[広告]

章別会話
戦渦の連戦+61 生と死の王女 結†
生と死の王女 結†
オープニング†
- [ガングレト]
- 何をひとりでぶつぶつ言っているのです。
死を目前にしてお祈りですか?
それくらいは許して差し上げましょう。▼
私はまだまだ、ヘル様ほど
無慈悲になりきれませんから…
ふふ、お恥ずかしいことに。▼
- [エイル(開花)]
- …………▼
- [ガングレト]
- もうよろしいので?
では今度こそ終わらせましょう。▼
そして、あなたの命をいただいて
私は今度こそ真の死の国の王となる。▼
- [エイル(開花)]
- お母様のように…
あなたも私の死を力にするのね。
いいわ、そうしたければそうして…▼
でも私も、このまま
引き下がるわけにはいかない。▼
刺し違えてでも…
あなたを倒す……!▼
- [ガングレト]
- 健気なことですね。
そうまでしてあなたに何の得があるのか…▼
ああ、そういえば
ヘル様が封印していたあの魂…
あれは…▼
- [エイル(開花)]
- え…?▼
- [ガングレト]
- …なんでもありません。
死にゆくあなたには
無用なことです。▼
さあ、お喋りは終わりです!▼
- [エイル(開花)]
- いきましょう、ユーミル!▼
- [ユーミル]
- ええ…!▼
終了後†
- [エイル(開花)]
- …あ……あぁ……▼
- [ガングレト]
- …くうっ…! ここまで…
苦しめられるとは…予想外でした…▼
早く…王女の死を…
命を…取り込まないと…
私の体が持ちません……▼
- [エイル(開花)]
- ……!▼
- [ガングレト]
- エイル王女、覚悟…!▼
- (赤く光る)
- [エイル(開花)]
- …あ……、……▼
- [ガングレト]
- ああ…なんて生命力に満ち溢れた命…!
これが生の国の力…!?▼
ふふ…ふふふ…
礼を言いますよ、エイル王女。▼
これで私は
強く完璧で無慈悲な王になれる…!▼
- [ユーミル]
- …そうはさせないわ。▼
- [ガングレト]
- !? 誰です!▼
いや、この声は…
私の中から…!?▼
- [ユーミル]
- 私はユーミル。生の国の竜…
あなたには見えなかったでしょうけど
私はずっとエイルの中にいたの。▼
あなたはエイルの命と共に
私も自分の中に取り込んでしまったのよ。▼
- [ガングレト]
- 何ですって…!?▼
- [ユーミル]
- 本当はこんなことしたくなかった…
でも、どんな手を使ってもあなたを倒す。
それがエイルの望みだもの。▼
だから私たちは無謀と分かっていて
あなたに挑んで、そして敗れたのよ。▼
あなたにエイルの命を、
私を取り込ませるために。▼
- [ガングレト]
- 何…!? まさかお前は…
内側から私を破壊するために…!?▼
- [ユーミル]
- …エイル、ごめんなさい。
何度も何度も苦しめて。
でも、これで終わらせるから…▼
- [ガングレト]
- 馬鹿な…! やめて……!
ヘル様……!!▼
- [ユーミル]
- さようなら、エイル。
さようなら、懐かしい生の国のみんな…▼
…これであなたも自由になれる…
あなたなら…どうするのかしら……▼
- (白く光る)
- [エイル(開花)]
- …う……▼
- [スラシル]
- 気がついたみたいよ。▼
- [リーヴ]
- …エイル王女。
約束を守ってくれたのだな。▼
- [エイル(開花)]
- ! リーヴ、スラシル…▼
どうして…?
私はガングレトを倒すために
今度こそ死んだはず…▼
- [スラシル]
- ええ。だから私たちは解放された…
礼を言うわ、エイル王女。▼
- [リーヴ]
- …倒れているあなたを
ここで見つけた時、
そばに佇む女性の幻を見た。▼
- [エイル(開花)]
- ! ユーミル…
ユーミルね!?▼
- [リーヴ]
- …? いや。▼
その女性は違う名前を名乗り…
あなたの母親だと。▼
- [エイル(開花)]
- !? 私の…母親…?▼
…あ…!
もしかして、お母様が封印していた
最後のひとつの魂というのは…!▼
- [リーヴ]
- 彼女は生の国の王妃だといった。▼
ガングレトの死によって解放されたが…
その命を、娘のあなたに与えたと…▼
- [エイル(開花)]
- だから私は生きているの…?
そんな…▼
- [スラシル]
- 彼女から伝えるように頼まれたの。
あなたをずっと愛してるって。
そう言って消えてしまった…▼
- [エイル(開花)]
- …お母様…
私の…本当のお母様…▼
何も…顔も覚えていないのに…
命を捨てて私を救ってくれた…▼
ユーミルもお母様も…
私のために……▼
- [リーヴ]
- …そう思うのなら
彼らに恥じないよう生きることだ。▼
今のあなたには…
その力があるように思う。▼
- [エイル(開花)]
- …ええ。そうね。
そうするしか…ないわよね……▼
…リーヴ、スラシル。
あなたたちはこれから…、…え?▼
- (暗転)
- [エイル(開花)]
- …消えてしまったわ。▼
リーヴ、スラシル…
彼らもお母様によって
大きく運命を狂わされた。▼
でも、その運命に抗って
戦い続けている…▼
私も悲しんでばかりではいられない。▼
二人から受け取ったこの命で
未来のために…
みんなのために生きるわ。▼
そしていつの日か
生の国を蘇らせたい…▼
どうすればいいか
今はまだわからないけれど。▼
そうしたら、ユーミル…
きっとあなたにまた会えるような
気がするの。▼
…不思議だわ。こんなふうに
未来に希望を持てるなんて…▼
きっとあなたが
私に中に生きているからね。
それに本当のお母様も…▼
もう大丈夫。
私はひとりではないのだから。▼
さあ、一緒に帰りましょう。
ヴァイス・ブレイヴへ。
私の仲間たちの元へ…▼
追加オープニング†
- [シャロン]
- お兄様、早く早く!
こっちです!▼
- [アルフォンス]
- 待ってくれ、シャロン。
そんなに走ったら
雪ですべって転んでしまうよ。▼
- [シャロン]
- …あれ? いない。
おかしいですねえ。▼
ザカリアさんそっくりの
冬祭りの使者さんがこちらに
歩いてくるのが見えたんですが…▼
- [アルフォンス]
- やっぱり見間違いじゃないか?
ザカリアがこういう祭りに
参加するとは思えないし。▼
- [シャロン]
- でも、もしかしたら
もしかするかもしれないじゃ
ないですか!▼
例え異界のザカリアさんでも、
わたしは…会いたいです。▼
- [アルフォンス]
- シャロン…
そうだね。僕も会いたいよ。▼
よし、じゃあ手分けして捜してみよう。
僕はあっちを見てみるよ。▼
- (暗転)
- [ブルーノ]
- …………▼
追加エンディング†
- [シャロン]
- はっくしゅん!
はあ…いませんね、ザカリアさん。▼
- [アルフォンス]
- シャロン…、もう帰ろう。
夜もふけてきたし、
風邪をひいてしまうよ。▼
- [シャロン]
- お兄様…、でも…
…わかりました。▼
やっぱり…
見間違いだったんでしょうか…▼
- (暗転)
- [シャロン]
- お、お兄様、お兄様ー!
見てください、この贈り物!!▼
- [アルフォンス]
- シャロンのところにも?
僕の枕元にも、これが
届いていたんだ。▼
- [シャロン]
- 差出人の名前のない贈り物…
お兄様、これって…!▼
- [アルフォンス]
- ああ、多分…
僕もそう思うよ。▼
- [シャロン]
- やっぱりあの使者さんは…
わたしたちに贈り物を
届けに来てくれたんですね…!▼
- [アルフォンス]
- 会って話すことはできなかったけど…
ザカリアらしいな。▼
- [シャロン]
- はい!
わたし、嬉しくて胸がいっぱいです!▼
- [アルフォンス]
- ありがとうザカリア。
おかげで忘れられない冬祭りになったよ。▼
また…いつか会いたいな……▼
コメント
Last-modified: 2024-04-04 (木) 05:35:52