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章別会話
第6部 7章 皇帝の資格†
7章1節 宮廷の舞曲†
オープニング†
- [レティシア]
- 援軍が来ない…?▼
どういうことなの!
ヴェロニカと監獄要塞の兵どもは
反乱を起こしたのよ!▼
選帝侯の軍が、
エンブラ軍が、
鎮圧に動くのが当然でしょう!▼
- [エンブラ兵]
- そ、それが、
兵の編成に
時間を要しているとのことで…▼
- (場面転換)
- [ブルーノ]
- ヴェロニカと兵たちは
今、エンブラ帝国内では
反逆者とされているが…▼
各有力貴族の軍は
すぐには鎮圧には動いていない。
…決めかねているようだ。▼
- [シャロン]
- ヴェロニカ皇女は無実かどうか…
真実がどちらにあるか、
迷ってるってことでしょうか?▼
それなら、
すべてはレティシアさんの陰謀だって
ちゃんと伝えれば…▼
- [ブルーノ]
- いや…貴族たちは最初から、
ヴェロニカの無実を知っている。▼
- [シャロン]
- え…?
えええ!?▼
- [ブルーノ]
- ヴェロニカを陥れることは
彼らの利でもあった…だから、
陰謀を知りつつそれに加担した。▼
そして今、
彼らが決めかねているのは
ただ一つ…▼
レティシアか、ヴェロニカか。
どちらに媚びを売れば
今後、果実を得られるか…▼
- [シャロン]
- そんな…じゃあ、
ヴェロニカ皇女が無実って知ってて
討伐に動くこともあるってことですか?▼
- [ブルーノ]
- それが
エンブラの貴族というものだ。▼
- [アルフォンス]
- 彼らが利で動くなら…
それはそれで
動きが読みやすいともいえる。▼
レティシア将軍が形勢不利と見れば、
彼らはあっさり彼女を見捨てるはずだ。▼
- [シャロン]
- はい。
真実は必ず勝ちます!▼
- [ブルーノ]
- そうだな。
そうありたいものだ。▼
だが、エンブラ帝国では…
勝った者が真実…▼
形勢がこちらに傾くまで、
敗北は許されない。▼
- [アンナ]
- !
今、報告があったわ。
みんな、敵襲に備えて!
レティシアが仕掛けてきたわ!▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [レティシア]
- もう、言葉は不要です。
挨拶も、交渉も、嘘も、何もかも。▼
我が【呪詛部隊】の全力をもって…
あなたたちを殲滅しましょう。
行きなさい!▼
クリア後†
- [レティシア]
- あきらめはしない…決して!
次こそは、次こそはっ…!▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [アンナ]
- 敵軍は撤退…
でもまたすぐに仕掛けてくるわ。
警戒を続けましょう。▼
- [ブルーノ]
- ヴェロニカたちはこちらへ向かっている…
到着すれば、もはやレティシアも
勝ち目はないと悟るだろう。▼
- [シャロン]
- じゃあ、それまで時間を稼げば
わたしたちの勝ちですね!▼
- [アンナ]
- それにしても、
ヴェロニカ皇女の方じゃなく、
私たちに攻撃を仕掛けてくるなんて…▼
ヴェロニカ皇女の件は、
いってしまえば
エンブラ帝国の内政問題よ。▼
私たちアスク王国が表立って干渉し、
ヴェロニカ皇女と共闘するかは
微妙なところだわ。▼
なのにレティシアが
今、私たちを狙うのは
愚策だと思うけど…▼
- [ブルーノ]
- 今、レティシアは疑心暗鬼だ。▼
俺とアルフォンス達は旧知の仲…
その情報もつかんでいる。
それゆえに、恐れている。▼
アスク王国はヴェロニカに味方し、
レティシアを挟撃するかもしれない…
そうなれば得意の逃げも通じない。
捕らえられ、
憎むべきヴェロニカの手で処刑される…▼
それはレティシアには耐え難いことだ。
その恐怖が彼女を駆り立てている…▼
哀れとは言うまい…
昔の彼女であれば…
別の道もあっただろうが。▼
- [アルフォンス]
- 昔の…?▼
- [ブルーノ]
- ああ。
幼い頃…
レティシアとは親しかった。▼
当時の彼女は
絵物語に出てくる姫のように
純粋で優しく、美しかった…▼
子供同士の約束に過ぎないが…
いつか、大人になったら二人で…
そう語り合ったこともある…▼
あの時の言葉もまた…
嘘になったが…▼
- [シャロン]
- ザカリアさん…▼
7章2節 白き独白†
オープニング†
- [レア]
- たとえ禁忌を犯してでも…
私は神祖に…母に会いたかった…▼
7章3節 心は死せず†
オープニング†
- [グスタフ]
- この身はヘルの
忌まわしき力によるもの…▼
7章4節 姉、妹†
オープニング†
- [レティシア]
- どうして…
誰も彼も、何もかも…
どうして思い通りにならないの!▼
私はすべてを偽り、すべてを操る。
そのはずだったのに…!▼
- [アルフォンス]
- 降伏するんだ、レティシア将軍。▼
クリア後†
- [ブルーノ]
- これまでだ、レティシア。
まもなくヴェロニカたちも来る。
頼む…降伏してくれ。▼
- [レティシア]
- 黙りなさい…!
誰が…従うもんですか…!▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [レティシア]
- どうして…
どうしてなの…▼
あんなに…
あんなにすべてを
捧げてきたのに…▼
何もせずに
のうのうと生きている
肥え太った豚ども…▼
宮廷内で
奴らを味方につけるために
すべてを費やしてきたのに…▼
奴らの欲しいものを差し出し…
奴らの弱みを握ってきた…
どれほど苦労したことか…なのに…▼
私は皇位継承順位第九位のレティシア!
下賤な愚民どもとは違うの!▼
- [ヴェロニカ]
- お姉様…▼
- [レティシア]
- ……!?
ヴェロニカ…
もう…ここまで…▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
- [レティシア]
- 自分を処刑する兵どもを
寝返らせるなんて…
一体どうやってたらし込んだのかしら。▼
下賤な者どもに
慕われているとは知ってたけれど…
でも、まさかこれほどなんてね。▼
- [ヴェロニカ]
- げせん…?▼
- [レティシア]
- 教えて、ヴェロニカ。
どうやって賤しい賤しい下民どもの
人気を得てきたのかしら?▼
金?
それとも女の…
- [ヴェロニカ]
- お姉様…
お姉様は、皇帝になりたかった…
そうよね?▼
- [レティシア]
- ええ、そうよ!
次期皇帝の座をヴェロニカ、
あなたから奪い取ってやるの!▼
- [ヴェロニカ]
- お姉様。
お姉様がほんとうに…
みんなのために、って思ってくれるなら。▼
あたしはお姉様に皇帝になって欲しい。
だって…
あたしはその器じゃないから…▼
- [レティシア]
- …………▼
- [ヴェロニカ]
- でも、お姉様…
あなたは民たちを下賤と呼んだわ。
賤しいものどもだって。▼
そうして今も、
自分のために
みんなを苦しめようとしている。▼
あなたに…
この国はわたせない。▼
あなたに…
皇帝の資格はないわ。▼
- [レティシア]
- ヴェロニカぁっ!▼
7章5節 すべては闇へ†
オープニング†
- [ブルーノ]
- ヴェロニカと監獄要塞の軍が
到着したようだ。
レティシアの部隊と交戦している…▼
- [アンナ]
- この戦いで決着がつきそうね。
みんな、気を引き締めていくわよ!▼
クリア後†
- [ヴェロニカ]
- …………▼
- [ブルーノ]
- ヴェロニカ、無事だったか。
レティシアは…▼
- [ヴェロニカ]
- だいじょうぶ。
気を失ってるだけ…▼
- [ブルーノ]
- そうか…▼
彼女を…
殺さなかったのだな。▼
- [ヴェロニカ]
- お姉様が変わったのは、
あたしの家のせい…
それに…▼
お姉様はずっと、
あたしのあこがれの人…
だったから…
- [ブルーノ]
- …………▼
- [ヴェロニカ]
- これで、ぜんぶおわり…▼
- [エルム]
- いいや。
これから始まるのさ。▼
偉大なる我が主…
エンブラ様の舞台がね。▼
- [ヴェロニカ]
- !▼
- [エルム]
- 忌々しい人間どもに
予定外のことばかり起こされたけどね…
やっとすべての地に楔を打ち終わった。▼
さあ、幕を開けよう。
我が主の御降臨だよ!▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [シャロン]
- ? あれ?
さっきまですごく晴れてたのに、
なんだか…空が…▼
- (暗転)
- [シャロン]
- え…▼
- [アルフォンス]
- シャロン…?▼
- [シャロン]
- ……お兄様……▼
見てください、あれ。
空に…あれが…▼
- [アルフォンス]
- !?
黒い…闇…?▼
なんだ…あれは…
あの大きさ…
まるで天を呑み込むような…▼
- [アンナ]
- なんなの、なんなのあれ!?
どんどん広がって落ちてくるわ!
私たちも巻き込まれるわよ!▼
- [アルフォンス]
- ここから脱出…
…いや、もう間に合わない。▼
あの大きさ…
まるでエンブラとアスク全土を…
呑み込むほどの…▼
- [シャロン]
- お兄様!
それじゃお母様は…
アスクのみんなは…!▼
- [アルフォンス]
- 僕たちの世界はすべて…
闇に閉ざされる…▼
いったい…
何が起こったんだ…?▼
コメント†
Last-modified: 2023-12-30 (土) 19:36:11