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章別会話

戦渦の連戦+71 虚無が、悪夢を 3

虚無が、悪夢を 3

オープニング

[ピアニー]
うーんと…こっち。
スカビオサとルピナスは、
たぶんこの先に…▼
[ルピナス]
ふぇぇぇぇ~!
だ、だれか~
たすけてくださいですぅ~…!▼
[ピアニー]
あ、ルピナス!▼
[ルピナス]
ピアニー~…
会えて良かったですぅ~▼
でもでも
スカビオサが…たいへんなんですぅ…
ひどいけがして…▼
[スカビオサ]
…ぅ…っ……▼
[ピアニー]
スカビオサ!▼
羽根が…
ひどい、こんな…▼
[スカビオサ]
…私のことなら…平気…
それより…
フレイヤ様を…探すの。▼
虚無の王には…
私たち妖精では…勝てない。▼
でも、すべての夢の王となられた
フレイヤ様なら、きっと…▼
[アイト]
…で、でも、虚無の王は仰っていたわ。
たとえ女神フレイヤでも
自分を討つことはできないって…▼
[ルピナス]
あれれ? この子はどなたですか~?
もしかして、
あなたも夢の迷子ですか?▼
[ピアニー]
この子はアイト。
気がついたらこの世界にいたの。
私たちとおんなじ、そうよね?▼
[アイト]
え、ええ…▼
[ピアニー]
? どうしたの?▼
怖がらなくても平気よ。
この二人はスカビオサとルピナス。
私たちの仲間なの。▼
[アイト]
そう、そうだと思うけど…
あ、あの、あなたたちに
伝えたいことがあるの。▼
で、でも
私は敵じゃないから…信じて。
私を見捨てないで…▼
[ピアニー]
ええ、もちろんよ。▼
[アイト]
あなたたちは
仲間と出会えて、安心してる…
でも、気をつけて。▼
仲間だと思っていても、
それは、恐ろしい【夢喰い】が
化けた姿かもしれないから…▼
[ピアニー]
【夢喰い】…?▼
[アイト]
【夢喰い】は虚無の怪物…
虚無の王のしもべなの。▼
【夢喰い】は姿がない。
夢に巣食い、夢の中で
なんにでも化けてしまう…▼
そして、夢見る人を騙して、
夢をばらばらに壊してしまう…▼
[ピアニー]
ひどいわ…そんな悪い虚無がいるのね。
気をつけなくちゃ。
教えてくれてありがとう、アイト。▼
[アイト]
もしかしたら…
【夢喰い】はもう、
私たちの中にいるのかも…▼
[ピアニー]
え…?▼
[ルピナス]
…ふぇ?▼
[スカビオサ]
…………▼
[プルメリア]
…待ってください。
なぜ今まで
その話をしなかったのですか?▼
[アイト]
ご、ごめんなさい…
私が疑われるかもって、怖くて…
なかなか言い出せなかったの。▼
[プルメリア]
…それとも、
私たち妖精を互いに疑わせて、
疑心暗鬼にさせるためですか?▼
[アイト]
ち、ちがうわ…
私はただ…
あなたたちの役に立ちたくて…▼
ご、ごめんなさい…
怒らないで…
見捨てないで…しくしく…▼
[ピアニー]
泣かないで、アイト。
私、信じるわ。
あなたはとっても良い子だもの。▼
安心して。
悪い【夢喰い】さんが出てきたら、
みんなでやっつけてあげる。▼

終了後

[アイト]
しくしく…▼
[プルメリア]
もう、いつまで泣いているのです。▼
[アイト]
だって…あなたは…
私を敵だって疑って……▼
[プルメリア]
当然です。あなたの話が本当なら、
私たちの中に、虚無が潜んでいるかも
しれないのですから。▼
それくらいのことで泣くなんて…
あなたは心が弱すぎます。
まるで子供の頃の…▼
[アイト]
子供の頃の…?▼
[プルメリア]
…あなたは、昔の私が…
知っている子供と似ています。
だから見ていると、いらいらします。▼
もっと、心を強く持ちなさい。
そんなことではこの先、
自分一人で生きていくことも…▼
[アイト]
わかってるわ…
私みたいな弱虫は…
生きてたって…どうせ…▼
[プルメリア]
…………▼
…仕方ありません。
私は子供が泣くのは嫌いです。
ですから特別に、本当に特別に…▼
私が誰よりも敬愛する
フレイヤ様のお言葉を
あなたに授けてあげます。▼
[アイト]
フレイヤ…様…?▼
[プルメリア]
ええ。
かつて、フレイヤ様は
私に教えてくださいました。▼
『泣いて、何になるというの?』▼
『辛いのなら、悲しいのなら、
 あなたが変えてしまえばいいの』▼
[アイト]
…………▼
[プルメリア]
わかりますか?
この一言に秘められたフレイヤ様の
気高さ、強さ、そして優しさ…▼
[アイト]
ご、ごめんなさい…
それはよくわからないけど…▼
でも、ありがとう。
今の言葉はきっと…
私を励ましてくれたのね。▼
私は、自分で変えないと…
変わらないと…▼
[プルメリア]
そうです、その気持ちです。▼
さすがはフレイヤ様のお言葉です。
人の心まで変えてしまう…▼
[アイト]
私…がんばるわ。
私にできることで…
あなたたちを助けたい。▼
ねえ、プルメリア。
あなたを…抱きしめていい?▼
[プルメリア]
え…? え…?
そ、それは…▼
フレイヤ様のお言葉に
感極まったのはよくわかりますが、
私にそこまでの愛情を抱くのは…▼
[アイト]
違うの、誤解しないで。▼
私には…うまくいえないけれど、
力があるの。
なぜかはわからないけれど…▼
その力を、
あなたたちに分けてあげることが
できるかもしれないの。▼
[プルメリア]
力を…?
そんなことができるのは神々だけです。
あなたは一体…?▼
[アイト]
私にもわからないわ。ぼんやりしていて…
でも、信じて。
私も、あなたたちの仲間でいたいの。▼
[プルメリア]
わかりました。
フレイヤ様のお言葉で決意した
あなたを疑いはしません。▼
…抱きしめるんでしたね。
ど、どうぞ。
好きにしてください…▼
[アイト]
ありがとう、プルメリア。▼
(白く光る)
[プルメリア(魔器)]
…ああ…あ…
…この…感覚…▼
まるでフレイヤ様とフロージ様から
夢の蜜を授かった時のような…
とろけるような…恍惚…▼
(白く光る)
[プルメリア]
私の体の中に…
新たな夢の力…
アイト…これは…?▼
[アイト]
待って、
向こうから誰か…▼
[プルメリア]

アイト、私の後ろに
もしかすると虚無の王が…▼
[???]
プルメリア…
そこにいるの?▼
[プルメリア]

その声は…まさか…▼
まさか…ああ…!▼
[フレイヤ]
やっぱり、あなたなのね。
プルメリア。▼
[プルメリア]
フレイヤ様…!▼

追加オープニング

[ダグ]
そーれっ! びゅんびゅーん!▼
[カチュア]
わあ、凧があんなに小さく…!
すごいわ、ダグ王女。▼
[ダグ]
へへっ、あたしタッパがあるから
風に乗せやすいんだ~。▼
あーあ、あたしもあの凧みたいに
空を飛べたらなあ。
カチュアがうらやましいよ。▼
[カチュア]
じゃあ、私のペガサスに乗ってみる?▼
[ダグ]
それはペガサスちゃんが
かわいそうだから遠慮しとく…▼
[カチュア]
うふふ…。でも確かに
空を飛ぶのって気持ちいいわよ。▼
もやもやした気分も
その時だけは忘れられるの。▼
[ダグ]
へー、カチュアっていつも
落ち着いて見えるけど、
モヤモヤすることあんの?▼
[カチュア]
それは…あるわよ。
いろいろ…▼
[ダグ]
何々? 話してごらんよ~
誰も聞いてないからさ~▼

追加エンディング

[ダグ]
っかー!
そりゃ切ないねえ。
片思いかあ…▼
[カチュア]
ダグ王女! しーっ!
声が大きいわよ…!▼
[ダグ]
だーいじょうぶ。
風の音で聞こえないって。▼
でも…うーん、ダグちゃん
そういうの苦手なんだよね。
いいこと言ってあげらんないわぁ…▼
[カチュア]
いいのよ、どうにかしようなんて
思ってないもの。▼
ただ待っているの。
あの人を見ても胸が痛まない…
そんな日が来るのを。▼
[ダグ]
いやっ切ない!▼
んもぅカチュアったら
いじらしいんだから。
抱きしめちゃう!▼
[カチュア]
く、苦しい…
あっ、ダグ王女!
凧が……!▼
[ダグ]
ありゃ~、飛んでっちゃった。
まいっか。▼
カチュア、あんたの気持ちもさ、
あんなふうに
飛んで見えなくなる日がくるよ。▼
そんで、凧揚げして楽しかったな~って
気持ちだけ残るよ。きっと。▼
[カチュア]
そうかしら…
そうだと…いいな……▼

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Last-modified: 2024-04-08 (月) 00:47:23
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