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章別会話
戦渦の連戦+78 名作誕生?†
名作誕生?†
オープニング†
- [シルヴァン]
- やあお嬢さん、俺とお揃いの衣装だね。
この長い耳なんてそっくりじゃないか。▼
なんだか運命を感じるなあ。
よかったらもっと君の事を…▼
うわっ、素早い…!
まさにウサギみたいに跳んでっちまった。▼
- [ベルナデッタ]
- なるほど…、ふむふむ…▼
- [シルヴァン]
- …それで、ベルナデッタはそこで
こそこそと何をやってるんだ?▼
- [ベルナデッタ]
- ひゃいいいい!?
な、なんのことですかぁあああ?▼
別になにも、シルヴァンさんを
観察なんてしてませんよぉおおおお!?▼
- [シルヴァン]
- なるほど、俺を観察してるのか。
でも何のために?▼
- [ベルナデッタ]
- それはそのー、あの…
新しい物語のために……▼
- [シルヴァン]
- 物語!? ベルナデッタ、
新作を書いているのか?
へえ、そいつは楽しみだな。▼
- [ベルナデッタ]
- よ、読ませませんよ!?
まだ全然書き始めたばっかりですし…▼
それで、主人公はなにがあっても
くじけないっていう設定にしちゃって…▼
でも、あたしはすぐくじけるから
そういう人のことわからないなーって思って…▼
- [シルヴァン]
- それで俺を?
おいおい、俺はそんなに根性ないぜ。▼
そういう暑苦しいのとは
対極にいると思うんだが…▼
- [ベルナデッタ]
- いえ、あれだけこっぴどく振られても
女の子に向かっていくなんて
大したものですよ。▼
ベルなら一発で心が折れて
一か月は部屋から出られませんから。▼
シルヴァンさんのくじけなさは
すごいです!
自信を持ってください!!▼
- [シルヴァン]
- これは褒められてるのか?▼
終了後†
- [シルヴァン]
- 君のその春の花のような微笑みを
もっと見ていたいんだ。
どうかな、そこでお茶でも…▼
あっ痛! 槍で突っつかれた!
お祭り用のでも結構痛いな! ははは…▼
- [ベルナデッタ]
- これで18人目…
シルヴァンさん、お疲れ様です。
もういいですよ。十分参考になりました。▼
- [シルヴァン]
- は? 何が?
俺は好きで女の子に声をかけてるだけだよ。▼
- [ベルナデッタ]
- ああーそうですか…
それはそれでなんと言えばいいのか…▼
- [シルヴァン]
- 普通、お祭りとなればみんな浮かれて
脇が甘くなるもんだってのに。
ここの女の子たちは手強いよなあ。▼
- [ベルナデッタ]
- でもそれに手をかえ品をかえ
食らいついていくシルヴァンさんは
やっぱりすごいですよ。▼
ベルは新たな人間の一面を
見た気がします。▼
- [シルヴァン]
- おっ! それは新しい物語の
糧になりそうかい?▼
- [ベルナデッタ]
- はい! …多分。おそらくは。▼
- [シルヴァン]
- なんか頼りないなあ…。まあいいや。
完成したら一番に俺に読ませてくれよ。▼
- [ベルナデッタ]
- いやー、それはちょっと…▼
- [シルヴァン]
- おい! ここまでさせといて
そりゃないだろ!?▼
- [ベルナデッタ]
- さ、させといてってシルヴァンさんが
好きでやってるって
先ほど言ったじゃないですかぁあああ!?▼
そもそも最初っから、
参考にさせてはもらいましたけど、
読ませるとは一言も言ってませぇん!!▼
- [シルヴァン]
- …あーあ、俺はベルナデッタの
新しい物語が楽しみだからこそ
張り切って女の子に声をかけ続けたのに…▼
女の子には相手にされない、
物語は読ませてもらえないなんて
散々だぜ……▼
- [ベルナデッタ]
- シ、シルヴァンさん。
シルヴァンさん…?▼
本気で落ち込んじゃったんでしょうか?
あのくじけないシルヴァンさんが…▼
うう、やめてくださいぃいい!
ベルの罪悪感を煽るのはぁあああ!!▼
- [シルヴァン]
- じゃあ読ませてくれるか?▼
- [ベルナデッタ]
- うっ…ぐ…ぎぎ……
原稿の、い、一枚目くらいなら……▼
- [シルヴァン]
- それで読めるのは題名くらいだろ。
そうだな…、三十枚くらいか?▼
- [ベルナデッタ]
- じ、十枚で…▼
- [シルヴァン]
- 二十枚。▼
- [ベルナデッタ]
- うぅ…わかりました。
二十枚までお見せします…▼
- [シルヴァン]
- やった! 交渉成立だな。▼
- [ベルナデッタ]
- ふ、ふーんだ!
かかりましたねシルヴァンさん。
これはベルの作戦なんです。▼
最初の二十枚は序章で、
物語が動き出すのは二十一枚目から
なんですよーっだ!▼
…と、なる予定です。今決めました。▼
でも、あれ? じゃあ全体はえーっと…
ものすごく長くなっちゃう…?▼
- [シルヴァン]
- ああ、それでいいよ。
長けりゃ長いほど俺は大歓迎だからな。▼
- [ベルナデッタ]
- だからそれ以上は読ませませんって!▼
- [シルヴァン]
- そん時はまたどうにかして
読ませてもらうさ。今みたいにね。▼
- [ベルナデッタ]
- ……っ……!
や、やられた……▼
シルヴァンさんって…
どうしてその要領の良さを
女の子に応用できないんですかぁ…?▼
ベルはいっそ不思議になってきました。
人間って…奥深いなあ……▼
コメント
Last-modified: 2024-04-08 (月) 06:29:24