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章別会話

第4部 9章 人を殺す夢

9章1節 小さな姉妹の声

オープニング

[シャロン]
このへんは、
さっきまでとは違う雰囲気みたいです。
甘い匂いもしませんし…▼
[アルフォンス]
そ、それなら安心だね。
確かに何の匂いも、
風も感じない…▼
[ピアニー]
でも、ここは怖いわ…
とっても。▼
アルフみたいに
夢や希望できらきらしてない…
まるで、空っぽの心…▼
[アルフォンス]
長居はしない方が良さそうだね。
急ごう。▼
(暗転)
[スカビオサ]
私は悪夢のスカビオサ。
人を悲しませ、苦しませるのが私の夢…
その役目を果たすわ。▼

クリア後

[スカビオサ]
フレイヤ様にいただいた夢の蜜…
それが尽きるまで、
私は悪夢を見せ続ける…▼

(場面転換)

[???]
おねえちゃん…おねえちゃん…▼
こわいよ…
おねがい…たすけて…
おねえちゃん…▼
[???]
だいじょうぶ、
だいじょうぶだからね。
おねえちゃんがまもってあげる。▼
何があっても…
おねえちゃんが、ぜったい…▼

(画面が白く光る)

[ピアニー]
声…?
二人の…女の子…▼
どこかで…
聞いたような…▼

9章2節 盗賊の改心

オープニング

[ジュリアン]
ごろつきだったオレは、
レナさんのおかげで変われたんだ…▼
(クリア後会話なし)

9章3節 影の英雄の誓い

オープニング

[クリス(女)]
たとえこの身がどうなろうと…
マルス様の命だけは私がお守りします。▼

クリア後

[フレイヤ]
さあ、お兄様。
やっとその時が来たわ…▼
私と一つになりましょう。▼
[フロージ]
それは…
【ブリーシンガルの首飾り】…か…▼
[フレイヤ]
待ち焦がれたわ…
この首飾りを復元するまで、
長い長い時間が必要だった。▼
さあ、お兄様と私の世界を
もっともっと大きくしましょう。
人間の世界を、私たちの夢で塗り潰して…▼
[フロージ]
フレイヤ…▼
やはり我らは、
すでに滅んでいたのだ…▼
[フレイヤ]
何を言い出すの、お兄様?▼
[フレイヤ]
本来のお前ならば
人の世界を滅ぼすような…
そのようなことまでは望むまい。▼
今の我々は
懐かしき夢の残滓…▼
かつて
夢の世界が滅んだ時…
我々もまた滅んだ…▼
[フレイヤ]
いいえ、いいえ!
お兄様と私は生き延びたの。
だから、ここにこうしているの。▼
[フロージ]
…かつて、人は夢見ることを諦め、
夢の世界は次第に
虚無に覆われていった…▼
世界には次々と虚ろな穴が穿たれ、
最後には、夢の世界は
ばらばらに引き裂かれようとしていた…▼
[フレイヤ]
ええ、でも世界は救われた。
あの子たちはそれを望み、
花の蜜を飲んで特別な存在になったわ…▼
そして、
妖精たちの夢の力で虚無を退け、
夢の世界も人間の世界も救った…▼
[フロージ]
あの子らは二度と人には戻れぬ。
幼き彼女たちの
一生を狂わせたのは我らだ…▼
[フレイヤ]
…相変わらずね、お兄様。
私じゃなくて、人間のことばかり…
ああ…あああ……▼
でも、この首飾りをかければ…
きっと、私を見てくれる…
そうでしょう?▼
[フロージ]
フレイヤ…▼

9章4節 虐げられる子たち

オープニング

[ピアニー]
あっ、この先よ。
この先にもうすぐ
フロージ様が…▼
[スカビオサ]
ええ、いるわ。
でもあなたたちが
たどり着くことはない…▼
この悪夢の中で
朽ち果てるの。▼

クリア後

[スカビオサ]
まだ…
消えるわけにはいかない…▼
私は…
私が…守らないと…▼

(場面転換)

[???]
もうやめて…
おねえちゃんをいじめないで…
おねえちゃん…▼
[???]
だいじょうぶ…
あたしが…まもってあげる…
あたしが…ぜったい…▼

(画面が白く光る)

[スカビオサ]
私が…絶対…
あの子だけは…▼
[フレイヤ]
気がついた?
スカビオサ。▼
私と共にいらっしゃい。
彼らを追いましょう。▼
[スカビオサ]
はい、フレイヤ様…▼
…………▼
[フレイヤ]
どうしたの…?
かわいそうに…人間だった頃の
記憶を思い出したのね。▼
[スカビオサ]
…………▼
[フレイヤ]
あなたとあなたの妹は
不幸せな家に生まれた
女の子…▼
血の繋がらない父親は毎日のように、
あなたたちの顔を殴りつけ…そのせいで、
妹の目はほとんど見えなくなった…▼
あなたたち姉妹は
ろくに食事も与えられず、家にも入れず、
冬の夜も裸同然で震えて眠った…▼
[スカビオサ]
…………▼
[フレイヤ]
痩せ衰えた妹は、殴り殺されていた…
あの日、あなたが父親を殺さなければ。▼
あなたは愛する妹のために
できる精一杯のことをしたの…
だから、何も気にすることはないわ。▼
[スカビオサ]
…………
はい…フレイヤ様…
…大丈夫です。▼
私は…
フレイヤ様のおかげで…
とくべつな自分になれたのです…▼
今の私はスカビオサ…
スヴァルトアルフの黒妖精…
ですから…▼

9章5節 すべての夢の王

オープニング

[フロージ]
…………▼
[ピアニー]
フロージ様!▼
[アルフォンス]
ご無事ですか?▼
[フロージ]
…すまない。
我ら兄妹の諍いで
君たちに迷惑をかけた。▼
[ピアニー]
さあ、アルフに帰りましょう。
そうすれば
アルフォンスさんたちの世界も…▼
[フロージ]
…残念だが、もはや手遅れだ…▼
[アルフォンス]
手遅れ…?▼
[フロージ]
フレイヤは私に呪いをかけた。
【ブリーシンガルの首飾り】…▼
相手のすべてを
我がものとする呪いだ…▼
私が持つ夢の力は、
今やすべてフレイヤの自由だ。
私に止めることはできない。▼
[ピアニー]
そんな、じゃあ…
アルフに帰っても…▼
[フロージ]
フレイヤは我々二人の神の力で、
夢を自由に操り、現を歪める…
それはもう誰にも止められぬ…▼
[ピアニー]
と、とにかくここから逃げましょう。
フロージ様!
みんなでアルフに戻って…▼
[フレイヤ]
戻る?
そんなことはもう、できないのよ。▼

(戦闘マップへ)

[フレイヤ]
私は夢の支配者…
お兄様の力は私のものになった。
私とお兄様は…一つになったの…▼
二人の世界からは、
もう誰も逃げることはできないのよ…▼
[ルピナス]
あ…あああ…▼
[ピアニー]
フレイヤ様の中から、
フロージ様の力を感じる…▼
夢のすべてはあの方のもの…
夢の中ではもう誰も…
フレイヤ様には逆らえない…▼
[フレイヤ]
さあ、がんばって。
生き延びてごらんなさい。
無限に溢れるこの悪夢たちから…▼

クリア後

[フレイヤ]
なんて可哀想。
なんて愉快。
人間ときたら…▼
悪夢をいくら倒しても、
私を滅ぼすことはできない。
絶対に。▼
いくら逃げても、
悪夢からは逃れられない。
もう帰る出口はふさいだわ…▼

(場面転換)

[ピアニー]
みんな、こっちよ。
がんばって、もうすぐ…▼
ああっ、そんな…!▼
[アルフォンス]
!?▼
[ルピナス]
元の世界へつながる橋が…
悪夢のせいで
消えちゃってますぅ…▼
[ピアニー]
が、がんばりましょ。
きっと、他に何か方法が…▼
[フレイヤ]
ないわ、そんな方法。▼
私はすべての夢の王。
私は絶対なの。
誰も私には逆らえない…▼
[ルピナス]
あ…ああ…
もうだめですぅ…▼
[アルフォンス]
っ…今はこの場を離れよう。
時間を稼いで…
脱出の方法を考えるんだ。▼
考えれば、何かきっと…▼
[フレイヤ]
だから…
ないわ、そんな方法。▼
アルフォンス王子…さっきの戦いで、
あなたはもう気づいているでしょう?
もう、おしまいだって。▼
私はどんなに強い悪夢でも、
どんなにたくさんの悪夢でも、
自由に生み出すことができる…▼
さっきは
私が生み出す悪夢を
わざと弱めて、弄んだだけ。▼
私がその気になれば、今ここで
あなたでは絶対に勝てない悪夢で
取り囲み、殺すことだってできる…▼
[アルフォンス]
……▼
[フレイヤ]
でも、ね。
そんな楽な終わり方では
許してあげないわ。▼
お兄様の心を奪った泥棒猫は…
もっと、たっぷりと嬲ってから…▼
さあ、お逃げ。
終わりのない悪夢を
逃げ惑いなさい…▼
考えてごらんなさい…
ここから生き延びる方法を。▼
そんなもの、
一つもありはしないけれど…▼

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Last-modified: 2020-11-16 (月) 17:26:30
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