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章別会話

外伝57 わがままな子兎

外伝57-1節 子供らしくするです

オープニング

[ミルラ]
お祭りは珍しいものが
たくさんあって楽しいですね。▼
? あの人だかりは何でしょう…
ンン、見に行きませんか?▼
[ンン]
ミルラ、そろそろ闘技大会が始まるのです。
あまりフラフラしない方がいいのです。▼
[ミルラ]
そう…?
サレフ、あなたもそう思いますか?▼
[サレフ]
ミルラ様がお望みなら、
多少の寄り道は構わないかと。
私もご一緒しましょう。▼
[ミルラ]
よかった…
ほらンン、行きましょう。▼
[ンン]
は、はいなのです…▼
[ミルラ]
? ンン、どうしたんですか…?▼
[ンン]
本当は、私も何があるのか
見に行きたかったのです。▼
でも私はわがままを言うのが
苦手なのです。▼
ずっとよそのおうちで
我慢して生きてきましたから…▼
[ミルラ]
そうなんですか…
じゃあ、今日はンンが
わがままを言えるように練習しませんか?▼
[ンン]
れ、練習ですか?▼
[ミルラ]
はい。サレフ、手伝ってくれますよね?▼
[サレフ]
構いませんが…
わがままの練習とは、一体…?▼
(場面転換。戦闘マップへ)
[ミルラ]
では、ンンの好きなところに
行くことにしましょう。
ンン、どこに行きたいですか?▼
[ンン]
そ、そんなこと急に言われても
困るのですよ…
えーっと、えーっと…▼

クリア後

[ンン]
えーと次は…
ンンはお腹が空いたのです。
何か食べたいです!▼
[サレフ]
ではあちらの屋台へ…▼

外伝57-2節 恥ずかしがらずに

オープニング

[アズール]
兎の耳に尻尾なんて…
は、恥ずかしいよ…!▼
[ミネルバ]
確かに少々気恥ずかしい…
以前、臣下たちは
このような格好で活躍したそうだが…▼
[セレナ]
ちょっとふたりとも!
恥ずかしがって足引っ張らないでよ。
春祭りの主役はこのあたしなんだから!▼

クリア後

[セレナ]
もう! あんたがそんな調子だから
負けちゃったじゃない!▼
[アズール]
ご、ごめんよセレナ。
次はがんばるから
耳を引っ張らないで~!▼

外伝57-3節 いい子も悪くない

オープニング

[ミルラ]
いい感じです、ンン。
その調子でもっとわがままを
言ってみてください。▼
[ンン]
えーっと、えーっと、
じゃあ闘技大会の優勝が欲しいです!▼
[サレフ]
わかった。
では優勝を手に入れよう。▼
[セレナ]
ふたりとも、今度こそしっかりしてよね!▼
[ミネルバ]
ああ。
先ほどは不甲斐ない姿を見せたが
このままで終わるつもりはない。▼
[アズール]
せっかくの春祭りで
負ける方が恥ずかしいよ。
本気でいくよ!▼

クリア後

[ンン]
あっ、あれは何でしょう?
綺麗な色のフワフワが
棒の先についているのです。▼
[ミルラ]
お菓子のようですね。
みんな美味しそうに食べています。
ンン、食べたいですか?▼
[ンン]
いえ、そんなこと…じゃなくて、
…食べてみたいです。▼
[サレフ]
では、私が買ってこよう。▼
[ンン]
サレフ…ありがとうです。
ンンのお小遣いはさっきの見世物で
なくなっちゃいましたから…▼
[サレフ]
気にすることはない。
ミルラ様も楽しそうだ。
これはその礼だ。▼
[ミルラ]
ンンは私が見逃してしまうことも
良く気づいて教えてくれます…
一緒にいると楽しいです。▼
[ンン]
そ、そうですか?
…………▼
[ミルラ]
ンン、どうしました?▼
[ンン]
私は今まで、
人に気を使ってばかりいるのは
子供らしくないと言われてきました。▼
だから子供らしく
わがままを言えるようにならなきゃって…▼
でも、ミルラに喜んでもらえるなら
人に気を使うのも
悪くないかもって思ったのです。▼
[ミルラ]
そうだったんですか…
でしたら、無理をして変わる必要も
ないのでしょうか…▼
[ンン]
そうですね。
私も、慣れないわがままを言うのは
疲れちゃいました。えへへ…▼
[サレフ]
そうだったのか。
ではこの菓子も
店に返してこよう。▼
[ンン]
そ、それはいるのです!▼
[ミルラ]
うふふ…ふふ…▼

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Last-modified: 2021-04-20 (火) 15:24:21
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