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章別会話
第6部 1章 闇†
1章1節 エンブラの災厄†
オープニング†
- (6部オープニングムービー)
- [ヘンリエッテ]
- もう少しで若草の村…
アルフォンス、シャロン、
急ぎましょう。▼
- [シャロン]
- は、はい…!▼
- [アルフォンス]
- 母上。
母上はやはり城に
お戻りになられた方が…▼
- [アンナ]
- 私も同意見です。
この先はエンブラ帝国との国境…
最も危険な地域です。▼
村の異変の調査は、
私たち特務機関に
お任せいただければ…▼
- [ヘンリエッテ]
- ありがとう、二人とも。
私のわがままで
迷惑をかけてしまってごめんなさい。▼
でも、どうしても
この目で確かめたいの。
もしかしたら、これは…▼
- [シャロン]
- お母様…?▼
- [ヘンリエッテ]
- アスクと、エンブラ…
両国の存亡に
関わることかもしれないから…▼
(場面転換。戦闘マップへ)
- [アルフォンス]
- !
…これは…!?▼
- [シャロン]
- な、なんなんでしょう、あれ…?
地面が、真っ暗な
何かに包まれたみたいに…?▼
- [アルフォンス]
- あの場所には…
若草の村があったはずだ…
なのに、跡形も…▼
…いったい…何が…?▼
- [ヘンリエッテ]
- …………。
あなた…
これが、あなたの言っていた…▼
- [アンナ]
- !
みんな、敵襲よ!
急いで迎撃態勢を!▼
クリア後†
- [アンナ]
- …偵察部隊が捜索したけれど、
やっぱり、周囲に
村の人たちは誰一人いないわ…▼
まるで、村一つが
あの暗闇に
閉ざされたみたいに…▼
- [シャロン]
- 「閉ざされた」…?
お兄様、
まさか…これって…▼
- [ヘンリエッテ]
- エンブラ、よ。▼
- [アルフォンス]
- ! 母上…▼
- [ヘンリエッテ]
- これは私たちアスク王族と対をなす
エンブラ皇族の閉ざす力…
間違いないわ。▼
その力で村一つを閉ざしてしまったの。
この世界ではない、
どこともわからない場所へ…▼
- [シャロン]
- エンブラ皇族の仕業…
じゃあ、まさか…!▼
- [アルフォンス]
- ……。
母上、これ以上は危険です。
護衛とともに王城へお戻りください。▼
僕たち特務機関が
必ず原因を究明します。▼
- [ヘンリエッテ]
- わかったわ。
でもアルフォンス、シャロン。
これだけは憶えておいてね。▼
グスタフが…
あなたたちのお父様が、
よく口にしていた言葉よ。▼
『我らアスクは、
開かれた平和を願う国』…▼
『だが、平和とは
他国の侵略に
無防備であることではない』▼
『丸裸で門戸を開く者は、
己を滅ぼす戦争を
みずから願っているに等しい』▼
- [アルフォンス]
- はい。心得ています。
これが敵国の攻撃であるなら…
決して看過はできません。▼
アスク王国の民に
これほどの災いをもたらした敵を…
必ず討ち果たします。▼
(場面転換)
- [シャロン]
- だめです、
近くまで寄っても、
闇の中は全然見通せません。▼
村の人たち、どうやって
助け出したらいいんでしょうか…?▼
- [アルフォンス]
- …………▼
小石を闇に放ると…
虚空に吸い込まれたように…
何の音もしなかった。▼
木の枝を差し入れると…
闇に入った部分は、
鋭利に切断されていた…▼
- [シャロン]
- 中にいる村の人たち…
どうなって
しまったんでしょうか…?▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [シャロン]
- お兄様、行ってみましょう。
わたしたちも闇の中に入れば、
何が起こってるかを確かめ…▼
- [アルフォンス]
- シャロン、だめだ。
中に入ってはいけない。▼
- [シャロン]
- ど、どうしてですか?▼
- [アルフォンス]
- …石や木枝は消えた。
粉々になってしまったのか、
今も闇の中にあるのか…▼
それすらわからない。
今の情報だけで、
中に踏み込むことはできない。▼
- [シャロン]
- で、でも、
もしも中で誰か生きてたら…
一刻も早く助けないと…▼
- [アルフォンス]
- …もしも、無事に
中に入れたとして…▼
その後、彼らを助け出し、
脱出する方法は?▼
- [シャロン]
- ……そ、それは……▼
- [アルフォンス]
- …すまない。
僕も、僕の考えが
絶対に正しいなんて言えない。▼
僕の決断は、
今、闇の中で苦しむ人たちを
見捨てているのかもしれない…▼
それでも…僕は…▼
…周辺の調査を、続けよう。▼
1章2節 天を閉ざせば空はなく†
オープニング†
- [アンナ]
- 前方の丘も同じね。
あの黒い闇に閉ざされてるわ。▼
- [アルフォンス]
- 被害はどこまで広がっているのか…
なぜこんなことが起こったのか…▼
- [アンナ]
- ええ、調べることは山ほどあるわ。
急ぎましょう。▼
- (クリア後会話なし)
1章3節 地を閉ざせば命はなく†
オープニング†
- [アンナ]
- この先はもうエンブラ国境よ。
異変はこの先にも
起きているようね…▼
クリア後†
- [シャロン]
- あ!
お兄様、見てください!
あれ…▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
- [アルフォンス]
- ヴェロニカ皇女!▼
- [ヴェロニカ]
- ……なに?▼
- [アルフォンス]
- アスク王国で村一つが消えた。
跡形もなく…▼
おそらく、世界を閉ざす力…
君たちエンブラ帝国の力だ。▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
…それで?▼
- [アルフォンス]
- 君の仕業ではない。
もちろんザカリアでもない。
僕はそう確信している。▼
だから、僕たちに
協力してもらえないだろうか?▼
この異変を引き起こした
真の敵がいるのなら…
それを見つけ出したい。▼
- [ヴェロニカ]
- …………▼
- [シャロン]
- 両国の友好のためにも、
お願いします!
ヴェロニカ皇女。▼
- [ヴェロニカ]
- ……。
ふつうなら…アスクの
いうことなんてきかない…▼
でも…あたしたちの…
エンブラ帝国でも、
同じことがおきてる…▼
- [シャロン]
- え?
大変です!
だったら…▼
- [ヴェロニカ]
- …しかたないわ。
原因がわかるまでの間…
手をくんであげる…▼
1章4節 時を閉ざせば未来はない†
オープニング†
- [ヴェロニカ]
- このちずを見て…
北の方…このへんをさがすの。▼
- [アンナ]
- 国境沿いの…
夕闇の森のあたりね。
なぜここを?▼
- [ヴェロニカ]
- こっちへ向かう、
へんな人影を見たわ。▼
- [シャロン]
- へんって、
どんな風にですか?▼
- [ヴェロニカ]
- こうもりのつばさで…
空をとんでた。▼
- [アルフォンス]
- !
僕たちとは
違う種族…?▼
- [ヴェロニカ]
- このへんは国境…
相手の国に入れば
おおさわぎになるわ…▼
でも、あたしたちが協力して、
おたがいのくにを探すなら、
争わなくてすむ…▼
- [アルフォンス]
- わかった。
では僕たちはアスク王国側を。
手分けして捜索しよう。▼
(場面転換。戦闘マップへ)
- [アンナ]
- このエンブラ兵たち…
ヴェロニカ皇女の配下とは違うようね。
もしかしたら、例の…▼
- (クリア後会話なし)
1章5節 閉ざされた世界†
オープニング†
- (画面が白く光る)
- [アシュ]
- あわわ…着いてしまいました…
まだ心の準備が…
深呼吸をして落ち着きましょう…▼
ふぅ…はぁ…。
えー、ついに私は、人間の皆様が住む地…
ミズガルズへと来たわけであります。▼
緊張のあまり
胸のどきどきを禁じ得ません。
私一人で、このような大事な使命を…▼
ですが私としましては、
人間の皆様をお救いするため、
全力で邁進していく所存でありまして…▼
- [エルム]
- ばーか。
何一人でぶつぶつ言ってんだよ。▼
- [アシュ]
- あ、あなたは…?
申し訳ありません…
騒がしくしてしまいまして…▼
私は…えー、名乗るほどの
ものではありませんが、かといって
名乗らないのも失礼にあたるかと…▼
- [エルム]
- 黙ってろ、牛女。▼
お前がエンブラ様が言ってた
アスクのしもべ…
僕の敵ってわけだ。▼
- [アシュ]
- 蝙蝠の翼…!?
も、もしかしてもしかすると…
あなたはエンブラの眷属…?▼
- [エルム]
- 僕はエルム。
エンブラ様の忠実なしもべさ。▼
お前みたいな
とろくさい牛女をよこすなんて、
アスクはよっぽど力が残ってないんだな。▼
ま、エンブラ様に比べれば、
アスクなんてもともと
弱っちい死に損ないってことか。▼
- [アシュ]
- わ、私のことは
何と言われても構いませんが、
アスク様のことを悪く言うのは、その…▼
…できればやめていただけたらと思います。
敵であるあなたにお願いすることでは
ないかもしれませんが、できればひとつ…▼
- [エルム]
- …お前、鬱陶しいな。
もういいや、死ねよ。▼
(場面転換。戦闘マップへ)
- [アシュ]
- …あぅっ…
…も、もう…力が…▼
- [エルム]
- 早く死ねよ、雑魚牛。
そんな力じゃ
エンブラ様の贄にさえ…▼
- [アンナ]
- 前方で戦闘!
誰かが襲われている…?▼
- [エルム]
- …邪魔するなよ、人間風情が!▼
クリア後†
- [エルム]
- …ちっ。
ここで無駄な時間
過ごしてる暇はないんだよ…▼
(場面転換)
- [アシュ]
- あの、あの…助かりました。
えー、なんとお礼を申し上げてよいやら、
言葉に迷っております。まずは…▼
- [アンナ]
- お礼はいいわ。
それよりあなたは一体…▼
- [アシュ]
- あ、すみませんそうでしたね。
まずは名前を名乗るのが礼儀というもの、
お詫びして改めて申し上げます。▼
私はアシュ、アスク様の眷属であります。
私がアスク様のご命令を受け、こちらへ
来たそもそもの理由はといいますと…▼
- [シャロン]
- え、アスク様…?
それってもしかして…▼
- [アシュ]
- あ、えー、すみません。
まずそこからお話しさせて
いただくべきでしたね。ええとええと…▼
アスク様は、神竜アスク…かつて
あなた方人間に力を与えた存在であります。
きっと皆様もご存じのことでありましょう。▼
私はアスク様の眷属であります。
アスク様が司る世界で
生まれたわけでありまして…▼
そしてアスク様から使命を賜り、
こちらへ参った次第であります。
どうぞ何卒よろしくお願い申し上げます。▼
- [アルフォンス]
- …………▼
- [アシュ]
- え、ええと、申し訳ございません。
私の話…長くてとろくて
回りくどかったでしょうか?▼
- [アルフォンス]
- いや、突然のことで
まだ理解が追いついてないんだ…
君は神竜アスクの眷属…▼
それで、なぜ君がここへ?
アスク様の使命とは?▼
- [アシュ]
- 憑竜エンブラ…▼
- [アルフォンス]
- !▼
- [アシュ]
- エンブラは信じがたいほど恐ろしいことに、
アスク様の血を引く者を根絶やしに
しようとしているわけでありまして…▼
私は、それを防ぐために参りました。
微力ながら皆様のお手伝いを
させていただければ幸いに存じます。▼
コメント†
Last-modified: 2021-12-19 (日) 22:13:49