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章別会話

第6部 13章 アスクとエンブラ

1節 闇は光に誘われ

オープニング

(白く光る)
[アスク]
さあ、行くとしようか。
こっちだよエンブラ。 人々が私たちを待っている。▼
[エンブラ]
どうだっていい…▼
…人間など…
ちっぽけですぐ死ぬ
生きものにすぎぬ…▼
[アスク]
だが、人間は素晴らしい。
未来への輝かしい希望に
溢れているんだ。▼
彼らの目は輝いている。
君も彼らと会えばわかるよ。▼
[エンブラ]
…そういうの、一番苦手…▼
[アスク]
是非、前向きに
考えてみてもらえないかな。▼
彼らは希望に満ちているが、
我々のような力はない。▼
今のミズガルズは
草木も生えない荒野が大半…
彼らの多くは飢え死んでしまう。▼
だから、彼らに力を分け、
助けたいと思うんだ。▼
[エンブラ]
物好きな…
お前の好きにすればいい…▼
[アスク]
君も一緒にどうかな?
彼らはきっと君に感謝し、
永遠の友となるだろう。▼
[エンブラ]
……。
興味ない…が…▼
人間がどんなものか…
見るだけなら
見に行ってもいい…▼
[アスク]
ありがとう!
君なら力を貸してくれると
信じていたよ。▼
[エンブラ]
力を貸すとは
言ってない…▼
(白く光る)
[ヴェロニカ]
……?
いまのは…▼
むかしの…
エンブラの…きおく…?▼
(場面転換。戦闘マップへ)
[エンブラ]
おのれ…おのれぇ…▼
[アシュ]
なんということでありましょう…
信じがたいことに、
エンブラはまだ生きています。▼
【鍵】の力を浴びれば、
神々さえも滅ぶはずが…▼
[エンブラ]
滅ぶのは…
お前たちだぁ…!▼

クリア後

[エンブラ]
まだ…まだだ… ころす…ころすぅ…▼
[アンナ]
エンブラが逃げるわ!▼
[アシュ]
あの先は…エンブラの居城です。
おそらくは、そこで失った力を
取り戻すつもりでありましょうか。▼
[アルフォンス]
追おう。
一刻も早く決着をつける!▼
(場面転換。会話シーンへ)
(白く光る)
[アスク]
やあエンブラ!
元気かい?▼
おや、それは…
すごいな、人間たちの貢ぎ物か。
ずいぶんたくさんあるね。▼
[エンブラ]
いらないと言ってるのに…
次から次へと…
喜んで持ってくる…▼
くだらない…
私にはこんなもの、
何の価値もないというのに…▼
[アスク]
その割には、こうして
飾ってあるんだね。▼
君と人間たちが
仲良く過ごせているようで
嬉しいよ。▼
[エンブラ]
…相変わらずだ、お前は…
私が幸せでも不幸でも、
お前には何の関係もないのに…▼
他人のためにわざわざ
お節介を焼き、
他人の幸せを喜ぶか…▼
[アスク]
褒めてくれて嬉しいよ。▼
[エンブラ]
褒めていない…
どうかしていると
言いたいだけ…▼
けれど…▼
[アスク]
どうかしたかい?▼
[エンブラ]
お前は前に言っていた…
人間は素晴らしい、
力を貸したいと…▼
今なら…
少しだけわかる気がする…▼
ずっと一人でいた時は、
こんなことなど
考えもしなった…が…▼
[アスク]
そうか、良かった!
褒めてくれて嬉しいよ。▼
[エンブラ]
褒めていない…▼
(白く光る)

2節 闇は深き淵を知る

オープニング

(白く光る)
[エルム]
エンブラ様、ご無事ですか…!▼
[エンブラ]
…………▼
[エルム]

その血は…人間の…?▼
[エンブラ]
…ころして…しまった…▼
そんなつもりはなかった…
この人間は笑顔で、
貢ぎ物をしたいと…▼
なのに急に…
恐ろしい顔で
私を殺そうと…▼
なぜ…
なぜ私を殺そうと…?▼
[エルム]
エンブラ様…
それが、人間なのです。▼
エンブラ様の血を奪えば、力を得られる。
エンブラ様の命を奪えば、力を独占できる。▼
そんな理由で、人間は
たやすく殺せるのです…
たとえ大恩を受けた相手でも。▼
[エンブラ]
…………▼
(白く光る)
(場面転換。戦闘マップへ)
[ハーディン]
ニーナ様…私が必ずお守りします。▼

3節 闇は黒き影を増し

オープニング

(白く光る)
[エンブラ]
やはり…
あの人間たちも…
そうだった。▼
あの者たちは
アスクの命を狙っている…▼
アスクの人を疑わぬ心を知って、
騙し討ちを企てている…
これがその証拠…▼
[エルム]
はい。
ですが…▼
[エンブラ]
…ころす。▼
[エルム]
ですがエンブラ様、
あの者たちを殺せば…▼
人間たちはまたあらぬ噂を立て、
それを信じた者たちが
あなたを恐れるようになるでしょう。▼
あなたを慕う大勢の民たちまで、
あなたのもとから離れてしまいます…
どうか、エンブラ様…▼
[エンブラ]
…………▼
(白く光る)
(場面転換。戦闘マップへ)
[エリス]
マルスはアリティアの希望、
アリティアの未来なのです。▼

4節 闇は光と離れゆく

オープニング

(白く光る)
[エンブラ]
…アスク。▼
[アスク]
やあ、エンブラ!
君が会いに来てくれるなんて珍しい、
今日は素晴らしい一日になりそうだ!▼
そうだ、君も飲むかい?
人間たちの飲み物、紅茶というのだけれど、
これがなかなかどうして…▼
[エンブラ]
…興味ない。
それより…▼
アスク、お前は人間に思い入れが過ぎる。
人間に力を与え、
人間に尽くし…▼
その末に、いつか
人間に裏切られる…▼
[アスク]
エンブラ…▼
ありがとう、
私を心配してくれているんだね。▼
[エンブラ]
…違う。▼
[アスク]
君が言いたいことは
わかるつもりだよ。▼
だが、私はそれでも、
人間を…彼らを信じたいんだ。▼
その結果、
もし裏切られたとしたら…
それは残念なことだけれど。▼
恐れて心を閉ざすより、
私は人を信じていたいんだ。▼
[エンブラ]
アスク…▼
やはり…お前と私は違う。
よくわかった…▼
[アスク]
エンブラ…?▼
(白く光る)
(場面転換。戦闘マップへ)
[チキ]
マルスのおにいちゃんのおかげで、
チキ、眠らなくていいんだって!▼

クリア後

(場面転換。会話シーンへ)
[アルフォンス]
闇がさらに濃くなっていく…
エンブラはどこに…▼
[アシュ]
こちらです、皆様…▼
光さえも閉じ込めてしまうほどの
深い暗闇に閉ざされたこの先の領域こそ
エンブラ…の……▼
[シャロン]
アシュさん!
大丈夫ですか!?▼
[アルフォンス]
アシュ、もう十分だ。
君はこの闇から離れて…▼
[アシュ]
あ、いえ、もう少し…
すべてが終わるその時まで
私も皆様にお供致します。▼
[アルフォンス]
しかし…▼
[アシュ]
以前、皆様に申し上げたことがあります。
私は皆様にご奉仕するための
存在でありますから…▼
大切な家族とか、守るべき民とか…
そのような存在がいないものですから、
お気になさることはないのです、と…▼
[シャロン]
アシュさん…!▼
[アシュ]
ですが、今は…
違う気持ちなのです。▼
私にも、
大切な家族がいてくださいます。
それに…▼
今までご一緒させていただいた
皆様のことも…
とても大切の思っております。▼
私の胸の中に生まれて、
溢れそうなこの気持ちを…▼
私は大切にしたいのです。
アスク様も、
きっと喜んでくださいます。▼
私も皆様と共に…
それが私の願いです。▼
[アルフォンス]
アシュ…▼

5節 閉神エンブラ

オープニング

(白く光る)
[アスク]
エンブラ…▼
[エンブラ]
…………▼
[アスク]
なぜあんなことをしたんだ?
人々の命を…
あんなに無残に奪うなんて…▼
それだけじゃない。
人間たちの心にとり憑き…
支配するなど…▼
彼らは皆、君を恐れている。
私に助けを求める者たちが
次々に現れている…▼
[エンブラ]
……うるさい……▼
[アスク]
エンブラ、しあわせな未来のために、
彼らとよく話し合おう。
そのためなら私も協力…▼
[エンブラ]
…うるさいうるさい…!▼
人間なんて…あんな無価値な生き物、
どうだっていい…!▼
[アスク]
…それは違う、エンブラ。
本当に無価値なら…▼
君はそんなに辛そうな顔を
していないはずだ…▼
[エンブラ]
…………▼
[アスク]
君は人間たちのことを慈しんでいた。
もしかしたら、その想いの深さは
私よりも…▼
だからこそ、彼らの心が
自分から離れていくことに
耐えられずに…▼
[エンブラ]
…うるさいうるさいうるさい…!▼
…消えよ…アスク…
人間どもがお前を望むなら、
好きにすればいい…▼
私を忌み嫌って…
お前と人間だけで
幸せにやってればいい…▼
私は嫌い…大嫌いだ…
人間たちも、お前も…
みんな…みんな…!▼
(白く光る)
[ヴェロニカ]
…………▼
(場面転換。戦闘マップへ)
[エンブラ]
アスク…▼
[アルフォンス]
エンブラ!▼
[エンブラ]
アスクの…ものども…▼
[アルフォンス]
ザカリアの命は…
もう戻っては来ない。▼
だが、彼が無事を願った
ヴェロニカ皇女…▼
そして、闇の中に消えた
アスクとエンブラの民たち…▼
お前が閉ざし、
苦しめてきた者たちを
すべて、返してもらう!▼
[エンブラ]
…相変わらず…アスクは…
聞こえの良い綺麗事を…▼
人間たちよ、聞くが良い。
かつてお前たちが求めた
私の言葉を。▼
見るがいい、
かつてお前たちが褒め讃えた
私の姿を。▼
お前たちが
幸せに生きたいのなら、
私はそれを奪ってやる…▼
そうすれば、お前たちは
永遠に私を忘れることはない…
そうだろう…人間っ!▼

クリア後

[エンブラ]
…あ…ぁ…ぁ…▼
……きえ…る……
………私が………
……いや……▼
…また…
…ひとり…
…私は…▼
……アスク……▼
(暗転)
(場面転換。会話シーンへ)
[アルフォンス]
…………▼
[ヴェロニカ]
エンブラは
ただ…さびしかった…▼
それだけだったのかも
しれないわ…▼
[アルフォンス]
ヴェロニカ皇女…▼
[ヴェロニカ]
あたしとエンブラは…
どこか、似てるわ…▼
さびしがり屋のくせに…
素直になれなくて…▼
だから、いつも
自分の中にこもって…▼
[アルフォンス]
…………▼
[ヴェロニカ]
でも、変わらないと…▼
エンブラも…
そうしないといけなかったの。
だから、あたしは…▼
(暗転)
[ヴェロニカ]
お兄様…
どうか、ここで見守っていて…▼
アスクと、エンブラ…
両方の国がよく見える
この場所で…▼
[マークス]
…………▼
[アルフォンス]
…………▼
[ヴェロニカ]
エンブラの闇は消えたわ…
でも、みんなが
元の暮らしに戻るには…▼
[アルフォンス]
ああ。これから
やらなければいけないことが
たくさんある。▼
[シャロン]
急いでアスクに戻らないとですね。
ヴェロニカ皇女、手分けして
両国の復興がんばりましょう!▼
[ヴェロニカ]
あ……▼
…待って。
アルフォンス王子、シャロン王女。
二人に言いたいことがあるの。▼
[アルフォンス]
? なんだい、改まって。▼
[ヴェロニカ]
前に…シャロン王女は
言ってくれたわ。▼
エンブラの呪いがなくなったら…
あたしたちは仲良くなれるって。
友達になれるって。▼
過去のいろんなことを考えたら…
こんなこと…
到底言える立場じゃないけど…▼
[シャロン]
ヴェロニカ皇女…▼
[ヴェロニカ]
もし、
あなたたちが認めてくれるなら…▼
これから、あたしと…
仲良くしてくれる?▼

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Last-modified: 2023-08-23 (水) 13:52:52
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