[広告]

章別会話
戦渦の連戦+45 氷神炎神 3†
氷神炎神 3†
オープニング†
- [ニフル]
- …フヴェルの死後すぐに、
私はムスペルに
戦いを挑みました。▼
たとえ
この身が滅ぼうと構いませんでした…
あの男を滅ぼすまでは…▼
- [フィヨルム]
- ニフル様…▼
- [ニフル]
- 結末は、相打ち…
私とムスペルは、神としての力を失い、
土や水の如き存在と成り果てました…▼
ですが、ムスペルは再び熾った…
今度は、私を滅ぼすため、
みずからの戦士を従えるでしょう。▼
フィヨルム。
あなたはまもなく敵の戦士と
戦うことになります。▼
誰が敵となるか…
今の世に生きるムスペルの子らに
ついて話しなさい。▼
- [フィヨルム]
- ムスペル王国の…
王族のことですね?▼
炎の王スルトは
私たちが討ち果たしました。▼
レーギャルン王女は…
残念ながら…助けられずに…▼
- [ニフル]
- ムスペルの者どもは敵です。
敵の死を喜びこそすれ、
悲しむ理由などありません。▼
- [フィヨルム]
- ち、違います…!
レーギャルン王女は
私の大切な友です!▼
- [ニフル]
- …お黙りなさい。
その恥知らずな口を慎みなさい。
ムスペルの者どもを友などと…▼
早く話を続けなさい。
ムスペルの子らは
皆死んだのですか?▼
- [フィヨルム]
- レーギャルン王女の妹の
レーヴァテイン王女は、
今もご無事です。▼
ですが、
彼女が敵の戦士になるとは思えません。
以前、お会いした時も…▼
- (暗転)
- [レーヴァテイン]
- フィヨルム王女。
ありがとう…▼
姉上の最期の言葉…
私に教えてくれて。▼
- [フィヨルム]
- …………▼
- [レーヴァテイン]
- 私…一人でいる時、
姉上のこと思い出す。▼
とても寂しいけど…でも、
姉上はどこかで、私のこと
見ててくれるって。▼
だから、
姉上に褒めてもらえるように
がんばろうって思う…▼
私が生きることは、
姉上の願い、だから…▼
- [フィヨルム]
- レーヴァテイン王女…▼
はい。共に生きましょう
レーギャルン王女の
願いのために…▼
終了後†
- (暗転)
- [レーギャルン]
- 炎竜ムスペルよ…
我が身を喰らい尽くせ…▼
頭を、胸を、
腕を、脚を…
我が身すべてを…咀嚼せよ…▼
- (赤く光る)
- [レーギャルン]
- あ…ああっ…
あ…あ…あ…っ…
ああ…ああ…ああ…▼
- (赤く光る)
- [レーギャルン]
- ああああああああああああああああああっ!▼
- (暗転)
- [ムスペル]
- 目ぇ覚ませや、犬。▼
- [レーギャルン]
- ……………
ここは…▼
私は…
なぜ…生きて…▼
- [ムスペル]
- ワレはくたばったんじゃ。
ワシに命を捧げて力を借り、
おっ死んだんや。▼
わしの力で蘇らすのに丸々一年がかりじゃ。
人間の命っちゅうのは
ホンマ難儀やのう。▼
- [レーギャルン]
- 炎…?
…まさか…あなたは…▼
- [ムスペル]
- ムスペル。
九の世の神が一人、
炎神ムスペルがワシの名じゃ。▼
せやけど、ワシのことは
どうでもええわい。
それより…▼
──跪けや、犬。▼
- [レーギャルン]
- ──っ!?
な、何を……!▼
- [ムスペル]
- おうおう、よう効いとるわ。
ワシの呪も
まだ錆びとらんのう。▼
- [レーギャルン]
- 私の体に何を…したの…?▼
- [ムスペル]
- ワレは力を借りたんやろが。
貸しは倍にして返してもらわんとのう。▼
ワシの呪は、
ワシに逆らえん犬を
こしらえるんや。▼
我が使命を果たすまで、
ワレはワシに尻尾振って
生きるっちゅうわけじゃ。▼
ワレは
舌嚙んで死ぬこともでけん。
なんやったら試してみろや?▼
- [レーギャルン]
- …炎竜ムスペルよ。
あなたは
我らムスペル王国の神…▼
けれど、私には
将としての誇りがある。
あなたの奴隷に成り下がる気はないわ。▼
何をさせる気かは知らないけれど…
屈辱的な命令を強いられ、
生き恥を晒すくらいなら…▼
- [ムスペル]
- かかかっ!
気の強い犬やのう。
昔、ワシが炎をやった奴によう似とるわ。▼
せやけど…
しょうもない能書きは
たいがいにしとけや。▼
- [レーギャルン]
- …………。
あなたは私を蘇らせ、
何を望むというの?▼
- [ムスペル]
- かかっ!
何眠たいこと言うとんじゃボケぇっ!
んなもん決まっとるやろが!▼
喧嘩じゃ喧嘩!
血沸き肉躍るどつき合い!
血で血を洗う殺し合いじゃ!▼
- [レーギャルン]
- 喧嘩…?▼
- [ムスペル]
- ワシとニフルの喧嘩は、
どっちかが死ぬまで終わらんのじゃ。▼
ニフルの腐れはのう、
自分の血ぃ継いだ女を
戦士にする腹じゃ。▼
ほれ、渦の奥をよう見てみい。
あれじゃ。
あのしょぼこいガキ…▼
- [レーギャルン]
- !
あれは…
フィヨルム王女…!?▼
- [ムスペル]
- おう、知り合いか?
そらおもろいのう。▼
「ニフルの戦士を殺せ」
ワレにかけた呪や。▼
ええか?
ワレが奴をぶち殺すんじゃ。▼
- [レーギャルン]
- そんな…こと…▼
…私はフィヨルム王女とは戦わないわ。
彼女は、私の…▼
私の友よ。▼
- [ムスペル]
- 忘れたんかい?
ワレは犬じゃ。
呪ある限りワシには逆らえんのじゃ。▼
- [レーギャルン]
- …………▼
- [ムスペル]
- ──命令じゃ、犬。▼
這いつくばって
床なめろや。▼
- [レーギャルン]
- なっ……!?▼
- [ムスペル]
- その澄ましたツラ、気に食わんのう。
誇りじゃ? 友じゃ?
けったくそ悪い!▼
そんなもんはのう、
見栄えがええだけの
偽もんの衣じゃ!▼
ワシが全部焼き尽くしたる!
丸裸にして
本性さらけ出したるわ!▼
人間っちゅうのは獣じゃ!
獣らしゅう裸で生きんかい!▼
ぎゃあぎゃあ
泣き叫んで、悶え苦しんで、
怒り狂って、吼え猛らんかい!▼
熱い血ぃ迸らせて死ねや!
ワシがそれをよう教えたるわ。
あのニフルの腐れどもにものう!▼
コメント
Last-modified: 2024-04-01 (月) 05:44:12