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章別会話
大いなる祭典†
大いなる祭典†
オープニング†
- [アンナ]
- 今年もやってきたわ、この季節が!▼
英雄たちに感謝を伝える
英雄祭の季節よ!▼
- [アルフォンス]
- はい。まだ英雄祭の
代表が決まったばかりで
準備もこれからですが…▼
- [アンナ]
- 早いに越したことはないわ!
民の期待はもう最高潮なのよ。▼
- [シャロン]
- 期待してるのは、わたしたちも同じです!
今年はどなたが代表に選ばれるのか
ずっとソワソワしてました!▼
- [アンナ]
- 英雄祭はヴァイス・ブレイヴが結束する
またとないチャンス。
みんなで一丸となって成功させるわよ!▼
- [つばさ]
- あ、あのー…
私たちが代表に選ばれたお祭りって
そんなにすごいものなんですか?▼
- [シャロン]
- はいっ、それはもう!
アスク王国を挙げてのお祭りで
みんなが楽しみにしているんです!▼
今年の代表はつばささんを始め
アクアさんにシグルドさん
それにシルヴァンさんの四人ですよ!▼
- [シグルド]
- 身に余る光栄だね。
気を引き締めて臨もう。▼
- [アクア]
- 私でよければ
なんでも協力させてもらうわ。
歌でも披露したほうがいいのかしら?▼
- [シルヴァン]
- なんで選ばれたのかわからないけど
俺も気合い入れたほうがよさそうだな。▼
- [シャロン]
- 今、今年の催しをどうするか
相談中なんです。
皆さんからの案も募集中ですよ!▼
- [つばさ]
- …そんなに大きなお祭りなんだ。
フェスみたい…▼
フェス…フェス…フェス…
うん、そうだよ!▼
- [シャロン]
- もしかして
何か良いアイデアが!?▼
- [つばさ]
- はいっ! 今年の英雄祭は
フェスにするのはどうでしょうか…!?▼
- [シグルド]
- フェス…?
それはどういうお祭りなのかな。
誰か知っているかい?▼
- [シルヴァン]
- 少なくともフォドラにはありませんね。▼
- [アクア]
- いろいろな祭事に参加してきたけど
私もはじめて聞くわ。▼
- [アンナ]
- それって人手やお金はかかるの?
危険なお祭りではないのよね?▼
- [つばさ]
- フェスっていうのは
歌ったり踊ったりして
みんなで楽しく過ごすイベントです!▼
それもずーっと長い時間…
一日中やったりもするんですよ!▼
- [シグルド]
- ずいぶんと賑やかそうなお祭りだな。
それなら民も喜んでくれそうだ。▼
- [つばさ]
- きっとすっごく盛り上がりますよ!▼
- [アクア]
- でも、一日中やるようなお祭りなら
準備もそれなりに大変そうね?▼
- [シルヴァン]
- 聞いた感じから想像するに、
大きな舞踏会のようなものなのかい?▼
- [つばさ]
- うーん、どうなんだろう。
とにかく、みんなと気持ちが
ひとつになれる特別な空間なんです!▼
頑張って準備をした分、みんなが
すっごく幸せでハッピーになれる
最高で最高な一日に…!▼
- [シーダ]
- ツバサ、言葉より
気持ちが先に飛んでるわ。▼
- [つばさ]
- うう…伝えるのが難しいです…。▼
- [アクア]
- ふふっ、つばさはお祭りを通して
みんなとひとつになって
楽しみたいって思っているのよね?▼
- [シルヴァン]
- ははあ、そういうことなら
とにかくやってみましょうか。▼
- [シグルド]
- ああ、私も代表の一人として
協力させてもらおう。▼
- [つばさ]
- みんな…!▼
- [シャロン]
- アンナ隊長! わたしも
フェスというものを見てみたいです!▼
- [アンナ]
- そうねえ…英雄祭の代表が
そうしたいって言ってくれてるんだし
乗っかってみましょうか。▼
- [シャロン]
- 隊長の許可が下りましたよ!
よかったですね、つばささん!▼
- [つばさ]
- あ、ありがとうございます!▼
- [アルフォンス]
- 決まりだね。
つばさと代表を中心に
準備を進めてもらって構わないよ。▼
- [つばさ]
- 絶対に成功させてみせますね!
がんばります!▼
- [レヴィン]
- フェス?
聞き慣れない祭りだな。▼
- [シグルド]
- ああ、いや…
私も理解しきれていないが
一日中、歌と踊りを披露する祭りだそうだ。▼
そこで吟遊詩人である
きみの力をぜひ貸してもらいたい。▼
- [レヴィン]
- 異界風のお祭りといったところか。
わかった、いいだろう。
俺も協力しよう。▼
となれば時間が惜しい。
ツテをあたって楽団を集めてくる。
準備を進めておいてくれ。▼
- [シグルド]
- ありがとう、助かるよ。
よろしく頼む。▼
- [シルヴァン]
- 順調そうですね、シグルド公子。▼
- [シグルド]
- おかげさまでね。
きみのほうはどうなんだい?▼
- [シルヴァン]
- 合唱役が欲しいって話でしたからね。
聖歌隊の生徒たちに
声を掛けて回っているところです。▼
ガルグ=マクでは
「歌姫」と呼ばれていた生徒もいたので
そのあたりも引き込むつもりです。▼
- [シグルド]
- それは楽しみだ。健闘を祈るよ。▼
- (暗転)
- [アクア]
- …それで踊り手を探していて
あなたに声を掛けたの。
力を貸してくれないかしら?▼
- [アズール]
- もちろんだよ。
せっかく僕を頼ってくれたんだ、
喜んで協力するよ!▼
- [アクア]
- ありがとう。
それと、あなたのお母様なんだけど…。▼
- [アズール]
- うん、わかってる。
母さんや踊り子仲間にも
声を掛けておくね!▼
- (暗転)
- [つばさ]
- えーっと、ここがステージの
土台となって…あれ?
骨組みはどうするんだっけ?▼
- [樹]
- 手配しておいた資材、ここに置いてあるぞ。▼
- [つばさ]
- なな、なんで私が欲しいものが分かったの?
イツキ君、ひょっとしてエスパー…?▼
- [まもり]
- ツバサさーん、力持ちの
英雄さんたちを連れてきましたよ~▼
- [つばさ]
- わわっ、こんなにたくさん…
みなさん、よろしくお願いしますっ!▼
- [霧亜]
- ねぇ、ステージのデザインだけど
こんなのはどうかしら?▼
- [つばさ]
- キキキ、キリアさんのステージデザイン…
最高でしゅ!▼
エリーちゃん、一緒に
考えてもらってもいいかなっ!?▼
- [エレオノーラ]
- 任せてちょうだい。
本場ハリウッドの演出で
観客全員を魅了してあげる。▼
- [つばさ]
- みんな、この世界でもやっぱりすごい…!
みんなの力でどんどん形になっていく。
私も頑張らなくっちゃ!▼
- [アンナ]
- それでは皆さま、お待ちかね!
ただいまより英雄祭の開催よ!▼
- (白く光る)
- [シグルド]
- 今日この日
我々は皆に選ばれ
ここに立っている。▼
英雄たちの代表として
ヴァイス・ブレイヴを応援してくれる皆へ
感謝を伝えたい!▼
- [シルヴァン]
- 今年の英雄祭では
フェスというのを行うそうだ。▼
みんなで同じ時間を過ごし
ともに楽しめる祭りらしい。▼
- [シグルド]
- この祭りを考えてくれたのは、つばさだ。
この場を借りて、彼女にも感謝を。▼
- [つばさ]
- えっ? わ、私!?
私はすごいことなんて何も…。▼
- [アクア]
- そんなことないわ。
みんながひとつになれる
きっかけを作ったのよ。▼
それは、とてもすごいことだと思うわ。▼
- [つばさ]
- すごいのは皆さんですよ!
皆さんが準備を頑張ってくれたお陰で
実現できたんです!▼
- [シーダ]
- ふふ、ツバサらしい言葉ね。▼
- [シルヴァン]
- あいさつはこのぐらいにしようか。
今からこの場所はフェス会場だ!▼
- [シグルド]
- 最大の目玉は
つばさとアクアのステージだ。
皆、大いに盛り上がってくれ!▼
- (白く光る)
- [アクア]
- ユラリ、ユルレリ…♪▼
- (白く光る)
- [つばさ]
- みんなのおかげだよ、ありがとーっ!!▼
- (暗転)
- [シルヴァン]
- いやぁ、すごかったですね。
まるで夢のような時間でしたよ。▼
- [シグルド]
- 想像以上のの盛り上がりだった。
無事に閉幕できてよかったよ。▼
- [つばさ]
- 皆さん、あらためて力を貸してくれて
本当にありがとうございました!▼
- [アクア]
- お互い様だわ。
あなたの頑張りがあったからこそね。▼
- [つばさ]
- は、はいっ!▼
- [シグルド]
- 苦労も多かったが、こうして皆と
笑顔になれたのがなによりうれしいよ。▼
- [シャロン]
- 皆さーん! お疲れ様でした!
とっても楽しかったです!▼
- [アンナ]
- まったくだわ。
これほどの集客効果があるなんて…
ねえ、次回の開催はいつ!?▼
- [アクア]
- えっ?▼
- [シルヴァン]
- 次ですか?▼
- [シャロン]
- そうですよ、今から待ち遠しいです!
絶対またやりましょう!▼
- [つばさ]
- よーし、次回は2日間開催で
頑張っちゃおうかなー!▼
- [シグルド]
- …う、うむ。
またいずれ機会があれば、な…▼
未来に繋ぐ聖義 シグルド†
- [ノイッシュ]
- シグルド様…
本当によろしいのですか?▼
- [シグルド]
- ああ。すまないが今日はあまり
訓練の時間が取れない。
二人同時にかかってきてくれ。▼
- [アーダン]
- 心配すんなよ、ノイッシュ。
シグルド様が大丈夫って言ってるんだ。▼
- [ノイッシュ]
- それでは、お相手致します!
せいっ!▼
- (白く光る)
- [シグルド]
- …………▼
- [ノイッシュ]
- …クッ、打ち込む隙がない!
せめて体勢だけでも崩せれば…
はぁっ!▼
- (白く光る)
- [アーダン]
- いいぞ! あとは任せろ!
うおおおお!▼
- (白く光る)
- [シグルド]
- …………▼
- [アーダン]
- さ、さすがです…。
二人がかりでも歯が立たないとは。▼
- [ノイッシュ]
- 背中を追いかけていたつもりですが
日に日にシグルド様に
置いていかれる気分です…。▼
多忙を極めながらも
鍛錬を怠らない、そのお姿。
身が引き締まる思いです。▼
- [アーダン]
- 本当にすごいお人だぜ。▼
- [シグルド]
- さすがに買い被りだ。
私はまだまだ未熟だ。
これからも、どうか力を貸してほしい。▼
- [シグルド]
- ……。▼
- [ディアドラ]
- どうかされました?
なにかお悩みでも…。▼
- [シグルド]
- おっと、すまない。
せっかくきみと過ごしているのに
つい考え事をしてしまった。▼
- [ディアドラ]
- ふふ、よろしかったら
考え事を聞かせてくださいませ。▼
- [シグルド]
- そうだな…。
良き騎士とは…
それを考えていた。▼
- [ディアドラ]
- 良き騎士とは…ですか?
そうですね、
思いつくものでしたら…▼
主君への忠誠や、
領地の守護、
正義や名誉…▼
でも、これらは
シグルド様が求める
答えではなさそうですね。▼
- [シグルド]
- そうだね。
きみが挙げてくれた条件は
騎士なら当然持つべきものだ。▼
- [ノイッシュ]
- シグルド様、ディアドラ様。
ご歓談中、失礼します。
近くの村に盗賊が現れました。▼
- [シグルド]
- わかった。すぐ救援に向かおう。
私とノイッシュが手勢を率いて先行する。
アーダンは後続部隊の指揮を頼む。▼
- [アーダン]
- お任せください!▼
- [シグルド]
- ディアドラ、すぐに戻る。
待っていてくれ。▼
- [ディアドラ]
- はい。どうかお気を付けて。▼
- [シグルド]
- 村を襲うならず者たちよ。
我が剣を受けよ!▼
- (白く光る)
- [盗賊(姿なし)]
- ひえええっ!
騎士がいるなんて聞いてねえぞ!
や、野郎ども…ずらかるぜ!▼
- [ノイッシュ]
- 盗賊が逃げていきます。
追撃しましょうか?▼
- [シグルド]
- いや、やめておこう。
まずは村の安全を確保すべきだろう。▼
- (暗転)
- [ノイッシュ]
- お待たせしました。
村長によると被害はさほど
大きくないそうです。▼
ケガを負った者はいますが
死者は出ていないとのことでした。▼
- [シグルド]
- ご苦労だった。
まだ盗賊が近くにいるかもしれない。
引き続き警戒を頼む。▼
- [ノイッシュ]
- はっ! 承知しました!
ところで、シグルド様はどちらへ?▼
- [シグルド]
- 私は村人の様子を見てくる。
彼らと話がしたい。▼
- (暗転)
- [シグルド]
- 助けが遅れてすまなかった。
だが、もう安心してほしい。▼
我々が来たからには
盗賊どもの好きにはさせない。▼
- [???]
- もったいないお言葉でございます。
本当に…ありがとうございます!▼
- [シグルド]
- 顔を上げてくれ。
力なき者を守るのは
騎士として当然の務めだ。▼
- [???]
- いえいえ、いくらお礼を申し上げても
足りないくらいです。▼
妻は臨月を控えておりましたが
皆様がいらっしゃらなければ
今頃どうなっていたことか…。▼
- [シグルド]
- そうか、あの身重の女性は…
きみの奥方だったのか。▼
- [???(男性)]
- 重ね重ねありがとうございます。
ほら、お前も礼を言うんだ。▼
- [???(女性)]
- 本当にありがとうございます。
皆様…。▼
- [シグルド]
- けがはないようだな。
きみたちが無事でいてくれただけで
私は十分うれしい。▼
元気な子を産み、幸せになってくれ。
それではここで失礼するよ。▼
- [???(男性)]
- この御恩は忘れません!
ありがとうございました!▼
- (暗転)
- [アーダン]
- 失礼します!
後続部隊、到着しました。▼
- [シグルド]
- ご苦労。
防御柵の修理とケガ人の治療を頼む。▼
- [アーダン]
- お任せください。
ところで…あー。
ひとつ、ご報告が…。▼
- [ディアドラ]
- シグルド様!▼
- [シグルド]
- きみがなぜここに?
城で待っているはずじゃ…。▼
- [ディアドラ]
- ごめんなさい。
何か悩まれていたようでしたから、
あなたのことが心配で…。▼
- [シグルド]
- そうだったのか。
気持ちはうれしいが
あまり無茶はしないでくれよ。▼
- [ディアドラ]
- あら? なにかいいことでも?
お顔がとても明るいような…。▼
- [シグルド]
- ふふ、そうだな。
考え事を解決する手がかりが
見つかったかもしれないんだ。▼
- [ディアドラ]
- 良き騎士とは…ですか?▼
- [シグルド]
- 力なき者を守り、その心に寄り添うこと。
それこそが私の目指すべき
良き騎士の姿…なのかもしれない。▼
- [ディアドラ]
- ふふ…よかったです。
ご自分なりの答えが
見つけられそうで。▼
- [シグルド]
- この地の人々を
シアルフィの民と同じように愛し
彼らの心に寄り添ってみようと思う。▼
アスク王国の民もまた…
私が守るべき大切な人々なのだから。▼
耀く水面の歌姫 アクア†
- [ラケシス]
- ……アクア王女。
ご相談があるのですが
少しよろしいかしら?▼
- [アクア]
- ええ、私に
できることならいいけど。▼
- [ラケシス]
- ありがとう。
実は踊りを教えてほしいと思って…▼
- [アクア]
- どういうこと?
宮廷の舞踏を学ばれたラケシス王女に
教えることなどないと思うけど…。▼
- [ラケシス]
- いいえ、歌姫と呼ばれる
あなたの舞いはとても優雅だわ。▼
兄上ももっと美しく踊るためにも
どうか教えてくださらない?▼
- [アクア]
- ……。
基本はできているのだから
見たほうが早そうね。▼
- [ラケシス]
- ありがとう、それでは…。▼
- (暗転)
- [アクア]
- もう少し手をゆっくり動かしてみて。
そのほうがより優雅に見えるわ。▼
- [ラケシス]
- は、はい。
こう…かしら?▼
- [アクア]
- 悪くはないけど…
そうね、私がやってみましょう。▼
ここから…こう。
動きに合わせて、自然な流れで…▼
- [ラケシス]
- まあ…なんて美しい…▼
- [アクア]
- さあ、あなたもやってみて。▼
- (暗転)
- [アクア]
- あとは繰り返し覚えるだけ。
頑張ってね。▼
- [ネフェニー]
- あ、あの、アクアさん…。▼
- [アクア]
- あら? あなたは…。▼
- [ネフェニー]
- あたしも、その…お願いが…。▼
- [アクア]
- あなた、ずっと見てたの?▼
- [ネフェニー]
- ち、違うんじゃ!
うう、よう言わん…
ええと、と、とにかく…▼
アクアさんとラケシスさんの踊り、
とっても素敵だった…です。
キラキラして、宝石みたいで。▼
- [アクア]
- ふふ、褒めてくれてありがとう。
それで、私にお願いって?▼
- [ネフェニー]
- あたしは故郷の…
田舎の踊りしか知らなくて。▼
で、できれば、もっとええ感じの
都会の踊りを教えてほしいんじゃ!▼
- [アクア]
- 都会の踊り?▼
- [ネフェニー]
- そ、そう。
さっき踊ってたみたいなやつ…です。▼
- [アクア]
- わかったわ。その前に…
まずはあなたの踊りを
見せてもらえるかしら。▼
- [ネフェニー]
- わ、わかった。踊り…ます。▼
その、田舎の踊りだから
たいしたものじゃない…ですが。▼
- [アクア]
- ふふっ、気にせず
思うままに踊ってみせて。▼
- [ネフェニー]
- は、はい。じゃあ…いきます。▼
- (暗転)
- [アクア]
- ……。▼
- [ネフェニー]
- あ、あの…? こんな感じ…です。▼
- [アクア]
- 素敵な踊りね…
すっかり見入ってしまったわ。▼
- [ネフェニー]
- えっ!?▼
- [アクア]
- とても素晴らしい踊りだったわよ。
あなたの生まれ育った故郷…
その景色が見えるようだったわ。▼
ううん、景色だけじゃない。
あなたが生きてきた時間が
踊りを通して見えた気がする。▼
- [ネフェニー]
- そ、そんな…
あの、ありがとう…ございます…。▼
- [アクア]
- あなた自身も楽しそうに
踊っていたじゃない。
その踊りのどこに不満があるというの?▼
- [ネフェニー]
- そ、それは違う…です。
さっき見た踊りがすごかったから…
それで、同じように踊れたら…って。▼
- [アクア]
- そう…それじゃあ
素敵な踊りを見せてくれたお礼に。
次は私の舞いを披露するわ。▼
- [ネフェニー]
- えっ…?▼
- [アクア]
- 今度は近くで
ちゃんと見ていてね。▼
- [ネフェニー]
- すげえ踊りじゃ…
あたし…もう…感動で…!▼
- [アクア]
- ありがとう。
そう言ってもらえるとうれしいわ。▼
- [ネフェニー]
- やっぱり都会の踊りは…
違い…ますね。▼
- [アクア]
- どうかしらね?
そもそも都会の踊りなんて
思い過ごしかもしれないわよ?▼
- [ネフェニー]
- えっ?▼
- [アクア]
- 私は踊るときに…
いつも大切な人を想っているだけ。
ただそれだけよ。▼
生まれた国も住んでいる場所も…
踊りの良し悪しに関係ないわ。▼
- [ネフェニー]
- ……。▼
- [アクア]
- あなただって同じよ。
さっきの踊りには
故郷への想いがこもっていたわ。▼
だから私は見入ってしまった。
胸が熱くなったのよ。▼
- [ネフェニー]
- 踊りに、こめられた想い…▼
- [アクア]
- ラケシス王女だってそうよ。
兄を想う気持ちが
踊りに表れていたもの。▼
ふふっ。
今度はみんなで
一緒に踊りましょうね。▼
- [カムイ(男)]
- おーい、アクア!▼
- [カムイ(女)]
- ここにいらしたんですね、アクアさん。▼
- [アクア]
- あら、ちょうどカムイのことを
考えていたら…。▼
…そうね。
私はこれからも
あなたの隣で踊り続けたい。▼
大切な人のために舞える
その喜びを忘れずに。▼
喚ばれし女子高生 つばさ†
- [つばさ]
- えーと、さっき通ったのが食堂で
その角を曲がると図書室に続く道……。▼
ううー、ぜんぜん覚えられない!▼
- [フィヨルム]
- 大丈夫ですか?▼
- [つばさ]
- あっ、ごめんなさい。
広いお城だなあって思って。
一人で歩くと迷子になっちゃいますね。▼
- [フィヨルム]
- ふふっ、いろいろな異界から集まった
英雄が暮らすお城ですからね。▼
- [つばさ]
- そっか。こんな広さが必要なくらい
たくさんの英雄がいるんですか?▼
- [フィヨルム]
- はい、それはもう。
時代や場所を越えて、いらしていますからね。▼
そうですね、たとえば…
あなたの後ろにいらっしゃるシーダ王女。▼
- [シーダ]
- 私…ですか?
- [フィヨルム]
- ええ、あなた方の世界とはまた違う
別の世界から来たシーダ王女も
ここにはいらっしゃいます。▼
- [つばさ]
- 異界のシーダ…?▼
- [フィヨルム]
- 後世に多くの逸話を残す
伝説的な英雄ですよ。▼
なかでも、争いを止めるため
剣士の前へ飛び出したお話は有名で…。▼
シーダ王女は自分が傷つくことも
覚悟の上で、剣を収めるように
訴えられたとか。▼
- [つばさ]
- す、すごい…勇気と覚悟がないと
そんなことはできないよ。
私、感動しちゃった!▼
- [シーダ]
- ええ。とてもよい話ね。
ツバサが心を動かされるのもわかるわ。▼
- [つばさ]
- んー……んんー…………。
ううー……むむむー…………。▼
- [シーダ]
- どうかしたの、ツバサ。
さっきから唸ってばかりだけど。▼
- [つばさ]
- あっ、うん。
さっきの異界のシーダさんのこと。▼
なんかね、あれからずっと
頭から離れなくて…。▼
タリス王国のシーダ王女かぁ。
きっと素敵な人だろうなって思うの。
会ってみたいな。▼
- [シーダ]
- …えっ?▼
- [つばさ]
- 戦いを止めたいって気持ちだけで
敵と手を取り合えちゃうんだよ。
私、そういう強さに憧れちゃうな。▼
- [シーダ]
- ツバサにも強さがあるじゃない。▼
あなたと歌や踊りは
たくさんの人たちに
希望や力を与えていると思うわ。▼
- [つばさ]
- うーん…そうだといいんだけど。▼
- [フィヨルム]
- ?
どうかされましたか?▼
- [つばさ]
- あっ、フィヨルム王女。
先ほど聞かせて頂いた
シーダ王女の話をしていたんです。▼
そのお荷物…
どこかへお出かけですか?▼
- [フィヨルム]
- ええ、近隣の見回りに。
よろしければご一緒されますか?▼
- [つばさ]
- えっ、いいんですか?
もっとこの世界を知りたいし…
ご一緒させてください!▼
- [つばさ]
- 見回りって言うから
緊張してたけど…
天気がよくて気持ちいいですね!▼
- [フィヨルム]
- ふふっ、そうですね。
ずっとこの調子ならよいのですが…。▼
- [つばさ]
- どうかしたんですか?▼
- [フィヨルム]
- 最近、街道沿いに盗賊が出るんです。
近くには村もありますし
それが心配で…。▼
- [シーダ]
- 気を付けましょう、ツバサ。▼
- [つばさ]
- う、うん。
よーく目を凝らして、警戒しながら…。▼
- (暗転)
- [フィヨルム]
- さあ、村に着きましたよ。
まずは周辺を見て回り、それから…。▼
- [つばさ]
- なんだろ、あれ?
あそこ…煙が上がってます!▼
- [フィヨルム]
- 今のは…悲鳴!?
盗賊が出たのかも!▼
- [つばさ]
- ええっ!?
だったら早く助けに行かないと!▼
- [フィヨルム]
- 敵はどれだけいるかわかりません!
私から離れないで…!▼
- [盗賊(姿なし)]
- なんだぁ、てめえらは?
邪魔しようってんなら
ぶった切ってやるぜ!▼
- [つばさ]
- ううっ、怖そうな人がたくさん!▼
- [フィヨルム]
- 私が前に出ます!
つばささんは後ろに!▼
- [つばさ]
- …フィヨルム王女。
少し、任せてもらってもいいですか?▼
- [シーダ]
- えっ…ツバサ、なにを?▼
- [つばさ]
- お、織部つばさ、18歳です!
私の夢は、歌でみんなを元気にすること!▼
聴いてください、私のデビュー曲…
『Feel』!
~♪▼
- [フィヨルム]
- えっ!? これは…歌…?▼
- [盗賊(姿なし)]
- な、なんだぁ、こいつ!?
妙な歌なんか歌いやがって…
舐めてんのかっ!▼
- [つばさ]
- (争いを……止めたい!)▼
- [盗賊(姿なし)]
- おっ、おい!
いい加減、その歌をやめやがれ!▼
- [つばさ]
- (私は戦うためにこの世界に来たけど…
できるのなら、誰も傷つけたくない!
そう、シーダ王女のように!)▼
- [盗賊(姿なし)]
- 本当に叩き斬っちまうぞ!
いいんだな!? ええっ!?▼
- [つばさ]
- ~~~♪▼
- [フィヨルム]
- なんだか温かくて
とても優しい歌声です…。▼
- [盗賊(姿なし)]
- く、くぅぅ…な、なんだ…?
心が妙に…落ち着いて…。▼
- [つばさ]
- ~♪▼
ご、ご清聴、ありがとうございました!▼
- [フィヨルム]
- なんて素晴らしい…
感動しました!▼
- [つばさ]
- や、やめてくださいフィヨルム王女!
拍手は照れますよ!▼
- [フィヨルム]
- 本当にいい歌でしたよ!
つばささんの気持ちが伝わったのか
盗賊たちも聴き惚れて…。▼
- [盗賊(姿なし)]
- 歌が心に染みやがる……
こんな歌を聴いちまったら……
もう悪さなんざ…▼
おいてめえら!
今日はもうやめだ!
帰るぞ!▼
- [つばさ]
- 帰っていっちゃった…。▼
- [シーダ]
- ふふっ。戦うことなく
敵を退けてしまったわね。▼
- [つばさ]
- さっきね、私のパフォーマが
すっごく輝いているのを感じたの。▼
それで気づいたんだ。
歌が…心に届く瞬間を。▼
毎回うまくいくとは思えないけど
これからも私なりのやり方で
平和を目指してみせるから!▼
- [シーダ]
- そうね…戦う気持ちも大事だけど
争いを止めたい気持ちを
持ち続けることが大事だと思うわ。▼
- [フィヨルム]
- 私も応援します!▼
- [つばさ]
- 二人とも、ありがとう…。
私、これからもみんなに
歌声を届けていくよ!▼
淑女の守護騎士 シルヴァン†
- [シルヴァン]
- …やれやれ。この俺が
英雄祭の代表に選ばれちまうだなんて。
なにかの間違いかイタズラじゃないのか?▼
- [ディミトリ]
- 代表を選ぶ手続きは、厳正だと聞いている。
間違いや不正など、起こるはずがない。▼
お前は人々の支持を得た。
光栄に思うべきだな。▼
- [イングリット]
- そうよ、シルヴァン。
ひねくれたことを言ってないで
素直に喜べばいいのに。▼
- [シルヴァン]
- うーん……でもさ。
どうにも釈然としないっていうか。▼
代表にふさわしいようなヤツは
ほかにもいるじゃないか。
どうして俺なんだろうな?▼
ま、代表になれば
女の子にはモテるだろうし?
その点はありがたいけど!▼
- [イングリット]
- もう…馬鹿なことを言って。
あ、ちょっとシルヴァン!
どこに行くの!▼
- [シルヴァン]
- 散歩に行くだけさ。
どうもこの鎧が馴染まなくてな。
ちょっと、そのへんを歩いてくる。▼
- (暗転)
- [シルヴァン]
- ふう、この俺が代表だなんて
居心地が悪いにもほどがあるぜ。▼
(俺なんかが本当に
みんなに支持される英雄なのか?)▼
(それとも…
ほかになにか理由があるってのか?)▼
- [シルヴァン]
- はぁ…。▼
- [フェリクス]
- おい、どういうつもりだ?
さっきから俺の後ろで
何度もため息をつくな、鬱陶しい。▼
鍛錬の邪魔だ。
用がないならさっさと帰れ。▼
- [シルヴァン]
- 悪い悪い。▼
なぁ、フェリクス。
俺が英雄祭の代表に選ばれたのは
どうしてだと思う?▼
- [フェリクス]
- なぜそれを聞く?▼
- [シルヴァン]
- お前も選ばれたことがあっただろ?
なにか参考になるかと思ってさ。▼
いや、お前が選ばれたのはわかるんだよ。
名家の出で紋章持ち。
なにより腕が立つ。▼
不愛想なのが玉にキズだけど
そのせいか、どこか謎めいて見える。
まるで物語に出てくる剣客英雄みたいだ。▼
- [フェリクス]
- …………。▼
- [シルヴァン]
- それに比べて俺はどうだ?
境遇は似たようなもんだけど
ちゃらんぽらんの次男坊だ。▼
ま、顔だけはいいけど
代表が務まるような柄じゃない。▼
- [フェリクス]
- くだらんことをグダグダと…。
なにが言いたい? はっきり言え。▼
- [シルヴァン]
- 俺が代表に選ばれたのは…
このゴーティエの紋章が理由か?▼
他人より秀でたことがあるなら
それくらいしか思い当たらなくてさ。▼
- [フェリクス]
- ………か、お前は……!▼
- [シルヴァン]
- ん、なんだって?▼
- [フェリクス]
- 「馬鹿か、お前は」と言ったんだ!
呆れて物も言えん。そこに座れ!▼
- [シルヴァン]
- お、おう…。▼
- [フェリクス]
- はっきり言ってやる。▼
選ばれた理由はいたって単純だ。
お前自身が皆に支持された。
それだけの話だ!▼
- [シルヴァン]
- そ、そうなのか?▼
- [フェリクス]
- 冷静に考えてみろ?
たしかに紋章の力は強力だ。▼
しかし、このアスク王国には
それと同等…いや、それ以上の力を持つ
英雄がごまんといる。▼
紋章ひとつ持っているだけで
代表になれると思うか。▼
- [シルヴァン]
- 言われてみれば…。▼
たしかに竜や獣に変身できる者や
奇妙な術や機械を操る者までいるしな。▼
フォドラじゃ特別だった紋章も
ここじゃそうでもないのか…。▼
- [フェリクス]
- フン、そういうことだ。▼
そのヘラヘラした顔やくだらん冗談が
誰かの救いになっているかもしれんぞ?▼
- [シルヴァン]
- …フフ、そうか。
ははは! ありがとう。
胸のつかえが取れた気がするぜ。▼
俺は俺のままでいい。そのうえで
みんなの期待に応えりゃいいんだな。▼
こうしちゃいられない!
俺を支持する女の子たちのために
愛嬌を振りまきに行ってやらないとな!▼
じゃあまたな!▼
- [フェリクス]
- …行ったか。
まったく世話の焼ける奴だ。▼
- [イングリット]
- 英雄祭の日が近づいて来ましたけど
シルヴァンは大丈夫でしょうか?
すっぽかしたりしなければよいですが…。▼
- [ディミトリ]
- 大丈夫だろう。
ああ見えて芯のしっかりした男だ。
それはお前が一番よく知っているだろう。▼
- [イングリット]
- それはそうですが…
人一倍繊細なのも知っています。
だからどうしても心配で…。▼
- [シルヴァン]
- おや、殿下にイングリット!
どうしたんですかい?
もしかして俺の噂話でもしてました?▼
- [ディミトリ]
- …心配は無用だったな。▼
- [シルヴァン]
- 英雄祭のことでしたらご安心を。
不肖シルヴァン…
期待を裏切らないよう務めてみせますって。▼
- [イングリット]
- 急にどうしたの?
あんなに居心地悪そうにしていたのに。▼
- [シルヴァン]
- ちょっとした心境の変化ってやつさ。
みんなが楽しみにしているお祭りなんだ。
しっかり盛り上げてやらないとな。▼
- [イングリット]
- なにがあったのか知らないけど
吹っ切れたのならよかったわ。▼
- [ディミトリ]
- 英雄祭での活躍、楽しみにしているぞ。▼
- [シルヴァン]
- 任せてくださいよ!
一世一代の晴れ姿…
二人のためにも見せてやりますから!▼
(あまりにも近くにいたから
忘れていたのかもしれないな)▼
(殿下とイングリットは昔から…
家柄や紋章の有無に関係なく
友人として接してくれていた)▼
(俺のくだらない冗談にも付き合ってくれて
危なっかしいところは叱ってくれて…)▼
(ちゃんと、俺を見ていてくれたんだ)▼
(二人の期待に応えるために…。
なにより俺を選んでくれた
みんなのためにも…)▼
(これからも、英雄祭の代表として
恥ずかしくない生き方をしてみせる!)▼
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Last-modified: 2026-08-25 (火) 06:59:21