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章別会話
第2部 13章 還るべき場所は†
13章1節 王女レーギャルン†
オープニング†
- [スルト]
- レーヴァテインよ。▼
奴らを殺せ…
我はそう命じた。
そうだな?▼
- [レーヴァテイン]
- はい…
それが、父上の御命令…▼
う…ぁっ…!▼
- [スルト]
- 屑が。▼
- [レーヴァテイン]
- …か…かは…っ!▼
- [スルト]
- ならばなぜ奴らは生きておる?
なぜ貴様は生き恥を晒しておる?
ムスペル王族の面汚しが…▼
弱者は死ね!▼
- [レーヴァテイン]
- …父…上……申し訳…
っ…うぁぁっ!▼
- [レーギャルン]
- お、おやめください、父上!
それ以上は
レーヴァテインの体が…!▼
- [スルト]
- 体が、なんだというのだ?
こやつの体が壊れたとて、
それがなんだというのだ?▼
- [レーギャルン]
- 父上…▼
- [スルト]
- レーヴァテイン。
お前に最後の機会をくれてやろう。▼
ムスペルの業火で
貴様の身を焼き尽くせ。▼
火付きの悪い生木も、
多少はましな炎になるであろう。▼
- [レーギャルン]
- ムスペルの業火…
父上、そんなことをすれば
レーヴァテインは…!▼
- [スルト]
- 無論、死ぬ。
それがなんだ?▼
- [レーギャルン]
- ……ち、父上……▼
恐れながら、申し上げます。
妹のかわりに私が…
このレーギャルンが出陣を。▼
ムスペルの業火に身を焦がし…
私が彼らを討ち果たしましょう。
ですから、どうか妹のことは…▼
- [スルト]
- 良かろう。
ならば貴様から死ね。
奴らを討てなくば、次はこ奴だ。▼
行け。▼
- [レーギャルン]
- 承知致しました…父上…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [アンナ]
- 巧妙に隠された隠し扉…
こんなの、ロキが教えてくれなかったら
絶対見つけられなかったわね…▼
- [アルフォンス]
- この神殿の中に、
囚われたヴェロニカ皇女たちが…▼
!▼
- [レーギャルン]
- …………▼
- [フィヨルム]
- レーギャルン王女!▼
- [アルフォンス]
- 待つんだ、フィヨルム王女。
何か様子がおかしい…▼
- [レーギャルン]
- 炎竜ムスペルよ…
我が身を喰らい尽くせ…▼
頭を、胸を、
腕を、脚を…
我が身すべてを…咀嚼せよ…▼
- (画面が赤く点滅)
- [レーギャルン]
- あ…ああっ…
あ…あ…あ…っ…
ああ…ああ…ああ…▼
- (画面が赤く点滅)
- [レーギャルン]
- ああああああああああああああああああっ!▼
- (画面が赤く点滅後、戦闘開始)
クリア後†
- [レーギャルン]
- …レーヴァ…テイン…
どうか…あなただけは…▼
- (場面転換。フィヨルムとレーギャルンの会話シーンへ)
- [フィヨルム]
- レーギャルン…▼
- [レーギャルン]
- 余計な情けは…無用よ…
私はもう…助からない…▼
ムスペルの業火に身を焼いた者は、
一時の間、力を得…
そして死ぬ…▼
- [フィヨルム]
- そんな…▼
- [レーギャルン]
- もし、私に
情けをかけてくれるなら…▼
どうか、
レーヴァテインを…▼
私の可愛い妹…
あの子の命だけは…▼
- [フィヨルム]
- …わかりました。
お救いできるよう努めます。▼
- [レーギャルン]
- …ありがとう。
フィヨルム王女…▼
ムスペルの業火で…
私の目は焼かれた…▼
もう…
私には…あなたの姿は
見えないけれど…▼
でも…不思議ね…
あなたの姿が…見える…▼
フィヨルム王女…
もし、あなたたちニフルと
共に歩める道があったなら…▼
私たちは…共に…
…………………………▼
- [フィヨルム]
- レーギャルン…▼
13章2節 炎の贄たち†
オープニング†
- [エポニーヌ]
- 契約…彼はその力に縛られ、
自分を召喚したその男に…
んふふ…色んな空想ができそう…!▼
クリア後†
- [ヴェロニカ]
- …………▼
- [ユルグ]
- ねえ、へいき?▼
- [ヴェロニカ]
- …いいえ。▼
- [ユルグ]
- そうだよね…
わたしも体が熱くて…
でもだんだん力が抜けていく感じ…▼
このまま、
炎の儀の供物にされて
死んじゃうのかな…?▼
- [ヴェロニカ]
- …そうね。▼
- [ユルグ]
- やだ、死にたくないよ!
わたし、もっと
いろんな世界を見てみたいもの…▼
で、でも元気出して!
きっと兄様や姉様が
助けに来てくれるから、ね、ね?▼
- [ヴェロニカ]
- …あなた、
さっきからうるさいわ…▼
- [ユルグ]
- えー、ごめんなさい…▼
でも、このままじゃ…
わたしたち…もう…▼
- [ヘルビンディ]
- …おい、ガキ。▼
- [ユルグ]
- あ!
あなた…!▼
生きてたの…!?
良かった…
わたしてっきりもう…!▼
- [ヘルビンディ]
- おい、頼むから少し黙れ。
他の兵どもに
聞こえるだろうが…▼
今、鎖を切ってやる。
王に感づかれる前に
ずらかるぞ。▼
- [ユルグ]
- え?
助けてくれるの…?
どうして…?▼
- [ヘルビンディ]
- どうして、だ?
けっ、てめーは俺に
そう聞いてばっかりだな。▼
理由なんざ…
俺にわかるわけねーだろうが。▼
13章3節 氷の従者†
オープニング†
- [フローラ]
- 私はフローラ。
契約に従い、我が主のために…
殲滅します。▼
クリア後†
- [ヘルビンディ]
- おいガキ、
もっと気合い入れて走れ!
死にてーのか!?▼
今頃、兵は俺たちを追ってんだ。
いつ追いつかれても
おかしくねーんだぞ!▼
- [ユルグ]
- えー、ごめんなさい…
でも、この遺跡…
すごく入り組んでるんだもん…▼
- [ヴェロニカ]
- まるで、めいろ…
そのおかげで、
まだ追いつかれてないけど…▼
- [ユルグ]
- 階段をあがったりおりたり、
おりたりあがったり、
もうへとへと…▼
- [ヘルビンディ]
- おい、くっちゃべってる暇が
あるんならさっさと…▼
!
…ガキども。先に行け。▼
- [ユルグ]
- え?
でも、あなたは…▼
- [ヘルビンディ]
- 行けっつってんだろーが!
ぶっ殺すぞ!▼
- [ユルグ]
- う、うん…▼
- [ヘルビンディ]
- けっ、ガキは黙って
言うこと聞いてりゃいいんだよ。▼
…………
…さて、お出ましかよ。▼
- [スルト]
- ほう…▼
鼠の気配を追ってきてみれば…
貴様は…▼
そう、思い出したぞ。
国境の守りを命じた
下層民であったな。▼
- [ヘルビンディ]
- 王…▼
- [スルト]
- 貴様は殺す。
どんな弁明をしようともだ。
それはもう覆らぬ。▼
我に反逆とはな。
貴様は弱いばかりでなく、
救いようもなく愚かしい…▼
まさに下層の汚物よ。
貴様の妹も
さぞ嘆いておろうなあ?▼
- [ヘルビンディ]
- …………!▼
- [スルト]
- なんだ、汚物よ?
最期にこの王に何か言いたいか?
良いぞ、申してみよ!▼
- [ヘルビンディ]
- 俺が…
あんたに言いたいこと…?▼
ああ、一つだけあるぜ…▼
ざまあみろ、だ。▼
- [スルト]
- き…貴様ぁっ……!▼
- [ヘルビンディ]
- 逃げ切れよ…ガキども…▼
13章4節 王女レーヴァテイン†
オープニング†
- [ユルグ]
- ええと、ええと…どっち…?
どっちに行けば出口なの…?▼
ああ…どうしよう…
急がないと、スルトがやってきて
わたしたち二人とも…▼
いや! そんなのいや!
わたし、まだ恋人もいないのに、
この年で死んじゃうなんて…!▼
- [ヴェロニカ]
- あなた、さっきからうるさいわ…▼
- [ユルグ]
- えー、ごめんなさい。▼
- [ヴェロニカ]
- こっちよ。はやく…▼
!▼
- [ユルグ]
- あ…▼
- [レーヴァテイン]
- …………▼
- [ヴェロニカ]
- あなたは…
スルトの娘の
レーヴァテイン…▼
- [レーヴァテイン]
- ちがう…▼
父上に娘なんていない…
父上にとっては、
ただの道具があるだけ…▼
- [ヴェロニカ]
- …それで?
あたしたちを
つかまえにきたの?▼
- [レーヴァテイン]
- そう。
それに…敵も必ずここに来る。
それが父上を倒す方法だから…▼
- [ヴェロニカ]
- ふぅん…
レーギャルンは?
もう負けて死んだの?▼
- [レーヴァテイン]
- !
姉上を侮辱したら…斬る。▼
- [ヴェロニカ]
- やればいいわ…
炎の儀の供物が半分きえて
お兄様も助かるもの…▼
スルトのために
生かされるくらいなら
死んだ方がまし…▼
殺せるものなら
殺してみなさい…
はやく…!▼
- [レーヴァテイン]
- この……!▼
- (画面が白く光り、ブルーノが現れる)
- [ブルーノ]
- …そこまでだ。▼
- [ヴェロニカ]
- !?
お兄様…!▼
- [レーヴァテイン]
- 邪魔を…!▼
- [フィヨルム]
- ユルグ! ユルグ!
そこにいるのですか?▼
- [ユルグ]
- あっ、姉様!
ここだよ!▼
- [シャロン]
- ヴェロニカ皇女、
しょうがないから
今回だけは助けてあげます!▼
- [ヴェロニカ]
- アスクの…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [レーヴァテイン]
- アスクの者たち…
姉上はどこ…?▼
姉上を殺したの…?▼
- [フィヨルム]
- それは…▼
- [レーヴァテイン]
- 許さない…▼
父上の命令…違う…
私の…私の心で…▼
お前たちを斬る!▼
クリア後†
- [レーヴァテイン]
- ……う……ぁっ……▼
まだ…
私は…まだ…戦える…
ムスペルの…業火よ…▼
- (場面転換する)
- [レーヴァテイン]
- 炎竜ムスペルよ…
我が身を喰らい尽くせ…!▼
- [フィヨルム]
- だ、だめですっ!▼
- [レーヴァテイン]
- 頭を、胸を、
腕を、脚を…
我が身すべてを…!▼
- (画面が赤く点滅する)
- [フィヨルム]
- やめなさい!
あなたの姉様の言葉ですよ!▼
- [レーヴァテイン]
- え…?▼
姉上が…どうして…▼
- [フィヨルム]
- レーギャルン王女は最期に…
あなたが生きることを願ったのです。▼
だから、あなたは死んではいけません。
あなたは生きて…
レーギャルンの遺志をかなえてください。▼
いつか、ムスペルとニフルが争いなく、
共に過ごせるように…▼
- [レーヴァテイン]
- それが…姉上の命令…?▼
- [フィヨルム]
- いいえ、願いです。▼
- [レーヴァテイン]
- 願い……▼
- [ブルーノ]
- …ヴェロニカ。
すまない、遅くなったな。▼
- [ヴェロニカ]
- いいの、お兄様…
マークスが
お兄様に伝えてくれたの?▼
- [ブルーノ]
- ああ、彼も無事だ。
心配はいらない。▼
- [アルフォンス]
- ザカリア…
ありがとう。
また、君に助けられたよ。▼
- [ブルーノ]
- いや、礼をいうのはこちらの方だ。
お前たちと協力できて助かった。▼
一時だけだが…
昔を思い出したな。▼
- [アルフォンス]
- ザカリア…
ああ、そうだね。▼
君はヴェロニカ皇女たちを頼む。
僕たちはスルトのもとへ向かう。▼
供物は失われ、
炎の儀の力は消えた…▼
今度こそ、スルトを討つ。▼
13章5節 炎王スルト†
オープニング†
- [フィヨルム]
- スルト!▼
- [スルト]
- ぐははははははははははははっ!
また会ったな、弱き者どもよ!▼
- [アルフォンス]
- ムスペルの王スルト…
お前はニフルを、アスクを侵略し、
多くの善良な人々の命を奪った。▼
アスク王国の第一王子として、
ヴァイス・ブレイヴの一員として…▼
ここにお前を討つ!▼
- [スルト]
- 面白い!
ならばこの王に挑んでみよ!▼
王は一人!
我が教えを、貴様らの柔い肌に
焼き刻んでくれるわ!▼
- [アルフォンス]
- 違う!
お前は王ではない。
民を思わぬ者に王の資格はない。▼
お前の歩む道には何も残りはしない…
それは、ただの暴虐だ!▼
- [スルト]
- ぐははははははははははははっ!
相変わらず笑わせよるわ、
尻の青い小僧が。▼
暴虐こそ王よ!
ただ欲しいがままに
殺し! 貪り! 虐げる!▼
その暴虐を
成し得る力の頂!
それこそが王よ!▼
- [フィヨルム]
- …それならばスルト、
お前はやはり王ではないのです。▼
- [スルト]
- …何?▼
- [フィヨルム]
- ただ欲しいがままに
殺し、貪り、虐げる…▼
お前が言ったその言葉を、
お前は成し得ることなく…▼
私たちに
殺されるのですから。▼
- [スルト]
- ぐははははははははははははっ!
言うようになったではないか、
氷の娘よ。▼
復讐…その暗き炎が
弱き貴様を燃え上がらせた。▼
今の貴様は良いぞ。
ようやく、
我が嬲るに値する炎となった。▼
- [フィヨルム]
- 戯言を…!▼
- [スルト]
- さて、御託はもう良かろう。
我が炎がたまらず疼いておる…▼
殺し合いだぁ!
ぐはははははははははははぁっ!▼
クリア後†
- [スルト]
- ぐ…が…はぁ……っ…▼
ば、馬鹿な…
あ…ありえぬ…
こんな…ことは…▼
我は決めたのだ…
貴様らを殺すと…
だというのに…なぜ…?▼
- [フィヨルム]
- 教えてあげましょう、スルト。
それは…▼
お前が、弱者だからです。▼
- [スルト]
- !?
ぬああああああああああああっ!▼
貴様ぁっ!
貴様如きがぁっ!▼
- [フィヨルム]
- お前は私たちの大切なものを
幾つも幾つも奪いました…▼
だから今、お前は奪われるのです。
すべてを。▼
- [スルト]
- がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!▼
ぁぁぁぁ…ぁぁ…ぁ……
……………………………………▼
…………………………………
………………………………
…… …… …… ……▼
- [フィヨルム]
- …母様…
…姉様…▼
やっと…
やっと終わりました…▼
- [アルフォンス]
- ああ。
これで、今度こそ終わりだ。▼
- [アンナ]
- 今回の任務も、
無事完了ってことね。▼
- [シャロン]
- はい、戻ってみんなに
伝えてあげましょう!▼
- [アルフォンス]
- ああ。▼
帰ろう。
僕たちのアスクへ…▼
- (場面転換。ニフル王国の背景に)
- [フィヨルム]
- …それでは兄様、
今までお世話になりました。▼
- [フリーズ]
- …行くのか。▼
- [ユルグ]
- 姉様…
ほんとにいっちゃうの?▼
さびしいよ~。
せっかく兄妹一緒に
ニフルで暮らせるようになったのに…▼
- [フィヨルム]
- ごめんなさい、ユルグ。
でも…▼
エクラ様たちには
一生かけても返しきれないほどの
御恩ができてしまいました。▼
ですから私は、
その恩返しをしたいのです。
勝手を言ってすみません。▼
兄様…
このニフル王国をお願いします。
兄様なら、きっと良き王になられます。▼
そしていつか、
レーヴァテインのムスペル王国とも…▼
こほっ…こほっ。▼
- [フリーズ]
- フィヨルム…▼
…彼らは知っているのか?
お前の身体を…氷の儀の供物を…▼
- [フィヨルム]
- …………▼
- [フリーズ]
- 氷の儀は
炎の儀と対を成すもの…▼
供物として捧げられるのは
人の命だ。▼
- [フィヨルム]
- 母様もスリーズ姉様も…
ご自分の命を犠牲にして
私たちを助けてくださいました。▼
私も、エクラ様の
お役に立てるのでしたら、
これ以上の喜びはありません。▼
私がまだ…
生きていられるのは、
姉様のおかげなのかもしれませんね。▼
- [フリーズ]
- …………▼
- [フィヨルム]
- あとどれだけ
生きられるかはわかりませんが…▼
残されたこの時間を
大切にしたいと思います。▼
- [フリーズ]
- 酷なことだが…
その時間はおそらく長くはない…▼
- [フィヨルム]
- はい…▼
不思議です…
スルトを討てるなら、いつ死んでも本望…
今までそう思って生きてきました。▼
でもエクラ様や…
皆様と一緒にいると…
心が揺れてしまうのを感じます。▼
私、もう少しだけ、生きたいです…
あの御方と共に…▼
- [フリーズ]
- …わかった。
それがお前の望みなら、行くがいい。
無事を祈っている。▼
- [フィヨルム]
- ありがとうございます、兄様…
それでは…▼
私は戻ります。
エクラ様のもとへ…▼
コメント†
Last-modified: 2020-12-29 (火) 10:07:54