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章別会話

戦禍の連戦+ 95 開神の娘たち 1

開神の娘たち 1

オープニング

[シャロン]
はぁー! いいお天気ですね。
我がアスク王国は今日も平和です。▼
ねっ、アシュさん!▼
[アシュ]
おっしゃる通りでございます。
誠によい日和で、まるでこのアスク王国の
繁栄を祝福しているが如くでありまして…▼
[シャロン]
と、ところでアシュさん。
体調はいかがですか?▼
[アシュ]
お気遣い痛み入ります。
おかげさまで最近は至って
穏やかに過ごしております。▼
[シャロン]
よかった…! 以前の戦いでは
無理をさせてしまいましたけど、▼
もうアシュさんに
負担を強いるようなことは
させませんから!▼
[アシュ]
私としては皆様のお役に立つことが
使命というか生きがいでございますから、
その為になら無理も厭わないところですが…▼
[シャロン]
ダメです! アシュさんに何かあったら
わたしたち、アスク様に顔向けできません。▼
アスク様だって、アシュさんが
自分を犠牲にするようなことは
お望みじゃありませんよ。▼
[アシュ]
アスク様が…
なるほど確かに、
仰る通りですね。▼
アスク様の御心に背くような真似は
私と致しましても
避けたいところであります。▼
[シャロン]
約束ですよ! 無理はしないって。▼
あっでも、無理のない範囲では
これからもわたしたちを
助けてくれると嬉しいです!▼
[アシュ]
それはもちろん。
喜んでご奉仕させていただきます。▼
[シャロン]
ありがとうございます!
とっても心強いです。▼
実はここだけの話ですが…
お兄様とアンナ隊長から
不穏な話を聞いたんです。▼
[アシュ]
不穏な…?
どのようなお話でしょうか?▼
[シャロン]
なんでも、異界のアスク王国が次々と
謎の戦士に襲われているそうなんですよ!▼
[アシュ]
それはまた物騒な。ということは、
このアスク王国もその謎の戦士なる方に
襲われる可能性があると…▼
[シャロン]

そうなんです!▼
なのでわたしもこうやって、
お散歩と見せかけて何か異変がないか
城の周囲を見回っているんですよ。▼
[アシュ]
ああ、それで私めをお散歩に
誘ってくださったのですね。▼
しかしながら、お散歩に見せかける
必要はあるのでしょうか?▼
[シャロン]
それはほら、敵を欺くには
まず味方からって言いますし!▼
(白く光る)
[シャロン]
!? な、なんですか!?▼
[???]
…………▼
[アシュ]
え…? あ、あの…
あなたはどちら様でしょうか?▼
[???]
…アスクはどこだ?▼
[シャロン]
え? ええっと…
アスク王国ならここですよ。
わたしは王女のシャロン…▼
[???]
!! 王女…
王女なら何でもわかるだろ!?
アスクを出せ!▼
[シャロン]
ええっ!?
わかるって何がですか!?
出せって言われても…▼
[アシュ]
あのー、僭越ながら
口を挟ませていただきますが、▼
この方のおっしゃるアスクというのは
もしかすると国名ではなくて…▼
[???]
ごちゃごちゃうるせえ!
出さねえってなら
腕ずくで出させてやる!▼
[シャロン]
ええーっ!?
ま、待ってくださいーっ!!!▼

終了後

[シャロン]
きゃあぁああっ!!▼
[アシュ]
シャロン様…!
ご無事でいらっしゃいますか!?▼
[シャロン]
だ、大丈夫です。大丈夫ですけど…
あの人、すっごく強いです!!▼
[アシュ]
はい。私めも多くの強大な英雄たちの
戦いを見てまいりましたが、▼
あの方のお力はそれに勝るとも
劣らないと申しますか…▼
いえ、それよりも私少々
気づいたことがございまして…▼
[???]
だから何をごちゃごちゃ言ってんだ!
アスクを出すのか!? 出さねえのか!?▼
[アシュ]
だ、出しません!
出したくでも出せないのでございます!!▼
[シャロン]
…あっ!
あの人の言うアスクって…!▼
[???]
出せねえってのはどういう意味だ。▼
[アシュ]
あなたがお捜しの…
この王国の守護神、アスク様は
もうおられないのです。▼
…消滅して…しまわれたのです……▼
[???]
アスクが…いない…?▼
[シャロン]
あなたがひょっとして
お兄様たちが話していた…▼
異界のアスク王国を襲撃している
戦士ですか?▼
どうしてこんなことをするんです?▼
[???]
……お前たちに話す義理もねえし、
アスクがいないならここに用もねえ。▼
(白く光る)
[アシュ]
お、お待ちください!
私には用がございます!!▼
[???]
あ? 何だよ。▼
[アシュ]
あなたから感じる強大な力は
私が開神アスク様から
分け与えられたものと同じ…▼
あなたは…ひょっとして、
異界の私ではありませんか?▼
[???]
…はあ? 何言ってんだお前。
頭いかれてんのか?▼
[シャロン]
お口の悪い人ですね…▼
でも、言われてみれば確かに。
あまりに雰囲気が違うので
気がつきませんでしたが…▼
よく見るとお顔もそっくりです…!▼
[???]
こいつとあたしが!?
バカを言え!! どこが似てるって…▼
…え…? …………!?▼
[アシュ]
やはりあなたは異界の私…
開神アスク様の眷属、アシュなのです。▼
[???]
アスクの…眷属……?▼
[アシュ]
あの…あなたはなぜアスク様を
捜していらっしゃるのですか_▼
眷属であるあなたがアスク様と
離れ離れになるというのは、余程の事情が
おありになるのでございましょう。▼
私としては異界の自分であるあなたが
何かお困りなら、お助けするのも
やぶさかでないと思う次第でありまして…▼
[シャロン]
要するに、事情があるなら
わたしたちに話してみませんか?
何か協力できることがあるかもしれません。▼
[???]
話せったって……▼
…あたしには、記憶がないんだ。▼
(暗転)
[アシュ]
なるほど…気がついたら異界にいて、
アスクという名前以外
何も覚えていなかったと…▼
[???]
名前と、僅かな気配だけだ。
でも、あらゆる異界から
同じような気配がしやがる!▼
仕方ないから手当たり次第に
異界を彷徨ってきたって訳だ。▼
[シャロン]
その異界を彷徨うって時点で
普通の人には不可能なんですけどね…▼
[???]
自分が普通じゃないことには気づいていた。
どこにも自分と同じような奴は
いなかったからな。▼
[アシュ]
どこにも…ですか。なるほど。▼
あなたの行かれた異界では
アスク様や私が干渉せざるを得ないほどの
事態は起こっていなかったと。▼
きっとそういうことでありましょう。▼
[???]
ああ。アスクの王族ってやつらには
何度か会ったけど、アスクには
一度も会わせてもらえなかった。▼
[シャロン]
そりゃあまあ、今のようなやり方では…▼
他の異界のわたしたちが
アシュさんにお会いしていたら
また違ったかもしれませんが。▼
[アシュ]
しかし、これで目指すところが明確に
なったと申しますか、解決の糸口が
掴めたと考えてよろしいかと存じます。▼
[???]
あ? 何でそうなるんだ。
この世界のアスクはいねえんだろ?▼
[アシュ]
ですから、手当たり次第に
異界を渡っても無意味でありまして…▼
あなたの生まれ故郷である異界、そこに
おわすアスク様こそあなたの捜し求める
その方かということかと…▼
恐らく、あなたの生まれた異界で何か
のっぴきならない事態が起こり、あなたは
異界に飛ばされたのではと推察いたします。▼
ですので、まずあなたの本来存在した
異界にお帰りになるのが
最優先事項であると思う次第でありまして…▼
[???]
簡単に言ってくれるじゃねえか。
それがわからないからこうして…!▼
[アシュ]
それが…
私には、あなたの本来在るべき異界が
わかるのであります。▼
[シャロン]
本当ですか!? すごいです!▼
[???]
お前…それマジで言ってんのか?
でたらめ言ったらただじゃおかねえぞ。▼
[アシュ]
はい、これはアスク様の眷属としての力。▼
恐らくあなたは記憶を失った影響で
様々な力の使い方もお忘れなのでは
ないかと…▼
[???]
んなことぁどうでもいい!
あたしは帰れるんだな?
アスクに会えるんだな!?!?▼
[アシュ]
はははははいっ!
恐らく可能かと思われます!▼
アスク様…おとうさんに…!▼
[???]
おとうさん?▼
[アシュ]
あ…、私のアスク様が私に
そうおっしゃってくださったのです。▼
あなたのアスク様がどのようにお考えかは
私などが推し量るのもおこがましいと
申しますか…▼
[???]
おとうさん…、あたしの…
家族ってこと?▼
あたしに…家族がいる……?
…おとうさんが……!!▼
[アシュ]
あのー、聞いていらっしゃいます?▼
[シャロン]
まあまあ! いいじゃないですか。
よかったですね、……▼
うーん、こちらの方もアシュさんという
ことになるんでしょうか?
混乱しそうです…▼
[メリアエ]
…メリアエだ。そう呼べ。
名無しも不便だから自分でつけた名だ。▼
[アシュ]
よろしいのですか?▼
[メリアエ]
いい。あたしの…お、お、おとうさんが
アシュって呼ぶなら変える。
その時まではメリアエでいい。▼
[アシュ]
左様でございますか。
ではそのように致しましょう。▼
[シャロン]
ううっ、感動的な親子の
再会になりそうですね!▼
では、さっそくメリアエさんの
故郷の異界に出発しましょう!!▼

追加オープニング

[ハピ]
はあ…きれいな海。
見てるだけでうっとりじゃん。
はあぁ……▼
[コンスタンツェ]
ちょ、ちょっとハピ。
そうため息ばかりつかないでくださる?▼
[ハピ]
なんで? アスク王国では
魔物はよってこないから
ハピ、ため息つき放題なんだけど。▼
[コンスタンツェ]
分かっていても心臓に悪いのですわ。
条件反射というか…▼
[ハピ]
コニーは心配性だね。
はーぁあ……
……ん?▼
[コンスタンツェ]
どうなさったの、ハピ?▼
[ハピ]
なんかあそこ、
海が盛り上がっているような…▼
[コンスタンツェ]
ま、まさか魔物ですの!?▼

追加エンディング

[ハピ]
はーぁあ……▼
[コンスタンツェ]
またため息ですの?
まったく、ため息のせいで
酷い目に遭ったというのに。▼
[ハピ]
遭ってないじゃん。
魔物いなかったし。▼
[コンスタンツェ]
ええ。水泳の練習中の
エイクスルニルで本当に
よかったですけど。気持ちの問題ですわ。▼
[ハピ]
いいじゃん。ため息っていうのは、
うっとりしたときに出るし、
安心したときにも、がっかりした時にも
イライラした時にも出るものなの。
いわば自然な感情の表現なわけ。
それをハピはいっつも
我慢しなきゃいけないんだよ?
かわいそうじゃん。▼
[コンスタンツェ]
自分で言います?
でもまあ…言われてみれば
同情の余地はありますわね。▼
[ハピ]
でしょ? だからハピはここで
思う存分感情を出させてもらってるの。
アビスに帰ったらまた
我慢の日々なんだから。▼
[コンスタンツェ]
わかった、わかりましたわ。
もうお好きになさって。▼
[ハピ]
はーい。はあぁ…▼
(暗転)
[イングリット]
あっ、そっち!
行きましたよ、殿下!▼
[ディミトリ]
でやあっ!▼
[ドロテア]
んもう、優雅に過ごしてたのに
何で魔物と戦わなきゃいけないわけ?▼
[カスパル]
うわぁ、また出た!
勘弁してくれーっ!!▼

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Last-modified: 2025-10-17 (金) 12:11:32
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