章別会話
12章 予知の神ヘイムダル → 13章 天の王アルフォズル
第9部 13章 天の王アルフォズル†
1節 二人いる†
オープニング†
- [アルフォズル]
- む…ヘイムダルめ、敗れたか。
あと少しで
【天の儀】は成るというのに…▼
- [アルフォンス]
- そうはさせない。
ルーンもエクラも
死なせはしない。▼
- [アルフォズル]
- …無知とは
どこまでも度し難きものよ。▼
無知蒙昧なる人間よ。
見よ、この壁に
書かれた文字を。▼
これは創世の文字…
かつて創造主が
創り出したもの。▼
この文字を
読むことができるのは、
創造主のみ…▼
だが今、
わしは創造主に並び立つ知を
手に入れようとしておるのだ!▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [アルフォズル]
- わしはすべてを知りたいのだ。
創造主に並ぶ知を得るのだ。▼
我が知識欲を阻むことは
断じて許さぬ!▼
クリア後†
- [アルフォズル]
- ぬぅ…
あと少し…あと少しで
【天の儀】は完成する…▼
わしは無限の知を得る…
その時まで、
死ぬわけにはいかぬ…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [ルーン]
- あ…
…ここ…にも…
文字が…あります…▼
ささげよ…
さすれば…
あたえられん…▼
そうぞうしゅ…
アルフォズルに…
すべてをささげよ…▼
- [アンナ]
- アルフォズルに捧げよ…?
待って、
それっておかしくない?▼
天の王アルフォズルが
アルフォズルに捧げる…?
自分自身に捧げるってこと?▼
- [アルフォンス]
- ……。
…やはり、
アルフォズルは二人いる。▼
僕たちが追う
天の王アルフォズルと…▼
この創世の文字を記した
創造主アルフォズル…▼
2節 天、光、夢†
オープニング†
- [ルーン]
- …ここにも文字があります。
『上には、
天、光、夢の世界』…▼
3節 巨人、小人、人間†
オープニング†
- [ルーン]
- 『中央には、
巨人、小人、人間の世界』…▼
4節 氷、炎、死†
オープニング†
- [ルーン]
- 『下には、
氷、炎、死の世界』…▼
5節 始めましょう†
オープニング†
- [アルフォズル]
- …来たか。
おのれ…あと少し、
あと少しだというのに…▼
- [アルフォンス]
- ここまでだ。
天の王アルフォズル!▼
- [アルフォズル]
- そうだ。
わしこそアルフォズル…
アルフォズルの名で呼ばれし王。▼
わしはあらゆる知を得た王。
創造主の再来と称えられ、
創造主の名を冠せられし王。▼
ルーンを捧げ、
わしは創造主に並び立つ…▼
そして召喚師を捧げ、
わしは創造主を超えるのだ!▼
クリア後†
- [アルフォズル]
- …わ、わしが…
…死ぬ…消える…▼
わしが集めた知が…
積み重ねた知が…
あああ…ああ…あ……▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [ルーン]
- …あ…▼
体が…かるい…
すごく…
楽になっていきます…▼
- [ロキ]
- 【天の儀】は止まり、
千の鴉の呪いも消えたわ。
そのおかげねえ。▼
- [シャロン]
- 良かったです、
ルーンさん!▼
- [ルーン]
- ありがとうございます、
みなさん…▼
ぼく、皆さんと
一緒にいられて、
本当に…本当に…▼
- [アンナ]
- これで万事解決ね。
ようやく私たちも帰還できるわ。▼
- [シャロン]
- はい!
みんなでアスク王国に…▼
- [アルフォンス]
- …いや。
まだ終わってない。▼
- [シャロン]
- え…?▼
- [アルフォンス]
- アルフォズルは二人いる…
天の王アルフォズルと
創造主アルフォズル…▼
ロキやトールは、
創造主アルフォズルに
仕えている…▼
創造主は以前から、
ロキやトールに命じて
何かを画策していたようだった。▼
- [アンナ]
- 確かに…そうね。
今までもまるで…▼
- [アルフォンス]
- はい。創造主は…▼
まるで、僕たちが
さまざまな世界の敵と戦うことを
望んでいるようだった。▼
僕たちと
天の王アルフォズルとの戦いも、
創造主は見ていた。▼
僕たちの、すぐ傍で。▼
- [シャロン]
- え…?▼
- [アルフォンス]
- そう確信したのは、
ヘイムダルと戦っている時の…
ロキの言葉だった。▼
『私はアルフォズル様を
裏切ってないわよ?』▼
『私の身も心も、
あの方のお傍に』…▼
ロキは、わざとそう言ったんだ。
僕たちにヒントを与え、
真実に辿り着けるかを楽しんでいた。▼
- [ロキ]
- …ふふ。▼
- [アルフォンス]
- そして、天の王は言った。
創世の文字を読めるのは
それを創り出した創造主のみだと。▼
それなら、創造主である
可能性のある人物は
たった一人しかない。▼
──君だ、ルーン。▼
- [ルーン]
- …………▼
…はい。そうです。▼
- [シャロン]
- ル、ルーンさん…?▼
- [ルーン]
- ロキやトールの言う通り。
あなたたちは本当にすごいです。
いつも尊敬していました。▼
九の世界で最も弱いのは、
ミズガルズの人間…ぼくはそういうふうに
あなたたちを創ったのです。▼
でも、あなたたちは
どんな世界の敵にも負けず、
勇敢に戦ってきました。▼
まるで、神話やおとぎ話の英雄のように。
本当に格好良くて…
ずっと憧れてました。▼
あなたたちの戦い…
ぼくはいつも
わくわくして見ていました。▼
今回は我慢しきれずに、
あなたたちと一緒に旅をして…
すごく嬉しかったです。▼
ぼくは、ますます
あなたたちのことが
好きになりました。▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [ルーン]
- だから、ぼくたちは…
あ、ちょうど
来たみたいです。▼
もう一人のぼくが。▼
- [アルフォンス]
- …!?▼
- [ルーン(赤目)]
- こんにちは、
ぼくの方ははじめましてですね。
ぼくの名前は…▼
こう名乗るのが良いですよね。
創造主アルフォズル、と。▼
- [シャロン]
- え、えええ!?
ルーンさんが…もう一人!?▼
- [ルーン]
- ぼくが創ったんです。
ぼくは何でも創れるんです。
万物の創造主ですから。▼
- [ルーン(赤目)]
- 創造主なら、
創造主さえも創れる…
そうでしょう?▼
- [アルフォンス]
- …君の目的は?▼
- [ルーン]
- あなたたちの活躍をもっと見たい。
見てわくわくしたい…
それがぼくの望みです。▼
- [ルーン(赤目)]
- あなたたちは
絶体絶命の危機を
何度も乗り越えてきました。▼
- [ルーン]
- あなたたちなら、
もっと強い相手にだって
きっと勝利できます。▼
- [ルーン(赤目)]
- そう…
世界のすべてを創造した
創造主にだって。▼
- [アルフォンス]
- ……!▼
- [ルーン]
- やっと、ぼくが
待ちに待った時が来ました。▼
- [ルーン(赤目)]
- 【滅びの冬】、【滅びの狼】、【滅びの剣】。
大いなる三つの滅び。
はじめは、【滅びの冬】からです。▼
- [ルーン]
- 九の世界すべての存亡をかけて、
人間が創造主と対決する、
そんな戦いの時…▼
- [ルーン(赤目)]
- 始めましょう。
神々の黄昏──ラグナロクを。▼
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