[広告]

章別会話

第5部 2章 王の弟

2章1節 すれ違う想い

オープニング

[オッテル]
兄さ…
ファフニール国王陛下。▼
[ファフニール]
なんだ? オッテル。▼
[オッテル]
アスク王国に出向いた我が軍は
国境に迫ったものの敗北し…
我らが妹、レギンが捕らえられました。▼
その後、アスク軍はレギンを伴い、
我がニザヴェリルへと
進軍している模様です。▼
[ファフニール]
ふん…やはりあいつには荷が重かったか。
まあいい。ほっとけ。▼
[オッテル]
! しかし、このままではレギンが…▼
[ファフニール]
あぁ!? あんな役立たず、
どうなろうと知ったことか!
この俺の妹だというのに使えねぇ。▼
アスクの連中が処分してくれんなら
手間がはぶけるってもんだ。違うか?▼
[オッテル]
…おっしゃる…通りです。▼
[ファフニール]
後の処理はお前がやれ。
元はと言えばアスク侵攻は
お前が言い出したこと…っ……!▼
……う、…ぐっ……!▼
[オッテル]
兄さん!? 大丈夫?
また頭が痛むの?▼
[ファフニール]
…大したことはない。
とにかく俺はつまらない事に
構ってる暇はねえ。任せたぞ。▼
次…次はどこに……▼
[オッテル]
…つまらない事、か。
妹が捕らえられたのに…
兄さん……▼
(場面転換。戦闘マップへ)
[シャロン]
へーっ、レギン王女には
お兄さんが二人もいるんですか?▼
[レギン]
そうなの!
ひとりは国王である
ファフニールお兄ちゃん…▼
もうひとりは、真ん中の
オッテルお兄ちゃんっていうの。▼
…っていっても、
血が繋がってるのは
オッテルお兄ちゃんだけなの。▼
[アルフォンス]
? それはどういう…▼
[レギン]
私とオッテルお兄ちゃんは
孤児だったの。私は赤ちゃんだったから
覚えてないんだけど。▼
昔、王様が死んで国がとっても荒れたの。
私たちの両親も多分そのとき…▼
オッテルお兄ちゃんは私を抱っこして
あちこちさまよっていたんだって。▼
そしたら、ある村で戦に巻き込まれて
ファフニールお兄ちゃんに助けられて…
そのまま私たちを拾ってくれたの。▼
[シャロン]
そうなんですか…
血の繋がらないお兄さん…▼
[レギン]
でも、そんなことはぜーんぜん関係ないの!
大切なのは一緒に過ごした時間だもの。▼
ふたりとも強くて優しくて自慢の…
私の本当はのお兄ちゃんなの!▼
[シャロン]
そうですねっ! その通りです!▼
[アンナ]
ファフニール王が
孤児を拾って育てたなんて…
随分優しいじゃない。▼
最近の非道っぷりからは考えられないわね。▼
[アルフォンス]
アンナ隊長…▼
[アンナ]
あ、ごめんなさい。▼
[レギン]
ううん、いいの。本当のことだもん。
それに、よその国にだけじゃないの。▼
ニザヴェリルのみんなも
戦争ばかりで家族を兵隊に取られて
食べ物も減って、税も重くなって…▼
みんな、ずっとずっと苦しんでるの。
だから…▼
[アルフォンス]
! みんな! 敵だ!▼

クリア後

[レギン]
今のはオッテルお兄ちゃんの軍…!
もう気づかれちゃったの?
目立たない道を選んだのに…▼
[アンナ]
さすが魔道科学に秀でた
ニザヴェリル。手強いわね。
[アルフォンス]
遅かれ早かれ見つかるとは思っていたけど…
無駄な戦闘は避けるべきだ。▼
レギン王女。僕たちの目指している
賢者の森へはあとどれくらいだい?▼
[レギン]
えっと…、三日もかからないと思うの。
森の祠に住む賢者エイトリは
ニザヴェリル一の学者様なの。▼
絶対、お兄ちゃんを止めるための
いい知恵を授けてくれるの!▼
こうなったら、一秒でも早く
会いに行かなくっちゃなの!▼
[アルフォンス]
ああ、ここでニザヴェリル軍と
正面からやりあう訳にはいかない。▼
戦力を温存しながら
目立たないように進もう。▼

2章2節 虎目石の野心

オープニング

[ケセルダ]
砂にまみれた傭兵人生なんて、
もううんざりだぜ…俺は王になる。▼
(クリア後会話なし)

2章3節 蛍石の誓い

オープニング

[セライナ]
私は帝国将軍【蛍石】のセライナ…▼
(クリア後会話なし)

2章4節 黒曜石の忠義

オープニング

[デュッセル]
わしは武人だ。
武を磨き伝えることしかできぬ。▼

クリア後

[オッテル]
…妙だな。
アスク軍のこのルート…
この王城が目的地ではない…?▼
…! まさか狙いはエイトリか!?▼
あいつがアスク軍に捕まるとも思えないが
万が一ということもある。
念のため向かうとするか。▼
…だが、召喚師が自ら
あいつの元へ出向いてくれるのは
好都合だ。邪魔な奴らだけ殺せばいい。▼
ついでにレギンを…、…………▼
…僕は…何を考えて……▼

2章5節 お前なんかいらない

オープニング

[オッテル]
久しぶりだな、レギン。▼
[レギン]
! オッテルお兄ちゃん!▼
[オッテル]
兄様と呼べと言ってるだろう。
まったくお前は王族の自覚が足りない。▼
それで? 何をしている?
召喚師を連れてこいと言ったのも忘れて
敵国の連中と仲良くピクニックか。▼
[レギン]
そ、それは…その……▼
[アルフォンス]
君がファフニール王の弟、
オッテル王子か。▼
僕はアスク王国の王子、アルフォンスだ。
訳あってレギン王女に協力している。▼
[オッテル]
協力…?
どういう意味だ、レギン!▼
[レギン]
お兄ちゃん…▼
私、よその国に攻め込んだり
民のみんなを苦しめたり…
もうそんなことできない。▼
お兄ちゃんたちにもして欲しくない。
昔の優しいお兄ちゃんたちに
戻ってほしいの。だから…!▼
[オッテル]
だから? 敵と手を組んで、
ニザヴェリルと…僕たちと戦おうと?▼
[レギン]
…そうよ! そうなの!▼
これ以上ひどいことを続けるなら…
たとえ死んでも
私がお兄ちゃんたちを止めるんだから!!▼
[オッテル]
……くっ…ふふ…
くっくくく…そうか、
死んでも…くくっ……▼
[アルフォンス]
オッテル王子…?▼
[オッテル]
はーっはっはっは!!!
あっはははははっ!
傑作だ! そりゃあいい!▼
レギン。
今からお前は妹でもなんでもない。
僕たちの敵だ!▼
よその国の連中と同じように
刺して潰して切り刻んで、
手足をちぎって犬に喰わせてやる!▼
これで兄さんの家族は僕ひとりだ!!
あーっはっはっは!▼
[レギン]
お、お兄ちゃん…!?
(場面転換。戦闘マップへ)
[シャロン]
ちょっと、ひどいじゃないですかっ!
レギン王女は、あなたの
たったひとりの妹なんでしょう!?▼
[オッテル]
何がひどい?
そいつが自分で言い出したんだろう。▼
さあ、僕は忙しいんだ。
お前たちと無駄口を叩いてる暇はない。
召喚師を置いてさっさと失せろ!▼

クリア後

[オッテル]
くそ…!
ここは一旦退くしかないか…▼
だが、この先は賢者の森…
簡単に通れると思うなよ…!▼
(場面転換。会話シーンへ)
[レギン]
…オッテルお兄ちゃん…▼
[シャロン]
もーっ! ひどいお兄さんですねっ!
わたし、お兄さんにあんなこと言われたら
泣いちゃいます…▼
[レギン]
ううん。シャロン王女。
オッテルお兄ちゃん、怒りっぽいけど
昔は優しかったの。▼
みんなおかしくなっちゃったの。
ファフニールお兄ちゃんも
オッテルお兄ちゃんも…▼
私、その訳を知りたい。
そして元に戻さなきゃ。▼
そしたらお兄ちゃんたちも
戦争やめて、みんな平和に
暮らすことができるの! でしょ?▼
[アルフォンス]
…ああ。そうなるといいね。
ところでレギン王女…▼
君はエクラを
連れ去ろうとしていた。
あれはもしかして…▼
[レギン]
うん、オッテルお兄ちゃんに
命令されたの。
訳は教えてくれなかったけど…▼
[アルフォンス]
やはりそうか。
敵の狙いはなんだ…?▼
…ああ、エクラ。
不安にさせてしまったらすまない。▼
大丈夫、
君には指一本触れさせはしない。
さあ、賢者の森へ急ごう。▼

コメント



トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2021-04-30 (金) 01:00:44
[広告] Amazon.co.jp