章別会話/外伝６０　極彩色の夏休み

章別会話

外伝６０　極彩色の夏休み†

外伝６０　極彩色の夏休み
コメント

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外伝６０-１節　わたしとあたし†

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オープニング†

[レオニー]: そらっ！▼
[ヒルダ]: ぎゃーっ！　冷たい！
何すんのよ、レオニーちゃん！▼
[レオニー]: そんな日陰で澄まして
海に入ってこないからだよっ！
早く来いって。▼
[ヒルダ]: うーん、でも焼けちゃうしー。
あたしたち、どっちかっていうと
のんびり楽しみたい派なんだよねー。▼
[マリアンヌ]: 私も……
こうして綺麗な海を眺めているだけで
満足なので……▼
[レオニー]: そんなの勿体ないって！
泳がなくて何のための海だよ。
わかってないなあ。▼
[ヒルダ]: そんなの、人それぞれでしょー。
わかってないのは
レオニーちゃんの方じゃないー？▼
[レオニー]: …何だよ。わたしはただ、
みんなで海を楽しみたいって
思っただけなのに……▼
もういい。
メルセデス、泳ぎに行こう。▼
[メルセデス]: あらあら…
待って、レオニー。
歩くのが速いわ～。▼
[マリアンヌ]: あ、あの…
いいんですか？　ヒルダさん。▼
[ヒルダ]: な、なによー。
あたしが悪いのー？▼

（場面転換。戦闘マップへ）

[レオニー]: はー、泳いだ泳いだ！
やっぱり海は気持ちいいな。
メルセデス、ちょっと休憩しようか。▼
[メルセデス]: そうしましょう～。
あら、氷菓子の屋台があるわ。
買って行かない～？▼
[レオニー]: いいね！
わあ、見たことない果実の味のが
たくさんあるな。▼
じゃあ、わたしはこの黄色いのお願い。
あと…、えーっと……。▼
[メルセデス]: うふふ～。
ヒルダとマリアンヌにも
買って行くのよね～？▼
[レオニー]: うん…。
さっきはつまらないことで
意地を張ったと思ってさ。▼
せっかくの休暇に
嫌な思いさせちゃったこと、
謝りたいんだ。▼
[メルセデス]: とてもいいと思うわ～。▼
でも私たちふたりで
氷菓子を四つも運ぶのは難しいわね。
どうしようかしら～。▼
[カスパル]: おっ、お前ら。
こんなところにいたのか。
何してるんだ？▼
[レオニー]: カスパル！　ちょうどいいところに！▼

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クリア後†

[カスパル]: う～、手が冷てえ！
何でオレが氷菓子なんて
運ばなきゃいけないんだよ！？▼
[レオニー]: 無駄口叩いてないで走る！
急がないと溶けちゃうだろ！▼
[メルセデス]: うふふ～、カスパル、
手伝ってくれてありがとう～。▼

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外伝６０-２節　仲直りしよう†

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オープニング†

[ヒルダ]: えーっと、
確かこっちだと思うんだよねー。
飲み物の屋台。▼
[マリアンヌ]: こちらの珍しい果実を絞った
飲み物なんですよね…？▼
[ヒルダ]: そうなのー。もらった休暇の案内書に
絵付きで紹介されててー。
見た目もすっごく可愛いの！▼
[マリアンヌ]: 泳いだら喉が渇くと思うので……
レオニーさんたちも喜びますよ。▼
[ヒルダ]: そうだといいんだけどねー。
さっきはちょっと
気まずくなっちゃったから。▼
レオニーちゃん、悪気はなかったのに、
あたしも言い過ぎちゃったなー。▼
[マリアンヌ]: 大丈夫ですよ、
きっと仲直りできます。▼
[ヒルダ]: あっ！　あった！
この屋台よー。▼
…でも、思ったより大きいわね。
四つも持って帰るの大変じゃないー？▼
[アッシュ]: あれ、ヒルダとマリアンヌ。
買い物ですか？
わあ、美味しそうな飲み物だなあ。▼
[ヒルダ]: アッシュくーん！　会いたかったわー！▼

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クリア後†

[ヒルダ]: 悪いわねー、アッシュくん。
持ってもらっちゃって。▼
[マリアンヌ]: す…すみません……
重くありませんか…？▼
[アッシュ]: 全然平気です。
それよりいいんですか？
僕の分まで買ってもらっちゃって。▼
[ヒルダ]: いいのいいのー、ほんのお礼よ。
レオニーちゃんと仲直りできたら
アッシュくんのおかげねー。▼

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外伝６０-３節　あなたとは違うけど†

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オープニング†

[レオニー]: あっ、ヒルダとマリアンヌ！？
何でここにいるんだよ。▼
[ヒルダ]: そ、それはこっちの台詞よー。
泳いでたんじゃなかったの？▼
[マリアンヌ]: あの、私たち…
みんなでこれをと思って……。▼
[メルセデス]: あらあら、素敵な飲み物ね～。
私たちも氷菓子を買ってきたのよ。▼
[カスパル]: ほら、お前たちの分！
手が冷てえから早く持てって！▼
[アッシュ]: ふふ、考えることは同じですね。
じゃあ、みんなで休憩しましょう。▼

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クリア後†

[ヒルダ]: あれ？　男の子たちはどこいったのー？▼
[メルセデス]: 捕った魚を干物にして
持って帰るんですって～。
岩場で魚を干してるんじゃないかしら？▼
[ヒルダ]: はあ…、せっかくの休暇だっていうのに
しみったれたことしてるわねー。
まあ、先生は喜ぶかなー？▼
[レオニー]: あのさ、ヒルダ。
さっきはごめんな。
楽しい気分に水を差しちゃって。▼
[ヒルダ]: こっちこそごめんねー。
意地悪な言い方しちゃったなーって
自分でも思ってるから。▼
[レオニー]: いや、ヒルダは正しいよ。
どう楽しもうと人の自由なのに
自分の考えを押し付けるところだった。▼
こういうのってよくないよな。▼
[メルセデス]: もうその辺でいいんじゃないかしら～。
自分の非をきちんと認めて
反省できるのは立派なことよ。▼
女神様もきっとお許しくださるわ～。▼
[マリアンヌ]: …自分と違う考えや生き方を認めるのは、
とても難しいことだと思います……。▼
でも、大切な人たちが
そうやってすれ違ってしまうのは……
私は悲しいです……。▼
[ヒルダ]: ん？　それってー、
あたしたちはマリアンヌちゃんの
大切な人ってことー？▼
[マリアンヌ]: えっ…！？　そ、そうじゃないんですか？
だって、みんなは士官学校の仲間で……
友達で……。▼
[メルセデス]: うふふ、その通りよ～。
だから、できるだけ違いを認め合って
楽しく過ごしたいわ～。▼
[レオニー]: そうそう。学級は違っても
同じ士官学校の仲間だ！▼
マリアンヌを悲しませるようなことは
もうしないからさ！
任せとけって。▼
[マリアンヌ]: はい…！　ありがとうございます。▼
[ヒルダ]: うーん、氷菓子って結構
お腹いっぱいになるのねー。▼
腹ごなしに、ちょっとくらいなら
泳いでもいいかなー？▼
[レオニー]: おっ、やる気になったか？
じゃあわたしと競争だ！　あの岩までな！▼
[ヒルダ]: ちょっと、遠すぎるわよー！
それに勝負なんて、
あたしそういうのはー…▼
って、待ってよレオニーちゃん！
走るの速いってばー！▼
[マリアンヌ]: ふふふ…ふふふふ……。▼