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章別会話
第5部 13章 ニザヴェリルの亡霊†
13章1節 懐かしい友†
オープニング†
- [レギン]
- …………▼
- [アルフォンス]
- レギン王女…王冠を。
これは君のものだ。▼
- [レギン]
- …【小人の王冠】……▼
- [アルフォンス]
- 偽王ファフニールは死んだ。
君が正当なニザヴェリル王国の
女王になるんだ。▼
- [レギン]
- …わかってるの。
でも、まだそれを
戴くわけにはいかない。▼
私にはまだやることがあるの。▼
- [アルフォンス]
- そうだね。
行こう、エイトリのところへ。▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [ベウフォレス]
- 敵は…殺せ…▼
クリア後†
- [ロキ]
- あらん、エイトリったら…
しばらく見ないうちにずいぶん
可愛い姿になったものね。▼
そんなにのんびりしてていいの?
もうすぐあの召喚師たちが
鬼みたいな顔してここに来るわよ。▼
- [エイトリ]
- ロキ…なるほど、君か。
ファフニールに入れ知恵したのは。▼
まあいい。
おかげで手間が省けたからね。▼
- [ロキ]
- 何のことかしら? わからないわあ。▼
- [エイトリ]
- いいんだ。君には感謝しているから。
君のくれた力のおかげで、こうして
この国を見守ることができる。▼
それに王家の後継者が生きていたんだ。
私も生きる希望が湧いてきたよ。▼
- [ロキ]
- あの王女様?▼
- [エイトリ]
- ああ。ファフニールが滅び
あのクーデターから始まった悪夢が
ようやく終わった。▼
新たなニザヴェリル王国の夜明けだ。
君も祝福してくれるだろう?▼
- [ロキ]
- ふふ…そうねえ。
面白いことになりそうね…▼
13章2節 魔剣グラム†
オープニング†
- [エイトリ]
- やあ、レギン!
君を待ちわびていたよ。▼
- [レギン]
- エイトリ…? 何を言って…▼
私はあなたを許せない。
あなたは…あなただけは…っ!▼
- [エイトリ]
- …?
どうしてそんなに怒っているんだい?
この国は君のものになったんだよ。▼
- [レギン]
- そんなのどうでもいい!
あなたのせいでお兄ちゃん達は…
ノート王女は…!!▼
- [エイトリ]
- 彼らには気の毒なことをしたが、
ニザヴェリルの発展のためだ。
些細な犠牲じゃないか。▼
- [アルフォンス]
- 些細な…!?
人も英雄も、お前の道具じゃない!▼
- [エイトリ]
- やれやれ…
話し合いにならないな。
いいよ、少し遊んであげよう。▼
クリア後†
- [レギン]
- くうっ…!▼
- [エイトリ]
- 何度やっても無駄だよ。
私の作った兵器で私に勝てるものか。▼
君たちは少し頭を冷やす必要があるな。
私は奥で待つことにしよう。▼
- [アルフォンス]
- 待てっ! エイトリ…!▼
- (場面転換)
- [シャロン]
- 逃げられてしまいました…
やっぱりエイトリには
敵わないんでしょうか…?▼
- [アルフォンス]
- いや、そんなことはない。
エイトリが自ら
教えてくれたじゃないか。▼
- [レギン]
- あ…魔剣【グラム】…!▼
- [アルフォンス]
- 魔剣【グラム】はニザヴェリル王家の
血をひく者が手にしたときにこそ
真価を発揮する。▼
あの時、エイトリは王家の血筋は
絶えたと思っていた。
でも今は違う。▼
- [レギン]
- そうか…そうなの!▼
見てて、お兄ちゃん達…
私が絶対、エイトリを倒すから!!▼
13章3節 覚悟の伯爵家令嬢†
オープニング†
- [ステラ]
- 私は、私自身の
力と意思で生きたいのです…▼
- (クリア後会話なし)
13章4節 小人の王冠†
オープニング†
- [エイトリ]
- がんばっているかい?▼
- [アルフォンス]
- ! この声はエイトリ!?
どこから…▼
- [エイトリ]
- これも魔道科学の力だよ。
私の姿が見えない方が
冷静に話し合えると思ってね。▼
- [レギン]
- ふざけないでなの!
許さないって言ってるでしょ!?▼
- [エイトリ]
- それは悲しいな。
レギン、私は君に会いたくて
仕方なかったのに。▼
ああ…私の直感は正しかった。
君と出会ったとき、あの人を感じたんだ。▼
- [アルフォンス]
- あの人…?▼
- [エイトリ]
- このニザヴェリルの偉大な建国王さ。▼
その武勇は地の果てまで轟き
その叡智はあまねく民を照らす。
すばらしい人だった。▼
- [アンナ]
- …まるで見てきたように語るのね。
ニザヴェリルの建国は
何千年も前のことなのに。▼
- [エイトリ]
- そりゃあ見てきたからね。
私は彼に仕えていた。▼
- [シャロン]
- …はい?
あのー、それはどういう…▼
- (画面が白く光る)
- [レギン]
- きゃあっ、なんなの!?▼
- [エイトリ]
- ああ、すまない。
失敗作が残っていたようだ。▼
私もどれだけ呼んだか
覚えていないのでね。▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [フォルカ]
- 俺はフォルカ。
【火消しのフォルカ】だ。▼
クリア後†
- [エイトリ]
- …おや、妙な気配がすると思ったら
【小人の王冠】を持っているのか。▼
レギン、それは君が持つに
ふさわしいものだ。▼
そのために私が技術の粋を集めて
作ったのだから。▼
- [シャロン]
- ええっ!? 【小人の王冠】も
あなたの発明品なんですかっ!?▼
- [レギン]
- これは代々ニザヴェリル王家に
伝わるものだと聞いたの…▼
- [エイトリ]
- その通り。いつのことだったかな…
野心を持った輩が王座を狙い
国が乱れたことがあった。▼
そこで、どこの馬の骨とも知れぬ者が
王座につかないように
仕掛けを施して私が献上したんだよ。▼
- [アンナ]
- それじゃあ…ファフニールの暴走も
結局はあなたが仕組んだことなの!?▼
- [エイトリ]
- そうとも言えるね。
私の下から逃げ出した彼が
王になるとは思ってもみなかったが…▼
それが自ら王冠を戴き、破滅し、
おまけに王家の後継者を
私へと導いてくれるとは!▼
彼には感謝してもしきれないよ。
あっははははははっ!!▼
- [アルフォンス]
- 貴様…!▼
- [ダグ]
- こんな奴の気まぐれで
姉ちゃんは死んだのかよ…っ!?▼
- [エイトリ]
- そう熱くならないでおくれよ。
私は何も隠す気はない。▼
知りたいことがあれば
何でも話してあげるよ。
私へたどり着けたらね。▼
13章5節 王女の旅立ち†
オープニング†
- [エイトリ]
- おめでとう。
よくここまでたどり着いたね。
さあ、何から聞きたいんだい?▼
- [アルフォンス]
- 先ほどの…
ニザヴェリルの建国王に
仕えていたというのは本当か?▼
- [エイトリ]
- ああ。
私のこの見た目はただの入れ物さ。▼
本当の私は…いくつだったかな。
ゆうに数千年は生きているのは確かだね。▼
- [シャロン]
- す、数千!?▼
- [アルフォンス]
- …ずっと考えていた。
数多の異界で伝説とも神話とも伝えられる
人を遥かに超えた命を持つ存在…▼
エイトリ、君は竜なのか?▼
- [エイトリ]
- あっはははは!
残念ながら私はただの人間さ。▼
正確には、竜の力を少し
分けてもらっただけのね。▼
肉体の寿命が近づくと
魂だけ他の肉体に移ることができる。▼
そうして何年もニザヴェリルを見守り
発展させてきた。▼
君たちも城で見ただろう?
ニザヴェリルの偉人たちを。▼
アールヴリック、ドヴァリン、
ベルリング、グレール…
あれは全て私さ。▼
- [レギン]
- ええっ!?
あれが全部…あなた…!?▼
- [アルフォンス]
- …ファフニールの召喚や
失敗した英雄たち…▼
扉を壊す神器【ヤールングレイプル】も
ニザヴェリルの発展のためだと?▼
- [エイトリ]
- ああ。アスクの召喚の力は大変な脅威だ。
備えておくに越したことはない。▼
- [レギン]
- エイトリ…あなたはどうして
そこまで…?▼
- [エイトリ]
- それがあの人の…
建国王の望みだからさ。▼
この国は私とあの人が共に築いた
子供のようなもの。▼
若くして病に倒れたあの人の代わりに
私がこの国を守らなければ。▼
レギン、あの人の血を継ぐ君に
私は身も心も捧げよう。▼
ファフニールが広げた領土を生かし
ニザヴェリルをこの世界一の
大国にしてみせる。▼
魔道科学の力をもってすれば
容易いことさ。▼
- [レギン]
- そんなの…そんなのいらない!!
私の望みはひとつなの!!▼
お兄ちゃん達を返して!
ファフニールお兄ちゃんを、
オッテルお兄ちゃんを返してなの!!▼
- [エイトリ]
- なんだそんなこと。それなら簡単さ。▼
- [レギン]
- えっ…?▼
- [エイトリ]
- そこの召喚師に頼めばいい。
違う次元の彼らを呼んでくれる。▼
まあ、君の知る彼らとは
多少違うかもしれないがね。
構成する組織は同じだ。▼
- [レギン]
- ……っ……!▼
- [アルフォンス]
- …エイトリ……
人の命を…生きた時間を
何だと思ってるんだ!?▼
- [レギン]
- …もういい。もう聞きたくない。
私のニザヴェリルに
あなたの居場所はない!▼
エイトリ、
あなたは古きニザヴェリルの亡霊よ。▼
新たな女王として
あなたに死を命じます!!▼
- [エイトリ]
- ! 魔剣【グラム】…
そうか、それは想定外だったな。▼
だが面白い。私の魔道科学の力と
古の王家の秘宝。
どちらの力が上回るのか…▼
かかってきたまえ。
私も全力でお相手しよう。▼
クリア後†
- [レギン]
- でやぁあああーーーーーっ!!▼
- (画面が赤く光る)
- [エイトリ]
- …ぐ…うっ……
さすが…古の神竜の力……▼
私にも…解き明かせなかった…
だけはある…▼
悔しいな…もっと…時間が……
…あれ…ば……▼
- [レギン]
- …エイトリ…▼
- [エイトリ]
- ああ…あなた…
こうして見ると……
よく……似て…………▼
- (画面が白く光る)
- [シャロン]
- !? か、体が…っ…
エイトリの体が塵になって
消えちゃいましたよっ!?▼
- [アルフォンス]
- 人ならざる力を
人のみで使い続けた結果…
なのかな。▼
- [アンナ]
- とにかく! これで本当に終りね。▼
あめでとう、レギン王女。
これで晴れてニザヴェリルの女王ね。▼
- [レギン]
- 【小人の王冠】…これを私が……▼
……えいっ!!▼
- (画面が白く光る)
- [シャロン]
- ああーっ!?
王冠が粉々に…!
いいんですか、レギン王女!?▼
- [レギン]
- うん。こんな王冠なんてもういらない。
この国は、エイトリの呪いから
解放されなくちゃいけないの。▼
- [アルフォンス]
- レギン王女…
そうだね。それがいい。▼
- (場面転換)
- [ダグ]
- さーって、ぼちぼち
あたしたちも戻んなきゃなあ。▼
レギン、ひとりで大丈夫かあ?▼
- [レギン]
- あ、うん…
大丈夫! えへへ…▼
- [アルフォンス]
- この状態のニザヴェリルの立て直すのは
大変な責務だと思うけど、
僕らも協力は惜しまないよ。▼
- [シャロン]
- これでレギン王女とは
お別れなんですね…
わたし寂しいですっ!▼
- [アンナ]
- またいつでも、アスク王国に
遊びに来てちょうだい。
元気でね。▼
- [レギン]
- …………▼
- [ダグ]
- …レギン。あんた何か
言いたいことあるんじゃないの?▼
- [レギン]
- えっ…!?
な、何のこと? 何にもないの!▼
- [ダグ]
- ふーん、ないならいいけど。
じゃあ、あたしらもう行くね。▼
- [レギン]
- えっ、あっ……、待ってなの!
行かないでなの!!▼
- [アルフォンス]
- レギン王女?▼
- [レギン]
- 私、わたしっ……
本当は不安でいっぱいなの!▼
お兄ちゃん達もいなくて、
たったひとりで、
立派な女王になれるかなって…▼
もっとみんなと一緒に
いろんなところに行って
いろんなことを知りたかったの。▼
それに、みんなのこと大好きだから…
お別れするのがとってもとっても
寂しいの…っ……!▼
- [シャロン]
- レギン王女…、
泣かないでください。
わたしまで泣きたくなっちゃいます…▼
- [アンナ]
- 私たちだって、お別れしたくないわ。
でも…▼
- [レギン]
- ぐすっ…うん……、わかってるの……▼
はーっ、泣いたらすっきりしたの!
わがまま言ってごめんなさい。
みんな、今まで本当にありがとう。▼
私、一人でもがんばるの!
だから心配しないで…▼
- [ダグ]
- あーあ、しょうがないなあ。
ここは優しいダグちゃんが
一肌脱いであげちゃいますか☆▼
- [レギン]
- ダグ王女?▼
- [ダグ]
- うちのママと相談して、
しばらくニザヴェリルを
ヨトゥンに預けない?▼
そしたら、あたしが総督になって
ニザヴェリルを見てあげられるからさ。▼
- [アンナ]
- それって、ダグ王女が
ニザヴェリルを治めるってこと?▼
- [ダグ]
- そ。ほらあたしも、ヨトゥンの
次期女王ってことになっちゃったじゃん?▼
修業が必要だなーって思ってたんだ。
ちょーどいいっしょ。
きっとママも反対しないよ。▼
- [レギン]
- ダグ王女、本当にいいの?
それができたら夢みたいだけど…▼
でも、ニザヴェリルのみんなは
納得してくれるかな。
私が国を出ること…▼
- [アルフォンス]
- レギン王女は今や
ファフニールを倒した英雄だ。▼
多少のわがままは
許してもらえるんじゃないかな。▼
あくまで、そうして学んだ成果を
未来のニザヴェリルに
生かすことが前提だけど。▼
約束できるかい? レギン王女。▼
- [レギン]
- うんっ、うんっ!!
私、いっぱいいっぱい勉強するの!▼
もっとも―っと強くなって
みんなもニザヴェリルも
守れるようになるの! 約束する!!▼
- [ダグ]
- じゃー決まりだ。
いっておいで、レギン。▼
ニザヴェリルはあたしがしっかり
守っといてあげるからさ。▼
- [レギン]
- ダグ王女…
本当にありがとうなの…!▼
いつか必ずダグ王女にもヨトゥン王国にも
恩返しするから!▼
- [ダグ]
- 楽しみにしてるよん。
それじゃ、あたしはここまでってことで。▼
王子ちゃんも王女ちゃんも
エクラも
元気でね!▼
たまには顔見せに来てくれないと
ダグちゃん寂しがっちゃうよー?▼
- [シャロン]
- はい、来ます! 必ずっ!
ね、お兄様っ!▼
- [アルフォンス]
- うん。そうだね。▼
- [アンナ]
- さあ、まだまだやることは
たくさんあるわよ。▼
がんばりましょう、レギン王女。
エクラ!▼
- (暗転)
- [レギン]
- ………………▼
あ、エクラさん…
私を捜しに来てくれたの?▼
ごめんなさい、待たせちゃって。
出発する前にニザヴェリルの国を
目に焼きつけておきたかったの。▼
…ファフニールお兄ちゃんは
ニザヴェリルの民じゃなかったし▼
オッテルお兄ちゃんは
私のお兄ちゃんじゃなかった。▼
私の周り、
ぜーんぶ嘘ばっかりだったの。▼
それでも、お兄ちゃん達が
私に優しくしてくれたこと…▼
私がお兄ちゃん達を
大好きだったことは本当なの。
それだけは信じてていいよね。▼
え? この先もっと
大好きになれる人に出会えるって…?
えへへ、そうだといいなぁ!▼
あっ、それって
エクラさんかも…?
なーんてね!▼
私、信じるよ。この先たっくさん
楽しいことや幸せなことが待ってるって!▼
- (暗転)
コメント†
Last-modified: 2021-11-18 (木) 17:21:15