[広告]

章別会話
戦渦の連戦+56 生と死の王女 1†
生と死の王女 1†
オープニング†
- [???]
- …エ…ル…、
エイル…様……▼
- [エイル]
- …誰? 誰なの?
私を呼ぶのは……▼
! ここは…死の門…?▼
- [ガングレト]
- お久しぶりです、エイル様。▼
- [エイル]
- あなたは…ガングレト…!?
お母様の下女だった…▼
- [ガングレト]
- 覚えておいででしたか。
如何にも。私は偉大なる死の女王、
ヘル様にお仕えしておりました。▼
──しかしヘル様は
アスク王国の特務機関と…
あなたによって討たれた。▼
- [エイル]
- …………▼
- [ガングレト]
- 死の国には今、無秩序に
死者の魂が漂っています。▼
嘆かわしい…
王亡き王国のなんと虚しい事か。▼
- [エイル]
- それで…あなたは私に
何を告げにきたの…?▼
まさか、死の国に戻って
お母様の跡を継げと…?▼
- [ガングレト]
- それは自意識過剰というものです。
ヘル様をその手で討ったあなたに
死の国を継承する権利などありません。▼
- [エイル]
- じゃあ何なの…?▼
- [ガングレト]
- それは…これが答えです。▼
- [エイル]
- !!▼
- (白く光る)
- [ガングレト]
- ──かわしましたか。
多少はアスクの特務機関で
鍛えられたようですね。▼
- [エイル]
- 何を…!?▼
- [ガングレト]
- 知れたこと。
エイル王女…
あなたには死んでいただきます。▼
終了後†
- (赤く光る)
- [エイル]
- !! …あ……▼
- [ガングレト]
- あなたの負けです、エイル様。
これで私が死の国の王となれる。▼
- [エイル]
- あなた…が……?▼
- [ガングレト]
- ええ。誰かがあの死者たちを
管理し統制しなければなりません。▼
しかし、偽りとはいえヘル様の
娘であったあなたが存命のまま▼
私が女王となれば
納得しない者もいるでしょう。▼
だから、あなたを片づける必要が
あったのです。▼
- [エイル]
- そん…な……▼
- [ガングレト]
- さあ、早く戻らなければ。
おやすみなさい、エイル様。
──永遠に。▼
- [エイル]
- …あぁ……
…エクラ……▼
- (暗転)
- [???]
- …ル、エイル!
ねえ、起きて…!▼
- [エイル]
- …う……▼
私…生きてる…?
どうして……▼
- [ユーミル]
- よかった。うまくいったようね。▼
- [エイル]
- ? あの…
あなたは…誰…?▼
- [ユーミル]
- あ…そうよね。覚えていないわよね。▼
じゃあ初めまして。
私はユーミル。▼
あなたの本当の故郷、
生の国ユーミルの竜。▼
- [エイル]
- 生の国の…竜…?▼
- [ユーミル]
- そう。あなたは覚えていないかも
しれないけど、とても仲良しだったのよ。▼
生の国のお城で、
王様と王妃様とあなたと…▼
小さい頃のあなたはいつも笑っていて
とっても可愛かった。▼
- [エイル]
- 王様と王妃様…
私の…本当のお父様とお母様…?▼
信じられない…
何も覚えていないもの…▼
- [ユーミル]
- そう…。分かっていたけど寂しいわ…
でも、私はずっとエイルを
思っていたわ。▼
エイル達がヘルを倒してくれたから
こうして会いに来られたの。
でも…少し遅かったみたい…▼
- [エイル]
- ! そうだわ…
私はガングレトに殺されたはず…
どうして生きているの?▼
- [ユーミル]
- 私の命をあなたにあげたの。
助かるためにはそうするしか
なかったから…▼
- [エイル]
- え…!? でも、あなたはこうして
私の前にいるわ。会話だって…▼
- [ユーミル]
- ふふ…それはね。
エイルにしかできないの。▼
今の私はエイルにしか見えないし
声もあなたにしか聞こえない。
私はあなたの中にいるのよ。▼
- [エイル]
- …そんな…
私のために…そんなことを……▼
- [ユーミル]
- 悲しい顔しないで。
エイルのためだったら
こんなこと何でもないわ。▼
だって…エイルが苦しんできたのは
私のせいだもの…▼
- [エイル]
- え…?
どういうこと…?▼
追加オープニング†
- [ニフル]
- …暑い…
何という暴力的な日差し…▼
なぜ人間たちはあのように
日差しに身をさらせるのでしょう。
あんなにはしゃいで…▼
人間とは…
本来このような地を
望むものなのでしょうか…▼
- [スリーズ]
- あら?
あなたはもしかして…▼
- [ユルグ]
- 氷神ニフル様?▼
- [ニフル]
- ! あなたたちは…▼
私の血を感じます。
あの娘…フィヨルムの
血族ですか?▼
- [スリーズ]
- ええ、そうです…!▼
私はフィヨルムの姉
スリーズと申します。
こちらは妹のユルグ。▼
このような出で立ちで失礼いたします。
日夜祈りを捧げているニフル様に
まさかここでお目にかかれるなんて…▼
- [ユルグ]
- ニフル様、はじめまして!
ユルグです!▼
- [ニフル]
- …………▼
追加エンディング†
- [スリーズ]
- ニフル様は
泳がれないのですか?▼
- [ニフル]
- この悪意の塊のような日差しは
私には適していません。▼
しかし…この賑わいを見ると
人はこのような地こそを
求めているように感じます。▼
雪と氷に閉ざされたニフルは
あなたたちにとっては
さぞ生き辛いことでしょう。▼
- [ユルグ]
- そんなことないよ!
海も楽しいけど、
わたし、ニフルがだいすき!▼
- [スリーズ]
- 確かに雪の中での生活は
易しいものではありません。▼
でも、その中ではぐくまれた
ニフルの文化や伝統、
寒さに身を寄せる温かさ…▼
私たちは
そんなニフルの暮らしを
愛しています。▼
- [ニフル]
- …ですが、
私がフヴェルに血を与えたことで…▼
あなたたちは雪と氷の中に
生きざるを得なくなった…
ともいえるかもしれません。▼
- [スリーズ]
- ニフル様…
フィヨルムの言っていた通り、
お優しい方なのですね。▼
- [ニフル]
- …お黙りなさい。
姉妹揃って氷で
頭を冷やさせますよ。▼
- [スリーズ]
- ニフル様がそのように人を遠ざけるのは
きっと事情がおありなのでしょう。▼
でも、どうかお心を痛めないでください。
私たちは二フルに生まれて
本当に幸せなのですから。▼
- [ニフル]
- …………▼
- [ユルグ]
- ねえニフル様!
いっしょに遊びましょ?▼
- [スリーズ]
- まあユルグ、おくつろぎのところを
邪魔してはダメよ。
さあ、行きましょう。▼
- [ユルグ]
- えー…▼
- [ニフル]
- 待ちなさい。
これを。▼
- [スリーズ]
- これは…、氷菓子ですか?▼
- [ニフル]
- たまたまもらったのです。▼
私は泳ぎませんが、
日差しの下へ出るあなたたちにこそ
必要なものでしょう。▼
- [ユルグ]
- わあ! ありがとう、ニフル様。▼
- [スリーズ]
- …………▼
- [ニフル]
- もう用はありません。
行きなさい。
早々に立ち去りなさい。▼
- [スリーズ]
- はい。失礼します。▼
…ふふ…
やっぱりお優しい方…▼
いつかニフル様の心の氷が解けて
みんなで笑い合える日を、
私たちはずっと…お待ちしております…▼
コメント
Last-modified: 2024-04-04 (木) 01:30:59