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章別会話
2章 裏切り者 →3章 餌 → 4章 皇帝暗殺
第8部 3章 餌†
1節 次の標的†
オープニング†
- [フレスベルグ]
- そう…
ラタトスク、あなたが
解放された理由はやはり…▼
- [ラタトスク]
- うん。
あたしを通じて
組織の情報を得るため…▼
- [フレスベルグ]
- …父さんが言っていた通り。
アスク王国の特務機関は、
あなたを利用しようとすると…▼
ありがとう、ラタトスク。
正直に話してくれて…▼
あなたはこのまま、
アスク王国側に
協力しているよう見せかけて。▼
私たちの真の目的を
邪魔されないように。▼
- [ラタトスク]
- う、うん…▼
- [フレスベルグ]
- 私の標的は
騎士団長の暗殺…
この偽情報を伝えて。▼
敵は騎士団長を守るために、
城で警護を固める…
ありもしない襲撃を恐れて。▼
そうすれば、
あの特務機関の
動きも封じられる…▼
- [ラタトスク]
- わわわかった!
じゃあ、行ってくるね。
お姉ちゃん。▼
- [フレスベルグ]
- あ、待って…▼
ラタトスク…
敵に気取られないよう
くれぐれも注意して…▼
危なくなったら
いつでもすぐ戻ってきて。▼
あなたは、
私の大切な妹だから…▼
- [ラタトスク]
- ……うん……▼
- (暗転)
- [ラタトスク]
- アルフォンス王子は言ってた…
組織は、重要な情報を
あたしに伝えることは避ける…▼
でも、あたしが裏切者だと
ばれていない間は、
密かに情報を探ることはできる…▼
……っ……▼
あたしは最低で最悪…
お姉ちゃんたちに嘘をついて…
裏切って…▼
でも…
お姉ちゃんの命が助かるなら
あたしは…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [アンナ]
- それで、
これからについてだけど…▼
- [シャロン]
- はいはい!
ヴェロニカ皇女に
協力をお願いしましょう!▼
わたしたちもう友達ですから!
きっとうまくいきます。▼
- [アルフォンス]
- 確かに、両国の平和のためにも
力を貸してくれる可能性は高い。
解決の糸口になるかも…▼
- [アンナ]
- そうね。
でも、例の暗殺計画への
警戒は最優先よ。▼
いつ、誰が狙われるのか…
それがわからない以上、
警戒しすぎることはないわ。▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [フレスベルグ]
- ラタトスク、戻ってきてる?▼
- [ラタトスク]
- はははいっ!
どうしたの、お姉ちゃん?▼
- [フレスベルグ]
- 父さんから命令があったわ。
計画を次の段階に進める。▼
準備が整い次第、
私は標的の暗殺に向かう。▼
- [ラタトスク]
- !
お姉ちゃんの…標的って…?▼
- [フレスベルグ]
- …………▼
- [ニーズヘッグ]
- …アルフォンス王子。
そうよね~?▼
- [ラタトスク]
- ……!▼
- [フレスベルグ]
- …ええ。その通り。
アスク王国王子が、
私の標的…▼
- [ラタトスク]
- そそそれって、
あたしのせい…?
あたしが失敗したから…▼
- [フレスベルグ]
- いいえ。
これはすべて、父さんの思惑通り。
あなたのせいじゃない。▼
安心して私に任せて。
必ず任務を果たすから。▼
- [ラタトスク]
- …………▼
2節 敬虔なる者†
オープニング†
- [ラタトスク]
- …そう、お姉ちゃんが言ってたの。
次の標的は
アルフォンス王子だって…▼
- [アンナ]
- !
それで、いつどこで
仕掛けてくる気?▼
- [ラタトスク]
- ごごごめんなさい。
そこまでは…▼
- [アンナ]
- そう…
でもお手柄よ、ラタトスク!
よく知らせてくれたわ。▼
これで暗殺は阻止できる?▼
- [シャロン]
- はい。今、警護中の騎士団長さんと一緒に
お兄様も城内にこもっていただいて、
わたしたちみんなで守れば…▼
- [アルフォンス]
- いや…▼
僕は…何もせずにおこう。▼
- [シャロン]
- え?
ど、どういうことですか…?▼
- [アルフォンス]
- 僕は何も警戒しない。▼
僕が標的だという情報について、
何も知らない。
そう装おうと思う。▼
- [シャロン]
- そんな…
せっかくラタトスクさんが
知らせてくれたのに…▼
- [アンナ]
- …アルフォンス。
あなたが気にしてるのは
ラタトスクのことね。▼
この情報をもとに
私たちが守りを固めれば
敵は裏切り者の存在を疑う…▼
ラタトスクが
裏切者だと知られたら
おそらく殺されることになる…▼
- [シャロン]
- ! ラタトスクさんが…
で、でもだからって
何もしないとお兄様が…▼
- [アルフォンス]
- …いや、大丈夫だよ、シャロン▼
おそらく…
これも敵の偽情報だ。▼
- [ラタトスク]
- に、偽…?
でも、あたし…▼
- [アルフォンス]
- ラタトスク。
敵は君を疑っている。
僕だって同じ立場ならそうするだろう。▼
でも、君を裏切者と断じる根拠もない
もしも無実なら大切な仲間だ。
重要な情報源でもある…▼
白も黒もあり得る…
どちらなのか?
見極めなければならない。▼
だから、
僕たちに餌を撒いた。▼
- [ラタトスク]
- 餌…
この情報が…?▼
- [アルフォンス]
- もし君が裏切者なら、
僕たちはこの餌に食いつく…
そして、君は黒だとはっきりする。▼
- [ラタトスク]
- …お姉ちゃんが、そんなことを…?▼
- [アルフォンス]
- これは
僕たちと敵の騙し合いだ。
今、疑われている君が
どうすれば信頼を得られるか?
すべてはそこにかかっている…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [サフィ]
- 妹のティナは、
少し人騒がせなところがあって…
困ったものです。▼
3節 トードの再来†
オープニング†
- [ラインハルト]
- フリージの騎士ラインハルト。
新たな力を得て参上しました。
4節 単独任務†
オープニング†
- [シャロン]
- みんな、聞いてください!
ヴェロニカ皇女から
お返事が届きましたよ!▼
- [アルフォンス]
- ヴェロニカ皇女も
今回の件に協力してくれそうだよ。
内密に相談したいこともあると…▼
詳しいことは、
秘密裏に国境付近で会って
話すことになったよ。▼
- [アンナ]
- 今回は少数隠密行動よ。
例の敵がいる今、
危険はあるけど…▼
今の両国の情勢だと、
表立って会おうとすると、外交上の
手続きで長い長い時間がかかるし…▼
- [アルフォンス]
- アンナ隊長。
合流場所は、ここからすぐ近く、
数刻もかからない距離です。▼
今回は、僕が
単独で向かいます。▼
- [アンナ]
- ちょ、ちょっと待って!
そんな危険なこと…!▼
- [アルフォンス]
- 昔、隊長が教えてくれました。
単独の隠密行動が、
最も隠密性が高い。▼
特務機関の訓練を受けた者が
単身で動けば、
数日は敵に見つからない。▼
- [アンナ]
- そ、それは確かに
そう教えたけど…▼
- [アルフォンス]
- 理由は他にもあります。
今は詳しくは
話せないのですが…▼
- [ラタトスク]
- …………▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [パーン]
- 俺もいつまでも
ダキアの盗賊でもあるまいしな。▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [アルフォンス]
- …………▼
もうじき夜が明ける。
あと少しで…▼
- [フレスベルグ]
- …本当に一人…▼
- [アルフォンス]
- !?▼
どうやって、この場所を…?
僕は一切の痕跡を消した。
追跡できるはずは…▼
- [フレスベルグ]
- …今ここで死ぬあなたが
知る必要はない。▼
あなたの仲間たちは
遥か離れた後方にいる。▼
仲間たちがあなたの危機を知って
ここに来るまでの時間で…▼
あなたを殺せる。▼
- [アルフォンス]
- …試してみればいい。▼
- [フレスベルグ]
- あなたが今、油で燃え上がらせた火が、
仲間へ異変を伝える合図の狼煙…
でも、それはもう間に合わない。▼
仲間たちが来るまで
あなた一人でいつまで
生きていられる…?▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [フレスベルグ]
- 最初の予定はあなたではなかった。
でも、ここであなたを消せるのは
後々都合が良い。▼
アルフォンス王子。
あなたの処刑を執行する――▼
5節 それを差し出す†
オープニング†
- [シャロン]
- お兄様っ…!▼
- [ラタトスク]
- あああそこっ…!
急がなきゃ…!▼
- [アンナ]
- 一刻の猶予もないわ!
アルフォンスを救出するわよ!▼
- [アルフォンス]
- シャロン…みんな…
助かったよ。▼
これで、
多勢に無勢では
なくなった…▼
- [フレスベルグ]
- …惜しい。
あと少し…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [フレスベルグ]
- …ここまで。
機を見て速やかに退く…▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [シャロン]
- お兄様っ、大丈夫ですか?
お兄様っ…!▼
- [アルフォンス]
- ありがとう…
すまない、心配をかけたね。
でも、僕なら大丈夫だ。▼
- [アンナ]
- でも、どうしてばれたの?▼
特務機関の隠密行動が
こんなに早く
敵に気づかれるなんて…▼
- [アルフォンス]
- それは…▼
- [ラタトスク]
- それは…
あたしが教えたから。▼
- [シャロン]
- え…!?
ど、どういうことですか…?▼
- [アルフォンス]
- 僕がラタトスクに頼んだんだ。
僕が単独行動を取ること…
その移動の道筋…▼
ラタトスクから敵に
情報を流してもらった。▼
この餌は
偽でも罠でもない。▼
実際、あともう少し遅かったら、
僕は殺されていたかもしれない…▼
- [シャロン]
- そんな…▼
- [アルフォンス]
- …本当にすまない。
でも、だからこそ…
この情報を敵に流したラタトスクは…
- [アンナ]
- 私たちが絶対秘密にしておきたい、
致命的な情報を流したことになる…▼
- [ラタトスク]
- だから…
あたしが少しでも
信用されるかもって…▼
- [アルフォンス]
- シャロン、みんな…
無茶な真似をして本当に申し訳ない。
心配も迷惑もかけてしまった。▼
でも、疑われているラタトスクが
信頼を得るために、
他に方法がなかった。▼
皆が長年願ってきた
両国の平和のためなら…
僕はなんでもする。▼
そのために
僕自身が餌になれるなら
それを差し出す…▼
敵の企みは絶対に阻止する。
ヴェロニカ皇女に
会いに行こう。▼
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Last-modified: 2024-03-23 (土) 16:06:35