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章別会話
外伝105 渡したかった贈り物†
1節 まずは贈り物選び†
オープニング†
- [リュール(男)]
- 雪景色の夜、とても美しいです…!
いつまでも眺めていたくなりますね、
リュール。▼
- [リュール(女)]
- はい、リュール。
この景色の中、皆に贈り物を届けるなんて
わくわくします!▼
- [オルテンシア]
- …………
ええっと…▼
- [リュール(男)]
- どうしました? オルテンシア。
その衣装、とても似合っていますね。▼
- [オルテンシア]
- ほんと? うれしーい!
神竜サマも、二人ともすっごく綺麗……▼
じゃなくて!
どーして神竜サマが
二人に増えちゃってるわけ!?▼
- [リュール(女)]
- 私たちにもわからないんです。
冬祭りの会場に来たら、
違う世界の私がいたので…▼
- [オルテンシア]
- そ、そう。
まあ、敵の罠でもなさそうだし、
一旦気にしないことにしようかしら。▼
- [ユナカ]
- やっぴーーーー!!!!
そうですぞ! 細かいことを気にしていては
この冬祭りは生き抜けませぬ!▼
- [リュール(男)]
- ユナカ!
手伝いに来てくれたのですか。▼
- [ユナカ]
- 不肖冬祭りの使者ユナカ、
先んじて馳せ参じておりましたゆえ
贈り物配りはお任せくだされ!▼
紋章士たちにも協力依頼していますので、
我々は闇に紛れて
贈り物を運ぶのみですぞー!▼
- [リュール(女)]
- 紋章士との協力ですか!
私たちらしくて良いですね。▼
- [ユナカ]
- この世界の彼らは物を持ちながら
宙に浮けますゆえ、音を立てずして
枕元に贈り物を置けるのです。▼
いろいろと試行錯誤したのですが
我々が運び、彼らが置くという分業が
最も沢山の贈り物を届ける秘訣ですぞ!▼
- [オルテンシア]
- え? え? 待って待って。
楽しそうに話した割に、
そんな効率重視な感じなの?▼
じゃああたしたちがやることって
贈り物をソリで運んで、
家の前でただ静かに待ってるだけ?▼
- [ユナカ]
- ご明察ですぞ!▼
- [オルテンシア]
- や……
やだーーーーーー!!!!▼
あたしも配るとこまでやりたい!
見つかるか見つからないかの
ドキドキ感を味わいたい!!▼
あわよくば見つかって、
なんて可愛い冬祭りの使者…って
ウワサになりたいのにーーっ!!▼
- [リュール(女)]
- …オルテンシアが雪原に転がって
じたばたしています。
どうしましょう。▼
- [リュール(男)]
- ユナカの提案は素晴らしいですが、
今回は紋章士も私たちも揃って
皆の枕元まで行きましょうか。▼
- [ユナカ]
- そうですな!
おっちょこちょいな冬祭りの使者に
扮するもまた一興!▼
…まあ、
私は足音を立てずに歩くなんて
造作もないのだけど…▼
- [リュール(男)]
- ? ユナカ?▼
- [ユナカ]
- なんでもありませぬ!
では早速出発ですぞ!▼
- [リュール(女)]
- 行きましょう、みんな!
メリーエンゲージ!▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [オルテンシア]
- さてと。まずは贈り物の調達ね。
誰に何をあげるのか考えるのって楽しいわ。
お買い物なら大得意よ!▼
- [リュール(男)]
- オルテンシアが選ぶ贈り物は
どれも素敵なのでしょうね。
私たちも負けていられません。▼
- [リュール(女)]
- クランにはピクルス、フランにはビーツ。
アルフレッドには…ええと、考えるだけで
夜が明けてしまいそうです。急がないと!▼
クリア後†
- [リュール(女)]
- 筋肉増強剤、釣り道具、綺麗な石…
ソラネルでの贈り物と大して変わらない物を
調達してしまいましたが、大丈夫でしょうか。▼
- [オルテンシア]
- リボンをかければ特別感が出るわよ。
贈り物は中身も大切。包装もすごーく大切!
これが真理よ、神竜サマたち!▼
- [リュール(男)]
- 流石です、オルテンシア!
さっそくリボンを買いに行きましょう。
あとでソラにも結んであげますね。▼
2節 贈り物選びの鍛錬†
オープニング†
- [エイクスルニル]
- 贈り物運びは素晴らしい鍛錬だ。
どのような屋根にも上り、
いくらでも届けてみせよう。▼
- [シェズ]
- 冬祭りの使者なんて責任重大ね。
道に迷わないようにしなくちゃ。▼
- [フォデス]
- 我をこのような茶番に…
おのれ、リオンめ…▼
クリア後†
- [エイクスルニル]
- 次の贈り物は…
あの山の向こうだな。
よし、行ってくる。▼
3節 冬祭りの使者の集合†
オープニング†
- [リュール(男)]
- 贈り物の包装、思っていたより難しいです。
特に蝶結びがヨレてしまって…よっ、ほっ…▼
あっ、ソラ。
リボンにじゃれついては駄目です!▼
- [オルテンシア]
- お姉様と、ロサードと、ゴルドマリーの分。
包装がばっちり終わったわ。うーん可愛い!
我ながら見た目も中身も最高の仕上がりよ!▼
- [リュール(女)]
- 私も、何とか形になりました。
受け取った皆が喜んでくれると良いですね。
あら? 向こうにも冬祭りの使者たちが…▼
- [シェズ]
- こうして
雪の中を歩くのも
いい鍛錬になるわ。▼
- [エイクスルニル]
- 肉体が温まってきた。
贈り物運びも
ここからが本番だ。▼
- [フォデス]
- ……。
おのれ…この憤懣を
どうしてくれよう…▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [リュール(男)]
- く、配り切った……
何とかエレオスの仲間たちの分は
夜明け前に終えられましたね…▼
- [ユナカ]
- ふむ、及第点といったところですな。
本来は他の異界の英雄たちにも
配らねばなりませぬゆえ…▼
次からは今宵よりもずっと忙しいことを
覚悟してくだされ。▼
- [オルテンシア]
- えーっ!
これを何回もやるの!?
冬祭りの使者って、大変すぎない!?▼
- [ユナカ]
- ふふん。オルテンシア氏…
効率が如何に大切かが
おわかりいただけましたかな?▼
- [オルテンシア]
- わかった! わかったわよ!
次からはあたしも、ドキドキ感を
味わいたーい、なんて言わないわ!▼
- [リュール(女)]
- あれ? オルテンシアの後ろに、
まだ贈り物が。
ひとつだけ残っていますね。▼
- [ユナカ]
- 配り忘れですかな?
幸い、夜明けまでまだ時間はあります。
誰宛のものかを確認して…▼
- [オルテンシア]
- ああ、いいの。
配らなくて。
これはね…お父様への贈り物。▼
イルシオンにいた頃は毎年、
冬祭りには贈り物を差し上げていたの。▼
お父様が邪竜に魅入られてからは、
受け取ってくださらなくなったけど…
それでも準備するのは楽しかったから。▼
今年も、受け取ってもらえなくても、
準備だけはしよう、って…
…………▼
- [ユナカ]
- オルテンシア氏…▼
- [リュール(男)]
- …わかりますよ、その気持ち。▼
実は、私たちも元の世界の
死んでしまった母さんに…
贈り物を用意していたんです。▼
- [オルテンシア]
- 神竜サマたちも?
そっか…そうよね。
贈り物、あげたいわよね…▼
- [ユナカ]
- 渡せない贈り物…ですか。
そう思える相手がいるということは
とても幸せだと思います。▼
残念ながらわたくしめには、
そういう相手はおりませぬゆえ。▼
…ただ、それを望む英雄は多くおります。
そういった者たちの為に、
冬祭り会場の一角に祭壇が。▼
祭壇で贈り物を炎に包めば、
逢えなくなった大切な人のもとにも
届くといわれております。▼
- [リュール(女)]
- 炎に……?
せっかくの贈り物を、
燃やしてしまうのですか?▼
- [ユナカ]
- はい。そうして形をなくすことで、
どんな世界にも届くのだという
伝承があるのです。▼
- [リュール(男)]
- …………
炎は、あの世とこの世を繋ぐとも
言われていますものね。▼
そのような方法があるのなら…
私たちはやってみたいと思います。
オルテンシアは、どうしますか?▼
- [オルテンシア]
- …そうね。
燃やしちゃうのは勿体ない気もするけど…▼
お父様に届けられるなら、
あたしも、そうしたい。▼
- [リュール(女)]
- では参りましょう。
ユナカ、案内を頼めますか?▼
- [ユナカ]
- 無論です。
お三方の気持ち、必ずや届きますぞ。▼
- [リュール(男)]
- ありがとうございます、ユナカ。▼
- [オルテンシア]
- お父様、待っていてね。
可愛いあたしからの贈り物…今年こそ
受け取ってくれないと怒るんだから。▼
これから、そこまで届けに行くわ。
冬祭りおめでとう。
お父様…▼
コメント
Last-modified: 2025-02-11 (火) 17:49:31