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章別会話

第3部 5章 父の背

5章1節 失われたもの

オープニング

[ヘンリエッテ]
…グスタフ…▼
[シャロン]
お父様…っ……▼
お父様…おっしゃったんです…
アスク王族は一人死んだ…
そう思って、今後を考えよ…▼
あれは、お兄様じゃなくて…
ご自分が亡くなられた後のことを…▼
[アルフォンス]
…………▼
[ヘンリエッテ]
アルフォンス、
あなたは自分を責めないで。▼
あなたを救うことができて、
あの人は幸せだったわ。▼
[アルフォンス]
ですが…▼
アスク王国にとって、
僕より父上の方が遥かに…▼
[ヘンリエッテ]
聞いて、アルフォンス。
あの人はね…
重い病にかかっていたの。▼
もう…
長くは生きられなかった。▼
[アルフォンス]
病…に…?
ですが、
父上にそんなご様子は…▼
[ヘンリエッテ]
あの人は知られないようにしていたの。
王が危うくなれば民は不安を抱き、
敵は好機と動き出す…▼
だから、あなたが王位を継ぐ時まで、
病を隠し続け、
耐え続けるつもりだったの…▼
[アルフォンス]
…そう…だったのですか……▼
僕は…
何もわかっていませんでした。
父上のお心を…▼
[シャロン]
お兄様…▼
[アルフォンス]
…母上。 父上は以前、見慣れない枯れ枝を
僕に見せてくれました。あれは…▼
[ヘンリエッテ]
ああ、それはね…
せいぎのけん、よ。▼
[アルフォンス]
せいぎの…けん…?▼
[ヘンリエッテ]
そう名づけたのはあなたよ、アルフォンス。
あなたがまだ小さい…
三つくらいの時だったかしら…▼
王位を継ぐ者としての教育をはじめて受けた
あなたは、王国のために
がんばろうって思ったんでしょうね。▼
拾った小枝を二つ、
陛下のもとに持ってきたの。▼
一つを陛下に渡して、
もう一つは自分が構えた。
一生懸命、剣を構えるみたいにね。▼
そして、言ったの。
「ちちうえ、
ともに、くにをまもりましょう」▼
「ぼくが
ちちうえをおたすけします」って…▼
あの人…
本当に嬉しそうだったわ…▼
[アルフォンス]
…………▼

(場面転換。戦闘マップへ)

[アンナ]
現在の戦線は膠着状態よ。
敵軍は死の王国につながる扉の
周辺に布陣している…▼
今は、王国騎士団が
対峙しているから、
周辺への被害は少ないけれど…▼
敵の増援は、
死の扉から次々と湧いてくる…
きりがないわ。▼
[アルフォンス]
膠着は敵に利があります。
ヘルが現れ、死の呪いをかける度に
僕たちは次々と死んでいく…▼
[アンナ]
ええ。でも、王国騎士団は
指揮官である国王陛下を失ったばかり…▼
今は、陛下のかわりを
王妃や騎士団長がつとめているけれど、
攻勢に出られるような状況じゃない…▼
となると、私たち特務機関が、
一刻も早く、
ヘルを討つ方法を見つけないと…▼
[シャロン]
昨晩、お兄様とわたしで、
王宮の書物を手あたり次第
探したんです。でも…▼
[アルフォンス]
ああ…
数々の文献をあたったが、
有効な記述はなかった。▼
でも、まだ一つだけ、
調べていない場所がある。▼
[シャロン]
どこですか、お兄様?
わたしもお手伝いします!▼
[アルフォンス]
死の扉の向こう側だ。▼
[シャロン]
え…えええっ!?▼
[アンナ]
死の王国に行くって…
そういうこと?▼
[アルフォンス]
はい。ヘルの支配地…
あそこなら、必ず
ヘルの情報があります。▼

クリア後

[アンナ]
敵軍の数は
徐々に増してきているわ…▼
死の王国に行くには、
少数で敵軍をかいくぐり、
死の扉を突破するしかないわね。▼
[アルフォンス]
はい。死地に飛び込むような
危険な戦いになります。
ですが…▼
勝算はある。
僕はそう考えています。▼
[アンナ]
確かに、少数隠密を得意とする
私たち特務機関なら…
不可能じゃないわ。▼
いいわ! やってやろうじゃない!
私たちの一矢でヘルを討ち、
アスクを救いましょう!▼

(場面転換。会話シーンへ)

[エイル]
ねえ、エクラ…
本気なの…?▼
…あなたたち、本当に
死の国に行くつもりなの?▼
[アルフォンス]
エイル王女…▼
[エイル]
どうしてそこまで抗うの…?
死には勝てないのに…▼
アスク王国の人間をすべて殺し、
死者に変えるのが
お母様のご意思よ。▼
お母様は死の支配者…
誰をいつ死なせるかは思いのまま…
誰も抗うことはできない…▼
[アルフォンス]
いや…僕はそう思わない。▼
[エイル]
え…?▼
[アルフォンス]
誰をいつ死なせるかは思いのまま…
もしもヘルの呪いが
それほど万能であれば…▼
アスクの民全員一斉に、
あと一瞬で死ねと
呪いをかければいい。▼
そうすれば、
僕たちは今頃全滅していた。▼
[エイル]
…………▼
[アルフォンス]
【死すべき定め】には制約がある…
僕はそう予想している。▼
呪いから成就までには
少なくとも九日間が必要…▼
そして、
一度に呪える相手は一人だけだ。▼
そして敵を呪う時と、
呪いの成就の時しか
ヘルは姿を見せなかった。▼
なぜヘルは身を隠していた…?
それは…▼
ヘルを討つ方法があるからだ。▼
[エイル]
…変わった考え方をするのね、あなた。
あなたはお母様を恐れてないみたい…▼
[アルフォンス]
恐れているよ…
でも、ただ怯えて隠れていても
何も生まれない。▼
僕はね、子供の頃…
おばけがこわかったんだ。▼
[エイル]
おばけ?▼
[アルフォンス]
どこに逃げても必ず追いかけてきて、
何をしても倒すことができない…
話を聞くだけで恐ろしかった。
でも…ヘルは、
空想上のおばけとは違う。
現実の敵なんだ。▼
それなら、倒せる。
いや、倒さなければならない。▼
[エイル]
倒す…?
お母様を…死を…倒す?▼
[アルフォンス]
ああ、倒す。 たとえどんな敵でも…
必ず何か糸口があるはずだ。▼
そこを切り開けば…倒せる。▼

5章2節 傭兵天馬騎士

オープニング

[ティト]
『交わした契約は裏切らない』…
それが、イリアの騎士の誓い。▼

(クリア後会話なし)

5章3節 草原の戦士たち

オープニング

[スー]
たとえどこにいたとしても…
母なる大地がなくなるわけでもなく、
父なる天が消えるわけでもないわ…▼

(クリア後会話なし)

5章4節 魔竜の目覚め

オープニング

[イドゥン]
私は、この世の導く使命を与えられたもの。
…幾千の昼が過ぎ、幾万の夜が流れても…
必ず…▼

(クリア後会話なし)

5章5節 死中に生を

オープニング

[アルフォンス]
あれが死の扉…!
あそこを突破すれば…▼
[シャロン]

お、お兄様!
待ってください…!▼
[アルフォンス]
シャロン…?▼
[シャロン]
あそこに…
ああ…そんな…!▼
あれは…お父様…▼

(場面転換。戦闘マップへ)

[グスタフ]
…………▼
[アルフォンス]
父上…!?▼
[エイル]
お母様の呪いによって死んだ者は…
お母様の兵に…でも…▼
お母様…
こんな残酷なこと…▼
[グスタフ]
アルフォンスよ…▼
我が身はヘルの木偶とされた…
もはや我が意のままには動かせぬ…▼
わしを討て。▼
[アルフォンス]
…………▼
[グスタフ]
わかっておろうな。
ここでためらうような惰弱な者には、
アスクの王など到底務まらぬ。▼
このような手は効かぬとヘルに示せ…
肉親が敵となろうが、
お前は微塵も揺るがぬとな…▼
そうして、
ヘンリエッテとシャロンを守れ…▼
[アルフォンス]
父上…▼
はい。
僕は…為すべきことを。▼

クリア後

[グスタフ]
……これで……よい……▼
[シャロン]
お父様…
お父様ぁっ!▼
[アルフォンス]
…………▼
[グスタフ]
アルフォンス…
シャロン…▼
……愛しき…我が子よ……
………………▼

(場面転換。会話シーンへ)

[アンナ]
これが、死の扉…▼
みんな、覚悟はいいわね?
これよりヴァイス・ブレイヴは
死地に入るわ!▼
[シャロン]
はい!
絶対…絶対負けません!▼
[アルフォンス]
ああ。
僕たちは負けない。
父上のためにも…▼
行こう、死の王国へ。▼

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Last-modified: 2020-01-18 (土) 22:09:53
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