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章別会話
第3部 13章 君はどうか、幸せに†
13章1節 私に従え†
オープニング†
- [エイル]
- …………▼
- [ヘル]
- 時は満ちた…
エイル。▼
- [エイル]
- お母…様…▼
- [ヘル]
- 召喚師…
エクラといったか…
あの者どもの力の源…▼
あれを殺せ。▼
- [エイル]
- !
でも、お母様…▼
- [ヘル]
- 命令は下した。従え。▼
- [エイル]
- …お、お母様…▼
この頃…昔の夢をよく見るの。
お母様と私の夢…▼
でも、わからないことがあるの。
記憶がところどころぼやけていて…▼
- [ヘル]
- あの者を殺せ。
そうすれば教えてやろう。
お前が望むすべてを。▼
- [エイル]
- …そんな…▼
- [ヘル]
- エイル。お前は
私に抗うことはできない。
決して。▼
お前が幼い頃から、
身と心にそう刻み込んだのだ。
幾千の死と苦痛でもって。▼
- [エイル]
- …………▼
- [ヘル]
- 従え。エイル。▼
- [エイル]
- …………▼
はい…お母様…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [エイル]
- お母様の王城はあっちよ。
王城の玉座に、お母様はいる…▼
- [ヴェロニカ]
- ヘルを討つための
【アングルボザの心臓】…▼
その力は、エクラの
神器にやどっているわ。
いきましょう。▼
クリア後†
- [エイル]
- …エクラ…▼
…ごめんなさい。なんでもないわ。
先に進みましょう…▼
13章2節 あの丘で共に†
オープニング†
- [ジスト]
- 俺はジスト。傭兵団のリーダーだ。
悪いが、今はあんたたちの
敵側ってことだな…▼
クリア後†
- [エイル]
- …………▼
- [シャロン]
- あの、エイル王女…
もしかして、どこか身体の具合が…?▼
- [エイル]
- …平気よ。
どうして…?▼
- [シャロン]
- なんだか、
とてもお辛そうに見えたんです。▼
- [エイル]
- …………▼
- [シャロン]
- 大丈夫ですよ。
もうすぐ、戦いは全部終わります。▼
そしたらわたしたちのアスクに
一緒に帰りましょう。
わたし、いろいろご案内しますからね!▼
わたしのお気に入りの丘があるんです。
一緒にあの丘でのんびりしましょう!▼
- [エイル]
- 同じことを…言うのね…▼
- [シャロン]
- え…?▼
- [エイル]
- …なんでもないわ。
ありがとう、シャロン王女…▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [エイル]
- …………▼
- (画面が白く光る)
- [アルフォンス]
- エイル…これが、最後の戦いになる。
僕たちはこれから、
ヘルを討つために出現する。▼
- [エイル]
- お母様を…?
やめて、お母様を倒すなんて、
できるはずがないわ…▼
- [アルフォンス]
- エイル、君はここに残るんだ。
ヘルは君にとっては母親…
辛い思いをさせたくはない。▼
- [シャロン]
- 待っててください。
すぐに帰ってきますからね!▼
- [エイル]
- …………▼
- [シャロン]
- 大丈夫ですよ。
もうすぐ、戦いは全部終わります。▼
そしたら、また一緒に
あの丘でのんびりしましょう?▼
- [エイル]
- …約束、よ。▼
- [アルフォンス]
- ああ、約束する。▼
- [シャロン]
- はい、約束です!▼
- (画面が白く光る)
- [エイル]
- シャロン王女は…
お母様に殺されたわ。▼
アルフォンス王子は絶望して…
シャロン王女を蘇らせるために
お母様と契約した…▼
エクラ…
私、何もできなかった。
二人のために、何も…▼
…私は…▼
13章3節 玩弄されるもの†
オープニング†
- [アルフォンス]
- !?
あれは…
リーヴと、スラシル…?▼
- [エイル]
- お母様が…
意思なき彼らの肉体を…
操っている…▼
- [アルフォンス]
- ヘル…
どこまで命を弄べば…▼
- [アンナ]
- 敵が来るわ、みんな!
迎撃するわよ!▼
クリア後†
- [アルフォンス]
- …先に進もう、みんな。▼
- [ヴェロニカ]
- …ヘルは、ころすわ。▼
- (場面転換。会話シーンへ)
- [エイル]
- あの…
エクラ…
いい?▼
今夜…
あなたと二人きりで…
話したいことがあるの…▼
他の人には知らせないで…
あなたと私だけで…▼
お願い、エクラ…▼
13章4節 あなたを殺す†
オープニング†
- [エイル]
- エクラ…
ごめんなさい…
急に呼び出したりして。▼
どうしても、
あなたと二人きりに
なりたかったの…▼
お母様は言ったわ。
従えって…
だから、私…▼
私、あなたを殺すわ。▼
動かないで。
あなた自身に戦う力はない…
抵抗しても無駄よ。▼
あなたたちは私に優しくしてくれた…
それなのに…ごめんなさい。
ほんとうに…ごめんなさい…▼
さようなら…
エクラ…▼
- (画面が真っ暗になる)
- [エイル]
- …………▼
- [ヘル]
- 殺したか。▼
- [エイル]
- はい。
お母様の言いつけ通りに…▼
- [ヘル]
- それで良い。
もはや何者も、
私を討つことはできない…▼
エイル、お前ももう不要だ。
お前の最後の命も、
ここで刈り取るとしよう。▼
- [エイル]
- お母様…教えて。
お母様は私に約束してくれたわ。▼
私の幼い頃の記憶…
それを教えてくれるって…▼
白い翼…
私とお母様の…▼
- [ヘル]
- それは私ではない。
お前の実の母だ。▼
- [エイル]
- え…?▼
- [ヘル]
- エイル。お前は私の娘ではない。
生命の竜の力持つ王族…
その娘が、お前だ。▼
私はお前の一族を殺し尽くした。
そうして幼いお前をさらったのだ。▼
- [エイル]
- お母…様…?▼
- [ヘル]
- そうしてお前の記憶を封じ、
私が母だと信じ込ませた。▼
- [エイル]
- なぜ…
どうして、母親のふりを…?▼
- [ヘル]
- 服従させるためだ。▼
人間は、母に情を抱く…
現にお前は、私に唯々諾々と従い、
殺され続けた。▼
- [エイル]
- …………▼
…お母様…
…私を…騙していたの…?▼
- [ヘル]
- そうだ。
だが嘆く必要はない。
お前はもう死ぬ。▼
- [アルフォンス]
- …いいや。
死なせはしない。
もう、誰も。▼
- [ヘル]
- !▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [ヘル]
- アルフォンス…
なぜ、お前がここにいる。▼
- [エイル]
- …………▼
- [ヘル]
- …エイル、私に背いたか。▼
お前は私に抗えない…
確かにそう刻み込んだはずだ。
だというのに、なぜ…▼
- [アルフォンス]
- お前にはわからない、死の王よ。
人の心を持たないお前には。▼
エイルは僕たちに
すべてを打ち明けてくれた。▼
エクラも無事だよ。
お前を討つ力は、生きている。▼
- [ヘル]
- ならば今…
それを失わせるとしよう。▼
クリア後†
- [アルフォンス]
- ヘルは消えた…
退いたのか…▼
- [エイル]
- お母様…▼
- [シャロン]
- エイル王女…▼
- [エイル]
- …大丈夫よ。
私は、大丈夫…▼
行きましょう、
ヘルの城へ…▼
13章5節 死の王ヘル†
オープニング†
- [アルフォンス]
- ヘル!▼
- [ヘル]
- 我が城まで来たか…
生者どもよ。▼
ならば
ここで死者に変えるとしよう。▼
- [アルフォンス]
- お前は
異界のアスク王国を襲い、
多くの人々を死に追いやった…▼
エイルの家族を殺し、
エイルの命も奪った…
何度も、何度も…▼
そして、
父上の命も…▼
お前が存在する限り、
あらゆる世界の
あらゆる人幸せはない…▼
- [ヘル]
- 無論だ。私は死だ。
死に理由などない。
死に意味などない。▼
ただ、生者を死者とし…
力を増す…それが私だ。▼
無限の世界があるならば…
無限の死をくれてやろう。
敗れ去った異界のお前と同じく、な…▼
- [アルフォンス]
- お前が滅ぼした世界の僕…
彼への誓いを…今ここで果たす。▼
もうこれ以上…
一つの命も
お前に簒奪させはしない!▼
クリア後†
- [ヘル]
- …………▼
- [アルフォンス]
- ヘルの姿が消える…
ヴェロニカ皇女!▼
- [ヴェロニカ]
- …アングルボザよ…
…生と死の巫女…
…三つの災いの母よ…▼
生けるものを殺せ。
死せるものを殺せ。▼
殺せぬものを—―殺せ。▼
今よ、エクラ…
あなたの神器でヘルを…!▼
- [ヘル]
- …………!▼
- (画面が光る)
- [ヘル]
- …… …… ……▼
……滅ぶ…のか……▼
私が…死が……▼
- [エイル]
- お母様…▼
- [ヘル]
- …私はお前の母ではない。
エイル…既に教えたはずだ…▼
- [エイル]
- でも、お母様は…▼
子供の頃…一度だけ…
私を優しく抱きしめてくれたわ…▼
私は憶えている…
あれは…本当のお母様じゃなかった。
ヘル…あなただった…▼
- [ヘル]
- 模倣したのだ。
人間を。▼
お前の母が、お前にそうしていた…
だから、真似た。
お前を服従させるために…▼
- [エイル]
- お母様…▼
- [ヘル]
- なぜ、そんな顔をする…?▼
- [エイル]
- 悲しいから…▼
- [ヘル]
- 悲しい…?▼
私が滅んで、
なぜお前が悲しむ…?▼
- [エイル]
- お母様…▼
お母様にとっては、
私は娘じゃなかった…
でも…▼
私にとっては、
お母様はたった一人の家族だった…▼
- [ヘル]
- …………▼
- [エイル]
- さようなら、お母様…▼
- [アルフォンス]
- …………▼
これで、すべて終わりだ。▼
- [ヴェロニカ]
- …ええ、そうね。▼
- [アルフォンス]
- アスクへ戻ろう。
僕は約束したんだ。
必ず、アスクを幸せにすると…▼
- (画面が光って場面転換する)
- [リーヴ]
- …………▼
……ああ……▼
- [スラシル]
- …どうしたの?▼
- [リーヴ]
- 夢を…見ていたんだ。▼
- [スラシル]
- 夢…?▼
- [リーヴ]
- 僕がヘルを倒して…
アスク王国の皆は
平和に暮らす…▼
そんな幸せな夢だったよ。▼
- [スラシル]
- そう…▼
でも、それは…
夢じゃないのかもしれないわ。▼
- [リーヴ]
- え?▼
- [スラシル]
- 今ここにいるあなたと私が夢で…
あなたが見ていた光景こそが
現実なのかもしれない。▼
どちらが夢で、
どちらが現実か…▼
それは誰にもわからない。
そうでしょう?▼
- [リーヴ]
- ふ…そうだね。
確かに、君の言う通りだ。▼
どこかで、
みんな幸せに生きている…
それが現実なのかもしれない…▼
たとえそれが、
今の僕たちではなくても…▼
- [スラシル]
- ……ええ……▼
- [リーヴ]
- …今、君はどんな夢を見ているのだろう…?▼
…君はどうか、幸せに…
…アルフォンス…▼
コメント†
Last-modified: 2020-01-26 (日) 20:19:27