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章別会話
1章 癒 →2章 裏切り者 → 3章 餌
第8部 2章 裏切り者†
1節 看護の癒し手†
オープニング†
- [アルフォンス]
- ラタトスク、君はおそらく
このミズガルズの住人ではない。
九の世界のどこか別の… ▼
- [ラタトスク]
- はははいっ。
あたしたちは、
ユグドラシルから来たんですっ。▼
- [シャロン]
- あ!
ユグドラシルって確か、
すごく大きな樹ですよね!▼
- [ラタトスク]
- あ、それそれ!
九の世界全部にまたがる、
とってもとっても大きな樹。 ▼
その樹に住む
あたしたち【癒し手】は、
樹の中を通ってどの世界にも行けるの。 ▼
- [アルフォンス]
- 【癒し手】…というのは? ▼
- [ラタトスク]
- 九の世界のいろんな場所で、
重い病や、深い傷で、
命が失われていく… ▼
あたしたちは治療で、
命を一つでも多く救いたい。
だから、【癒し手】って呼ばれてるの。 ▼
- [アンナ]
- 【癒し手】? ちょっと待って。
任務でアルフォンスを殺そうとしたでしょ?
全然癒してないじゃない! ▼
- [ラタトスク]
- ち、違うもんっ。
あたしたち【癒し手】は、
昔は…ほんとにそうだったんだから… ▼
お姉ちゃんたちは優しい人で…
たくさんの人たちの
病気や怪我を癒してきたの。▼
あたしもそのお手伝いをして、
みんなから感謝の言葉をもらって…
すごく嬉しかった。 ▼
あたしたちが
誰かの幸せを守れた、って…
そう思えたから。 ▼
でも…今は…
お父さんの命令で… ▼
- [アンナ]
- お父さん…
それがあなたたちの首領?
名前は? ▼
- [ラタトスク]
- お父さんの名前は…レーラズ。 ▼
あたしたちはみんな、
お父さんをずっと尊敬してて、でも… ▼
- [アルフォンス]
- その首領の命令で、
君以外の者たちも
すでにここへ来ている…▼
エンブラ軍を装って
アスク王国を襲撃し、
両国の和平を頓挫させるために…▼
- [ラタトスク]
- なななんで知ってるの?
す、すごい… ▼
- [シャロン]
- お兄様は
なんでもわかっちゃうんです! ▼
- [アルフォンス]
- 標的は僕だけではなく、
おそらく、他にも両国の要人を
狙う計画があるはず…▼
他の標的は?
母上? シャロン?
それとも…?▼
- [ラタトスク]
- ごごごめんなさい、
あたしは下っ端だから…
詳しい話は知らないの。▼
お姉ちゃんたちも、あたしも、
お父さんから
別々に命令されてるから… ▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- (戦闘マップへ)
- [アンナ]
- ラタトスク、あなたは捕虜として
私たちに同行してもらうわ。
ただし妙な真似はしないこと、いいわね!▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [アンナ]
- 敵は撤退したわ。
途中で痕跡が消えている…
また逃げられたわね。▼
ラタトスク、
あなたたちの拠点は
どこにあるの?▼
- [ラタトスク]
- えええっと、
あっちと、こっちと…そっちにも。▼
- [アンナ]
- ? ちょっと…正直に話さないと、
特務機関流の尋問を
しないといけなくなるわよ。▼
- [ラタトスク]
- ほほほんとなの。
あたしたちの住むユグドラシルは
すべての世界に通じてて… ▼
この国でも、いろんなところから
ユグドラシルの樹の中に
出たり入ったりできるの。▼
- [アンナ]
- じゃあ、この近くにも
入口があるのね?
案内してちょうだい。▼
- [ラタトスク]
- 入り口は、
人間には見えないし、
入ることもできないの。▼
あたしたちみたいに、お父さんから
特別な許しを得た者だけが
ユグドラシルの中に入れるって…▼
- [シャロン]
- 特別な許し…
ラタトスクさんのお父さん、
なんだかすごそうな人です。▼
- [ラタトスク]
- そそそそう!
お父さんはすごい人なの。▼
お父さんはね、
世界樹ユグドラシルから生まれた、
ユグドラシルの半身なんだって。▼
- [シャロン]
- ユグドラシルから生まれた…
あれ?
前もどこかで聞いた気が…▼
- [アルフォンス]
- 以前、あの神竜アスクも
ユグドラシルから生まれたと聞いた。
ということは…▼
敵の長レーラズは…
神竜アスクに比肩する
神に等しい存在、か…▼
2節 花咲く笑顔†
オープニング†
- [アズール]
- 父さん、母さん…
見守っててね、僕のこと…▼
3節 秘めた憧憬†
オープニング†
- [セレナ]
- どうしてあたし、
母さんみたいになんでもできないの…▼
4節 未来への決意†
オープニング†
- [ルキナ]
- 体が熱い…
力が湧いてくるようです。▼
5節 諜報†
オープニング†
- [フレスベルグ]
- …………▼
- [ニーズヘッグ]
- ひっく…
首尾はど~お?
フレスベルグ…▼
- [フレスベルグ]
- 問題ない…
計画通り。▼
- [ニーズヘッグ]
- ふぅん…▼
ね~え。あの子が…
ラタトスクが
行方知れずだって聞いたけど~…?▼
- [フレスベルグ]
- 消えた…
任務の途中で。▼
捕らえられたか、
殺されたか…▼
- [ニーズヘッグ]
- あ~ら、その顔、
やっぱ気になっちゃう?▼
あの子はあなたの
お気に入りだものね~?▼
- [フレスベルグ]
- ……。
私は私の任務を遂行するだけ。
あなたは?▼
- [ニーズヘッグ]
- ま~だこれからよ。
の~んびりやらせてもらうわ。
ひっく…▼
- [フレスベルグ]
- あなた、
また、その実を…▼
そんなに酔っていて
任務を遂行できるの…?▼
- [ニーズヘッグ]
- もちろんよ…ひっく。
あなたにだって
負けないんだから~…▼
ま~ずは、あなたの
お手並み拝見させてもらうわ…
ひっく。▼
- (戦闘マップへ)
- [ロラン]
- 世界を救いたいという思いには、
どんな計算も適いはしません…▼
クリア後†
- [フレスベルグ]
- ……。
あれがアスク王国の特務機関
ヴァイス・ブレイヴ…▼
まず、彼らの動きを封じる。 ▼
私たちは戦士ではない。
彼らに勝つ必要もない。▼
計画の最後に…
一人だけ殺す。
それでいい…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [アンナ]
- 敵は撤退したわ。
偵察の兵が追ったけど、
逃走路の痕跡も消されてる。▼
恐ろしく手際が良い…
敵は、私たち特務機関に似た部隊ね。
厄介な相手になりそうよ。▼
- [アルフォンス]
- 各地で同様の襲撃を仕掛け、
アスク王国がエンブラ帝国に
攻撃されたと偽装する…▼
エンブラ側がいくら否定しても、
アスク王国の人々の
憎悪は広がっていく…▼
- [シャロン]
- そんな、本当は違うのに…
どうしたらいいんでしょうか?▼
- [アンナ]
- 加えて、要人暗殺…
この計画も防がないといけないわ。
でも標的がわからないことには… ▼
- [ラタトスク]
- …………▼
- [アルフォンス]
- ……。
ラタトスク、君に頼みがある。▼
- [ラタトスク]
- なななに?▼
- [アルフォンス]
- 君が罪のない人を殺したくないと
思ってくれるなら…そして
自分の命まで捨てる覚悟があるなら… ▼
君を捕虜の身から解放する
君は元の組織に戻ってほしい。▼
- [ラタトスク]
- え…?▼
- [アルフォンス]
- そして組織と僕たちの間を行き来し、
暗殺計画の情報を
僕たちに教えて欲しい。 ▼
- [ラタトスク]
- そ、それって… ▼
- [アンナ]
- 密偵の世界でいうところの…
二重の諜報ってやつね。▼
でも、信用されるかしら?
私たちに捕らえられてたけど、
隙を見て逃げ出したってことにして… ▼
この子が
うまく嘘をついて
組織を騙せるの?▼
- [ラタトスク]
- ………▼
- [アルフォンス]
- 大丈夫だよ。
本当のことを
ありのまま話せばいい。▼
組織に戻って、
暗殺計画の情報を探り出すよう
僕に頼まれたって。▼
- [ラタトスク]
- えええ…!?▼
- [アルフォンス]
- これは賭けだ。
でも、敵が僕と同じように
考える相手なら… ▼
この事実を利用しようとするだろう。
君を利用して、
僕たちの内情を探ろうとする… ▼
- [アンナ]
- 諜報の世界でいう…
三重の諜報ね。▼
でも本当はラタトスクは
私たちの味方をしてくれるから…
私たちに有利に働く可能性はある。▼
あなたが本当に、
私たちの側なら、ね。▼
- [アルフォンス]
- これは、
組織の一員である
君にしかできないことなんだ。▼
もちろん、
君は仲間を裏切ることになる。
無理強いはできないけれど… ▼
- [ラタトスク]
- ………… ▼
一つだけ…
一つだけ、お願いがあるの。▼
なんでもするから…だから、
お姉ちゃんたちを助けてください… ▼
- [アルフォンス]
- 君の、お姉さん…?▼
- [ラタトスク]
- お姉ちゃんたちは、
お父さんから任務を命じられてる… ▼
でもあたし…
聞いちゃったの… ▼
お父さんは…
お姉ちゃんたちを
死なせるつもりだって… ▼
- [シャロン]
- え?
ど、どういういことですか…?▼
- [ラタトスク]
- お父さんは、お姉ちゃんたちに言ったの。
「暗殺の後、自らの命を絶て」
って…▼
お姉ちゃんたちは
お父さんの命令には
絶対逆らえない… ▼
だから、暗殺が成功したら…
死んじゃうの。
あたしの…お姉ちゃん…▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [ラタトスク]
- あたしは裏切り者になって…
お姉ちゃんたちに
嫌われて、憎まれても… ▼
それでも、
お姉ちゃんに死んでほしくない…
家族みんなに、生きててほしい… ▼
- [シャロン]
- ラタトスクさん…▼
- [ラタトスク]
- だから…あたし、なんでもする。
…あたし、がんばるっ。▼
コメント
Last-modified: 2024-02-05 (月) 04:44:49