章別会話/戦禍の連戦＋６０　生と死の王女　５

戦渦の連戦＋６０　生と死の王女　５†

[エイル（開花）]: …着いたわ。
お母様のお城…今はガングレトが
王として君臨している…▼
でもユーミル、
もうここへ来てしまっていいの？▼
生の国の民の魂は
まだ全部集まっていないんじゃない…？▼
[ユーミル]: いいのよ。
だって最後のひとつは
この城に封印されているんだもの。▼
[エイル（開花）]: この城に封印…
それは…ヘルのお母様が…？▼
[ユーミル]: ええ。多分…▼
[エイル（開花）]: でもどうして…？
その魂の持ち主は…▼

[エイル（開花）]: ！！▼
[ガングレト]: 思ったよりもしぶといですね、
エイル王女。▼
あの死兵…
リーヴは何をしているのです？
まさかあなたに敗れた…？▼
[エイル（開花）]: …さあどうかしら。
私はもう、あなたに敗れた時の
私とは違う…▼
今度こそあなたを倒して、そして
みんなを救ってみせる…！▼
[ガングレト]: 愚かなことを…
生の国の力を得たとて、
所詮ヘル様に滅ぼされた軟弱な国。▼
そのヘル様の力を受け継いだ私に
敵う訳がありません。▼
覚えの悪いあなたに
今一度教えて差し上げます！▼

[エイル（開花）]: …ああっ…！▼
[ガングレト]: 身の程を理解できましたか？▼
[エイル（開花）]: …これほどまでに…強大だなんて…
これが…お母様の力……▼
[ユーミル]: エイル！
もういいわ、逃げましょう！▼
これ以上戦ったら
本当に殺されてしまう…！▼
[エイル（開花）]: …でも…リーヴたちが…！
それに、最後の魂も
このままでは封印されたままだわ…▼
[ユーミル]: エイル…でも……
あなたがまた死んでしまったら、私……！▼
[エイル（開花）]: そんな悲しい顔をしないで、ユーミル。
私はいつか決着をつけなければ
いけなかったのよ…▼
死の国の、お母様の娘だった自分と…▼
そのためには何があっても彼女を、
ガングレトを倒さなければ…▼
[ユーミル]: …わかったわ。
エイルがそこまで覚悟しているなら
もう何も言わない。▼
悩んだけど…私に考えがあるの。▼
[エイル（開花）]: ユーミル？▼
[ユーミル]: エイルにはまた辛い思いをさせて
しまうけれど…
私に任せてくれる？▼
[エイル（開花）]: …ええ。
それでみんなを救うことができるなら
何も怖くない。▼
それにユーミル…
あなたを信じているから。▼

[セルジュ]: うふふ…
お祭りって楽しいわね、
ミネルヴァちゃん。▼
あら？　どうしたの。
何だかミネルヴァちゃん、
今日は朝から落ち着きがないわね…▼
え？　飛竜の殿方がたくさんいるから
ソワソワしちゃう…？▼
まあ…！　そうね。▼
こんなにいるなら、ミネルヴァちゃんの
お眼鏡にかなう飛竜の殿方が
いるかもしれないわよね。▼
よし！　まかせてちょうだい。▼
今日こそミネルヴァちゃんに
ふさわしい、素敵な飛竜の殿方を
見つけましょう。▼

[セルジュ]: はあ…
ごめんなさい、ミネルヴァちゃん。▼
せっかく気に入った
飛竜の殿方がいたのに
もうパートナーがいたなんて…▼
ミネルヴァちゃんに
幸せになってほしくて
頑張ったのに、残念だわ…▼
…あら、うふふ…▼
慰めてくれるの？　ミネルヴァちゃん。
ありがとう。優しくて可愛くって、
あなたは世界で一番の飛竜よ。▼
私が落ち込んではいられないわね。
任せて！　必ずあなたに
最高のパートナーを見つけてみせるから。▼
でも…それまでは、
ふたりでこうしているのも
悪くないわよね。▼
ふふ、ミネルヴァちゃんも賛成？
じゃあさっそくふたりで
お散歩に行きましょうか。▼
空から見るお祭りも
きっと綺麗で楽しいわよ。▼