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章別会話

戦渦の連戦+48 氷神炎神 結

氷神炎神 結

オープニング

[レーギャルン]
『二神は相争い
 二戦士は血に染む』▼
『氷の戦士は死す
 炎の戦士は死せず』▼
『氷刃が戦士を斃すとも
 炎珠が戦士を蘇す』…▼
この予言は、決して
避けることはできない。▼
[フィヨルム]
……!▼
[レーギャルン]
フィヨルム王女…あなたが無抵抗なら、
私はこのまま、あなたを殺す。▼
生きたいのなら、
私を討ちなさい!▼
(赤く光る)
[フィヨルム]
ぁぁぁぁぁぁぁっ…!
か…はっ……▼
[ニフル]
…フィヨルム…▼
[ムスペル]
さあて、
そろそろええ頃合いや。▼
ニフルの戦士よう。
戦いとうないんやったら、
今、往生させたるで。▼
犬!
次じゃ。
次の一発で殺せえ。▼
ワシが命じた以上、
手加減などでけん。
わかっとんやろなあ?▼
[レーギャルン]
…………。
フィヨルム王女。
この一撃で…▼
私は、あなたを殺す。
それはもう、絶対に止められない。▼
[フィヨルム]
……!
レーギャルン…王女…!▼
[ニフル]
フィヨルム。
我が氷刃を放ち、
敵を討ちなさい。▼
さもないと、
あなた一人が殺されます。▼
[フィヨルム]
で、ですが…
レーギャルン王女を…
殺すなんて…▼
[ムスペル]
やれぇっ!▼
(赤く光る)
[レーギャルン(開花)]
…あああああああああっ!▼
(赤く光る)
[フィヨルム(開花)]
うっ……あああああああっ!▼
(白く光る)
[ニフル]
フィヨルム…!▼
[ムスペル]
おうおう!
派手にやったのう、相打ちか!?▼
立っとんのはどっちじゃ!
はよ姿見せんかい!▼
(白く光る)
[レーギャルン]
………………▼
[ムスペル]
かかかかかかかっ!
ええぞええぞ。
ワシが描いた絵図の通りじゃ。▼
ニフルよ、ワシの勝ちじゃ!▼
[ニフル]
……。
フィヨルムは最後の最後に…
相手を傷つけることを躊躇したのです。▼
そのせいで…こんな…▼
[レーギャルン]
フィヨルム…王女…▼
[フィヨルム]
私の命は…もともと
なくなるはずのものですから…▼
…レーギャルン王女…
……私……
ずっと…後悔していました…▼
以前…あなたを…
助けられなかった…こと…
だから…もう二度と…▼
あなたの命を…
失いたく……なかっ……た…▼
………………
………………
………………▼
[レーギャルン]
………………▼
[ニフル]
……フィヨルム……▼
…私はまた…
…失ったのですね…▼

終了後

[ムスペル]
かかっ! かかかっ!
ええもんみせてもろたわ。▼
犬よ。
大事な友を殺したそのツラ、
もっとよう見せてみい。▼
[レーギャルン]
……ムス…ペル……▼
(赤く光る)
[ムスペル]
今かけたった呪は、
「ニフルを殺せ」じゃ。▼
呪が解けた隙に
ワシに牙剥かへんようになあ。▼
ほれ、尻尾振って走れや。
ニフル殺れぇっ!▼
[レーギャルン]
……くっ…ぅ……▼
……はぁっ……!▼
[ニフル]
……く……▼
[ムスペル]
これで、にい対いちじゃ。
ニフルよ、もうどうにもならんで。▼
ワレの戦士は死んだんや。
しまいじゃ。往生せえや。▼
[ニフル]
ムスペル…▼
[ムスペル]
かかかっ! たまらんのう。
これからそのツラ、
ぐちゃぐちゃにしたるわ。▼
ワレの雌…フヴェルやったかのう、
奴の心が潰れていったツラも
見せてやりたかったわ。▼
可哀そうにのう。
身を焼かれる炎に辛抱たまらんと、
ぎゃあぎゃあ泣きわめいとったわ。▼
ニフルよ、
あの雌、ワレを恨んどったで。
自分を死に追いやった疫病神やとなあ!▼
[ニフル]
…嘘です…▼
[ムスペル]
かかかっ!
全部ホンマじゃ。
愛だの絆だの所詮まがいもんや。▼
待っとけや。
ワレもすぐに
おんなじ目に合わせたる。▼
ワシに焼かれながら、
人間なんぞと交おうたことを
悔いて死にさらせ!▼
ワレに味方する人間なんぞ
もうどこにもおらん!
どこにもなあ!▼
[???]
──いいえ。▼
[ムスペル]
!?▼
(白く光る)
[フィヨルム(開花)]
ここにいます。▼
[ニフル]
…フィヨルム…!▼
[フィヨルム(開花)]
氷神ニフルの名において──▼
凍りなさい、炎神。▼
(白く光る)
[ムスペル]
があああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!?
なん……やて…?▼
んな…阿呆な…
確かに…こいつは死ん…!▼
[レーギャルン]
ええ。
フィヨルム王女は死んだ…▼
けれどムスペル…
あなたが言ったことよ。▼
『二神は相争い
 二戦士は血に染む』▼
『氷の戦士は死す
 炎の戦士は死せず』▼
『氷刃が戦士を斃すとも
 炎珠が戦士を蘇す』▼
[ムスペル]
……!?▼
この…
この腐れどもがぁっ!
こっすい八百長しくさりよってぇっ!▼
[ニフル]
フィヨルムは
自らの氷刃で命を捨てたのです。▼
フィヨルムは
友を討つことができませんでした。
けれど、友を信じることならできたのです。▼
友の言葉に命を預け、
迷いなく死を選べるほどに。▼
ムスペル。
お前が侮り、嘲ってきたものが…▼
今、お前を殺すのです。▼
[ムスペル]
かかかっ……!
かかかかかかかかっ……!▼
(白く光る)
[ムスペル]
ニフル…犬…ガキぃ…
よう覚えとけ…
この落とし前は…必ずつけたる…▼
(白く光る)
[ムスペル]
神々の…黄昏に…
ワシは…来る…
一人…残らず…▼
ぶち殺おおおおおおおぉぉぉぉぉぉ…!▼
(白く光る)
[ニフル]
……終わりました。▼
炎は消え、
氷もまた大地へ還る…
私ももう二度と現れることはないでしょう。▼
[フィヨルム]
ニフル様…
ありがとうございます。
この御恩は決して…▼
[ニフル]
…お黙りなさい。
人間の礼など必要ありません。▼
そんな暇があるのなら、
その貧相な体で
せいぜい残りの余生を過ごしなさい。▼
…あなたが望む幸せのために。▼
(白く光る)
[フィヨルム]
ニフル様…▼
[レーギャルン]
…フィヨルム王女。▼
私もあなたに礼を言わせて。
ありがとう。
敵だった私の言葉を信じてくれて。▼
[フィヨルム]
レーギャルン王女…
いいえ、敵ではありません。▼
憶えておられますか?
以前、あなたが亡くなられる時…
最後にあなたは私に言ってくださいました。▼
[レーギャルン]
ええ、憶えているわ。▼
『もし、あなたたちニフルと
 共に歩める道があったなら…』▼
[フィヨルム]
はい。▼
『私たちは…友に…』▼
(白く光る)

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Last-modified: 2024-04-01 (月) 08:55:06
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