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章別会話

戦渦の連戦+74 虚無が、悪夢を 結

虚無が、悪夢を 結

オープニング

[アイト]
…………▼
(白く光る)
[フレイヤ]
…………▼
[プルメリア]
え…?▼
アイト…いえ…
あなたは…▼
[フレイヤ]
…思い出しました。▼
幼い頃の私は、
皆に嘲笑われ、泣いてばかり。
お兄様だけが私に優しくしてくれた…▼
私が愛する相手は、
お兄様だけ…▼
私はフレイヤ。
悪夢の女王フレイヤ。▼
[プルメリア]
フレイヤ様…
フレイヤ様っ…!▼
[スカビオサ]
本当に…ああ…
フレイヤ様…!▼
[フレイヤ]
アイトは幼い頃の私…
今もここに…私の中にいます。▼
プルメリア。
アイトだった私は、あなたにずいぶん
世話を焼かせてしまいましたね。▼
[プルメリア]
あ…そ、その節は、
大変な無礼を…
申し訳ありません…!▼
[フレイヤ]
良いのです。
おかげで私は
自分を思い出せたのですから。▼
さて…▼
[ギンヌンガガプ]
…………▼
[フレイヤ]
残念でしたね、虚無の王。
本当、哀れでなりません。▼
アイトだった私を
討つ力さえないあなたは、
私の偽物で猿芝居をした挙句…▼
私の夢の中で、
私に殺されるのですから。▼
[ギンヌンガガプ]
──許可しない。▼
悪夢の女王フレイヤ。
お前の力は失われている。
あの人間たちに敗北した時に。▼
今のお前に
私を討つことなどできはしない。▼
[フレイヤ]
では、あなたに見せてあげましょう。▼
本当の悪夢を。▼

終了後

[ギンヌンガガプ]
悪夢の女王フレイヤよ。
よく噛みしめるがいい。▼
これこそが、現実。▼
[フレイヤ]
…そんな…
…私が…▼
[ギンヌンガガプ]
やはり貴様は力を失った。
人はもはや夢など見ない。
貴様の力など残ってはいない。▼
夢の滅びと共に
冷たき鋼の露と消えよ!▼
(赤く光る)
[フレイヤ]
ああぁぁっ!▼
[ギンヌンガガプ]
妖精たちよ、とくと見よ。
この決着こそが、現実──▼
(白く光る)
[フレイヤ]
──いいえ、悪夢よ。▼
[ギンヌンガガプ]
!?▼
…な…
…貴…様…▼
[フレイヤ]
そして悪夢は、
永遠に終わらない──▼
(白く光る)
[ギンヌンガガプ]
…ぐ…ぁっ…!?
ば…馬鹿…な…▼
…許可…しない…▼
これは…
こんなことは…
あってはならない…▼
夢は…逃避…
夢に…現が負けることなど…
…あっては…▼
(白く光る)
[ギンヌンガガプ]
…あああああああぁぁぁぁっ…!▼
[フレイヤ]
…夢こそすべて。
私には現実など無用です。▼
[プルメリア]
フレイヤ様!
ああ、良かったです…▼
[スカビオサ]
…さすが、フレイヤ様です。▼
[フレイヤ]
プルメリア、スカビオサ…
困った子たちね。
好きに生きなさいと言ったのに…▼
あなたたちはずっと、
私のために…▼
…でも、嬉しい。▼
[プルメリア]
フレイヤ様…!▼
[スカビオサ]
はい、私たちも…同じ気持ちです。▼
[ピアニー]
あ、あの、フレイヤ様。▼
[フレイヤ]
何かしら?▼
[ピアニー]
アイトは、あの子はどこに…▼
[フレイヤ]
あの子は、幼い頃の私…
今はもう存在しない、
私の恥ずべき過去にすぎません。▼
あの子に
会いたいというのですか?▼
[ピアニー]
はい。
私にとっても、みんなにとっても、
とっても大切な子だから…▼
[フレイヤ]
……。
私にとっては
過去の恥部を晒すことになりますが…▼
それでも、あの子もまた
私であることに変わりありません。▼
いいでしょう。
夢の世界では、
私こそが支配者…▼
さあアイト、
私の前に現れなさい。▼
(白く光る)
[アイト]
ピアニー…!▼
[ピアニー]
アイト…!
良かった。▼
[ルピナス]
みんな無事で良かったですぅ~
これでもう安心ですぅ…
すやすや……▼
[フレイヤ]
スカビオサ、プルメリア…▼
あなたたちは私を蘇らせた。
天上は、あなたたちに
契約の対価を求めるでしょう。▼
[スカビオサ]
…やはり、ご存じだったのですね。
はい…覚悟はできています。▼
[プルメリア]
フレイヤ様のためでしたら、
私たちはどんな恥辱でも…▼
[フレイヤ]
いいえ。
そんなことは許しません。▼
あなたたちに
命令できるのは、私だけ。▼
たとえ天上と争おうとも、
創造主を敵にしようとも。▼
あなたたちの主は私です。
いいですね?▼
[プルメリア]
フレイヤ様…ああ…
さすがフレイヤ様です…!▼
[スカビオサ]
はい…承知しました。▼
私たちのすべては、
フレイヤ様のために…▼

追加オープニング

[ディミトリ]
さて…冬祭りの使者の役目、
しっかり務めねばな。▼
…ん? なにやら広場の方に
知った顔が集まっているな…?▼
(暗転)
[シルヴァン]
聞いたか?
今年の冬祭りの使者、
殿下らしいぜ。▼
[イングリット]
随分意外な人選ね。
楽しみだわ…▼
[フェリクス]
…目が笑ってるぞ。▼
[イングリット]
そ、そんなことないわよ?▼
[メルセデス]
ディミトリ、私たちに
何を届けてくれるのかしら?
楽しみだわ~▼
[アネット]
殿下があたしたちに選んでくれた
贈り物かあ…▼
…武器かな?▼
[ドゥドゥー]
…………▼
[シルヴァン]
まさか、いかに殿下といえども
そこまで極端でもないだろ。…多分。▼
[イングリット]
どうしましょう、朝起きたら
枕元に槍が置いてあったら…▼
[アネット]
枕元は無理なんじゃない?
こう…添い寝するみたいに
縦に置かなきゃ。▼
[シルヴァン]
嫌な聖夜だな…▼
(暗転)
[ディミトリ]
…好き放題言ってくれるな。▼
確かに、贈り物選びに
自信がある訳ではないが。▼
明日の朝どんな感想を
抱かれるんだろうか…。▼

追加エンディング

[メルセデス]
まあ~、可愛いクマのお人形!
嬉しいわ~▼
[アネット]
やったー!
この楽譜、欲しかったんだー!▼
[フェリクス]
切れ味のよさそうな短剣だ。
フン…悪くない。▼
[イングリット]
よかった、みんな素敵な贈り物を
もらえたみたいね。▼
[ディミトリ]
どうだ? 俺からの贈り物は。▼
[シルヴァン]
殿下! いやあ、見直しましたよ。▼
[アネット]
ありがとうございます、殿下!▼
[ディミトリ]
そうか。喜んでくれたなら何よりだ。
俺も無事に冬祭りが終わって
ほっとした。▼
[シルヴァン]
おっと、まだ終わってませんよ。▼
[ドゥドゥー]
殿下、これを…▼
[ディミトリ]
? これは…?▼
[イングリット]
みんなで選んだ、殿下への贈り物です。▼
[メルセデス]
ディミトリは今回使者の役だから、
自分への贈り物は
用意してないでしょう~?▼
[ディミトリ]
そうか…
ありがとう、みんな。▼
[シルヴァン]
…あれ? 殿下、
その贈り物はどうしたんです?▼
[ディミトリ]
ああ、これは先生から
もらったんだ。▼
[イングリット]
えっ、先生から?▼
[アネット]
殿下だけですか?
いいなー!▼
[ディミトリ]
いや、これは冬祭りの使者の
役目を果たした褒美のようなものだ。
それに俺だけという訳では…▼
[メルセデス]
まあまあ、その話は
ご馳走を食べながらゆっくり聞きましょう~▼
冬祭りはまだまだ、
これからが本番なんだから~▼

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Last-modified: 2024-04-08 (月) 05:03:33
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