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章別会話
戦禍の連戦+ 96 開神の娘たち 2†
開神の娘たち 2†
オープニング†
終了後†
追加オープニング†
- [ヴェロニカ]
- 茶葉を十分むらして…
これでもういいのかしら?▼
- [ナンナ]
- ああ、ヴェロニカ皇女。
注ぐ前にカップも温めたほうがいいですよ。
お湯はありますか?▼
- [ヴェロニカ]
- …ないわ。お茶のポットに全部
入れちゃった…▼
- [イングリット]
- ではもう一度お湯を沸かしましょう。▼
- [ヴェロニカ]
- でも…待ってる間にこのお茶がさめちゃう。
また失敗ね…▼
- [ナンナ]
- いいですよ、練習なんですから。
このお茶は私たちで
いただいてしまいましょう。▼
- [イングリット]
- そうですね! では茶菓子も用意して…
はい、いただきます!▼
- [ヴェロニカ]
- …ナンナ、イングリット。
あたしの練習につきあってくれて
ありがとう…▼
なのに…
あたし、失敗ばかりで……▼
- [イングリット]
- そんなことありません。
確かに、最初に淹れたお茶は渋すぎましたし
次に淹れたのは薄すぎ増したけど、▼
だんだん良くなってきているでは
ありませんか。
次こそ成功しますよ!▼
- [ナンナ]
- そうですよ。でも、こんなに熱心に
練習するなんて…▼
ヴェロニカ皇女には、ぜひ美味しいお茶を
淹れて差し上げたい
大切な人がいるんですね。▼
- [ヴェロニカ]
- ええ…。お茶会に来てくれるかは
わからないけど…▼
それでも、練習したいの。▼
- [イングリット]
- そうですか…
来てくれるといいですね、そのお客様。▼
追加エンディング†
- [ヴェロニカ]
- …………▼
- [ナンナ]
- ヴェロニカ皇女…
お待ちしていたお客様は
お見えになりましたか?▼
- [ヴェロニカ]
- ううん…。席を用意して…
ずっと待ってたけど…
来なかったみたい……▼
- [イングリット]
- そうですか…、残念ですね。▼
- [ヴェロニカ]
- わかってたの。
あたしのお兄様は
もういないんだって…▼
それでも、異界のお兄様でもいいから…
あたしが給仕をしてるって知ったら
会いにきてくれるかもって▼
- [ナンナ]
- ヴェロニカ皇女のお兄様ですか…▼
イングリットさん、
今日みえたお客様の中で
お心当たりはありませんか?▼
忙しくて、ヴェロニカ皇女が
気づかなかったということも…▼
- [イングリット]
- うーん…
あっ、そういえば!▼
お客様ではないのですけど
怪しい人はいましたよ▼
- [ヴェロニカ]
- あやしい…? どんな…?▼
- [イングリット]
- ほら、ヴェロニカ皇女が最初に淹れた
渋いお茶があったでしょう?▼
さすがに飲めないから捨てようと思って
厨房に持っていこうとしたんですよ。▼
そしたら、いきなり現れた男の人に
それを飲ませてほしいって言われて。▼
渋いって言ったんですけど、
どうしてもと聞かないから渡したら、
その人、全部飲んじゃったんです。▼
- [ナンナ]
- ええっ!? あのお茶を…?▼
- [イングリット]
- はい。よっぱど渋いお茶が
お好きなのかと…
変わった人もいるんだなあって。▼
忙しくてすっかり忘れてましたけど。▼
- [ヴェロニカ]
- その人は…どんな人…?▼
- [イングリット]
- それが、顔は見えなかったんです。
仮面をしていたので。▼
- [ヴェロニカ]
- ……! …そう…そうなの…
それなら…いいわ…▼
- [ナンナ]
- ヴェロニカ皇女、その人が…?▼
- [ヴェロニカ]
- わからない…、でもいいの。▼
お兄様があたしのお茶を
飲んでくれたかもしれない
それだけで……じゅうぶん…▼
- [イングリット]
- でも、どうせなら美味しいお茶を
飲んでほしかったですね。
あんなに練習したのに。▼
- [ナンナ]
- きっとまた次の機会がありますよ。
それまでにもっと練習しましょう。
ね? ヴェロニカ皇女。▼
- [ヴェロニカ]
- うん…!
あたし…あきらめない…▼
いつかきっと…
お兄様に美味しいお茶を…――▼
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Last-modified: 2025-08-14 (木) 23:18:45