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章別会話
戦渦の連戦+20 娘たちの願い†
娘たちの願い†
オープニング†
- [リリーナ]
- お父様、あのうずは…?▼
- [ラーチェル]
- ご安心なさいませ!
わたくしが来たからには
もう心配ご無用ですわ!▼
- [リリーナ]
- あなたは…▼
- [ラーチェル]
- わたくし?
問われたからには
名乗らねばなりませんわね。▼
そう! このわたくしこそ…!▼
- [ヘクトル]
- ラーチェル王女だったな、
前に祭りで会った。▼
- [ラーチェル]
- そ、そうでしたわね…▼
せっかく用意していた名乗りができなくて
少し残念ですけれど…▼
それより、皆様。
あの邪悪なる渦に立ち向かうために
神はわたくしたちをこの地へ導いたのです。▼
そう、わたくしたちこそ、聖なる英雄!
後の伝承で、よい感じに
語り継がれること間違いありませんわ!▼
- [ドズラ]
- ガハハ!
ラーチェル様の仰る通り!▼
- [ラーチェル]
- 私の父も母も、
邪悪なるものたちとの戦いに
その身を捧げたのです。▼
ですからわたくしも
尊敬する両親のように
立派に戦うのですわ。▼
- [リリーナ]
- …………▼
- [ラーチェル]
- さあ、皆さん!
こっちですわよ!
わたくしについてきなさい!▼
- [ドズラ]
- ガハハ!
承知しましたぞラーチェル様!▼
- [リリーナ]
- ……あ……▼
あの、お父様。
あっちはいきどまりです。▼
- [ヘクトル]
- そうだな。
少々先が思いやられるが…
彼らと手を組むことになるか。▼
終了後†
- [ヘクトル]
- …なんとかなったようだな。
無事か?▼
- [ラーチェル]
- ええ、感謝いたします。
さっきは、あなたのおかげで
命拾いしましたわ。▼
ですが、いけませんわ。
わたくしを救うために
危険を冒すだなんて。▼
あなたは
その子の父親なのですもの。
その子のためにも無事でいなくては。▼
- [ヘクトル]
- ああ。
そうだな…▼
- [ラーチェル]
- …………▼
やっぱり…
あなたもそうですのね。▼
- [ヘクトル]
- ん?▼
- [ラーチェル]
- あなたもわたくしの父と同じ…
人々を、世界を救うために
命を賭す覚悟をしていますわ。▼
わかります。
私の父も、同じ目をしていましたわ…▼
そして、私が幼い頃に…▼
- [ヘクトル]
- …………▼
- [ラーチェル]
- 父は人々のために戦ったのです。
父こそ、皆を救った英雄ですわ。▼
それは素晴らしいことです。
名誉なことです。
皆、そう讃えてくださいました。▼
でも…
どんなに立派な最期であろうと…
一人残された子は、悲しいのですわ。▼
- [リリーナ]
- ラーチェルさま…▼
- [ラーチェル]
- ただ、元気でいて欲しい…
それだけが、娘の願いなのです。▼
ですから、あなたは…▼
- [ヘクトル]
- ああ、わかった。
ラーチェル王女。▼
俺は生き残る…そう約束しよう。
娘にも、あんたにもな。▼
- [ラーチェル]
- その意気ですわ!
たとえどんな苦しい未来であろうと、
気合でなんとかなります!▼
さ、では走って帰りますわよ!
どんな困難にも耐えられるよう、
まずは足腰を鍛えるのですわ!▼
- [ドズラ]
- ガハハ!
さすがですぞラーチェル様!▼
- [ヘクトル]
- …すっかり励まされたな。
さ、俺たちも帰ろう、リリーナ。▼
- [リリーナ]
- はい、おとうさま。▼
コメント
Last-modified: 2024-03-30 (土) 22:47:00