[広告]

章別会話
第3部 4章 王たる者†
4章1節 定められた死†
オープニング†
- [シャロン]
- お兄様…
お身体、大丈夫ですか?▼
- [アルフォンス]
- ありがとう、シャロン。
今は、なんとか
身体も動かせるようだ。▼
ただ…まだ何か…
胸に違和感が残っている…▼
まるで冷たい刃を
抉り込まれたような…▼
- [エイル]
- …【死すべき定め】よ。▼
- [アルフォンス]
- エイル王女…
君は何か知っているのか?▼
- [エイル]
- お母様は、死者の数を定める
呪いの力を持っている…
それが、【死すべき定め】…▼
呪いを受けた者は、
定められた日に必ず死ぬ。
逃れる方法はないわ。▼
- [シャロン]
- そんな…!▼
- [アンナ]
- アルフォンス、
国王陛下たちが
いらっしゃったわ。▼
- [ヘンリエッテ]
- アルフォンス…!
ああ…アルフォンスっ…!▼
- [グスタフ]
- …………
ヘルの呪いを受けたか。▼
- [アルフォンス]
- はい…申し訳ありません…
父上に警告を▼
いただいておきながら…▼
- [アンナ]
- 恐れながら、陛下…
ヘルは我々の偵察網に全く感知されず、
忽然と至近から奇襲を仕掛けてきました。▼
まるで亡霊のように…
あの戦況に陥った以上、とても撤退は…▼
- [グスタフ]
- 戦場に立ったこと自体が誤りなのだ。
アルフォンスの無謀が招いた結果にすぎぬ。▼
- [アルフォンス]
- 申し訳…ありません…
- [グスタフ]
- ヘルはかつて…
我が父の命をも奪った。▼
諦める他ない。
ヘルの呪いを受けた以上、
死は避けられぬ。▼
- [ヘンリエッテ]
- そんな…!
あなた…でも…アルフォンスが…▼
- [グスタフ]
- 取り乱すな、ヘンリエッテ。
皆も心して聞け。▼
アスク王族は一人死んだ。
そう思って、今後を考えよ。▼
- [シャロン]
- お、お父様!
そんな言い方…
あんまりです!▼
お兄様は生きてます!
きっと助かる方法が…!▼
- [グスタフ]
- 死を逃れる方法などない。▼
- [シャロン]
- そ、そんなの!
やってみないとわかりません!▼
- [グスタフ]
- もう良い。
わしは本陣に戻る。
今後の策を考えねばならぬ…▼
- [シャロン]
- お父様……▼
- [アルフォンス]
- 父上…▼
父上のご期待に沿えない
不出来な息子であったこと…
お詫び致します。▼
ですが、僕はせめて…死のその時まで
ヘルを討つ策を探し続けます。
父上にわずかでも手がかりを残せるよう…▼
- [グスタフ]
- …………▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [アンナ]
- ヘルを倒す…
きっとそれよ。▼
アルフォンスを救う方法は
それしかないわ!▼
- [アルフォンス]
- 確かに、多くの伝承において…
呪いは術者の死をもって
解かれるもの…▼
エイル王女、君に聞きたい。
ヘルが死ねば、
呪いは解けるのか?▼
- [エイル]
- ごめんなさい…
私にもわからないわ。
お母様は死んだことがないもの…▼
- [シャロン]
- でもでも、
やってみる価値は
十分あります!▼
- [アンナ]
- ええ、ヘルを倒せば
アスクの脅威は消え、
アルフォンスも助かるかもしれない。▼
いいわねみんな!
交戦中にヘルを見つけたら
最優先で作戦変更よ!▼
クリア後†
- [アンナ]
- ヘルの姿はここにはない…
他の戦場に向かいましょう!▼
4章2節 妖狐の親子†
オープニング†
- [ニシキ]
- はじめまして! ボクはニシキ!
世界一美しい種族、妖狐さ!▼
- (クリア後会話なし)
4章3節 ガルーの親子†
オープニング†
- [フランネル]
- 俺はフランネル。
誇り高き人狼、ガルーだ!▼
クリア後†
- [グスタフ]
- …………▼
- [アルフォンス]
- あ…父上!
こちらにお越しでしたか。▼
- [グスタフ]
- …本陣へ戻る途中に
たまたま通りかかっただけのこと。
お前に用があったわけではない。▼
- [アルフォンス]
- そうでしたか…▼
よろしければ、
本陣まで護衛致します。▼
- [グスタフ]
- …無用だ。
息子の手を借りるほど
老いてはおらぬ。▼
- [アルフォンス]
- も、申し訳ありません…▼
- [グスタフ]
- …………▼
…アルフォンスよ。
これを憶えているか?▼
- [アルフォンス]
- それは…?
何かの枯れ枝…ですか?
随分古いもののようですが…▼
いえ、特に見覚えは…▼
- [グスタフ]
- …そう、か…▼
もう良い、
わしは本陣へ戻る。▼
- [アルフォンス]
- あ、お待ちください。
父上、僕が護衛を…▼
- [グスタフ]
- …無用と言ったはずだ。
お前は己の身に案じよ、
愚か者め。▼
- [アルフォンス]
- も、申し訳ありません…▼
父上の…
あの枯れ枝は…いったい…?▼
4章4節 零れゆく砂†
オープニング†
- [ベロア]
- 契約なんて面倒くさいです…
でも、あの人の命令なら
仕方ないです…▼
クリア後†
- [シャロン]
- ヘルはどこにもいません…
このままじゃ、
お兄様の命が…!▼
- [アルフォンス]
- …………▼
大丈夫だよ、シャロン。
焦らずいつも通り戦おう。
僕はまだ諦めはしない…▼
4章5節 死が、迎えに来る†
オープニング†
- [アルフォンス]
- …………▼
- [グスタフ]
- …アルフォンスよ。▼
- [アルフォンス]
- !
これは、父上…▼
- [グスタフ]
- …今日が呪いの刻限か。
ヘルの呪いを
解くことはできたか。▼
- [アルフォンス]
- いえ…申し訳ありません。▼
- [グスタフ]
- …謝る必要はない。
わかっていたことだ。
死から逃れる術などない。▼
アルフォンスよ。
今日の戦…お前たちは
わしの傍を戦場とせよ。▼
呪いの刻限が来た時、
ヘルはお前のもとに現れ、
身動きできぬお前の命を奪うであろう…▼
- [アルフォンス]
- では、その時が
ヘルを討つ好機…?▼
- [グスタフ]
- いや…その時、
奴を攻めたとて奴は死なぬ。
死を殺せはせぬ。▼
だが、何かが
見い出せるやもしれぬ。
ヘルを討つ策の片鱗が…▼
- [アルフォンス]
- わかりました。
それでは、そのように致します。▼
父上の仰る通りになれば、
たとえ僕が死んでも、
それは無駄ではありません…▼
父上や、エクラが
必ずヘルを討ってくれる…
そう信じることができます。▼
- [グスタフ]
- エクラ…
あの異界の者か。▼
異界の力などに頼ってはならぬ。
あのヘルも異界が招いた敵…
異界は災いの扉にほかならぬ。▼
- [アルフォンス]
- 父上、お言葉ですが、
エクラは
僕の大切な友です。▼
- [グスタフ]
- …異界と関わったところで、
益などない。▼
- [アルフォンス]
- 父上、ですが…!▼
…ふふっ…▼
- [グスタフ]
- …何を笑う?▼
- [アルフォンス]
- あ…!
し…失礼しました。▼
母上から聞いたのです。
若い頃の父上は
まるで僕のようだったと…▼
- [グスタフ]
- ヘンリエッテのやつめ…▼
認めよう。確かに未熟な頃の
わしは城を出、異界と関わり、
自ら戦場に立った…▼
今のお前とさしてかわりはせぬ。
そのわしがお前に説教とはな…▼
- [アルフォンス]
- いえ、父上…
僕は…嬉しかったのです。▼
昔の父上に僕が似ていたこと、
父上が僕の身を案じて
お言葉をくださったこと…▼
- [グスタフ]
- …………▼
- [アルフォンス]
- 僕は今日、死ぬことになります。
王族の務めを果たせず、
申し訳ありません…▼
ですが、最後の日に
父上とこうしてお話ができて…
嬉しかったです。▼
- [グスタフ]
- …アルフォンス…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [アンナ]
- 今回の戦場は王国騎士団本軍の近く…
戦いも激しいものになるわ。
みんな、心して挑みましょう。▼
それから…今日が終わるまでに
ヘルを絶対見つけるわよ!
アルフォンスを死なせはしないわ!▼
クリア後†
- [アンナ]
- 敵部隊は撃破したわ!
でも、ヘルは…▼
- [シャロン]
- 見つかりません…
もう、時間が…!▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [エイル]
- ……あ……▼
そう…
約束の時が…来たのね…▼
死が…
迎えに来るわ…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [ヘル]
- …生者よ…▼
…お前の命は、今尽きる…▼
- [アルフォンス]
- ヘル…!▼
!?
か…身体……が……!▼
- [ヘル]
- 死から逃れることはできぬ。
たとえ何人であろうとも。▼
- [シャロン]
- させません!
お兄様っ!▼
あ、あれ…!?▼
- [アンナ]
- ヘルに攻撃が通じない…!
幻影…?
それとも亡霊だから…?▼
くっ、このままじゃ…!▼
- [ヘル]
- くどい。
誰が何をしようと…
死は絶対。▼
さあ、受け入れよ。
我が鎌が今、
お前の命を刈り取るのを…▼
- [アルフォンス]
- く……っ……!▼
すまない…
エクラ……▼
- [ヘル]
- 死ね。▼
- (画面が赤く点滅する)
- [グスタフ]
- ……ぐっ……!▼
- [アルフォンス]
- な…!?▼
ち、父上…!?▼
- [ヘル]
- 貴様…
身代わりに我が刃を…▼
- [グスタフ]
- 貴様の死すべき定めは…
我ら王族の血族を呪うもの…▼
かつて、
我が父は身をもって
それを教えてくれた…▼
我が命も…
アスクの王族の命…
これで、死者の数の帳尻は合おう…▼
貴様の呪いは成就した。
去るがいい、死神よ…▼
- [アルフォンス]
- 父…上……▼
- [ヘル]
- 愚か者が…
家族の情に流され、
我が子を救ったか…▼
アスクの愚王よ。
貴様に王たる者の資格はない。▼
- [グスタフ]
- わかっておらぬな、死神。▼
- [ヘル]
- 何…?▼
- [グスタフ]
- 我が命は国と民のため…
その心は決して揺るがぬ。▼
父を失ったあの日…
わしはそう誓ったのだ。▼
我が命はもう長くはない。
この老骨よりも
国と民にとって価値ある者を残す…▼
王として
当然の選択をしたまでのこと。▼
- [ヘル]
- ほう。
この王子が、貴様よりも
王たるにふさわしいと。▼
ならば思い残すこともなかろう。
死の王ヘルの名において、
ここに告げる…▼
死ね。▼
- (画面が赤く点滅する)
- [アルフォンス]
- 父上っ……!▼
- [グスタフ]
- アルフォンスよ…▼
良き王になれ。▼
- (画面が真っ赤になった後、メニューに戻る)
コメント†
Last-modified: 2020-09-27 (日) 12:08:28