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章別会話
外伝89 女王に捧ぐ風†
1節 騒がしい客人たち†
オープニング†
- [ダグ]
- うぎゃーっ! ぺっ、ぺっぺっ!!
何だよこの砂嵐は!
口ん中に趙砂入るじゃん!▼
- [カゲロウ]
- この風の部族の村の烈風城は
暴風と砂嵐に守られているからな。▼
- [オロチ]
- なれないよそ者には辛かろうが、
文句を言うてもせんないことじゃ。▼
- [カチュア]
- 風の部族の村というだけあって
本当にいい風が吹いているわね。
ペガサスに乗って飛んだら気持ちよさそう…▼
- [ダグ]
- ほんとだ! よしカチュア、
一緒に凧ちゃん揚げて遊ぼ~☆▼
- [カチュア]
- え? あ、待って! ダグ王女!▼
- [オロチ]
- やれやれ…
騒がしい客人たちじゃのう。▼
しかしこの白夜王国の祭りに
異界の民まで参加してくれるとなれば、
ミコト様もきっとお喜びであろう。▼
- [カゲロウ]
- ああ。楽しいこと、賑やかなことが
大好きな方だった。▼
- [オロチ]
- それは皆の喜ぶ顔が見られるからじゃ。
本当に民思いの良き女王であらせられた…▼
- [カゲロウ]
- おい、しんみりするな。
せっかくの祭りなのに。▼
- [オロチ]
- わかっておるわ。▼
じゃが、この賑やかな様子を
ミコト様に見ていただけぬのが
つくづく惜しゅうてのう…▼
- (暗転)
- [ダグ]
- …ありゃ? オロチの髪にこの風車を
こっそりぶっ差しちゃおうと思って
戻ってきたら…▼
何やら邪魔しちゃいけない雰囲気?▼
- [カチュア]
- ミコト様…。たしか、
白夜王国の女王だった方よ。
今はもう…▼
- [ダグ]
- そっかあ…。
カゲロウたちにもいろいろあるんだね。▼
うーん、でもお祭りはみんなで
楽しみたいじゃん?
元気出してくんないかなあ…▼
- (場面転換。戦闘マップへ)
- [クロード]
- あっそれ!
お前らが持ってたのか。▼
その風車、俺のなんだ。
捜してたんだよ。▼
- [ダグ]
- ありゃそうなの?
その辺に落っこちてたよ。
じゃ返すわ、はい。▼
- [クロード]
- よければ、その手をもう少し
下ろしてくれると嬉しいんだが。
巨人族の姉さん。▼
- [カチュア]
- ダグ王女…!
クロードの目が笑ってないわよ。
ちゃんと返してあげて!▼
クリア後†
- [カチュア]
- もう、ダグ王女ったら…
ごめんなさい、クロード。▼
- [クロード]
- 何でカチュアが謝るんだ?
別に怒っちゃいないさ。
大会では絶対負けないけどな。▼
- [カチュア]
- ほ、本当に怒ってない…?▼
2節 女王の素顔†
オープニング†
- [フウガ]
- どうした、お前たち。
元気がないではないか。
風の部族の祭りは性に合わぬか。▼
- [オロチ]
- フウガ様…! とんでもない。
ただ、ミコト様のことを
思い出してしまっただけじゃ。▼
- [フウガ]
- そうか。
私もスメラギを通して交流があったが、
素晴らしい方だった。▼
ただ少々…▼
- [オロチ]
- …少々、抜けている?▼
- [フウガ]
- うむ…。
女王に対して不敬ではあるが…▼
- [オロチ]
- ふふ…大丈夫じゃ。
そのようなことを気にされる方ではない。▼
なあ、フウガ様。
よかったらそなたが知っている
ミコト様の話を聞かせてくれぬか?▼
クリア後†
- [オロチ]
- うぷぷ…、うはははは!
そ、そんな…砂嵐に目をやられて
フウガ様をスメラギ様と間違えるなど……▼
- [カゲロウ]
- …くっ…、ふふっ…▼
- [フウガ]
- うむ、ふたりともいい笑顔だ。
その方がミコト様もお喜びになるぞ。▼
3節 空から見えるように†
オープニング†
- [オロチ]
- はあ、笑った笑った。
何やらすっきりしたのう。▼
- [カゲロウ]
- ああ、気持ちを切り替えて
祭りを楽しめそうだ。▼
- [ダグ]
- ありゃ?
なんだよー、ちょっと見ない間に
今度は妙に楽しそうじゃん。▼
- [カチュア]
- ふたりが元気になって
よかったじゃない。▼
- [クロード]
- さて、祭りの余興とはいえ
手は抜かないからな。▼
- [フウガ]
- 風の部族の長として
無様な姿を見せるわけにはいかん。
いくぞ!▼
クリア後†
- (場面転換。会話シーンへ)
- [オロチ]
- ふふふ…
やったぞ、我らの優勝じゃ!▼
- [カゲロウ]
- これでミコト様にも顔向けできるな。▼
- [オロチ]
- ああ。ミコト様…
我らの雄姿を見てくださった
じゃろうか…▼
- [ダグ]
- 見てくださったじゃろうか…
じゃなーーーい!▼
そんな受け身でどうする!?
こっちから見せに行くんだよ!!▼
- [オロチ]
- ダ、ダグ王女?
そなた、何を言うておる?▼
- [ダグ]
- 何って、優勝パレードのことだよん☆▼
ひとりはあたしが肩車するから、
ひとりはカチュアのペガサスに
乗せてもらってね。さあさあ!▼
- [カゲロウ]
- 肩車!? 待ってくれ。
私たちは別にそんなことは…▼
- [カチュア]
- 確かにダグ王女はちょっと強引だけど…
少しでもミコト様に近いところにって
ことなんだと思うわ。▼
よかったら飛んでみない?
風が気持ちいいわよ。▼
- [オロチ]
- そ、そうか…
そういうことなら…▼
- [ダグ]
- じゃあ決まりね。よいしょー!▼
- [オロチ]
- うわっ…!
た、高いのう…!▼
- [ダグ]
- みんな、ちゅうもーく!
見事優勝したカゲロウとオロチが
パレードするよー!!▼
- [オロチ]
- おお…!
みんな笑顔で我らを見ておる…▼
- [カゲロウ]
- しょ、少々恥ずかしいが、
そうか…これはミコト様が
いつも見ていた光景…▼
- [オロチ]
- ああ、そうじゃ。
昔、民の前に立つミコト様のお傍で
よく見た光景じゃ。▼
ミコト様は…
きっと今も我らの傍に…▼
- [カゲロウ]
- 二人とも…礼を言う。
あなたたちのおかげで
ミコト様をお傍に感じることができた。▼
- [カチュア]
- ふふっ、よかった。
もしまた空を飛びたいときは
いつでも言ってちょうだい。▼
- [ダグ]
- へへっ…
よし、最後はド派手にいくよ!
広場までダッシュだーーーー!!▼
- [オロチ]
- ぎっ…!?
ぎゃーーーーっ!!??▼
コメント†
Last-modified: 2023-10-05 (木) 06:34:54