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章別会話
夢につながる道†
夢につながる道†
オープニング†
- [セライナ]
- シャロン王女…
遠征訓練にご同行いただき
ありがとうございました。▼
- [シャロン]
- そ、そんなに、かしこまらなくても!
訓練はもちろん、今回の遠征は
アスク王国の案内を兼ねていますので。▼
- [デュッセル]
- 異界であっても、暮らしを営む民は
我らがいた大陸の民と変わらぬ…
それがわかっただけでも収穫であった。▼
- [ナターシャ]
- 彼らの日々の働きが国を作り
子を産み、育て、歴史を繋いでいく…▼
明日に夢を描く民たちを守るために
私たちはこの世界に
呼ばれたのでしょうね。▼
- [シャロン]
- そう言ってもらえて、うれしいです!
それではお城へ帰りましょう。
無事に帰るのも訓練ですからね!▼
- [ノール]
- おや?
あれは近くの村人でしょうか。
なにやらこちらを呼んでいるようですが…▼
- [シャロン]
- むむっ、どうしたんでしょうか?
ちょっと話を聞いてきますね。▼
(暗転)
- [シャロン]
- た、大変ですっ…!
賊が国境を越えて
近くの村に近づいているようです。▼
- [デュッセル]
- なんと…
おのれ、民を脅かす不逞の輩が
アスクにも蔓延っておるとは。▼
- [シャロン]
- 国境の近くには、2つの村があります。
川辺にある大きな村と…
谷間にある小さな村です!▼
- [セライナ]
- 国境からはどちらの村が
近いのでしょう?▼
- [シャロン]
- 谷間にある小さな村です。
賊が最初に狙うとしたら
きっとその村だと思います。▼
- [ナターシャ]
- 一刻の猶予もないようですね。
急いで参りましょう。▼
- [ノール]
- ナターシャ様、少しお待ちを…▼
シャロン王女、周辺の地図があれば
拝見したいのですが。▼
- [シャロン]
- はいっ!
こちらが地図になります。▼
- [ノール]
- …………▼
- [ノール]
- なるほど…
ここから谷間の小さな村までは
かなりの距離がありますね。▼
- [シャロン]
- はい。それに村人から聞いた話では
賊の一団には魔道士も
加わっているそうです。▼
- [デュッセル]
- 賊の10人や20人なら
わし一人でも遅れは取らぬが、
魔道の使い手とは厄介な…▼
- [セライナ]
- 賊というよりも
傭兵団の体を成していると
考えたほうがよさそうですね。▼
- [ノール]
- この地図を見る限り
私たちが取れる策は3つ。▼
1つ目は谷間の小さな村へ
このまま救援に向かうこと。▼
2つ目は、ここから近い
川辺の大きな村へ向かい
守りを固めること。▼
- [ナターシャ]
- ……!?▼
2つ目の策というのは
谷間の小さな村を犠牲にする…
そういうことですか?▼
- [ノール]
- 谷間の小さな村に向かっても
手遅れかもしれません。その上、
我々が全滅する可能性もあります。▼
そうすれば、その村だけでなく
川辺の大きな村も蹂躙されるでしょう。▼
ですが、谷間の小さな村を捨てて
援軍が到着するまで守りを固めれば
川辺の大きな村は確実に助けられます。▼
- [セライナ]
- ……。▼
私は反対だ。
小さな村とはいえ、村人たちを見殺しに…
犠牲にしていいという道理はない。▼
命を天秤にかけることはあってはならない。
ヴィガルド陛下ならきっと…
そう仰られる。▼
- [シャロン]
- で、でも、ノールさん…
策は3つあるって言っていましたよね。
3つ目の策ってなんでしょう?▼
- [ノール]
- それは…私が国境へ向かい
囮として賊をおびき寄せることです。▼
その隙に谷間の
小さな村の村人たちを
皆さんが逃がしてください。▼
- [ナターシャ]
- ノール殿がひとりで囮になるなんて…
そんなの、危険すぎます!▼
- [ノール]
- 勝算がないわけではありません。
私が使う闇魔道は
相手を混乱させる術に長けています。▼
それに…もとより私は処刑される身。
こうして生きながらえているのは
たまたま…のようなものです。▼
- [セライナ]
- あなたは無実の罪で投獄されていたはず。
リオン皇子を諫めた…それだけの理由で。▼
- [ノール]
- 私が聖石を砕く助力をし
グラドに混乱をもたらす
きっかけを作ったのは間違いありません。▼
アスク王国に召喚された今でも
その罪が消えたわけではないのです。▼
- [デュッセル]
- ……。▼
ノールよ。
そなたは以前、わしに話してくれたな。
道化の語る、異国の逸話を。▼
- [ノール]
- 飢えたふたりの前にパンが1つ。▼
半分に分ければ、両方が飢え死ぬ…
そういう話でしたか。▼
- [デュッセル]
- どちらも救おうとすれば共倒れになるが
ひとりを犠牲にすれば
もうひとりは救える…▼
だが、おぬしがやろうとしているのは…▼
- [ノール]
- 無理は承知の上です。▼
ですが、私はもう諦めたくはないのです。
今一度信じてみたい。
目指してみたいのです。▼
かつてのリオン皇子が夢見た
すべての命を救う道を…▼
- [ナターシャ]
- それなら、私も行きます…!▼
私もノール殿と一緒に
戦場に…▼
- [セライナ]
- 命の保証はできないぞ?▼
- [ナターシャ]
- か、覚悟の上です。
足手まといにはなりません。▼
- [デュッセル]
- いや、わしとセライナ…
ノールの三人が囮となろう。▼
その隙にシャロン王女とナターシャは
村人たちを逃がすのだ。▼
- [ノール]
- デュッセル将軍!?
あなたまで私につきあわずとも…▼
- [セライナ]
- 帝国三騎の【蛍石】のセライナと
【黒曜石】のデュッセル将軍…
我らがここで矢面に立たずしてなんとする。▼
- [デュッセル]
- よいかな、シャロン王女?▼
- [シャロン]
- わかりました!
ひとりの犠牲も出さないよう
頑張りましょう!▼
- [ノール]
- 予想したよりも
賊の数が多いようですね…▼
- [デュッセル]
- だが、わしらが打って出ねば
村は簡単に蹂躙されるだろう。▼
- [セライナ]
- はい。
彼らを救えるのは
我々しかいません。▼
- [ノール]
- 我々は2つの村を救う
険しい道を選んだのです。
危険は覚悟の上…▼
デュッセル殿、セライナ殿…
力をお貸しください!▼
(暗転)
- [フィヨルム]
- シャロン王女、ご無事ですか!?
救援に参りました!▼
- [エフラム]
- デュッセルたちは無事か!?▼
- [シャロン]
- フィヨルム王女!
エフラム王子も来てくれたんですねっ!▼
- [クーガー]
- 賊はどこだ。片っ端からやってやる。▼
- [アメリア]
- 村を荒らす盗賊は
ぜったい許せない!▼
- [シャロン]
- え、えーと…
じ、実はですね、その…▼
- [ナターシャ]
- 村は無事です。▼
ノール殿やデュッセル将軍
セライナ将軍の頑張りのおかげで
賊は逃げていきました。▼
- [アメリア]
- さ、さすが、デュッセル将軍です!
あたしたちで恩返しを…と思っていたのに
ご自分たちでなんとかしちゃうなんて!▼
- [デュッセル]
- おお! 皆、来てくれたのか。
心配をかけたな。▼
- [エフラム]
- 怪我はないか、デュッセル。
ノール、セライナ将軍も…▼
- [セライナ]
- お気遣い感謝する、エフラム王子。
激しい戦いではあったがこの通り、
私たちは無事だ。▼
- [リオン]
- ノール、よく頑張ってくれたね。
君たちの奮戦のおかげで
2つの村が救われたと聞いたよ。▼
- [ノール]
- リオン様…!
いらしていたのですか?▼
- [リオン]
- 難しい選択を、覚悟を持って選び取った。
君の勇気がよい結果を生んだんだ…▼
- [ノール]
- リオン様、私がいた異界では…
2つのうち1つの道しか選べず
結果として大きな悲劇に繋がりました。▼
最後まで諦めなければ
両方を救える道は拓けたのではないのか。
そう、ずっと後悔していました…▼
- [リオン]
- …………▼
- [ノール]
- リオン様、あなたは…
あなたの世界の未来を諦めることなく
夢につながる道を歩まれてください。▼
- [デュッセル]
- うむ。この地での経験を活かせば
わしらの世界とは違う未来を
歩むこともできましょう。▼
- [セライナ]
- 弱き者を切り捨てることなく…
前へお進みくださると信じております。▼
- [リオン]
- …ありがとう。
どこまでやれるかはわからないけど…
君たちの言葉は絶対に忘れない。▼
…挑んでみるよ。
もう一度、自分の限界に…▼
闇からの予見 ノール†
- [フィヨルム]
- ノールさん、こんにちは。
図書館へ行かれるのですか?▼
- [ノール]
- これは…フィヨルム王女。
ええ、借りていた書物を返しに。▼
- [フィヨルム]
- すごい本の量ですね。
これを全部読まれたのですか?▼
- [ノール]
- はい。訓練のとき以外は
部屋からほとんど出ませんので…。▼
闇魔道士は、人に快く思われぬ存在。
邪悪な魔物と同じく得体の知れない輩と
思われても無理はありません。▼
この国でも、日陰に生きる存在で
あるべきでしょう…▼
- [フィヨルム]
- そ、そんなことはないですよ!
ノールさんは大切な仲間。
得体の知れない輩だなんて…!▼
- [レオン]
- 失礼…
君が最近、アスク王国に
召喚された闇魔道士か…▼
なるほど。
君は正しく闇魔道と
向き合っている人間のようだ。▼
- [レイ]
- そうだな。
まともそうで安心した。▼
- [フィヨルム]
- レオン王子にレイさん!
ノールさん、この方々もあなたと同じ
闇魔道を使われるのですよ。▼
- [ノール]
- ……。▼
失礼ですが、先ほど私に
まともそうで安心した…と
おっしゃいましたね?▼
ということは…
ヴァイス・ブレイヴには
そうでない闇魔道士もいるのですか?▼
- [レオン]
- そのうちわかる…▼
- [レイ]
- ああ。闇魔道だから日陰に生きるとか
大手を振って歩けないとか
そういうことは考えないほうがいい。▼
はっきり言ってここでは
そんな配慮は意味がない…▼
- [ノール]
- 意味がない?
どうしてでしょうか…?▼
- [ノール]
- ……。
? あれは…?▼
- [ネサラ]
- おい、お前。
どうして俺のあとをついてくる?▼
- [ヘンリー]
- ん? それはね~。
カラスの羽根を集めてるからだよ~。▼
- [ネサラ]
- 羽根を集めているだと?▼
お前は闇魔道の使い手だよな?
まさか、変な儀式に
使うつもりじゃないだろうな。▼
- [ヘンリー]
- 儀式のためなんかじゃないよ~。▼
カラスの羽根をたくさん集めたら
僕も空を飛べるんじゃないかな~と思って!▼
僕はカラスとお友達だからね~。
ね、マントも真っ黒でカラスみたいでしょ。▼
- [ネサラ]
- 飛べるかどうかは置いておくとして
カラスに好かれているってことは
鴉の民に縁があるベオクかもしれんな。▼
まったくおかしな闇魔道士だぜ。
まあ、好きにするといいさ。▼
- [ヘンリー]
- わーい!
んじゃ、羽根が落ちてたら
もらっちゃうね~。▼
- [ノール]
- ……。
…彼も闇魔道の使い手…ですか。
変わった方もいるものですね。▼
(暗転)
- [ノール]
- ……。
おや、あれは?▼
- [サーリャ]
- 今日はとっても楽しかったわね、
シャロン王女!▼
- [シャロン]
- はいっ! また一緒にランチしましょうね、
サーリャさん!▼
- [サーリャ]
- ぜひぜひ☆
じゃあ、午後の訓練も頑張ってね!▼
……。
…………。
ふぅ…。▼
シャロン王女の前で
普通の女の子のフリをしていたら
やめるタイミングを失ってしまったわ…▼
- [ノール]
- ……▼
- [サーリャ]
- なに見てるの?
さっきの独り言、聞いたわね?
シャロン王女に告げ口したら呪うわよ?▼
たとえば…三日三晩ずっと
鼻水が止まらなくなる呪いでも
かけてあげましょうか。▼
- [ノール]
- いえ、告げ口などするつもりは…▼
- [サーリャ]
- そう…だったらいいの。▼
そうだ。新しい呪いのために
ルフレから髪の毛もらってこなきゃ。
ふふふ、ふふふふふふ…!▼
- [ノール]
- ……。
…彼女も闇魔道の使い手…ですか。
変わった方もいるものですね…▼
- [オーディン]
- ぐっ! うううっ!
天の星々が嘆いている…
鎮まれ、俺の右手よ!▼
- [ノール]
- 大丈夫ですか?
ずいぶんと苦しそうですが
癒し手を呼びましょうか?▼
- [オーディン]
- だ、大丈夫だ…この疼きは
杖などで癒せはしないのだから…▼
俺の名はオーディン。
闇の申し子にして
悠久の時の流れを遡行してきた者だ。▼
- [ノール]
- 時の流れを遡行?
あなたは未来の世界から
やってきた英雄だと言うのですか?▼
- [オーディン]
- その通りだ。闇の同志よ…▼
- [ノール]
- 時間とは川の流れのようなもの。
それを逆にできるわけが…▼
……!?▼
そういえば…リオン様は
未来を垣間見る闇魔道【時の垣間】の
研究を重ねておられました。▼
未来を垣間見られる術があるということは
過去も垣間見られる可能性もあると…?▼
- [オーディン]
- 【時の垣間】!?
なんですかそれ?
響きが超カッコいいですね!▼
- [ノール]
- おや、疼いていた右手は
もう大丈夫なのですか?▼
- [オーディン]
- ぐぅぅっ! か、間一髪…!
はぁ、はぁっ…少しでも気を緩めると
持っていかれるところだった!▼
- [ノール]
- まさか【時の垣間】を操る
闇魔道士が
ヴァイス・ブレイヴにいたとは…▼
しかし、術を用いれば時は歪み
因果は形を失うと言います。
そして、その代償は…▼
- [オーディン]
- フッ…どのような代償があろうとも
俺は時の因果に抗い
果たさねばならぬ使命がある!▼
この身が、闇の炎に焼かれようとも…
ぐっ、ぐぁぁぁっ! 鎮まれ!
猛るな! 俺の…左手よ…!▼
- [ノール]
- …さっきは右手とおっしゃって
いませんでしたか?▼
- [オーディン]
- あっ! そうだ、母さんに頼まれた
お使いの途中だったんだ。
そんなわけで失礼しますね。▼
- [ノール]
- ……。
…ヴァイス・ブレイヴには
いろいろな闇魔道士がいるのですね…▼
- [フィヨルム]
- あっ、ノールさん!
また図書館へ行かれるのですか?▼
- [ノール]
- これはフィヨルム王女。
いえ、気分転換に散歩でもしようかと。▼
- [レオン]
- ヴァイス・ブレイヴの
闇魔道士たちには会えたかい?▼
- [ノール]
- レオン王子、それにレイ殿。▼
- [レイ]
- わかっただろ?
ここの闇魔道士たちは…自由すぎるんだよ。
頭痛がするくらいにな。▼
腕は一流なのに
どうして揃いも揃って
無秩序な奴らばかりなんだ!▼
- [フィヨルム]
- じ、自由というか…
個性的な闇魔道士が多い気がしますね。▼
- [ノール]
- ……。
闇魔道士は人々に快く思われない
魔物や魔王と同じ技を使う不浄の徒。▼
リオン様はその先入観を変えるべく
闇の魔道でも人々を救えると
常々努力されていました。▼
ですが、肝心の私自身が
闇魔道士はかくあるもの、と
自分で自分を縛っていたのですね…▼
- [フィヨルム]
- 闇であろうと、
光であろうと、
どんな魔道を使うかではなく…▼
なにを成すのか…
それが大事なのだと思います!▼
- [レオン]
- お手本のような優等生的発言だね。
そんな言葉がスラスラ出てくるなんて
フィヨルム王女には感心するよ。▼
- [フィヨルム]
- えっ? わ、私、
なにかおかしなことを言いましたか?▼
- [ノール]
- 大事なのは…
なにを成すか、ですか。▼
……。
わかりました。
今一度考えてみましょう。▼
闇魔道の使い手としてではなく
ひとりの英雄として。▼
自分がこの世界で
なにを成すべきかを。▼
- [フィヨルム]
- あらためて歓迎します、ノールさん!
闇魔道で救える未来も
きっとあると思います…!▼
- [ノール]
- はい。この国が
光に満ちた未来にたどり着けるよう…
力添えさせていただきましょう。▼
癒しの聖女 ナターシャ†
- [ブレディ]
- おいっ、あんた…!
ナターシャとか言ったか?▼
- [ナターシャ]
- はい。なにか御用でしょうか?▼
- [ブレディ]
- さっきの戦い、危ねえじゃねえか!
杖使いなのに前に出過ぎだ!
命いらねえのかよ!?▼
- [ナターシャ]
- あ…
心配をおかけして
申し訳ありません。▼
怪我をなさっている方が
いらしたので
じっとしていられず…▼
- [ブレディ]
- それでもタイミングってあるだろ。
タイミングってやつがよ!▼
戦場の真ん中に走っていくなんて
俺は、もう心配で心配で
生きた心地が…▼
- [メルセデス]
- まあまあ、落ち着いて~。
とっさに身体が動くなんて、
誰にだってあることじゃない~。▼
- [ブレディ]
- そりゃ、あるかもしれねえけどよ!
それが一度や二度じゃねえから
俺はヒヤヒヤしたって言ってんだよ!▼
- [ナターシャ]
- ……▼
- [メルセデス]
- ごめんなさい、ナターシャ。
ブレディは口は悪いけど、きっと
あなたのことを心配していると思うの~。▼
- [ナターシャ]
- はい、わかります…▼
- [ブレディ]
- お、俺はただ
マミー取りがマミーにならないように
気をつけなって言ってんだよ!▼
- [メルセデス]
- あらあら、ブレディったら、
わざとらしく大股で行っちゃったわ~。
ああ見えてわかりやすいのね~。▼
- [ナターシャ]
- あの…ご迷惑をおかけして
申し訳ありません。▼
- [メルセデス]
- 迷惑だなんて思ってないわ~。
でも、戦場では
もう少し慎重に振る舞ってね~。▼
大抵の癒し手は
そんなに丈夫ではないんだから。▼
- [ナターシャ]
- ええ、そうですね…。
ご忠告、感謝いたします。▼
- [エイル]
- ……▼
- [エイル]
- …ナターシャ。
少し、いいかしら?▼
- [ナターシャ]
- エイル王女…
はい、なんなりと。▼
- [エイル]
- この間の戦場でのこと
私も見ていたわ。▼
- [ナターシャ]
- この間…
ブレディさんやメルセデスさんに
ご心配をおかけしたときのことですね。▼
- [エイル]
- 私から見ても…あなたはあえて
死に近づこうとしているように見えた。▼
- [ナターシャ]
- ……▼
- [エイル]
- 前線で戦う英雄たちにとって
癒し手が近くにいてくれるのは
大変心強いもの。▼
だけど…あなたが無理をしすぎるのは
よい結果を生まないかもしれない。▼
命は…誰にでもたった1つ。
だからこそ…大切に使ってほしいの。▼
- [ナターシャ]
- ありがとうございます、エイル王女。
ヴァイス・ブレイヴには
優しい方が多いのですね…。▼
ブレディさん、
メルセデスさんもそうでした。▼
命の重さを知っているからこそ
心より出る言葉。そう、感じました。▼
- [エイル]
- ……▼
- [ナターシャ]
- ですが、私が戦場に身を置き続けること…
危険な場所で神に祈りを捧げること…
それらはすべて罪滅ぼしなのです。▼
- [エイル]
- 罪滅ぼし…?▼
- [ナターシャ]
- 祖国を裏切り、戦いへの運命を
歩ませてしまったことに対する…
私なりの、償いなのです。▼
- [ナターシャ]
- 私は…グラド帝国に起こった
異変を各国に知らせるため
帝都から逃亡しました。▼
帝国が、平和の象徴である
聖石を砕き、マギ・ヴァル大陸に
混迷をもたらそうとしている…▼
その事実を携えて
私は各国に助けを求めました。▼
しかし…私が帝都から逃れる際
神殿はグラド軍に襲われ
司祭様は命を落とされました…▼
- [エイル]
- 辛い…旅立ちだったのね。▼
- [ナターシャ]
- たとえ祖国を裏切ることになっても
黙って見ていることはできませんでした。▼
グラドを狂わせた魔を…
私は許せなかったのです。▼
- [エイル]
- だけど、あなたの行動によって
エフラム王子たちは立ち上がり
平和を取り戻せたのでしょう?▼
- [ナターシャ]
- はい…
皆様の尽力により
大陸に再び光がさしました。▼
ですが…失われた命は戻ってきません。
そして私は…その戦いの
発端を作ったも同然なのです。▼
- [エイル]
- ……▼
- [ナターシャ]
- 私にできることは
傷ついた兵士たちを癒すことだけでした。▼
ですが、傷が癒えた兵士たちは
再び戦場へ戻り、また新たな傷を負う。▼
私は彼らを、終わりのない地獄へと…
送り続けただけかもしれません。▼
私は…どうなっても構いません。
兵士の皆が流す血に対し
せめてもの罪滅ぼしのために…▼
私もまた、戦場に立ち続けなければ
いけないのです。▼
- [エイル]
- 私には…
あなたの信じる神というものが
どういうものかはわからない…▼
でも…
その神は、あなたの無事を
望んでいないの?▼
- [ナターシャ]
- ……▼
- [エイル]
- あなたが犠牲になることを
神はきっと望んでいないと思うの。▼
ごめんなさい…あなたの教義に
口を挟むようなことを言って。▼
- [ナターシャ]
- いえ、ありがとうございます。
エイル王女の温かな言葉…
心に染み入りました。▼
そうですね。
神はすべてに等しく慈悲を与える存在。
例外など…ないのですから。▼
- [ナターシャ]
- 大丈夫ですか?
お怪我を治します…▼
- [ヨシュア]
- ああ、ありがたい。
けどここは危険だから
もう少し後ろでな。▼
- [ナターシャ]
- 承知しました。
それでは、あちらで…▼
- [ブレディ]
- ほっ…▼
- [メルセデス]
- あらあら、ブレディ?
今、胸を撫で下ろさなかったかしら~?▼
- [ブレディ]
- ヒヤヒヤなんてしてねえから!▼
- [メルセデス]
- でも、よかったわね~。
ナターシャ、危ない場所に
身を置かなくなったみたいで~。▼
- [ナターシャ]
- ブレディさん、メルセデスさん…
ご心配をおかけして
申し訳ありませんでした。▼
私の命もまた…神より賜ったもの。▼
その大切な命を…
無下に扱ってはなりません。
そのことを思いだしました。▼
- [ブレディ]
- 罪滅ぼしだかなんだか知らねえが
あんたが傷つくと
悲しむ人もいるんだよ。▼
そのことを忘れちゃ
いけねえって話だ。▼
- [メルセデス]
- 神様は、きっと、
罰なんて当てたりはしないと思うわ。▼
私達は
目の前のことをやれる範囲で
しっかりやっていくしかないのよ~。▼
- [ナターシャ]
- そうですね…
ええ、その通りだと思います。▼
この世界に呼ばれて
新しい仲間と出会えたのも
きっと神のお導き…。▼
罪滅ぼしという想いだけにとらわれず
仲間のため、未来を支えるために
この命、使っていけたらと思います…▼
黒曜石 デュッセル†
- [エフラム]
- デュッセル…!
あなたもアスク王国に
来てくれたのか。▼
- [デュッセル]
- おお、エフラムか。▼
最初は面食らったが
アスク王国の窮状を聞き
わしも力を貸すことにした。▼
一度はすべてを失った老体だが
無辜の民を救うために
この槍を振るわせてもらおう。▼
- [エフラム]
- いったい、どこが老体なのやら。
その身体にみなぎる覇気は
いささかも衰えを見せてはいない。▼
- [デュッセル]
- ふむ、そういうエフラムも
以前とは顔つきが変わったな。▼
この世界に来て…
ずいぶんと揉まれたと見えるな。▼
- [エフラム]
- ああ。ここには異界から集った
さまざまな猛者がいる。▼
見たこともない槍さばきを持つ者…
豪腕から必殺の一撃を繰り出す者…
まさに武技の宝庫だ。▼
- [デュッセル]
- なるほどな。
異界の英雄たちと切磋琢磨し
その腕を磨いたか。▼
- [エフラム]
- 槍の使い手だけじゃない。
英雄たちが所持しているのは
あらゆる異界の名槍、宝槍、魔槍だ。▼
- [デュッセル]
- 本当か…!?
それは是非とも
この目で見てみたいものだな。▼
- [エフラム]
- あとで俺が案内しよう。
だが…その前に。▼
- [デュッセル]
- 久々に手合わせというわけか。
よかろう、本気で来い…
などという言葉は無用であったな。▼
おぬしは、
槍の握り方も知らぬ頃から
わしを本気で倒しに来たのだから。▼
- [エフラム]
- ああ。俺はいつだって本気だ。
では…勝負!▼
- [ディミトリ]
- グラド帝国六将の【黒曜石】こと
デュッセル将軍ですね?▼
- [デュッセル]
- いかにも…。
「元」という肩書きも付くがな。▼
- [ディミトリ]
- 俺はファーガス神聖王国の
ディミトリ=アレクサンドル=
ブレーダッド。▼
俺も槍の道を志すひとり。▼
あのエフラム王子の槍の師が
アスク王国に召喚されたと聞き
手ほどきを受けに参りました。▼
- [デュッセル]
- なるほど、よかろう。
この老骨でよければ
喜んで力添えさせていただこう。▼
(暗転)
- [デュッセル]
- ふむ、さすがというほかないな。
槍の基本動作、右回し、左回し、
そして突きの形も実に見事。▼
- [ディミトリ]
- しかし、先ほどの手合わせでは
俺の槍はデュッセル将軍に
遅れを取っていたようにも感じました。▼
- [デュッセル]
- 貴殿の槍は
力に依りすぎているきらいがある。▼
類まれなる腕力を有するがゆえ
力に頼りすぎ、槍さばきが
直線的になる瞬間があるのだ。▼
- [ディミトリ]
- 力に頼りすぎている…
間違っていないかもしれない。▼
- [デュッセル]
- エフラムもディミトリ王子と同じく
腕力に頼った槍を振るうことが多かった。
ふたりの特徴はよく似ている。▼
しっかりとした基本、そして豪腕。
それらに槍の技巧が加われば
貴殿の槍術は何倍にも伸びよう。▼
- [ディミトリ]
- さすがはエフラム王子の師。
わずかな時間で俺のクセを見抜き
教示を与えてくれるとは…。▼
また、お時間があるときに
ご指導いただけますでしょうか。▼
- [デュッセル]
- ふむ。現状に飽き足らず
貪欲に強さを求める姿勢も
エフラムにそっくりだな。▼
また来るがいい。
わしに教えられることがあれば
なんでも教えよう。▼
- [ドニ]
- あ、あの、デュッセル将軍!
ちょっといいべか?▼
- [デュッセル]
- そなたらは…確か…
ドニと、ネフェニーと言ったか。▼
- [ネフェニー]
- その…折り入ってお願い、が。▼
- [ドニ]
- おらたち、英雄とか言われて
がむしゃらに槍を振るってるけど
槍の使い方なんて習ったこともねえんだべ。▼
元は、ただの村人だもんで…▼
- [ネフェニー]
- 田舎もん…だから…
ちゃんとした槍の使い方…
知らんのです。▼
- [デュッセル]
- ふむ…なるほどな。
訓練で見たそなたらの槍さばき
なかなかのものだった。▼
しかし、学びたいというのであれば
喜んで教えよう。▼
- [ドニ]
- 本当だべか!?
感謝するべ…!▼
- [ネフェニー]
- ありが、とう…ございます。▼
(暗転)
- [ドニ]
- はぁっ、はぁっ、はぁぁっ…
あ、ありがたいべ…。▼
- [ネフェニー]
- ふたり相手して…
まったく顔色…かわっとらん…▼
- [デュッセル]
- 二人とも、いい打ち込みだったぞ。
我流でそこまで練り上げるとは…
おぬしらには才がある。▼
- [ドニ]
- い、いつも必死なだけで
自分でもよくわかってないべ…。▼
- [ネフェニー]
- せ、戦争は嫌…だから…
はよう終わらせたい…
ただそれだけで…▼
- [デュッセル]
- ふむ、おぬしらは強くなるための
心構えがしっかりとできておる。▼
ときにそれは、槍の修練よりも
重きをおかねばならぬものだ。▼
村人だから、田舎者だから…
身分や立場など関係ない。▼
なんのために戦うのか…
その覚悟があるのなら
おぬしらは
もっと強くなれるぞ。▼
- [ドニ]
- あ、ありがたいべ…!
そう言ってくれるとますます
頑張ろうって気になるべ…!▼
- [ネフェニー]
- デュッセル将軍…
その、これからも…▼
- [デュッセル]
- うむ、わしでよければ力となろう。
遠慮なく頼ってくれ。▼
- [ドニ]
- ふんっ! たあっ!▼
- [ネフェニー]
- せいっ…!▼
- [パオラ]
- えいっ、やあっ!▼
- [シャロン]
- えいえい! はいっ!▼
- [デュッセル]
- そうだ、踏み込みを意識するのだ。
腕の力だけではなく
身体でぶつかっていく感覚を忘れるな。▼
- [アルフォンス]
- おつかれさまです、デュッセル将軍。
今日も皆を指導されているのですね。▼
- [デュッセル]
- おお、アルフォンス王子か。
王子も槍を習ってみるかね?▼
- [アルフォンス]
- い、いえ、僕は今のところ
剣を修めるだけで精一杯で…!▼
しかし、日に日に教えを請う人が
増えていきますね。▼
- [デュッセル]
- うむ。ヴァイス・ブレイヴの面々は
やる気があって教え甲斐がある。▼
- [アルフォンス]
- 皆を導いていただき、大変助かっています。▼
若い英雄たちには
将軍が培ってこられた槍の技量が
生きた教科書に映るのでしょうね。▼
- [デュッセル]
- ……。
わしは祖国に背き
一度はすべてを失った…▼
祖国を支え続けるための信念も
未来への道筋も…なにもかもな。▼
しかし、エフラム王子やエイリーク王女を
はじめとする若き英雄が命を賭け
世界を救わんと奮戦する姿勢…▼
それがわしに、再び槍を握らせてくれた。
わしの役目は、まだ終わっておらぬとな。▼
- [アルフォンス]
- はい。デュッセル将軍は
今のアスク王国にとっても
必要な英雄だと強く感じます。▼
- [デュッセル]
- そう言ってくれると
わしの心にも張りが出る。▼
こうして若き英雄たちに
武の経験を伝えられるのは
まさに武人としての誉れ。▼
この世界に平和が訪れるまで
彼らを支え、礎となる覚悟だ。▼
かつて、ヴィガルド陛下から賜った
【黒曜石】の輝きに誓ってな!▼
蛍石 セライナ†
- [ミルラ]
- あ…セライナさん…!▼
- [セライナ]
- ミルラ。
君もアスク王国に来ていたのだな。▼
……。
あのとき…帝都前の戦いでは
すまないことをした。▼
君から竜石を取り上げ
返してやることができなかった…▼
- [ミルラ]
- い、いえ、こちらこそ…
セライナさんはいい人だったのに
助けてあげることができなくて…▼
エフラムも必死に
セライナさんを助けようと
してくれました。でも…▼
- [セライナ]
- 君が気に病むことはない。
私はヴィガルド陛下への忠義を果たし
君たちは自身の信念に従って戦った。▼
異なる正義がぶつかり合うこともある。
それが…戦争なのだ。▼
- [ミルラ]
- でも、でも…▼
- [セライナ]
- 私のために悲しんでくれるのか。
その言葉だけで、私は救われる。
ありがとう、ミルラ。▼
- [ミルラ]
- この国…アスク王国では
あんな悲しいことは
起こってほしくありません。▼
- [セライナ]
- そうだな…君の言うとおりだ。
だから私も、ここに呼ばれたのだろう。▼
これから私たちは共に戦う仲間だ。
よろしく頼む、ミルラ。▼
- [ミルラ]
- ど、どうしたら…
朝見たときには竜石は
ちゃんと入っていたんです…▼
- [セライナ]
- だとすると…
竜石を落としてから
それほど長くは経っていないな。▼
- [ファ]
- るーるーるるー♪
あれ?
ミルラ、どうしたのー?▼
- [ミルラ]
- ファ…。
セライナさん、この子は
私と同じ竜で、仲良しなんです。▼
- [ファ]
- ファっていうの!
よろしくねー!▼
- [セライナ]
- 私は帝国三騎【蛍石】のセライナ。
よろしく、ファ。▼
- [ファ]
- ほたるいし? セライナも
とくべつな石をもってるの?▼
- [セライナ]
- この蛍石は敬愛する
ヴィガルド陛下から賜った信頼の証。▼
そうだ、石…
今はミルラの竜石を!▼
- [ミルラ]
- そ、そうでした…
ファ。私は、竜石をどこかに
落としてしまったのです…▼
- [ファ]
- えーっ!? たいへん!
ファもいっしょにさがしてあげる!▼
ミルラとファは
だいのなかよしだもん!▼
- [ミルラ]
- ファ…ありがとう。▼
- [セライナ]
- ミルラ、君はアスク王国に来て
いい友達ができたのだな。▼
- [ミルラ]
- はい…。 あのとき
セライナさんが
私を逃がしてくれたおかげです。▼
- [セライナ]
- そう言ってもらえると
私も救われる。▼
- [ファ]
- よーし! それじゃ
ミルラのりゅうせきをさがしにいこー!▼
- [セライナ]
- ああ、一刻も早く見つけないとな。▼
- [ミルラ]
- ここにもない…
竜石、どこにいったのでしょう?▼
- [セライナ]
- もしや、誰かが拾って
持ち去ってしまったのだろうか。▼
- [ファ]
- あ、そうだ!
ちょっとまってて。
おともだち呼んでくるー。▼
(暗転)
- [ファ]
- おまたせ! つれてきたよー!▼
- [キヌ]
- あ、ミルラだ!
今日はなにして遊ぶの?▼
- [ベロア]
- 部屋で宝物を眺めて
過ごしたかったのですが…▼
- [ミルラ]
- セライナさん、キヌとベロアです。
彼女たちも私のお友だちなんです。▼
- [セライナ]
- セライナだ、よろしく。
その耳と尻尾は…本物なのか?▼
- [キヌ]
- いいでしょ、ふわふわの耳としっぽ!
アタシは妖狐…狐に化身できるの。
ベロアはガルー、狼に化身できるんだよ。▼
- [セライナ]
- ミルラのように、
君たちも姿を変えられるのか…
驚くべきことだ…▼
- [ベロア]
- で、わたしたちはなにを?▼
- [ファ]
- あのね、ミルラが
いしをおとしちゃったの。▼
それでね、キヌとベロアに
さがすのてつだってほしいなって。▼
- [キヌ]
- 探し物! 任せて!
ベロアはとーっても鼻がいいんだよ!▼
- [ベロア]
- 面倒くさいのは嫌ですが…
お友達が困っているなら仕方がありません。
協力しましょう。▼
- [ミルラ]
- ありがとうございます。▼
- [キヌ]
- それじゃさっそく
竜石さがしにしゅっぱーつ!▼
(暗転)
- [ベロア]
- くんくん…くんくん…▼
こちらから…ミルラと
同じ匂いがしますね。▼
- [ミルラ]
- お城の奥まで来てしまいました…
こんなところに
私の竜石があるのでしょうか。▼
- [キヌ]
- でも、こっちのほうから
ミルラのにおいがするよ?▼
- [ベロア]
- くんくん…くんくんくん…
近いですね。▼
- [セライナ]
- むっ、待て!
廊下の突き当たりに誰かいるぞ!▼
- [ファ]
- あーっ! 見て!
あの人、ミルラの
りゅうせきもってるー!▼
- [ヘルビンディ]
- ん? なんだぁ、てめーら…?▼
- [ヘルビンディ]
- ちっこいのがゾロゾロと…
俺になんの用だ?▼
- [ファ]
- この人、しってる!
まえにたたかった…
むすぺるのわるい人!▼
- [ミルラ]
- 石を返してください。
お願い…なんでもしますから…▼
- [セライナ]
- その竜石はこの子の持ち物。
返してもらえないか。
もし断ると言うのなら…▼
- [ヘルビンディ]
- お、おいおい、ちょっと待て!
なんか勘違いしてるだろ。
今の俺はてめーらの敵じゃねえ。▼
てめーらみてえに、
俺も召喚されて
力を貸してやってんだよ。▼
- [セライナ]
- なんと…敵ではないのか?▼
- [ヘルビンディ]
- この石ころ、
さっき中庭で拾ったせいで、
落とした奴を探す羽目になっちまったが…▼
ほらよ、もう落とすんじゃねーぞ。▼
- [ミルラ]
- あ、ありがとう…ございます。
拾ってくれたのに疑ってしまって…
ごめんなさい。▼
ヘルビンディさん。
あなたも、いい人なのですね。▼
- [ファ]
- わーいわーい。
かおこわいけど、いい人!▼
- [ヘルビンディ]
- うるせーぞ!
ったく、これだからクソガキを
相手にすんのは面倒なんだよ!▼
- [キヌ]
- 行っちゃった。でも…
なんだかうれしそうだったよ?▼
- [ベロア]
- もふもふじゃなくてゴツゴツだけど
悪い人じゃなさそうです。▼
- [セライナ]
- よかったな、ミルラ。
それに…みんなも探すのを
手伝ってくれてありがとう。▼
- [ファ]
- だって、おともだちだもん!▼
- [ミルラ]
- ありがとう、みんな。
もうなくさないように気をつけます。▼
- [セライナ]
- ……。
ミルラ…私も君の
友人になれるだろうか?▼
- [ミルラ]
- もちろんです…
私のほうこそ、セライナさんに
お友達になってほしいです。▼
- [ファ]
- ミルラのおともだちは
ファのおともだち!▼
- [キヌ]
- じゃあじゃあ!
今度、お城の裏山に
遊びにいこうねー!▼
- [ベロア]
- セライナからはいい匂いがします。
今度、わたしの宝物を見せてあげましょう。▼
- [セライナ]
- ああ、こちらこそよろしく頼む…▼
コメント†
Last-modified: 2021-04-08 (木) 12:53:16