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章別会話
第2部 5章 降る雪は滴る血が如く†
5章1節 雪原の追跡者†
オープニング†
- [シャロン]
- 街のみんな…
無事でしょうか?▼
- [アンナ]
- 大丈夫よ、シャロン。
アルフォンスの機転のおかげで
みんな脱出できてるわ。▼
それより、私たちは
早くここを離れましょう。
敵の追っ手が来る前に。▼
それにしても…
一面の雪、雪、雪ね。▼
- [アルフォンス]
- ここが、ニフル王国…
ここにスルトを討つ手がかりが…▼
- [シャロン]
- はい。でも…▼
ひゃ…ひゃくしゅん!
さ、さ、寒いです~!▼
- [フィヨルム]
- そうですか?
私は心地良く感じますけれど…▼
- [アルフォンス]
- エクラも大丈夫かい?
なるべく身を寄せ合って
雪風を防ごう。▼
- [フィヨルム]
- ニフル王国は先の戦いで
ムスペル軍に滅ぼされました。▼
今、ここを支配するのは
スルト配下の三将の一人…
レーギャルンです。▼
- [アンナ]
- ここも敵地…
ということね。▼
- [フィヨルム]
- はい。姉のスリーズは
この国のどこかに潜み、
私たちを待っているはずです。▼
エクラ様、
私たちはこれから
姉様と合流を…▼
- [アンナ]
- !
後背から敵襲!
みんな、戦闘準備を!▼
- (暗転。戦闘マップへ)
- [レーヴァテイン]
- アスクの王族…▼
- [アンナ]
- あれは…
スルトの配下の…!▼
- [フィヨルム]
- レーヴァテイン…
私たちを追ってきたのですね。▼
- [レーヴァテイン]
- 命令の通りに…する。
地の果てまで追いかけて…殺す。▼
クリア後†
- [レーヴァテイン]
- 強い…▼
死んではだめ…退く…
姉上の言うとおりに…する。▼
- [アンナ]
- みんな、今のうちに
この場を離れるわよ!▼
- [シャロン]
- はい!
でも、雪がいっぱいで…
うまく動けないです。▼
- [アルフォンス]
- 僕が先頭で道を開こう。
しかし、これでは
雪に行軍の足跡が…▼
- [アンナ]
- 確かに…まずいわね。
追手をまくには、足跡を消しながら
少しずつ進むしか…▼
! 良い手を思いついたわ!
みんな、急ぐわよ。
足跡を目立たせたまま進んで!▼
- [シャロン]
- え?
でも、良いんですか?▼
- [アンナ]
- この足跡を逆手にとるの。
賢い獣が、狩人の追跡を
まくときに使う手よ。▼
偽の足跡を目立たせておいて、
途中でそっとその足跡を引き返す…▼
そこから、全然別方向に進むの。
もちろん、そっちは
慎重に足跡を消しながらね。▼
- [シャロン]
- すごいです!
そうやって
相手の裏をかくんですね!▼
- [アンナ]
- ふっ、伊達に特務機関の隊長やってないわ。
少数隠密任務なら任せなさい。
さあ、急ぐわよ!▼
- (場面転換)
- [レーヴァテイン]
- …雪だらけ…
…さむい…▼
- [レーギャルン]
- レーヴァテイン。▼
- [レーヴァテイン]
- あ…!
姉上…!▼
迎えに来てくれたの?
嬉しい…▼
- [レーギャルン]
- 私も嬉しいわ。
また二人一緒ね。
レーヴァテイン、私の可愛い妹…▼
- [レーヴァテイン]
- 姉上、
私は父上の命令で…▼
- [レーギャルン]
- ええ。知らせは聞いてるわ。
父上の御命令…また、この国で
血が流れることになるのね…▼
- [レーヴァテイン]
- 姉上…▼
- [レーギャルン]
- …大丈夫よ。
それでレーヴァテイン、
敵の行方はわかる?▼
- [レーヴァテイン]
- 見失った…
でも、あっちに足跡を見つけた。
ほら、これ。▼
- [レーギャルン]
- ありがとう、レーヴァテイン。
よく見つけてくれたわね。▼
では、足跡を追跡しましょう。
降る雪で消える前に追えば、
いずれ彼らを捕捉でき…▼
?
…この足跡…▼
- [レーヴァテイン]
- 姉上、どうかした?▼
- [レーギャルン]
- 雪で半ば消えつつあるけれど…
…この足跡…奇妙ね。▼
逃亡者たちのものにしては、
目立ちすぎてる。▼
降り続ける雪で
足跡が消えてくれれば…
そう願うのが逃亡者の心理のはず。▼
でも、この足跡にはそれを感じない。
追手に見つかっても構わない、
そういう意図が見える…なぜ?▼
- [レーヴァテイン]
- もしかして、
私たちをだますために、
わざと…?▼
- [レーギャルン]
- アスク王国側の…
彼らの気持ちになって
考えてみましょうか。▼
彼らは今、身を隠したい。
慌てて遠方へ逃れたところで、
ここは敵の支配地…▼
敵軍の警戒の網に
捕捉されては無意味よ。▼
それなら、痕跡は残したくない。
足跡を消し、そう遠くない場所に潜み、
敵の目から逃れたい…▼
足跡に惑わされず、
このあたり一帯を
調べてみましょう。▼
足跡を消しながらでは
行軍の速度は極端に遅くなる。
じき見つかるはずよ。▼
- [レーヴァテイン]
- 姉上が言うなら、きっとそう。
姉上はなんでも知ってるから…▼
- [レーギャルン]
- ふふ、ありがとう。
可愛い妹に
そう言ってもらえるのは嬉しいわ。▼
行きましょう、レーヴァテイン。
あなたと私、ムスペルの二人の将が
追跡する以上…▼
かわいそうだけど…
彼らは狩られる獲物よ。▼
5章2節 灰空に舞う魔女†
オープニング†
- [アンナ]
- くっ…こんなに早く
敵軍に捕捉されるなんて…!
みんな、戦闘準備を!▼
クリア後†
- [アンナ]
- 敵の包囲が狭まりつつある…
急いで! 他の敵が来る前に
場所を変えるわよ!▼
5章3節 邪竜目覚めし時†
オープニング†
- [ルフレ]
- 我はギムレー。破滅と絶望の竜…
さあ、誰から食い殺そうか?▼
- (※クリア後会話なし)
5章4節 暗黒皇帝†
オープニング†
- [ハーディン]
- 逃亡兵ども、早く来るがいい。
このグラディウスの槍で
その胸を貫いてやろう!▼
- (※クリア後会話なし)
5章5節 炎の狩人†
オープニング†
- [アンナ]
- 敵の本体に追いつかれた…!?
くっ…こうなったら、
増援が増える前に突破を…▼
- [レーギャルン]
- 降伏しなさい。▼
- [アルフォンス]
- !▼
- [レーギャルン]
- 私はムスペルの将、レーギャルン。
父王スルトの代理として、
この地を統べる者。▼
アスク王国の勇者たちよ、
寡兵にもかかわらずここまでの奮戦、
敵ながら敬意を表するわ。▼
でも、ここまでよ。あなたたちが
いくら小さな勝利を重ねても、
我々とは数が違いすぎる。▼
降伏しなさい。
そうすれば、誰も傷つけはしない。
我が名において誓うわ。▼
- [アルフォンス]
- あれがレーギャルン…
スルトとは
ずいぶん違うようだね。▼
- [フィヨルム]
- はい。レーギャルンは高潔な女性です。
戦いに敗れたニフルの民たちのことも、
丁重に扱ってくれました。▼
あのスルトの娘とは
とても思えないほどです。▼
- [シャロン]
- 顔も人柄も
似なくて良かったです!▼
- [アルフォンス]
- ムスペルの将よ。
あなたの心遣いには感謝するが、
僕たちは降伏するつもりはない。▼
アスク王国を救う。
そのために僕たちはここへ来た。
何があろうと諦めはしない。▼
- [レーギャルン]
- そう。残念ね…
それなら、私たちも
父上の御命令に従うしかない…▼
ムスペルの将
レーギャルンとレーヴァテインが、
あなたたちをここで討つわ!▼
クリア後†
- [レーギャルン]
- な…!?
なんて…強さなの…▼
力も策も、私より上…
見誤っていたわ。
あなたたちは強い…▼
でも、ここでその情報を得たことは
何より価値がある…
今は、退かせてもらうわ。▼
- (場面転換)
- [レーヴァテイン]
- 姉上…おけがは?▼
- [レーギャルン]
- 大丈夫よ、
ありがとうレーヴァテイン。▼
でも、今のまま彼らを追っても、
力では勝てないわ…
彼らは私より強い。▼
- [レーヴァテイン]
- 私が、自分の体を燃やせば…▼
- [レーギャルン]
- いいえ、レーヴァテイン。
それはだめ。▼
ムスペルの業火は
己を滅ぼす危険な力…▼
あなたがそれを使えば、
あなたの命も焼き尽くされてしまうわ…▼
それだけはやめなさい。
いいわね?▼
- [レーヴァテイン]
- わかった…やめる。
姉上がそう言うなら…▼
でも、さっきは負けた…
どうしたら…?▼
- [レーギャルン]
- 安心しなさい、レーヴァテイン。
私の可愛い妹…▼
そうね、昔みたいに
一緒に考えてみましょうか。
敵はなぜここに来たの?▼
- [レーヴァテイン]
- …?
そんなの、わからない。▼
- [レーギャルン]
- 国と民が滅ぶ危機の中…
彼らがここに来たのは、
よほどの理由のはずよ。▼
父上を恐れて逃げてきた?
いいえ。彼らの目は
負け犬のそれではない…▼
彼らは父上を…
我々ムスペルを討つために
ここへ来たのよ。▼
このニフルには、
ムスペルを打倒できる
何かがある…▼
- [レーヴァテイン]
- …姉上が言うのなら、
きっとそう。▼
- [レーギャルン]
- ありがとう、レーヴァテイン。
彼らの勝機…それは何かしら?▼
味方?
武器?
それとも戦場?▼
- [レーヴァテイン]
- …??
そんなの、わからない。▼
- [レーギャルン]
- そうね。
今はまだ…わからない。
でも、たとえ何であろうと…▼
私たちが先にそれを奪ってしまえば、
彼らの勝利は潰える。
ただそれだけで…私たちの勝ちよ。▼
コメント†
Last-modified: 2019-12-19 (木) 18:17:08