺が
自分を優れた王でないと思うか、
理由を知りたいと…?▼
そうだな、先日も言ったように
俺は武や戦ならば
誰にも負けない自信がある。▼
しかし、内政や経済のような
国の礎を築くことについては素人同然。
妹のエイリークのほうが何倍も優秀だ。▼
生来の学問嫌いもあるが…
おそらく俺には才がないのだ。
平時の才というものが…▼
戦の才はともかく
民の生活を守る内政に疎いのは
王としては致命的な欠点だ。▼
それを埋めてくれる補佐役がいないと
俺は王として、民たちの暮らしを
守ることができない。▼
それが、俺が
優れた王ではない理由だ。▼
無論…だからといって
王の責務を投げ出すことなど
許されぬことだ。▼
欠けている資質を埋めるため
武器を振るう以外の努力も
必要なことは理解しているが…▼
机に向かっていると
やはり俺には不向きな性分だと
つくづく思い知らされる。▼
こういうことを言うと
またエイリークに不安そうな顔を
させてしまう。精進…せねばな。▼

A

[エフラム]
エクラ、
こんな時間まで見回りとは
精が出るな…▼
そういう俺も寝付けずに
訓練をしていたのだがな。▼
王になる以前は槍一本で身を立てて
大陸一の傭兵になることが夢だった。▼
傭兵の世界で問われるのは実力のみ。
そこでは王族の肩書きなど
なんの役にも立ちはしない。▼
自分の腕だけでどこまで行けるのか
どこまでやれたのか…そのことが
今でも胸の内をよぎることがある。▼
もっとも…人間というものは
自分が選ばなかった道ほど
まぶしく見えてしまうこともある。▼
まったく未練がないとは言えないが…
今の俺には大陸一の傭兵よりも
目指さなくてはならないものがある。▼
王として、
一人でも多くの民の声に応えたい。
それが今の…俺の夢だ。▼
大陸一の傭兵も、民の声に応える王も
どちらも険しい道のりが
待っているのは間違いない。▼
しかし俺は…
歩みを止めるわけには行かない。▼
優れた王になるための道は
俺一人のものではない。俺の後ろには
多くの民がいるのだからな。▼

S

[エフラム]
黒斧ガルム…
なんとか使いこなすことができそうだ。
ようやく俺の手にも馴染んできた。▼
この斧は俺の友だった男の国に
遺されていた、偉大な双聖器。▼
この斧を振るうことで友の意志を継ぎ
ともに戦うことができるのなら…
それは無上の喜びだ。▼
俺は学問嫌いだったが
あいつは穏やかで学があり、王として
俺よりもふさわしい器を持っていた。▼
あいつなら、
きっと良い王になれた…
そう、そのはずだった…▼
…すまない。
もちろん俺も、あいつ以上に
優れた王になってみせる。▼
俺には支えてくれる仲間たち、
エイリーク、そして…
エクラがいる。▼
皆のためにも、
それにあいつのためにも…
俺は王としての責務を果たす。▼
これからも俺を支えてくれ、
エクラ。▼
そして約束しよう。俺は
お前の信頼に応えるべく
勇気を持って戦い続けることを…▼

大いなる重騎士 ヘクトル

C

[ヘクトル]
999、1000…!
ふう、今日の素振りは終了っと。▼
ん、エクラ…
いつからそこにいたんだ?
お前は気配を消すのがうまいな。▼
見ての通り、日課の訓練だ。
こいつだけはなにがあっても
欠かせないものだからな。▼
一日でも休めば身体がなまっちまう。
それにあいつの背中を追いかけるのは
性に合わないからな。▼
エクラには
話していなかったか…
ああ、エリウッドのことだ。▼
あいつとは、二か月に一度、
互いの訓練の成果を確かめるために、
真剣勝負をしててな。▼
戦績は、13勝13敗5分け…
いや、12勝14敗4分けだったか?
とにかくまあ互角ってとこだ。▼
次の試合は負けられねえからな。
そのためにも欠かせないんだよ、
この毎日の訓練がな。▼
よし…今日は身体のキレもいい。
もう1000回、
素振りといくか!▼

B

[ヘクトル]
そういやエクラ、
お前には、絶対負けられねえっていう
相手はいるのか?▼
戦場に出て戦うってわけじゃなく、
お前の場合は軍師としての
勝負ってところか。▼
…なんだって?
闘技場?
異界の強敵?▼
なるほどな。
お前の作戦指揮は
そうやって磨かれてるってわけか。▼
で、お前の戦績のほうは
どうなんだ?▼
おおっと、全部言わなくてもいい。
へっ、その顔を見ればだいたい
予想がつくってもんだ。▼
軍師のお前が強くなるということは
ヴァイス・ブレイヴ…そして
俺たち英雄も強くなるってことだ。▼
本気で向き合ってくれる
好敵手には感謝しないとな!▼

A

[ヘクトル]
よう、今週の調子はどうだったんだ?▼
…ははっ、そいつはいい。
エクラらしい
面白い戦い方をしたもんだな。▼
俺もエリウッドだけじゃなく
もっといろいろな強敵たちと
手合わせをしてみたいもんだ。▼
だが今は…
果たさなければならない使命がある。▼
強くなるのも大切だが
まずは、人々の期待に
応えられる人間にならないとな。▼
そもそも俺は、自分一人では
ここまで成長することはできなかった。▼
故郷が戦乱に巻き込まれ
否応なく成長を迫られたのも一因だが…▼
俺の後ろには守るべき民がいた。
彼らの存在も…
俺を大きく成長させてくれたんだ。▼
そしてもちろん、
エリウッドという
友の存在も…な。▼
人間にはいろいろな成長の方法があり
己を磨く道筋がある。▼
俺が歩んできた道は
決して平坦とは言えなかったが…▼
結果として幾多の困難は
俺を成長させてくれた。
感謝すべきことかもしれないな!▼

S

[ヘクトル]
よう、エクラ
今日の戦いの指揮も見事だったな。▼
最初にお前に会ったときよりも
指揮の腕が上がっている気がするぜ。
日々の成果が出てるんだな、きっと。▼
人は一人だと、いくら鍛錬を重ねても
成長の結果が見え辛い。
成長する気力も失われちまうかもしれない。▼
だが、好敵手がいれば
追いつき、追い越そうと
自分も成長することができる。▼
俺にとってエリウッドはかけがえのない
親友であると同時に、俺を成長させる
とびっきりの試練なのさ。▼
そして、俺自身もまた…
あいつを成長させるための
試練になれればと思っている。▼
いつも全力で真っ向勝負してくる
あいつの気迫に恥じないようにな。▼
お前も異界にいる好敵手たちと
切磋琢磨を続けているかぎり
成長は止まらないはずだ。▼
俺たちは本当に幸運だな。
とびっきりの好敵手に恵まれて。▼
俺もお前もまだまだ成長できる。
たゆまぬ鍛錬を続けて
お互いに頑張ろうぜ!▼

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Last-modified: 2020-09-24 (木) 18:38:02
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